JP2015083554A - 毛髪の染色又は脱色方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
下記の工程(1)〜(4)を有する、毛髪の染色又は脱色方法。
(1)アルカリ剤を含有する第1剤及び過酸化水素を含有する第2剤を、ノンエアゾールフォーマー容器の容器本体内で混合して、混合液を調製する工程;
(2)該容器本体にノンエアゾールフォーマーを取り付けた後、ノンエアゾールフォーマー容器から、工程(1)で調製した混合液を泡状物として吐出する工程;
(3)該泡状物を、手を用いて毛髪に塗布する工程;
(4)毛髪上の泡状物を手で揉み、該泡状物の平均泡径を100μm以下とする工程
【選択図】なし
Description
(1)アルカリ剤を含有する第1剤及び過酸化水素を含有する第2剤を、ノンエアゾールフォーマー容器の容器本体内で混合して、混合液を調製する工程;
(2)該容器本体にノンエアゾールフォーマーを取り付けた後、ノンエアゾールフォーマー容器から、工程(1)で調製した混合液を泡状物として吐出する工程;
(3)該泡状物を、手を用いて毛髪に塗布する工程;
(4)毛髪上の泡状物を手で揉み、該泡状物の平均泡径を100μm以下とする工程
第1剤中にはアルカリ剤を含有する。アルカリ剤としては、アンモニア及びその塩;モノエタノールアミン、イソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチルプロパノール、2-アミノブタノール等のアルカノールアミン及びその塩;1,3-プロパンジアミン等のアルカンジアミン及びその塩;炭酸グアニジン、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸塩等が挙げられる。これらのアルカリ剤は、2種以上を併用してもよく、またその含有量は、十分な染毛・脱色効果の点から、好ましくは混合液中の0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.2質量%以上であり、また、毛髪損傷や頭皮刺激の低減の点から、混合液中の15質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは5質量%以下である。
第2剤中には過酸化水素を含有する。第2剤中の過酸化水素の含有量は、好ましくは1質量%以上、より好ましくは3質量%以上であり、また、好ましくは9質量%以下、より好ましくは6質量%以下である。第1剤と第2剤の混合液中における過酸化水素の含有量は、好ましくは1質量%以上、より好ましくは2質量%以上であり、また、好ましくは6質量%以下、より好ましくは5質量%以下である。第2剤のpHは、過酸化水素の分解抑制のため、好ましくは2以上、より好ましくは2.5以上であり、また、好ましくは6以下、より好ましくは4以下である。
本明細書において、pH(25℃)は、堀場製作所社製のpH-Meter F-51を用いて測定した値である。
本発明において、ノンエアゾールフォーマー容器とは、ノンエアゾール型の容器であって、第1剤と第2剤の混合液を、噴射剤を使用することなく空気と混合して泡状に吐出させるために使用する容器を意味する。ノンエアゾールフォーマー容器は、ノンエアゾールフォーマー及び容器本体から構成される。本明細書において、ノンエアゾールフォーマー容器を単にフォーマー容器と、ノンエアゾールフォーマーを単にフォーマーと呼ぶことがある。フォーマー容器の使用により、吐出させた剤の飛び散りを防止できるという効果も得られる。特に、ノンエアゾール型の容器は、エアゾール型の容器に比べて、製品を安価に製造可能であり、吐出速度の調整がしやすく、一定の処理を行えば再利用が可能で、しかも高圧ガスの噴射剤が不要であるため製品の流通においてより安全に取り扱うことができる。
本発明の毛髪の染色又は脱色方法は、工程(1)として、アルカリ剤を含有する第1剤及び過酸化水素を含有する第2剤を、ノンエアゾールフォーマー容器の容器本体内で混合して、混合液を調製する工程を有する。
pH調整剤としては、前記のアルカリ剤のほか、塩酸、リン酸等の無機酸、クエン酸、グリコール酸、乳酸等の有機酸、リン酸二水素一カリウム、リン酸一水素二ナトリウム等のリン酸塩等が挙げられる。
本発明の毛髪の染色又は脱色方法は、工程(2)として、容器本体にノンエアゾールフォーマーを取り付けた後、ノンエアゾールフォーマー容器から、工程(1)で調製した混合液を泡状物として吐出する工程を有する。
