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JP2015010140A - 艶消し表面処理剤 - Google Patents

艶消し表面処理剤 Download PDF

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JP2015010140A
JP2015010140A JP2013135483A JP2013135483A JP2015010140A JP 2015010140 A JP2015010140 A JP 2015010140A JP 2013135483 A JP2013135483 A JP 2013135483A JP 2013135483 A JP2013135483 A JP 2013135483A JP 2015010140 A JP2015010140 A JP 2015010140A
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吉田 圭介
Keisuke Yoshida
圭介 吉田
和徳 渡邉
Kazunori Watanabe
和徳 渡邉
佐藤 保
Tamotsu Sato
保 佐藤
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Abstract

【課題】安定性、加工性及び艶消し性に優れた艶消し表面処理剤の提供。【解決手段】下記一般式(1)で表される繰返し単位、又は下記一般式(1)で表される繰返し単位並びに特定の繰返し単位をもつポリマーを含み、さらに、下記一般式(1)で表される繰返し単位100重量部に対して、スルホン酸塩又は硫酸エステル塩を有する有機化合物1.0〜5.0重量部及び高級脂肪酸塩0.05〜2.5重量部を含み、塩化ビニル系重合体の平均粒子径が0.10μm以下である塩化ビニル系重合体ラテックス組成物、並びに艶消し剤を含有し、該塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分及び該艶消し剤の合計を100重量%とした場合の塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分及び該艶消し剤の含有割合が10〜80重量%及び20〜90重量%であることを特徴とする艶消し表面処理剤である。【選択図】なし

Description

本発明は、艶消し表面処理剤に関し、より詳しくは安定性、加工性及び艶消し性に優れた艶消し表面処理剤に関するものである。
塩化ビニル系樹脂は安価でかつ品質バランスに優れているため、繊維処理、塗料などの分野で利用されている。これらの分野において、近年、資源等の有効利用、大気汚染の問題、及び火災の問題の点から有機溶剤塗料から水性塗料に代わりつつある。
塩化ビニル系樹脂のラテックス(以下、塩化ビニル系樹脂ラテックス)は、溶剤系と比較し有機溶剤を使用しないため前記問題を解決できるので、近年利用が広がっている(例えば、特許文献1)。
しかし、塩化ビニル系樹脂ラテックスは、平均粒径が大きいと、塗料としたときの固形分の分離による安定性が低下する問題がある。また平均粒径が大きいと塗料を塗布する加工時に、配合剤により粘度が低下し、塗膜作成時に塗料が広がってしまい加工性が低下したり、液ダレ等により作業性が低下する問題がある。
さらに、塩化ビニル系樹脂ラテックスを水性艶消し塗料とし、スクラッチ耐性や耐色調変化については検討されている(例えば、特許文献2)。
しかし、優れた安定性と加工性を示す塩化ビニル系樹脂ラテックスを含有する艶消し表面処理剤を得るのは困難であった。
特開平11−124530号公報 特開平8−151536号公報
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、優れた安定性、加工性及び艶消し性を示す艶消し表面処理剤を提供するものである。
本発明者らは、上記の課題を解決するため、鋭意検討を重ねた結果、特定の塩化ビニル系重合体ラテックス組成物及び艶消し剤を含有する艶消し表面処理剤は、安定性に優れ、艶消し表面処理剤とした時の粘度が高い壁紙表面処理剤となることを見出し、本発明に至った。すなわち、本発明は、特定の一般式で表される繰返し単位、又は特定の一般式で表される繰返し単位及び所定の一般式で表される少なくとも1つの繰返し単位をもつポリマーを含み、さらに、一般式(1)で表される繰返し単位100重量部に対して、スルホン酸塩又は硫酸エステル塩を有する有機化合物1.0〜5.0重量部及び高級脂肪酸塩0.05〜2.5重量部を含み、塩化ビニル系重合体の平均粒子径が0.10μm以下である塩化ビニル系重合体ラテックス組成物、並びに艶消し剤を含有し、該塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分及び該艶消し剤の合計を100重量%とした場合の塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分及び該艶消し剤の含有割合が10〜80重量%及び20〜90重量%であることを特徴とする艶消し表面処理剤である。
以下に本発明について詳細に説明する。
本発明の艶消し表面処理剤は、所定の塩化ビニル系重合体ラテックス組成物及び艶消し剤を含有するものである。
本発明の艶消し表面処理剤が含有する塩化ビニル系重合体ラテックス組成物(以下単に、塩化ビニル系重合体ラテックス組成物と称する場合がある)は、下記一般式(1)で表される繰返し単位、又は下記一般式(1)で表される繰返し単位及び下記一般式(2)、(3)、(4)及び(5)で表される少なくとも1つの繰返し単位をもつポリマーを含むものである。
該ポリマーの含有量は、本発明の効果を奏する限り、特に限定するものではない。高温雰囲気下での接着力をより向上させるため、下記一般式(1)で表される繰返し単位100重量部に対して、0.5〜70重量部が好ましく、0.5〜50重量部がさらに好ましく、0.5〜20重量部が特に好ましい。
Figure 2015010140
Figure 2015010140
(式中、Rは炭素数2〜8のアルキル基を表し、Rは水素またはメチル基を表す。)
Figure 2015010140
(式中、Rは炭素数1〜4のアルキレン基を表し、Rは炭素数1〜4のアルキル基もしくはアルコキシルアルキル基、または水素を表し、Rは水素またはメチル基を表す。)
Figure 2015010140
(式中、Rはメチル基またはエチル基を表す。)
Figure 2015010140
(式中、Rは水素またはメチル基を表す。)
一般式(1)で表される繰返し単位をもつのは、ポリ塩化ビニル等である。
一般式(2)で表される繰返し単位をもつポリマーとしては、例えば、ポリ(メタ)アクリル酸エチル、ポリ(メタ)アクリル酸n−プロピル、ポリ(メタ)アクリル酸イソプロピル、ポリ(メタ)アクリル酸n−ブチル、ポリ(メタ)アクリル酸イソブチル、ポリ(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、ポリ(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、ポリ(メタ)アクリル酸n−オクチル等が挙げられ、これらの繰返し単位の一種類以上の共重合体でも良い。
一般式(3)で表される繰返し単位をもつポリマーとしては、例えば、ポリ(メタ)アクリル酸メトキシエチル、ポリ(メタ)アクリル酸エトキシエチル、ポリ(メタ)アクリル酸プロポキシエチル、ポリ(メタ)アクリル酸n−ブトキシエチル、ポリ(メタ)アクリル酸メトキシプロピル、ポリ(メタ)アクリル酸エトキシプロピル、ポリ(メタ)アクリル酸n−プロポキシプロピル、ポリ(メタ)アクリル酸n−ブトキシプロピル、ポリ(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、ポリ(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル等が挙げられ、これらの繰返し単位の一種類以上の共重合体でも良い。
一般式(4)で表される繰返し単位をもつポリマーとしては、例えば、ポリ酢酸ビニル、ポリプロピオン酸ビニル等が挙げられ、これらの繰返し単位の一種類以上の共重合体でも良い。
一般式(5)で表される繰返し単位をもつポリマーとしては、例えば、ポリメタクリル酸グリシジル等が挙げられ、これらの繰返し単位の一種類以上の共重合体でも良い。
塩化ビニル系重合体ラテックス組成物は、一般式(1)で表される繰返し単位100重量部に対して、スルホン酸塩又は硫酸エステル塩を有する有機化合物1.0〜5.0重量部及び高級脂肪酸塩0.05〜2.5重量部を含むものである。
スルホン酸塩又は硫酸エステル塩を有する有機化合物が一般式(1)で表される繰返し単位100重量部に対して1.0重量部未満の場合は、安定性が低下し、好ましくない。5.0重量部を超える場合は、粘度及び安定性が低下し、好ましくない。
高級脂肪酸塩が一般式(1)で表される繰返し単位100重量部に対して0.05重量部未満の場合及び2.5重量部を超える場合は、粘度及び安定性が低下し、好ましくない。
ここに、スルホン酸塩を有する有機化合物としては、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸アンモニウム等のアルキルベンゼンスルホン酸塩類、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ジヘキシルスルホコハク酸ナトリウム等のジアルキルスルホコハク酸塩類、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム等のアルキルナフタレンスルホン酸塩類、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム等のアルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩類等が挙げられ、また、硫酸エステル塩を有する有機化合物としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸エステルナトリウム等のアルキル硫酸エステル塩類、ポリオキシエチレンアルキルアリール硫酸エステル塩類等が挙げられる。これらは単独でも、2種類以上含んでいても良い。
高級脂肪酸塩としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等とアルカリとの塩が挙げられる。入手のしやすさから、ナトリウム、カリウム、アンモニア、トリエタノールアミンとの塩が好ましい。これらは単独でも、2種類以上含んでいても良い。
塩化ビニル系重合体ラテックス組成物は、含まれる塩化ビニル系重合体の平均粒子径が0.10μm以下である。平均粒子径が0.10μmを超えると、艶消し表面処理剤の粘度及び安定性が低下し、好ましくない。艶消し剤の高い粘度、及び安定性をより向上させて兼ね備えるためには、0.08μm以下が好ましい。
塩化ビニル系重合体ラテックス組成物は、本発明の目的を損なわない範囲で、他に、連鎖移動剤、還元剤、緩衝剤、スルホン酸塩又は硫酸エステル塩を有する有機化合物及び高級脂肪酸塩以外の乳化剤、増粘剤、pH調整剤、消泡剤、防腐剤、造膜助剤、凍結防止剤、分散剤等を含有していてもよい。
連鎖移動剤とは塩化ビニル単独重合体や塩化ビニル単量体と塩化ビニルと共重合可能な単量体との共重合体の重合度を調整できるものであればよく、例えば、トリクロルエチレン、四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素;2−メルカプトエタノール、3−メルカプトプロピオン酸オクチル、ドデシルメルカプタンなどのメルカプタン類;アセトン、n−ブチルアルデヒドなどのアルデヒド類等が挙げられる。
還元剤とは、例えば、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸アンモニウム、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸水素アンモニウム、チオ硫酸アンモニウム、メタ重亜硫酸カリウム、亜二チオン酸ナトリウム、ナトリウムホルムアルデヒドスルフォキシレート、L−アスコルビン酸、デキストローズ、硫酸第一鉄、硫酸銅等が挙げられる。
緩衝剤とは、例えば、リン酸一または二水素アルカリ金属塩、フタル酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム等が挙げられる。
スルホン酸塩又は硫酸エステル塩を有する有機化合物及び高級脂肪酸塩以外の乳化剤とは、例えば、ソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート等のソルビタンエステル類;ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルエステル類、ポリアルキレングリコール類、ポリビニルアルコール、部分ケン化ポリビニルアルコール、部分ケン化ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸およびその塩等のノニオン系界面活性剤等が挙げられる。これらは単独でも、2種類以上含んでいても良い。
増粘剤としては、例えば、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、ポリプロピレングリコールの脂肪酸エステル等があげられる。
pH調整剤としては、例えば、苛性ソーダ、苛性カリ、アンモニア、エタノールアミン、トリエタノールアミン、ジメチルエタノールアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン等が挙げられる。
消泡剤としては、例えば、脂肪酸エステル、シリコーンオイル及び/又はポリエーテル等があげられる。
