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JP2015189286A - クルーズコントロール装置 - Google Patents

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JP2015189286A JP2014066644A JP2014066644A JP2015189286A JP 2015189286 A JP2015189286 A JP 2015189286A JP 2014066644 A JP2014066644 A JP 2014066644A JP 2014066644 A JP2014066644 A JP 2014066644A JP 2015189286 A JP2015189286 A JP 2015189286A
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Abstract

【課題】クルーズコントロールによる走行中に走行抵抗が増加した場合であっても、エンジン回転数が急激に増加せず、運転者に不快感を与えないようにする。【解決手段】オートクルコン部22は、セット車速Vsに基づいて設定した目標車速Tvと自車速Vとに基づいて目標加速度Taを設定し、この目標加速度Taに基づいてエンジン制御部23で読込む目標トルクTTqとCVT制御部24で読込むCVT3のプライマリ軸の回転数Npを制御する目標回転数TNpとを設定する目標制御値演算部22A、及びこの目標加速度Taに乗算する回転数ゲインGNを設定するゲイン演算部22Bを有する。この回転数ゲインGNは、ゲイン算出用目標車速TGvと自車速Vとに基づいて設定したゲイン算出用目標馬力TGPsと自車速Vとからゲイン算出用目標回転数マップを参照して設定されるゲイン算出用目標回転数TGNpに基づいて設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、クルーズコントロールでの走行中に登坂路走行等で走行抵抗が増加した場合であっても、自動変速機の入力軸回転数の上昇を抑制して、運転者に与える不快感を軽減するクルーズコントロール装置に関する。
一般に、この種のクルーズコントロール装置では、運転者の設定した車速(セット車速)と自車両の速度との差(速度差)に応じてエンジンの目標トルク及び、自動変速機の入力軸の目標回転数を設定し、これによりエンジン出力、及び自動変速機の変速比を制御することで、自車両の速度(自車速)がセット車速に基づいて設定した目標車速に収束するように制御している。
又、クルーズコントロールによる走行中に、登坂路のような走行負荷の大きい路面にさしかかり、車速が低下すると、クルーズコントロール装置では、自車速を直ちに目標車速に到達させるべく、エンジン制御ではスロットル弁開度を大きくしてエンジン出力を増加させ、一方、変速制御では変速比をダウンシフトさせてトルクアップを図り、これにより加速させることで自車速の落ち込みを防止するようにしている。
この場合、排気量が比較的大きなエンジンを搭載する車両(以下、「高排気量車」と称する)では、走行抵抗が増加してもスロットル弁の開度を開き、エンジントルクを増大させることで、自動変速機の変速比を大きくシフトダウさせることなく自車速を目標車速へ比較的容易に収束させることができる。
これに対し、低排気量のエンジンを搭載する車両(以下「低排気量車」と称する)が、登坂路走行において高排気量エンジンを搭載する車両と同等の加速度を得ようとした場合、当然、エンジン回転数を上昇させると共に変速比を大きくダウンシフトさせる必要がある。しかし、このような急加速は、振動、騒音が増大し、乗り心地が悪化するため、不快感を覚える運転者も多い。