本発明において、泡状物の平均泡径は、泡をガラスシャーレに移し、1分以内にガラスシャーレの裏側から230倍のマイクロスコープを使って泡を撮影した。撮影された画像から、ランダムに選んだ10個の泡の一番長い部分を直径として測定し、その平均を平均泡径とした。
本発明の毛髪の染色又は脱色方法は、工程(3)として、泡状物を、手を用いて毛髪に塗布する工程を有する。
本発明の毛髪の染色又は脱色方法は、工程(4)として、該毛髪上の泡状物を手で揉み、泡状物の平均泡径を100μm以下とする工程を有する。この工程(4)により毛髪の生え際に密着する泡状組成物を得ることができる。
本発明の毛髪の染色又は脱色方法は、工程(5)として、工程(4)の後に毛髪上に存在する泡状物を毛髪の生え際の部分に寄せる工程を有することができる。
本発明の毛髪の染色又は脱色方法は、工程(4)又は(5)の後、更に3〜60分間放置する工程、毛髪上の泡状物を水で洗い流す工程を有することができる。
第1剤と第2剤のいずれか一方、又は両方に、カチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤又は非イオン界面活性剤を更に含有させることができる。これら界面活性剤は、第1剤と第2剤のいずれか一方、又は両方に配合することができる。
カチオン界面活性剤として、下記一般式(1)で表される化合物を用いることができる。
アニオン界面活性剤としては、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩等の硫酸エステル界面活性剤;脂肪酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、コハク酸アルキル又はコハク酸アルケニルの塩等のカルボン酸界面活性剤;アルキルリン酸塩、アルキルエーテルリン酸塩等のリン酸エステル界面活性剤;スルホコハク酸塩、イセチオン酸塩、タウリン塩、アルキルベンゼンスルホン酸、α-オレフィンスルホン酸、アルカンスルホン酸等のスルホン酸界面活性剤;N-アシルグルタミン酸塩等のアミノ酸誘導体型界面活性剤等が挙げられる。
R6-O-(CH2CH2O)n2-(CH2CH(CH3)O)m2-COOX2 (3)
両性界面活性剤としては、炭素数8〜24のアルキル基、アルケニル基又はアシル基を有するカルボベタイン系、アミドベタイン系、スルホベタイン系、ヒドロキシスルホベタイン系、アミドスルホベタイン系、ホスホベタイン系、イミダゾリニウム系の界面活性剤が挙げられ、なかでもカルボベタイン系界面活性剤、スルホベタイン系界面活性剤が好ましい。好ましい両性界面活性剤としては、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン等が挙げられる。両性界面活性剤は二種以上を併用することもでき、第1剤と第2剤の混合液中における含有量は、好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.005質量%以上、更に好ましくは0.01質量%以上であり、また、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、更に好ましくは3質量%以下である。
非イオン界面活性剤としては、アルキルポリグルコシド、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、アルキルグリセリルエーテル等が挙げられる。アルキルポリグルコシドとしては、アルキル基の炭素数が8〜18、更には8〜14、特に9〜11であるものが好ましく、またこのアルキル基が直鎖であるものが好ましい。グルコシドの平均縮合度は1〜5、特に1〜2が好ましい。ポリオキシアルキレンアルキルエーテルとしては、アルキル基の炭素数が10〜22、特に12〜18であるものが好ましく、またこのアルキル基が直鎖であるものが好ましい。なかでもオキシエチレン基の平均付加モル数が1〜40、特に4〜30であるものが好ましい。アルキルグリセリルエーテルとしては、アルキル基の炭素数が8〜18、特に8〜12であるものが好ましく、またこのアルキル基が分岐鎖であるものが好ましい。非イオン界面活性剤は二種以上を併用することもでき、第1剤と第2剤の混合液中における含有量は、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは1質量%以上、更に好ましくは5質量%以上であり、また、好ましくは30質量%以下、より好ましくは25質量%以下、更に好ましくは20質量%以下である。
