JP2015113969A - ケージ&ローラ - Google Patents
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Description
(1) 転動体である複数のニードルと、
軸方向に間隔を開けて設けられた円環状の1対のリム部と、該両リム部間に円周方向に間隔を開けて配置された複数の柱部とを備え、円周方向に隣り合う柱部と両リム部とによりそれぞれ画成される複数のポケットで複数のニードルを回動自在に保持する樹脂製の保持器と、
を備え、内周面にニードルの軌道面を構成する支持孔を有する外輪相当部材に装着可能なケージ&ローラであって、
保持器の少なくとも一方のリム部の外周面は、外輪相当部材の支持孔に挿入する際には弾性変形して縮径し、挿入後には弾性復帰して外輪相当部材と係合して、外輪相当部材に対して保持器の軸方向位置を位置決めする係合突起部を備えることを特徴とするケージ&ローラ。
(2) 保持器の他方のリム部の外周面には、外輪相当部材の側面に当接可能な鍔部を備えることを特徴とする(1)に記載のケージ&ローラ。
(3) 係合突起部は、リム部の外周面の全周または周方向の一部に形成されることを特徴とする(1)又は(2)に記載のケージ&ローラ。
(4) 転動体である複数のニードルと、
軸方向に間隔を開けて設けられた円環状の1対のリム部と、該両リム部間に円周方向に間隔を開けて配置された複数の柱部とを備え、円周方向に隣り合う柱部と両リム部とによりそれぞれ画成される複数のポケットで複数のニードルを回動自在に保持する樹脂製の保持器と、
を備え、内周面にニードルの軌道面を構成する支持孔を有する外輪相当部材に装着可能なケージ&ローラであって、
保持器は、同一形状に形成された略半円筒形状の一対の保持器素子によって構成され、
一対の保持器素子は、その周方向両端面から周方向に突出する一対の係合突起部を有する第1リム部と、その周方向両端面に係合突起部と係合可能な一対の被係合部、及び外輪相当部材の側面に当接または対向可能な鍔部を有する第2リム部と、該第1及び第2リム部間に円周方向に間隔を開けて配置された複数の柱部と、を備え、
保持器は、係合突起部と被係合部とを係合させ、一対の保持器素子の一方の第1リム部と一対の保持器素子の他方の第2リム部、及び、一対の保持器素子の他方の第1リム部と一対の保持器素子の一方の第2リム部によって一対のリム部をそれぞれ構成することで、円筒形状に形成され、
一対の保持器素子の鍔部は、外輪相当部材の両側面にそれぞれ当接または対向することを特徴とするケージ&ローラ。
(5) 被係合部は、鍔部を周方向両端面から円周方向に離間させることで形成される段差部の軸方向側面によって構成され、
第1リム部の軸方向側面と第2リム部の軸方向側面とが面一となることを特徴とする(4)に記載のケージ&ローラ。
まず、図1を参照して、本発明に係るケージ&ローラ30が、ロッカーアーム4の支持孔(回転支持部)4aに装着されたカムフォロア装置1について説明する。
更に、係合突起部44は、リム部41の外周面41aの全周に亘って形成されるため、より一層確実に軸方向位置が位置決めされる。
なお、本実施形態において、係合突起部44は、リム部41の全周に亘って形成されていたが、周方向の一部に形成されてもよく、また、周方向に複数形成されてもよい。
次に、図6及び図7を参照して、本発明に係るケージ&ローラ30の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
その他の構成及び作用効果については、上記第1実施形態と同様である。
なお、本実施形態では、係合突起部は、周方向に1箇所形成される構成であるが、周方向に複数設けられてもよく、全周に亘って形成されてもよい。
次に、図8及び図9を参照して、本発明に係るケージ&ローラ30の第3実施形態について説明する。本実施形態の保持器40の一方のリム部41Aには、軸方向端面から軸方向内側に向かって次第に拡径する円錐状の傾斜面44cと、傾斜面44cの軸方向内側から径方向に沿った垂直壁44dとにより係合突起部44が設けられている。また、他方のリム部41Bには、軸方向端面において径方向外方に延びる鍔部46が設けられている。
その他の構成及び作用効果については、上記第1実施形態と同様である。
