JP2015140634A - セーフティツール - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1には、不使用時に操作コードに引っかかることがないように、操作コードを束ねるためのコードクリップが開示されている。
好ましくは、前記本体部材は、前記ボールチェーンを引っ掛けることができるフックを備えるか、又は前記フックを取り付け可能なフック取付部を備える。
好ましくは、第1及び第2スリットの幅は、前記ボールを通過させず且つ前記コードを通過させる幅である。
好ましくは、第1及び第2スリットは、前記本体部材の幅方向の端部から、前記本体部材の幅方向中央側に寄った位置に設けられている。
好ましくは、第1及び第2スリットの長さは、前記本体部材の幅方向中央での前記本体部材の高さ方向の長さよりも短い。
図1に示す遮蔽装置としての横型ブラインドは、ヘッドボックス1から垂下されるラダーテープ2を介して遮蔽材としての多数段のスラット3が吊下支持され、同ラダーテープ2の下端にボトムレール4が吊下支持される。横型ブラインドは、建築物の開口部寸法に合わせて据付される。
第2本体部材19の突出筒19bをプーリー20の嵌合孔20d内に挿入し、第1本体部材18の突出軸18bを第2本体部材19の嵌合孔19cに挿入する。これによって、図4に示すように、第2本体部材19と、プーリー20と、第1本体部材18とが組み合わさった状態となる。次に、第2本体部材19の凹部19dにビス(不図示)を挿入し、このビスを第1本体部材18の雌ねじ部18cに螺合させ、これによって、第2本体部材19と、プーリー20と、第1本体部材18とを互いに連結させる。図4(c)に示すように、第1本体部材18と第2本体部材19によって囲まれた空間には、第1及び第2チェーン部分7a,7bを収容する第1及び第2収容空間23a,23bが設けられる。プーリー20は、第1収容空間23aと第2収容空間23bの間に配置される。また、第1本体部材18と第2本体部材19の間には、第1及び第2収容空間23a,23bに連通する第1及び第2スリット22a,22bが設けられている。第1及び第2チェーン部分7a,7bは、第1及び第2スリット22a,22bを通じて、第1及び第2収容空間23a,23bに挿入可能になっている。なお、第1及び第2スリット22a,22bの幅は、ボールチェーン7のコード8aの幅と略等しくなっており、このため、第1及び第2スリット22a,22bには、ボールチェーン7のコード8aは挿通可能であるが、ボール8bは挿通不能になっている。
まず、図3(a)に示すように、第2スリット22bの上側にコード8aが位置するように第2チェーン部分7bを配置する。次に、図3(b)に示すように、第2チェーン部分7bを第2収容空間23b内に収容させながら、コード8aを第2スリット22b内に挿入する。次に、図3(c)に示すように、第2チェーン部分7bを第2収容空間23b内に収容させながら、コード8aを第2スリット22b内でスライド移動させる。この際に、ボール8bがプーリー20に係合される。次に、コード8aを第2スリット22bの下側から引き出すことによって図2(a)に示すような状態にする。第1チェーン部分7aも同様の方法で取り付けて、図2(a)に示すように、第1及び第2チェーン部分7a,7bが第1及び第2収容空間23a,23bに収容されている状態が得られる。
・フック21は、第1本体部材18に一体に形成されてもよい。
・フック21を省略して、第1及び第2本体部材18,19にボールチェーン7の下端のループ部分を引っ掛けるようにしてもよい。
・上記実施形態では、本体部材を2部材で構成しているが、本体部材は、1部材又は3部材以上で構成してもよい。本体部材を1部材で構成する場合、例えば、プーリー20を2部材構成にしておいて、プーリー20を支持する支軸は挟むように2つの部材を連結させることによって、プーリー20を回転可能に本体部材に支持させることができる。
本発明の第2実施形態のセーフティツール17は、その構成及び作用が第1実施形態に類似しており、使用方法が異なる点が主な差異点である。以下、差異点を中心に説明する。
次に、図7〜図9を用いて、本発明の第3実施形態のセーフティツール17について説明する。本実施形態のセーフティツール17は、その作用効果は第1実施形態に類似しているが、具体的な構成に差異がある。
第1本体部材18の突出筒18gをプーリー20の嵌合孔20d内に挿入し、第2本体部材19の突出軸19eを第1本体部材の嵌合孔18hに圧入する。これによって、第2本体部材19と、プーリー20と、第1本体部材18とを互いに連結させる。この状態では、図8に示すように、突出壁18p,19pが第1及び第2スリット22a,22bを形成するように対向し、第1本体部材18と第2本体部材19によって囲まれた空間には、第1及び第2チェーン部分7a,7bを収容する第1及び第2収容空間23a,23bが設けられる。プーリー20は、第1収容空間23aと第2収容空間23bの間に配置される。第1及び第2スリット22a,22bの幅は、第1実施形態と同様である。第1及び第2スリット22a,22bの位置は、第1及び第2本体部材18,19の幅方向の端部よりも、幅方向中央側に寄った位置になっている。言い換えると、突出壁18p,19pよりも幅方向外側に突出する突出片18q,19qが設けられている。このような構成によって、突出片18q,19qで挟まれる空間内に第1及び第2チェーン部分7a,7bを導いた後に、図3で説明した方法によってコード8aを第1及び第2スリット22a,22bに挿通させる作業を行うことができるため、作業性が向上する。また、第1実施形態では、第1及び第2スリット22a,22bの長さは、セーフティツール17の幅方向略中央での高さ方向の長さと略一致していたが、本実施形態では、第1及び第2スリット22a,22bの長さは、セーフティツール17の幅方向略中央での高さ方向の長さ(図7(b)の直線L上での長さ)よりも短い。このため、第1及び第2スリット22a,22b内でコード8aを移動させる距離が第1実施形態よりも短くなり、その分だけ、セーフティツール17を第1及び第2チェーン部分7a,7bに係合させる際の作業性が向上する。
