[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2015153878A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015153878A
JP2015153878A JP2014025808A JP2014025808A JP2015153878A JP 2015153878 A JP2015153878 A JP 2015153878A JP 2014025808 A JP2014025808 A JP 2014025808A JP 2014025808 A JP2014025808 A JP 2014025808A JP 2015153878 A JP2015153878 A JP 2015153878A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
resistance
film
stress
resistance element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014025808A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6267987B2 (ja
Inventor
原田 博文
Hirobumi Harada
博文 原田
勝 秋野
Masaru Akino
勝 秋野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP2014025808A priority Critical patent/JP6267987B2/ja
Priority to US14/617,572 priority patent/US9437669B2/en
Priority to CN201510077562.0A priority patent/CN104851883B/zh
Publication of JP2015153878A publication Critical patent/JP2015153878A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6267987B2 publication Critical patent/JP6267987B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L28/00Passive two-terminal components without a potential-jump or surface barrier for integrated circuits; Details thereof; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L28/20Resistors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/04Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body
    • H01L27/08Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind
    • H01L27/0802Resistors only

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】高精度の半導体抵抗回路を提供する。
【解決手段】複数の金属配線で上部を覆われる複数の抵抗素子群を覆うように、金属配線と抵抗素子群の間に金属配線よりも高い膜応力をもつ絶縁膜を配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関する。特に、半導体装置に用いられる抵抗回路に関する。
半導体装置あるいは半導体集積回路において用いられる抵抗には、単結晶シリコン半導体基板に半導体基板と逆導電型の不純物を注入した拡散抵抗や、不純物を注入した多結晶シリコンからなる多結晶シリコン抵抗などがある。
図2(a)は、従来の多結晶シリコンからなる抵抗素子を平面的に並べた抵抗回路の平面図、図2(b)は図2(a)のA−A’に沿った断面図を表している。
抵抗素子を構成する多結晶シリコン膜には高濃度不純物領域6及び低濃度不純物領域7を形成する。抵抗素子の抵抗値は高抵抗となる低濃度不純物領域7の不純物濃度で決まる抵抗率及びその長さ・幅で決定し、高濃度不純物領域6は金属配線とのオーミック接続を取るために用いる。
抵抗素子上には中間絶縁膜8を形成し、コンタクトホール9を介して金属配線10によりそれぞれの抵抗素子の電気的な接続が行われる。そして半導体集積回路に用いる抵抗回路は、図2の抵抗素子を金属配線を介して複数直列または並列接続して例えば図3のように同一基板表面に形成する。
抵抗素子上に形成する中間絶縁膜8は、ボロンまたはリンを含み、850℃以上の熱処理を経ることで平坦化され、半導体集積回路内の膜パターンによる高低段差を軽減させる。さらに、金属配線を形成した後には、その上に保護膜としてシリコン窒化膜などの膜11が設けられる。
この抵抗回路を構成する抵抗素子は、幅や長さなどの平面的な形状を全て同一にレイアウトさせる。そうすることで形状を決定するエッチング加工プロセス時の形状ばらつきをそれぞれの抵抗素子が等しく受ける事になり、抵抗素子同士の抵抗比率を一定に保つ事が出来る。
