JP2015151514A - 光学用粘着剤組成物、光学用粘着シート、および画像表示装置 - Google Patents
光学用粘着剤組成物、光学用粘着シート、および画像表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015151514A JP2015151514A JP2014028458A JP2014028458A JP2015151514A JP 2015151514 A JP2015151514 A JP 2015151514A JP 2014028458 A JP2014028458 A JP 2014028458A JP 2014028458 A JP2014028458 A JP 2014028458A JP 2015151514 A JP2015151514 A JP 2015151514A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass
- sensitive adhesive
- component
- pressure
- adhesive composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
Description
本発明の一実施形態に係る光学用粘着剤組成物は、(a1)炭素数10以上24以下の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体(本明細書において、単に「(a1)成分」と記載することもある。)3質量%以上18質量%以下と、(a2)炭素数1以上9以下の直鎖および/または分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体42質量%以上95質量%以下(本明細書において、単に「(a2)成分」と記載することもある。)と、(a3)水酸基含有単量体2質量%以上40質量%以下(本明細書において、単に「(a3)成分」と記載することもある。)と、を含む単量体混合物(ここで、前記単量体混合物における前記(a1)成分、前記(a2)成分および前記(a3)成分の合計が75質量%以上100質量%以下である。)の(A)共重合体と、前記(A)共重合体100質量部に対して0.01質量部以上20質量部以下である(B)架橋剤と、を含む。
(A)成分は、耐湿熱白化性を高める観点から、官能基を有することが好ましい。本発明において、湿熱白化とは、高温高湿条件(例えば60℃95%RH)にさらされた後に室温に戻した際に、粘着剤皮膜が白化(白濁)する現象である。また、官能基とは、後述する(B)架橋剤と反応して架橋構造を構築し得る架橋性官能基であって、例えば水酸基、アミノ基等が挙げられる。
本実施形態に係る光学用粘着剤組成物を用いて、ディレイバブルの発生がより低減され、被着体(特に、ガラス)に対する粘着力に優れ、かつ、段差追従性により優れた粘着剤層を得ることができる点で、(A)成分は、上記(a1)成分、(a2)成分および(a3)成分を含む単量体組成物の共重合体であることが好ましく、上記(a1)成分、(a2)成分、(a3)成分および(a4)成分を含む単量体組成物の共重合体であることがより好ましい。
(a1)成分は、本実施形態に係る光学用粘着剤組成物を用いて得られる粘着剤層のディレイバブル発生の低減、ならびに、良好な段差追従性に寄与することができる。すなわち、(a1)成分に含まれる炭素数10以上24以下の分岐アルキル基に起因して、該粘着剤層のディレイバブルの発生を低減することができ、かつ、柔軟性を有し、かつ、被着体に対して高い濡れ性を有する粘着剤層を得ることができるため、良好な段差追従性を達成することができる。
(a2)成分は、本実施形態に係る光学用粘着剤組成物を用いて得られる粘着剤層の粘着力に寄与することができる。
(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソノニル等の分岐状アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体;が挙げられ、このうち1種を単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することもできる。
前記単量体混合物は、本実施形態に係る光学用粘着剤組成物を用いて得られる粘着剤層の耐白化性を高める観点から、(a3)水酸基含有単量体(単に「(a3)成分」ともいう。)2質量%以上40質量%をさらに含むことができる。
前記単量体混合物は、本実施形態に係る光学用粘着剤組成物の凝集力を付与する観点から、(a4)窒素原子含有単量体(単に「(a4)成分」ともいう。)0.1質量%以上5質量%以下をさらに含むことができる。(a4)成分に含まれる窒素原子が、該粘着剤組成物内に存在する水素原子と結合して、該水素原子が該粘着剤組成物内で水素結合の形成に関与することにより、高い凝集力を発現することができる。より高い凝集力を発現できる観点で、単量体組成物中の(a4)成分の含有量は、0.2質量%以上4質量%以下であることが好ましく、0.3質量%以上3質量%以下であることがより好ましい。