第1剤と第2剤の混合液中には、カチオン性ポリマーを更に含有させることができる。カチオン性ポリマーは、第1剤と第2剤のいずれか一方、又は両方に配合することができる。カチオン性ポリマーとしては、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸共重合体、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド・アクリル酸共重合体等のジメチルジアリルアンモニウム塩系共重合体が挙げられる。それらの中でも、ジアリル4級アンモニウム塩を構成単位として含む重合体を含有させることが好ましい。
ジアリル4級アンモニウム塩とアクリル酸との重合物としては、例えば次の一般式(6)又は(7)で表されるものが好ましい。
xとyの割合(x:y)は、好ましくは80:20であり、より好ましくは90:10であり、更に好ましくは95:5である。
移動層:50mM LiBr, 1%CH3COOH/エタノール:水=3:7
カラム:TSK gel α-M(2本直列)
標準物質:ポリエチレングリコール
本発明を染色方法として用いる場合、第1剤に酸化染料中間体又は直接染料を含有する。
酸化染料中間体としては、通常染毛剤に使用されている公知のプレカーサー及びカプラーを用いることができる。プレカーサーとしては、例えばパラフェニレンジアミン、トルエン-2,5-ジアミン、オルトクロルパラフェニレンジアミン、N-フェニルパラフェニレンジアミン、N,N-ビス(ヒドロキシエチル)パラフェニレンジアミン、3-メチル-4-アミノフェノール、2-ヒドロキシエチルパラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、パラメチルアミノフェノール、4-アミノ-メタクレゾール、オルトアミノフェノール、及びこれらの塩等が挙げられる。
直接染料としては、酸性染料、ニトロ染料、分散染料、塩基性染料等が挙げられる。より具体的には、酸性染料としては、青色1号、紫色401号、黒色401号、だいだい色205号、赤色227号、赤色106号、黄色203号、酸性橙3等が挙げられ、ニトロ染料としては、2-ニトロ-p-フェニレンジアミン、2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノール、3-ニトロ-p-ヒドロキシエチルアミノフェノール、4-ニトロ-o-フェニレンジアミン、4-アミノ-3-ニトロフェノール、4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール、HC青2、HC橙1、HC赤1、HC黄2、HC黄4、HC黄5、HC赤3、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)-2-ニトロ-p-フェニレンジアミン等が挙げられ、分散染料としては、分散紫1、分散青1、分散黒9等が挙げられ、塩基性染料としては、塩基性青99、塩基性茶16、塩基性茶17、塩基性赤76、塩基性黄76、塩基性橙31、塩基性赤51等が挙げられる。
第1剤と第2剤のいずれか一方、又は両方に、吐出させる混合液の泡を安定化させる観点から、更に油剤を含有させることができる。このような油剤としては、スクワレン、スクワラン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、シクロパラフィン等の炭化水素類;ヒマシ油、カカオ油、ミンク油、アボカド油、オリーブ油等のグリセリド類;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウ等のロウ類;パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ラウリン酸ヘキシル、乳酸セチル、モノステアリン酸プロピレングリコール、オレイン酸オレイル、2-エチルヘキサン酸ヘキサデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸トリデシル等のエステル類;カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ヤシ油脂肪酸、イソステアリル酸、イソパルミチン酸等の高級脂肪酸類;ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オレイルアルコール、2-オクチルドデカノール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール類;その他イソステアリルグリセリルエーテル、ポリオキシプロピレンブチルエーテル等が挙げられる。これらのうち、高級アルコール類が好ましく、更にはミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オレイルアルコール、が好ましい。
第1剤と第2剤のいずれか一方、又は両方に、泡状物を毛髪に滑らかになじませるため、また毛髪に高いコンディショニング効果を付与するため、一定範囲内で、更にシリコーンを含有させることもできる。シリコーンとしては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、オキサゾリン変性シリコーンエラストマー等、及びこれらを界面活性剤により水中に分散させたエマルションが挙げられる。これらのうち、増粘剤を用いることなく安定に水中に分散可能な点から、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン及びこれらのエマルションが好ましい。
第1剤と第2剤のいずれか一方、又は両方に、不揮発性親水性溶剤を更に含有させることができる。これにより、混合液の泡を毛髪に塗布した後、放置している間に、混合液から水分が蒸発して過酸化水素等の刺激性の成分が濃縮されることによる頭皮に対する刺激を軽減することができる。不揮発性親水性溶剤としては、ポリオール類やその低級(炭素数1〜4)アルキルエーテル類等が好ましい。ポリオール類としては、炭素数2〜6のものが好ましく、例えば、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3-ブタンジオール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、イソプレングリコール、ソルビトール等が挙げられる。ポリオールの低級アルキルエーテル類としては、前掲のポリオールのモノ低級アルキルエーテルやポリ低級アルキルエーテル(例えばジ低級アルキルエーテル)等が挙げられる。なかでもポリオールのモノメチルエーテル又はモノエチルエーテルが好ましく、具体的には、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル等が挙げられる。これらは、二種以上を併用することもできる。
本発明において、上記成分のほかに通常化粧品原料として用いられる他の成分を加えることができる。このような任意成分としては、動植物油脂、天然又は合成の高分子、蛋白誘導体、加水分解蛋白、アミノ酸類、防腐剤、キレート剤、安定化剤、酸化防止剤、植物性抽出物、生薬抽出物、ビタミン類、香料、紫外線吸収剤等が挙げられる。
(1)アルカリ剤を含有する第1剤及び過酸化水素を含有する第2剤を、ノンエアゾールフォーマー容器の容器本体内で混合して、混合液を調製する工程;
(2)該容器本体にノンエアゾールフォーマーを取り付けた後、ノンエアゾールフォーマー容器から、工程(1)で調製した混合液を泡状物として吐出する工程;
(3)該泡状物を、手を用いて毛髪に塗布する工程;
(4)毛髪上の泡状物を手で揉み、該泡状物の平均泡径を100μm以下とする工程
R5-O-(CH2CH2O)n1-(CH2CH(CH3)O)m1-SO3X1 (2)
R6-O-(CH2CH2O)n2-(CH2CH(CH3)O)m2-COOX2 (3)
〔式中、R5及びR6は、各々炭素数8〜25個の炭化水素基であり、n1及びn2は各々平均付加モル数0〜50であり、m1及びm2は各々平均付加モル数0〜50であり、X1及びX2は、各々アルカリ金属又はNH4である。〕
表1に示す配合組成の第1剤と、表2に示す第2剤(各例共通)を調製し、それぞれ容器に封入し、25℃の部屋で液温を25℃とした。第1剤と第2剤を混合比(質量比)1:1.5で、スクイズフォーマー容器(大和製罐社、容積210mL、メッシュの粗さは混合室150メッシュ、先端200メッシュ、空気導入路の最狭部の開口面積の合計は0.35mm2、ディップチューブの内径はφ1.7mm)内で混合し、泡状に吐出させた。
次いで、以下の方法で各種評価を行い、その結果を表3に示した。
操作1(塗布):スクイズフォーマー容器から吐出させた直後の泡状物を手のひらにのせ、手を用いてウィッグ(ビューラックス社製 No.755S;髪の長さ約30cm)に塗布し、これを繰り返すことによって泡状物を髪全体に広げた。泡状物の液体成分が髪に吸収されるため髪に塗布したはじめの泡状物が消えるので、泡状物を髪に残すために同一箇所に3回塗布して合計80gの泡状物を使用した。
