JP2014109872A - 入力装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】注文に係る注文情報の入力を受け付ける入力装置の導入、故障時の機器セットアップの手間を軽減する。
【解決手段】注文に係る注文情報の入力を受け付ける入力装置において、近距離無線通信部と、入力手段と、第1書込手段と、を備える。前記近距離無線通信部は、記憶装置を含む回路が組み込まれていて近距離における無線通信が可能な媒体との間における近距離無線通信を確立する。前記入力手段は、各種の設定情報を入力する。前記第1書込手段は、入力された前記設定情報を前記近距離無線通信部による無線通信によって前記媒体に書き込む。
【選択図】図3
【解決手段】注文に係る注文情報の入力を受け付ける入力装置において、近距離無線通信部と、入力手段と、第1書込手段と、を備える。前記近距離無線通信部は、記憶装置を含む回路が組み込まれていて近距離における無線通信が可能な媒体との間における近距離無線通信を確立する。前記入力手段は、各種の設定情報を入力する。前記第1書込手段は、入力された前記設定情報を前記近距離無線通信部による無線通信によって前記媒体に書き込む。
【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、入力装置およびプログラムに関する。
例えばファミリーレストランや居酒屋等の多くの飲食店では、メニュー品目の注文の受付業務や会計業務などの種々の業務に関する処理を実行する処理装置が利用されている。このような処理装置では、店員等のユーザの操作を注文入力装置で入力し、その入力された操作に応じた処理を実行する。
具体的には、飲食店で使用されるシステムの場合、上記の注文入力装置および処理装置はそれぞれ、例えばオーダー端末およびステーション(サーバ)である。そしてこの場合にオーダー端末では、顧客により注文されたメニュー品目を注文担当者が入力操作する。オーダー端末は、入力した操作に基づいて注文されたメニュー品目のリストを含んだ注文情報を生成し、それをステーションに送信する。ステーションは、注文情報に基づいて、調理指示伝票の作成や売上管理処理などを行う。
ところで、従来、オーダー端末の導入時には、担当者が店舗に赴き、当該オーダー端末の機器IDや管理情報(例えば、無線LANの設定データ)などの設定情報を入力して設定するようにしている。また、オーダー端末が故障した場合にも、担当者が店舗に赴き、当該故障端末の機器IDや管理情報(例えば、無線LANの設定データ)などの設定情報を初期状態(工場出荷状態)の別のオーダー端末に入力することによって、故障端末との入れ替えを行うようにしている。
しかしながら、従来の導入時における設定作業や故障時における端末の入れ替え作業は、オーダー端末に対して機器IDや無線通信に係る管理情報などの設定情報を手入力しなければならず、作業効率が非常に悪いものとなっていた。
実施形態は、注文に係る注文情報の入力を受け付ける入力装置において、近距離無線通信部と、入力手段と、第1書込手段と、を備える。前記近距離無線通信部は、記憶装置を含む回路が組み込まれていて近距離における無線通信が可能な媒体との間における近距離無線通信を確立する。前記入力手段は、各種の設定情報を入力する。前記第1書込手段は、入力された前記設定情報を前記近距離無線通信部による無線通信によって前記媒体に書き込む。
実施形態は、注文に係る注文情報の入力を受け付ける入力装置において、近距離無線通信部と、入力手段と、第1書込手段と、第1読込手段と、記憶手段と、第2読込手段と、第2書込手段と、を備える。前記近距離無線通信部は、記憶装置を含む回路が組み込まれていて近距離における無線通信が可能な媒体との間における近距離無線通信を確立する。前記入力手段は、各種の設定情報を入力する。前記第1書込手段は、入力された前記設定情報を前記近距離無線通信部による無線通信によって前記媒体に書き込む。前記第1読込手段は、前記設定情報が書き込まれた前記媒体から前記近距離無線通信部による無線通信によって当該設定情報を読み込む。前記記憶手段は、読み込んだ前記設定情報を記憶部に記憶する。前記第2読込手段は、他の入力装置に対応する前記媒体から前記近距離無線通信部による無線通信によって前記設定情報を読み込む。前記第2書込手段は、読み込んだ前記設定情報を前記近距離無線通信部による無線通信によって別の前記媒体に書き込む。