単量体混合物は、(a5)成分である前記(a1)〜(a4)成分以外の共重合性単量体を含んでいてもよい。(a5)成分は例えば、(メタ)アクリル酸n−デシル、(メタ)アクリル酸n−ラウリル、(メタ)アクリル酸n−テトラデシル、(メタ)アクリル酸n−ペンタデシル、(メタ)アクリル酸n−ヘキサデシル、(メタ)アクリル酸n−ヘプタデシル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸n−アラキジル、(メタ)アクリル酸n−ベヘニル、(メタ)アクリル酸n−リグノセリル等の炭素数10以上24以下の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体や、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸−2−ナフチル、(メタ)アクリル酸フェノキシエチル等の芳香環基を有する(メタ)アクリル酸エステル単量体;(メタ)アクリル酸ジシクロペンテニルオキシエチル、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸テトラヒドロフルフリル等のエーテル基を有する(メタ)アクリレート、スチレン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン等のスチレン系モノマー;酢酸ビニル等のカルボン酸ビニルエステル、(メタ)アクリロイル基含有マクロモノマー:カルボキシル基含有単量体等が挙げられ、このうち1種または2種以上を組み合わせて使用することができる。単量体組成物中の(a5)成分の含有量は0質量%以上20質量%以下であることが好ましく、0質量%以上10質量%以下であることがより好ましい。
本実施形態に係る光学用粘着剤組成物では、該光学用粘着剤組成物を用いて得られる粘着剤層の段差追従性により優れ、かつ、該粘着剤層と被着体との密着性を高めることができる観点から、(A)成分のTgは0℃以下であることが好ましく、0℃未満であることがより好ましく、−70℃以上−10℃以下であることがさらに好ましく、−70℃以上−30℃以下であることが特に好ましい。なお、本発明において、(A)成分のTgは、下記式(1)(FOXの式)により算出された値である。
(式中、TgAは、(A)成分のガラス転移温度(K)を示し、Tga1,Tga2,Tga3はそれぞれ、構成単量体である(a1)成分,(a2)成分,(a3)成分,(a4)成分,(a5)成分から調製されたホモポリマーのガラス転移温度(Tg(K))を示し、Wa1,Wa2,Wa3,Wa4,Wa5はそれぞれ、(A)成分中に含まれる、構成単量体である(a1)成分,(a2)成分,(a3)成分,(a4)成分,(a5)成分の重量分率を示す。)
(A)成分は、重量平均分子量(Mw)が5万以上70万以下である。(A)成分の重量平均分子量が5万未満であると、粘着剤として十分な凝集力を得ることができず、耐久性に劣ることがあり、一方、70万を超えると、塗工時の作業性が劣るという観点から、(A)成分の重量平均分子量は、10万以上であることが好ましく、15万であることがより好ましく、一方、60万以下であることが好ましく、40万以下であることがより好ましく、40万未満であることがさらに好ましい。
測定装置:HLC−8120GPC(東ソー社製)
GPCカラム構成:以下の5連カラム(すべて東ソー社製)
(i)TSK−GEL HXL−H(ガードカラム)
(ii)TSK−GEL G7000HXL
(iii)TSK−GEL GMHXL
(iv)TSK−GEL GMHXL
(v)TSK−GEL G2500HXL
サンプル濃度:1.0mg/cm3となるように、テトラヒドロフランで希釈
移動相溶媒:テトラヒドロフラン
流量:1.0cm3/min
カラム温度:40℃
本発明において、水酸基価とは、試料1g中に含まれる水酸基をアセチル化するために要する水酸化カリウム(KOH)のmg数をいう。水酸基価は以下の方法により算出することができる。
ポリマーの水酸基価(mgKOH)=Y/M×561 ・・・(2)
本実施形態に係る光学用粘着剤組成物における(A)成分の含有量は、該粘着剤組成物の40質量%以上95質量%以下であることができ、45質量%以上95質量%以下であることが好ましい。
(A)成分の重合方法は、特に制限されるものではなく、溶液重合、乳化重合、懸濁重合などの公知の方法により重合できるが、重合により得られた共重合体の混合物を用いて、本発明の粘着剤組成物を製造するにあたり、処理工程が比較的簡単でかつ短時間で行える観点から、溶液重合により重合することが好ましい。
被着体(例えばITO)の腐食を防止する観点から、(A)成分の酸価は1.0以下であることが好ましく、0以上0.8以下であることがより好ましい。
本実施形態に係る光学用粘着剤組成物において、(A)成分は、架橋性官能基を有し、(B)架橋剤(単に「(B)成分」と記載することもある。)をさらに含む。(B)成分が(A)成分と反応することにより、架橋構造が生じ、該架橋構造を含む粘着剤層は、被着体(特に、ガラス)に対する粘着力に優れている。
本実施形態に係る光学用粘着剤組成物は、前記(A)共重合体100質量部に対して、40質量部以上120質量部以下の(C)ケトン系有機溶剤(以下、単に「(C)成分」と記載することもある。)をさらに含むことができる。
