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JP2014125236A - ボトル - Google Patents

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JP2014125236A JP2012283985A JP2012283985A JP2014125236A JP 2014125236 A JP2014125236 A JP 2014125236A JP 2012283985 A JP2012283985 A JP 2012283985A JP 2012283985 A JP2012283985 A JP 2012283985A JP 2014125236 A JP2014125236 A JP 2014125236A
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Abstract

【課題】内容物を注出しやすい形状とされた肩部を備えつつも、複数のボトルをボトル軸方向に安定して積み重ねることができるボトルを提供すること。
【解決手段】口部2、肩部3、胴部4及び底部5がボトル軸O方向に沿ってこの順に連設され、肩部3は、その外周縁部3a回りに回動自在に変形することで、ボトル軸Oに直交する径方向の内側に向かうに従い漸次ボトル軸O方向に沿う口部2側の上方へ向けて傾斜する注出姿勢、及び、径方向の内側に向かうに従い漸次ボトル軸O方向に沿う底部5側の下方へ向けて傾斜するスタック姿勢のいずれかを選択可能とされ、底部5は、外周縁部に位置する接地部5aと、ボトル軸O上に位置して上方へ向けて窪む陥没部5bと、を備え、口部2が、当該ボトル1Aとは異なる他のボトル1Bの陥没部5b内に収納された状態で、スタック姿勢とされた肩部3の外周縁部3a上に、他のボトル1Bの接地部5aが載置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、ボトルに関するものである。
PETボトルに代表されるような合成樹脂製のボトルは、軽量で取り扱いが容易であること、透明でガラス製の容器に比較して遜色のない外観を呈すること等から、例えば飲料の容器として利用されている。
従来、この種のボトルとして、例えば下記特許文献1に示されるような、口部、肩部、胴部及び底部がボトル軸方向に沿ってこの順に連設され、底部におけるボトル軸上に上方(ボトル軸方向に沿う口部側)へ向けて窪む穴部が形成され、下方(ボトル軸方向に沿う底部側)に位置する一のボトルの口部を、上方に位置する他のボトルの穴部に嵌合させることで、複数のボトルを上下に積み重ねるものが知られている。
特開2001−199443号公報
しかしながら、上述した従来のボトルでは、上下に積み重ねられるボトル同士の連結部分となる口部の直径が小さく、これらボトルを安定して積み重ねることができなかった。
一方、口部より直径の大きい肩部を利用して、該肩部上に他のボトルの底部を載置することが考えられるが、一般に肩部はボトル軸に直交する径方向の内側に向かうに従い漸次上方へ向けて傾斜して形成されているため、この傾斜部分にボトル底部が載置されると積み重ね状態が不安定となる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、内容物を注出しやすい形状とされた肩部を備えつつも、複数のボトルをボトル軸方向に安定して積み重ねることができるボトルを提供することを目的としている。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明は、口部、肩部、胴部及び底部がボトル軸方向に沿ってこの順に連設されたボトルであって、前記肩部は、その外周縁部回りに回動自在に変形することで、ボトル軸に直交する径方向の内側に向かうに従い漸次ボトル軸方向に沿う前記口部側の上方へ向けて傾斜する注出姿勢、及び、前記径方向の内側に向かうに従い漸次ボトル軸方向に沿う前記底部側の下方へ向けて傾斜するスタック姿勢のいずれかを選択可能とされ、前記底部は、外周縁部に位置する接地部と、ボトル軸上に位置して上方へ向けて窪む陥没部と、を備え、前記口部が、当該ボトルとは異なる他のボトルの前記陥没部内に収納された状態で、前記スタック姿勢とされた前記肩部の外周縁部上に、前記他のボトルの前記接地部が載置される構成とされたことを特徴とする。
本発明のボトルによれば、肩部を変形させることで注出姿勢及びスタック姿勢のいずれかを選択可能であるので、該ボトルに収容された内容物を注出する際には肩部を注出姿勢とすることで、内容物を注出しやすい。また、複数のボトルをボトル軸方向に積み重ねて保管等(スタック)する際には、肩部をスタック姿勢とし、該肩部の外周縁部上に、他のボトルの底部の接地部を載置することで、これらボトルを安定して積み重ねることができる。
具体的に、従来では複数のボトルをボトル軸方向に積み重ねる際、例えば下方に位置する一のボトルの口部を、上方に位置する他のボトルの底部に嵌合したり、前記一のボトルの肩部の傾斜部分に前記他のボトルの底部を載置したりしていたが、一のボトル上に配設された他のボトルが不安定な姿勢となり、これらボトルを安定して積み重ねることができなかった。
一方、本発明によれば、下方に位置する一のボトルの口部は上方に位置する他のボトルの陥没部内に収納して、前記一のボトルの肩部の外周縁部で前記他のボトルの底部の外周縁部(接地部)を支持できるので、これらボトルの積み重ね姿勢が安定する。
このように本発明によれば、内容物を注出しやすい形状とされた肩部を備えつつも、複数のボトルをボトル軸方向に安定して積み重ねることができる。
また、本発明のボトルにおいて、前記口部と前記肩部との間に、これらを連結する首部が設けられ、前記首部における前記肩部との接続部分は、上方に向かうに従い漸次前記径方向の外側に向けて傾斜していることとしてもよい。
この場合、首部の前記接続部分が、スタック姿勢とされた肩部の形状に沿うように形成されることから、肩部を注出姿勢からスタック姿勢とする際に、前記接続部分によって該肩部を下方に押し下げやすくなるとともに、スタック姿勢に容易に変形させることができる。また、肩部を押し下げる際に、首部及びその上方の口部がボトル軸に対して傾倒されにくくなり、複数のボトルの積み重ね姿勢がより安定する。
また、本発明のボトルにおいて、前記肩部が前記スタック姿勢とされた状態で、前記首部上に、前記他のボトルの前記底部が載置可能であることとしてもよい。
この場合、上述のようにボトルの肩部の外周縁部上に他のボトルの底部の接地部が載置されつつ、前記外周縁部の径方向内側に位置する首部上にも、他のボトルの底部が載置されるので、複数のボトルの積み重ね姿勢がより安定する。
また、本発明のボトルにおいて、前記口部を着脱可能に覆うキャップが設けられ、前記キャップが前記口部に装着された状態で、前記キャップ及び前記口部が、前記他のボトルの前記陥没部内に収納可能であることとしてもよい。
この場合、ボトルに内容物を充填する前後を問わず、複数のボトルを安定して積み重ねられ、種々様々な積み重ねの態様に対応でき使い勝手がよい。
本発明に係るボトルによれば、内容物を注出しやすい形状とされた肩部を備えつつも、複数のボトルをボトル軸方向に安定して積み重ねることができる。
本発明の一実施形態に係るボトルを示す正面図である。 図1のボトルを複数用いてボトル軸方向に積み重ねた状態を説明する図である。
以下、本発明の一実施形態に係るボトル1について、図面を参照して説明する。
本実施形態のボトル1は、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂により形成されているとともに、図1に示されるように有底筒状をなしており、ボトル軸O方向に沿って口部2、首部6、肩部3、胴部4及び底部5がこの順に一体的に連設されている。
尚、これら口部2、首部6、肩部3、胴部4及び底部5は、それぞれの中心軸線が共通軸上に配置されている。本実施形態ではこの共通軸をボトル軸Oといい、ボトル軸O方向に沿う口部2側を上方、底部5側を下方という。また、ボトル軸Oに直交する方向を径方向といい、ボトル軸O回りに周回する方向を周方向という。
本実施形態のボトル1は、射出成形により形成されたプリフォームを2軸延伸ブローしてなるブロー成形品であり、ボトル1内部には飲料等の内容物が収容される。ボトル1は、その内容量が数リットル(例えば2〜5リットル程度)とされた大容量タイプのピンチグリップ式ボトルとなっている。
図1において、口部2は、円筒状をなしており、ボトル1の該口部2以外の首部6、肩部3、胴部4及び底部5より小径とされている。また口部2の開口部は、ボトル1の内容物を注出するための注出口となっている。
口部2の外周面のうち、少なくとも上端部には、雄ねじ部2aが形成されている。口部2の雄ねじ部2aには、図2に示される有頂筒状をなすキャップ7の雌ねじ部(不図示)が螺合するようになっており、これにより、キャップ7は口部2を着脱可能に覆い、また口部2に対してキャップ7が装着されることで該口部2の注出口が封止される。
図1に示されるように、口部2において首部6に連なる下端部は、ネック部2bとなっている。また、口部2の外周面のうち、雄ねじ部2aとネック部2bとの間には、径方向外側に突出するとともに周方向に沿って延びる環状のネックリング2cが形成されている。
首部6は、口部2と肩部3との間に設けられて、これらを連結している。首部6は、ボトル軸O方向に沿う両端部よりも中央部が大径とされた筒状をなしている。
首部6は、口部2よりも大径とされており、該首部6における口部2との接続部分である上側部分6aは、口部2から下方に向かうに従い漸次径方向の外側に向けて傾斜して形成されている。つまり上側部分6aは、下方に向かうに従い漸次拡径している。
また、首部6における肩部3との接続部分である下側部分6bは、肩部3から上方に向かうに従い漸次径方向の外側に向けて傾斜して形成されている。つまり下側部分6bは、上方に向かうに従い漸次拡径している。
尚、首部6における上側部分6aの上端の直径は、下側部分6bの下端の直径よりも小さくなっている。
このような形状とされた首部6は、後述する肩部3より剛性が高められており、該肩部3が変形する際においても変形しにくくされている。
肩部3は、その外周縁部3a回りに回動自在に変形することで、径方向の内側に向かうに従い漸次上方へ向けて傾斜する注出姿勢(図1に示される状態)、及び、径方向の内側に向かうに従い漸次下方へ向けて傾斜するスタック姿勢(図2に示される状態)のいずれかを選択可能とされている。
具体的に、肩部3は、図1に示される略円錐状の注出姿勢から、胴部4に対して口部2及び首部6を下方に押し下げることで外周縁部3a回りに回動変形して、図2に示される略逆円錐状のスタック姿勢に維持されるようになっている。また逆に、肩部3は、図2に示されるスタック姿勢から、胴部4に対して口部2及び首部6を上方に引き上げることで外周縁部3a回りに回動変形して、図1に示される注出姿勢に維持されるようになっている。
肩部3が注出姿勢とされた図1においては、肩部3は外周縁部3aから径方向内側に向かうに従い漸次上方に向かって延設されており、この注出姿勢において首部6は肩部3よりも上方に配置されている。
また、肩部3がスタック姿勢とされた図2においては、肩部3は外周縁部3aから径方向内側に向かうに従い漸次下方に向かって延設されており、このスタック姿勢において首部6の上端部以外の部位(具体的には上側部分6aにおける上半分以外の部位及び下側部分6b)が、肩部3の外周縁部3aよりも下方に配置されている。また、このスタック姿勢において、首部6の下側部分6bと肩部3とは、互いに平行となるように対向配置(又は当接)される。
図1において、肩部3の外周面には、略台形状の平面からなるパネル面3bが複数形成されているとともに、周方向に配列している。また、周方向に隣接するパネル面3b同士の間には、直線状の稜線部3cがそれぞれ形成されている。
胴部4は、円筒状をなしており、該胴部4の外周面において肩部3に連なる上端部、及び、底部5に連なる下端部には、径方向内側に窪むとともに周方向に沿って延びる環状の細溝4aが、それぞれ形成されている。また、胴部4の上端部に位置する細溝4aの下方、及び、胴部4の下端部に位置する細溝4aの上方には、径方向内側に窪むとともに周方向に沿って延びる環状をなし細溝4aよりも溝幅の大きい太溝4bが、それぞれ形成されている。
胴部4の外周面において上下一対の太溝4bに挟まれる領域は、商品ラベル等が表示される正面領域Fと、正面領域Fとは径方向の反対側を向く背面領域(不図示)と、これら正面領域F及び背面領域の間に位置する一対の側面領域Sと、を有している。すなわち、胴部4の外周面には、周方向に沿って正面領域F、一方の側面領域S、背面領域、他方の側面領域Sが、この順に配置されている。
胴部4の外周面のうち正面領域Fは、ボトル軸Oに垂直な断面が凸円弧状をなしており、具体的には、商品ラベル等の貼着及び表示に適した円柱面状に形成されている。また、胴部4の正面領域Fには、径方向内側に窪むとともに周方向に沿って延びる正面溝4cが形成されている。
また、胴部4の外周面のうち、ボトル軸Oを径方向に挟んで互いに対向する(つまり背中合わせとされた)一対の側面領域Sには、該外周面の他の部位よりも窪まされた指当て用凹部(不図示)がそれぞれ形成されている。このボトル1は、上述した通りピンチグリップ式ボトルであり、使用者が背面領域に掌をあてがうようにしつつ、これらの指当て用凹部内に手指を挿入して、把持するようになっている。
