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JP2014173450A - エンジンのクランク軸受構造 - Google Patents

エンジンのクランク軸受構造 Download PDF

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Abstract

【課題】メインジャーナルがジャーナル軸受部に打突する際に発生するクランク打音の低減を図る。
【解決手段】クランク軸4のメインジャーナル4aを、メインメタル3Rを介して軸支するジャーナル軸受部2Rに油溜室11を形成し、この油溜室11に連通する油流入路11aの流入口と油流出路11bの流出口を、メインジャーナル4aが打突する軸受面2aの部位を挟んで下流側と上流側とに開口する。油溜室11に滞留する潤滑油が、メインジャーナル4aの回転に従ってメインメタル3Rの油溝3aに供給され、この供給された潤滑油により、メインジャーナル4aがメインメタル3Rに打突する際の振動エネルギを運動エネルギと熱エネルギとに変換させてランク打音を低減する。
【選択図】図4

Description

本発明は、クランク軸に設けたジャーナル部が軸受メタルに押圧される際に発生するクランク打音を低減するようにしたエンジンのクランク軸受構造に関する。
周知のように、自動車等の車両に搭載されているエンジンは、軽量化を図るためにアルミニウム系合金を鋳造したシリンダブロックが広く採用されている。又、シリンダブロックには複数のジャーナル軸受部が設けられており、各ジャーナル軸受部は軸受メタルを介してクランク軸を回動自在に支持している。このクランク軸は鉄系材料を用いて形成されている場合が多い。
エンジン稼働時、シリンダ内での混合気の燃焼により発生した熱により、ジャーナル軸受部、及びクランク軸が共に熱膨張する。その際、アルミニウム系合金製のシリンダブロックと一体に形成されているジャーナル軸受部と鉄系材料からなるジャーナル部との熱膨張係数の差により、ジャーナル軸受部の軸受面に装着されている軸受メタルとジャーナル部外周との間のクリアランス(軸受隙間)が大きくなる。クランク軸は、ピストンの往復運動を回転運動に変換するものであるため、燃焼行程においてはピストンに作用する燃焼圧力によって、ジャーナル部が軸受メタルの表面に瞬間的に強く押圧(打突)され異音(いわゆる、クランク打音)が発生する。
このクランク打音は、車両走行時の騒音、振動の発生原因となるため、従来、種々の改善策が図られている。例えば、特許文献1(特開2004−1099号公報)には、ジャーナル軸受部に熱膨張係数の低い鉄系材料を、所定間隔を開けて複数鋳込むことで、軸受隙間が常に適切に保たれるようにした技術が開示されている。
特開2004−1099号公報
しかし、上述した文献に開示されている技術は、熱膨張係数の低い鉄系材料を、シリンダブロックを鋳造する際に一々鋳込む作業が必要となり、製造工程が煩雑化する問題がある。
又、ジャーナル軸受部の軸受面を機械加工する際に、予め鋳込まれている鉄系材料も同時に機械加工されるが、この各鉄系材料は、肉厚が薄いため加工時に弾性変形し易く、軸受面の加工工数が嵩んでしまう問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、製造、及び後加工が容易で、しかもクランク打音の低減を図ることのできるエンジンのクランク軸受構造を提供することを目的とする。
本発明は、ピストンの往復運動を回転運動に変換するクランク軸と、シリンダブロック側に設けられて前記クランク軸のジャーナル部を軸支するジャーナル軸受部と、前記ジャーナル軸受部の軸受面に装着される軸受メタルとを備えるエンジンのクランク軸受構造において、前記ジャーナル軸受部に潤滑油を滞留する油溜室が形成されていると共に該油溜室と前記軸受面とを連通する油流入路及び油流出路が形成されており、前記油流入路の流入口と前記油流出路の流出口とが、前記ジャーナル部が打突する前記軸受面の部位を挟んで下流側と上流側とに開口されていることを特徴とする。
本発明によれば、ジャーナル軸受部に油溜室を形成し、この油溜室に連通する油流入路の流入口と油流出路の流出口とをジャーナル部が打突する部位を挟んで下流側と上流側とに開口させただけの構造であるため、鋳込み作業、及び後加工が不要となり、製造、及び後加工が容易となる。更に、ジャーナル部が回転すると、油流出路の流出口から軸受面に吐出された潤滑油が、ジャーナル部が打突する部位を通過し、その一部が油流入路の流入口から油溜室に流入して環流され、その際、ジャーナル部が軸受メタルを介してジャーナル軸受の軸受面に打突する際の振動エネルギが、この潤滑油にて運動エネルギと熱エネルギとに変換されるためクランク打音の低減を図ることができる。
第1実施形態によるエンジンの概略構成を背面から見た断面図 同、クランク軸のメインジャーナルを支持するジャーナル軸受部の断面平面図 同、メインメタルの斜視図 同、図2のIV-IV断面図 同、圧力感知弁を示し、(a)は閉弁時の断面図、(b)は開弁時の断面図 同、サーモ弁を示し、(a)は閉弁時の断面図、(b)は開弁時の断面図 第2実施形態による図4相当の断面図
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。
[第1実施形態]
図1〜図6に本発明の第1実施形態を示す。図1の符号1はシリンダブロックであり、図には水平対向型エンジンのシリンダブロックが例示されている。
このシリンダブロック1はアルミ合金製であり、中央から、左右のバンクブロック1L,1Rに分割されている。この各バンクブロック1L,1Rには、中央部に半円状の軸受面2aを有する複数の左右ジャーナル軸受部2L,2Rが一体形成されている。又、この各左右ジャーナル軸受部2L,2Rの各軸受面2aに、一対のメインメタル(軸受メタル)3L,3Rが各々装着されている。