防腐剤としては、例えば、カルバミン酸塩等が挙げられる。
造膜助剤としては、例えば、2,2,4−トリメチルペンタンジオール−1,3−モノイソブチレート、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、3−メチル3−メトキシブタノール等が挙げられる。
凍結防止剤としては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール等が挙げられる。
分散剤としては、例えば、スチレン−マレイン酸モノエステル塩共重合体等が挙げられる。
塩化ビニル系重合体ラテックス組成物は、塩化ビニル単量体100重量部に対して、スルホン酸塩又は硫酸エステル塩を有する有機化合物1.0〜5.0重量部及び高級脂肪酸塩0.05〜2.5重量部を水性媒体中で乳化重合することにより製造することができる。乳化重合は、水を分散媒として、水に対して10〜140重量%の塩化ビニル単量体単独、又は塩化ビニル単量体と共重合可能なモノマーを、所定量のスルホン酸塩又は硫酸エステル塩を有する有機化合物及び高級脂肪酸塩の存在下、重合開始剤を用い、攪拌下重合することにより行われる。
スルホン酸塩を有する有機化合物としては、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸アンモニウム等のアルキルベンゼンスルホン酸塩類、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ジヘキシルスルホコハク酸ナトリウム等のジアルキルスルホコハク酸塩類、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム等のアルキルナフタレンスルホン酸塩類、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム等のアルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩類等が挙げられ、また、硫酸エステル塩を有する有機化合物としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸エステルナトリウム等のアルキル硫酸エステル塩類、ポリオキシエチレンアルキルアリール硫酸エステル塩類等が挙げられる。これらは単独でも、2種類以上使用しても良い。添加方法としては、通常一括添加、間欠添加、連続添加のいずれかの方法か、またはその組合わせによって行われる。スルホン酸塩又は硫酸エステル塩を有する有機化合物の使用量が、塩化ビニル単量体100重量部に対して1.0重量部未満の場合は、艶消し表面処理剤の粘度が低く、塩化ビニルシートの艶消し性が低下し、好ましくない。5.0重量部を超える場合は、艶消し表面処理剤の粘度が低く、安定性が劣り、塩化ビニル樹脂シートの艶消し性が低下し、好ましくない。
高級脂肪酸塩としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等とアルカリとの塩が挙げられる。入手のしやすさから、ナトリウム、カリウム、アンモニア、トリエタノールアミンとの塩が好ましい。これらは単独でも、2種類以上使用しても良い。添加方法としては、通常一括添加、間欠添加、連続添加のいずれかの方法か、またはその組合わせによって行われる。高級脂肪酸塩の使用量が、塩化ビニル単量体100重量部に対して0.05重量部未満の場合は、艶消し表面処理剤の安定性が低下し、好ましくない。2.5重量部を超える場合は、艶消し表面処理剤の粘度が低下し、好ましくない。
塩化ビニル系重合体ラテックス組成物は、上記した塩化ビニル単量体の代わりに、塩化ビニル単量体、並びに下記一般式(6)、(7)、(8)及び(9)で表される少なくとも1種の単量体を乳化重合により製造することができる。下記一般式(6)、(7)、(8)及び(9)で表される少なくとも1種の単量体の使用量は、本発明の効果を奏する限り、特に限定するものではない。生産性をより向上させるため、塩化ビニル単量体100重量部に対して、0.4〜75重量部が好ましく、0.4〜50重量部がさらに好ましく、0.4〜25重量部が特に好ましい。
Figure 2015010140
(式中、Rは炭素数2〜8のアルキル基を表し、R10は水素またはメチル基を表す。)
Figure 2015010140
(式中、R11は炭素数1〜4のアルキレン基を表し、R12は炭素数1〜4のアルキル基もしくはアルコキシルアルキル基、または水素を表し、R13は水素またはメチル基を表す。)
Figure 2015010140
(式中、R14はメチル基またはエチル基を表す。)
Figure 2015010140
(式中、R15は水素またはメチル基を表す。)
一般式(6)で表される単量体((メタ)アクリル酸エステル)としては、例えば、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−オクチル等が挙げられる。
一般式(7)で表される単量体((メタ)アクリル酸エステル)としては、例えば、(メタ)アクリル酸メトキシエチル、(メタ)アクリル酸エトキシエチル、(メタ)アクリル酸プロポキシエチル、(メタ)アクリル酸n−ブトキシエチル、(メタ)アクリル酸メトキシプロピル、(メタ)アクリル酸エトキシプロピル、(メタ)アクリル酸n−プロポキシプロピル、(メタ)アクリル酸n−ブトキシプロピル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル等が挙げられる。
一般式(8)で表される単量体としては、例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等が挙げられる。
一般式(9)で表される単量体としては、例えば、メタクリル酸グリシジル等が挙げられる。
一般式(6)〜(9)で表される単量体以外に、これらと共重合可能なビニル系単量体を使用してもよい。これらと共重合可能なビニル系単量体としては、例えば、アクリル酸メチル、メタアクリル酸n−ペンチル、(メタ)アクリル酸n−デシル、(メタ)アクリル酸n−ドデシル、(メタ)アクリル酸n−オクタデシル、(メタ)アクリル酸シアノメチル、(メタ)アクリル酸1−シアノエチル、(メタ)アクリル酸2−シアノエチル、(メタ)アクリル酸1−シアノプロピル、(メタ)アクリル酸2−シアノプロピル、(メタ)アクリル酸3−シアノプロピル、(メタ)アクリル酸4−シアノブチル、(メタ)アクリル酸6−シアノヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチル−6−シアノヘキシル、(メタ)アクリル酸8−シアノオクチル、(メタ)アクリル酸メトキシメチル、(メタ)アクリル酸エトキシメチル、メタアクリル酸n−プロポキシプロピル、メタアクリル酸n−ブトキシプロピル等を例示することができる。
さらに、以下の単量体を使用することもできる。例えば、(メタ)アクリル酸1,1−ジヒドロペルフルオロエチル、(メタ)アクリル酸1,1−ジヒドロペルフルオロプロピル、(メタ)アクリル酸1,1,5−トリヒドペルフルオロヘキシル、(メタ)アクリル酸1,1,2,2−テトラヒドロペルフルオロプロピル、(メタ)アクリル酸1,1,7−トリヒドロペルフルオロヘプチル、(メタ)アクリル酸1,1−ジヒドロペルフルオロオクチル、(メタ)アクリル酸1,1−ジヒドロペルフルオロデシル、(メタ)アクリル酸1−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸ジブチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸エステル類以外の成分としてはメチルビニルケトン等のアルキルビニルケトン化合物、ビニルエチルエーテル等のアルキルビニルエーテル化合物、アリルメチルエーテル等のアリルエーテル化合物、スチレン、α−メチルスチレン、クロロスチレン、ビニルトルエン、p−クロロメチルスチレン、p−アセトキシスチレン、p−アセトキシスチレン、p−ブトキシスチレン、4−ビニル安息香酸、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、ビニルナフタレン等のビニル芳香族化合物、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のビニルニトリル化合物、アクリルアミド、ブダジエン、2,3−ジクロロ−1,3−ブタジエン、2−シアノ−1,3−ブタジエン、1−クロロ−1,3−ブタジエン、2−(N−ピペリジメチル)−1,3−ブタジエン、2−トリエトキシメチル−1,3−ブタジエン、2−(N,N−ジメチルアミノ)−1,3−ブタジエン、N−(2−メチレン−3−ブテノイル)モルホリン等の1,3−ブタジエン化合物、イソプレン、ペンタジエン、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、プロピオン酸ビニル、無水マレイン酸、無水シトラコン酸、無水イタコン酸、マレイン酸、マレイン酸エステル、フマル酸エステル、クロトン酸、イタコン酸、フマル酸、メタクリロキシキシプロピルトリメトキシシラン、アクロレイン、ジアセトンアクリルアミド、ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ジアセトンメタクリレート、ビニルスルホン酸、2−アクリルアミド−1−メチルスルホン酸、2−メタクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等を例示することができ、均一で接着性に優れた塗膜を得るため、塩化ビニル単量体100重量部に対して、必要に応じて好ましくは1〜200重量部、さらに好ましくは5〜150重量部の割合で加えることができる。
用いられる重合開始剤としては、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、過酸化水素、t−ブチルハイドロパーオキサイド等の水溶性開始剤、2、2’−アゾビスイソブチロニトリル、2、2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリル、ラウロイルパーオキサイド、t−ブチルペルオキシピバレート、ジアシルパーオキサイド、パーオキシエステル、パーオキシジカーボネート等の油溶性開始剤等を挙げることができ、場合によっては、硫酸第一鉄等の第一鉄塩、ハイドロサルファイトナトリウム、L−アルコルビン酸等の還元剤を添加して重合を開始する。この時使用される重合開始剤の添加方法は、通常、一括添加、間欠添加、連続添加のいずれかの方法か、またはその組合わせによって行われる。この時使用される重合開始剤の添加方法は、通常、一括添加、間欠添加、連続添加のいずれかの方法か、またはその組合わせによって行われる。塩化ビニル単量体の重合率は、全単量体に対して80〜97重量%であることが好ましい。
重合温度は10〜85℃であり、30〜80℃が好ましく、40〜80℃がさらに好ましい。重合温度が10℃未満であると生産性が低下し、塩化ビニル系重合体の平均重合度が高くなり、好ましくない。85℃を超えると塩化ビニル系重合体の平均重合度が低くなり、好ましくない。
重合時間は、特に限定するものではないが、3〜24時間が好ましい。
重合の終了は、容器内の圧力を常圧、さらに減圧し、単量体を回収することにより行う。重合禁止剤を添加して重合を終了させてもよい。
必要に応じ、重合終了後のラテックスに、塩化ビニル系重合体100重量部に対してスルホン酸塩又は硫酸エステル塩を有する有機化合物1.0〜5.0重量部及び高級脂肪酸塩0.05〜2.5重量部を含有するように、これらの乳化剤を追加添加することができる。
さらに、この塩化ビニル系重合体ラテックス組成物を製造する際に、重合の安定化やスケール発生量の低減を目的として、連鎖移動剤、還元剤、緩衝剤、スルホン酸塩又は硫酸エステル塩を有する有機化合物以外の乳化剤等を添加することもできる。
本発明においては、これらの塩化ビニル系重合体ラテックス組成物は単独、または2種類以上のブレンド体であっても問題なく使用可能である。
塩化ビニル系重合体ラテックス組成物を製造する際に、重合の安定化やスケール発生量の低減を目的として、例えば、上記した連鎖移動剤、還元剤、緩衝剤、スルホン酸塩又は硫酸エステル塩を有する有機化合物及び高級脂肪酸塩以外の乳化剤、増粘剤、pH調整剤、消泡剤、防腐剤、造膜助剤、凍結防止剤、分散剤等を添加することもできる。
本発明の艶消し表面処理剤が含有する艶消し剤は、塗膜の艶を消すために配合されるもので、例えば、無水ケイ酸(シリカ)、含水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウムなどのケイ酸化合物、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、酸化チタン、石膏、クレー、タルク、アルミホワイトなどの無機化合物、ポリスチレン系、ポリ(メタ)アクリル酸メチル系、ポリアミド系などの架橋ポリマー微粒子等があげられる。
艶消し表面処理剤中の塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分及び艶消し剤の合計を100重量%とした場合の塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分及び該艶消し剤の含有割合が10〜80重量%及び20〜90重量%である。塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分が10重量%未満(艶消し剤が90重量%を超える)では基剤への密着力が悪くなり、塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分が80重量%を超える(艶消し剤が20重量%未満)と艶消し剤としての効果が発現できなくなる。
本発明の艶消し表面処理剤は、本発明の目的を損なわない範囲で、他に、緩衝剤、増粘剤、界面活性剤、pH調整剤、消泡剤、防腐剤、造膜助剤、老化防止剤、消泡剤、造膜助剤、凍結防止剤等を更に含有してもよい。
緩衝剤としては、例えば、リン酸一または二水素アルカリ金属塩、フタル酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム等があげられる。
増粘剤としては、例えば、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、ポリプロピレングリコールの脂肪酸エステル等があげられる。
界面活性剤としては、例えば、アルキルまたはアルキルアリルスルホン酸塩等のアニオン系界面活性剤、アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、アルキルベンジルアンモニウムクロライド等のカチオン系界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンカルボン酸エステル等のノニオン系界面活性剤等があげられる。
pH調整剤としては、例えば、苛性ソーダ、苛性カリ、アンモニア、エタノールアミン、トリエタノールアミン、ジメチルエタノールアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン等が挙げられる。
消泡剤としては、例えば、脂肪酸エステル、シリコーンオイル及び/又はポリエーテル等があげられる。
防腐剤としては、例えば、カルバミン酸塩等が挙げられる。
造膜助剤としては、例えば、2,2,4−トリメチルペンタンジオール−1,3−モノイソブチレート、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、3−メチル3−メトキシブタノール等が挙げられる。
老化防止剤としては、例えば、エリソルビン酸等が挙げられる。
凍結防止剤としては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール等が挙げられる。
本発明の艶消し表面処理剤は、例えば、塩化ビニル系重合体ラテックス組成物と艶消し剤を混合することにより得ることができる。混合方法としては特に限定するものではない。例えば、塩化ビニル系重合体ラテックス組成物と艶消し剤を羽根型、ディスパー型、ホモミキサー型等の攪拌機を用いて0.1〜6時間混合することにより得られる。本発明の艶消し表面処理剤の固形分は5〜30重量%であることが好ましい。
本発明の艶消し表面処理剤は、塩化ビニル系重合体ラテックス組成物が含有されていることにより、優れた安定性、加工性及び艶消し性を示すものとなる。
本発明の艶消し表面処理剤は、優れた安定性、加工性及び艶消し性を示すものである。
以下、本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<平均粒子径>
平均粒子径は、粒径分布測定機(マイクロトラックUPA150、日機装社製)を用い、粒径分布を測定し、メジアン粒径を求め、平均粒子径とした。
<コモノマー由来の成分量>
酢酸ビニル、メタクリル酸グリシジル、プロピオン酸ビニル、アクリル酸ブチル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸エチルについては、ガスクロマトグラフィーGC−14A(株)島津製作所)にてカラムにDB−5(アジレントテクノロジー(株)製)を用い、モノマー転化率から求めた。
<塩化ビニル系重合体ラテックス組成物中のスルホン酸塩又は硫酸エステル塩を有する有機化合物及び高級脂肪酸塩の量>
ラテックスを40℃で24時間真空乾燥後の固形分測定により塩化ビニル単量体の重合転化率を求め、さらにガスクロマトグラフより得られた塩化ビニル単量体以外の単量体(コモノマー)の転化率から塩化ビニル系重合体ラテックス組成物中のスルホン酸塩又は硫酸エステル塩を有する有機化合物及び高級脂肪酸塩の量を測定した。
<艶消し表面処理剤(配合1)の調製>
塩化ビニル系重合体ラテックス組成物 100重量部
アクリル系樹脂(綜研化学株式会社製、MR−7G) 110
シリカ(東ソーシリカ株式会社製、AZ−360) 140
カルボキシメチルセルロース(第一工業製薬株式会社、セロゲンBS) 13
乳化剤(花王株式会社製、エマルゲン408) 10
上記の各成分を固形分として上記の配合となる様予め計量した。続いて1Lのステンレス製容器に、艶消し表面処理剤の固形分が20重量%となるよう脱イオン水を加え、上記各成分を羽根型攪拌機で600rpmにて攪拌しながら添加し、その後2時間攪拌を続け、艶消し表面処理剤(配合1)を得た。得られた艶消し表面処理剤の固形分中の組成は以下の通りであった。
塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分及び艶消し剤の合計を100重量%とした場合の塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分の含有割合:29重量%
塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分及び艶消し剤の合計を100重量%とした場合の艶消し剤の含有割合:71重量%
さらに純水を添加し、艶消し表面処理剤の固形分を15重量%として評価した。
<艶消し表面処理剤(配合2)の調製>
塩化ビニル系重合体ラテックス組成物 855重量部
アクリル系樹脂(綜研化学株式会社製、MR−7G) 110
シリカ(東ソーシリカ株式会社製、AZ−360) 140
カルボキシメチルセルロース(第一工業製薬株式会社、セロゲンBS) 13
乳化剤(花王株式会社製、エマルゲン408) 10
上記の各成分を用いた以外は艶消し表面処理剤(配合1)の調製と同様の操作で艶消し表面処理剤(配合2)を調製した。得られた艶消し表面処理剤の固形分中の組成は以下の通りであった。
塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分及び艶消し剤の合計を100重量%とした場合の塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分の含有割合:77重量%
塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分及び艶消し剤の合計を100重量%とした場合の艶消し剤の含有割合:23重量%
さらに純水を添加し、艶消し表面処理剤の固形分を15重量%として評価した。
<艶消し表面処理剤(配合3)の調製>
塩化ビニル系重合体ラテックス組成物 273重量部
アクリル系樹脂(綜研化学株式会社製、MR−7G) 110
シリカ(東ソーシリカ株式会社製、AZ−360) 140
カルボキシメチルセルロース(第一工業製薬株式会社、セロゲンBS) 13
乳化剤(花王株式会社製、エマルゲン408) 10
上記の各成分を用いた以外は艶消し表面処理剤(配合1)の調製と同様の操作で艶消し表面処理剤(配合3)を調製した。得られた艶消し表面処理剤の固形分中の組成は以下の通りであった。
塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分及び艶消し剤の合計を100重量%とした場合の塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分の含有割合:52重量%
塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分及び艶消し剤の合計を100重量%とした場合の艶消し剤の含有割合:48重量%
さらに純水を添加し、艶消し表面処理剤の固形分を15重量%として評価した。
<艶消し表面処理剤(配合4)の調製>
塩化ビニル系重合体ラテックス組成物 39重量部
アクリル系樹脂(綜研化学株式会社製、MR−7G) 110
シリカ(東ソーシリカ株式会社製、AZ−360) 140
カルボキシメチルセルロース(第一工業製薬株式会社、セロゲンBS) 13
乳化剤(花王株式会社製、エマルゲン408) 10
上記の各成分を用いた以外は艶消し表面処理剤(配合1)の調製と同様の操作で艶消し表面処理剤(配合4)を調製した。得られた艶消し表面処理剤の固形分中の組成は以下の通りであった。
塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分及び艶消し剤の合計を100重量%とした場合の塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分の含有割合:14重量%
塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分及び艶消し剤の合計を100重量%とした場合の艶消し剤の含有割合:86重量%
<艶消し表面処理剤(配合5)の調製>
塩化ビニル系重合体ラテックス組成物 6重量部
アクリル系樹脂(綜研化学株式会社製、MR−7G) 110
シリカ(東ソーシリカ株式会社製、AZ−360) 140
カルボキシメチルセルロース(第一工業製薬株式会社、セロゲンBS) 13
乳化剤(花王株式会社製、エマルゲン408) 10
上記の各成分を用いた以外は艶消し表面処理剤(配合1)の調製と同様の操作で艶消し表面処理剤(配合5)を調製した。得られた艶消し表面処理剤の固形分中の組成は以下の通りであった。
塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分及び艶消し剤の合計を100重量%とした場合の塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分の含有割合:2重量%
塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分及び艶消し剤の合計を100重量%とした場合の艶消し剤の含有割合:98重量%
さらに純水を添加し、艶消し表面処理剤の固形分を15重量%として評価した。
<艶消し表面処理剤(配合6)の調製>
塩化ビニル系重合体ラテックス組成物 2002重量部
アクリル系樹脂(綜研化学株式会社製、MR−7G) 110
シリカ(東ソーシリカ株式会社製、AZ−360) 140
カルボキシメチルセルロース(第一工業製薬株式会社、セロゲンBS) 13
乳化剤(花王株式会社製、エマルゲン408) 10
上記の各成分を用いた以外は艶消し表面処理剤(配合1)の調製と同様の操作で艶消し表面処理剤(配合6)を調製した。得られた艶消し表面処理剤の固形分中の組成は以下の通りであった。
塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分及び艶消し剤の合計を100重量%とした場合の塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分の含有割合:89重量%
塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分及び艶消し剤の合計を100重量%とした場合の艶消し剤の含有割合:11重量%
さらに純水を添加し、艶消し表面処理剤の固形分を15重量%として評価した。
<塩化ビニル樹脂シートの作製方法>
以下の方法にて塩化ビニル樹脂シートを作製した。
(1)シードラテックスの合成:
1mステンレス製オートクレーブ中に脱イオン水360kg、塩化ビニル単量体300kg、過酸化ラウロイル5.7kg及び15重量%ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液30kgを仕込み、該重合液をホモジナイザーにより3時間循環し、均質化処理を行った後、反応系の温度を45℃に上げて重合を開始した。重合系の圧力が低下した後、未反応塩化ビニル単量体を回収し、固形分含有量35重量%、平均粒径0.55μmのシードラテックスを得た。
(2)塩化ビニル樹脂の合成
2.5Lステンレス製オートクレーブ中に脱イオン水550g、塩化ビニル単量体600g、5重量%ラウリル硫酸ナトリウム6.0g、1重量%ホウ酸−苛性カリウム溶液12.0g、上記シードラテックスを塩化ビニル単量体100重量部に対して19.5重量部仕込んだ後、この反応混合物の温度を54℃に上げて重合を開始した。重合開始から重合終了までの間、塩化ビニル単量体に対して0.75重量部の5重量%のラウリル硫酸ナトリウムを連続的に添加した。重合圧が低下した後、重合を停止し、未反応の塩化ビニル単量体を回収し塩化ビニル樹脂エマルションを得た。
得られた塩化ビニル樹脂エマルションは、回転盤式のスルペードライヤーを用いて、熱風温度160℃、出口温度55℃で噴霧乾燥した後、得られた顆粒状の塩化ビニル樹脂は粉砕して、塩化ビニル樹脂を得た。
(3)塩化ビニル樹脂シートの作製
得られた塩化ビニル樹脂100重量部に対し、可塑剤としてジ−2−エチルヘキシルフタレート(DOP)((株)ジェイ・プラス製)55重量部、充填剤として炭酸カルシウム(東洋ファインケミカル(株)製、ホワイトンH)70重量部、顔料(テイカ(株)製、商品名JR600A)20重量部、化学発泡剤(大塚化学(株)製、商品名AZH25)2.5重量部、安定剤(共同薬品(株)製、商品名KF83F8)2重量部、希釈剤(大伸化学(株)製、商品名ミネラルスピリッツ)10重量部を配合し、T.K.ホモディスパー(特殊機化工業製)を用い3000rpmで2分間混練し、発泡性を有する塩化ビニル組成物を得た。
得られた塩化ビニル樹脂組成物を予め140℃で5秒加熱した難燃紙上に、0.17mmの厚みでコーティングして145℃で40秒加熱することにより、塩化ビニル樹脂シートを作製した。
<艶消し表面処理剤を用いた塩化ビニル樹脂シートの処理方法>
上記塩化ビニル樹脂シートに、艶消し表面処理剤を膜厚が15μmになるようバーコーターで塗布し、120℃で30秒乾燥し、さらに210℃で50秒加熱することにより艶消し処理済塩化ビニル樹脂シートを得た。
<艶消し性の評価>
グロスメーター(日本電色工業(株)製、商品名VGS−300A)を用いて、艶消し処理済塩化ビニル樹脂シートに入射角60°で照射された光の反射率を測定し、反射率を艶消し性の評価とした。
<安定性>
艶消し表面処理剤を500ml瓶に400g添加し、10日後の清澄部の液面高さを測定しその速度にて評価した。
<粘度>
艶消し表面処理剤をビスメトロン粘度計(芝浦システム(株)製)にて測定した。
実施例1
表1に示す通り、2.5Lオートクレーブ中に脱イオン水830.0g、塩化ビニル単量体750.0g、3重量%過硫酸カリウム水溶液6.8g及び5重量%ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液75.0g(単量体に対して0.5重量部)、温度を66℃に上げて、乳化重合を開始した。温度を66℃に保ち、乳化重合を進めた。5重量%ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液270.0g(単量体に対して1.80重量部)と5重量%ラウリン酸カリウム水溶液46.0g(単量体に対して0.34重量部)を添加し、66℃におけるオートクレーブ内の圧力が0.7MPaまで低下した後に重合を停止し、未反応の塩化ビニル単量体を回収し、塩化ビニル系重合体ラテックス組成物を得た(塩化ビニル系重合体100重量部に対するドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの量:2.56重量部、ラウリン酸カリウムの量:0.34重量部、平均粒子径:0.08μm)。得られた塩化ビニル系重合体ラテックス組成物を用い、艶消し表面処理剤(配合1)を調製し、その粘度、安定性を評価した。更に艶消し処理済塩化ビニル樹脂シートとした艶消し性を評価した。
塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の分析結果、及び塩化ビニル系重合体ラテックス組成物を用いた艶消し表面処理剤の粘度、及び安定性、更に艶消し表面処理剤を用いて得られた艶消し処理済塩化ビニル樹脂シートの艶消し性の評価結果を表1に示す。表1から、粘度が高く、安定性に優れ、更に塩化ビニル樹脂シートの艶消し性に優れていた。
Figure 2015010140
実施例2〜6
表1に示す通り、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム量、ラウリン酸カリウム量を変えた以外は実施例1と同様の操作で、塩化ビニル系重合体ラテックス組成物を得た後、艶消し表面処理剤(配合1)を調製し、その粘度、安定性を評価した。更に艶消し処理済塩化ビニル樹脂シートとした艶消し性を評価した(塩化ビニル系重合体100重量部に対するドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの量及びラウリン酸カリウムの量、平均粒子径、艶消し表面処理剤(配合1)の粘度、安定性、更に艶消し処理済塩化ビニル樹脂シートとした艶消し性を表1に示す)。表1から、粘度が高く、安定性に優れ、更に塩化ビニル樹脂シートの艶消し性に優れていた。
実施例7〜12
表2に示す通り、酢酸ビニル(実施例7、実施例10)、アクリル酸ブチル(実施例8)、アクリル酸エチル(実施例9)、メタクリル酸グリシジル(実施例11)、プロピオン酸ビニル(実施例12)を用いて、実施例1と同様の操作で、塩化ビニル系重合体ラテックス組成物を得た後、艶消し表面処理剤(配合1)を調製し、その粘度、安定性を評価した。更に艶消し処理済塩化ビニル樹脂シートとし、艶消し性を評価した(塩化ビニル系重合体100重量部に対するドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの量及びラウリン酸カリウムの量、平均粒子径、艶消し表面処理剤(配合1))の粘度、安定性、更に艶消し処理済塩化ビニル樹脂シートとした艶消し性を表2に示す)。表2から、粘度が高く、安定性に優れ、更に塩化ビニル樹脂シートの艶消し性に優れていた。
Figure 2015010140
実施例13〜15
表3に示す通り、実施例1と同様の操作で、塩化ビニル系重合体ラテックス組成物を得た後、艶消し表面処理剤(実施例13:配合2、実施例14:配合3、実施例15:配合4)を調製し、その粘度、安定性を評価した。更に艶消し処理済塩化ビニル樹脂シートとし、艶消し性を評価した(塩化ビニル系重合体100重量部に対するドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの量及びラウリン酸カリウムの量、平均粒子径、艶消し表面処理剤の粘度、安定性、更に艶消し処理済塩化ビニル樹脂シートとした艶消し性を表3に示す)。表3から、粘度が高く、安定性に優れ、更に塩化ビニル樹脂シートの艶消し性に優れていた。
Figure 2015010140
実施例16〜18
表4に示す通り、実施例7と同様の操作で、塩化ビニル系重合体ラテックス組成物を得た後、艶消し表面処理剤(配合1)を調製し、その粘度、安定性を評価した。更に艶消し処理済塩化ビニル樹脂シートとし、艶消し性を評価した(塩化ビニル系重合体100重量部に対するドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの量及びラウリン酸カリウムの量、平均粒子径、艶消し表面処理剤(配合1)の粘度、安定性、更に艶消し処理済塩化ビニル樹脂シートとした艶消し性を表4に示す)。表4から、粘度が高く、安定性に優れ、更に塩化ビニル樹脂シートの艶消し性に優れていた。
Figure 2015010140
実施例19
表4に示す通り、酢酸ビニルを用いて、実施例13と同様の操作で、塩化ビニル系重合体ラテックス組成物を得た後、艶消し表面処理剤(配合2)を調製し、その粘度、安定性を評価した。更に艶消し処理済塩化ビニル樹脂シートとし、艶消し性を評価した(塩化ビニル系重合体100重量部に対するドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの量及びラウリン酸カリウムの量、平均粒子径、艶消し表面処理剤(配合2)の粘度、安定性、更に艶消し処理済塩化ビニル樹脂シートとした艶消し性を表4に示す)。表4から、粘度が高く、安定性に優れ、更に塩化ビニル樹脂シートの艶消し性に優れていた。
実施例20
表4に示す通り、酢酸ビニルを用いて、実施例15と同様の操作で、塩化ビニル系重合体ラテックス組成物を得た後、艶消し表面処理剤(配合4)を調製し、その粘度、安定性を評価した。更に艶消し処理済塩化ビニル樹脂シートとし、艶消し性を評価した(塩化ビニル系重合体100重量部に対するドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの量及びラウリン酸カリウムの量、平均粒子径、艶消し表面処理剤(配合4)の粘度、安定性、更に艶消し処理済塩化ビニル樹脂シートとした艶消し性を表4に示す)。表4から、粘度が高く、安定性に優れ、更に塩化ビニル樹脂シートの艶消し性に優れていた。
比較例1〜5
表5に示す通り、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム量を変えた(比較例1〜2)、ラウリン酸カリウム量を変えた(比較例3〜4)、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム量とラウリン酸カリウム量を変えた(比較例5)以外は実施例1と同様の操作で、塩化ビニル系重合体ラテックス組成物を得た後、艶消し表面処理剤(配合1)を調製し、その粘度、安定性を評価した。更に艶消し処理済塩化ビニル樹脂シートとし、艶消し性を評価した(塩化ビニル系重合体100重量部に対するドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの量及びラウリン酸カリウムの量、平均粒子径、艶消し表面処理剤(配合1)の粘度、安定性、更に艶消し処理済塩化ビニル樹脂シートとした艶消し性を表4に示す)。表5から、比較例1は艶消し表面処理剤の粘度が低く、塩化ビニル樹脂シートの艶消し性が劣った。比較例2は艶消し表面処理剤の粘度が低く、安定性が劣り、塩化ビニル樹脂シートの艶消し性が劣った。比較例3は艶消し表面処理剤の粘度が低く、安定性が劣った。比較例4は艶消し表面処理剤の粘度が低く、安定性が劣り、塩化ビニル樹脂シートの艶消し性が劣った。
Figure 2015010140
比較例6
実施例1と同様の操作で、塩化ビニル系重合体ラテックス組成物を得た後、艶消し表面処理剤(配合5)を調製し、その粘度、安定性を評価した。更に艶消し処理済塩化ビニル樹脂シートとし、艶消し性を評価した(塩化ビニル系重合体100重量部に対するドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの量及びラウリン酸カリウムの量、平均粒子径、艶消し表面処理剤(配合5)の粘度、安定性、更に艶消し処理済塩化ビニル樹脂シートとした艶消し性を表6に示す)。艶消し表面処理剤(配合5)の安定性は18mm/dayは実施例に対して劣った。
Figure 2015010140
比較例7
実施例1と同様の操作で、塩化ビニル系重合体ラテックス組成物を得た後、艶消し表面処理剤(配合6)を調製し、その粘度、安定性を評価した。更に艶消し処理済塩化ビニル樹脂シートとし、艶消し性を評価した(塩化ビニル系重合体100重量部に対するドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの量及びラウリン酸カリウムの量、平均粒子径、艶消し表面処理剤(配合6)の粘度、安定性、更に艶消し処理済塩化ビニル樹脂シートとした艶消し性を表6に示す)。艶消し表面処理剤(配合6)の粘度は46mPa・sと実施例に対して劣った。
比較例8
1mオートクレーブ中に脱イオン水360.0kg、塩化ビニル単量体300.0kg、過酸化ラウロイル5.7kgおよび15重量%ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液30.0kgを仕込み、この重合液を3時間ホモジナイザーを用いて循環し、均質化処理後、温度を45℃に上げて重合を進めた。圧力が低下した後、未反応塩化ビニル単量体を回収し、固形分含有量35重量%、平均粒径0.55μmのシードラテックス1を得た。
2.5Lオートクレーブ中に脱イオン水500g、塩化ビニル単量体500.0g、5重量%ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液を16.0g、シードラテックス1を95.0g、0.1重量%硫酸銅水溶液4.0gを仕込み反応混合物の温度を48℃に上げると共に、0.05重量%アスコルビン酸水溶液150.0gを全重合時間を通じて連続的に添加した。更に、重合開始してから重合転化率85%までの間、塩化ビニル単量体100重量部に対して0.7重量部のラウリル硫酸ナトリウムを連続的に添加した。重合圧が低下した後、重合を停止し、未反応の塩化ビニル単量体を回収し、5重量%ラウリン酸カリウム水溶液46.0g(塩化ビニル単量体に対して0.34重量部)を添加し、塩化ビニル系重合体ラテックス組成物を得た(塩化ビニル系重合体100重量部に対するドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの量:1.01重量部、ラウリン酸カリウムの量:0.47重量部、平均粒子径:1.52μm)。
得られた塩化ビニル系重合体ラテックス組成物を用い、艶消し表面処理剤(配合1)を調製し、その粘度、安定性を評価した。更に艶消し処理済塩化ビニル樹脂シートとし、艶消し性を評価した。艶消し表面処理剤(配合1)の粘度は36mPa・sと実施例に対して低く、安定性は15mm/dayは実施例に対して劣った。

Claims (3)

  1. 下記一般式(1)で表される繰返し単位、又は下記一般式(1)で表される繰返し単位並びに下記一般式(2)、(3)、(4)及び(5)で表される少なくとも1つの繰返し単位をもつポリマーを含み、さらに、下記一般式(1)で表される繰返し単位100重量部に対して、スルホン酸塩又は硫酸エステル塩を有する有機化合物1.0〜5.0重量部及び高級脂肪酸塩0.05〜2.5重量部を含み、塩化ビニル系重合体の平均粒子径が0.10μm以下である塩化ビニル系重合体ラテックス組成物、並びに艶消し剤を含有し、該塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分及び該艶消し剤の合計を100重量%とした場合の塩化ビニル系重合体ラテックス組成物の固形分及び該艶消し剤の含有割合が10〜80重量%及び20〜90重量%であることを特徴とする艶消し表面処理剤。
    Figure 2015010140
    Figure 2015010140
    (式中、Rは炭素数2〜8のアルキル基を表し、Rは水素またはメチル基を表す。)
    Figure 2015010140
    (式中、Rは炭素数1〜4のアルキレン基を表し、Rは炭素数1〜4のアルキル基もしくはアルコキシルアルキル基、または水素を表し、Rは水素またはメチル基を表す。)
    Figure 2015010140
    (式中、Rはメチル基またはエチル基を表す。)
    Figure 2015010140
    (式中、Rは水素またはメチル基を表す。)
  2. スルホン酸塩又は硫酸エステル塩を有する有機化合物が、カリウム、ナトリウム、アンモニア、及び、トリエタノールアミンのいずれかの塩であることを特徴とする請求項1に記載の艶消し表面処理剤。
  3. 高級脂肪酸塩が、高級脂肪酸のカリウム、ナトリウム、アンモニア、及び、トリエタノールアミンのいずれかの塩であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の艶消し表面処理剤。
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