次に、図10から図12を参照して、本発明に係るケージ&ローラ30の第4実施形態について説明する。図10は一対の保持器素子が組み合わされて構成される保持器の斜視図、図11はケージ&ローラがロッカーアーム(外輪相当部材)に組み込まれた状態を示す図、図12はケージ&ローラをロッカーアームに組み込む手順を示す説明図である。
なお、本実施形態においても、予め、保持器40をロッカーアーム4の支持孔4aに組み付けておき、この保持器40のポケット53内にニードル31を組み付けてもよいし、或いは、予め、ニードル31がポケット53内に組み付けられた保持器40を、ロッカーアーム4の支持孔4aに組み付けてもよい。
次に、図13及び図14を参照して、本発明に係るケージ&ローラ30の第5実施形態について説明する。
その他の構成及び作用効果については、上記第4実施形態と同様である。
例えば、ケージ&ローラ30を組み込む相手部材は、ロッカーアーム4に限定されず、ケージ&ローラ30の軸方向位置を規制するための案内部を有しない外輪やハウジングなどに対しても同様に適用することができる。
4a 支持孔
4b 軌道面
4f,4g 側面
30 ケージ&ローラ
31 ニードル(転動体)
40 保持器
41,41A,41B リム部
41a 外周面
42,52 柱部
43,53 ポケット
44,54 係合突起部
46,56 鍔部
50A,50B 保持器素子
51A 第1リム部
51B 第2リム部
55 周方向端面
57 被係合部
Claims (5)
- 転動体である複数のニードルと、
軸方向に間隔を開けて設けられた円環状の1対のリム部と、該両リム部間に円周方向に間隔を開けて配置された複数の柱部とを備え、円周方向に隣り合う前記柱部と前記両リム部とによりそれぞれ画成される複数のポケットで前記複数のニードルを回動自在に保持する樹脂製の保持器と、
を備え、内周面に前記ニードルの軌道面を構成する支持孔を有する外輪相当部材に装着可能なケージ&ローラであって、
前記保持器の少なくとも一方の前記リム部の外周面は、前記外輪相当部材の支持孔に挿入する際には弾性変形して縮径し、挿入後には弾性復帰して前記外輪相当部材と係合して、前記外輪相当部材に対して前記保持器の軸方向位置を位置決めする係合突起部を備えることを特徴とするケージ&ローラ。 - 前記保持器の他方の前記リム部の外周面には、前記外輪相当部材の側面に当接可能な鍔部を備えることを特徴とする請求項1に記載のケージ&ローラ。
- 前記係合突起部は、前記リム部の外周面の全周または周方向の一部に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のケージ&ローラ。
- 転動体である複数のニードルと、
軸方向に間隔を開けて設けられた円環状の1対のリム部と、該両リム部間に円周方向に間隔を開けて配置された複数の柱部とを備え、円周方向に隣り合う前記柱部と前記両リム部とによりそれぞれ画成される複数のポケットで前記複数のニードルを回動自在に保持する樹脂製の保持器と、
を備え、内周面に前記ニードルの軌道面を構成する支持孔を有する外輪相当部材に装着可能なケージ&ローラであって、
前記保持器は、同一形状に形成された略半円筒形状の一対の保持器素子によって構成され、
前記一対の保持器素子は、その周方向両端面から周方向に突出する一対の係合突起部を有する第1リム部と、その周方向両端面に前記係合突起部と係合可能な一対の被係合部、及び前記外輪相当部材の側面に当接または対向可能な鍔部を有する第2リム部と、該第1及び第2リム部間に円周方向に間隔を開けて配置された複数の柱部と、を備え、
前記保持器は、前記係合突起部と前記被係合部とを係合させ、前記一対の保持器素子の一方の前記第1リム部と前記一対の保持器素子の他方の前記第2リム部、及び前記一対の保持器素子の他方の前記第1リム部と前記一対の保持器素子の一方の前記第2リム部によって一対のリム部をそれぞれ構成することで、円筒形状に形成され、
前記一対の保持器素子の前記鍔部は、前記外輪相当部材の両側面にそれぞれ当接または対向することを特徴とするケージ&ローラ。 - 前記被係合部は、前記鍔部を前記周方向両端面から円周方向に離間させることで形成される段差部の軸方向側面によって構成され、
前記第1リム部の軸方向側面と前記第2リム部の軸方向側面とが面一となることを特徴とする請求項4に記載のケージ&ローラ。
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