その際、抵抗素子の抵抗値及び、抵抗素子間の比率を、抵抗回路の要求に応じて変えるには、図3のように同一形状の抵抗素子を並列または直列に結線する事で実現させる。ここで図3の4R, 2R, 1R, 1/2R(Rは1本の抵抗素子の抵抗値)の抵抗値をもった抵抗回路を実現させるためにそれぞれ、抵抗素子4本の直列接続、抵抗素子2本の直列接続、抵抗素子1本、抵抗素子2本の並列接続、と結線し、複数の抵抗素子からなる抵抗群201〜204を以って抵抗値を調整し抵抗回路を構成する事で、所望の抵抗比率及びその抵抗比率の高精度化を両立させている。
また抵抗値の高精度化のためには、加工形状の均一化の他に、周囲電圧の影響の低減とその安定化を図ることが必要である。何故なら多結晶シリコン薄膜は半導体であるので、周囲の電位により空乏・蓄積現象を起こし抵抗値が変化するためである。その解決手段も図2には盛り込まれている。
まず図2(a)では、抵抗回路の各抵抗群の上に金属配線を形成し、一定の電圧を印加する事で、抵抗素子の周囲の電圧を安定させ、抵抗素子の空乏・蓄積の程度を一定値に固定化させている。また図2(b)に見られるように抵抗素子上の金属配線が中間絶縁膜8を介して抵抗素子を覆うようにそれぞれの抵抗素子群上に形成している。
次にその抵抗素子上の金属配線の電位は各抵抗群の一端子からの電位を与える事で、その抵抗群がもつ電位と近い電位を印加し周囲電圧の影響を最小化し空乏・蓄積の程度を最小化している。
一方、この図では抵抗素子群の下側、半導体基板内には特別な措置を行なっていないが、ここに抵抗群毎に下側にWell領域や多結晶シリコン電極を形成しその電位を各抵抗素子群の一端子から与えると言う手法もとられることがある。この手法は抵抗回路に印加する電圧が大きいほど精度維持効果が高い。(例えば、特許文献1参照)
特開平09−321229号公報
従来の半導体装置における抵抗素子の作成については以下のような課題があった。
多結晶シリコンからなる抵抗素子上に形成した金属配線は、固有の線膨張係数と形成温度から決まる膜応力を有している。そのため、抵抗素子群毎に金属配線を形成した場合にその面積に応じた応力が下の抵抗素子群にかかりピエゾ抵抗効果で多結晶シリコン抵抗値が変化し、結果としてそれぞれの抵抗素子群の抵抗値が所望の設計値からずれてしまい、抵抗回路の抵抗比のバランスが損なわれてしまう。
この応力は金属の種類によっても変わり、高融点金属のような熱により収縮しやすい膜を採用すると上記影響が顕著となる。
そのため、抵抗群毎に異なった金属膜を形成する従来の抵抗回路は抵抗比の高精度化が困難であるという問題点を有している。
本発明は上記課題を解決するために、以下のようにした。すなわち、
半導体基板と、半導体基板上に形成したシリコン酸化膜からなる第1の絶縁膜と、第1の絶縁膜上に形成した多結晶シリコン薄膜で構成される複数の、低濃度不純物領域と高濃度不純物領域を有する抵抗素子と、その抵抗素子上に形成したシリコン酸化膜からなる第2の絶縁膜と、複数の抵抗素子の低濃度不純物領域を覆うように形成し、その一端を前記複数の抵抗素子の一端と電気的に接続した複数の金属配線と、抵抗素子と第2の薄膜との間であって、前記複数の金属配線よりも広い領域に形成する、金属配線膜より高い圧縮もしくは引っ張り応力を有する第3の絶縁膜と、を有する半導体装置とした。
さらに第1の絶縁膜と抵抗素子の間にも金属配線より高い圧縮もしくは引っ張り応力を有する第3の絶縁膜を有する半導体装置とした。
またその応力値が500MPa以上の圧縮もしくは引っ張り応力を有する第3の絶縁膜を有する半導体装置とした。
さらにその第3の絶縁膜が、SiC、SiON、SiCNからなる半導体装置とした。
さらにこの第3の絶縁膜を減圧CVD法によるシリコン窒化膜とする半導体装置とした。
さらにこの第3のシリコン窒化膜からなる絶縁膜の厚さを0.15um以上とする半導体装置とした。
本発明によれば、金属配線の応力による影響を受けない、高精度の抵抗素子を内蔵した半導体集積回路を提供することができる。
本発明の第1の実施例の抵抗回路を示す模式平面図及び模式断面図である。 従来の抵抗回路を示す模式平面図及び模式断面図である。 抵抗回路の回路図の一例である。 本発明の第2の実施例の抵抗回路を示す模式平面図及び模式断面図である。 本発明の第1の実施例の抵抗回路を作成するための工程フロー断面図である。 図5に続く、本発明の第1の実施例の抵抗回路を作成するための工程フロー断面図である。 本発明の第2の実施例の抵抗回路を作成するための工程フロー断面図である。 図7に続く、本発明の第2の実施例の抵抗回路を作成するための工程フロー断面図である。
以下に、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1(a)は、本発明の多結晶シリコンからなる半導体装置となる抵抗素子を平面的に並べた抵抗回路の平面図、図1(b)は図1(a)のB−B’に沿った断面図を表している。
この抵抗回路を構成する抵抗素子の電気的結線は図3の回路図に示す通りである。例えば、端子101と端子102の間には抵抗素子が4本直列に接続されている。
この抵抗回路を構成する抵抗素子は、図1(b)に示すように半導体基板1上の、平坦な厚い酸化膜2の上に堆積した多結晶シリコン膜で形成しているが、その上にさらに高応力絶縁膜12を抵抗素子の上面及び側面を充分に覆うように堆積している。
抵抗素子を構成する多結晶シリコンには高濃度不純物領域6及び低濃度不純物領域7を形成しており、抵抗素子の抵抗値を高抵抗となる低濃度不純物領域7の不純物濃度及びその長さ・幅のサイズで決定し、高濃度不純物領域6は金属配線10とのオーミック接続を取るために用いる事は従来と同様である。
