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JP2015022048A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2015022048A JP2013148308A JP2013148308A JP2015022048A JP 2015022048 A JP2015022048 A JP 2015022048A JP 2013148308 A JP2013148308 A JP 2013148308A JP 2013148308 A JP2013148308 A JP 2013148308A JP 2015022048 A JP2015022048 A JP 2015022048A
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Abstract

【課題】廃トナーの漏れを防止すると共に装置本体への廃トナー容器の円滑な着脱が可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】本発明のカラープリンター1は、装置本体2に着脱可能に装着され廃トナーを収容する廃トナー容器45と、廃トナー容器45の回収口51aに連通可能な廃棄口65aを有するシール65と、シール65に対し摺動可能に設けられ、廃トナー容器45装着時に廃棄口65aを開放し、廃トナー容器45離脱時に廃棄口65aを閉止するシャッター66と、シャッター66を介して廃トナー容器45を離脱方向に付勢するコイルバネ67と、上下方向にシャッター66を移動させるシャッター移動機構68と、を備え、シャッター移動機構68は、廃トナー容器45装着時に係合部74が被係合部70に係合する固定位置P2に、廃トナー容器45装着解除時に当該係合を解除する解除位置P1に、それぞれシャッター66を移動させる。【選択図】図11

Description

本発明は、複写機やプリンター等に好適に用いられる画像形成装置に関する。
従来、用紙にトナー像を転写した後、感光体上に残存したトナー(以下、「廃トナー」という。)が回収される廃トナー容器を備えた画像形成装置が知られている。
例えば特許文献1には、廃トナーの回収に関するものではないが、一端にスクリュー駆動ギヤおよび係止板が固定されるトナー搬送スクリューと、係止板に形成される切欠部に嵌合する突起部を有するロックレバーと、突起部が切欠部に嵌合するようにロックレバーを付勢するスプリングバネと、を備えたトナー補給カートリッジが開示されている。この技術では、装置本体に対するトナー補給カートリッジの装着前後で、突起部が係止板の切欠部に嵌合して、トナー搬送スクリューの回転がロックされる。このため、トナー補給カートリッジからトナーが漏れたり、排出口付近にトナーが詰まったりすることが防止される。
特開平05−249820号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載された技術では、トナーの容器(トナー補給カートリッジ)の交換時におけるトナー漏れを防止することができるが、トナーの使用時、すなわち画像形成装置の稼働時におけるトナー漏れの防止については、何ら考慮されていなかった。
また、例えば、トナーの容器に密着するシールの廃棄口を開閉するシャッターを設けた場合、装置本体からのトナー容器の離脱およびシャッターによる廃棄口の閉止のために、シャッターを移動させるバネを設けることが考えられる。この場合、シャッターとシールとの間の摩擦力が強い場合、バネによるシャッターの移動ができず、廃棄口の閉止が適切にできないという問題があった。この問題は、バネ力を強くすれば解決可能であるが、バネ力を強くし過ぎると、意図せずトナー容器が飛び出す虞やバネ力に抗して行うトナー容器の装着が困難になる等の問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、廃トナーの漏れを防止すると共に装置本体への廃トナー容器の円滑な着脱が可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、装置本体に着脱可能に装着され、トナーにより画像を形成する画像形成部から排出される廃トナーを収容する廃トナー容器と、前記廃トナー容器に形成される回収口に密接すると共に該回収口に連通可能な廃棄口を有するシールと、前記シールに対し摺動可能に設けられ、前記装置本体に前記廃トナー容器が装着された場合に前記廃棄口を開放して該廃棄口と前記回収口とを連通させ、該装置本体から該廃トナー容器が離脱された場合に該廃棄口を閉止するシャッターと、前記シャッターを介して前記廃トナー容器を前記装置本体から離脱する方向に向けて付勢する弾性部材と、前記廃トナー容器の着脱方向に直交する方向に前記シャッターを移動させるシャッター移動機構と、を備え、前記シャッターは、前記シールに形成される被係合部に係合可能な係合部を有し、前記シャッター移動機構は、前記装置本体に前記廃トナー容器が装着された場合に、前記係合部が前記被係合部に係合する固定位置に前記シャッターを移動させ、該廃トナー容器が装着解除された場合に、該被係合部と該係合部との係合を解除する解除位置に該シャッターを移動させることを特徴とする。
この構成によれば、廃トナー容器を装着した状態では、シャッターは、廃トナー容器の回収口をシールに密着させた状態で廃棄口に連通させる。一方、廃トナー容器を離脱した状態では、シャッターは、廃棄口を閉止する。これにより、廃トナーの回収中、すなわち画像形成装置の稼働時におけるトナー漏れを防止することができると共に、廃トナー容器の離脱時(例えば、廃トナー容器の交換時等)のトナー漏れも防止することができる。また、廃トナー容器を装着した状態では、シャッター移動機構は、シャッターを固定位置に移動させる。そして、弾性部材の付勢力によって係合部と被係合部との係止状態が維持されるため、シャッターは固定位置に保持される。これにより、弾性部材の付勢力の大小にかかわらず、シャッターおよび廃トナー容器の着脱方向の移動を規制することができる。したがって、廃トナー容器の意図しない飛び出しを有効に防止することができる。
