JP2014122814A - タイヤの剛性感評価方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】このタイヤ6の剛性感評価方法は、タイヤ6のバネ定数Kが計測される計測工程を備えている。この計測工程では、タイヤ6を支持する支持治具とタイヤ6に押し付けられる押圧具16とは、タイヤ6を挟み込んでいる。この挟み込みにより、タイヤ6に荷重が負荷されており、タイヤ6に荷重F1が負荷された状態から荷重F2が負荷された状態までのタイヤの変形量δが測定されている。この荷重F1から荷重F2までのバネ定数が計測されている。荷重F1とタイヤの正規荷重Fとの比(F1/F)が0.10以上である。荷重F2と正規荷重Fとの比(F2/F)が0.20以下である。
【選択図】図1
Description
組み込まれて、タイヤ組立体2が得られる。このタイヤ組立体2に空気が充填される。このタイヤ組立体2の空気圧は空気圧P1にされる。ここでは、このタイヤ組立体2は、空気圧P1を越える空気圧にされた後に、空気圧P1にされる。例えば、このタイヤ組立体2では、タイヤ6の正規内圧Pまで空気が充填される。その後、空気圧Pから減圧されて、空気圧P1にされる。
K = (F2−F1)/δ
S1 = C1・(K / P1 )
このC1は、予め定められた係数である。この評価値S1は、バネ定数Kが空気圧P1で除されることで、空気圧P1による評価値S1への影響が抑制されている。
S2 = C2・((K・A) / P1)/100
S3 = C3・(K ・ A)/1000
市販タイヤが準備された。このタイヤサイズは「LT265/70R16 117/114S」である。このタイヤの扁平率Aは、70(%)である。このタイヤの正規内圧Pは550(kPa)であり、正規荷重は14.2(kN)であった。図1及び図2に示された剛性評価方法で、この市販タイヤのバネ定数が測定された。このバネ定数は、市販タイヤの空気圧P1(kPa)を種々変更して測定された。ここでは、それぞれの空気圧P1で、5回ずつバネ定数が測定された。それぞれの空気圧P1で、バネ定数の平均値Eave(N/mm)と、分散σが算出された。この平均値Eave(N/mm)と分散σとから((2・σ)/Eave)の値が求められた。この((2・σ)/Eave)は、測定値のバラツキの大きさを示す指標である。この((2・σ)/Eave)の値が小さいほど、バラツキは小さい。このテスト結果が、表1に示されている。
テスト1と同様にして、図3に示された剛性評価方法で、市販タイヤのバネ定数が測定された。平均値Eave(N/mm)と分散σとから((2・σ)/Eave)の値が求められた。その結果が表2に示されている。
タイヤE1、E2及びE3の3種類のタイヤと、基準タイヤとが準備された。これらのタイヤは、官能評価により、トレッド部の剛性感評価がされている。官能評価では、タイヤE1の判定結果は良好であった。タイヤE2及びE3の判定結果は、不良であった。この基準タイヤの判定結果は、良好であった。官能評価では、この基準タイヤの剛性感はタイヤE1の剛性感より小さく、タイヤE2及びE3の剛性感より大きかった。
テスト3で用いたタイヤE1、E2及びE3の3種類のタイヤと、基準タイヤとが準備された。これらのタイヤでは、官能評価により、サイドウォール部(半径方向)の剛性感評価が既にされていた。この官能評価では、タイヤE1及びE3の判定結果は良好であった。タイヤE2の判定結果は、不良であった。この基準タイヤの判定結果は、良好であった。官能評価では、この基準タイヤの剛性感はタイヤE1及びE3の剛性感より小さく、タイヤE2の剛性感より大きいと評価された。
