JP2014167998A - 化合物半導体薄膜、その製造方法、および太陽電池モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】緻密性の高い化合物半導体薄膜を提供する。
【解決手段】基板上に、非晶質の微粒子を含む微粒子群とチオ尿素とを含有する化合物半導体薄膜形成用インクを塗布して、化合物半導体薄膜前駆体を形成する工程と、前記化合物半導体薄膜前駆体を、水素が存在する処理ガス雰囲気中で熱処理して前記非晶質の微粒子を結晶化する工程とを具備することにより化合物半導体薄膜を製造する。前記化合物半導体薄膜は、表面粗さ(Ra)が200nm以下であることを特徴とする。
【選択図】なし
【解決手段】基板上に、非晶質の微粒子を含む微粒子群とチオ尿素とを含有する化合物半導体薄膜形成用インクを塗布して、化合物半導体薄膜前駆体を形成する工程と、前記化合物半導体薄膜前駆体を、水素が存在する処理ガス雰囲気中で熱処理して前記非晶質の微粒子を結晶化する工程とを具備することにより化合物半導体薄膜を製造する。前記化合物半導体薄膜は、表面粗さ(Ra)が200nm以下であることを特徴とする。
【選択図】なし
Description
本発明は、化合物半導体薄膜、その製造方法、およびその化合物半導体薄膜を備える太陽電池モジュールに関する。
太陽電池は、光起電力効果を利用して光エネルギーを電気エネルギーに変換する光電変換素子であり、地球温暖化防止および枯渇資源代替対策などの観点から近年注目されている。太陽電池には半導体が用いられており、例えば、単結晶Si、多結晶Si、アモルファスSi、CdTe、CuIn1-xGaxSe2(CIGS化合物)、Cu2ZnSn(S,Se)4(CZTS化合物)、GaAs、およびInPなどが知られている。化合物半導体であるCZTSを備える化合物太陽電池は光吸収係数が大きく、太陽電池に適したバンドギャップエネルギー(1.4〜1.5eV)を有している。しかも、経年劣化少ないという利点もあるため、活発に研究、開発が行なわれている。
化合物太陽電池の作製方法としては、真空プロセス(例えば、蒸着法やスパッタ法)、および非真空プロセスなどが知られている。非真空プロセスでは材料利用率が高く、スループットが速い。これに加えて、大面積化が容易であることから、低コストの作製方法として大きく注目されている。しかしながら、非真空プロセスで作製した化合物半導体膜は緻密性が低く、膜内に隙間が多く存在するため光電変換効率が低い。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、緻密性の高い化合物半導体薄膜、その製造方法、およびかかる化合物半導体薄膜を用いた太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、非晶質の微粒子およびチオ尿素から成長した結晶性を有する化合物半導体薄膜である。前記化合物半導体薄膜は、表面粗さ(Ra)が200nm以下であることを特徴とする。
前記非晶質の微粒子は、Cu2-xZn1+ySnSzSe4-z(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦4)で表わされる組成を有することが好ましい。
本発明の第2の態様は、基板と、前記基板上に形成された電極と、前記電極上に形成された光吸収層とを具備し、前記光吸収層は、前述の化合物半導体薄膜を含むことを特徴とする太陽電池モジュールを提供する。
本発明の第3の態様は、前述の化合物半導体薄膜の製造方法であって、
基板上に、非晶質の微粒子を含む微粒子群とチオ尿素とを含有する化合物半導体薄膜形成用インクを塗布して、化合物半導体薄膜前駆体を形成する工程と、
前記化合物半導体薄膜前駆体を、水素が存在する処理ガス雰囲気中で熱処理して前記非晶質の微粒子を結晶化する工程と
を具備することを特徴とする方法を提供する。
基板上に、非晶質の微粒子を含む微粒子群とチオ尿素とを含有する化合物半導体薄膜形成用インクを塗布して、化合物半導体薄膜前駆体を形成する工程と、