この場合、前記シャッター移動機構は、前記装置本体に前記廃トナー容器を装着する動作に連動して、前記シャッターを前記固定位置に向けて付勢する付勢機構と、前記付勢機構の付勢力に抗し、前記装置本体から前記廃トナー容器を離脱させる動作に連動して、前記シャッターを前記解除位置に向けて移動させる解除機構と、を有していることが好ましい。
この構成によれば、廃トナー容器を装置本体に装着するだけで、シャッターを固定位置に移動させ、廃トナー容器の着脱方向への移動を規制することができる。また、廃トナー容器を装置本体から離脱させるだけで、シャッターを解除位置に移動させ、廃トナー容器の着脱方向への移動を許容することができる。これにより、ユーザーは、シャッターの固定および固定解除を意識することなく、容易に廃トナー容器の着脱を行うことができる。
この場合、前記シャッターは、前記廃トナー容器を支持する容器支持部を有し、前記付勢機構は、前記容器支持部を介して前記廃トナー容器を上方に付勢して、前記回収口を前記シールに密着させることが好ましい。
この構成によれば、固定位置にあるシャッターを介して廃トナー容器の回収口をシールに密着させることができる。これにより、画像形成装置の稼働時におけるトナー漏れを、更に有効に防止することができる。
また、この場合、前記付勢機構は、前記装置本体に回動可能に設けられ、前記シャッターの下面に当接可能な接触部と、前記接触部を上方に回動させるように付勢するバネと、を有し、前記解除機構は、前記装置本体からの前記廃トナー容器の離脱時に操作されるレバーと、前記レバーの操作に連動して、前記接触部に干渉し、前記バネの付勢力に抗して該接触部を下方に回動させるカム部と、を有していることが好ましい。
この構成によれば、バネの付勢力によってシャッターは固定位置に移動し、レバーの操作に連動するカム部を接触部に干渉(接触)させることによってシャッターは解除位置に移動する。付勢機構および解除機構をバネやカム部等の簡易な構成とすることで、確動的且つ安定したシャッターの移動を担保することができる。
本発明によれば、廃トナー容器との接続部分からの廃トナーの漏れを防止することができる。また、装置本体に廃トナー容器を円滑に着脱することができる。
本発明の一実施形態に係るカラープリンターを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターの内部構造を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターのドラムユニットを示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターにおいて、ドラムユニットおよび廃トナー搬送装置を模式的に示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターにおいて、廃トナー容器を装着した状態の廃トナー回収構造を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターにおいて、廃トナー容器を取り出した状態の廃トナー回収構造を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターにおいて、廃トナー容器のキャップおよびシャッター等を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターにおいて、廃トナー容器が装着空間に装着された状態を示す一部断面図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターにおいて、廃トナー容器のキャップおよびシール等を示す上方斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターにおいて、キャップ等を示す下方斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターの容器着脱機構を示す下方斜視図であって、コイルバネによりシャッターが前方に付勢されている状態を示している。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターの容器着脱機構を示す下方斜視図であって、シャッターが固定位置に臨む状態を示している。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターにおいて、シャッターを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターにおいて、廃トナー容器が装着空間に装着された状態を模式的に示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターにおいて、付勢機構を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターにおいて、解除機構を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターにおいて、解除機構の一部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターにおいて、(a)はシャッターが解除位置に移動した状態を示す斜視図、(b)シャッターが固定位置に移動した状態を示す斜視図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのカラープリンターについて説明する。なお、以下の説明では、便宜上、各図に示す矢印Frをカラープリンターの正面側(前側)として規定すると共に、各図において矢印で示すように各方向を規定する。
まず、図1ないし図4を参照して、カラープリンター1の全体構成について説明する。ここで、図1はカラープリンター1を示す斜視図であり、図2はカラープリンター1の内部構造を模式的に示す断面図である。図3はドラムユニット21を示す断面図であり、図4はドラムユニット21および廃トナー搬送装置40を模式的に示す平面図である。