実施形態のプログラムは、注文に係る注文情報の入力を受け付けるものであって、記憶装置を含む回路が組み込まれていて近距離における無線通信が可能な媒体との間における近距離無線通信を確立する近距離無線通信部を備える入力装置を制御するコンピュータを、入力手段と、第1書込手段と、第1読込手段と、記憶手段と、第2読込手段と、第2書込手段と、として機能させる。前記入力手段は、各種の設定情報を入力する。前記第1書込手段は、入力された前記設定情報を前記近距離無線通信部による無線通信によって前記媒体に書き込む。前記第1読込手段は、前記設定情報が書き込まれた前記媒体から前記近距離無線通信部による無線通信によって当該設定情報を読み込む。前記記憶手段は、読み込んだ前記設定情報を記憶部に記憶する。前記第2読込手段は、他の入力装置に対応する前記媒体から前記近距離無線通信部による無線通信によって前記設定情報を読み込む。前記第2書込手段は、読み込んだ前記設定情報を前記近距離無線通信部による無線通信によって別の前記媒体に書き込む。
以下、図面を参照して一実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係る注文処理システム100の構成を示すシステム構成図である。この注文処理システム100は、飲食店や販売店などのような顧客の注文に応じて飲食サービスや商品販売サービスを提供する様々な施設で利用可能である。ただし以下においては、飲食店での利用に適応するものとして構成された注文処理システム100について説明することとする。
注文処理システム100は、複数の情報端末1、複数のオーダー端末2、複数の伝票プリンタ3およびステーション4をLAN(Local Area Network)5にそれぞれ接続している。ただし、オーダー端末2は、無線アクセスポイント6を介してLAN5に接続される。情報端末1、オーダー端末2および伝票プリンタ3は、図1では2つずつを図示しているが、その数はそれぞれに任意である。情報端末1、オーダー端末2および伝票プリンタ3は、1つのみが設けられても良い。
情報端末1は、PC(Personal Computer)やPOS(Point of Sales)端末などであり、例えば接客フロアやチェックアウトカウンタに設置される。情報端末1は、顧客に対する案内業務、受注業務、給仕(配膳)業務、あるいは会計業務など各種の業務に関する処理を行う。そして、接客フロアに設置された情報端末1においては、案内業務、受注業務および給仕(配膳)業務に関する処理が主として利用される。また、チェックアウトカウンタに設置された情報端末1においては、さらに会計業務に関する処理が利用される。なお、情報端末1は、上記の業務の一部のみに関する処理を行うことにより、特定の用途に特化したものとしても良い。
オーダー端末2は、操作キーが複数配列されたユーザインタフェースを備え、このユーザインタフェースを介したユーザ操作によって注文に係る注文情報の入力を受け付ける注文入力装置として機能する。オーダー端末2は、入力した操作に従って注文情報を生成し、この注文情報を無線送信する。オーダー端末2から無線送信された注文情報は、無線アクセスポイント6およびLAN5を介してステーション4に伝送される。
ステーション4は、例えばバックヤードに設置され、情報端末1から送信された各種の情報を集計処理し、飲食店の営業に関わる管理業務に関する処理を行う処理装置として機能する。また、ステーション4は、複数の情報端末1で共通に利用される情報の管理処理も行う。
伝票プリンタ3は、例えば接客フロアやキッチンに設置される。接客フロアに設置された伝票プリンタ3は、注文情報に基づく注文伝票を顧客のために印刷する。すなわち、接客フロアに設置された伝票プリンタ3は、いわゆるカスタマープリンタとして利用される。またキッチンに設置された伝票プリンタ3は、注文情報に基づく調理指示伝票を調理人のために印刷する。すなわち、キッチンに設置された伝票プリンタ3は、いわゆるキッチンプリンタとして利用される。
概略的には、注文処理システム100においては、情報端末1やオーダー端末2でオーダー入力のための操作をユーザが行うと、その操作に応じて情報端末1やオーダー端末2で生成された注文情報がLAN5を介してステーション4に伝送される。ステーション4は、到来した注文情報を、会計処理や集計処理などのために管理する。またステーション4は、LAN5を介して伝票プリンタ3へと注文情報を送信する。伝票プリンタ3は、到来した注文情報に応じた内容の調理指示伝票や注文伝票を印刷する。
次に、オーダー端末2について説明する。ここで、図2はオーダー端末2の外観を示す平面図、図3はオーダー端末2のハードウェア構成を示すブロック図である。
オーダー端末2は、携帯型の本体として、図2で左側に配置される第1の部材21と、図2で右側に配置される第2の部材22とを備える。第1の部材21および第2の部材22は、いずれも略直方体状をなしている。第2の部材22は、ヒンジ等の止め具23を介して第1の部材21に回動自在に連結されている。この止め具23により、第2の部材22は、第1の部材21に対して第2の部材22を開いた状態(図2)と閉じた状態(不図示)との間で開閉動作する。
第1の部材21は、第2の部材22を第1の部材21に対して開いたときに外側に露出される面21Aに、表示操作部であるタッチパネル24を配置している。また、図2で左側の側面21Bにサイドキー25を設けている。第2の部材22は、この第2の部材22を第1の部材21に対して開いたときに外側に露出される面22Aに、メンブレン方式のキーボード26を配置している。
タッチパネル24は、表示部である液晶ディスプレイ(以下、ディスプレイと略す)241の画面上に操作部であるタッチパネルセンサ242を重ねて配置してなり、表示入力部24Aとテンキー部24Bとに区分されている。表示入力部24Aには、後述する画面データが表示される。テンキー部24Bには、「0」〜「9」のテンキーの他、「戻る」キー、「C」のクリアキー、「更新」キー、「△」および「▽」の上下キー、「・」の小数点キーが配置される。
メンブレン方式のキーボード26には、文字や輪郭が表面にマトリクス状に印刷された複数の固定キーが配置されている。メンブレン方式のキーボード26は、他の種類のキーボードと比較して泥や液体等の汚れに強いという特徴を有している。各固定キーには、それぞれ注文業務を支援するための機能が割り付けられている。
オーダー端末2は、第1の部材21または第2の部材22のいずれか一方に、制御ボード30を内蔵している。制御ボード30には、図3に示すように、マイクロコンピュータ39が備えられており、このマイクロコンピュータ39が各部を駆動制御する。マイクロコンピュータ39は、図3に示すように、各部を集中的に制御するCPU(Central Processing Unit)31に、アドレスバス,データバス等のバスライン38を介してROM(Read Only Memory)32と、RAM(Random Access Memory)33とが接続されて構成されている。このようなマイクロコンピュータ39には、時計部34、無線部35、キーコントローラ36、タッチパネルコントローラ37および近距離無線通信部40がバスライン38を介して接続されている。
ROM32は、電源を切っても記憶情報が保持される不揮発性メモリであって、制御プログラム321を含むプログラムやメニュー品目の設定データやメニュー品目の品切れデータなどのメニューデータ等の固定的データを記憶する記憶部として機能する。また、ROM32は、無線部35における無線通信に係る設定を記憶する。無線通信に係る設定とは、オーダー端末2のIPアドレスに加え、ESSID、ステーション4のIPアドレスなどである。
RAM33は、ディスプレイ241に表示させる画面データやステーション4に送信するデータ等の可変的データを記憶する。時計部34は、現在の日付および時刻を計時する。
無線部35は、無線アクセスポイント6との間でデータの送受信を制御する無線通信部であって、例えばIEEE 802.11規格の無線通信を実行する無線通信デバイスである。
キーコントローラ36は、サイドキー25およびキーボード26の各固定キーを監視し、キー入力の有無を判別する。タッチパネルコントローラ37は、タッチパネル24のディスプレイ241に表示される画面を制御する。また、タッチパネルコントローラ37は、タッチパネルセンサ242の信号により画面上のタッチ位置を示す二次元座標を検出する。
近距離無線通信部40は、NFC(Near Field Communication)として知られるものであって、数センチ程度〜ゼロセンチの近距離での小電力無線通信技術により、例えばICタグXと無線通信を行うためのインタフェースである。
ICタグXは、半導体メモリなどの記憶装置を含む集積回路(IC)が組み込まれているとともに、近距離における無線通信機能を有する周知の媒体である。このICタグXは、極小であって貼脱自在なシール状の形態である。
このICタグXは、サービス本部にて各オーダー端末2の機器IDや管理情報(例えば、無線LANの設定データ)などの設定情報が予め書き込まれ、導入の際に該当するオーダー端末2に取り付けられる。ICタグXは、例えばユーザから見えないようにバッテリ(図示せず)の裏側などに取り付けられる。
続いて、オーダー端末2のマイクロコンピュータ39(CPU31)が制御プログラム321に従って実行する各種の処理のうち、オーダー端末2の設定処理について説明する。なお、本実施形態のオーダー端末2は、設定業務モードとして以下の3つのモードを有している。
モード1:オーダー端末2で設定した情報をICタグXに書き込む。
モード2:ICタグXより読み込み後、オーダー端末2で変更(任意)、その後、オーダー端末2へ設定を反映する。
モード3:ICタグXより読み込み後、オーダー端末2で変更(任意)、その後、再度ICタグXに書き込む。
モード1:オーダー端末2で設定した情報をICタグXに書き込む。
モード2:ICタグXより読み込み後、オーダー端末2で変更(任意)、その後、オーダー端末2へ設定を反映する。
モード3:ICタグXより読み込み後、オーダー端末2で変更(任意)、その後、再度ICタグXに書き込む。
なお、上述したモードは、タッチパネル24やキーボード26の操作により選択可能である。
ここで、図4はオーダー端末2のマイクロコンピュータ39(CPU31)が発揮する設定処理にかかる機能を示すブロック図である。図4に示すように、オーダー端末2のCPU31は制御プログラム321に従って動作することによって、入力手段311と、第1書込手段312と、第1読込手段313と、記憶手段314と、第2読込手段315と、第2書込手段316と、として機能する。
入力手段311は、オーダー端末2の機器IDや管理情報(例えば、無線部35の設定データ)などの設定情報を入力する。
第1書込手段312は、入力手段311によって入力された設定情報を近距離無線通信部40による無線通信によってICタグXに書き込む。第1読込手段313は、第1書込手段312によって設定情報が書き込まれたICタグXから近距離無線通信部40による無線通信によって当該設定情報を読み込む。記憶手段314は、第1読込手段313が読み込んだ設定情報をROM32に記憶する。
第2読込手段315は、他のオーダー端末2(例えば、故障したオーダー端末2)に対応するICタグXから近距離無線通信部40による無線通信によって設定情報を読み込む。第2書込手段316は、第2読込手段315によって読み込んだ設定情報を近距離無線通信部40による無線通信によって別のICタグXに書き込む。
[ICタグXへの設定時]
まず、オーダー端末2の設定業務(モード1)によるICタグXへの情報設定について説明する。ICタグXへの設定は、例えばサービス本部にて、各オーダー端末2の機器IDや管理情報(例えば、無線部35の設定データ)などの設定情報を機器台数分のICタグXに対してそれぞれ書き込むことにより行う。
まず、オーダー端末2の設定業務(モード1)によるICタグXへの情報設定について説明する。ICタグXへの設定は、例えばサービス本部にて、各オーダー端末2の機器IDや管理情報(例えば、無線部35の設定データ)などの設定情報を機器台数分のICタグXに対してそれぞれ書き込むことにより行う。
設定業務(モード1)が選択されている場合、オーダー端末2のCPU31(入力手段311)は、タッチパネル24やキーボード26を介して機器IDの入力を受け付ける。すると、オーダー端末2のCPU31(第1書込手段312)は、予め設定されたシステム情報マスタが有る場合には、記憶された各種の設定情報を近距離無線通信部40による無線通信によってICタグXへ書き込んで設定する。設定情報は、例えば、当該機器IDにリンクしたオーダー端末2のIPアドレス、ESSID、ステーション4のIPアドレス、情報端末1のIPアドレスなどの管理情報(例えば、無線部35の設定データ)などである。なお、システム情報マスタが存在しない場合は、デフォルト値が近距離無線通信部40による無線通信によってICタグXへ設定される。デフォルト値は、IPアドレスの第4オクテッドに機器IDがセットされ、残りの第1〜3は、“192.169.194”のデフォルト値がセットされる。
また、オーダー端末2は、機器固有のMACアドレスをオーダー端末2のROM32から読み込んで(入力手段311)、近距離無線通信部40による無線通信によってICタグXへ設定する(第1書込手段312)。さらに、オーダー端末2は、タッチパネル24やキーボード26を介した操作で入力されたその他の設定項目も(入力手段311)、近距離無線通信部40による無線通信によってICタグXへ設定する(第1書込手段312)。
[オーダー端末2の導入時]
次に、オーダー端末2における設定処理(導入時)の流れについて図5のフローチャートを参照して説明する。なお、オーダー端末2の導入に際しては、例えば導入担当者が導入店舗に赴き、サービス本部で設定済みのICタグXをオーダー端末2に取り付ける。
次に、オーダー端末2における設定処理(導入時)の流れについて図5のフローチャートを参照して説明する。なお、オーダー端末2の導入に際しては、例えば導入担当者が導入店舗に赴き、サービス本部で設定済みのICタグXをオーダー端末2に取り付ける。
オーダー端末2を導入する場合、ユーザは、当該導入対象となる新たなオーダー端末2の電源をONして起動し、設定業務(モード2)を選択する。図5のフローチャートに示すように、設定業務(モード2)が選択されると(ステップS1のYes)、オーダー端末2のCPU31(第1読込手段313)は、取り付けられたICタグXから当該オーダー端末2の機器IDや管理情報(例えば、無線部35の設定データ)などの設定情報を近距離無線通信部40による無線通信によって読み込む(ステップS2)。
次いで、オーダー端末2のCPU31(記憶手段314)は、取り付けられたICタグXから読み込んだ設定情報をROM32に記憶して設定する(ステップS3)。
なお、ROM32に設定した情報(MACアドレスを除く)について変更がある場合には、ROM32に設定した情報をディスプレイ241に表示してタッチパネル24やキーボード26を介した操作により変更し、変更した情報をROM32に設定する。
[オーダー端末2の故障時]
次に、オーダー端末2における設定処理(故障時)の流れについて図6のフローチャートを参照して説明する。なお、オーダー端末2が故障した場合には、ユーザは、故障したオーダー端末2を例えばサービス本部に郵送する。
次に、オーダー端末2における設定処理(故障時)の流れについて図6のフローチャートを参照して説明する。なお、オーダー端末2が故障した場合には、ユーザは、故障したオーダー端末2を例えばサービス本部に郵送する。
故障したオーダー端末2がサービス本部に届いた場合、入れ替え対象となる新たなオーダー端末2の電源をONして起動し、設定業務(モード3)を選択する。図6のフローチャートに示すように、設定業務(モード3)が選択されると(ステップS11のYes)、新たなオーダー端末2のCPU31(第2読込手段315)は、故障したオーダー端末2に取り付けられたICタグXから当該故障したオーダー端末2の機器IDや管理情報(例えば、無線部35の設定データ)などの設定情報を近距離無線通信部40による無線通信によって読み込む(ステップS12)。
次いで、新たなオーダー端末2のCPU31(第2書込手段316)は、初期状態の別のICタグXが当該オーダー端末2に取り付けられていることを条件として、読み込んだ機器IDや管理情報(例えば、無線部35の設定データ)などの設定情報を近距離無線通信部40による無線通信によってICタグXに対して書き込む(ステップS13)。これにより、故障したオーダー端末2のICタグXと、入れ替え対象となる新たなオーダー端末2のICタグXとの間で設定情報をコピーすることができる。
なお、オーダー端末2のCPU31(第2書込手段316)は、MACアドレスについては当該オーダー端末2のROM32から読み込んで近距離無線通信部40による無線通信によってICタグXへ設定する。
次いで、新たなオーダー端末2のCPU31(第1読込手段313)は、設定業務(モード2)が選択されると(ステップS14のYes)、取り付けられたICタグXから設定情報を近距離無線通信部40による無線通信によって読み込む(ステップS15)。
次いで、オーダー端末2のCPU31(記憶手段314)は、取り付けられたICタグXから読み込んだ設定情報をROM32に記憶して設定する(ステップS16)。
このようにして設定情報を設定したオーダー端末2を店舗に郵送すれば、ユーザはそのままそのオーダー端末2を使用することができる。
以上の処理によって、故障したオーダー端末2の機器IDや管理情報(例えば、無線部35の設定データ)などの設定情報を入れ替え対象となる新たなオーダー端末2に対して無線通信によって入力することができるので、故障したオーダー端末2の機器IDや管理情報(例えば、無線部35の設定データ)などの設定情報を手入力することなく、故障端末との入れ替えを容易に行うことが可能になる。
このように本実施形態によれば、オーダー端末2の導入や故障時のセットアップ時間を短縮する為、手入力で設定する箇所を部分的に自動化して、サービスマン(担当者)が現地に赴き作業をする回数や時間を極力抑えることにより、オーダー端末2の導入、故障時の機器セットアップの手間を軽減することができる。
本実施形態のオーダー端末2で実行される制御プログラム321は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成しても良い。
さらに、本実施形態のオーダー端末2で実行される制御プログラム321を、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のオーダー端末2で実行される制御プログラム321をインターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成しても良い。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2 入力装置
40 近距離無線通信部
311 入力手段
312 第1書込手段
313 第1読込手段
314 記憶手段
315 第2読込手段
316 第2書込手段
40 近距離無線通信部
311 入力手段
312 第1書込手段
313 第1読込手段
314 記憶手段
315 第2読込手段
316 第2書込手段
Claims (6)
- 注文に係る注文情報の入力を受け付ける入力装置において、
記憶装置を含む回路が組み込まれていて近距離における無線通信が可能な媒体との間における近距離無線通信を確立する近距離無線通信部と、
各種の設定情報を入力する入力手段と、
入力された前記設定情報を前記近距離無線通信部による無線通信によって前記媒体に書き込む第1書込手段と、
を備えることを特徴とする入力装置。 - 前記注文情報の管理業務処理を実行する処理装置との間における無線通信を制御する無線通信部を更に備え、
前記入力手段が入力する前記設定情報は、前記無線通信部における無線通信に係る設定情報を含む、
ことを特徴とする請求項1記載の入力装置。 - 前記設定情報が書き込まれた前記媒体から前記近距離無線通信部による無線通信によって当該設定情報を読み込む第1読込手段と、
読み込んだ前記設定情報を記憶部に記憶する記憶手段と、
を備えることを特徴とする請求項1または2記載の入力装置。 - 他の入力装置に対応する前記媒体から前記近距離無線通信部による無線通信によって前記設定情報を読み込む第2読込手段と、
読み込んだ前記設定情報を前記近距離無線通信部による無線通信によって別の前記媒体に書き込む第2書込手段と、
を備えることを特徴とする請求項3記載の入力装置。 - 注文に係る注文情報の入力を受け付ける入力装置において、
記憶装置を含む回路が組み込まれていて近距離における無線通信が可能な媒体との間における近距離無線通信を確立する近距離無線通信部と、
各種の設定情報を入力する入力手段と、
入力された前記設定情報を前記近距離無線通信部による無線通信によって前記媒体に書き込む第1書込手段と、
前記設定情報が書き込まれた前記媒体から前記近距離無線通信部による無線通信によって当該設定情報を読み込む第1読込手段と、
読み込んだ前記設定情報を記憶部に記憶する記憶手段と、
他の入力装置に対応する前記媒体から前記近距離無線通信部による無線通信によって前記設定情報を読み込む第2読込手段と、
読み込んだ前記設定情報を前記近距離無線通信部による無線通信によって別の前記媒体に書き込む第2書込手段と、
を備えることを特徴とする入力装置。 - 注文に係る注文情報の入力を受け付けるものであって、記憶装置を含む回路が組み込まれていて近距離における無線通信が可能な媒体との間における近距離無線通信を確立する近距離無線通信部を備える入力装置を制御するコンピュータを、
各種の設定情報を入力する入力手段と、
入力された前記設定情報を前記近距離無線通信部による無線通信によって前記媒体に書き込む第1書込手段と、
前記設定情報が書き込まれた前記媒体から前記近距離無線通信部による無線通信によって当該設定情報を読み込む第1読込手段と、
読み込んだ前記設定情報を記憶部に記憶する記憶手段と、
他の入力装置に対応する前記媒体から前記近距離無線通信部による無線通信によって前記設定情報を読み込む第2読込手段と、
読み込んだ前記設定情報を前記近距離無線通信部による無線通信によって別の前記媒体に書き込む第2書込手段と、
として機能させるためのプログラム。
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JP2012263337A JP2014109872A (ja) | 2012-11-30 | 2012-11-30 | 入力装置およびプログラム |
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