抵抗素子及び絶縁膜12上には中間絶縁膜8を形成し、コンタクトホール9を介して金属配線10により電気的な接続が行われる。このときこのコンタクトホールは図示しないが、中間絶縁膜8及び抵抗素子上の高応力絶縁膜12の両方を貫通し、抵抗素子を構成する多結晶シリコンに達し、電気的接続を得ている。
金属配線10の一部は、複数の抵抗素子からなる複数の抵抗群201〜204に対し、抵抗素子の抵抗値を決める低濃度不純物領域7上を覆うように別々に形成され、抵抗群の近傍の端子と接続する事により抵抗素子周囲の電圧を安定化させ、抵抗素子の抵抗比を高精度化している事も従来と同様である。
ところで、この金属配線を構成する膜はSiを含有するAl−Siの場合、形成方法にもよるが、形成温度と線膨張係数などに由来する膜応力を有し、その値は一般に100MPa程度である。この応力は中間絶縁膜8を介して、下の抵抗素子群に影響を及ぼし、ピエゾ抵抗効果による抵抗値変動を引き起こす。そのため上述のように抵抗群毎に金属配線を異なる面積で形成しているためその面積によって応力値が変わり、抵抗群の抵抗比が所定の設計値からずれ、抵抗回路精度の悪化を招いていた。
さらに、微細プロセスになると一般的にAl系配線の下地にバリア効果をもつ例えばTi系などの高融点金属膜を積層するが、この高融点金属はその後の熱処理により収縮し、条件にもよるが200〜500MPa程度の膜応力をもつことになる。その場合先のピエゾ抵抗効果がより強くかかり、それぞれの抵抗群の抵抗比のずれをより大きくするよう作用し、抵抗回路精度のさらなる悪化を引き起こしていた。
その解決のために本発明では、金属配線よりも膜応力値の高い高応力絶縁膜12を全ての抵抗素子を覆うように形成する事で、面積の異なった金属配線の異なる膜応力の影響を排除しながら、抵抗素子の周囲電圧の安定化を両立させ、高精度な抵抗回路を実現している。
高応力絶縁膜12としては数100MPa以上の膜応力を有する事が望ましく、例えばSi34やSiC、SiON、SiCNなどの材質の膜が挙げられる。これらの膜をひとつ用いた一層膜でも良いし、複数の膜からなる多層膜としても良い。特に減圧CVD法で作製したSi34は緻密度が高く、0.15um堆積すると1000MPa程度の膜応力を実現でき、形成の容易性や半導体プロセスへの親和性からも本発明にとって好ましい。熱窒化膜はより緻密に形成できるが、高い応力を得るための厚い膜厚形成に限界があるので本発明にとっては好ましくない。
次に、図5(a)から図6(f)を用いて、本発明による図1の抵抗回路の構造の製造方法を説明する。
最初に、半導体基板1を用意し、LOCOS酸化による熱酸化膜などの絶縁膜2を半導体基板1上に形成する(図5(a))。
次に、抵抗素子を構成する多結晶シリコン薄膜を堆積し、抵抗素子の抵抗率を設定するための不純物注入を半導体基板上の多結晶シリコン膜内に全面に行う。抵抗素子の抵抗率はこの不純物注入量により調整される。不純物はN型であるリンやヒ素、P型であるボロンやBF2などを用い、その不純物注入量は所望の抵抗率によるが1×1015から5×1019atoms/cm3に設定する。
次に、多結晶シリコン薄膜をドライエッチング法などで加工し、抵抗素子7の形状を決定させる。このとき各抵抗素子は同じ形状・同じ間隔に設定しておく事で、フォトパターニングのばらつきやエッチング時のプラズマ条件に変動があっても、各抵抗素子が同様の影響を受け、抵抗比の変動を抑制できる(図5(b))。
次に、本発明特有の、金属膜に比べて高い応力をもつ薄膜、例えばSi34やSiC、SiON、SiCNなどからなる高応力絶縁膜12を、LPCVDやスパッタなど、任意の方法で抵抗素子を含めた半導体基板上に一層の膜あるいは多層の膜として堆積し、抵抗素子以外の部分をエッチング除去する(図5(c))。この方法により、抵抗素子の半導体基板側を除く上面及び側面に高応力絶縁膜12を密着させている。
次に、図示はしないが、別のフォトマスク工程を経て多結晶シリコン内の一部に高濃度不純物領域6をイオン注入法により形成する。
次に、半導体基板上に中間絶縁膜8を形成する(図6(a))。形成方法は、リンまたはボロンを含む酸化膜を堆積した後、850℃以上の熱処理で平坦化するリフロー法を始め、エッチバック法やCMP法などを用いて堆積した絶縁膜を平坦化する。
次に、図示はしないが、フォトマスク工程を経てコンタクトホールを、抵抗素子の端子部分に先の高応力薄膜を貫通し抵抗素子に達するまでドライエッチングにて形成する。
次に、金属膜の堆積を行う。金属膜はAlを主体としてSiを含有するAlSiや、Cuを含有するAlCu、AlSiCuなどを必要に応じて選ぶ。さらにその金属薄膜の下地に必要に応じてTi系などの高融点金属薄膜を形成する。その後フォトマスク工程を経て、金属配線10の形成を行う(図6(b))。
最後に、最終保護膜であるパッシベーション膜11の堆積及びパターン形成により、本発明の抵抗素子を含む抵抗回路が完成する(図6(c))。
また、図4(a)は、本発明の別の実施例の、多結晶シリコンからなる抵抗素子を平面的に並べた抵抗回路の平面図、図4(b)は図4(a)のC−C’に沿った断面図を表している。
この抵抗回路を構成する抵抗素子の電気的結線は図3の通りである。