本実施形態に係る光学用粘着剤組成物は、必要に応じて、(A)成分、(B)成分および(C)成分以外の成分をさらに含むことができる。例えば、本実施形態に係る光学用粘着剤組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、(D)シランカップリング剤(以下、単に「(D)成分」と記載することもある。)、イオン性化合物、酸化防止剤、紫外線吸収剤、粘着付与剤、可塑剤等が配合されていても良い。
本実施形態に係る光学用粘着剤組成物が(D)成分を含むことにより、本実施形態に係る光学用粘着剤組成物を用いて被着体の表面に粘着剤層を形成した場合、被着体との接着を良好に保つことができる。(D)成分は例えば、ビニルトリメトキシシラン,ビニルトリエトキシシラン及びメタクリロキシプロピルトリメトキシシラン等の重合性不飽和基含有ケイ素化合物;3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン,3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン及び2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等のエポキシ構造を有するケイ素化合物;3−アミノプロピルトリメトキシシラン,N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラン及びN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン等のアミノ基含有ケイ素化合物;並びに3−クロロプロピルトリメトキシシラン;オリゴマー型シランカップリング剤等であってもよく、中でも、(A)成分中に含まれる官能基と反応する官能基を有しているシランカップリング剤が湿熱環境下でハガレを生じさせにくいという点で好ましい。
本実施形態に係る光学用粘着剤組成物は、通常、前記(A)成分および(B)成分、ならびに必要に応じて任意成分を、同時にあるいは任意の順番で混合して調製される。また、(A)成分と(B)成分とを混合するにあたり、(A)成分を溶液重合により調製した場合は、重合完了後の(A)成分を含む溶液に(B)成分を添加してもよく、(A)成分を塊状重合により調製する場合は、重合完了後では均一混合が困難になるため、この重合の途中で(B)成分を添加して混合することが好ましい。
本実施形態に係る光学用粘着剤組成物は、光学部材と被着体との貼り合わせに使用することができる。
本発明の一実施形態に係る粘着シート(粘着剤層)は、本実施形態に係る光学用粘着剤組成物をより形成される粘着剤層を有する。該粘着剤層は例えば、膜状に成形し、溶媒を除去することにより製造することができる。
本実施形態に係る光学用粘着剤組成物は、(a1)炭素数10以上24以下の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体3質量%以上18質量%以下と、(a2)炭素数1以上9以下の直鎖および/または分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体42質量%以上95質量%以下と、(a3)水酸基含有単量体2質量%以上40質量%以下と、を含む単量体混合物(ここで、前記単量体混合物における前記(a1)成分、前記(a2)成分および前記(a3)成分の合計が75質量%以上100質量%以下である。)の(A)共重合体と、前記(A)共重合体100質量部に対して0.01質量部以上20質量部以下である(B)架橋剤と、を含むことにより、ディレイバブル発生が低減され、かつ、段差追従性および粘着力に優れた粘着剤層を得ることができる。
本発明者らは、(a1)成分を含む単量体混合物から得られる(A)成分を含む粘着剤組成物を用いて得られる粘着剤層が、ディレイバブル発生を低減できることを見出した。(a1)成分を含む組成物から得られる粘着剤層においてディレイバブルの発生を低減できる理由は明らかではないが、(a1)成分に含まれる炭素数10以上24以下の分岐アルキル基の嵩高さが、(A)成分の立体配置に何らかの影響を与える結果、高温の条件下においても粘着剤層中に隙間が生じにくく、気泡が生じにくいため、ディレイバブル発生を低減することができると推測される。
また、本発明者らは、本実施形態に係る光学用粘着剤組成物が、炭素数10以上24以下の分岐アルキル基を有する(a1)成分を3質量%以上18質量%以下含む単量体混合物から得られる(A)成分を含むことにより、本実施形態に係る光学用粘着剤組成物を用いて得られる粘着剤層は柔軟性を有するため、優れた段差追従性を有することを見出した。
本発明の一実施形態に係る画像表示装置は、本実施形態に係る光学用粘着剤組成物を用いて得られた粘着剤層を含む。本実施形態に係る画像表示装置としては、例えば、液晶表示装置が挙げられる。
図1に示される本実施形態に係るタッチパネル式入出力装置(第1の入出力装置)100について、以下に詳述する。
また、本実施形態に係る光学用粘着剤組成物を、第2の入出力装置(タッチパネル式入出力装置)を構成する部材の貼り合わせに使用した別の一例を、図2を参照して説明する。図2に示される第2の入出力装置200では、構成する部材の貼り合わせに本実施形態に係る光学用粘着剤組成物が使用されることによって、該部材間に生じる段差を解消する効果を有する。