この対策として、例えば、特許文献1(特開2010−209983号公報)に開示されているように、走行抵抗が所定しきい値を超えた場合はエンジン回転数の上昇を抑制し、自動変速機の変速比のダウンシフト量を抑制すれば、運転者に不快感を与えないようにすることが可能となる。
特開2010−209983号公報
ところで、クルーズコントロール装置では、ある時定数を有して自車速を目標車速に追従させることで、走行に伴う車両の振動等により車速センサ等から取り込まれるノイズを除去し、なめらかな制御性を得ることができるようにしている。そのため、上述した文献に開示されているように、走行抵抗が所定しきい値を越えた場合、一律にエンジン回転数の上昇を抑制してしまうと、車速が増加せず、逆に加速不足感を運転者に与えてしまう不都合が生じる。
本発明は、上記事情に鑑み、クルーズコントロールによる走行中に走行抵抗が増加した場合であっても、自動変速機入力軸の回転数が急激に増加して運転者に不快感を与えることがないばかりか、運転者に加速不足感を与えることもなく、良好な乗り心地を得ることのできるクルーズコントロール装置を提供することを目的とする。
本発明は、先行車の速度と自車両の速度との相対速度或いはセット車速に基づいて目標車速を設定する目標車速演算手段と、前記目標車速と前記自車両の速度とに基づいて該自車両の速度を該目標車速に収束させる目標加速度を設定する目標加速度演算手段と、前記目標加速度に基づいてエンジン制御手段を制御する目標トルクを設定する目標トルク演算手段と、前記目標加速度に基づいて自動変速機の入力軸の回転数を制御する目標回転数を設定する目標回転数演算手段とを備えるクルーズコントロール装置において、前記目標加速度を制限するゲインを設定するゲイン演算手段を有し、前記ゲイン演算手段は、前記目標車速と前記自車両の速度とに基づいてゲイン算出用目標馬力を設定するゲイン算出用目標馬力演算手段と、前記ゲイン算出用目標馬力と前記自車両の速度とから等馬力線に基づいてゲイン算出用目標回転数を設定するゲイン算出用目標回転数演算手段と、前記ゲイン算出用目標回転数に基づき、前記目標加速度に付与する回転数ゲインを設定する回転数ゲイン演算手段とを備える。
本発明によれば、目標車速と自車両の速度とに基づいて設定したゲイン算出用目標馬力と自車両の速度とから等馬力線に基づいて設定されているゲイン算出用目標回転数マップを参照して、ゲイン算出用目標回転数を設定し、このゲイン算出用目標回転数に基づき回転数ゲインを設定し、この回転数ゲインを、クルーズコントロールによる走行の際に設定される目標加速度に付与したので、クルーズコントロールによる走行中に走行抵抗が増加した場合であっても、目標加速度に基づいて設定されるエンジン回転数が急激に増加せず、運転者に不快感与えることがなくなる。又、目標加速度にゲイン回転数を付与しているだけであるため、自動変速機入力軸の目標回転数が一律に抑制されるがなく、そのため、運転者に加速不足感を与えることがなく、良好な乗り心地を得ることができる。
クルーズコントロール装置により制御される車両駆動系の概略構成図 クルーズコントロール部の構成を示す機能ブロック図(その1) クルーズコントロール部の構成を示す機能ブロック図(その2) 目標回転数マップの概念図 ゲイン算出用目標回転数マップの概念図 回転数ゲインテーブルの概念図 走行抵抗が増加した際のクルーズコントロールによる車両挙動を示し、(a)は車速の変化を示すタイムチャート、(b)は自動変速機入力軸回転数の変化を示すタイムチャート、(c)は車両の登坂路走行状態を示すタイムチャート
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。図1の符号1は自車両に搭載されているエンジンで、このエンジン1の出力側に、トルクコンバータ2、自動変速機の一例である無段変速機(CVT)3からなる自動変速装置4が連設されている。
