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JP2014534209A - 皮脂産生を増加させるためのアルジュノール酸 - Google Patents

皮脂産生を増加させるためのアルジュノール酸 Download PDF

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JP2014534209A
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エヴォニク インダストリーズ アーゲー
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Abstract

【課題】皮脂産生を増加させることができる有効成分を提供する。【解決手段】本発明は、皮脂産生を増加させるためのアルジュノール酸の使用ならびにアルジュノール酸および1,2−ペンタンジオールを含む調製物に関する。【選択図】なし

Description

発明の分野
本発明は、皮脂産生を増加させるためのアルジュノール酸(arjunolic acid)の使用ならびにアルジュノール酸および1,2−ペンタンジオールを含む組成物に関する。
閉経後の女性は皮膚の皮脂産生が自然に減少し、したがって皮膚が乾燥する傾向にある。
この自然な加齢現象に対抗する手法として、植物ホルモン作用を有し、閉経後に減少するエストロゲンの代用になると言われているイソフラボンを投与するというものがあるが、これは十分な手法とは言えない。イソフラボンは効果が限られており、製剤化が難しいという欠点を抱えている。
本発明の目的は、人間の皮膚、特に閉経後の女性の皮膚の皮脂産生を増加させることができる有効成分を提供することにあった。
発明の説明
驚くべきことに、アルジュノール酸が、本発明の基礎を成す目的を達成できることを見出した。
したがって、本発明の主題は、皮脂産生を増加させるためのアルジュノール酸の使である。
本発明のさらなる主題は、アルジュノール酸および1,2−ペンタンジオールを含む組成物である。
本発明のさらなる主題は、上述の組成物から出発する、製剤の調製方法である。
局所適用することによってアルジュノール酸がさらに有利な特性を示すことは利点である。
本発明による組成物を用いることによりアルジュノール酸の単純な製剤を得ることができることはさらなる利点である。
本組成物が化粧料においてアルジュノール酸のバイオアベイラビリティを改善することができることはさらなる利点である。
皮脂測定の結果を示す。 溶剤の関数としてのバイオアベイラビリティを示す。
特段の指定がない限り、ここに述べる百分率(%)はすべて質量百分率である。
本発明の主題は、皮脂産生を増加させるためのアルジュノール酸、およびアルジュノール酸を含む製剤の皮脂産生を増加させるための化粧的使用である。
本発明のこれらの2つの主題は、好ましくは、閉経後の女性の皮膚に適用される。
これらの2つの主題に関して、アシアト酸(Asiatic acid)が、好ましくは、アルジュノール酸対アシアト酸の重量比が1:1〜20:1、特に2:1〜15:1となるように、さらに存在することが、同様に有利である。
本発明のこれらの2つの主題に関して、入手性に優れるテルミナリアアルジュナ(Terminalia arjuna)の抽出物、特にテルミナリアアルジュナ樹皮エキス(terminalia arjuna bark extract)を使用することが好ましいと思われる。
本発明のこれらの2つの主題に関して、1,2−ペンタンジオールが、好ましくはアルジュノール酸対1,2−ペンタンジオールの重量比が1:500〜1:4、特に1:19〜1:9となるようにさらに存在すると有利であることが見出された。
アルジュノール酸は医薬品用および化粧料用溶剤中での溶解性に劣り、アルジュノール酸を添加して安定な製剤を得ることが難しいことから、
アルジュノール酸を0.2重量%〜20重量%、好ましくは2重量%〜12重量%、特に5重量%〜10重量%と、
1,2−ペンタンジオールを80重量%〜99.8重量%、好ましくは88重量%〜98重量%、特に90重量%〜95重量%と
を含む組成物(重量百分率は組成物全体に対する)を用いることが、本発明の基礎を成す目的を達成する一助となる。
驚くべきことに、1,2−ペンタンジオールはアルジュノール酸の良溶媒であり、本発明による組成物は、医薬製剤および/または化粧料製剤において、問題のないアルジュノール酸の製剤を可能にする。
本発明による好ましい組成物は、アシアト酸を、好ましくはアルジュノール酸対アシアト酸の重量比が1:1〜20:1、特に2:1〜15:1となるようにさらに含むことを特徴とする。
この場合も同様に、入手性の高いテルミナリアアルジュナの抽出物、特にテルミナリアアルジュナ樹皮エキスを使用することが好ましいと思われる。
さらに、本発明による組成物を用いて調製されたこれらの医薬製剤および/または化粧料製剤において、アルジュノール酸のバイオアベイラビリティが劇的に増大することが見出された。
したがって、本発明のさらなる主題は、製剤、特に化粧料製剤または医薬製剤を調製するための方法であって、
A)本発明による組成物を提供する工程と、
B)提供された上記組成物を上記製剤のさらなる成分とブレンドする工程と
を含む、方法である。
工程B)におけるさらなる成分として使用するのに適した物質は、例えば、エモリエント剤、乳化剤および界面活性剤、増粘剤、粘度調節剤、安定剤、UV光防御遮蔽剤、酸化防止剤、ハイドロトロープ剤(またはポリオール)、固体およびフィラー、皮膜形成剤、真珠光沢剤、脱臭および制汗有効成分、昆虫忌避剤、セルフタンニング剤、防腐剤、コンディショナー、香料、染料、生物由来の有効成分(biogenic active ingredient)、ケア用添加剤(care additive)、過脂肪剤ならびにさらなる溶剤(例えば水等)である。
特に、工程B)におけるさらなる成分として、少なくとも1種のさらなる生体由来の有効成分が使用される。生体由来の有効成分とは、例えば、トコフェロール、酢酸トコフェロール、パルミチン酸トコフェロール、アスコルビン酸、ポリフェノール、デオキシリボ核酸、コエンザイムQ10、レチノール、AHA酸、アミノ酸、ヒアルロン酸、アルファ−ヒドロキシ酸、イソフラボン、ポリグルタミン酸、クレアチン(およびクレアチン誘導体)、グアニジン(およびグアニジン誘導体)、擬似セラミド、精油、ペプチド、タンパク質加水分解物、植物抽出物、ビサボロール、アラントイン、パンテノール、フィタントリオール、イデベノン、甘草抽出物、グリチルリチンおよびイデベノン、スクレログルカン、β−グルカン、サンタルビン酸およびビタミン複合体を意味するものと理解すべきである。植物抽出物の例としては、マロニエ抽出物、カミツレ抽出物、キュウリ抽出物、ローズマリー抽出物、クロスグリおよびアカスグリ抽出物、シラカバ抽出物、ローズヒップ抽出物、藻抽出物、緑茶抽出物、アロエ抽出物、薬用人参抽出物、イチョウ抽出物、グレープフルーツ抽出物、トウキンセンカ抽出物、カンファー、マンゴスチン抽出物、シスタス抽出物、カラスムギ抽出物、オレガノ抽出物、キイチゴ抽出物、イチゴ抽出物等が挙げられる。生物由来の有効成分としては、いわゆるバリア脂質(barrier lipid)も挙げることができ、その例として、セラミド、フィトスフィンゴシンおよび誘導体、スフィンゴシンおよび誘導体、スフィンガニンおよび誘導体、擬似セラミド、リン脂質、リゾリン脂質、コレステロールおよび誘導体、コレステリルエステル、遊離脂肪酸、羊毛脂および誘導体、スクワラン、スクワレンおよび類縁物質が挙げられる。本発明に関連する生物由来の有効成分としては、抗ざ瘡有効成分(例えば、過酸化ベンゾイル、フィトスフィンゴシンおよび誘導体、ナイアシンアミド、ヒドロキシ安息香酸エステル、ニコチンアルデヒド、レチノイン酸および誘導体、サリチル酸および誘導体、シトロネル酸等)および抗セルライト有効成分(例えば、キサンチン化合物(カフェイン、テオフィリン、テオブロミン、アミノフィリン等)、カルニチン、カルノシン、サリチロイルフィトスフィンゴシン、フィトスフィンゴシン類、サンタルビン酸等)および抗フケ剤(例えば、サリチル酸および誘導体、ピリチオン亜鉛、硫化セレン、硫黄、シクロピロックスオラミン、ビフォナゾール、クリンバゾール、オクトピロックス、アクチロックス(actirox)等)および収斂剤(例えば、アルコール、アルミニウム誘導体、没食子酸、サリチル酸ピロキシジン、亜鉛塩(例えば硫酸亜鉛等)、酢酸塩、塩化物、乳酸塩、ジルコニウムクロロハイドレート等)も挙げられる。同様に、生体由来の有効成分として、美白剤(例えば、麹酸、アルブチン、ビタミンCおよび誘導体、ヒドロキノン、ウコン油、クレアチニン、スフィンゴ脂質、ナイアシンアミド等)も挙げることができる。
さらなる実施形態においては、工程B)に使用されるさらなる成分は、分離調整剤(partition modifier)、例えば、ベンジルアルコール、アルファ−ビサボロール、セチルアルコール、キトサン、デカノール、デシルメチルスルホキシド、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、EDTA、エチレングリコール、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、1−ドデシルアザシクロヘプタン−2−オン、4−デシルオキサゾリジン−2−オン、エタノール、グリセロール、ラウリン酸、ラウリルアルコール、レシチン、尿素、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ジメチルイソソルビド、ミリスチン酸イソプロピル、プロピレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、ドデシルベタイン、テルペン類(d−リモネン等)、N−メチルホルムアミド、ステアリン酸、ポリエトキシエチレン、リモネンオキシド、ハイドロフォビン、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、1,3−プロパンジオール、グリセリルモノパルミタート、酢酸ドデカノイル、エチルヘキサン酸セチル、エチルヘキサン酸ステアリル、乳酸エチル、乳酸イソブチル、アセチルクエン酸トリエチル、フィタントリオール、サリチル酸およびその誘導体、アスコルビン酸およびその誘導体、ブチレングリコール、チアゾン、ドデシル硫酸ナトリウム、ネロリドールおよび1,8−シネオール、糖脂質、中鎖トリグリセリド、分岐鎖脂肪族アルコール(オクチルドデカノール等)、タウリン、リン脂質、1,2−ペンチレングリコールおよびC8/C10−グリセロール部分エステル(化学量論量未満のn−オクタン酸およびn−ドデカン酸を含む混合物でグリセロールをエステル化した生成物)、特に、例えばPCT/EP2011/056616号に記載されているC8/C10−グリセロール部分エステル等である。このさらなる助剤を用いることにより特に良好な値を達成することができる。
特に好ましい実施形態においては、工程B)においてブレンドされるさらなる成分は、分離調整剤であるトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルであり、これによって特に浸透特性の高い製剤が得られる。
好ましくは、本発明による方法において、提供される組成物およびさらなる成分は、1:5〜1:5000、特に1:8〜1:12の重量比でブレンドされる。
次に示す実施例においては、本発明を例示により説明するが、実施例に特定される実施形態は本発明を制限することを意図するものではなく、本発明の出願の範囲は記載内容全体および特許請求の範囲により定められる。
次に示す図面は実施例の一部を構成する。
図1:皮脂測定の結果
図2:溶剤に応じたバイオアベイラビリティ
実施例1:アルジュノール酸による閉経後の皮膚の皮脂産生の増加
製剤中のアルジュノール酸を局所適用した結果として閉経後の皮膚の皮脂産生が増加したことが、ヒトの研究で実証された。
パネルは閉経後の健康な70歳以下の白人女性被験者60人で構成された(平均年齢59.4歳)。製剤を顔面に塗布した。溶媒製剤(溶媒)およびアルジュノール酸製剤(アルジュナ)をそれぞれ被験者30人ずつに塗布した。塗布期間は12週間とし、1日2回、朝および夜に塗布を行った。測定点は、塗布開始前(T0)、4週間後(T4)、8週間後(T8)および12週間後(T12)とした。製剤の組成を次の表に示す。
Figure 2014534209
製剤の調製には、当業者に知られている慣用の製剤化方法を用いた。
皮膚の皮脂をSebumeter SM 810(Courage + Khazaka)を用いて測定した。試験は調温調湿室(24±2℃、相対湿度50±10)内で行った。被験者には、測定の12時間前から塗布を中止し、測定の3時間前に洗顔するように指示した。
ヒトのインビボ試験に関する図1に示すように、12週間に亘ってアルジュノール酸製剤を塗布した群の皮脂産生が着実に増加したことが認められた。溶媒製剤を塗布した対照群においては、この値は塗布後最初の8週間の間は低下した。12週間後は初期値と比較して増加したことが認められたが、これはアルジュノール酸製剤で認められた値の約半分であった。
これらの結果は、アルジュノール酸を用いることによって皮膚の皮脂産生の増加を達成できることを示している。
実施例2:1,2−ペンタンジオールを伴う製剤によるアルジュノール酸のバイオアベイラビリティの増大
ブタ皮膚モデルを用いて経皮吸収性を検討する過程で、1,2−ペンタンジオールを添加することによって、化粧料製剤からのアルジュノール酸の皮膚浸透が増大することが示された。実際には、この検討は、例えば、S. Richert, A. Schrader, K. Schrader, Int. J. Cosmet. Sci. 2003, 25, 5-13に記載されている現行のプロトコルに従い実施した。
調査した製剤を以下の表にまとめる。
Figure 2014534209
製剤の調製には、当業者に知られている慣用の製剤化方法を用いた。
図2の結果は、製剤中でアルジュノール酸を1,2ペンタンジオールと併用することにより、バイオアベイラビリティを増大させることが可能であることを示している。