テスト3で用いたタイヤE1、E2及びE3の3種類のタイヤと、基準タイヤとが準備された。これらのタイヤでは、官能評価により、サイドウォール部(軸方向)の剛性感評価が既にされていた。この官能評価では、タイヤE1及びE2の判定結果は良好であった。タイヤE3の判定結果は、不良であった。この基準タイヤの判定結果は、良好であった。官能評価では、この基準タイヤの剛性感はタイヤE1及びE2の剛性感より小さく、タイヤE3の剛性感より大きいと評価された。
4・・・デフレクションマシン
6・・・タイヤ
8・・・リム
10・・・架台
12・・・支持体
14・・・荷重負荷体
16・・・押圧具
18・・・本体
20・・・ロッド
22・・・ヘッド
24・・・支持治具
26・・・支持治具
28・・・基部
30・・・押圧部
32・・・長孔
34・・・先端部
38・・・ピン
40・・・止具
Claims (10)
- タイヤのバネ定数が計測される計測工程を備えており、
この計測工程では、タイヤを支持する支持治具とタイヤに押し付けられる押圧具とがタイヤを挟み込んでおり、
この挟み込みによりタイヤに荷重が負荷されており、タイヤに荷重F1が負荷された状態から荷重F2が負荷された状態までのタイヤの変形量δが測定されており、
この荷重F1及びF2と変形量δとから荷重F1から荷重F2までのバネ定数が計測されており、
この荷重F1とタイヤの正規荷重Fとの比(F1/F)が0.10以上であり、
この荷重F2と正規荷重Fとの比(F2/F)が0.20以下であるタイヤの剛性感評価方法。 - 上記計測工程に先立って組立体準備工程を備えており、
この組立体準備工程では、このタイヤの正規リムが準備されており、
このタイヤが正規リムに組み込まれてタイヤ組立体にされており
上記計測工程では、この正規リムが支持治具にされて、この正規リムと押圧具とがタイヤを半径方向に挟み込んでおり、
このタイヤの半径方向のバネ定数が計測されている請求項1に記載の剛性感評価方法。 - 上記組立体準備工程では、タイヤ組立体に空気が充填されて空気圧P1にされており、
この空気圧P1とタイヤの正規内圧Pとの比(P1/P)が0.08以上0.30以下である請求項2に記載の剛性感評価方法。 - 上記組立体準備工程では、タイヤ組立体に空気が充填されて、空気圧P1を越える空気圧にされた後に減圧されて空気圧P1にされている請求項3に記載の剛性感評価方法。
- 上記計測工程では、押圧具の先端が球面状に形成されており、
この球面状の半径が15mm以上30mm以下にされている請求項1から4のいずれかに記載の剛性感評価方法。 - 上記計測工程では、押圧具がトレッドの軸方向中央を押圧している請求項1から5のいずれかに記載の剛性感評価方法。
- 上記計測工程では、押圧具がトレッド幅Wtに対して赤道面から軸方向に距離Tの位置を押圧しており、
このトレッド幅Wtに対する距離Tの比(T/Wt)が0.40以上0.45以下にされている請求項1から5のいずれかに記載の剛性感評価方法。 - 上記計測工程では、支持治具と押圧具とがタイヤを軸方向に挟み込んでおり、
この支持治具がタイヤの軸方向の一方のサイドウォール部を支持しており
この押圧具がタイヤの軸方向の他方のサイドウォール部を押圧しており、
このタイヤの軸方向のバネ定数が計測されている請求項1に記載の剛性感評価方法。 - 上記支持治具及び押圧具のいずれか一方がサイドウォール部のうち、タイヤの半径方向の高さH1の位置を押圧しており、この高さH1とタイヤの高さHとの比(H1/H)が0.6以上0.8以下にされており、
上記支持治具及び押圧具のいずれか他方がサイドウォール部の軸方向最大幅の位置に当接している請求項8に記載の剛性感評価方法。 - 上記支持治具及び押圧具のいずれか一方が基部と押圧部とを備えており、この押圧部が基部に対してタイヤの径方向に位置変更可能にされており、
この押圧部がタイヤの半径方向の高さH1の位置を押圧している請求項9に記載の剛性感評価方法。
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