底部5は略円板状をなしており、その外周縁部に位置する接地部5aと、ボトル軸O上(径方向中央部)に位置して上方へ向けて窪む陥没部5bと、を備えている。接地部5aの径方向位置は、肩部3の外周縁部3aの径方向位置に対応して設定されている。また、陥没部5bは有頂筒状をなしており、頂壁5c及び周壁5dを有している。また、頂壁5c及び周壁5dの内周面には、ボトル軸Oを中心とした放射状をなすように複数のリブが形成されている。
周壁5dの下端開口部は、下方に向かうに従い漸次径方向外側へ向けて傾斜して形成されている。具体的に、周壁5dの下端開口部におけるボトル軸O方向に沿う単位長さあたりの径方向へ向けた変位量は、上述した首部6の上側部分6aにおける前記変位量に対して略同等とされている。そして図2に示されるように、保管時などにおいて複数のボトル1A、1Bを上下に積み重ねるときに、下方に位置する一のボトル1Aの首部6の上側部分6aに対して、他のボトル1Bの底部5における周壁5dの下端開口部が略平行に対向配置されるようになっている。
そして、このように構成されたボトル1を複数用いてボトル軸O方向(上下)に積み重ねる際には、上下に積み重ねられる一対のボトル1A、1Bのうち、下方に位置する一のボトル1Aの口部2が、当該ボトル1Aとは異なる他のボトル1Bの陥没部5b内に収納された状態で、一のボトル1Aの前記スタック姿勢とされた肩部3の外周縁部3a上に、他のボトル1Bの接地部5aが載置される構成となっている。
具体的に本実施形態では、一のボトル1Aにおいてキャップ7が口部2に装着された状態で、これらキャップ7及び口部2が、他のボトル1Bの陥没部5b内に収納可能である。
尚、特に図示していないが、一のボトル1Aの肩部3がスタック姿勢とされた状態で、該ボトル1Aの首部6上に、他のボトル1Bの底部5が載置可能であることとしてもよい。具体的に図2においては、一のボトル1Aにおける首部6の上側部分6aと、他のボトル1Bの底部5における周壁5dの下端開口部との間には隙間が設けられているが、この代わりに、これら上側部分6aと前記下端開口部とが当接していてもよく、接地部5aが前記上側部分6aと前記外周縁部3aの両方に当接してもよい。
以上説明した本実施形態のボトル1によれば、肩部3を変形させることで注出姿勢及びスタック姿勢のいずれかを選択可能であるので、該ボトル1に収容された内容物を注出する際には肩部3を注出姿勢とすることで、内容物を注出しやすい。また、複数のボトル1A、1Bをボトル軸O方向に積み重ねて保管等(スタック)する際には、下方のボトル1Aの肩部3をスタック姿勢とし、該肩部3の外周縁部3a上に、上方のボトル1Bの底部5の接地部5aを載置することで、これらボトル1A、1Bを安定して積み重ねることができる。
具体的に、従来では複数のボトルをボトル軸方向に積み重ねる際、例えば下方に位置する一のボトルの口部を、上方に位置する他のボトルの底部に嵌合したり、前記一のボトルの肩部の傾斜部分に前記他のボトルの底部を載置したりしていたが、一のボトル上に配設された他のボトルが不安定な姿勢となり、これらボトルを安定して積み重ねることができなかった。
一方、本実施形態によれば、下方に位置する一のボトル1Aの口部2は上方に位置する他のボトル1Bの陥没部5b内に収納して、一のボトル1Aの肩部3の外周縁部3aで他のボトル1Bの底部5の外周縁部(接地部5a)を支持できるので、これらボトル1A、1Bの積み重ね姿勢が安定する。
このように本実施形態によれば、内容物を注出しやすい形状とされた肩部3を備えつつも、複数のボトル1をボトル軸O方向に安定して積み重ねることができるのである。
また、口部2と肩部3との間に、これらを連結する首部6が設けられており、首部6における肩部3との接続部分(下側部分6b)は、上方に向かうに従い漸次径方向の外側に向けて傾斜しているので、下記の効果を奏する。
すなわち、首部6の前記接続部分(下側部分6b)が、図2に示されるスタック姿勢とされた肩部3の形状に沿うように形成されることから、肩部3を図1の注出姿勢から図2のスタック姿勢とする際に、前記接続部分によって該肩部3を下方に押し下げやすくなるとともに、スタック姿勢に容易に変形させることができる。また、肩部3を押し下げる際に、首部6及びその上方の口部2がボトル軸Oに対して傾倒されにくくなり、複数のボトル1の積み重ね姿勢がより安定する。
また、一のボトル1Aの肩部3がスタック姿勢とされた状態で、その首部6上に、他のボトル1Bの底部5を載置可能に構成した場合には、下記の効果が得られる。
すなわち、上述のようにボトル1Aの肩部3の外周縁部3a上に他のボトル1Bの底部5の接地部5aが載置されつつ、該ボトル1Aの外周縁部3aの径方向内側に位置する首部6上にも、他のボトル1Bの底部5が載置されるので、複数のボトル1A、1Bの積み重ね姿勢がより安定する。
また本実施形態では、スタックするボトル1に、口部2を着脱可能に覆うキャップ7が設けられており、該キャップ7が口部2に装着された状態で、これらキャップ7及び口部2が他のボトル1Bの陥没部5b内に収納可能とされているので、ボトル1に内容物を充填する前後を問わず、複数のボトル1を安定して積み重ねられ、種々様々な積み重ねの態様に対応でき使い勝手がよい。
また、肩部3のパネル面3bが平面状をなしているので、上述した該肩部3の変形を許容しやすくなっており、かつ、隣り合うパネル面3b同士の間に位置する稜線部3cによって、該肩部3の剛性が所定以下にまで低減されるようなことが防止されている。尚、平面状のパネル面3bは、ボトル1の内圧変動に応じて膨出変形したり陥没変形したりすることも容易である。
尚、本発明は前述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前述の実施形態では、ボトル1が、大容量タイプのピンチグリップ式ボトルであるとしたが、これに限定されるものではなく、小容量タイプのボトルや、ピンチグリップ式以外のボトルに対しても本発明を適用可能であり、横断面形状が円形や角形など、種々の形態のボトルに対しても本発明を適用可能である。
また、前述の実施形態では、口部2と肩部3とを連結する首部6が設けられているとしたが、これに限定されるものではなく、例えば首部6が設けられずに口部2と肩部3とが直接連結されていてもよい。ただし、首部6が設けられることで、肩部3を安定して注出姿勢とスタック姿勢との間で変形させることができ、好ましい。
また、首部6の形状は、前述の実施形態で説明したものに限定されない。具体的に、例えば首部6の上側部分6aは、ボトル軸Oに垂直な平面状とされていてもよい。
さらに、肩部3の外周縁部3aに環状の載置面(水平面や波状面等、接地部5aが載置可能な構造のものであればよい)を設けてもよく、この場合は前記載置面の内縁により(内縁回りに)肩部3が回動するように構成してもよい。
また、図2においては、上下に積み重ねられる複数のボトル1の口部2にキャップ7が装着された例を示したが、口部2にキャップ7を装着しない状態で、これらボトル1をスタックすることとしてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 ボトル
1A 下方に位置する一のボトル
1B 上方に位置する他のボトル
2 口部
3 肩部
3a 外周縁部
4 胴部
5 底部
5a 接地部
5b 陥没部
6 首部
6b 下側部分(首部における肩部との接続部分)
7 キャップ
O ボトル軸

Claims (4)

  1. 口部、肩部、胴部及び底部がボトル軸方向に沿ってこの順に連設されたボトルであって、
    前記肩部は、その外周縁部回りに回動自在に変形することで、ボトル軸に直交する径方向の内側に向かうに従い漸次ボトル軸方向に沿う前記口部側の上方へ向けて傾斜する注出姿勢、及び、前記径方向の内側に向かうに従い漸次ボトル軸方向に沿う前記底部側の下方へ向けて傾斜するスタック姿勢のいずれかを選択可能とされ、
    前記底部は、
    外周縁部に位置する接地部と、
    ボトル軸上に位置して上方へ向けて窪む陥没部と、を備え、
    前記口部が、当該ボトルとは異なる他のボトルの前記陥没部内に収納された状態で、前記スタック姿勢とされた前記肩部の外周縁部上に、前記他のボトルの前記接地部が載置される構成とされたことを特徴とするボトル。
  2. 請求項1に記載のボトルであって、
    前記口部と前記肩部との間に、これらを連結する首部が設けられ、
    前記首部における前記肩部との接続部分は、上方に向かうに従い漸次前記径方向の外側に向けて傾斜していることを特徴とするボトル。
  3. 請求項2に記載のボトルであって、
    前記肩部が前記スタック姿勢とされた状態で、前記首部上に、前記他のボトルの前記底部が載置可能であることを特徴とするボトル。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のボトルであって、
    前記口部を着脱可能に覆うキャップが設けられ、
    前記キャップが前記口部に装着された状態で、前記キャップ及び前記口部が、前記他のボトルの前記陥没部内に収納可能であることを特徴とするボトル。
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