図1に示すように、カラープリンター1は、主要な外観を成す装置本体2と、装置本体2の下部に設けられ、用紙(図示せず)を収納する給紙カセット3と、装置本体2の前面に設けられる手差しトレイ4と、装置本体2の上面に設けられる排紙トレイ5と、を備えている。
図2に示すように、カラープリンター1は、給紙カセット3にセットされた用紙を搬送経路10に供給する給紙部11と、中間転写ベルト12にトナー像を一次転写する画像形成部13と、一次転写されたトナー像を用紙に二次転写する二次転写ニップ部14と、二次転写されたトナー像を用紙に定着する定着装置15と、一次転写されなかったトナー(廃トナー)を回収する廃トナー回収構造16と、を装置本体2内に備えている。
中間転写ベルト12は、駆動ローラー12aおよびテンションローラー12bに水平に巻き掛けられ、図示しない駆動モーターにより駆動ローラー12aを回転駆動することで所定方向(図2の矢印参照)に回動する。
画像形成部13は、4つのトナーコンテナ20に収納された4色(Y,M,C,K)の補給用トナーにより画像を形成するものであり、像担持体としての感光体ドラム24を備える4つのドラムユニット21と、各感光体ドラム24の表面にレーザー光(図2に示す矢印P参照)を照射する露光器22と、を有している。
4つのトナーコンテナ20は、排紙トレイ5の下側に並べられ、装置本体2内にそれぞれ着脱可能に装着されている。4つのドラムユニット21は、中間転写ベルト12の下側に前後方向に並設されている。
図2ないし図4に示すように、各ドラムユニット21は、軸方向両端に設けられた一対のドラムフレーム23に回転可能に支持される感光体ドラム24と、感光体ドラム24の表面を所定の電位に帯電させる帯電器25と、感光体ドラム24の表面に残留した廃トナーを除去するクリーニングユニット26と、を有している。
各感光体ドラム24は、アルミニウム等の導電性材料で形成されるドラム素管の外周面に非晶質シリコン系の感光層を有している。各感光体ドラム24の周囲には、帯電器25と、現像器27と、一次転写ローラー28と、クリーニングユニット26とが、一次転写のプロセス順に配置されている(図2参照)。
ここで、カラープリンター1による画像形成処理について説明する。カラープリンター1に電源が投入されると、各種パラメーター等の初期設定が実行される。そして、カラープリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力(印刷開始の指示)されると、各帯電器25によって帯電された各感光体ドラム24の表面に対し、各露光器22によって画像データに応じた露光が行われる。これにより、各感光体ドラム24に形成された静電潜像は、各現像器27によって各色のトナー像に現像される。各一次転写ローラー28にバイアスが印加されると、各色のトナー像が、順次、中間転写ベルト12に一次転写され、中間転写ベルト12上にフルカラーのトナー像が形成される。
一方、給紙部11によって給紙カセット3(または手差しトレイ4)から供給された用紙は、搬送経路10を通って二次転写ニップ部14まで搬送される。そして、二次転写ニップ部9にバイアスが印加されると、フルカラーのトナー像は用紙に二次転写され、定着装置15に搬送される。定着装置15によってトナー像の定着が行われた用紙は、排紙トレイ5上に排出される。なお、各感光体ドラム24上に残留したトナー(廃トナー)は、クリーニングユニット26によって除去される。
次に、図3および図4を参照して、各ドラムユニット21のクリーニングユニット26について説明する。なお、4つのクリーニングユニット26は、それぞれ同一の構成であるため、以下、1つのクリーニングユニット26について説明する。
クリーニングユニット26は、ケーシング30を備えており、ケーシング30の内部には、感光体ドラム24の表面に摺接するクリーニングローラー31およびクリーニングブレード32と、ケーシング30内の廃トナーを搬送する第1スクリュー33と、が配設されている。
ケーシング30は、感光体ドラム24の軸方向に沿って延在し、感光体ドラム24側が開放された略箱状に形成されている。ケーシング30の下部には、第1搬送路34が軸方向に延設されている。第1搬送路34の右端部底面には、第1送出口35が開口しており、この第1送出口35には、後述する廃トナー搬送装置40が接続されている。
クリーニングローラー31の軸方向両端部は、ケーシング30の上部に回転可能に支持されている。クリーニングローラー31の周面の一部は、ケーシング30の開放部分から露出し、感光体ドラム24の表面に摺接するようになっている。クリーニングローラー31は、図示しない駆動モーターにより、感光体ドラム24とは逆方向に回転駆動される。これにより、トナー像が一次転写された後の感光体ドラム24の表面が研磨され、感光体ドラム24の表面に付着した廃トナー等が除去される。
クリーニングブレード32は、例えばウレタンゴム製であり、ケーシング30の下部に固定されている。クリーニングローラー31の上部は、自由端となっており、自身の弾性力により感光体ドラム24に押圧されている。クリーニングブレード32は、感光体ドラム24の回転方向に対しカウンター方向に当接し、感光体ドラム24の表面の廃トナー等を掻き取るようになっている。なお、クリーニングブレード32を感光体ドラム24に対して所定の圧力で押圧する付勢手段を設けてもよい。
第1スクリュー33は、回転軸部の周面に径方向に突出する螺旋状のスクリュー羽根33aが固定されて構成されている。第1スクリュー33は、ケーシング30の第1搬送路34内に配置され、その軸方向両端部がケーシング30に回転可能に支持されている。第1スクリュー33は、図示しない駆動モーターにより回転駆動される。
図4に示すように、廃トナー搬送装置40は、並設された4つのクリーニングユニット26に渡るように前後方向に延設されている。廃トナー搬送装置40には、各クリーニングユニット26の第1送出口35が接続される4つのユニット接続部41が等間隔に形成されている。廃トナー搬送装置40の下部には、4つのユニット接続部41を合流させる第2搬送路42が前後方向に延設されている。