エンジン1からの出力は、トルクコンバータ2の流体或いは、このトルクコンバータ2に設けられているロックアップクラッチ2aを介してCVT3に伝達され、このCVT3で所定の変速比に変速された後、この駆動力が出力軸5から後輪或いは前輪等の駆動輪側へ伝達される。
又、エンジン1の吸気ポート(図示せず)に連通する吸気通路6の中途にスロットル弁7が介装されている。このスロットル弁7は、ステッピングモータ等からなるスロットルモータ8に連設されており、このスロットルモータ8が後述するエンジン制御部23からの駆動信号で駆動されて弁開度が制御される。
又、CVT3にコントロールバルブユニット3aが併設されている。このコントロールバルブユニット3aは、CVT3に内装されている変速機構を変速動作させるものであり、後述するCVT制御部24からの変速信号(油圧信号)に従い、CVT3のプライマリプーリとセカンダリプーリとに印加する油圧を調圧して、所望の変速比を得るようにする。尚、CVT3の変速機構としては、ベルト式、チェーン式、トロイダル式等、種々のものが知られているが、本実施形態では、プライマリプーリとセカンダリプーリとを有するベルト式或いはチェーン式の変速機構を、その一例に掲げて説明する。
又、符号21は、エンジン制御装置(ECU)であり、周知のCPU、ROM、RAM等を備えたマイクロコンピュータを主体に構成されている。このECU21には、クルーズコントロール時の走行状態を制御する機能として、クルーズコントロール(クルコン)手段の一例であるオートクルコン部22、エンジン制御手段としてのエンジン制御部23が備えられている。
又、符号21は、車両の走行状態を制御する電子制御ユニット(ECU)であり、周知のCPU、ROM、RAM等を備えたマイクロコンピュータを主体に構成されている。このECU21には、クルーズコントロール(以下、「クルコン」と略称する)時の走行状態を制御する機能として、クルコン手段としてのオートクルコン部22、エンジン制御手段としてのエンジン制御部23、変速制御手段としてのCVT制御部24が備えられている。
このオートクルコン部22には、クルコン操作スイッチ26、先行車情報検出部27、車速検出部28、CVT変速比検出部29が接続されている。クルコン操作スイッチ26はステアリングハンドル付近に配設されており、クルコンON/OFFスイッチ及び車速設定スイッチを備えている。又、先行車情報検出部27は、先行車情報として、先行車の速度と自車両の速度(自車速)Vとの相対速度Vm、及び車間距離Lmを検出するものである。すなわち、この先行車情報検出部27は、ステレオカメラや単眼カメラ、或いはミリ波レーダや赤外線レーザレーダ等の前方認識装置を有し、この前方認識装置から得られた自車両前方の情報に基づき、自車両の直前を走行する先行車を認識し、この先行車と自車両との車間距離Lmを求め、更に、この車間距離Lmの時間的変化から自車両との相対速度Vmを求める。
又、車速検出部28は、前後左右の各輪にそれぞれ設けられている車輪速センサで検出した車輪速の平均値から自車速Vを検出する。尚、この自車速Vは周知の車速センサで検出するようにしても良い。
更に、CVT変速比検出部29は、CVT3に設けられているプライマリプーリを軸支するプライマリ軸とセカンダリプーリを軸支するセカンダリ軸とに配設されているプライマリ回転数センサとセカンダリ回転数センサで検出したプライマリ軸の回転数(以下、「プライマリ回転数」と称する)Npとセカンダリ軸の回転数Nsとの比からCVT3の変速比ε(=Ns/Np)を算出する。
そして、オートクルコン部22は、これらの入力されたパラメータに基づき、エンジンの目標トルクTTq、及びCVT3の入力軸であるプライマリ軸の目標回転数TNpを求める。