左右バンクブロック1L,1Rが接合された状態で円形となる一対の左右ジャーナル軸受部2L,2Rの軸受面2aに、クランク軸4の、ジャーナル部としてのメインジャーナル4aが軸受メタルとしてのメインメタル3L,3Rを介して軸支される。このクランク軸4は鉄系材料製であり、図2に示すように、メインジャーナル4aにクランクアーム4bを介してクランクピン4cが一体形成されている。更に、このクランクピン4cにコネクティングロッド5を介してピストン6が連設されており、このピストン6が左右バンクブロック1L,1Rに形成されているシリンダボア7に往復移動自在に挿通されている。メインジャーナル4aはクランクピン4cの両側を支持しており、従って、4気筒エンジンの場合、メインジャーナル4aはクランクピン4cを挟んで5カ所形成されている。
又、図3に示すように、各メインメタル3L,3Rには、その内周面の幅方向中央に油溝3aが形成され、この油溝3aに油孔3bが所定間隔を置いて形成されている。尚、この油孔3bは、後述する左右ジャーナル軸受部2L,2Rの軸受面2aに開口されている油流入路11aの流入口と油流出路11bの流出口とに対応する位置に穿設されている。尚、組立てた状態では、各油孔3bと油流入路11aの流入口及び油流出路11bの流出口とがほ同じ位置に配設されるため、流入口及び流出口に付す符号を省略する。
又、図示しないがメインジャーナル4aには、径方向に貫通する油路が形成されており、この油路に図示しないオイルポンプにより加圧された潤滑油が供給されて、軸径方向に噴出される。
又、図2に示すように、各メインジャーナル4aを軸支する一対の左右ジャーナル軸受部2L,2Rに、潤滑油を滞留する油溜室11が形成されていると共に、この油溜室11と軸受面2aとを連通する油流入路11a、及び油流出路11bが穿設されている。図4には右バンクブロック1Rのジャーナル軸受部2Rが示されている。尚、左ジャーナル軸受部2Lに形成されている油溜室11、及び油流入路11aと油流出路11bは、右ジャーナル軸受部2Rと、左右バンクブロック1L,1Rの分割面を挟んで点対称な形状となっており、構造が同一であるため図面を省略する。又、本実施形態で示すクランク軸4は、図4の図面視において時計回り方向へ回転しており、従って、メインジャーナル4aとメインメタル3L,3Rとの間を、潤滑油はクランク軸4の回転方向である時計回り方向に沿って流れる。
左バンクブロック1Lのシリンダボア7の挿通されているピストン6が燃焼行程にあり、当該ピストン6が燃焼圧力により押し下げられると、メインジャーナル4aは、右ジャーナル軸受部2Rに高い押圧力Fcで押圧(打突)される。油流入路11aの流入口と油流出路11bの流出口とは、メインジャーナル4aが右ジャーナル軸受部2Rに装着されているメインメタル3Rに打突する部位を挟んで下流側と上流側との軸受面2aに開口されている。
又、この油流入路11aに圧力チェック弁12が介装され、一方、油流出路11bにサーモ弁13が介装されている。図5に圧力チェック弁12を例示し、図6にサーモ弁13を例示する。
この圧力チェック弁12は、メインメタル3L,3Rの油溝3aから油孔3bを介して油流入路11aに流入する潤滑油の圧力が所定以上となったとき開弁するもので、図5に示すように、チェックボール12aと、このチェックボール12aを上流側の弁座12bに押圧させるスプリング12cとで構成されている。このチェックボール12aは、潤滑油圧が低い場合は、図5(a)に示すように、スプリング12cの付勢力で弁座12bに押圧されて閉弁状態にあり、エンジンが稼働して、油流入路11aに油圧が発生すると、図5(b)に示すように、その押圧力でスプリング12cが後退して開弁される。
又、サーモ弁13は、油溜室11に滞留する潤滑油の温度が所定温度(例えば、120℃)以上のとき開弁するもので、図6に示すように、円板状に形成されたバイメタル13aと、このバイメタル13aの中央に固設されている弁体13bとを有し、バイメタル13aの外周が環状溝13cに支持されている。バイメタル13aは、油溜室11に滞留する潤滑油の温度が設定温度(例えば120℃)よりも低い場合、図6(a)に示すように、弁体13bが油流出路11bの下流側に形成されている弁座13dに着座して閉弁させる。一方、油溜室11に滞留する潤滑油の温度が設定温度よりも高くなると、図6(b)に示すように、バイメタル13aが反転して弁体13bが開弁する。
次に、このような構成による本実施形態の作用について説明する。エンジンが停止し、オイルポンプか停止した状態では、メインジャーナル4aとメインメタル3L,3Rに形成されている油溝3aとの間に油圧が発生していないため、左右ジャーナル軸受部2L,2Rに形成されている油溜室11に連通する油流入路11aに介装されている圧力チェック弁12は、図5(a)に示すように、チェックボール12aがスプリング12cの付勢力を受けて、弁座12bに押圧されて閉弁している。又、長時間の駐車によりエンジンが冷えた状態では、油溜室11に滞留する潤滑油も冷えているため、図6(a)に示すように、サーモ弁13のバイメタル13aが弁体13bを弁座13dに押圧して閉弁させている。
その後、エンジンを始動させて、オイルポンプから吐出する潤滑油にてメインメタル3L,3Rの油溝3aに油圧が発生すると、この油圧が油孔3bを経て油流入路11aに流れ込む。すると、図5(b)に示すように、油流入路11aに介装されている圧力チェック弁12のスプリング12cが押圧されて後退し、チェックボール12aが開弁して、油溜室11に潤滑油が流入し、この油溜室11内が潤滑油で満たされる。