第2搬送路42内には、螺旋状のスクリュー羽根43aを有する第2スクリュー43が配置されている。第2スクリュー43の軸方向両端部は、第2搬送路42の内壁に回転可能に支持され、第2スクリュー43は、図示しない駆動モーターにより回転駆動される。また、第2搬送路42の前端部底面には、第2送出口44が開口しており、この第2送出口44には、後述する廃トナー回収構造16の廃トナー容器45が接続されている。
ここで、1つのクリーニングユニット26における廃トナーの搬送について説明する。上記したクリーニングユニット26によって感光体ドラム24から除去された廃トナーは、ケーシング30の第1搬送路34に落下する。第1搬送路34に集められた廃トナーは、第1スクリュー33の回転により第1送出口35に向かって搬送され、第1送出口35に接続されたユニット接続部41を通って第2搬送路42に流れ込む。第2搬送路42に集められた廃トナーは、第2スクリュー43の回転により第2送出口44に向かって搬送され、廃トナー回収構造16の廃トナー容器45に回収される。
次に、図5ないし図10を参照して、廃トナー回収構造16について詳細に説明する。ここで、図5は廃トナー容器45を装着した状態、図6は廃トナー容器45を取り出した状態の廃トナー回収構造16を示す斜視図である。図7は廃トナー容器45のキャップ50およびシャッター66等を示す斜視図である。図8は廃トナー容器45が装着空間2bに装着された状態を示す一部断面図である。図9および図10はキャップ50およびシール66等を示す上方斜視図および下方斜視図である。
図5および図6に示すように、廃トナー回収構造16は、装置本体2に着脱可能に装着され、画像形成部13から排出される廃トナーを回収する廃トナー容器45と、廃トナー容器45が廃トナーで満杯か否かを検出する光センサー46(図8参照)と、廃トナー容器45の接続部分からのトナー漏れを防止しつつ、装置本体2から廃トナー容器45を着脱させる容器着脱機構47(図9参照)と、を備えている。
廃トナー回収構造16は、装置本体2の前側右下部(手差しトレイ4の右側)に設けられている。装置本体2の前側右下部には、開口部2aが形成され、開口部2aから後方に向かって廃トナー容器45が着脱可能に装着される装着空間2bが形成されている。開口部2aの右側縁部には、カバー48が回動可能に支持されている。カバー48は、給紙カセット3および手差しトレイ4の右側の角部を構成するように、平面視で略L字状に湾曲して形成されている。
図6および図8に示すように、廃トナー容器45は、樹脂材料等によって角を丸められた略直方体状に形成され、内部に廃トナーを収容する空間を有している。詳細には、廃トナー容器45は、正面視で縦長の略矩形状に、側面視で横長の略矩形状に形成され、その上部やや左寄りの部分が上方に向かって窄められるように形成されている。廃トナー容器45の窄められた上端部には、円筒状の容器開口45aが形成されている。
この容器開口45aには、上側からキャップ50が嵌合している。なお、少なくとも容器開口45aおよびキャップ50は、透光性を有する合成樹脂等により形成されている。
図7に示すように、キャップ50は、容器開口45aに連通する回収口51aが形成される略円筒状のキャップ本体51と、キャップ本体51の回収口51aを開閉可能に設けられる蓋部52と、キャップ本体51の右側前面から前方に向かって延設される略板状のロック片53と、を有している。
キャップ本体51は、キャップ接触部54と、キャップ接触部54の下端に連設されるキャップ嵌合部55と、を有している。キャップ接触部54は、前後の円柱周面から成る一対の円周部54aと、円柱周面の左右対向位置で平坦に形成される一対の平面部54bと、を有している。
キャップ接触部54の外周面には、径方向に延出するフランジ部56が形成されている。フランジ部56は、回収口51aの上側開放面から僅かに下がった位置で、主に一対の平面部54bに形成されている。キャップ嵌合部55は、平面視でキャップ接触部54よりも大径となる円筒状に形成されている。キャップ嵌合部55の下端部には、容器開口45aの上縁に嵌合する環状の環状溝部55aが形成されている(図10参照)。
回収口51aは、キャップ接触部54およびキャップ嵌合部55の内側において上下方向に亘って貫通形成されている。回収口51aは、平面視で略矩形状に形成されている。回収口51aは、シール65(後述する)を介して、廃トナー搬送装置40の第2送出口44に接続されている(図8参照)。これにより、クリーニングユニット26および廃トナー搬送装置40によって搬送された廃トナーは、回収口51aを通って廃トナー容器45の内部に収容される。
蓋部52は、キャップ本体51の前端部から前方に延出する2本のヒンジ部52aを介して接続されている。蓋部52は、各ヒンジ部52aを中心に180°回動するようになっている。蓋部52には、回収口51aを閉塞したときに回収口51a内に僅かに進入する矩形環状の位置決め部52bが突設されている。
図7および図10に示すように、ロック片53は、キャップ嵌合部55の右側面に接続され、この接続部分を中心として左右方向に撓曲可能に形成されている。ロック片53の前端部には、平面視で三角形状の位置規制部53aが形成されている。位置規制部53aには、前端から後方に向かって右側に傾く規制側斜面53bが形成されている。位置規制部53aの後方には、右方向に突出する突起部53cが形成されている。突起部53cは、平面視で三角形状を成し、前面の傾斜よりも後面の傾斜の方が緩やかとなるように形成されている。
図8に示すように、光センサー46は、所謂透過型の光学センサーであり、発光部46a(右側)と、発光部46aから照射された信号光を検出する受光部46b(左側)と、を備えている。発光部46aと受光部46bとは、廃トナー容器45のキャップ本体51の上部(段差部51cより上側)を挟んで対向配置されている。
廃トナー容器45に回収された廃トナーが、キャップ本体51の上部にまで蓄積されていない場合には、発光部46aから照射された信号光は、キャップ本体51を通過して受光部46bに入射する。これにより、カラープリンター1の制御装置(図示せず)は、廃トナー容器45が満杯でないことを検出することができる。一方、キャップ本体51の上部にまで廃トナーが蓄積された場合には、発光部46aから照射された信号光は、蓄積された廃トナーに遮られるため、受光部46bは、信号光を受光することができない。これにより、制御装置は、廃トナー容器45が満杯であることを検出することができる。