図4の実施例では、半導体基板1上の平坦な厚い酸化膜2と、抵抗素子を形成する多結晶シリコン膜との間に、金属配線よりも膜応力値の高い絶縁膜12をそれぞれの抵抗素子と同一形状で配置している。さらにその抵抗素子の上に、先と同様の金属配線よりも膜応力値の高い絶縁膜12を全ての抵抗素子を覆うように形成させている。そうする事で、それぞれの抵抗素子の上下左右全ての方向を包むように高応力絶縁膜を配置することとなり、抵抗素子の全ての面の膜と膜の間の応力状態を一律・安定化させることが出来る。こうすることで、金属薄膜だけでなくそれ以外の外部からの応力印加の影響を抑制でき、ピエゾ抵抗効果による抵抗変動を低減している。
さらに、図1に比べ、温度変動による抵抗素子上下の応力変化を抑制でき、抵抗素子の上面と底面の応力差による剥れやクラックなどの物理的な変動に対する信頼性を高めている。
次に、図7(a)から図8(e)を用いて、本発明による図4の抵抗回路の構造の製造方法を説明する。
図1と同じように最初に半導体基板1を用意し、LOCOS酸化による熱酸化膜などの絶縁膜2を半導体基板1上に形成する(図7(a))。
次に、本発明特有の、金属膜に比べて高い応力をもつ薄膜、例えばSi34やSiC、SiON、SiCNなどからなる薄膜12を任意の方法で堆積し、次いで、後に抵抗素子となる多結晶シリコン膜14を堆積し、その後抵抗素子の抵抗率を設定するための不純物注入を半導体基板上の多結晶シリコン膜内に全面に行う。抵抗素子の抵抗率はこの不純物注入量により調整される。注入不純物の種類や注入量は図5(b)で説明したのと同様、必要に応じて任意に設定する(図7(b))。
次に、抵抗素子7の形状をドライエッチング法などで加工・形成するが、このとき抵抗素子下の高応力絶縁膜も同時にセルフアライン的にエッチング加工する(図7(c))。
次に、本発明特有の、金属膜に比べて高い応力をもつ薄膜、例えばSi34やSiC、SiON、SiCNなどからなる堆積薄膜12を、任意の方法で抵抗素子を含めた半導体基板に堆積し、抵抗素子以外の部分をエッチング除去する(図8(a))。
次に、図示はしないが、別のフォトマスク工程を経て多結晶シリコン内に高濃度不純物領域6をイオン注入法により形成する。
次に、詳細は省くが、一般の半導体の製造と同様に、中間絶縁膜8、コンタクトホール、金属配線10形成を経て、最終保護膜であるパッシベーション膜11の堆積及びパターン形成により、本発明の抵抗素子を含む抵抗回路が完成する(図8(b))。
なお、また本発明における抵抗素子を構成する膜については多結晶シリコン膜に限定されるものではなく、他の半導体系薄膜や薄膜金属抵抗などにも応用できる事はいうまでもない。
1 半導体基板
2 酸化膜
3 ゲート絶縁膜
4 ソース・ドレイン領域
5 ゲート電極
6 多結晶シリコン高濃度不純物領域
7 多結晶シリコン低濃度不純物領域
8 中間絶縁膜
9 コンタクトホール
10 金属配線
11 パッシベーション膜
12 高応力絶縁膜
13 ビアホール
14 多結晶シリコン薄膜
15 層間絶縁膜
101〜105 抵抗回路より任意の電位を引き出す各々の端子
201〜204 抵抗素子からなる抵抗群

Claims (6)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成したシリコン酸化膜からなる第1の絶縁膜と、
    前記第1の絶縁膜上に形成した多結晶シリコン薄膜で構成される、低濃度不純物領域と高濃度不純物領域を有する複数の抵抗素子と、
    前記複数の抵抗素子の周囲に形成した高応力絶縁膜と、
    前記高応力絶縁膜の周囲を覆う第2の絶縁膜と、
    前記複数の抵抗素子の低濃度不純物領域を覆うように形成し、その一端を前記複数の抵抗素子の一端と電気的に接続した複数の金属配線と、
    を有し、
    前記高応力絶縁膜は、前記複数の抵抗素子が配置された領域において、前記複数の金属配線よりも広い領域に形成されており、前記金属配線より高い圧縮もしくは引っ張り応力を有する事を特徴とする半導体装置。
  2. さらに前記第1の絶縁膜と前記抵抗素子の間にも前記金属配線より高い圧縮もしくは引っ張り応力を有する第3の絶縁膜を有する事を特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 500MPa以上の圧縮もしくは引っ張り応力を有する第3の絶縁膜を有する事を特徴とする請求項1あるいは2に記載の半導体装置。
  4. 前記第3の絶縁膜が、SiC、SiON、SiCNのいずれひとつからなる一層膜、あるいは、異なる膜を組み合わせた多層膜からなる事を特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  5. 前記第3の絶縁膜が減圧CVD法により作成されたシリコン窒化膜である事を特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  6. 前記第3の絶縁膜の厚さが0.15um以上である事を特徴とする請求項5記載の半導体装置。
JP2014025808A 2014-02-13 2014-02-13 半導体装置 Expired - Fee Related JP6267987B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014025808A JP6267987B2 (ja) 2014-02-13 2014-02-13 半導体装置
US14/617,572 US9437669B2 (en) 2014-02-13 2015-02-09 Semiconductor device
CN201510077562.0A CN104851883B (zh) 2014-02-13 2015-02-13 半导体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014025808A JP6267987B2 (ja) 2014-02-13 2014-02-13 半導体装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017246212A Division JP6586152B2 (ja) 2017-12-22 2017-12-22 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015153878A true JP2015153878A (ja) 2015-08-24
JP6267987B2 JP6267987B2 (ja) 2018-01-24

Family

ID=53775626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014025808A Expired - Fee Related JP6267987B2 (ja) 2014-02-13 2014-02-13 半導体装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9437669B2 (ja)
JP (1) JP6267987B2 (ja)
CN (1) CN104851883B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019175931A (ja) * 2018-03-27 2019-10-10 エイブリック株式会社 半導体装置およびその製造方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6540651B2 (ja) * 2016-10-19 2019-07-10 株式会社村田製作所 半導体装置およびその製造方法
US20180206334A1 (en) * 2017-01-16 2018-07-19 Innolux Corporation Metal-laminated structure and high-frequency device comprising the same

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05198750A (ja) * 1992-01-23 1993-08-06 Seiko Epson Corp 半導体装置
JPH06318676A (ja) * 1993-05-07 1994-11-15 Nec Corp 半導体装置の製造方法
JPH09321229A (ja) * 1995-08-24 1997-12-12 Seiko Instr Inc 半導体装置およびその製造方法
JP2000323665A (ja) * 2000-01-01 2000-11-24 Sony Corp 半導体装置の製法
JP2003152100A (ja) * 2001-11-13 2003-05-23 Ricoh Co Ltd 半導体装置
JP2007036124A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Seiko Instruments Inc 半導体装置
JP2013045802A (ja) * 2011-08-22 2013-03-04 Fujitsu Semiconductor Ltd ヒューズ、半導体装置、半導体装置の製造方法
JP2013145785A (ja) * 2012-01-13 2013-07-25 Renesas Electronics Corp 半導体装置の製造方法および半導体装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3082923B2 (ja) * 1989-12-26 2000-09-04 ソニー株式会社 半導体装置の製法
JP3417072B2 (ja) * 1994-08-15 2003-06-16 ソニー株式会社 半導体装置の製法
US5759870A (en) * 1995-08-28 1998-06-02 Bei Electronics, Inc. Method of making a surface micro-machined silicon pressure sensor
JP4784595B2 (ja) * 2007-12-21 2011-10-05 株式会社デンソー バイポーラ型の半導体装置の製造方法
JP2010182954A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Seiko Instruments Inc 半導体装置
DE102009043329B4 (de) * 2009-09-30 2012-02-02 GLOBALFOUNDRIES Dresden Module One Ltd. Liability Company & Co. KG Verspannungstechnologie in einer Kontaktebene von Halbleiterbauelementen mittels verspannter leitender Schichten und einem Isolierabstandshalter bei einem Halbleiterbauelement