以下、本発明を下記実施例に基づいて説明するが、本発明は実施例に限定されない。
3.1.1.ポリマー1の製造
冷却管、窒素導入管、温度計、滴下ロート及び撹拌装置を備えた反応容器に、溶媒としてメチルエチルケトン80質量部、酢酸エチル40質量部、単量体成分としてアクリル酸イソステアリル15質量部、アクリル酸2−エチルヘキシル74質量部、アクリル酸ヒドロキシエチル10質量部、およびアクリルアミド1質量部を入れ、窒素還流を室温にて1時間行った後、反応容器内のモノマー組成物溶液の温度を80℃に昇温し、重合開始剤として2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.1質量部を撹拌下で添加した。窒素気流中で10時間重合を行い、重量平均分子量が30万の共重合体(ポリマー1)の溶液を得た。また、ポリマー1のTgおよび水酸基価をあわせて表2に示す。
表2に示される組成の溶媒および単量体混合物をそれぞれ用いた他は、上記「3.1.1.ポリマー1の製造」に記載の方法によって、ポリマー2ないし14の溶液をそれぞれ得た。ポリマーポリマー2ないし14の重量平均分子量、Tgおよび水酸基価をあわせて表2に示す。なお、ポリマー8の製造では、重合開始剤として2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.08質量部用いた。
表2に示されるポリマー1ないし14と(B)成分と溶媒とを表3に示す比率にて混合することにより、実施例1ないし11および比較例1ないし4の各組成物を得た。
実施例1ないし11および比較例1ないし4の各組成物を、剥離処理したセパレーターの表面に塗布して溶媒を除去した後、粘着面にセパレーターを貼り合わせて、粘着剤層の厚さが50μmの粘着シートを得た。得られた粘着シートの片側のセパレーターを剥離し、厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを貼り合わせて評価用粘着シートを得た。
実施例1ないし11および比較例1ないし4の各組成物、および該組成物を用いて得られた粘着シートに対して、以下の方法にて評価試験を行った。なお、表3において、共重合体および架橋剤の配合量はそれぞれ、溶媒を含まない状態における共重合体および架橋剤の質量である。
ポリマー1ないし14について、濁度計COH−400(日本電色工業社製)を用いてポリマーワニスのヘイズ値を測定した。透明性に優れている点で、組成物のヘイズは5以下であることが好ましく、1以下であることがより好ましい。
上記3.3で作製された評価用粘着シートの片面の、セパレーターを剥がし、粘着剤層がガラス基板に接するようにラミネーターロールを用いて貼り付けて測定試料を作製し、次に、60℃−95%RH条件下で該試料を500時間投入した後、23℃−50%RH条件下に移してから10分後にヘイズメーターHM−150(村上色彩技研研究所)を用いてヘイズを測定した(湿熱試験後ヘイズ値)。湿熱試験後ヘイズの値が3以下であることが好ましく、1.6以下であることがより好ましく、1.0以下であることがさらに好ましい。
上記3.3で作製された評価用粘着シートを25mm×150mmの大きさに裁断し、23℃、50%RH条件下で、ガラス板に、実施例等で得られた粘着シートのセパレーターを剥がし、露出した粘着剤層面にガラス板を2kgのローラーを用いて圧着した。貼付から20分後にガラス板から粘着シートを23℃、剥離角度180°の条件で、剥離速度300mm/分で剥離し、粘着シートの粘着剤層の粘着力(N/25mm)を測定した。
ガラス上に任意の厚みに調整したPET粘着テープを貼り付けて評価用の段差を作製し、その上から上記3.3で作製された評価用粘着シートを貼り付けた。50℃、5atm、20分間の条件でオートクレーブ処理をした後、目視で段差追従性を観察した。評価基準は以下のとおりである。
○:粘着剤層厚みの35%以上の段差を埋めることができ、段差周辺に空隙や気泡が視認されない。
△:粘着剤層厚みの20%以上35%未満の段差を埋めることができ、段差周辺に空隙や気泡が視認されない。
×:粘着剤層厚みの20%以上の段差を埋めることができない。
○:粘着剤層厚みの35%以上の段差を埋めることができ、段差周辺に空隙や気泡が視認されない。
△:粘着剤層厚みの20%以上35%未満の段差を埋めることができ、段差周辺に空隙や気泡が視認されない。
×:粘着剤層厚みの20%以上の段差を埋めることができない。
AM:アクリルアミド
2EHA:アクリル酸2−エチルヘキシル
EtAc:酢酸エチル
2HEA:アクリル酸2−ヒドロキシエチル
IDMA:メタクリル酸イソデシル
IOA:アクリル酸イソオクチル
ISTA:アクリル酸イソステアリル
LA:アクリル酸n−ラウリル
MA:アクリル酸メチル
MEK:メチルエチルケトン
STA:アクリル酸n−ステアリル
VMA:メタクリル酸n−ベヘニル
コロネートL:トリレンジイソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン工業社製)
デュラネート24A−100:ヘキサメチレンジイソシアネートのビウレット体(旭化成社製)
11,15 偏光板
12,14,17 粘着剤層
13 液晶パネル
16 飛散防止フィルム