次に、図7ないし図18を参照して、容器着脱機構47について説明する。図11は容器着脱機構47を示す下方斜視図であって、コイルバネ67によりシャッター66が前方に押圧されている状態を示し、図12はシャッター66が固定位置P2に臨む状態を示している。図13はシャッター66を示す斜視図である。図14は廃トナー容器45が装着空間2bに装着された状態を模式的に示す平面図である。図15は付勢機構75を示す斜視図である。図16および図17は解除機構76を示す斜視図である。図18(a)はシャッター66が解除位置P1に移動した状態を示す斜視図であり、図18(b)はシャッター66が固定位置P2に移動した状態を示す斜視図である。
図11および図12に示すように、容器着脱機構47は、装着空間2bの上側に配設される支持フレーム60に支持されている。支持フレーム60は、装置本体2の一部として設けられている。支持フレーム60は、下面を開放した略矩形箱状に形成される容器導入ガイド61と、容器導入ガイド61の後方に連設される容器収容フレーム62と、容器導入ガイド61と容器収容フレーム62との間において上方に向けて延設される略板状の立設フレーム63と、により一体に形成されている。なお、図9では、容器導入ガイド61および立設フレーム63の一部を省略している。
容器導入ガイド61は、左右両端下部に一対のガイドレール61aが形成され、正面視で下方を開放した略C字状に形成されている。一対のガイドレール61aは、それぞれ内側に向かって延出し、各内側端部から下方に向かって延出し、正面視で略L字状に形成されている。
容器収容フレーム62は、容器導入ガイド61の左右両側壁部から後方に向かって延出する左右一対のフレーム側壁部62aと、一対のフレーム側壁部62aの後端部を連結するフレーム後壁部62bと、を有している。
各フレーム側壁部62aの下端面は、各ガイドレール61aの下端面と同一平面を成している。右側のフレーム側壁部62aには、発光部46aが支持され、左側のフレーム側壁部62aには、受光部46bが支持されている(図8参照)。フレーム後壁部62bは、各フレーム側壁部62aの下端面よりも下方に延設されている。フレーム後壁部62bの内面(前面)上部には、フレーム側ボス64が前方に向かって突設されている。
立設フレーム63には、後方に延出するフック部63aが形成されている。このフック部63aが装置本体2の内部フレームに形成された固定孔(図示せず)に係止されることで、支持フレーム60が装置本体2の一部となるように固定される。
容器着脱機構47について詳細に説明する。容器着脱機構47は、廃トナー容器45の回収口51aに密接すると共に回収口51aに連通可能な廃棄口65aを有するシール65と、シール65に対し摺動可能に設けられ、装置本体2に廃トナー容器45が装着された場合に廃棄口65aを開放して廃棄口65aと回収口51aとを連通させ、装置本体2から廃トナー容器45が離脱された場合に廃棄口65aを閉止するシャッター66と、シャッター66を介して廃トナー容器45を装置本体2から離脱する方向に向けて付勢する弾性部材としてのコイルバネ67と、廃トナー容器45の着脱方向に直交する方向にシャッター66を移動させるシャッター移動機構68と、を備えている。
図9に示すように、シール65は、樹脂材料等によって略平板状に形成されている。シール65は、容器収容フレーム62の上部に保持(固定)されている。シール65の前側には、平面視で六角形状の廃棄口65aが貫通形成されている(図12も参照)。シール65の上面には、前端から上方に向かって延出し、後方に折曲してフック状に形成される突設部65bが設けられている。突設部65bの後端は、廃棄口65aの前側近傍まで延出している。
また、シール65の後側には、前後一対の被係合部70が、左右両端部から内側に向かって切り込まれるように形成されている(図18も参照)。各被係合部70は、平面視で矩形状に凹設されている。前側の各被係合部70は、後側の各被係合部70よりも前後方向に短く形成されている。なお、図9および図18では、前側の被係合部70のみを図示している。
図13に示すように、シャッター66は、シール65に摺動可能に支持される摺動ガイド71と、摺動ガイド71の下面に設けられる受圧部72と、受圧部72の左右両前端面から前方に向かって延設される左右一対の容器支持部73と、を有している。シャッター66は、樹脂材料等によって一体に形成されている。
摺動ガイド71は、上面を開放した略矩形箱状に形成されている。詳細には、摺動ガイド71は、矩形状の平板部71aと、平板部71aの左右両端部に立設される左右一対のガイド側壁部71bと、各ガイド側壁部71bの上端から互いに内側に向かって延設される左右一対のガイド上壁部71cと、各ガイド上壁部71cの内側端部から僅かに下方に突出する左右一対のガイド凸部71dと、を有し、正面視で上方を開放した略C字状に形成されている。なお、摺動ガイド71の前端部には、内側に向かって傾斜するテーパー面が形成されている。
平板部71aの前端部で左右方向中央領域には、前方に向かって僅かに突出する矩形状の容器当接部71eが形成されている。
また、平板部71aと各ガイド側壁部71bとによって形成される左右の角部分には、それぞれ、前後一対の係合部74が突設されている。各係合部74は、前後方向に長い直方体状に形成されている。前側の各係合部74は、平板部71aの前端から後方に延び、後側の各係合部74は、平板部71aの後端から前方に延びている。また、前側の各係合部74は、後側の各係合部74よりも前後方向に短く形成されている。各前後一対の係合部74の間には、平板部71aの上面が露出している。
ところで、各ガイド凸部71dと各係合部74との間隔は、シール65の厚みよりも大きくなるように設定されている。すなわち、ガイド凸部71dと各係合部74との間には、シール65が前後方向に挿通可能な間隙が形成されている(図18参照)。そして、各係合部74は、それぞれ、ガイド凸部71dと各係合部74との間に挿入されたシール65の各被係合部70に係合可能(嵌合可能)に構成されている(図9参照)。