JP5616826B2 (ja) * 2011-03-13 2014-10-29 セイコーインスツル株式会社 抵抗回路を有する半導体装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05198750A (ja) * 1992-01-23 1993-08-06 Seiko Epson Corp 半導体装置
JPH06318676A (ja) * 1993-05-07 1994-11-15 Nec Corp 半導体装置の製造方法
JPH09321229A (ja) * 1995-08-24 1997-12-12 Seiko Instr Inc 半導体装置およびその製造方法
JP2000323665A (ja) * 2000-01-01 2000-11-24 Sony Corp 半導体装置の製法
JP2003152100A (ja) * 2001-11-13 2003-05-23 Ricoh Co Ltd 半導体装置
JP2007036124A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Seiko Instruments Inc 半導体装置
JP2013045802A (ja) * 2011-08-22 2013-03-04 Fujitsu Semiconductor Ltd ヒューズ、半導体装置、半導体装置の製造方法
JP2013145785A (ja) * 2012-01-13 2013-07-25 Renesas Electronics Corp 半導体装置の製造方法および半導体装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019175931A (ja) * 2018-03-27 2019-10-10 エイブリック株式会社 半導体装置およびその製造方法
JP7092534B2 (ja) 2018-03-27 2022-06-28 エイブリック株式会社 半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN104851883A (zh) 2015-08-19
US20150228655A1 (en) 2015-08-13
CN104851883B (zh) 2019-11-19
US9437669B2 (en) 2016-09-06
JP6267987B2 (ja) 2018-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8013394B2 (en) Integrated circuit having resistor between BEOL interconnect and FEOL structure and related method
JP5616826B2 (ja) 抵抗回路を有する半導体装置
US20080132056A1 (en) INTEGRATION OF THIN FILM RESISTORS HAVING DIFFERENT TCRs INTO SINGLE DIE
JP6309907B2 (ja) 半導体装置
JP6267987B2 (ja) 半導体装置
JP2010182954A (ja) 半導体装置
JP6586152B2 (ja) 半導体装置
TWI438890B (zh) 半導體裝置
JP5959254B2 (ja) 半導体装置
US11195772B2 (en) CMOS based devices for harsh media
US9806020B1 (en) Semiconductor device
US11049784B2 (en) Semiconductor device for use in harsh media
JP2008235749A (ja) 半導体装置
US12136507B2 (en) Hybrid resistors including resistor bodies with different drift effects
TWI733946B (zh) 半導體裝置及半導體裝置的製造方法
KR101159112B1 (ko) 가변 용량 캐패시터 및 그 제조방법
JPH01298746A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2717033B2 (ja) 半導体集積回路
JP2024136179A (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP2021086952A (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体装置
JP2017079321A (ja) 半導体装置
JP2008053339A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2017103385A (ja) 半導体装置
JPH0473302B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160112

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171017

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6267987

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees