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JP2014115558A - プロジェクター - Google Patents

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JP2014115558A
JP2014115558A JP2012271115A JP2012271115A JP2014115558A JP 2014115558 A JP2014115558 A JP 2014115558A JP 2012271115 A JP2012271115 A JP 2012271115A JP 2012271115 A JP2012271115 A JP 2012271115A JP 2014115558 A JP2014115558 A JP 2014115558A
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JP
Japan
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projector
optical fiber
light
projection
optical system
Prior art date
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Pending
Application number
JP2012271115A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Sasaki
伴行 佐々木
Masaru Kono
勝 河野
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】従来のプロジェクターよりも光ファイバーを積極的に活用したプロジェクターを提供する。
【解決手段】光を画像情報に応じて変調する光変調部400R,400G,400Bを有するプロジェクター本体部600と、光変調部400R,400G,400Bからの光を導光する光ファイバー部700と、光ファイバー部700からの光を投写画像として投写する投写光学系900とを備えることを特徴とするプロジェクター1000。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクターに関する。
従来、光を画像情報に応じて変調する光変調部と、光変調部からの光を投写画像として投写する投写光学系とを備えるプロジェクターであって、光変調部と投写光学系との間に入射側の径より射出側の径の方が大きい光ファイバーの束をさらに備えるプロジェクターが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このようなプロジェクターによれば、光ファイバーの束を挿抜することで、投写画像の拡大倍率を簡易に変更することが可能となる。
特開平6−59140号公報
ところで、光ファイバーは、低損失で導光することが可能であるという性質や、光ファイバーを曲げることで任意の方向へ導光することが可能であるという性質等の有用な性質を有する。しかしながら、プロジェクターの技術分野においては、従来のプロジェクターのような例はあるものの、他に光ファイバーを積極的に活用することはあまり行われてこなかった。
そこで、本発明は上記した課題に鑑みてなされたもので、従来のプロジェクターよりも光ファイバーを積極的に活用したプロジェクターを提供することを目的とする。
[1]本発明のプロジェクターは、光を画像情報に応じて変調する光変調部を有するプロジェクター本体部と、前記光変調部からの光を導光する光ファイバー部と、前記光ファイバー部からの光を投写画像として投写する投写光学系とを備えることを特徴とする。
本発明のプロジェクターは、プロジェクター本体部と投写光学系とを分離して光ファイバー部で光学的に接続するため、プロジェクター本体部を固定したままでも投写光学系の向き及び角度を変えることが可能な、従来のプロジェクターよりも光ファイバーを積極的に活用したプロジェクターとなる。
ところで、プロジェクター本体部と投写光学系とが一体となっている一般的なプロジェクターにおいては、プロジェクターの冷却設計上、真上や真下へ向かって投写画像を投写することは想定されていないことが多い。しかしながら、本発明のプロジェクターによれば、プロジェクター本体部を動かさなくても投写光学系を真上や真下に向けることができ、真上や真下へ向かって手軽に投写画像を投写することが可能となる。
また、本発明のプロジェクターによれば、投写画像を投写する部屋とプロジェクター本体を設置する部屋とを別にすることもでき、プロジェクター本体が発生する熱や冷却機構の騒音を隔離することが可能となる。
「光ファイバー部」とは、光ファイバーの束を有する構成要素のことをいう。
また、光ファイバーの束を構成する光ファイバーの数は、光変調部が有する画素数以上の数であることが好ましい。このような構成とすることにより、投写画像の画質の劣化を抑制することが可能となる。
[2]本発明のプロジェクターにおいては、前記プロジェクター本体部と前記投写光学系とを接続し、前記投写光学系の向き及び角度を自在に設定可能なフレキシブルアーム部をさらに備え、前記光ファイバー部は、前記フレキシブルアーム部の内部を通っていることが好ましい。
このような構成とすることにより、特別な固定具等を用いることなく投写光学系の向き及び角度を設定することが可能となる。
フレキシブルアーム部としては、例えば、形状固定用の金属線を有するチューブを用いることができる。
[3]本発明のプロジェクターにおいては、前記光ファイバー部として、複数の光ファイバー部を備え、前記投写光学系として、前記複数の光ファイバー部に対応する複数の投写光学系を備えることが好ましい。
このような構成とすることにより、1台のプロジェクターでありながら、あたかも複数のプロジェクターであるかのように投写画像を投写することが可能となる。
[4]本発明のプロジェクターにおいては、前記複数の投写光学系から投写する複数の投写画像を投写対象上で合成し、全体として1つの投写画像を投写することが好ましい。
このような構成とすることにより、複数のプロジェクターを用意してプロジェクターアレーを構成する手間をかけることなく、1つのプロジェクターのみで大きな投写画像を投写することが可能となる。
[5]本発明のプロジェクターにおいては、前記複数の光ファイバー部として、2種類の偏光のうち一方の偏光を導光する第1光ファイバー部と、一方の偏光とは異なる他方の偏光を導光する第2光ファイバー部とを備え、立体視可能な投写画像を投写することが好ましい。
このような構成とすることにより、1台のプロジェクターで、フレームレートを落とすことなく立体視可能な投写画像を投写することが可能となる。
[6]本発明のプロジェクターにおいては、前記複数の投写光学系は、複数の投写対象にそれぞれ投写画像を投写することが好ましい。
このような構成とすることにより、1台のプロジェクターで、複数の投写画像を別々に投写することが可能となる。
複数の投写画像は、同一の方向に向かって投写するだけでなく、それぞれの投写画像ごとに異なる方向に向かって投写することもできる(後述する実施形態5参照。)。
[7]本発明のプロジェクターにおいては、前記プロジェクター本体部として、複数のプロジェクター本体部を備え、前記光ファイバー部として、前記複数のプロジェクター本体部に対応する複数の光ファイバー部を備え、前記投写光学系として、1つの投写光学系を備え、前記複数の光ファイバー部は、前記1つの投写光学系に光を導光することが好ましい。
このような構成とすることにより、複数のプロジェクター本体部からの光を合成して1つの投写光学系から投写することができ、超高精細の投写画像を投写したり、フレームレート及び画質の両方を落とさずに立体視可能な投写画像を投写したりすることが可能となる。
[8]本発明のプロジェクターにおいては、前記プロジェクター本体部は、地面側に設置するためのものであり、前記投写光学系は、天井側に設置するためのものであることが好ましい。
このような構成とすることにより、投写光学系だけを天井側に設置(いわゆる天吊り)することができ、プロジェクター全体を天井側に設置する場合と比べて、頭上の圧迫感を大きく低減することが可能となる。
また、上記のような構成とすることにより、投写光学系はプロジェクター全体よりも軽量であることから、天井に設置したものが落ちてきた場合におけるプロジェクターへの影響を低減することが可能となる。
また、上記のような構成とすることにより、プロジェクター本体部は地面側に設置したままにすることができ、その結果、消耗品の交換やメンテナンスを容易とすることが可能となり、また、高所作業を行うことに伴う危険性を無くすことが可能となる。
実施形態1に係るプロジェクター1000の光学系を示す上面図。 実施形態1に係るプロジェクター1000の画像投写方向を説明するために示す図。 実施形態2に係るプロジェクター1002を説明するために示す図。 実施形態3に係るプロジェクター1004の光学系を示す上面図。 実施形態3における光合成部500を光ファイバー部704,706側から見た図。 実施形態4に係るプロジェクター1006の光学系を示す上面図。 実施形態5に係るプロジェクター1008の光学系を示す上面図。 実施形態5における光合成部500を光ファイバー部712,714,716,718側から見た図。 実施形態6に係るプロジェクター1010を説明するために示す上面図。 変形例1に係るプロジェクター1012を説明するために示す図。 変形例2における光合成部500を光ファイバー部724,726側から見た図。 変形例3における光合成部500を光ファイバー部728,730,732,734側から見た図。 変形例4に係るプロジェクター1018の光学系を示す上面図。
以下、本発明のプロジェクターについて、図に示す実施の形態に基づいて説明する。なお、各実施形態及び各図においては、本発明に直接関係しない構成要素の説明や図示は省略する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係るプロジェクター1000の光学系を示す上面図である。
図2は、実施形態1に係るプロジェクター1000の画像投写方向を説明するために示す図である。図2(a)はプロジェクター本体部600の正面側(フレキシブルアーム部800がプロジェクター本体部600から突出する側)に向かって投写画像を投写する様子を示す図であり、図2(b)はプロジェクター本体部600の背面側に向かって投写画像を投写する様子を示す図であり、図2(c)は真上に向かって投写画像を投写する様子を示す図である。
各図面においては、互いに直交する3つの方向をそれぞれz軸方向(図1における照明装置100の光軸(照明光軸100ax)の方向)、x軸方向(図1における紙面に平行かつz軸に垂直な方向)及びy軸方向(図1における紙面に垂直かつz軸に垂直な方向)とする。
実施形態1に係るプロジェクター1000は、図1に示すように、プロジェクター本体部600と、光ファイバー部700と、フレキシブルアーム部800と、投写光学系900とを備える。
プロジェクター1000は、投写光学系900を動かすことで、図2に示すように多様な方向に投写画像を投写することができる。無論、図2に示す投写画像の投写方向は例示であり、投写光学系900の方向と位置を変更することにより、実質的にどのような方向にでも投写画像を投写することができる。
実施形態1に係るプロジェクター1000においては、図示による説明は省略するが、投写画像を投写する部屋とプロジェクター本体部600を設置する部屋とを別にすることもできる。
以下、プロジェクター1000における各構成要素について説明する。
プロジェクター本体部600は、照明装置100と、色分離導光光学系200と、集光レンズ300R,300G,300Bと、光変調部400R,400G,400Bと、光合成部500とを備える。
照明装置100は、光源装置10と、光平行化光学系20と、レンズインテグレーター光学系110とを備える。
照明装置100は、照明光として赤色光、緑色光及び青色光を含む光(つまり、白色光として用いることができる光)を、照明光軸100axに沿うように射出する。
光源装置10は、照明光軸100axを中心軸とする集束光を被照明領域側に射出する。光源装置10としては、高輝度発光する種々の発光管を有するものを用いることができ、例えば、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ等を有するものを用いることができる。また、光源装置10として、発光ダイオード(LED)、半導体レーザー(LD)、有機EL(OLED)等を有するものも用いることができる。
光平行化光学系20は、光源装置10からの光を略平行光として射出する。光平行化光学系20は、例えば、凹レンズからなる。なお、光平行化光学系として、複数のレンズを組み合わせた複合レンズからなるものを用いてもよい。
レンズインテグレーター光学系110は、第1レンズアレイ120と、第2レンズアレイ130と、偏光変換素子140と、重畳レンズ150とを備える光均一化光学系である。なお、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、ロッドインテグレーター光学系からなる光均一化光学系を用いてもよい。
第1レンズアレイ120は、光平行化光学系20からの光を複数の部分光束に分割するための複数の第1小レンズ122を有する。第2レンズアレイ130は、第1レンズアレイ120における複数の第1小レンズ122に対応する複数の第2小レンズ132を有する。上記のような第1レンズアレイ120と第2レンズアレイ130との組み合わせは光均一化光学系として公知であるため、詳細な説明は省略する。
偏光変換素子140は、第1レンズアレイ120により分割された各部分光束を、偏光の方向の揃った略1種類の直線偏光からなる光(例えば、s偏光)として射出する偏光変換素子である。
偏光変換素子140は、光源装置10からの光に含まれる偏光成分のうち一方の直線偏光成分をそのまま透過し、他方の直線偏光成分を照明光軸100axに垂直な方向に反射する偏光分離層と、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を照明光軸100axに平行な方向に反射する反射層と、偏光分離層を透過した一方の直線偏光成分を他方の直線偏光成分に変更する位相差板とを有している。
重畳レンズ150は、偏光変換素子140からの各部分光束を光変調部400R,400G,400Bの画像形成領域近傍に重畳させるための光学素子である。なお、重畳レンズ150は、複数のレンズを組み合わせた複合レンズで構成されていてもよい。
色分離導光光学系200は、照明装置100からの光を赤色光、緑色光及び青色光に分離する機能とともに、赤色光、緑色光及び青色光をそれぞれ照明対象となる光変調部400R,400G,400Bに導光する機能を有する。
色分離導光光学系200は、ダイクロイックミラー210,220、反射ミラー230,240,250及びリレーレンズ260,270を備える。
ダイクロイックミラー、反射ミラー及びリレーレンズそのものの構成については、広く知られているものであるので省略する。
ダイクロイックミラー210は、赤色光成分を反射して、緑色光及び青色光成分を通過させる。
ダイクロイックミラー220は、緑色光成分を反射して、青色光成分を通過させる。
ダイクロイックミラー210で反射された赤色光は、反射ミラー230でさらに反射され、集光レンズ300Rを経て光変調部400Rに到達する。
ダイクロイックミラー210を青色光とともに通過した緑色光は、ダイクロイックミラー220で反射され、集光レンズ300Gを経て光変調部400Gに到達する。
ダイクロイックミラー220を通過した青色光は、リレーレンズ260、反射ミラー240、リレーレンズ270、反射ミラー250、集光レンズ300Bを経て光変調部400Bに到達する。リレーレンズ260,270及び反射ミラー240,250は、ダイクロイックミラー220を通過した青色光成分を導光する機能を有する。
なお、青色光の光路にこのようなリレーレンズ260,270が設けられているのは、青色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長いため、光の発散等による光利用効率の低下を防止するためである。実施形態1に係るプロジェクター1000においては、青色光の光路の長さが長いのでこのような構成をとったが、例えば、赤色光の光路の長さを長くして、リレーレンズ及び反射ミラーを赤色光の光路に用いる構成も考えられる。
集光レンズ300R,300G,300Bは、色分離導光光学系200の後段に設けられ、対応する光変調部400R,400G,400Bの画像形成領域に各色光を入射させる。
光変調部400R,400G,400Bはそれぞれ、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶を密閉封入した液晶型の光変調装置であり、レンズインテグレーター光学系110から色分離導光光学系200及び集光レンズ300R,300G,300Bを経た光を、画像情報に応じて変調する。光変調部400R,400G,400Bは、いわゆる透過型の光変調装置であり、その画像形成領域において、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として与えられた画像信号に応じて光の偏光の方向を変調する。なお、図示及び詳しい説明は省略するが、光変調部400R,400G,400Bの入射側及び射出側にはそれぞれ入射側偏光板及び射出側偏光板が設けられており、入射側偏光板、光変調部400R,400G,400B及び射出側偏光板の組み合わせで投写画像を形成する。
光合成部500で各色光を合成する都合上、誘電体多層膜に対する反射特性から、赤色光及び青色光はs偏光であり、緑色光はp偏光であることが好ましい。
光合成部500は、光変調部400R,400G,400Bからの光を合成するとともに進行方向を揃える素子であるクロスダイクロイックプリズムからなる。当該クロスダイクロイックプリズムは、例えば、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。略X字状の一方の界面に形成された誘電体多層膜は、赤色光を反射するものであり、他方の界面に形成された誘電体多層膜は、青色光を反射するものである。これらの誘電体多層膜によって赤色光及び青色光は曲折され、緑色光の進行方向と揃えられることにより、3つの色光が合成される。
光ファイバー部700は、光変調部400R,400G,400Bからの光を、投写光学系900へ導光する。光ファイバー部700は、フレキシブルアーム部800の内部を通っている。光ファイバー部700における光ファイバーの束を構成する光ファイバーの数は、光変調部400R,400G,400Bが有する画素数以上の数である。光ファイバー部700におけるプロジェクター本体部600側の末端は、光合成部500の直後に配置されている。このため、光変調部を複数有するプロジェクター1000においても、プロジェクター本体部600と投写光学系900とをシンプルに接続することが可能となる。
「光合成部の直後に配置されている」とは、光路的に見て、実質的に光合成部の直後とみなせる位置に配置されていることをいう。このため、光合成部と光ファイバー部との間に、単に導光を目的とする部材や単純な部材(例えば、偏光板や位相差板)のみが存在する場合にも、光合成部の直後に配置されているということができる。
フレキシブルアーム部800は、プロジェクター本体部600と投写光学系900とを接続し、投写光学系900の向き及び角度を自在に設定可能とする。フレキシブルアーム部800は、例えば、形状固定用の金属線を有するチューブからなる。このため、フレキシブルアーム部800は任意の形状で固定することができ、ひいてはフレキシブルアーム部800で接続されている投写光学系900の向き及び位置を固定して設定することができる。
投写光学系900は、光ファイバー部700からの光を投写画像として投写する。投写光学系900は光ファイバー部700の末端に接続されており、内蔵されている投写レンズで投写画像のピントを合わせる。
以下、実施形態1に係るプロジェクター1000の効果を説明する。
実施形態1に係るプロジェクター1000は、プロジェクター本体部600と投写光学系900とを分離して光ファイバー部700で光学的に接続するため、プロジェクター本体部を固定したままでも投写光学系の向き及び角度を変えることが可能な、従来のプロジェクターよりも光ファイバーを積極的に活用したプロジェクターとなる。
また、実施形態1に係るプロジェクター1000によれば、プロジェクター本体部600を動かさなくても投写光学系900を真上や真下に向けることができ、真上や真下へ向かって手軽に投写画像を投写することが可能となる。
また、実施形態1に係るプロジェクター1000によれば、投写画像を投写する部屋とプロジェクター本体部600を設置する部屋とを別にすることもでき、プロジェクター本体部が発生する熱や冷却機構の騒音を隔離することが可能となる。
また、実施形態1に係るプロジェクター1000によれば、プロジェクター本体部600と投写光学系900とを接続し、投写光学系900の向き及び角度を自在に設定可能なフレキシブルアーム部800を備えるため、特別な固定具等を用いることなく投写光学系の向き及び角度を設定することが可能となる。
[実施形態2]
図3は、実施形態2に係るプロジェクター1002を説明するために示す図である。
実施形態2に係るプロジェクター1002は、基本的には実施形態1に係るプロジェクター1000と同様の構成を有するが、図3に示すように、プロジェクター本体部及び投写光学系の構成が実施形態1に係るプロジェクター1000の場合とは異なる。また、これに伴って、光ファイバー部及びフレキシブルアーム部の構成も異なるものとなっている。
以下、実施形態1に係るプロジェクター1000と異なる部分について説明する。
実施形態2に係るプロジェクター本体部602は、地面側に設置するためのものである。プロジェクター本体部602は、実施形態1に係るプロジェクター本体部600と光学的な構成要素は同一であるが、冷却に係る構成要素が地面側に設置するためのものとなっている。
光ファイバー部702(図示せず。)及びフレキシブルアーム部802は、投写光学系902を天井cに設置する都合上、実施形態1における光ファイバー部700及びフレキシブルアーム部800より長いものとなっている。
投写光学系902は、天井側に設置するためのものである。
フレキシブルアーム部802は、投写光学系902付近で固定具fにより天井cに固定されている。固定具fと投写光学系902との間に隙間があるため、上記のような構成とすることにより、投写光学系902の向きをある程度変更することが可能となる。
なお、投写光学系を固定具で天井に固定することとしてもよい。このような構成とすることにより、投写光学系を安定して固定し、投写画像が揺れるのを抑制することが可能となる。
また、投写光学系を設置場所に埋め込んで固定してもよい。このような構成とすることにより、投写光学系を安定して固定し、投写画像が揺れるのを抑制することが可能となる他に、空間デザイン性にも優れるプロジェクターとすることが可能となる。
上記のように、実施形態2に係るプロジェクター1002は、プロジェクター本体部及び投写光学系の構成が実施形態1に係るプロジェクター1000の場合とは異なるが、プロジェクター本体部602と投写光学系902とを分離して光ファイバー部702で光学的に接続するため、実施形態1に係るプロジェクター1000と同様に、プロジェクター本体部を固定したままでも投写光学系の向き及び角度を変えることが可能な、従来のプロジェクターよりも光ファイバーを積極的に活用したプロジェクターとなる。
また、実施形態2に係るプロジェクター1002によれば、プロジェクター本体部602は地面側に設置するためのものであり、投写光学系902は天井側に設置するためのものであるため、投写光学系だけを天井側に設置(いわゆる天吊り)することができ、プロジェクター全体を天井側に設置する場合と比べて、頭上の圧迫感を大きく低減することが可能となる。
また、実施形態2に係るプロジェクター1002によれば、投写光学系902はプロジェクター1002全体よりも軽量であることから、天井に設置したものが落ちてきた場合におけるプロジェクター1002への影響を低減することが可能となる。
また、実施形態2に係るプロジェクター1002によれば、プロジェクター本体部602は地面側に設置したままにすることができ、その結果、消耗品の交換やメンテナンスを容易とすることが可能となり、また、高所作業を行うことに伴う危険性を無くすことが可能となる。
なお、実施形態2に係るプロジェクター1002は、プロジェクター本体部及び投写光学系の構成以外は実施形態1に係るプロジェクター1000と実質的に同様の構成を有するため、実施形態1に係るプロジェクター1000が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
[実施形態3]
図4は、実施形態3に係るプロジェクター1004の光学系を示す上面図である。
図5は、実施形態3における光合成部500を光ファイバー部704,706側から見た図である。図5中の符号704aは直後に光ファイバー部704が配置されている領域を示し、符号706aは直後に光ファイバー部706が配置されている領域を示す。
実施形態3に係るプロジェクター1004は、図4に示すように、プロジェクター本体部600と、2つの光ファイバー部704,706と、2つの光ファイバー部704,706に対応する2つの投写光学系904,906とを備える。
プロジェクター1004は、2つの投写光学系904,906から投写する2つの投写画像を投写対象上で合成し、全体として1つの投写画像を投写する。このようなプロジェクター1004は、大きな投写画像を投写するのに特に適している。
プロジェクター1004は、2つの投写光学系904,906の位置を揃えて動かすことで、図4に示す方向だけでなく、多様な方向に投写画像を投写することができる。プロジェクター1004は、2つの投写光学系904,906の位置を揃えて動かすことを容易にするために、2つの投写光学系904,906の位置関係を固定するための固定具をさらに備えることも好ましい。
プロジェクター1004においては、図示による説明は省略するが、投写画像を投写する部屋とプロジェクター本体部600を設置する部屋とを別にすることもできる。
プロジェクター本体部600は実施形態1におけるプロジェクター本体部600と、光ファイバー部704,706は実施形態1における光ファイバー部700と、投写光学系904,906は実施形態1における投写光学系900と、それぞれ基本的に同様の構成を有する。以下、実施形態3において特徴的な点を有する光ファイバー部704,706及び投写光学系904,906について説明する。
2つの光ファイバー部704,706は、図5に示すように、プロジェクター本体部600側の末端において、光合成部500の直後の領域を縦長に分割するように並んで配置されている。
なお、光ファイバー部704,706を保護する保護被覆については図示を省略している。
投写光学系904,906においては、光ファイバー部704,706からの光をそのまま投写する場合には、光軸を中心とする回転体様の形状を有する通常のレンズを用いることができる。また、投写光学系904,906においては、光ファイバー部704,706からの光の縦横比率を変更して投写する場合(特に、上記のように光合成部500の直後の領域を縦長に分割した影響を打ち消して通常の縦横比率で投写する場合)には、アナモフィックレンズを用いることができる。
以下、実施形態3に係るプロジェクター1004の効果を説明する。
実施形態3に係るプロジェクター1004は、プロジェクター本体部600と投写光学系904,906とを分離して光ファイバー部704,706で光学的に接続するため、プロジェクター本体部を固定したままでも投写光学系の向き及び角度を変えることが可能な、従来のプロジェクターよりも光ファイバーを積極的に活用したプロジェクターとなる。
また、実施形態3に係るプロジェクター1004によれば、プロジェクター本体部600を動かさなくても投写光学系904,906を真上や真下に向けることができ、真上や真下へ向かって手軽に投写画像を投写することが可能となる。
また、実施形態3に係るプロジェクター1004によれば、投写画像を投写する部屋とプロジェクター本体部600を設置する部屋とを別にすることもでき、プロジェクター本体部が発生する熱や冷却機構の騒音を隔離することが可能となる。
また、実施形態3に係るプロジェクター1004によれば、複数の光ファイバー部704,706を備え、複数の光ファイバー部704,706に対応する複数の投写光学系904,906を備えるため、1台のプロジェクターでありながら、あたかも複数のプロジェクターであるかのように投写画像を投写することが可能となる。
また、実施形態3に係るプロジェクター1004によれば、複数の投写光学系904,906から投写する複数の投写画像を投写対象上で合成し、全体として1つの投写画像を投写するため、複数のプロジェクターを用意してプロジェクターアレーを構成する手間をかけることなく、1つのプロジェクターのみで大きな投写画像を投写することが可能となる。
[実施形態4]
図6は、実施形態4に係るプロジェクター1006の光学系を示す上面図である。
実施形態4に係るプロジェクター1006は、図6に示すように、プロジェクター本体部604と、2つの光ファイバー部708,710と、2つの光ファイバー部708,710に対応する2つの投写光学系908,910とを備える。
実施形態4に係るプロジェクター1006は、基本的には実施形態3に係るプロジェクター1004と同様の構成を有するが、立体視可能な投写画像を投写するためのプロジェクターであることが実施形態3に係るプロジェクター1004の場合とは異なる。
プロジェクター1006は、2種類の偏光のうち一方の偏光(例えば、s偏光)を導光する第1光ファイバー部708と、一方の偏光とは異なる他方の偏光(例えば、p偏光)を導光する第2光ファイバー部710とを備え、立体視可能な投写画像を投写する。プロジェクター1006による投写画像は、例えば、右目用は一方の偏光のみを、左目用は他方の偏光のみを、それぞれ通過させる偏光板を備える偏光メガネを用いることで立体視可能である。
プロジェクター1006は、2つの投写光学系908,910の位置を揃えて動かすことで、図6に示す方向だけでなく、多様な方向に投写画像を投写することができる。プロジェクター1006は、2つの投写光学系908,910の位置を揃えて動かすことを容易にするために、2つの投写光学系908,910の位置関係を固定するための固定具をさらに備えることも好ましい。
プロジェクター1006においては、図示による説明は省略するが、投写画像を投写する部屋とプロジェクター本体部604を設置する部屋とを別にすることもできる。
プロジェクター本体部604は実施形態1におけるプロジェクター本体部600と、光ファイバー部708,710は実施形態1における光ファイバー部700と、投写光学系908,910は実施形態1における投写光学系900と、それぞれ基本的に同様の構成を有する。以下、実施形態4において特徴的な点を有するプロジェクター本体部604、光ファイバー部708,710及び投写光学系908,910について説明する。
プロジェクター本体部604は、光合成部500と光ファイバー部708,710との間に、第1光ファイバー部708に対応する第1波長板512と、第2光ファイバー部710に対応する第2波長板514とを備える。
赤色光及び青色光はs偏光であり、緑色光はp偏光である場合、第1波長板512は緑色光の偏光方向を選択的に変更する波長板からなり、第2波長板514は赤色光及び青色光の偏光方向を選択的に変更する波長板からなることが好ましい。
光ファイバー部708,710は、プロジェクター本体部604側の末端において、光合成部500の直後の領域を縦長に分割するように並んで配置されている。
なお、光ファイバー部708,710を保護する保護被覆については図示を省略している。
投写光学系908,910においては、光ファイバー部708,710からの光をそのまま投写する場合には、光軸を中心とする回転体様の形状を有する通常のレンズを用いることができる。また、投写光学系908,910においては、光ファイバー部708,710からの光の縦横比率を変更して投写する場合(特に、上記のように光合成部500の直後の領域を縦長に分割した影響を打ち消して通常の縦横比率で投写する場合)には、アナモフィックレンズを用いることができる。
以下、実施形態4に係るプロジェクター1006の効果を説明する。
実施形態4に係るプロジェクター1006は、立体視可能な投写画像を投写するためのプロジェクターであることが実施形態3に係るプロジェクター1004の場合とは異なるが、プロジェクター本体部604と投写光学系908,910とを分離して光ファイバー部708,710で光学的に接続するため、実施形態4に係るプロジェクター1004と同様に、プロジェクター本体部を固定したままでも投写光学系の向き及び角度を変えることが可能な、従来のプロジェクターよりも光ファイバーを積極的に活用したプロジェクターとなる。
また、実施形態4に係るプロジェクター1006によれば、複数の光ファイバー部として、2種類の偏光のうち一方の偏光を導光する第1光ファイバー部708と、一方の偏光とは異なる他方の偏光を導光する第2光ファイバー部710とを備え、立体視可能な投写画像を投写するため、1台のプロジェクターで、フレームレートを落とすことなく立体視可能な投写画像を投写することが可能となる。
なお、実施形態4に係るプロジェクター1006は、基本的には実施形態3に係るプロジェクター1004と同様の構成を有するため、実施形態3に係るプロジェクター1004が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
[実施形態5]
図7は、実施形態5に係るプロジェクター1008の光学系を示す上面図である。
図8は、実施形態5における光合成部500を光ファイバー部712,714,716,718側から見た図である。図8中の符号712aは直後に光ファイバー部712が配置されている領域を示し、符号714aは直後に光ファイバー部714が配置されている領域を示し、符号716aは直後に光ファイバー部716が配置されている領域を示し、符号718aは直後に光ファイバー部718が配置されている領域を示す。
実施形態5に係るプロジェクター1006は、基本的には実施形態3に係るプロジェクター1004と同様の構成を有するが、複数の投写対象に投写画像を投写するためのプロジェクターであることが実施形態3に係るプロジェクター1004の場合とは異なる。
実施形態5に係るプロジェクター1008は、図7に示すように、プロジェクター本体部600と、4つの光ファイバー部712,714,716,718と、4つの光ファイバー部712,714,716,718に対応する4つの投写光学系912,914,916,918とを備える。
プロジェクター1008においては、4つの投写光学系912,914,916,918は、4つの投写対象であるスクリーンSCR1,SCR2,SCR3,SCR4に、それぞれ投写画像を投写する。プロジェクター1008が投写する投写画像は、全て異なる投写画像であってもよいし、2つ以上が、あるいは全て同一の投写画像であってもよい。
プロジェクター1008は、4つの投写光学系912,914,916,918の位置をそれぞれ動かして、図7に示す方向だけでなく、多様な方向に投写画像を投写することができる。
プロジェクター1008においては、図示による説明は省略するが、投写画像を投写する部屋とプロジェクター本体部600を設置する部屋とを別にすることもできる。
プロジェクター本体部600は実施形態1におけるプロジェクター本体部600と、光ファイバー部712,714,716,718は実施形態1における光ファイバー部700と、投写光学系912,914,916,918は実施形態1における投写光学系900と、それぞれ基本的に同様の構成を有する。以下、実施形態5において特徴的な点を有する光ファイバー部712,714,716,718及び投写光学系912,914,916,918について説明する。
4つの光ファイバー部712,714,716,718は、図8に示すように、プロジェクター本体部600側の末端において、光合成部500の直後の領域を縦長に分割するように並んで配置されている。
なお、光ファイバー部712,714,716,718を保護する保護被覆については図示を省略している。
投写光学系912,914,916,918においては、光ファイバー部712,714,716,718からの光をそのまま投写する場合には、光軸を中心とする回転体様の形状を有する通常のレンズを用いることができる。また、投写光学系912,914,916,918においては、光ファイバー部712,714,716,718からの光の縦横比率を変更して投写する場合(特に、上記のように光合成部500の直後の領域を縦長に分割した影響を打ち消して通常の縦横比率で投写する場合)には、アナモフィックレンズを用いることができる。
以下、実施形態5に係るプロジェクター1008の効果を説明する。
実施形態5に係るプロジェクター1008は、複数の投写対象に投写画像を投写するためのプロジェクターであることが実施形態3に係るプロジェクター1004の場合とは異なるが、プロジェクター本体部600と投写光学系912,914,916,918とを分離して光ファイバー部712,714,716,718で光学的に接続するため、実施形態3に係るプロジェクター1004と同様に、プロジェクター本体部を固定したままでも投写光学系の向き及び角度を変えることが可能な、従来のプロジェクターよりも光ファイバーを積極的に活用したプロジェクターとなる。
また、実施形態5に係るプロジェクター1008によれば、4つの投写光学系912,914,916,918が4つの投写対象にそれぞれ投写画像を投写するため、1台のプロジェクターで、複数の投写画像を別々に投写することが可能となる。
なお、実施形態5に係るプロジェクター1008は、基本的には実施形態3に係るプロジェクター1004と同様の構成を有するため、実施形態3に係るプロジェクター1004が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
[実施形態6]
図9は、実施形態6に係るプロジェクター1010を説明するために示す上面図である。
実施形態6に係るプロジェクター1010は、図9に示すように、2つのプロジェクター本体部606,608と、複数のプロジェクター本体部606,608に対応する2つの光ファイバー部720,722と、1つの投写光学系920とを備える。
プロジェクター1010は、2つの光ファイバー部720,722は、1つの投写光学系920に光を導光する。このようなプロジェクター1010は、超高精細の投写画像を投写したり、フレームレート及び画質の両方を落とさずに立体視可能な投写画像を投写したりするのに特に適している。
プロジェクター1010は、投写光学系920の位置を揃えて動かすことで、図9に示す方向だけでなく、多様な方向に投写画像を投写することができる。
プロジェクター1010においては、図示による説明は省略するが、投写画像を投写する部屋とプロジェクター本体部606,608を設置する部屋とを別にすることもできる。
プロジェクター本体部606,608は実施形態1におけるプロジェクター本体部600と、光ファイバー部720,722は実施形態1における光ファイバー部700と、投写光学系920は実施形態1における投写光学系900と、それぞれ基本的に同様の構成を有する。以下、実施形態6において特徴的な点を有するプロジェクター本体部606,608及び光ファイバー部720,722について説明する。
2つのプロジェクター本体部606,608は、実施形態1におけるプロジェクター本体部600と同様の構成を有する。超高精細の投写画像を投写したい場合には、例えば、1つの投写画像の画素を2つのプロジェクター本体部で分担して描画することで実現することができる。また、フレームレート及び画質の両方を落とさずに立体視可能な投写画像を投写したい場合には、例えば、プロジェクター本体部606が一方側の偏光からなる投写画像を描画し、プロジェクター本体部608が他方側の偏光からなる投写画像を描画することで実現することができる。
2つの光ファイバー部720,722は、投写光学系920側の末端において、それぞれ光ファイバーの束を崩さずに並べて配置されていてもよいし、1つの光ファイバーの束となるように組み合わされて配置されていてもよい。
なお、光ファイバー部720,722を保護する保護被覆については図示を省略している。
以下、実施形態6に係るプロジェクター1010の効果を説明する。
実施形態6に係るプロジェクター1010は、プロジェクター本体部606,608と投写光学系920とを分離して光ファイバー部720,722で光学的に接続するため、プロジェクター本体部を固定したままでも投写光学系の向き及び角度を変えることが可能な、従来のプロジェクターよりも光ファイバーを積極的に活用したプロジェクターとなる。
また、実施形態6に係るプロジェクター1010によれば、プロジェクター本体部606,608を動かさなくても投写光学系920を真上や真下に向けることができ、真上や真下へ向かって手軽に投写画像を投写することが可能となる。
また、実施形態6に係るプロジェクター1010によれば、投写画像を投写する部屋とプロジェクター本体部606,608を設置する部屋とを別にすることもでき、プロジェクター本体部が発生する熱や冷却機構の騒音を隔離することが可能となる。
また、実施形態6に係るプロジェクター1010によれば、2つのプロジェクター本体部606,608と、2つのプロジェクター本体部606,608に対応する複数の光ファイバー部720,722と、1つの投写光学系920とを備え、2つの光ファイバー部720,722は1つの投写光学系920に光を導光するため、2つのプロジェクター本体部からの光を合成して1つの投写光学系から投写することができ、超高精細の投写画像を投写したり、フレームレート及び画質の両方を落とさずに立体視可能な投写画像を投写したりすることが可能となる。
以上、本発明を上記の実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。その趣旨を逸脱しない範囲において種々の様態において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
(1)上記実施形態において記載した各構成要素の寸法、個数、材質及び形状は例示であり、本発明の効果を損なわない範囲において変更することが可能である。
(2)上記実施形態1及び2においては、プロジェクター本体部を地面側に設置して用いることとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。図10は、変形例1に係るプロジェクター1012を説明するために示す図である。プロジェクター本体部が設置角度や設置方向に対応している場合には、例えば、図10に示すように、プロジェクター本体部610を天井側に設置して用いてもよい。また、プロジェクター本体部を壁面に設置して用いてもよい。
(3)上記各実施形態においては、投写対象としてスクリーンを用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。投写対象としては、壁、床、天井、黒板、ホワイトボード等、様々なものを用いることができる。
(4)上記実施形態3及び4においては、2つの光ファイバー部は、図5に示すように、プロジェクター本体部側の末端において、光合成部500の直後の領域を縦長に分割するように並んで配置されているが、本発明はこれに限定されるものではない。図11は、変形例2における光合成部500を光ファイバー部724,726側から見た図である。図10中の符号724aは直後に光ファイバー部724(図示せず。)が配置されている領域を示し、符号726aは直後に光ファイバー部726(図示せず。)が配置されている領域を示す。複数の光ファイバー部の並び方は使用目的に適したものを用いることができる。例えば、図11に示すように、2つの光ファイバー部724,726は、プロジェクター本体部側の末端において、光合成部500の直後の領域を横長に分割するように並んで配置されていてもよい。
(5)上記実施形態5においては、4つの光ファイバー部712,714,716,718は、図8に示すように、プロジェクター本体部600側の末端において、光合成部500の直後の領域を縦長に分割するように並んで配置されているが、本発明はこれに限定されるものではない。図12は、変形例3における光合成部500を光ファイバー部728,730,732,734側から見た図である。図12中の符号728aは直後に光ファイバー部728(図示せず。)が配置されている領域を示し、符号730aは直後に光ファイバー部730(図示せず。)が配置されている領域を示し、符号732aは直後に光ファイバー部732(図示せず。)が配置されている領域を示し、符号734aは直後に光ファイバー部734(図示せず。)が配置されている領域を示す。複数の光ファイバー部の並び方は使用目的に適したものを用いることができる。例えば、図12に示すように、4つの光ファイバー部712,714,716,718は、プロジェクター本体部側の末端において、光合成部500の直後の領域を十字で分割するように並んで配置されていてもよい。
(6)上記各実施形態において記載した各プロジェクターにおけるプロジェクター本体部の数、光ファイバー部の数及び投写光学系の数は例示であり、使用目的に適した数のプロジェクター本体部、光ファイバー部及び投写光学系を用いることができる。
(7)上記実施形態3〜6においては、プロジェクターはフレキシブルアーム部を備えていないが、本発明はこれに限定されるものではない。図13は、変形例4に係るプロジェクター1018の光学系を示す上面図である。プロジェクター1018は、基本的には実施形態3に係るプロジェクター1004と同様の構成を有するが、図13に示すように、フレキシブルアーム部806を備える。変形例2のように、上記実施形態3〜6に類するプロジェクターにおいても、フレキシブルアーム部を備えるものとしてもよい。
(8)上記実施形態3〜6においては、プロジェクター本体部及び投写光学系の設置位置は特に規定されないが、本発明はこれに限定されるものではない。上記実施形態3〜6に類するプロジェクターにおいても、実施形態2のように、プロジェクター本体部は地面側に設置するためのものであり、投写光学系は天井側に設置するためのものであるとすることで、実施形態2に記載した効果のうち、実施形態2に特有の効果を得ることができる。
(9)上記各実施形態においては、液晶型の光変調装置からなる光変調部を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、マイクロミラー型の光変調装置からなる光変調部を用いてもよい。
10…光源装置、20…光平行化光学系、100…照明装置、100ax…照明光軸、110…レンズインテグレーター光学系、120…第1レンズアレイ、122…第1小レンズ、130…第2レンズアレイ、132…第2小レンズ、140…偏光変換素子、150…重畳レンズ、200…色分離導光光学系、210,220…ダイクロイックミラー、230,240,250…反射ミラー、260,270…リレーレンズ、300R,300G,300B…集光レンズ、400R,400G,400B…光変調部、500…光変調部、600,602,604,606,608…プロジェクター本体部、700,704,706,708,710,712,714,716,718,720,722…光ファイバー部、704a,706a,712a,714a,716a,718a,724a,726a,728a,730a,732a,734a…直後に光ファイバー部が配置されている領域、800,802,804,806…フレキシブルアーム部、900,902,904,906,908,910,912,914,916,918,920…投写光学系、c…天井、d…設置台,f…固定具、SCR,SCR1,SCR2,SCR3,SCR4…スクリーン

Claims (8)

  1. 光を画像情報に応じて変調する光変調部を有するプロジェクター本体部と、
    前記光変調部からの光を導光する光ファイバー部と、
    前記光ファイバー部からの光を投写画像として投写する投写光学系とを備えることを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターであって、
    前記プロジェクター本体部と前記投写光学系とを接続し、前記投写光学系の向き及び角度を自在に設定可能なフレキシブルアーム部をさらに備え、
    前記光ファイバー部は、前記フレキシブルアーム部の内部を通っていることを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1又は2のいずれかに記載のプロジェクターであって、
    前記光ファイバー部として、複数の光ファイバー部を備え、
    前記投写光学系として、前記複数の光ファイバー部に対応する複数の投写光学系を備えることを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項3に記載のプロジェクターであって、
    前記複数の投写光学系から投写する複数の投写画像を投写対象上で合成し、全体として1つの投写画像を投写することを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項3に記載のプロジェクターであって、
    前記複数の光ファイバー部として、2種類の偏光のうち一方の偏光を導光する第1光ファイバー部と、一方の偏光とは異なる他方の偏光を導光する第2光ファイバー部とを備え、立体視可能な投写画像を投写することを特徴とするプロジェクター。
  6. 請求項3に記載のプロジェクターであって、
    前記複数の投写光学系は、複数の投写対象にそれぞれ投写画像を投写することを特徴とするプロジェクター。
  7. 請求項1又は2に記載のプロジェクターであって、
    前記プロジェクター本体部として、複数のプロジェクター本体部を備え、
    前記光ファイバー部として、前記複数のプロジェクター本体部に対応する複数の光ファイバー部を備え、
    前記投写光学系として、1つの投写光学系を備え、
    前記複数の光ファイバー部は、前記1つの投写光学系に光を導光することを特徴とするプロジェクター。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のプロジェクターであって、
    前記プロジェクター本体部は、地面側に設置するためのものであり、
    前記投写光学系は、天井側に設置するためのものであることを特徴とするプロジェクター。
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