受圧部72は、摺動ガイド71の下面において左右方向中央に固定される略矩形箱状の受圧本体72aと、受圧本体72aの左右両端に固定される左右一対の受圧腕部72bと、を有している。受圧本体72aの前面は、平板部71a(容器当接部71e)の前端面よりも後方に位置している。
各容器支持部73は、各受圧腕部72bの前面から前方に向かって略水平に延びている。つまり、各容器支持部73は、片持ち梁状に形成されている。各容器支持部73の上面は、平板部71aよりも僅かに下側に位置し、略水平となるように形成されている。なお、各容器支持部73の上面から平板部71a(容器当接部71e)の上面までの距離は、フランジ部56の厚みと略同一となるように設定されている(図7参照)。
図11および図14に示すように、コイルバネ67は、フレーム後壁部62bのフレーム側ボス64と、受圧本体72aのバネ嵌合部72cとの間に掛け渡されている。コイルバネ67の後端部は、フレーム側ボス64に嵌合し、コイルバネ67の前端部は、受圧本体72aの後部に凹設されたバネ嵌合部72cに嵌合している。これにより、コイルバネ67は、フレーム後壁部62bを台座としてシャッター66を前方に付勢している。
図14ないし図17に示すように、シャッター移動機構68は、装置本体2に廃トナー容器45を装着する動作に連動して、シャッター66を固定位置P2に向けて付勢する付勢機構75と、付勢機構75の付勢力に抗し、装置本体2から廃トナー容器45を離脱させる動作に連動して、シャッター66を解除位置P1に向けて移動させる解除機構76と、を有している。
図10、図11および図15に示すように、付勢機構75は、装置本体2に回動可能に設けられ、シャッター66の受圧本体72aの下面に当接可能な接触部80と、接触部80を上方に回動させるように付勢する捩りコイルバネ81と、を有している。
接触部80は、回動軸部82に固定される接触部本体83および解除作動部84を有し、樹脂材料等によって一体に形成されている。回動軸部82の左右両端部は、フレーム後壁部62bの下側に形成される左右一対の軸受部85に軸支されている。これにより、回動軸部82は、軸心を中心に回動可能に支持されている。
接触部本体83は、略板状に形成されており、回動軸部82の円周面から前側上方に向かって延出している。なお、接触部本体83の先端部は、下方に向かって略直角に折曲している。また、接触部本体83の先端部には、左方向に向かって延出するバネ掛合部86が形成されている。
解除作動部84は、矩形断面を有する棒状の部材が折り曲げられてL字状に形成されている。詳細には、解除作動部84は、接触部本体83の右側、且つ接触部本体83に対し下方(前方)に略90°ずれた位置において、回動軸部82の周面から前側下方に向かって延出している。また、解除作動部84は、その先端部が直角に折曲して右方に向かって延出している。解除作動部84の右側先端部は、右側のフレーム側壁部62aよりも外側に延びている(図14および図16参照)。
捩りコイルバネ81は、回動軸部82に巻き付くように設けられている。捩りコイルバネ81の一方(上方)の腕部は、バネ掛合部86に切り込まれたバネ溝86a(図15参照)に掛合し、他方(下方)の腕部は、フレーム後壁部62bの下部に形成されるバネ溝突起87(図10および図11参照)に掛合する。これにより、捩りコイルバネ81は、接触部本体83に対し、上方に向かって回動するような付勢力を常に作用させている。
図14、図16および図17に示すように解除機構76は、装置本体2からの廃トナー容器45の離脱時に操作されるレバー90と、レバー90の操作に連動して、接触部80に干渉し、捩りコイルバネ81の付勢力に抗して接触部80を下方に回動させるカム部91と、を有している。
レバー90は、前後方向に長い略直方体状に形成されている。レバー90は、前後方向にスライド可能な状態で装置本体2の右側壁に支持されている。レバー90は、図示しないバネ等の付勢手段により、常に前方に付勢された状態で設けられている。レバー90の前端部には、上方に立設される押圧操作部90aが設けられている。この押圧操作部90aは、装置本体2の開口部2aから外部に露出し、ユーザーによって直接押し込み操作される部分である(図5等参照)。
また、レバー90の前端部には、ロック片53の規制側斜面53bに当接するように左側後方に折り返されたフック状の後方押圧部92が形成されている。後方押圧部92には、前端から後方に向かって左側に傾く後方傾斜面92aが形成されている。また、後方押圧部92の上部には、左方に向かって突出する下方押圧部93が形成されている。下方押圧部93の上面は、後方押圧部92の上面と同一平面を成している。下方押圧部93の後面には、上端から下端に向かって前側に傾く下方傾斜面93aが形成されている(図17参照)。装着空間2bを構成する装置本体2の右内壁には、ロック片53の突起部53cが嵌合可能な凹部94が形成されている(図14参照)。
図14および図16に示すように、カム部91は、レバー90の後端部左側面に設けられている。カム部91は、平面視で後面を開放した略U字状に形成されている。カム部91の左側後端部は、上記した解除作動部84の右側先端部に干渉(当接)するようになっている。
次に、装置本体2(装着空間2b)に対する廃トナー容器45の装着および離脱について説明する。すなわち、廃トナー容器45の着脱時における容器着脱機構47の作用について説明する。なお、シール65は、ガイド凸部71dと各係合部74との間に挿通した状態でシャッター66を摺動可能に支持しているものとする。このとき、各係合部74と各被係合部70とは係合していないため、シャッター66は、シール65に対して相対的に下側の位置となる解除位置P1に移動された状態となっている(図18(a)参照)。
まず、装置本体2(装着空間2b)に廃トナー容器45を装着する場合について説明する。この場合、ユーザーは、カバー48を手前側に回動させ、開口部2aを開放する。そして、廃トナー容器45を所定の向きで開口部2aから装着空間2bに挿入する(図5参照)。このとき、キャップ50の蓋部52は、180°回動させ、回収口51aを開口させた状態となっている(図7、図9等参照)。