操作2(揉み):前記ウィッグ上に塗布した泡状物(80g)をウィッグ上の髪と一緒に、手を用いて3分間揉んだ。
〔塗布性の評価〕
操作1の塗布の際における塗布性(塗りやすさ、髪へのなじみやすさ)について評価した。評価は、パネラー4名の目視により以下の判定基準で行い、その平均結果を示した。
3:手グシで簡単に剤を根元までしっかりなじませることができる
2:手では毛量の多い後頭部の根元等、場所によって剤がなじみにくい場合がある
1:手ではなじみが悪く、根元などを塗り残す
操作2の前(揉む前)の状態、及び操作2の後(揉んだ後)の状態において、ウィッグの生え際の髪を、手を使って泡状物で押さえつけるように撫で付け、生え際の髪の浮き上がり方について評価した。評価は、パネラー4名の目視により以下の判定基準で行い、その平均結果を示した。
3:生え際の髪の束が浮くことなくウィッグに髪が密着
2:生え際の髪の束が浮かないように、5回以上押さえつけて丁寧に撫で付けることを繰り返すことでウィッグに髪が密着
1:生え際の髪の束が浮いている部分があり、髪が密着していない
下記の2つ又は3つの段階における泡状物について、泡状物の容量及び平均泡径を測定した。なお、これら泡状物の評価に際しては、前記塗布性及び密着性の評価とは別個に、前記操作1及び2を行った。
塗布前の泡状物:操作1でスクイズフォーマー容器から吐出させた直後の泡状物(80g)を使用した。
揉む前の泡状物:操作2の前、ウィッグからかきとった泡状物を使用した。
揉んだ後の泡状物:操作2の後、ウィッグからかきとった泡状物を使用した。
泡状物のすべてをビーカーに移し取り、その容量を測定した。
泡状物をガラスシャーレに移し、1分以内にガラスシャーレの裏側から230倍のマイクロスコープを使って泡状物を撮影した。撮影された画像から、10個の泡の一番長い部分を直径として測定し、その平均を平均泡径とした。
Claims (12)
- 下記の工程(1)〜(4)を有する、毛髪の染色又は脱色方法。
(1)アルカリ剤を含有する第1剤及び過酸化水素を含有する第2剤を、ノンエアゾールフォーマー容器の容器本体内で混合して、混合液を調製する工程;
(2)該容器本体にノンエアゾールフォーマーを取り付けた後、ノンエアゾールフォーマー容器から、工程(1)で調製した混合液を泡状物として吐出する工程;
(3)該泡状物を、手を用いて毛髪に塗布する工程;
(4)毛髪上の泡状物を手で揉み、該泡状物の平均泡径を100μm以下とする工程 - 工程(2)において吐出された泡状物の平均泡径が110μm以上300μm以下である、請求項1に記載の染色又は脱色方法。
- 工程(4)において手で揉んだ後の泡状物の平均泡径が30μm以上90μm以下である、請求項1又は2に記載の染色又は脱色方法。
- 工程(4)において手で揉んだ後の泡状物の容量が200mL以上800mL以下である、請求項1〜3のいずれかに記載の染色又は脱色方法。
- 工程(4)の後に工程(5)として、毛髪上に存在する泡状物を毛髪の生え際の部分に寄せる工程を有する、請求項1〜4のいずれかに記載の染色又は脱色方法。
- 混合液中にカチオン界面活性剤及びアニオン界面活性剤を合計0.5質量%以上25質量%以下含有する、請求項1〜5のいずれかに記載の染毛又は脱色方法。
- カチオン界面活性剤が塩化ステアリルトリメチルアンモニウムである、請求項7に記載の染毛又は脱色方法。
- アニオン界面活性剤が下記一般式(2)又は(3)で表される化合物である、請求項6に記載の染毛又は脱色方法。
R5-O-(CH2CH2O)n1-(CH2CH(CH3)O)m1-SO3X1 (2)
R6-O-(CH2CH2O)n2-(CH2CH(CH3)O)m2-COOX2 (3)
〔式中、R5及びR6は、各々炭素数8〜25個の炭化水素基であり、n1及びn2は各々平均付加モル数0〜50であり、m1及びm2は各々平均付加モル数0〜50であり、X1及びX2は、各々アルカリ金属又はNH4である。〕 - アニオン界面活性剤がポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムである、請求項9に記載の染毛又は脱色方法。
- 請求項1〜10のいずれかに記載の染色又は脱色方法における工程(4)により得られる泡状組成物。
- 請求項1〜10のいずれかに記載の染色又は脱色方法に用いるための2剤式染毛剤又は脱色剤の使用。
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