上記実施形態では、セーフティツール17がプーリー20を備えることを必須としているが、本発明は、別の観点では、コード8aを第1及び第2スリット22a,22bに挿入してスライド移動させることによって、チェーン部分を本体部材に着脱可能に係合するという発明であり、その観点からは、プーリー20を備えることは必ずしも必須ではない。
好ましくは、前記本体部材は、通常使用時に前記ボールチェーンを通過させる第1係合部と、前記支持部材からセーフティツール間のチェーン部分に係合保持可能とした第2係合部を備え、その何れかが前記スリットを有する。好ましくは、第1係合部とは異なる挿通位置で通常使用時にチェーンを通過させることが可能となっている。好ましくは、第1係合部のスリットがオープンエンドであり、第2係合部のスリットがクローズエンドである。本観点では、第1係合部、第2係合部のいずれか一方のスリットが、ボールを通過させず且つコードを通過させる幅であればよく、他方の構造は異なるものとしてよい。
図10に示すように、本実施形態のセーフティツール17の基本構成は、第3実施形態のものと同様であるが、プーリー20が設けられていない点と、第1スリット22aがクローズドエンドになっていて、第2スリット22bがオープンエンドになっている点が主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
・第2スリット22bは省略可能である。この場合、例えば、図9に示すように第1及び第2本体部材18,19を分離させてボールチェーン7を第2収容空間23b内に収容させることができる。
・第1スリット22aの幅は、コード8aの直径よりも大きくても小さくてもよい。第1スリット22aの幅がコード8aの直径よりも大きい場合、第1スリット22aの底部が下側を向くように第1スリット22aをコード8aに引っ掛けたり、第1スリット22aの内壁に溝内に突出する凸部を設けて、この凸部と、第1スリット22aの底部の間にコード8aを保持することが好ましい。
・第1スリット22aは、オープンエンドであってもよい。第1スリット22aとコード8aの間の係合が、セーフティツール17の自重によって解除されないように、第1スリット22aとコード8aの間の係合の強度を高めることが好ましい。係合の強度を高めるための具体的な方法として、第1スリット22aの幅をコード8aの直径よりも小さくしたり、第1スリット22aの内壁に溝内に突出する凸部を第1スリット22aの長手方向に沿って2箇所以上に設けて隣接する凸部間にコード8aを保持することが挙げられる。
・第2収容空間23bを省略してもよい。この場合、ボールチェーン7の操作時には、セーフティツール17をボールチェーン7に取り付けずに、ボールチェーン7の非操作時に、コード8aの2箇所を第1及び第2スリット22a,22bに係合させることによって、ボールチェーン7の下端高さを上昇させることができる。
・フック21は省略可能である。
・第1本体部材18と第2本体部材19は一体成形してもよい。
2:ラダーテープ
3:スラット
4:ボトムレール
5:昇降コード
7:ボールチェーン
15:プーリーケース
17:セーフティツール
18:第1本体部材
19:第2本体部材
20:プーリー
21:フック
Claims (5)
- 建築物に据付される支持部材から垂下されるループ状のボールチェーンに取り付けられるセーフティツールであって、
前記ボールチェーンは、コード上に等間隔に合成樹脂のボールが設けられて構成され、
前記セーフティツールは、前記支持部材から垂下される前記ボールチェーンの第1及び第2チェーン部分を収容する第1及び第2収容空間を有する本体部材と、前記本体部材に対して回転可能に支持されるプーリーとを備え、
前記プーリーは、前記ボールに係合するように構成され、且つ前記本体部材内において第1及び第2チェーン部分の間に配置され、
前記本体部材は、第1及び第2収容空間に連通し且つ第1及び第2チェーン部分を第1及び第2収容空間内に挿入可能にする第1及び第2スリットを備える、セーフティツール。 - 前記本体部材は、前記ボールチェーンを引っ掛けることができるフックを備えるか、又は前記フックを取り付け可能なフック取付部を備える、請求項1に記載のセーフティツール。
- 第1及び第2スリットの幅は、前記ボールを通過させず且つ前記コードを通過させる幅である、請求項1又は請求項2に記載のセーフティツール。
- 第1及び第2スリットは、前記本体部材の幅方向の端部から、前記本体部材の幅方向中央側に寄った位置に設けられている、請求項1〜請求項3の何れか1つに記載のセーフティツール。
- 第1及び第2スリットの長さは、前記本体部材の幅方向中央での前記本体部材の高さ方向の長さよりも短い、請求項1〜請求項4の何れか1つに記載のセーフティツール。
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