Claims (10)

  1. 皮脂産生を増加させるためのアルジュノール酸。
  2. アルジュノール酸を含む製剤の、皮脂産生を増加させるための化粧的使用。
  3. 前記製剤が、アシアト酸をさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載の使用。
  4. 前記製剤が、テルミナリアアルジュナ樹皮エキスを含むことを特徴とする、請求項3に記載の使用。
  5. 前記製剤が、1,2−ペンタンジオールをさらに含むことを特徴とする、請求項2〜4の少なくとも一項に記載の使用。
  6. 閉経後の女性の皮膚に対する、請求項2〜5の少なくとも一項に記載の使用。
  7. アルジュノール酸を0.2重量%〜20重量%、および
    1,2−ペンタンジオールを80重量%〜99.8重量%
    を含む組成物であって、ここで重量百分率は組成物全体に対する、組成物。
  8. アシアト酸をさらに含むことを特徴とする、請求項7に記載の組成物。
  9. テルミナリアアルジュナ樹皮エキスを含むことを特徴とする、請求項8に記載の組成物。
  10. 製剤の調製方法であって、
    A)請求項7〜9の少なくとも一項に記載の組成物を提供する工程、
    B)提供された組成物を製剤のさらなる成分とブレンドする工程、
    を含む、方法。
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