エンジン制御部23は、オートクルコン部22で求めた目標トルクTTqに基づき目標スロットル開度Tθαを設定し、この目標スロットル開度Tθαに基づきスロットルモータ8を駆動させて、スロットル弁7の開度が目標スロットル開度Tθαに収束するようにフィードバック制御する。一方、CVT制御部24は、プライマリプーリとセカンダリプーリとの巻き掛け径を、反比例に可変設定して、変速比εを制御し、プライマリ回転数がオートクルコン部22で求めた目標回転数TNpとなるようにフィードバック制御する。
上述したパラメータに基づいて目標トルクTTqと目標回転数TNpとを求めるオートクルコン部22の機能構成を、図2、図3に示す。このオートクルコン部22は、図2に示す目標制御値演算部22Aと、図3に示すゲイン演算手段としてのゲイン演算部22Bとを備えている。
目標制御値演算部22Aは、目標車速演算手段としての目標車速演算部31、目標加速度演算手段としての目標加速度演算部32、実加速度演算部33、目標駆動力演算部34、目標トルク演算手段としての目標トルク演算部35、目標トルクフィルタ処理部36、目標馬力演算部37、目標回転数演算手段としての目標回転数演算部38、目標回転数フィルタ処理部39を有している。尚、目標トルクフィルタ処理部36、及び目標回転数フィルタ処理部39が、本発明の第1フィルタ処理手段に対応している。
一方、ゲイン演算部22Bは、目標加速度演算部32で設定される目標加速度Taを制限するゲインGNを設定するものであり、ゲイン算出用目標車速演算部41、ゲイン算出用目標加速度演算部42、ゲイン算出用目標駆動力演算部43、ゲイン算出用目標馬力演算手段としてのゲイン算出用目標馬力演算部44、ゲイン算出用目標回転数演算手段としてのゲイン算出用目標回転数演算部45、ゲイン算出用目標回転数フィルタ処理部46、回転数ゲイン演算手段としての回転数ゲイン演算部47を備えている。尚、ゲイン算出用目標回転数フィルタ処理部46が、本発明の第2フィルタ処理手段に対応している。
次に、オートクルコン部22を構成する目標制御値演算部22A、及びゲイン演算部22Bで実行される演算処理について説明する。
運転者が自車両を運転している際に、ステアリングハンドル付近に配設されているクルコン操作スイッチ26をONすると、自車両の走行状態がオートクルーズモードとなり、目標制御値演算部22Aの目標車速演算部31は、予め設定されているセット車速Vs、或いは新たに設定したセット車速Vsを読込み、これを目標車速Tvとして設定する。又、その際、先行車情報検出部27の先行車情報を読込み、先行車が補足されている場合、その先行車に対する相対速度Vm、及び車間距離Lmを読込み、先行車の速度が自車速Vよりも遅い場合、車間距離Lmが予め設定されている目標車間距離に達するまでセット車速Vsを維持し、目標車間距離に達した場合、相対速度Vmが0となる目標車速Tvを設定する。
目標加速度演算部32は、自車速Vを目標車速Tvに収束させるための目標加速度Taを設定するもので、目標車速Tvと自車速Vと後述する回転数ゲインGNとを読み込み、目標加速度Taと自車速Vとの速度差ΔVを時間微分し、更に、その値に回転数ゲインGNを乗算して目標加速度Taを求める。又、実加速度演算部33は自車速Vの時間微分から実加速度aを算出する。尚、目標加速度演算部32で読込む回転数ゲインGNは、図3に示すゲイン演算部22Bで設定されるが、後述するように、この回転数ゲインGNは所定目標回転数以下では100[%]に設定されるものであるため、ここでは、便宜的にG=100[%]として説明し、ゲイン演算部22Bで実行される処理の詳細は後述する。
目標駆動力演算部34は、駆動力フィードフォワード成分F_Ffと駆動力フィードバック成分F_Fbとを求め、両成分F_Ff,F_Fbを加算して目標駆動力TFを求める。すなわち、駆動力フィードフォワード成分F_Ffは目標加速度Taと車両重量とに基づき、
F_Ff=Ta・車両重量+走行抵抗…(1)