18 ITO層
19 ガラスパネル(タッチパネル)
20 タッチパネル部
22 画像表示装置
24,24a,24b 粘着シート
26 基材
26a センサー電極
28 カバーガラス
28a 印刷層
30 粘着剤層
44 公知の粘着シート
64 空隙
100,200 タッチパネル式入出力装置
Claims (8)
- (a1)炭素数10以上24以下の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体3質量%以上18質量%以下と、
(a2)炭素数1以上9以下の直鎖および/または分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体42質量%以上95質量%以下と、
(a3)水酸基含有単量体2質量%以上40質量%以下と、
を含む単量体混合物(ここで、前記単量体混合物における前記(a1)成分、前記(a2)成分および前記(a3)成分の合計が75質量%以上100質量%以下である。)の(A)共重合体と、
前記(A)共重合体100質量部に対して0.01質量部以上20質量部以下である(B)架橋剤と、
を含む、光学用粘着剤組成物。 - 前記(A)共重合体は、重量平均分子量が5万以上70万以下である、請求項1に記載の光学用粘着剤組成物。
- 前記単量体混合物は、(a4)窒素原子含有単量体0.1質量%以上5質量%以下をさらに含む、請求項1または2に記載の光学用粘着剤組成物。
- 前記単量体混合物における、アクリロイル基を有する単量体の合計が20質量%以上100質量%以下である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の光学用粘着剤組成物。
- 前記(A)共重合体の酸価が1.0以下である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の光学用粘着剤組成物。
- 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の光学用粘着剤組成物より形成される粘着剤層を有する、光学用粘着シート。
- タッチパネル式入出力装置または画像表示装置を構成する部材の貼り合わせに用いられる、請求項6に記載の光学用粘着シート。
- 請求項6または7に記載の光学用粘着シートを含む、画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014028458A JP6310271B2 (ja) | 2014-02-18 | 2014-02-18 | 光学用粘着剤組成物、光学用粘着シート、および画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014028458A JP6310271B2 (ja) | 2014-02-18 | 2014-02-18 | 光学用粘着剤組成物、光学用粘着シート、および画像表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015151514A true JP2015151514A (ja) | 2015-08-24 |
JP6310271B2 JP6310271B2 (ja) | 2018-04-11 |
Family
ID=53894125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014028458A Active JP6310271B2 (ja) | 2014-02-18 | 2014-02-18 | 光学用粘着剤組成物、光学用粘着シート、および画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6310271B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015157913A (ja) * | 2014-02-25 | 2015-09-03 | 積水化学工業株式会社 | 光学用粘着剤組成物、光学用粘着シート及び光学積層体 |
WO2017183332A1 (ja) * | 2016-04-20 | 2017-10-26 | 日東電工株式会社 | 活性エネルギー線硬化型接着剤組成物、積層偏光フィルムおよびその製造方法、積層光学フィルムおよび画像表示装置 |
KR20180108445A (ko) * | 2017-03-23 | 2018-10-04 | 소켄 케미칼 앤드 엔지니어링 캄파니, 리미티드 | 점착 시트 |
JP2019210381A (ja) * | 2018-06-05 | 2019-12-12 | 日東電工株式会社 | 粘着剤組成物および粘着シート |
JP2020152832A (ja) * | 2019-03-20 | 2020-09-24 | 株式会社リコー | インクジェット用活性エネルギー線硬化型組成物、及び立体物の造形方法 |
JP2021188019A (ja) * | 2020-06-05 | 2021-12-13 | コニカミノルタ株式会社 | 粘着剤、粘着剤組成物及び粘着層付き基材 |
WO2022208815A1 (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 株式会社寺岡製作所 | 粘着剤組成物及び粘着テープ |
