JP2002363025A - 皮膚外用剤及びその製造方法 - Google Patents
皮膚外用剤及びその製造方法Info
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Abstract
因子により引き起こされる皮膚本来の機能低下を抑制
し、シワ・タルミ・シミ等の発生や皮膚乾燥などを相乗
的に改善する皮膚外用剤を提供する。 【解決手段】 ビタミンA及び/又はその誘導体と、リ
ンゴ種子抽出物とを含有することを特徴とする皮膚外用
剤;可溶化製剤又は乳化製剤の形態である上記皮膚外用
剤;高圧ホモジナイザーによって調製した基剤を含む上
記皮膚外用剤;高圧ホモジナイザーによって基剤及びリ
ンゴ種子抽出物を含む混合物を調製し、その混合物にビ
タミンA及び/又はその誘導体を添加して混合すること
を含む、皮膚外用剤の製造方法。
Description
より詳しくは皮膚の状態を改善する効果に優れ且つ皮脂
の分泌を過度に抑制することのない皮膚外用剤に関す
る。本発明はまた、そのような皮膚外用剤の製造方法に
関する。
目的に合わせて種々の有効成分が配合される。特に日光
暴露や乾燥環境などの外的因子は、皮膚の光老化を促進
するため、皮膚本来の機能を低下させ、シワ・タルミ・
シミ等の発生や皮膚の乾燥を誘発することが知られてお
り、これらの現象を抑制する効果を有する皮膚外用剤が
求められてきた。このような要求に対して、従来は天然
物由来のコラーゲン・エラスチン・ケラチン等のタンパ
ク質並びにこれらの加水分解物、動植物の抽出エキス、
動植物油、天然多糖類、フルーツ酸、高分子化合物など
が配合されてきた。また、近年ではビタミンAやその誘
導体などを配合し、皮膚の光老化や機能低下を改善する
方法が開発されている。しかしながら、未だに目的とす
る効果を発揮する皮膚外用剤の開発には至っておらず、
より優れた効果を発揮する有効成分の開発が望まれてい
る。また、ビタミンA又はその誘導体を配合した場合
は、これらの成分が皮脂の分泌を抑制するため、皮膚の
乾燥を促すという欠点があり、皮脂の分泌が低下するこ
となく上記問題点を解決できる有効成分の開発が望まれ
ている。
が抑制されることなく、日光暴露や乾燥環境などの外的
因子による、皮膚の光老化や機能低下を抑制する皮膚外
用剤を提供することを目的とする。
め、本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、ビタミンA及
び/又はその誘導体とリンゴ種子抽出物とを配合するこ
とによって、安全性にも問題がなく、これらの課題を解
決することを見出し、本発明を完成するに至った。従っ
て本発明は、ビタミンA及び/又はその誘導体と、リン
ゴ種子抽出物とを含有することを特徴とする皮膚外用剤
に関する。本発明の実施態様の一つとして、高圧ホモジ
ナイザーによって調製した基剤を使用することが挙げら
れる。従って本発明は、高圧ホモジナイザーによって調
製した基剤を含む上記の皮膚外用剤に関する。本発明は
また、可溶化製剤又は乳化製剤の形態である上記皮膚外
用剤に関する。本発明はさらに、高圧ホモジナイザーに
よって基剤及びリンゴ種子抽出物を含む混合物を調製
し、その混合物にビタミンA及び/又はその誘導体を添
加して混合することを含む、皮膚外用剤の製造方法に向
けられている。
は、例えば乳液、クリーム、化粧水、化粧油、パック、
クレンジング、洗浄料(洗顔フォーム、ボディーシャン
プーなど)、軟膏剤、美容液、ジェル及び育毛剤などが
挙げられる。
その誘導体としては、ビタミンA(別名:レチノー
ル);酢酸レチノール、パルミチン酸レチノールといっ
たビタミンA脂肪酸エステル;レチノイン酸などが挙げ
られ、これらのうちから1種を単独で、又は2種以上を
併用して使用することができる。ビタミンA及び/又は
その誘導体としては、allトランス型又は13-シス型であ
ることが好ましく、これらの混合物でもよい。中でもビ
タミンA脂肪酸エステルが好ましく使用され、その中で
も比較的安定かつ安全なパルミチン酸レチノールが特に
好適である。ビタミンA及びその誘導体は、必要に応じ
て適宜加工したものを用いることができ、例えば粒径10
μm〜1mmのマイクロスフィアーやマイクロカプセルの
中にこれらを封入したものなどがある。これらは市販品
を利用することができる。本発明の皮膚外用剤に配合さ
れるビタミンA及び/又はその誘導体の量は、特に限定
されないが、皮膚に対する効果や影響を考慮すると、皮
膚外用剤の全質量に基づいて0.00005〜2質量%
が適当であり、好ましくは0.0005〜0.5質量%
である。
リンゴMalus domestica Borkhausen(Rosaceae)(又は
Pyrus Malus)の種子から抽出溶媒を用いて抽出する。
その調製方法は特に限定されないが、種々の溶媒を用
い、低温・室温・加温の条件下で抽出される。抽出溶媒
としては、例えば水;メタノール・エタノール等の低級
1価アルコール、1,3-ブチレングリコール、プロピレン
グリコール、グリセリン等の多価アルコール、アセト
ン、エーテル、酢酸エチル、n−ヘキサンなどの有機溶
媒から選ばれる1種又は2種以上の混液を用いることが
できる。
浄した原料をそのまま、あるいは適宜粉砕し、これに抽
出溶媒を混合した後に浸漬して抽出する。抽出に際して
は必要に応じて減圧濃縮や遠心分離、酵素処理、濾過な
どを行うこともある。本発明で使用するリンゴ種子抽出
物としては、上述のようにして得られた抽出液を、抽出
溶媒によってはそのまま使用することもできるし、適宜
濃縮した形態で使用することもできるし、抽出溶媒を留
去した後の残分(抽出物純分と称する)を使用してもよ
い。また、リンゴ種子抽出物として、上記のように得ら
れた抽出物純分を水をはじめとする親水性溶媒又は親油
性溶媒で希釈したものを用いることもできる。リンゴ種
子抽出物の形状は粉末状・液状・半固形状のいずれでも
よく、油性あるいは水性のどちらも使用できる。リンゴ
種子抽出物として市販品を使用してもよい。市販品の具
体例として、上記のような抽出物純分を、例えばエタノ
ール、1,3-ブチレングリコール、精製水又はこれらの混
液、ヘキシルデカノールといった化粧品用溶剤で希釈・
溶解させたリンゴ種子エキスと称されるものが知られて
おり、例えば Ederline(SEPORGA社製)などがある。
て、次のような態様がある:リンゴを圧搾し、残査を回
収して洗浄する。種子を分取した後これを粉砕し、エタ
ノール溶媒にて抽出する。次いで溶媒を留去(蒸発)
し、残分を化粧品用溶剤に溶解する。これを濾過した
後、65℃で12時間加温し、常温まで冷却してリンゴ種子
抽出物を得る。本発明の皮膚外用剤に配合されるリンゴ
種子抽出物の量としては、皮膚外用剤の全質量に基づい
て、抽出溶媒を除いた残分(抽出物純分)として0.0
001〜1.5質量%の範囲が適当である。このような
範囲であればビタミンA及びその誘導体との相乗効果が
問題なく得られる。抽出物純分を適当な溶剤で希釈・溶
解させたものを皮膚外用剤に配合するとき、その配合量
は皮膚外用剤の全質量に基づいて、一般的に0.01%
〜30質量%の範囲にあり、より好ましくは0.05%
〜10質量%の範囲にある。
損ねない範囲で、目的とする皮膚外用剤の形態に応じ
て、前述の必須成分以外に通常化粧品や医薬部外品など
に用いられる他の成分、例えば油脂類、ロウ類、炭化水
素類、脂肪酸類、高級アルコール類、エステル類、界面
活性剤、動植物抽出物、保湿剤、アルコール類、増粘
剤、薬剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、顔料、色剤、
防腐剤、酸化防止剤、着香剤、キレート剤などが必要に
応じて配合できる。本発明の皮膚外用剤の調製方法は特
に限定されるものではなく、通常の方法に準じて調製す
ることができる。
の可溶化製剤や、クリーム、乳液などの乳化製剤とする
場合には、の高圧ホモジナイザー(高圧乳化機)を用い
て調製した基剤を使用することによって、独特の官能特
性、具体的には滑らかで優れた塗布感が得られ、本発明
の皮膚外用剤の効果を一層高めることができる。高圧ホ
モジナイザーを用いる場合、基剤成分として、可溶化剤
あるいは乳化剤、例えば非イオン性界面活性剤、大豆又
は卵黄から得られるレシチン(リン脂質)及びその誘導
体(主にリゾ体)などから選ばれる少なくとも1種;グ
リセリン、1,3-ブタンジオール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、イソプレングリコール、1,2-ペンタンジオールなど
から選ばれる少なくとも1種の多価アルコール類;エス
テル油、シリコン及びその誘導体、動植物油、高級脂肪
酸、高級アルコール、鉱物油などから選ばれる少なくと
も1種の油分;及び水などが用いられる。
に限定されないが、例えばポリオキシエチレン硬化ヒマ
シ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグ
リセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテ
ル、ショ糖脂肪酸エステル、マルチトール脂肪酸エステ
ル、アルキルグルコシド、卵黄レシチン、大豆レシチ
ン、卵黄リゾレシチン、大豆リゾレシチン、水酸化大豆
レシチン若しくはこれらの水素添加物が挙げられる。可
溶化剤又は乳化剤として、これらの中から1種又は2種
以上を組み合わせて使用するすることができる。
ール、水及び油分を均一に混合してなる予備混合液を、
高圧ホモジナイザーで処理することによって基剤が得ら
れる。また、乳化製剤の場合、乳化剤、多価アルコール
と油分を均一に混合して油相とし、これに水を加えて調
製した予備乳化物をさらに高圧ホモジナイザーで処理す
ることによって基剤が得られる。予備混合液あるいは予
備乳化物の調製は、常圧式のホモジナイザーを使用して
常法により実施することができる。なお、これらの調製
においては、必要に応じて適宜加温若しくは加熱処理を
施すことができる。
る際の、可溶化剤あるいは乳化剤、多価アルコール、油
分、水の質量比率は、予備混合液・予備乳化物の全量に
基づいて可溶化製剤の場合、一般的に可溶化剤:15〜
45質量%、多価アルコール:10〜50質量%、油
分:1〜15質量%、水10〜50質量%の範囲であ
り、乳化製剤の場合、一般的に乳化剤:0.2〜4質量
%、多価アルコール:2〜30質量%、油分:5〜40
質量%、水:20〜80質量%の範囲である。高圧ホモ
ジナイザーで得られた基剤を、そのまま本発明の皮膚外
用剤の基剤として使用することもできるし、該基剤を適
当な基剤と混合して本発明の皮膚外用剤の基剤としても
よい。熱による成分の分解が起こらない限り、リンゴ種
子抽出物及び任意にその他の添加剤を、上記の予備混合
液あるいは予備乳化物の調製の際に、又は高圧ホモジナ
イザーを使用する時に添加してもよい。
て、ゴーリンホモジナイザーAPV(ラニー社製)、ナノ
マイザー(ナノマイザー社製)、マイクロフルイダイザ
ー(マイクロフルイデックス社製、みづほ工業(株)
製)、アルティマイザー(スギノマシン社製)などがあ
り、中でもマイクロフルイダイザーが好適である。マイ
クロフルイダイザーは、米国特許4533254号明細書に開
示されており、連続式の超高圧式ホモジナイザーであっ
て、機種によって200〜3000kgf/cm2まで調圧が可能とな
る。高圧ホモジナイザーを使用する場合は、その調圧可
能な範囲から適宜圧力を選択して例えば1000〜1500kgf/
cm2で、また、パス回数は1〜5回から適宜選択して操
作することができる。
合物は、調製直後は比較的高い温度を有するので、室温
又はそれ以下にまで充分に冷却した後に、ビタミンA及
び/又はその誘導体を添加することが好ましく、さらに
必要あればその他の成分を添加し、均一に混合して、本
発明の皮膚外用剤とする。リンゴ種子抽出物をビタミン
A及び/又はその誘導体とともに添加してもよい。本発
明の皮膚外用剤は、その形態に応じて通常の使用方法に
て使用することができる。
的に説明する。なお、本発明はこれらにより限定される
ものではない。
質量%、全量で100質量%とする)にて実施例1及び比
較例1〜4のクリームを調製した。
果実(生)からの1,3-ブチレングリコール溶液による抽
出物。配合量は抽出物純分としての量である。
(15)の一部に(13)を溶解したものを加えて混合する。次
いで(6)及び(7)の混合液に(10)及び(14)を溶解し
たものを加えて均一とし、更に(1)〜(5)、
(8)、(9)及び残りの(15)の混合物を加えて均一に
攪拌し、実施例1及び比較例1〜4のクリームを得た。
及び比較例1〜4のクリームを、10名の健常な女性パ
ネル(28〜45歳)に使用させた。使用は右顔面に実施例
1のクリームを、左顔面に比較例1のクリームを各々1
日2回(朝と夕)塗布し、1ヶ月連続使用後、使用前に
比べて使用後の効果を10名の自己申告により評価した
(試験)。その後、順次、左顔面を比較例2、3、4
の各々のクリームに変えて、同様の試験を行った(試験
、、)。評価項目はa)肌にハリを与える効果、
b)シワの改善効果、c)肌への保湿効果とし、次の基
準に準じて評価を行った。 A:かなり効果があった。 B:やや効果があった。 C:変化がなかった。 D:悪くなった。 各判定A〜Dの人数を表2にまとめて示す。
均評価は次のとおりである。 表2の結果から明らかなように、本発明に従った実施例
1のクリームは、比較例1〜4のものと比較して、優れ
た肌状態の改善効果を有していることが判る。
例1〜4のクリームを、10名の健常な女性パネル(28
〜45歳)に使用させた。使用は額部に実施例1及び比較
例1〜4のいずれかのクリームを各々1日2回(朝と
夕)塗布し、1ヶ月連続使用後、使用後の額部の皮脂量
を測定し、使用前の額部の皮脂量と比較した。皮脂量の
測定は、測定前に被験部位である額を70%エタノール水
溶液で軽く清拭し、その30分後に額の皮脂量(μg/c
m2)を油分計(Sebumeter SM810)にて測定した。結果
を表3〜4にまとめる。
本発明に従った実施例1のクリームはビタミンA誘導体
による皮脂量の低下を抑制していることが判る。
す。各組成は全量で100質量%とする。 実施例2 化粧水 質量% (1)レチノイン酸 0.005 (2)リンゴ種子エキス(水性、抽出物純分3%) 3.0 (3)ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 0.2 (4)ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン(4) 0.1 セチルエーテル (5)ポリエチレングリコール1000 2.0 (6)1,2−ペンタンジオール 1.0 (7)プロピレングリコール 1.5 (8)エタノール 3.0 (9)メチルパラベン 0.1 (10)天然ビタミンE 0.05 (11)ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.12 (12)クエン酸(10%水溶液) 0.1 (13)クエン酸ナトリウム(10%水溶液) 0.6 (14)精製水 残部 <製法>(14)に(11)を加えて溶解し、これに(3)
〜(10)の混合液と(12)及び(13)を加える。最後に
(1)及び(2)を加えて混合し、これを濾過して化粧
水を得た。この化粧水は、皮脂分泌を抑制することな
く、肌状態の改善効果に優れていた。
に加熱した(16)を徐々に加える。この液をホモミキサ
ーを使用して5000rpm、3分間ホモジナイザー処理し、
引き続きマイクロフルイダイザーにて高圧乳化処理した
(1200kgf/cm2、パス回数2回)。高圧乳化処理したも
のに(14)に加え均一とした後、(15)を加えて混合
し、30℃付近まで冷却し、最後に(1)を加えて乳液を
得た。この乳液は、使用感触に優れ、且つ皮脂分泌を抑
制することなく肌状態の改善効果に優れていた。
に加熱した(16)を徐々に加える。更に80℃に加熱した
(14)を加えた後、(15)を加えて混合し、30℃付近ま
で冷却する。最後に(1)を加えてクリームを得た。こ
のクリームは、皮脂分泌を抑制することなく肌状態の改
善効果に優れていた。
4)に溶解した液を加え、さらに(13)を加えて均一と
する。次いで(6)〜(11)の混液を加え、最後に
(1)及び(2)を加えて化粧ジェルを得た。この化粧
ジェルは、皮脂分泌を抑制することなく、肌状態の改善
効果に優れていた。
均一とした後、さらに(10)〜(13)を加えて均一とす
る。次いで(1)及び(2)を加えて美容液を得た。本
発明の美容液は、皮脂分泌を抑制することなく、肌状態
の改善効果に優れていた。
に加熱した(14)を徐々に加えて混合する。30℃付近ま
で冷却し、(1)及び(2)を加えて均一とした後、脱
泡処理して洗顔フォームを得た。この洗顔フォームは、
皮脂分泌を抑制することなく、肌状態の改善効果に優れ
ていた。
2)に加熱溶解した液を加え、さらに(9)及び(11)
を加えて均一とする。次いで(1)及び(2)を加えて
パックを得た。上記のパックは、皮脂分泌を抑制するこ
となく、肌状態の改善効果に優れていた。
(13)を加え均一とする。さらに(11)及び(14)を加
えて均一とし、最後に(1)及び(2)を加えてクレン
ジングを得た。このクレンジングは、皮脂分泌を抑制す
ることなく、肌状態の改善効果に優れていた。
これに(12)を徐々に加える。この液を適宜高圧乳化処
理し、この高圧乳化処理液に(8)に(9)〜(11)を
溶解させたものを加え均一として育毛剤を得た。この育
毛剤は使用感触に優れ、且つ皮脂分泌を抑制することな
く、頭皮状態の改善効果に優れていた。
この化粧油は使用感触に優れ、且つ皮脂分泌を抑制する
ことなく、肌状態の改善効果に優れていた。
/又はその誘導体を含みながらも、皮脂量の過度の低下
を抑制し、且つ日光暴露や乾燥環境等の外的因子により
引き起こされる皮膚本来の機能低下を抑制し、シワ・タ
ルミ・シミ等の発生や皮膚乾燥などを相乗的に改善する
ものであり、安全性にも配慮した皮膚外用剤である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ビタミンA及び/又はその誘導体と、リ
ンゴ種子抽出物とを含有することを特徴とする皮膚外用
剤。 - 【請求項2】 ビタミンAの誘導体がビタミンA脂肪酸
エステルである請求項1に記載の皮膚外用剤。 - 【請求項3】 可溶化製剤又は乳化製剤の形態である、
請求項1又は2記載の皮膚外用剤。 - 【請求項4】 高圧ホモジナイザーによって調製した基
剤を含む請求項1〜3のいずれか1項記載の皮膚外用
剤。 - 【請求項5】 高圧ホモジナイザーによって基剤及びリ
ンゴ種子抽出物を含む混合物を調製し、その混合物にビ
タミンA及び/又はその誘導体を添加して混合すること
を含む、皮膚外用剤の製造方法。
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