前記化合物半導体薄膜前駆体を、水素が存在する処理ガス雰囲気中で熱処理して前記非晶質の微粒子を結晶化する工程と
を具備することを特徴とする方法を提供する。
前記処理ガスは、水素と窒素との混合ガスであり、前記処理ガス中における前記水素の濃度は4.65体積%以下であることが好ましい。
本発明によれば、緻密性の高い化合物半導体薄膜、その製造方法、およびかかる化合物半導体薄膜を用いた太陽電池モジュールが提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
一実施形態にかかる化合物半導体薄膜は、太陽電池の光吸収層として好適に用いられる。図1には、一実施形態にかかる太陽電池モジュールの概略構成を示す。
図示する太陽電池モジュール200は、モジュール基板201上に複数の太陽電池100が配置され、太陽電池100の上面は保護カバー203で覆われている。モジュール基板201は、例えばガラス基板から構成され、保護カバー203は、例えばガラスまたはエチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)から構成される。こうした積層体の端部は、フレーム205で固定され、間隙には封止剤207が充填されている。
太陽電池100の構成を表わす縦断側面図を、図2に示す。
図示する太陽電池100は、基板101と、この上に順次設けられた裏面電極102、光吸収層103、バッファ層104、i層105、n層106、および表面電極107とを有する。
基板101としては、例えばソーダライムガラス、金属板、またはプラスチックフィルムなどを用いることができる。裏面電極102としては、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)などの金属を用いることができる。また、カーボンおよびグラフェンなどのカーボン系電極、またはITOおよびZnOなどの透明導電膜を、裏面電極102として用いてもよい。
光吸収層103は、本実施形態の化合物半導体薄膜から構成され、原子間力顕微鏡(島津 SPM−9600)により測定された表面粗さRaが200nm以下である。光吸収層103は、非晶質の微粒子およびチオ尿素から成長した結晶性を有する化合物半導体薄膜であり、その構成等については追って詳細に説明する。
光吸収層103上には、バッファ層104、i層105、およびn層106が順次形成されている。バッファ層104としては、例えばCdS、Zn(S,O,OH)、またはIn2S3を用いることができる。i層105としては、例えばZnOなどの金属酸化物を用いることができる。また、n層106としては、例えばAl、Ga、Bなどを添加したZnOを用いることができる。
n層106上の表面電極107としては、例えばAl、Agなどの金属を用いることができる。あるいは、カーボンおよびグラフェンなどのカーボン系電極、またはITOおよびZnOなどの透明導電膜を用いてもよい。
図示していないが、n層106上に反射防止膜を形成することもできる。反射防止膜は、光の反射を抑え、より多い光を光吸収層で吸収させる役割を有する。反射防止膜は、例えば、フッ化マグネシウム(MgF2)を用いて100nm程度の厚さで形成することができる。
本実施形態において、光吸収層103を構成する化合物半導体薄膜は、非晶質の微粒子を含む微粒子群およびチオ尿素を含有する化合物半導体薄膜形成用インクを基板上に塗布して化合物半導体薄膜前駆体を形成し、この化合物半導体薄膜前駆体を水素が存在する処理ガス中で熱処理することによって形成することができる。
非晶質の微粒子が含まれる前駆体を水素が存在する雰囲気中で熱処理することによって、微粒子中の各組成元素の拡散が促進されて結晶成長が促進される。その結果、緻密性の高い化合物半導体薄膜が得られることが、本発明者らによって見出された。水素が存在する処理ガス中での熱処理によって、次のような効果も得られる。化合物半導体薄膜の形成は大気中で行なわれるため、原料である微粒子が酸化されやすい。生じた酸化物は、しばしば化合物半導体薄膜中に残存して半導体微粒子の結晶成長を阻害する。この場合には、得られる化合物半導体薄膜の抵抗が大きくなるという問題が生じる。酸化物は水素によって還元されるので、水素が存在する処理ガス中での熱処理により酸化物は取り除かれて、化合物半導体薄膜の抵抗が大きくなることは回避される。検出可能な量で水素が雰囲気中に存在していれば、上述したような効果を得ることができる。
本実施形態の化合物半導体薄膜の製造に用いられる化合物半導体薄膜形成用インクにおいては、微粒子群の60質量%以上は非晶質の微粒子であることが好ましい。結晶性の微粒子は既にエネルギー的に安定な状態であり、各原子が結晶構造中の一定の位置に固定されている。水素が存在する処理ガス中で結晶性微粒子を熱処理したところで、各組成成分の拡散を促進する効果が少なく、化合物半導体薄膜の緻密性を十分に高めることができないことが本発明者らによって見出された。化合物半導体薄膜形成用インクにおいては、非晶質の微粒子は微粒子群の80質量%以上であることがより好ましい。
既にエネルギー的に安定な状態であるものの、結晶性微粒子は結晶成長の核となって結晶成長を促進する。したがって、微粒子群の40質量%までであれば、化合物半導体薄膜形成用インク中に結晶性微粒子が含まれていても、緻密性の向上を阻害することはない。結晶性微粒子の量は、化合物半導体薄膜形成用インク中における粒子群の20質量%以下であることがより好ましい。
前述の非晶質の微粒子は、Cu2-xZn1+ySnSzSe4-z(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦4)で表わされる組成を有する化合物の粒子とすることができる。すなわち、Cu(IB族)、Zn(IIB族)、Sn(IVB族)、S(VIB族)および/またはSe(VIB族)を含有するI−II-IV−VI族化合物であり、一般にCZTS系化合物と称される。上述の組成式に表わされるように、I−II-IV−VI族化合物には、必ずしもSeとSとの両方が同時に含有されていなくてもよい。
CZTS系化合物の微粒子に加えて、Cu2-xSySe2-y(0≦x≦1、0≦y≦2)、Zn2-xSySe2-y(0≦x≦1、0≦y≦2)、またはSn2-xSySe2-y(0≦x≦1、0≦y≦2)で表わされる組成を有する非晶質の化合物微粒子が、非晶質の微粒子中にさらに含まれていてもよい。さらなる化合物微粒子は、単独でも2種以上を組み合わせて用いてもよい。
非晶質の微粒子の平均粒径は、1nm以上2000nm以下であることが望ましい。平均粒径がこうした範囲内にある微粒子であれば、熱処理後に得られる化合物半導体薄膜から構成される光吸収層103の表面の粗さが大きくなりすぎることはなく、微粒子の凝集も起こりにくい。非晶質の微粒子の平均粒径の下限は、2nm以上であることがより好ましく、非晶質の微粒子の平均粒径の上限は、500nm以下であることがより好ましい。非晶質の微粒子の平均粒径は、SEM(走査型電子顕微鏡)またはTEM(透過型電子顕微鏡)を用いて観察した微粒子の最短径を平均することによって得ることができる。
化合物半導体薄膜形成用インク中に含まれる微粒子群には、40質量%までのCu2-xSe(0≦x≦1)微粒子が含有されていてもよい。Cu2-xSe微粒子は、熱処理中に液相のCu2-xSeとなり、この液相のCu2-xSeを介して結晶成長することから、緻密な膜の形成を促進する効果がある。ここでのCu2-xSe微粒子は、結晶性をもつ微粒子であることが望ましい。
Cu2-xSe微粒子の結晶性は、TEM(透過型電子顕微鏡)を用いて観察した粒子の干渉縞より判断することができる。
Cu2-xSe微粒子の平均粒径は、上述した非晶質の微粒子の平均粒径とは異なっていることが望ましい。異なるサイズの微粒子が含まれた化合物半導体薄膜形成用インクを用いることによって、より緻密な化合物半導体薄膜を作製することができる。
化合物半導体薄膜を含む光吸収層103は、非晶質の微粒子を含む微粒子群を有機溶媒に分散させて調製された光吸収層形成用インク(化合物半導体薄膜形成用インク)を用いて形成することができる。有機溶媒は特に制限されず、例えば、アルコール、エーテル、エステル、脂肪族炭化水素、脂環族炭化水素、および芳香族炭化水素などから選択することができる。好ましい有機溶媒は、メタノール、エタノール、ブタノール等の炭素数10未満のアルコール、ジエチールエーテル、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、およびトルエンであり、メタノール、ピリジン、トルエン、およびヘキサンが特に好ましい。
化合物薄膜形成用インクには、バインダとしてチオ尿素が含有される。化合物半導体薄膜形成用インク中のチオ尿素が少なすぎる場合には、得られる化合物半導体薄膜中に多量の空洞が発生してしまう。一方、化合物半導体薄膜形成用インク中のチオ尿素が多すぎる場合には、得られる化合物半導体薄膜の表面粗さが大きくなって平坦性が低下する傾向がある。化合物半導体薄膜形成用インク中に5〜70質量%のチオ尿素が含有されていれば、所望の特性を有する化合物半導体薄膜を形成することができる。化合物半導体薄膜形成用インク中におけるチオ尿素の量は、30〜40質量%であることがより好ましい。
化合物薄膜形成用インクには、有機溶媒中における微粒子の分散性を高めるために、分散剤が含有されていてもよい。分散剤としては、例えばチオール類、セレノール類、および炭素数10以上のアルコール類等を挙げることができる。また、バインダとして、Se粒子、S粒子、Se化合物、およびS化合物など使用することができる。さらに、硫化ナトリウム、セレン化ナトリウム、セレン化カリウム、セレン酸ナトリウム、およびチオ硫酸塩なども使用できる。
光吸収層103を形成するに当たっては、まず、化合物半導体薄膜用インクを基板上に塗布または印刷して塗膜を形成する。インクの塗布方法としては、例えば、ドクタ法、スピンコーティング法、スリットコーティング法、およびスプレー法等が挙げられ、印刷方法としては、例えばグラビア印刷法、スクリーン印刷法、反転オフセット印刷法、および凸版印刷法等が挙げられる。
微粒子を含む塗膜を乾燥して有機溶媒を除去し、化合物半導体薄膜(光吸収層)の前駆体が形成される。次いで、水素が存在する処理ガス中で熱処理することによって、化合物半導体を結晶化させて化合物半導体薄膜を含む光吸収層103が形成される。熱処理は、加熱炉によるアニールのほか、ラピッドサーマルアニール(RTA)によっても行なってもよい。
熱処理に使用する処理ガスは、水素と窒素との混合ガスであり、爆発の危険性を避けるために処理ガス中における水素の濃度は4.65体積%未満であることが好ましい。水素の爆発下限値未満であれば、熱処理の工程管理が難しくなることは回避される。
ここでの熱処理温度は250℃以上が好ましい。基板としてガラス基板を用いる場合には、ガラス基板が耐え得る温度で熱処理する必要がある。具体的には、この場合の熱処理温度は、650℃以下が好ましく、550℃以下がより好ましい。熱処理の時間は、温度に応じて適宜選択することができるが、1時間以内であることが好ましく、30分以内であることがより好ましい。
こうした条件下で熱処理することによって、非晶質の微粒子は結晶化して結晶性を有する半導体薄膜が得られる。
水素が存在する処理ガス中での熱処理の前にホットプレス処理を施して、化合物半導体薄膜前駆体と基板との密着性を高めることができる。ホットプレス処理の温度は、水素が存在する処理ガス中での熱処理工程の温度より低いことが望ましい。ホットプレス処理が100〜450℃で行なわれた場合には、化合物半導体薄膜を分解させることなく密着性を十分に高めることができる。しかも、ホットプレスの押板に化合物半導体薄膜が付着するおそれも低減される。
工業生産の量産性を考慮すると、ホットプレス処理は、30MPa以下の圧力で行なわれることが望ましい。
水素が存在する処理ガスでの熱処理を行なう前に、化合物半導体薄膜前駆体をN2雰囲気、Ar雰囲気、Se雰囲気、S雰囲気、H2S雰囲気、またはH2Se雰囲気中で熱処理を行なってもよい。
形成される化合物半導体薄膜からなる光吸収層103の厚さは、含有される微粒子の粒径にも依存して決定されるが、0.3〜10μm程度とすることができる。光吸収層103は、例えば、2μm程度の厚さであることが好ましい。
光吸収層103は、原子間力顕微鏡AFM(島津 SPM−9600)を用いて走査範囲10μmで測定した表面粗さRaが、200nm以下であることが好ましい。こうして測定された最表面の平均粗さが200nm以下の場合には、シャントパスは容易に生成されないので漏れ電流は生じ難い。したがって、エネルギー変換効率が低下するおそれは低減される。光吸収層103の最表面の平均粗さは、160nm以下であることがより好ましい。
光吸収層103は、非晶質の微粒子およびチオ尿素から成長した結晶性の化合物半導体の薄膜により構成され、高価な真空装置を使用することなく塗布法によって作製することができる。光吸収層103を構成している化合物半導体薄膜は、緻密性が高く膜内の間隙が少ないので光吸収層103の表面粗さも低減される。光吸収層103と、この上に設けられるバッファ層104との界面の平坦性が高められる結果、漏れ電流が低減されて太陽電池のエネルギー変換効率を高めることが可能となる。
本実施形態の化合物半導体薄膜を光吸収層として有する太陽電池は、標準太陽光シミュレータ(分光計器CEP−25MLT)(光強度:100mW/cm2、エアマス:1.5)により測定された直列抵抗(Rs)が13Ωcm2以下となる。太陽電池においては、直列抵抗は低いほうが望ましい。本実施形態の化合物半導体薄膜を光吸収層として用いることによって、優れた特性の太陽電池が得られる。
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
(Cu−Zn−Sn−Se−S微粒子の製造)
Cu:Zn:Snのモル比が2:1.6:1.4となるようにCuI、ZnI2、およびSnI2をピリジンに溶解して、第1の溶液を調製する。また、Se:Sのモル比が2:2となるようにNa2SeとNa2Sとをメタノールに溶解して、第2の溶液を調製する。
(Cu−Zn−Sn−Se−S微粒子の製造)
Cu:Zn:Snのモル比が2:1.6:1.4となるようにCuI、ZnI2、およびSnI2をピリジンに溶解して、第1の溶液を調製する。また、Se:Sのモル比が2:2となるようにNa2SeとNa2Sとをメタノールに溶解して、第2の溶液を調製する。
第1の溶液と第2の溶液とを混合して、Cu:Zn:Sn:Se:Sのモル比が2:1.6:1.4:2:2の混合液を得る。この混合液を不活性ガス雰囲気下、0℃で反応させてCu−Zn−Sn−Se−S微粒子(ナノ粒子)を製造する。こうして得られるCu−Zn−Sn−Se−S微粒子の平均粒径は80nmであることが、走査型顕微鏡により観察される。反応溶液を濾過してメタノールで洗浄した後、得られたCu−Zn−Sn−Se−S微粒子をピリジンとメタノールとの混合液に分散させて、Cu−Zn−Sn−Se−S微粒子分散液を得る。
このナノ粒子を粉末X線回折により分析した結果を、図3に示す。図3に示されるように結晶ピークは検出されず、Cu−Zn−Sn−Se−S微粒子(ナノ粒子)はほぼアモルファス状態であることが確認された。なお、2θ=40°付近のピークは、化合物ナノ粒子を塗布したMo基板に起因するピークであり、CZTSSeに起因する回折パターンは検出されなかった。
(Cu−Se微粒子の製造)
CuIのピリジン溶液とNa2Seのメタノール溶液とを混合して、Cu:Seのモル比が2:1の混合液を得る。この混合液を不活性ガス雰囲気下、0℃で反応させてCu−Se微粒子が生じる。反応溶液を濾過してメタノールで洗浄し、得られたCu−Se微粒子をピリジンとメタノールとの混合液に分散させて、Cu−Se微粒子分散液を得る。さらに、この分散液を50℃で8時間攪拌し、Cu-Se微粒子を結晶化させる。こうして得られるCu−Se微粒子の平均粒径は200nmであり、結晶性を有することが透過型顕微鏡により観察される。
CuIのピリジン溶液とNa2Seのメタノール溶液とを混合して、Cu:Seのモル比が2:1の混合液を得る。この混合液を不活性ガス雰囲気下、0℃で反応させてCu−Se微粒子が生じる。反応溶液を濾過してメタノールで洗浄し、得られたCu−Se微粒子をピリジンとメタノールとの混合液に分散させて、Cu−Se微粒子分散液を得る。さらに、この分散液を50℃で8時間攪拌し、Cu-Se微粒子を結晶化させる。こうして得られるCu−Se微粒子の平均粒径は200nmであり、結晶性を有することが透過型顕微鏡により観察される。
(化合物半導体薄膜形成用インク(1)の作製)
前述のように製造されたCu−Zn−Sn−Se−S微粒子、Cu−Se微粒子、およびチオ尿素を、15:2:10の質量比で混合した。得られた混合物に、溶媒としてのピリジンおよびメタノールをさらに加えて、固形分が2質量%の化合物半導体薄膜形成用インク(1)を調製する。
前述のように製造されたCu−Zn−Sn−Se−S微粒子、Cu−Se微粒子、およびチオ尿素を、15:2:10の質量比で混合した。得られた混合物に、溶媒としてのピリジンおよびメタノールをさらに加えて、固形分が2質量%の化合物半導体薄膜形成用インク(1)を調製する。
(裏面電極102の形成)
基板101としてソーダライムガラスを用意し、スパッタリング法によりMo層からなる裏面電極102を形成する。
基板101としてソーダライムガラスを用意し、スパッタリング法によりMo層からなる裏面電極102を形成する。
(光吸収層103の形成)
裏面電極102の上にスプレー法により化合物半導体薄膜形成用インク(1)を塗布し、250℃のオーブンで溶媒を蒸発させて、化合物半導体薄膜前駆体とする。さらに、3.8体積%の水素が存在する窒素雰囲気の中、500℃で30分間加熱することによって、膜厚2μmの化合物半導体薄膜からなる光吸収層103が得られる。
裏面電極102の上にスプレー法により化合物半導体薄膜形成用インク(1)を塗布し、250℃のオーブンで溶媒を蒸発させて、化合物半導体薄膜前駆体とする。さらに、3.8体積%の水素が存在する窒素雰囲気の中、500℃で30分間加熱することによって、膜厚2μmの化合物半導体薄膜からなる光吸収層103が得られる。
(バッファ層104の形成)
0.0015Mの硫酸カドミウム(CdSO4)、0.0075Mのチオ尿素(NH2CSNH2)、および1.5Mのアンモニア水(NH4OH)を含有する混合液を67℃に加熱する。この混合液中に、前述の光吸収層103が形成された構造体を浸漬することによって、光吸収層103上に膜厚50nmのCdSからなるバッファ層104が形成される。
0.0015Mの硫酸カドミウム(CdSO4)、0.0075Mのチオ尿素(NH2CSNH2)、および1.5Mのアンモニア水(NH4OH)を含有する混合液を67℃に加熱する。この混合液中に、前述の光吸収層103が形成された構造体を浸漬することによって、光吸収層103上に膜厚50nmのCdSからなるバッファ層104が形成される。
(i層105の形成)
ジエチル亜鉛と水とを原料としたMOCVD法により、バッファ層104の上に厚さ50nmのZnOからなるi層105を形成する。
ジエチル亜鉛と水とを原料としたMOCVD法により、バッファ層104の上に厚さ50nmのZnOからなるi層105を形成する。
(n層106の形成)
ジエチル亜鉛、水、およびジボランを原料としたMOCVD法により、厚さが1μmのZnO:Bからなるn層106をi層105の上に形成する。
ジエチル亜鉛、水、およびジボランを原料としたMOCVD法により、厚さが1μmのZnO:Bからなるn層106をi層105の上に形成する。
(表面電極107の形成)
蒸着法を用いて、n層106上に厚さが0.3μmのAlからなる表面電極107を形成する。
蒸着法を用いて、n層106上に厚さが0.3μmのAlからなる表面電極107を形成する。
以上により、実施例1の化合物半導体薄膜を光吸収層として含む太陽電池が作製される。得られた太陽電池における光吸収層103は、非晶質の微粒子とチオ尿素とを含有する前駆体を、水素が存在する処理ガス中で熱処理してなる実施例1の緻密な化合物半導体薄膜から構成される。光吸収層103の表面は平坦性に優れているので、表面粗さに起因した性能の低下は回避される。
(実施例2)
(化合物半導体薄膜形成用インク(2)の製造)
Cu:Zn:Snのモル比を2.4:1.5:1.3に変更した以外は、実施例1と同様にしてCu−Zn−Sn−Se−S微粒子を合成する。得られたCu−Zn−Sn−Se−S微粒子を用いる以外は実施例1と同様にして、Cu−Zn−Sn−Se−S微粒子分散液を調製する。
(化合物半導体薄膜形成用インク(2)の製造)
Cu:Zn:Snのモル比を2.4:1.5:1.3に変更した以外は、実施例1と同様にしてCu−Zn−Sn−Se−S微粒子を合成する。得られたCu−Zn−Sn−Se−S微粒子を用いる以外は実施例1と同様にして、Cu−Zn−Sn−Se−S微粒子分散液を調製する。
得られたCu−Zn−Sn−Se−S微粒子とチオ尿素とを、15:10の質量比で混合し、さらにピリジンメタノールとを加えて、固形分が2質量%の化合物半導体薄膜形成用インク(2)を調製する。
得られた化合物半導体薄膜形成用インク(2)を用いて化合物半導体薄膜を形成して光吸収層103を得る以外は実施例1と同様の手法により、太陽電池を作製する。得られる太陽電池における光吸収層103は、非晶質の微粒子とチオ尿素とを含有する前駆体を、水素が存在する処理ガス中で熱処理してなる緻密な実施例2の化合物半導体薄膜から構成される。光吸収層103の表面は平坦性に優れているので、表面粗さに起因した性能の低下は回避される。
(比較例1)
水素を含まない窒素雰囲気中で熱処理を施して化合物半導体薄膜を形成して光吸収層103を得る以外は実施例1と同様の手法により、太陽電池を作製する。得られる太陽電池における光吸収層103は、非晶質の微粒子とチオ尿素とを含有する前駆体を、窒素を含まない窒素雰囲気中で熱処理してなる比較例1の化合物半導体薄膜から構成されている。光吸収層103中に隙間が多数発生して表面粗さが大きいので、光吸収層の表面粗さに起因した性能の低下が生じる。
水素を含まない窒素雰囲気中で熱処理を施して化合物半導体薄膜を形成して光吸収層103を得る以外は実施例1と同様の手法により、太陽電池を作製する。得られる太陽電池における光吸収層103は、非晶質の微粒子とチオ尿素とを含有する前駆体を、窒素を含まない窒素雰囲気中で熱処理してなる比較例1の化合物半導体薄膜から構成されている。光吸収層103中に隙間が多数発生して表面粗さが大きいので、光吸収層の表面粗さに起因した性能の低下が生じる。
(比較例2)
バインダとしてのチオ尿素を含有しないインクを用いて化合物半導体薄膜を形成して光吸収層103を得る以外は実施例1と同様の手法により、太陽電池を作製する。得られる太陽電池における光吸収層103は、チオ尿素を含有しない前駆体を、水素が存在する処理ガス中で熱処理してなる比較例2の化合物半導体薄膜から構成されている。光吸収層103中に隙間が多数発生して表面粗さが大きいので、光吸収層の表面粗さに起因した性能の低下が生じる。
バインダとしてのチオ尿素を含有しないインクを用いて化合物半導体薄膜を形成して光吸収層103を得る以外は実施例1と同様の手法により、太陽電池を作製する。得られる太陽電池における光吸収層103は、チオ尿素を含有しない前駆体を、水素が存在する処理ガス中で熱処理してなる比較例2の化合物半導体薄膜から構成されている。光吸収層103中に隙間が多数発生して表面粗さが大きいので、光吸収層の表面粗さに起因した性能の低下が生じる。
実施例1,2および比較例1,2の化合物半導体薄膜の断面SEM断面写真を、図4(a),(b),(c)および(d)に示す。図4(a)および図4(b)から、非晶質の微粒子とチオ尿素とを含有する前駆体を、水素が存在する処理ガス中で熱処理してなる実施例1および実施例2の化合物半導体薄膜は隙間がなく、緻密性が高いことがわかる。
水素を含まない窒素雰囲気中で熱処理した比較例1の化合物半導体層には、空隙が多数存在することが図4(c)に示されている。水素が存在する処理ガス中で熱処理したところで、前駆体中にチオ尿素が含有されていない比較例2の場合にも、化合物半導体薄膜中には空隙が多数存在することが図4(d)に示されている。
ここで、実施例1および比較例1の化合物半導体薄膜のX線回折測定の結果を図5に示す。比較例1の化合物半導体薄膜と比較して、実施例1の化合物半導体薄膜は、結晶化度が高いことがわかる。
実施例1,2および比較例1,2の化合物半導体薄膜の表面粗さRaを原子間力顕微鏡(島津 SPM−9600)により求めた。さらに、各化合物半導体薄膜を光吸収層として含む太陽電池の直列抵抗および変換効率を測定した。ここでの測定条件(装置)等は、以下のとおりである。
直列抵抗:標準太陽光シミュレータ(分光計器CEP−25MLT)(光強度:100mW/cm2、エアマス:1.5)による評価を行い、得られたI−V曲線より算出する。
変換効率:標準太陽光シミュレータ(分光計器CEP−25MLT)(光強度:100mW/cm2、エアマス:1.5)により評価する。
上記表1に示されるように、実施例の化合物半導体薄膜を光吸収層として含む太陽電池は、比較例より高い変換効率を有する。非晶質の微粒子とチオ尿素とを含有する化合物半導体薄膜前駆体を、水素が存在する処理ガス中で熱処理することによって、各元素の拡散が促進されて半導体微粒子が結晶成長しやすくなり、緻密な薄膜が形成されたためと推測される。
100…太陽電池; 101…ガラス基板; 102…裏面電極; 103…光吸収層
104…バッファ層; 105…i層; 106…n層; 107…表面電極
200…太陽電池モジュール; 201…モジュール基板; 203…保護カバー
205…フレーム; 207…封止剤。
104…バッファ層; 105…i層; 106…n層; 107…表面電極
200…太陽電池モジュール; 201…モジュール基板; 203…保護カバー
205…フレーム; 207…封止剤。
Claims (10)
- 非晶質の微粒子およびチオ尿素から成長した結晶性の化合物半導体薄膜であって、表面粗さ(Ra)が200nm以下であることを特徴とする化合物半導体薄膜。
- 前記非晶質の微粒子は、Cu2-xZn1+ySnSzSe4-z(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦4)で表わされる組成を有することを特徴とする請求項1に記載の化合物半導体薄膜。
- 基板と、前記基板上に形成された電極と、前記電極上に形成された光吸収層とを具備し、前記光吸収層は、請求項1または2に記載の化合物半導体薄膜を含むことを特徴とする太陽電池モジュール。
- 請求項1に記載の化合物半導体薄膜の製造方法であって、
基板上に、非晶質の微粒子を含む微粒子群とチオ尿素とを含有する化合物半導体薄膜形成用インクを塗布して、化合物半導体薄膜前駆体を形成する工程と、
前記化合物半導体薄膜前駆体を、水素が存在する処理ガス雰囲気中で熱処理して前記非晶質の微粒子を結晶化する工程と
を具備することを特徴とする方法。 - 前記処理ガスは、水素と窒素との混合ガスであり、前記処理ガス中における前記水素の濃度は4.65体積%以下であることを特徴とする請求項4に記載の化合物半導体薄膜の製造方法。
- 前記非晶質の微粒子は、前記微粒子群の60質量%以上を占めることを特徴とする請求項4または5に記載の化合物半導体薄膜の製造方法。
- 前記非晶質の微粒子は、Cu2-xZn1+ySnSzSe4-z(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦4)で表わされる組成を有することを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の化合物半導体薄膜の製造方法。
- 前記非晶質の微粒子の平均粒径は、1nm以上2000nm以下であることを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に記載の化合物半導体薄膜の製造方法。
- 前記チオ尿素は、前記化合物半導体薄膜の5〜70質量%を占めることを特徴とする請求項4〜8のいずれか1項に記載の化合物半導体薄膜の製造方法。
- 前記微粒子群は、40質量%以下の結晶性CuSe微粒子を含むことを特徴とする請求項4〜9のいずれか1項に記載の化合物半導体薄膜の製造方法。
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