WO2023054581A1 (ja) * | 2021-09-30 | 2023-04-06 | 三菱ケミカル株式会社 | 粘着剤組成物、粘着剤、粘着シート、離型フィルム付き粘着シート、画像表示装置用積層体、曲面画像表示装置、曲面光学部材用粘着剤組成物 |
WO2024195441A1 (ja) * | 2023-03-22 | 2024-09-26 | 三菱ケミカル株式会社 | 粘着シート、離型フィルム付き粘着シート、フレキシブル画像表示装置構成部材用粘着シート、画像表示装置用積層体、フレキシブル画像表示装置、光硬化性粘着シート、及び粘着剤組成物 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001323239A (ja) * | 2000-05-16 | 2001-11-22 | Nitto Denko Corp | 粘着剤及びその粘着剤を用いた光学部材用表面保護フィルム |
JP2014009314A (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-20 | Daido Kasei Kogyo Kk | 光重合性硬化型粘着剤組成物 |
JP2014040614A (ja) * | 2013-12-04 | 2014-03-06 | 3M Innovative Properties Co | 粘着剤組成物及び粘着テープ |
EP2706102A1 (en) * | 2011-05-02 | 2014-03-12 | Nitto Denko Corporation | Adhesive, adhesive layer, and adhesive sheet |
JP2015048469A (ja) * | 2013-09-04 | 2015-03-16 | 藤森工業株式会社 | 粘着剤組成物、粘着フィルム及び表面保護フィルム |
-
2014
- 2014-02-18 JP JP2014028458A patent/JP6310271B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001323239A (ja) * | 2000-05-16 | 2001-11-22 | Nitto Denko Corp | 粘着剤及びその粘着剤を用いた光学部材用表面保護フィルム |
EP2706102A1 (en) * | 2011-05-02 | 2014-03-12 | Nitto Denko Corporation | Adhesive, adhesive layer, and adhesive sheet |
JP2014009314A (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-20 | Daido Kasei Kogyo Kk | 光重合性硬化型粘着剤組成物 |
JP2015048469A (ja) * | 2013-09-04 | 2015-03-16 | 藤森工業株式会社 | 粘着剤組成物、粘着フィルム及び表面保護フィルム |
JP2014040614A (ja) * | 2013-12-04 | 2014-03-06 | 3M Innovative Properties Co | 粘着剤組成物及び粘着テープ |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015157913A (ja) * | 2014-02-25 | 2015-09-03 | 積水化学工業株式会社 | 光学用粘着剤組成物、光学用粘着シート及び光学積層体 |
WO2017183332A1 (ja) * | 2016-04-20 | 2017-10-26 | 日東電工株式会社 | 活性エネルギー線硬化型接着剤組成物、積層偏光フィルムおよびその製造方法、積層光学フィルムおよび画像表示装置 |
JP2017193633A (ja) * | 2016-04-20 | 2017-10-26 | 日東電工株式会社 | 活性エネルギー線硬化型接着剤組成物、積層偏光フィルムおよびその製造方法、積層光学フィルムおよび画像表示装置 |
KR102267249B1 (ko) | 2017-03-23 | 2021-06-21 | 소켄 케미칼 앤드 엔지니어링 캄파니, 리미티드 | 점착 시트 |
KR20180108445A (ko) * | 2017-03-23 | 2018-10-04 | 소켄 케미칼 앤드 엔지니어링 캄파니, 리미티드 | 점착 시트 |
JP2019210381A (ja) * | 2018-06-05 | 2019-12-12 | 日東電工株式会社 | 粘着剤組成物および粘着シート |
JP7058181B2 (ja) | 2018-06-05 | 2022-04-21 | 日東電工株式会社 | 粘着剤組成物および粘着シート |
JP2020152832A (ja) * | 2019-03-20 | 2020-09-24 | 株式会社リコー | インクジェット用活性エネルギー線硬化型組成物、及び立体物の造形方法 |