から求める。この車両重量は予め設定されている車両固有の固定値である。走行抵抗は、空気抵抗、転がり抵抗、勾配抵抗、加速抵抗の総和であり、空気抵抗や転がり抵抗は、車両諸元やシミュレーション等に基づいて予め求めることができる。又、勾配抵抗は、
勾配抵抗=車両重量・sinθ…(2)
から求めることができる。尚、θは路面勾配であり、傾斜センサや前後Gセンサ等の出力置に基づいて設定する。
又、加速抵抗は実加速度aに基づき、
加速抵抗=(a/g)・(車両重量+Δw)…(3)
から求めることができる。ここで、gは重力加速度、Δwは駆動機構の回転部分の等価慣性重量である。従って、重力加速度、車両重量、及び等価慣性重量を固定値とした場合、加速抵抗は実加速度aに基づいて求めることができる。
一方、駆動力フィードバック成分F_Fbは、目標加速度Taと実加速度aとの差分からPID制御等により求め、これにより、実加速度aが目標加速度Taに収束するような駆動力フィードバック成分F_Fbを設定する。
そして、この両成分F_Ff,F_Fbを加算して目標駆動力TFを求める。この目標駆動力TFは、目標トルク演算部35と目標馬力演算部37とで読込まれる。
目標トルク演算部35では、目標駆動力TFとCVT変速比εとを読み込み、次式から目標トルクTTqを算出する。
TTq=TF・rd/(ε・i・ηt)…(4)
ここで、rdは駆動輪のタイヤ有効半径、iは終減速比、ηtは動力伝達効率である。したがって、これらを固定値と考えれば、目標駆動力TFを変速εで除算することで、目標トルクTTqを求めることができる。
この目標トルクTTqは、目標トルクフィルタ処理部36において、第1時定数Tiの伝達関数によりフィルタ処理され、
TTq←TTq/(1+Ti・s)…(5)
エンジン制御部23へ出力される。この第1時定数Tiは、走行に伴う車両の振動等により各種センサ類から取り込まれるノイズを除去し、なめらかな制御性を得るために設定されているもので、比較的遅い応答特性に設定されている。尚、sはラプラス演算子である。
すると、エンジン制御部23では、入力された目標トルクTTqと、図示しないエンジン回転数センサで検出したエンジン回転数とに基づき、演算式、或いはマップ参照によりスロットル弁7の開度を設定し、対応する駆動信号をスロットルモータ8へ出力して、スロットル弁7を所定に開弁させる。
一方、目標馬力演算部37では、目標駆動力TFに自車速Vを乗算して、目標馬力TPsを求める(TPs=TF・V)。この目標馬力TPsは目標回転数演算部38で読込まれる。
目標回転数演算部38では、目標トルク演算部35で求めた目標トルクTTqと目標馬力TPsとに基づき、CVT3のプライマリ回転数を設定する目標回転数TNpを、図4に示す目標回転数マップを参照して設定する。尚、ロックアップ時はエンジン回転数とプライマリ回転数とがほぼ同一となるため、目標回転数TNpは、エンジンの目標回転数とほぼ同一となる。
又、馬力は、
馬力=回転数・トルク
で表されるため、図4に示す目標回転数マップには目標馬力TPs毎に目標トルクTTqと目標回転数TNpとの関係が設定されている。従って、この目標回転数TNpは演算式から求めるようにしても良い。
この目標回転数TNpは、目標回転数フィルタ処理部39において、第1時定数Tiの伝達関数によりフィルタ処理され、
TNp←TNp/(1+Ti・s)…(6)
CVT制御部24へ出力される。
すると、CVT制御部24では、入力された目標回転数TNpと自車速Vとに基づき、目標変速比を求め、現在の変速比が目標変速比に到達するように、所定タイミングでダウンシフト、或いはアップシフトによる変速制御を行う。
ところで、上述した目標制御値演算部22Aでは、目標加速度演算部32で設定する目標加速度Taを、目標車速Tvと自車速Vとの差分に応じて設定し、この目標加速度Taに実際の加速度aを到達させるべく、ある時定数でエンジン制御、及びCVT変速制御を行う。その際、実加速度aを目標加速度Taに到達させるためには、勾配抵抗、車両重量、及び加速度によって必要とする目標駆動力TFが変化する。
