JP2014109570A - 放射性核種を含む廃液の分離回収装置及びそれを用いた分離回収方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
放射性核種を含む廃液混合物が貯蔵された廃液貯蔵部;前記廃液貯蔵部を加熱して廃液貯蔵部内の廃液混合物の中で放射性核種を含む低沸点廃液を蒸発させる加熱部;前記加熱部の上部と連結されて、前記加熱部によって加熱されるによって蒸発した蒸発廃液を凝縮させることができる凝縮チャンバー;前記凝縮チャンバーと連結されて、前記凝縮チャンバーで凝縮された凝縮物を回収する凝縮物回収部、及び前記凝縮チャンバーで凝縮された凝縮物を凝縮物回収部に移送するが、一端部が凝縮物回収部の凝縮物内に浸漬した移送管を含み、前記蒸発した低沸点廃液が前記加熱部と凝縮物回収部の圧力差によって前記加熱部から凝縮物回収部に移動して、前記加熱部で蒸発した放射性核種が前記凝縮物回収部で回収された凝縮物に溶解して回収されることを特徴とする放射性核種を含む廃液の分離回収装置を提供する。
【選択図】図1
Description
放射性核種を含む廃液混合物が貯蔵された廃液貯蔵部、
前記廃液貯蔵部を加熱して廃液貯蔵部内の廃液混合物の中から放射性核種を含む低沸点廃液を蒸発させる加熱部、
前記加熱部の上部と連結され、前記加熱部によって加熱されることによって蒸発した蒸発廃液を凝縮させることができる凝縮チャンバー、
前記凝縮チャンバーと連結され、前記凝縮チャンバーで凝縮された凝縮物を回収する凝縮物回収部、及び
前記凝縮チャンバーで凝縮された凝縮物を凝縮物回収部に移送し、一端部が凝縮物回収部の凝縮物内に浸漬した移送管を含み、
前記蒸発した低沸点廃液は、前記加熱部と凝縮物回収部の圧力差によって前記加熱部から凝縮物回収部に移動して、
前記加熱部で蒸発した放射性核種は前記凝縮物回収部で回収された凝縮物に溶解して回収されることを特徴とする放射性核種を含む廃液の分離回収装置を提供する。
放射性核種を含む廃液混合物を加熱して前記放射性核種を含む低沸点の廃液を蒸発させる工程(工程1)と、
前記工程1で蒸発した低沸点の廃液を凝縮させた後、これを凝縮物回収部で回収する工程(工程2)、及び
前記工程2で回収された凝縮物に移送管の一端部を浸漬させて凝縮物回収部の凝縮物内に蒸発した放射性核種を溶解させる工程(工程3)とを含む前記分離回収装置を用いて放射性核種を含む廃液を分離回収する方法を提供する。
放射性核種を含む廃液混合物が貯蔵された廃液貯蔵部、
前記廃液貯蔵部を加熱して廃液貯蔵部内の廃液混合物の中で放射性核種を含む低沸点廃液を蒸発させる加熱部、
前記加熱部の上部と連結されて、前記加熱部によって加熱されることによって蒸発した蒸発廃液を凝縮させる凝縮チャンバー、
前記凝縮チャンバーと連結されて、前記凝縮チャンバーで凝縮された凝縮物を回収する凝縮物回収部、及び
前記凝縮チャンバーで凝縮された凝縮物を凝縮物回収部に移送し、一端部が凝縮物回収部の凝縮物内に浸漬された移送管を含み、
前記蒸発された低沸点廃液は、前記加熱部と凝縮物回収部の圧力差によって前記加熱部から凝縮物回収部に移動して、
前記加熱部で蒸発した放射性核種が前記凝縮物回収部で回収された凝縮物に溶解して回収されることを特徴とする、放射性核種を含む廃液の分離回収装置を提供する。
放射性核種を含む廃液混合物を加熱して前記放射性核種を含む低沸点の廃液を蒸発させる工程(工程1)と、
前記工程1で蒸発された低沸点の廃液を凝縮させた後、これを凝縮物回収部で回収する工程(工程2)、及び
前記工程2で回収された凝縮物に移送管の一端部を浸漬させて凝縮物回収部の凝縮物内に蒸発した放射性核種を溶解させる工程(工程3)とを含む前記分離回収装置を用いて放射性核種を含む廃液を分離回収する方法を提供する。
図1に示したような分離回収装置を用いて放射性核種を含む廃液混合物を分離した。
2:熱媒体油貯蔵部
3:凝縮チャンバー
4:凝縮物回収部
5:真空ポンプ
6:圧力計
7:冷却機
8:廃液貯蔵部
9:熱電対
10:廃液混合物
11:廃液貯蔵部移送シリンダー
12:エアーコンプレッサー
13:バルブ
14:凝縮物移送容器
Claims (13)
- 放射性核種を含む廃液混合物が貯蔵された廃液貯蔵部、
前記廃液貯蔵部を加熱して廃液貯蔵部内の廃液混合物中の放射性核種を含む低沸点廃液を蒸発させる加熱部と、
前記加熱部の上部と連結され、前記加熱部によって加熱されて蒸発した蒸発廃液を凝縮させることができる凝縮チャンバーと、
前記凝縮チャンバーと連結され、前記凝縮チャンバーで凝縮された凝縮物を回収する凝縮物回収部、及び
前記凝縮チャンバーで凝縮された凝縮物を凝縮物回収部に移送するが、一端部が凝縮物回収部の凝縮物内に浸漬した移送管とを含み、
前記蒸発された低沸点廃液は、前記加熱部と凝縮物回収部の圧力差によって前記加熱部から凝縮物回収部に移動して、
前記加熱部で蒸発された放射性核種は、前記凝縮物回収部で回収された凝縮物に溶解して回収されることを特徴とする放射性核種を含む廃液の分離回収装置。 - 前記廃液混合物が、廃油を含む廃洗浄剤または廃蛍光液を含む廃水であることを特徴とする請求項1に記載の放射性核種を含む廃液の分離回収装置。
- 前記放射性核種が、三重水素(H−3)または放射性炭素(C−14)であることを特徴とする請求項1に記載の放射性核種を含む廃液の分離回収装置。
- 前記分離回収装置が、前記凝縮物回収部と連通して具備される真空ポンプをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の放射性核種を含む廃液の分離回収装置。
- 前記分離回収装置が、廃液貯蔵部と加熱部を互いに離隔して具備されるが、前記廃液貯蔵部を加熱部に移送することができる移送装置をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の放射性核種を含む廃液の分離回収装置。
- 前記加熱部が、廃液貯蔵部を取り囲む形態で具備され、熱媒体油を用いて前記廃液貯蔵部を間接的に加熱することを特徴とする請求項1に記載の放射性核種を含む廃液の分離回収装置。
- 前記分離回収装置が、加熱部及び廃液貯蔵部の温度を測定することができる熱電対をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の放射性核種を含む廃液の分離回収装置。
- 前記分離回収装置が、凝縮物回収部を冷却することができる冷却機をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の放射性核種を含む廃液の分離回収装置。
- 前記凝縮チャンバーが、外部から内部を観察することができる透明容器であることを特徴とする請求項1に記載の放射性核種を含む廃液の分離回収装置。
- 前記凝縮チャンバーが、一定量以上の蒸発廃液が凝縮されると、凝縮物が凝縮物回収部に移送され得るように傾いた形態で具備されることを特徴とする請求項1に記載の放射性核種を含む廃液の分離回収装置。
- 放射性核種を含む廃液混合物を加熱して前記放射性核種を含む低沸点の廃液を蒸発させる工程(工程1)と、
前記工程1で蒸発された低沸点の廃液を凝縮させた後、これを凝縮物回収部で回収する工程(工程2)、及び
前記工程2で回収された凝縮物に移送管の一端部を浸漬させて凝縮物回収部の凝縮物内に蒸発した放射性核種を溶解させる工程(工程3)とを含む請求項1の分離回収装置を用いて放射性核種を含む廃液を分離回収する方法。 - 前記工程1の加熱は、高沸点の廃液は蒸発させないで、低沸点の廃液のみが蒸発することができる温度で遂行されることを特徴とする請求項11に記載の放射性核種を含む廃液を分離回収する方法。
- 前記工程1の放射性核種が、三重水素(H−3)及び放射性炭素(C−14)であることを特徴とする請求項11に記載の放射性核種を含む廃液を分離回収する方法。
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