一方、エンジンが稼働すると、燃焼行程のピストン6に大きな燃焼圧力が作用し、この燃焼圧力がコネクティングロッド5を介してクランク軸4に伝達され、クランク軸4が回転する。又、その際、例えば、左バンクブロック1Lのシリンダボア7に挿通されているピストン6が燃焼行程にある場合、図4に示すように、クランク軸4のメインジャーナル4aが、右バンクブロック1Rに形成されているジャーナル軸受部2Rに装着されているメインメタル3Rに、強い押圧力Fcで押圧(打突)される。
すると、メインジャーナル4aとメインメタル3Rとの間に流入している潤滑油に打突による振動エネルギが伝播され、この振動エネルギが潤滑油の運動エネルギと熱エネルギとに変換され、この熱エネルギにより油溜室11に滞留する潤滑油の油温が上昇される。
そして、油溜室11に滞留する潤滑油の油温が所定温度(例えば、120℃)を越えると、図6(b)に示すように、油流出路11bに介装されているサーモ弁13のバイメタル13aが反転して、弁体13bを開弁させる。すると、油溜室11に滞留している潤滑油が、油流出路11bの流出口から吐出され、この吐出された潤滑油はメインメタル3Rに形成されている油溝3aからメインジャーナル4aの回転に沿って、押圧力Fcが作用(打突)する部位(図4の矢印で示す位置)を通過し、油流入路11a側へ流れる。
そして、その一部が油流入路11aの流入口から油溜室11に流入して環流される。従って、エンジンが連続稼働すると、メインジャーナル4aがメインメタル3Rに断続的に打突し、その都度、その振動エネルギが潤滑油の運動エネルギと熱エネルギとに変換される。その結果、打突により発生するクランク打音が低減されると共に、油溜室11に滞留する潤滑油の油温が上昇される。
このように、本実施形態では、ジャーナル軸受部2Rの軸受面2aの、メインジャーナル4aから打突を受ける部位を挟んで下流側に油流入路11aを形成し、上流側に油流出路11bを形成したので、ジャーナル軸受部2Rの打突を受ける部位に対し、油溜室11に滞留されている潤滑油を常時供給することができる。その結果、潤滑油が打突による振動エネルギを運動エネルギと熱エネルギとに変換するため、クランク打音を低減することができる。又、打突により熱エネルギが発生するため、始動時における潤滑油を早期昇温させることができ、潤滑油の暖機促進により、燃費を改善させることができる。
又、シリンダブロック1とクランク軸4との熱膨張係数の違いにより、軸受隙間が大きくなり、それに伴いクランク挙動が大きくなっても、油溜室11から軸受隙間に供給される潤滑油にて打突時のエネルギが運動エネルギと熱エネルギとに変換されるため、暖機完了後に高負荷運転へ移行してもクランク打音を大幅に低減させることができる。
その後、エンジンを停止させると、クランク軸4の回転が停止し、メインメタル3Rの油溝3aを流れる潤滑油の油圧が次第に低下するため、油流入路11aに介装されている圧力チェック弁12が閉弁し、油溜室11に潤滑油が保持される。そのため、熱間再始動時には、油溜室11に滞留する潤滑油をメインメタル3Rの油溝3aに素早く供給させることができる。
尚、本実施形態では、主に、右バンクブロック1Rのジャーナル軸受部2R側の挙動について説明したが、右バンクブロック1Rのピストン6が燃焼行程にある場合の、左バンクブロック1Lに形成されているジャーナル軸受部2Lにメインジャーナル4aが打突した際の挙動は、上述した右ジャーナル軸受部2Rを左ジャーナル軸受部2Lと読み替えることで適用できるため、説明を省略する。
このように、本実施形態によれば、クランク軸4のメインジャーナル4aを軸支するジャーナル軸受部2L,2Rに、油溜室11を形成し、この油溜室11に連通する油流入路11aの流入口と油流出路11bの流出口とを、メインジャーナル4aが打突する部位を挟んで下流側と上流側とに開口させて、打突が発生する部位に油溜室11に滞留する潤滑油を積極的に供給するようにしたので、打突による振動エネルギを、この供給された潤滑油にて運動エネルギと熱エネルギとに変換させることができる。その結果、打突によって発生するクランク打音を低減することができると共に、潤滑油の暖機促進が図れ、燃費を改善することができる。
又、ジャーナル軸受部2L,2Rに形成する油溜室11、油流入路11a、及び油流出路11bは構造が簡単であり、鋳込み作業が不要で、後加工が容易となるため製造コストの低減を図ることができる。
[第2実施形態]
図7に本発明の第2実施形態を示す。尚、第1実施形態と同一の構成部位については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、油流入路11aの流入口をメインジャーナル4aの回転方向に対向する側に開口させ、油流出路11bの流出口をメインジャーナル4aの回転方向に沿う方向に開口させたものである。
これにより、油流入路11aから、より多くの潤滑油を油溜室11に流入させることができ、又、油流出路11bから、より多くの潤滑油を吐出させることができるようになり、油溜室11からメインメタル3R(3L)の油溝3aにより多くの潤滑油を効率良く供給させることができ、クランク打音を効率良く低減させることができると共に、潤滑油の早期暖機を促進させることができる。
尚、本発明は、上述した各実施形態に限るものではなく、例えば適用するエンジンは、水平対向エンジンに限らず、直列型エンジン、V型エンジンであっても良い。この場合、油溜室11はピストンに対してメインジャーナルを挟んで対向する側のジャーナル軸受部(例えば、軸受キャップ)に形成する。
1… シリンダブロック、
1L…左バンクブロック、
1R…右バンクブロック、
2L…左ジャーナル軸受部、
2R…右ジャーナル軸受部、
2a…軸受面、
3L,3R…メインメタル、
4…クランク軸、
4a…メインジャーナル、
6…ピストン、
11…油溜室、
11a…油流入路、
11b…油流出路、
12…圧力チェック弁、
13…サーモ弁、
Fc…押圧力

Claims (5)

  1. ピストンの往復運動を回転運動に変換するクランク軸と、シリンダブロック側に設けられて前記クランク軸のジャーナル部を軸支するジャーナル軸受部と、前記ジャーナル軸受部の軸受面に装着される軸受メタルとを備えるエンジンのクランク軸受構造において、
    前記ジャーナル軸受部に潤滑油を滞留する油溜室が形成されていると共に該油溜室と前記軸受面とを連通する油流入路及び油流出路が形成されており、
    前記油流入路の流入口と前記油流出路の流出口とが、前記ジャーナル部が打突する前記軸受面の部位を挟んで下流側と上流側とに開口されている
    ことを特徴とするエンジンのクランク軸受構造。
  2. 前記油流入路に前記軸受面側からの潤滑油の圧力を受けて開弁する圧力チェック弁が介装されている
    ことを特徴とする請求項1記載のエンジンのクランク軸受構造。
  3. 前記油流出路に、前記油溜室に滞留されている潤滑油の温度が所定温度以上で開弁するサーモ弁が介装されている
    ことを特徴とする請求項1或いは2記載のエンジンのクランク軸受構造。
  4. 前記流入口が前記軸受面に対し、前記潤滑油の流れに向かって開口されている
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のエンジンのクランク軸受構造。
  5. 前記流出口が前記軸受面に対し、前記潤滑油の流れに沿う方向に開口されている
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のエンジンのクランク軸受構造。
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