そのため、例えば、低排気量車がオートクルーズモードで走行中、図7(c)の時間t0に示すように、登坂路に差し掛かると、登坂初期の段階では、勾配抵抗の増加により車速が一時的に落ち込み、目標車速Tvと自車速Vとの速度差ΔVが大きくなるため、目標加速度Taも大きくなる。
すると、オートクルコン部22では、目標トルクTTq、及び目標回転数TNpを増加させて、加速度aをある時定数で目標加速度Taに到達させる制御が行われる。低排気量車のエンジン出力は高排気量車よりも低いため、高排気量車と同等の駆動力を得ようとした場合、エンジン回転数を大きく上昇させ、且つ変速比を大きくダウンシフトさせる必要がある。その結果、加速度は満足されても、エンジン回転数が高回転となるため、運転者に不快感を与えてしまうことになる。
本実施形態では、勾配抵抗が増加してもエンジン回転数の必要以上の増加を抑制すべく、ゲイン演算部22Bにおいて目標加速度Taを抑制する回転数ゲインGNを設定し、勾配抵抗を含む走行抵抗が増加した場合のエンジン回転数の上昇を抑制するようにしている。
すなわち、このゲイン演算部22Bでは、先ず、ゲイン算出用目標車速演算部41で、セット車速Vsと、先行車情報検出部27の先行車情報とを読込み、先行車が補足されている場合は、その先行車に対する相対速度Vm、及び車間距離Lmを求める。そして、先行車の速度が自車速Vよりも遅いと判定した場合、車間距離Lmが予め設定されている目標車間距離に達するまでセット車速Vsを維持し、目標車間距離に達した場合、相対速度Vmが0となるゲイン算出用目標車速TGvを設定する。一方、先行車が補足されていない場合は、セット車速Vsでゲイン算出用目標車速TGvを設定する。
ゲイン算出用目標加速度演算部42は、ゲイン算出用目標車速TGvと自車速Vとを読込み、ゲイン算出用目標加速度TGaと自車速Vとの速度差ΔVを時間微分してゲイン算出用目標加速度TGaを求める。又、ゲイン算出用目標駆動力演算部43は、目標加速度Taと車両重量、及び走行抵抗に基づきゲイン算出用目標駆動力TGFを、
TGF=TGa・車両重量+走行抵抗…(7)
から算出する。尚、走行抵抗 は、前述した(1)式で説明した通りである。
このゲイン算出用目標駆動力TGFは、ゲイン算出用目標馬力演算部44で読込まれる。ゲイン算出用目標馬力演算部44では、ゲイン算出用目標駆動力TGFに自車速Vを乗算して、ゲイン算出用目標馬力TGPsを求める(TGPs=TGF・V)。
ゲイン算出用目標回転数演算部45では、ゲイン算出用目標馬力TGPsと自車速Vとに基づきゲイン算出用目標回転数マップを参照して、ゲイン算出用目標回転数TGNpを設定する。図5にゲイン算出用目標回転数マップを示す。このゲイン算出用目標回転数マップは等馬力線に沿って設定されており、従って、ゲイン算出用目標馬力TGPsと自車速Vによりゲイン算出用目標回転数TGNpが一律に求められる。
このゲイン算出用目標回転数TGNpは、ゲイン算出用目標回転数フィルタ処理部46において、第2時定数Tjの伝達関数によりフィルタ処理され、
TGNp←TGNp/(1+Tj・s)
回転数ゲイン演算部47へ出力される。尚、この第2時定数Tjは、最小限のノイズを除去する程度の0に近い、速い応答特性に設定されている。従って、このゲイン算出用目標回転数TGNpは、ほぼ実時間において検出したパラメータに基づいて設定されることになる。
回転数ゲイン演算部47では、ゲイン算出用目標回転数TGNpに基づき回転数ゲインマップを参照して、回転数ゲインGNを設定する。図6に回転数ゲインマップを示す。同図に示すように、回転数ゲインGNは、ゲイン算出用目標回転数TGNpが設定低回転数NLo以下では100[%]に設定され、設定高回転数NHi以上で最小ゲインGLに設定されており、その間がある二次曲線で連続的に変化されている。この回転数ゲインGNは、登坂路走行等において走行抵抗が増加した場合のエンジン回転数が過回転気味になることを抑制するものであり、設定低回転数NLoは回転数ゲインGNを100[%]としても、プライマリ回転数(ロックアップ時は、=エンジン回転数)が過回転気味にならない回転数の上限を予め実験などから求めて設定されている。
又、設定高回転数NHiはゲイン算出用目標回転数TGNpで設定する回転数ゲインGNの最低値を設定したものであり、設定低回転数NLo〜設定高回転数NHiの間は、プライマリ回転数(ロックアップ時は、=エンジン回転数)の上昇に伴い過回転気味とならないように制限する回転数ゲインGNが実験やシミュレーション等に基づいて設定されている。
そして、この回転数ゲインGNが、上述した目標制御値演算部22Aの目標加速度演算部32に出力される。目標加速度演算部32は、目標加速度Taと自車速Vとの速度差ΔVに基づいて求めた加速度Ta’に回転数ゲインGNを乗算して目標加速度Taを求める(Ta←Ta’・GN)。
その結果、ゲイン算出用目標回転数TGNpが設定低回転数NLoよりも高い場合(TGNp>NLo)、回転数ゲインGNは100[%]未満となるため、目標駆動力演算部34で求める目標駆動力TFが抑えられ、従って、目標トルク演算部35で求める目標トルクTTqと目標馬力演算部37で求める目標馬力TPsが抑えられる。その結果、目標トルク演算部35において、目標トルクTTqと目標馬力TPsとに基づいて求める目標回転数TNpの上昇が抑制される。そのため、CVT制御部24で制御されるプライマリ回転数Npの上昇が抑制され、従って、ロックアップ時においてはエンジン回転数の上昇が抑制される。
ところで、上述したように、目標制御値演算部22Aで算出される目標トルクTTqと目標回転数TNpは、フィルタ処理部36,39において比較的遅い応答特性の第1時定数Tiの伝達関数によりフィルタ処理されているため、オートクルーズモードで登坂路等、走行抵抗が増加する走行路を走行する際には、プライマリ回転数がやや遅れて上昇する。一方、ゲイン演算部22Bで設定される回転数ゲインGNは、速い応答特性の第2時定数Tjの伝達関数によりフィルタ処理されているため、ほぼ実時間で設定したゲイン算出用目標回転数TGNpに対応する回転数ゲインGNが設定される。
一方、目標加速度演算部32に入力されるパラメータはほぼ実時間のものであり、これが回転数ゲインGNでいち早く制限されるため、エンジン制御部23へ出力される目標トルクTTq、及びCVT制御部24へ出力される目標回転数TNpは、登坂路走行等により走行抵抗が増加した場合であっても、プライマリ軸の回転数の上昇を抑制することができる。
すなわち、目標加速度Taを回転数ゲインGNで制限しない場合、オートクルーズモードで走行中の低排気量車が、登坂路に差し掛かり、図7に破線で示すように走行抵抗の増加により車速Vが一時的に低下すると(時間t0)、この車速Vをセット車速Vsに戻すために目標加速度Taが増加され、従って、プライマリ回転数Npのピークが、同図(b)のNp3に示すように過回転気味となり(時間t1)、乗り心地が悪化する。
これに対し、本実施形態では、登坂路走行の際に、走行抵抗の増加をいち早く検知し、そのときのゲイン算出用目標馬力TGPsと自車速Vとに基づきゲイン算出用目標回転数TGNpを求め、このゲイン算出用目標回転数TGNpに基づいて回転数ゲインGNを設定し、これで目標加速度Taを制限するようにしたので、図7(b)に実線で示すように、加速度の上昇は抑制されるが、プライマリ回転数NpのピークがNp2に示す程度まで抑制される(時間t2)。その結果、登坂路走行等の走行抵抗が増加する運転領域において運転者に不快感を与えることがなく、良好な乗り心地を得ることができる。又、回転数ゲインGNにより加速度は抑制されるが、車速Vの上昇する傾きが小さくなっただけであり、適度な回転数の上昇で加速されるため、運転者に加速不足感を与えることもない。
尚、本発明は、上述した実施形態に限るものではなく、例えば、高排気量車、或いはターボ過給機を搭載する車両であっても、燃費走行を重視するエコノミモードでの走行に際し、当該エコノミモードでオートクルーズモードを実行する場合、目標制御値演算部22Aが、ゲイン演算部22Bで設定した回転数ゲインを読込んで、目標加速度Taを回転数ゲインGNで制限するようにしても良い。
1…エンジン、
3…無段変速機、
3a…コントロールバルブユニット、
4…自動変速装置、
7…スロットル弁、
8…スロットルモータ、
21…エンジン制御装置、
22…オートクルコン部、
22A…目標制御値演算部、
22B…ゲイン演算部、
23…エンジン制御部、
24…CVT制御部、
26…クルコン操作スイッチ、
27…先行車情報検出部、
28…車速検出部、
29…変速比検出部、
31…目標車速演算部、
32…目標加速度演算部、
33…実加速度演算部、
34…目標駆動力演算部、
35…目標トルク演算部、
36…目標トルクフィルタ処理部、
37…目標馬力演算部、
38…目標回転数演算部、
39…目標回転数フィルタ処理部、
41…ゲイン算出用目標車速演算部、
42…ゲイン算出用目標加速度演算部、
43…ゲイン算出用目標駆動力演算部、
44…ゲイン算出用目標馬力演算部、
45…ゲイン算出用目標回転数演算部、
46…ゲイン算出用目標回転数フィルタ処理部、
47…回転数ゲイン演算部、
a…実加速度、
GN…回転数ゲイン、
Lm…車間距離、
Ta…目標加速度、
TF…目標駆動力、
TGa…ゲイン算出用目標加速度、
TGF…ゲイン算出用目標駆動力、
TGNp…ゲイン算出用目標回転数、
TGPs…ゲイン算出用目標馬力、
TGv…ゲイン算出用目標車速、
Ti…第1時定数、
Tj…第2時定数、
TNp…目標回転数、
TPs…目標馬力、
TTq…目標トルク、
Tv…目標車速、
V…自車速、
Vm…相対速度、
Vs…セット車速、
ΔV…速度差、
ε…変速比

Claims (3)

  1. 先行車の速度と自車両の速度との相対速度或いはセット車速に基づいて目標車速を設定する目標車速演算手段と、
    前記目標車速と前記自車両の速度とに基づいて該自車両の速度を該目標車速に収束させる目標加速度を設定する目標加速度演算手段と、
    前記目標加速度に基づいてエンジン制御手段を制御する目標トルクを設定する目標トルク演算手段と、
    前記目標加速度に基づいて自動変速機の入力軸の回転数を制御する目標回転数を設定する目標回転数演算手段と
    を備えるクルーズコントロール装置において、
    前記目標加速度を制限するゲインを設定するゲイン演算手段を有し、
    前記ゲイン演算手段は、
    前記目標車速と前記自車両の速度とに基づいてゲイン算出用目標馬力を設定するゲイン算出用目標馬力演算手段と、
    前記ゲイン算出用目標馬力と前記自車両の速度とから等馬力線に基づいてゲイン算出用目標回転数を設定するゲイン算出用目標回転数演算手段と、
    前記ゲイン算出用目標回転数に基づき、前記目標加速度に付与する回転数ゲインを設定する回転数ゲイン演算手段と
    を備えることを特徴とするクルーズコントロール装置。
  2. 前記目標トルクと前記目標回転数とを第1時定数の伝達関数でフィルタ処理する第1フィルタ処理手段と、
    前記回転数ゲインを前記第1時定数よりも速い応答特性を有する第2時定数の伝達関数でフィルタ処理する第2フィルタ処理手段と
    を有することを特徴とする請求項1記載のクルーズコントロール装置。
  3. 前記第2時定数は0に近い値が設定されている
    ことを特徴とする請求2記載のクルーズコントロール装置。
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