JP2021188019A (ja) * | 2020-06-05 | 2021-12-13 | コニカミノルタ株式会社 | 粘着剤、粘着剤組成物及び粘着層付き基材 |
JP7484450B2 (ja) | 2020-06-05 | 2024-05-16 | コニカミノルタ株式会社 | 粘着剤、粘着剤組成物及び粘着層付き基材 |
WO2022208815A1 (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 株式会社寺岡製作所 | 粘着剤組成物及び粘着テープ |
WO2023054581A1 (ja) * | 2021-09-30 | 2023-04-06 | 三菱ケミカル株式会社 | 粘着剤組成物、粘着剤、粘着シート、離型フィルム付き粘着シート、画像表示装置用積層体、曲面画像表示装置、曲面光学部材用粘着剤組成物 |
WO2024195441A1 (ja) * | 2023-03-22 | 2024-09-26 | 三菱ケミカル株式会社 | 粘着シート、離型フィルム付き粘着シート、フレキシブル画像表示装置構成部材用粘着シート、画像表示装置用積層体、フレキシブル画像表示装置、光硬化性粘着シート、及び粘着剤組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6310271B2 (ja) | 2018-04-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6162033B2 (ja) | 光学用粘着剤組成物、光学用粘着シート、および画像表示装置 | |
JP6310271B2 (ja) | 光学用粘着剤組成物、光学用粘着シート、および画像表示装置 | |
JP6161994B2 (ja) | 光学用粘着剤組成物、光学用粘着シート、画像表示装置および入出力装置 | |
JP5260599B2 (ja) | 粘着剤組成物及びそれを用いた粘着製品、ディスプレイ | |
JP5676381B2 (ja) | 粘着剤組成物、粘着シート、及び光学用積層シート | |
JP6211943B2 (ja) | 光学用粘着剤組成物、光学用粘着シート、および画像表示装置 | |
JP5484108B2 (ja) | 粘着剤組成物及び粘着シート | |
US20100080991A1 (en) | Pressure-sensitive adhesive sheet for optical member adhesion | |
JP5690241B2 (ja) | 粘着剤組成物、粘着シート、及び光学用積層シート | |
JP2008280390A (ja) | 粘着剤組成物及びそれを用いた粘着製品、ディスプレイ | |
JP2010195942A (ja) | 粘着シートおよび粘着型機能性フィルム | |
JP2013104006A (ja) | 粘着シート | |
JP5484104B2 (ja) | 粘着剤組成物及び粘着シート | |
KR102116601B1 (ko) | 터치 패널용 점착제 조성물, 점착 시트 및 적층체 | |
JP6068543B2 (ja) | 液晶パネル及び画像表示装置 | |
TWI609937B (zh) | 透明黏合片用組合物 | |
JP6125636B2 (ja) | 光学部材用粘着剤組成物、粘着シートおよび積層体 | |
JP7376408B2 (ja) | 粘着剤組成物及び粘着剤層付き光学部材 | |
JP7275463B2 (ja) | 粘着剤組成物及び粘着シート | |
JP2020132788A (ja) | ガラス飛散防止フィルム用粘着剤組成物及びガラス飛散防止フィルム | |
TWI653309B (zh) | 光學構件用黏著劑組成物、黏著片及積層體 | |
JP7568395B2 (ja) | 偏光板用粘着剤組成物、粘着剤層付偏光板、光学部材、及び表示装置 | |
JP2023145214A (ja) | 光学フィルム用粘着剤組成物、粘着シート、光学部材、及び表示装置 | |
JP2024082132A (ja) | 粘着剤組成物、粘着シート、光学部材、及び表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170111 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171020 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171107 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171124 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20171124 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180313 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180316 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6310271 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |