JP2015087716A - 粘着ラベル、粘着ラベルの製造方法及びラベル発行装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、基材2と、粘着層3と、機能層(熱反応層)4とを備え、機能層4は加熱により開口し粘着層が露出する粘着ラベル1である。機能層4は、天然ワックスと合成ワックスを含む。
図1は、本発明の第一実施形態に係る粘着ラベル1の断面模式図である。図1に示すように、粘着ラベル1は、記録面を有する基材2と、基材2の記録面とは反対側に設置される粘着層3と、粘着層3に設置される機能層4とを備える。ここで、機能層4は、天然ワックスと合成ワックスを含み、加熱により開口して粘着層3が露出する。
ワックスを主体とする材は、包材分野のコーティングやセラミック加工用のバインダー、化粧品、印刷用インク、研磨剤、クレヨンなど多くの業界や製品に使用されており、特に高分子成形加工の分野においては成形助剤や離型剤として広く樹脂に添加される。
基材2は、粘着層3とは反対側に記録面を備える。基材2の記録面には印刷、インクジェット方式、電子写真方式、レーザー印刷方式等により記録することができる。また、基材2は、記録面に加熱により記録される感熱記録層を有する構成とすることができる。感熱記録層は、発色剤として例えばロイコ染料が使用され、顕色剤として熱により上記ロイコ染料に接触して発色させる化合物や酸化物が使用される。
粘着層3として感圧型粘着剤を用いることができる。感圧型粘着剤は、水、溶剤、熱等を印加することなく常温で小さい圧力を加えただけで接着することができる。更に、凝集力と弾性を持ち、強く接着するとともに、硬い平滑面から剥がすこともできる。具体的には、用途に応じてシリコーン系粘着剤、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤を使用することができる。シリコーン系粘着剤には、高凝集力を持つシリコーンや高粘着力を持つシリコーンが含まれる。ゴム系粘着剤には、天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ポリイソブチレン、ゴム系の材料が含まれる。アクリル系粘着剤には、ガラス転移の低いモノマーと架橋材を利用した架橋系の材料や、ガラス転移の低いモノマーと高いモノマーを共重合化した非架橋系の材料が含まれる。
図5は、本発明の第二実施形態に係る粘着ラベル1の断面模式図である。第一実施形態と異なる点は、基材2と粘着層3の間にバリア層5を備える点であり、その他の構成は第一実施形態と同様である。従って、以下、主に異なる点について説明し、同一の部分については説明を省略する。同一の部分又は同一の機能を有する部分には同一の符号を付している。
バリア層5は、耐溶剤性及び溶剤を遮蔽するバリア効果を有する。バリア層5は、耐バリア性、耐溶剤性の他に耐熱性、耐水性、耐可塑性を有する材料を使用することが好ましい。バリア層5は速乾性の材料を使用する。例えば1m/min以上、好ましくは3m/min以上の速乾性のある材料を使用するのが好ましい。バリア層5は、0.5gf/m2〜5gf/m2の範囲に形成することが好ましい。バリア層5が0.5gf/m2を下回ると溶剤を遮蔽するバリア効果が低下し、5gf/m2を超えると加工性が低下する。バリア層5は、基材2の記録面とは反対側の粘着層3に対する目止め層としても機能する。
図6は、本発明の第三実施形態に係る粘着ラベル1の断面模式図である。第一実施形態又は第二実施形態と異なる点は機能層4に無機フィラー6を含有する点であり、その他の構成は第一実施形態又は第二実施形態と同様である。従って、以下、主に異なる部分について説明する。同一の部分又は同一の機能を有する部分には同一の符号を付している。
基材2、バリア層5、粘着層3又は機能層4のいずれかには帯電防止剤が含まれていることが好ましい。帯電防止剤を含めることにより粘着ラベル1の搬送不良を防止することができる。帯電防止剤として、例えばグリセリンモノ脂肪酸エステルを使用することができる。帯電防止剤を上記いずれかの層に配合する、或いは層表面に塗布する。塗布方法としては、例えば帯電防止剤を水やアルコール液などの溶剤で希釈し、スプレー、浸漬、刷毛、ロールコーター等を用いて塗付し、その後乾燥すればよい。帯電防止剤の含有量又は塗布量は特に限定されない。帯電防止機能が発揮でき、かつ、サーマルヘッドを用いて機能層4に開口部13を形成可能な範囲で任意に設定することができる。帯電防止剤を含めることにより、粘着ラベル1が手に付着したり、放電によって機能層4に穴が開くことを防ぐことができる。
(第四実施形態)
図7は、本発明の第四実施形態に係る粘着ラベル1の製造方法を表す工程図である。同一の部分又は同一の機能を有する部分には同一の符号を付している。本発明の粘着ラベル1の製造方法は、基材2の記録面とは反対側に粘着層3を形成する粘着層形成工程S1と、天然ワックスと合成ワックスを含む材料の溶液を粘着層3に塗布する塗布工程S2と、塗布した膜を乾燥し機能層4を形成する機能層形成工程S3とを備える。塗布工程S2において塗布するための溶液の種類としては、エマルジョン型、溶剤型、UV型があり、本実施形態ではこれをエマルジョン型とした。上述した工程S1〜S3の工程により、低融点であり、小融解熱量により開口し、発熱部に対する離型性の優れた材料を容易に薄膜化することができる。
本発明のラベル発行装置は、第一〜第四実施形態の粘着ラベルを搬送する搬送部と、機能層を加熱して開口部を形成し、粘着層を露出させる加熱部と、搬送部と加熱部とを制御する制御部とを備える。
図8は、本発明の第五実施形態に係るラベル発行装置20の模式的な構成図である。同一の部分又は同一の機能を有する部分には同一の符号を付している。ラベル発行装置20は、粘着ラベル1を収納するロール紙収納部22と、粘着ラベル1を切断するロール紙切断部23と、粘着ラベル1に記録する記録部としてのラベル記録部24と、粘着ラベル1に粘着性を発現させる粘着発現部25とを備えている。ロール紙収納部22はロール状に巻き取った粘着ラベル1を収納する。粘着ラベル1は、例えば図1に示すように、基材2、粘着層3及び機能層4の積層構造を、或いは図5に示すように、基材2、バリア層5、粘着層3及び機能層4の積層構造を備える。ロール紙切断部23は、搬送部としての搬送ローラ27から送り出される粘着ラベル1をカッタ部26により所定の長さに切断する。ラベル記録部24は、記録用サーマルヘッド21により搬送ローラ28上に載置された粘着ラベル1の(感熱記録層の)記録面に記録する。粘着発現部25は、既に図2を用いて説明したように、搬送部としての搬送ローラ29とサーマルヘッド15に挟まれた粘着ラベル1の機能層4を加熱部としてのサーマルヘッド15により加熱して開口し、その開口部13に粘着層3を露出させる。
図9は、本発明の第六実施形態に係るラベル発行装置20の模式的な構成図である。第五実施形態と異なる点は、一つのサーマルヘッド34により感熱記録層に文字等を記録し、機能層4に開口部13を形成する点である。同一の部分または同一の機能を有する部分には同一の符号を付している。
2 基材
3 粘着層
4 機能層
5 バリア層
6 無機フィラー
12 被着体
13 開口部
15 サーマルヘッド
20 ラベル発行装置
21 記録用サーマルヘッド
22 ロール紙収納部
23 ロール紙切断部
24 ラベル記録部
25 粘着発現部
26 カッタ部
27、28、29、31、39 搬送ローラ
30 ロール収納ユニット
32、40 従動ローラ
33 カッターユニット
34 サーマルヘッド
35 搬送通路
36 プラテンローラ
37 搬入路
38 搬送方向規制手段
41 取り巻き装置
41a 巻き取りローラ
41b ガイド
41c 挿入口
H 加熱部、W 幅方向、Z 走行方向
Claims (16)
- 記録面を有する基材と、
前記基材の前記記録面とは反対側に設置される粘着層と、
前記粘着層に設置される機能層と、を備え、
前記機能層は、天然ワックスと合成ワックスを含み、加熱により開口して前記粘着層が露出する粘着ラベル。 - 前記機能層は融点が50℃〜200℃の範囲である請求項1に記載の粘着ラベル。
- 前記天然ワックスは融点が40℃〜70℃であり、前記合成ワックスは融点が100℃〜200℃である請求項1に記載の粘着ラベル。
- 前記機能層は前記天然ワックスを2wt%〜35wt%含有する請求項1〜3のいずれか一項に記載の粘着ラベル。
- 前記天然ワックスはパラフィンワックスを主体とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の粘着ラベル。
- 前記機能層は付着量が0.3gf/m2〜5gf/m2の範囲である請求項1〜5のいずれか一項に記載の粘着ラベル。
- 前記基材と前記粘着層との間にバリア層を有する請求項1〜6のいずれか一項に記載の粘着ラベル。
- 前記バリア層は水溶性高分子材料を含む請求項7に記載の粘着ラベル。
- 前記水溶性高分子材料は水溶性アクリル樹脂を含む請求項8に記載の粘着ラベル。
- 前記水溶性アクリル樹脂は前記バリア層に10wt%〜40wt%の範囲で含まれる請求項9に記載の粘着ラベル。
- 前記バリア層は0.5gf/m2〜5gf/m2の範囲に形成される請求項7〜10のいずれか一項に記載の粘着ラベル。
- 前記機能層は無機フィラーを含有する請求項1〜11のいずれか一項に記載の粘着ラベル。
- 前記基材は、前記記録面に加熱により記録される感熱記録層を有する請求項1〜12のいずれか1項に記載の粘着ラベル。
- 基材の記録面とは反対側に粘着層を形成する粘着層形成工程と、
天然ワックスと合成ワックスを主体とする材を含む溶液を前記粘着層に塗布する塗布工程と、を備える粘着ラベルの製造方法。 - 請求項1に記載の粘着ラベルを搬送する搬送部と、前記機能層を加熱して開口部を形成し、前記粘着層を露出させる加熱部と、前記搬送部と前記加熱部を制御する制御部とを備えるラベル発行装置。
- 前記粘着ラベルの前記記録面を加熱して記録する請求項15に記載のラベル発行装置。
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JP2012198285A (ja) * | 2011-03-18 | 2012-10-18 | Seiko Instruments Inc | 粘着ラベル及びラベル発行装置 |
US20130052387A1 (en) * | 2011-08-26 | 2013-02-28 | Kazuo Tani | Pressure-sensitive adhesive label and label issuing device |
-
2013
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