装着空間2bに対する廃トナー容器45のスライドが進むと、キャップ50のフランジ部56が、シール65とシャッター66の各容器支持部73との間に形成された間隙に進入して行く。すなわち、各容器支持部73は、廃トナー容器45(キャップ50)のフランジ部56の下面に接触し、廃トナー容器45を支持する。やがて、フランジ部56の後端面が、シャッター66の容器当接部71eに当接する(図7参照)。廃トナー容器45のスライドを更に進めると、コイルバネ67の付勢力に抗してシャッター66がシール65に対して後方に移動して行く。すなわち、シャッター66は図11に示す状態から図12に示す状態までスライドする。シャッター66および廃トナー容器45は、シャッター66の各係合部74とシール65の各被係合部70とが前後方向に一致するまでスライドする(図18(a)参照)。なお、この状態で、廃トナー容器45の回収口51aは、シール65の廃棄口65aに連通可能な位置に移動されている。
各係合部74と各被係合部70とが前後方向に一致すると、各被係合部70に、各係合部74が下側から入り込むことが可能となる。このため、受圧部72の下面に当接した接触部本体83が、捩りコイルバネ81の付勢力によって回動軸部82の軸心を中心として上方に回動し(図15の矢印参照)、シャッター66全体が、シール65に対して上方に移動する。すなわち、シャッター66は、解除位置P1から、各係合部74が各被係合部70に係合した固定位置P2に移動された状態となる(図18(b)参照)。なお、コイルバネ67によってシャッター66は前方に付勢されているため、各被係合部70の後端面が、各係合部74の後端面に押圧される。これにより、各係合部74が各被係合部70に係止された状態が維持される。
また、各容器支持部73によってフランジ部56が支持された廃トナー容器45も上方に移動する。この状態で、廃トナー容器45の回収口51aはシール65に密着し、廃棄口65aと廃トナー容器45の廃トナー収容空間とが連通する(図8参照)。このように、付勢機構75は、容器支持部73を介して廃トナー容器45を上方に付勢して、回収口51aをシール65に密着させる。これにより、カラープリンター1の稼働時(画像形成時)におけるトナー漏れを有効に防止することができる。
一方、フランジ部56と容器当接部71eとの当接後、廃トナー容器45のスライドを進めると、ロック片53の突起部53cが、レバー90の後方押圧部92に当接し、左方向に撓曲して行く。続いて、ロック片53の位置規制部53aが、後方押圧部92の後方傾斜面92aに摺接し始める。各係合部74と各被係合部70とが前後方向に一致するまでスライドすると、位置規制部53aは後方押圧部92を乗り越え、ロック片53は自身の復元力により元の位置に回動し、位置規制部53aの規制側斜面53bが後方押圧部92の後端面に当接すると共に、ロック片53の突起部53cが凹部94に嵌合する(図14参照)。
以上により、シャッター66の前後方向の移動が規制され、廃トナー容器45が装着空間2bに装着された状態が適切に維持される。
次に、装置本体2(装着空間2b)から廃トナー容器45を取り外す(離脱させる)場合について説明する。具体的には、廃トナーで満杯になった廃トナー容器45の交換作業について説明する。
廃トナー容器45への廃トナーの回収が進み、廃トナー容器45が廃トナーで満杯になると、光センサー46の発光部46aから照射された信号光が遮られ、受光部46bからの出力信号が大きく変化する。この出力信号の変化が制御装置(図示せず)に入力されると、制御装置は、廃トナー容器45が満杯になったことを、スピーカーや表示装置等を用いてユーザーに報知する。
廃トナー容器45が満杯になったことを認識したユーザーは、カバー48を手前側に回動させ、開口部2aおよび廃トナー容器45の前面を開放させる(図5参照)。続いて、ユーザーは、押圧操作部90aを介してレバー90を後方に押し込む。すると、後方押圧部92が位置規制部53aの規制側斜面53b上を摺接し始め、ロック片53が左方向に撓曲して行く。また、同時に、下方押圧部93の下方傾斜面93aが、位置規制部53aの上面を摺接し始め、ロック片53を介して廃トナー容器45が下方に押圧される。さらに、同時に、レバー90に設けられたカム部91が、解除作動部84に摺接し始める(図14および図16参照)。
更にレバー90の押し込みが進むと、突起部53cが凹部94から抜け出すと共に、後方押圧部92が位置規制部53aを乗り越える。また、同時に、下方押圧部93の下面が、位置規制部53aの上面を摺接し始める。すなわち、下方押圧部93は、ロック片53を介して廃トナー容器45を下方に押圧し始める(図17の黒塗り矢印参照)。さらに、同時に、レバー90の押し込みに伴って、解除作動部84は、後方に移動し(図16の白抜き矢印参照)、捩りコイルバネ81の付勢力に抗して回動軸部82の軸心を中心として下方に回動させる。このため、受圧部72の下面に当接した接触部本体83も、回動軸部82の軸心を中心として下方に回動する。この状態で、下方押圧部93が廃トナー容器45を下方に押圧しているため、シャッター66全体が、シール65に対して下方に移動する。すなわち、シャッター66は、固定位置P2から解除位置P1に移動する(図18(a)参照)。
これにより、各係合部74と各被係合部70との係合が解除され、コイルバネ67によってシャッター66が前方に付勢され、廃トナー容器45が前方に押し出される。そして、ユーザーは、開口部2aから前方に突出した廃トナー容器45を容易に取り出すことができる。このように、捩りコイルバネ81の付勢力によってシャッター66は固定位置P2に移動し、レバー90の操作に連動するカム部91を接触部80(解除作動部84)に干渉(接触)させることによってシャッター66は解除位置P1に移動する。付勢機構75および解除機構76を捩りコイルバネ81やカム部91等の簡易な構成とすることで、確動的且つ安定したシャッター66の移動を担保することができる。
以上のように、廃トナー容器45は、開口部2aから装置本体2(装着空間2b)内に着脱可能に装着される。なお、装着空間2bに廃トナー容器45を装着した状態では、第2送出口44と回収口51aとが、それぞれシール65の表裏に密接するようになっている(図8参照)。
以上の本実施形態に係るカラープリンター1によれば、シャッター移動機構68は、装置本体2に廃トナー容器45が装着された場合に、各係合部74が各被係合部70に係合する固定位置P2にシャッター66を移動させ、廃トナー容器45が装着解除された場合に、各被係合部70と係合部74との係合を解除する解除位置P1にシャッター66を移動させる。このため、廃トナー容器45を装着した状態では、シャッター66は、廃トナー容器45の回収口51aをシール65に密着させた状態で廃棄口65aに連通させる。一方、廃トナー容器45を離脱した状態では、シャッター66は、廃棄口65aを閉止する。これにより、廃トナーの回収中、すなわちカラープリンター1の稼働時におけるトナー漏れを防止することができると共に、廃トナー容器45の離脱時(例えば、廃トナー容器45の交換時等)のトナー漏れも防止することができる。また、廃トナー容器45を装着した状態では、シャッター移動機構68は、シャッター66を固定位置P2に移動させる。そして、コイルバネ67の付勢力によって各係合部74と各被係合部70との係止状態が維持されるため、シャッター66は固定位置P2に保持される。これにより、コイルバネ67の付勢力の大小にかかわらず、シャッター66および廃トナー容器45の着脱方向の移動を規制することができる。したがって、廃トナー容器45の意図しない飛び出しを有効に防止することができる。
また、本実施形態に係るカラープリンター1によれば、廃トナー容器45を装置本体2に装着するだけで、シャッター66を固定位置P2に移動させ、廃トナー容器45の前後方向(着脱方向)への移動を規制することができる。また、廃トナー容器45を装置本体2から離脱させるだけで、シャッター66を解除位置P1に移動させ、廃トナー容器45の前後方向への移動を許容することができる。これにより、ユーザーは、シャッター66の固定および固定解除を意識することなく、容易に廃トナー容器45の着脱を行うことができる。
なお、レバー90の下方押圧部93を省略してもよい。この場合、解除作動部84を後方に移動し、接触部本体83を下方に回動させた際に、廃トナー容器45(シャッター66)は、自重(収容した廃トナーの重さを含む。)によって下方(固定位置P2から解除位置P1)に移動する。
なお、上記した本発明の実施形態の説明は、本発明に係るカラープリンター1における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。さらに、上記した本発明の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、且つ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 カラープリンター(画像形成装置)
2 装置本体
13 画像形成部
45 廃トナー容器
51a 回収口
65 シール
65a 廃棄口
66 シャッター
67 コイルバネ(弾性部材)
68 シャッター移動機構
70 被係合部
73 容器支持部
74 係合部
75 付勢機構
76 解除機構
80 接触部
81 捩りコイルバネ(バネ)
90 レバー
91 カム部
P1 解除位置
P2 固定位置

Claims (4)

  1. 装置本体に着脱可能に装着され、トナーにより画像を形成する画像形成部から排出される廃トナーを収容する廃トナー容器と、
    前記廃トナー容器に形成される回収口に密接すると共に該回収口に連通可能な廃棄口を有するシールと、
    前記シールに対し摺動可能に設けられ、前記装置本体に前記廃トナー容器が装着された場合に前記廃棄口を開放して該廃棄口と前記回収口とを連通させ、該装置本体から該廃トナー容器が離脱された場合に該廃棄口を閉止するシャッターと、
    前記シャッターを介して前記廃トナー容器を前記装置本体から離脱する方向に向けて付勢する弾性部材と、
    前記廃トナー容器の着脱方向に直交する方向に前記シャッターを移動させるシャッター移動機構と、を備え、
    前記シャッターは、前記シールに形成される被係合部に係合可能な係合部を有し、
    前記シャッター移動機構は、前記装置本体に前記廃トナー容器が装着された場合に、前記係合部が前記被係合部に係合する固定位置に前記シャッターを移動させ、該廃トナー容器が装着解除された場合に、該被係合部と該係合部との係合を解除する解除位置に該シャッターを移動させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記シャッター移動機構は、
    前記装置本体に前記廃トナー容器を装着する動作に連動して、前記シャッターを前記固定位置に向けて付勢する付勢機構と、
    前記付勢機構の付勢力に抗し、前記装置本体から前記廃トナー容器を離脱させる動作に連動して、前記シャッターを前記解除位置に向けて移動させる解除機構と、を有していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記シャッターは、前記廃トナー容器を支持する容器支持部を有し、
    前記付勢機構は、前記容器支持部を介して前記廃トナー容器を上方に付勢して、前記回収口を前記シールに密着させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記付勢機構は、
    前記装置本体に回動可能に設けられ、前記シャッターの下面に当接可能な接触部と、
    前記接触部を上方に回動させるように付勢するバネと、を有し、
    前記解除機構は、
    前記装置本体からの前記廃トナー容器の離脱時に操作されるレバーと、
    前記レバーの操作に連動して、前記接触部に干渉し、前記バネの付勢力に抗して該接触部を下方に回動させるカム部と、を有していることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
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