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JP2014036430A - マルチキャストパケット転送システムおよび方法 - Google Patents

マルチキャストパケット転送システムおよび方法 Download PDF

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Abstract

【課題】マルチキャスト専用経路でマルチキャストパケットの受信を行う場合でもパケット転送を可能にし、二重に受信したパケットの一方のみを選択して転送する。
【解決手段】マルチキャスト専用経路でマルチキャストパケットを受信するときに、マルチキャストパケットのソースIPアドレスを基に、ユニキャストIPルーティングテーブルを検索して得られるRPF(Reverse Path Forwarding) インタフェースと同一物理ポートから受信するマルチキャストパケットを転送し、RPFインタフェースと異なる物理ポートから受信するマルチキャストパケットを廃棄する制御手段を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、IP網におけるマルチキャストパケット転送の障害復旧に対応するマルチキャストパケット転送システムおよび方法に関する。
IP網におけるマルチキャストパケット転送システムでは、リンク障害等に対する高速復旧を実現するために、パケットコピーを用いて2つの異なる経路に二重にマルチキャストパケットを転送し、二重転送区間の出口のルータにおいて、二重に受信したパケットの一方のみを選択して転送する手法が知られている(非特許文献1)。これにより、ネットワーク障害があった場合でも主信号断時間を短くすることができる。
ここで、二重転送区間の出口のルータが、二重に受信したパケットの一方のみを選択する方法として、ユニキャストIPルーティングテーブルに基づいて転送可否判定を行うRPF(Reverse Path Forwarding) チェックがある(非特許文献2)。RPFチェックでは、受信したマルチキャストパケットのソースIPアドレスを基に、ユニキャストIPルーティングテーブルを検索した結果、取得される送信先インタフェースをRPFインタフェースと呼ぶ。このRPFインタフェースから受信したマルチキャストパケットは転送され、それ以外のインタフェースから受信したパケットは廃棄される。これにより、二重に受信したパケットの一方のみを選択して転送することができる。
Internet-Draft "Multicast only Fast Re-Route" draft-karan-mofrr-02 March 2012 Request for Comments: 2715 "Interoperability Rules for Multicast Routing Protocols" October 1999
RPFチェックでは、RPFインタフェースから受信したマルチキャストパケットは転送される。しかし、例えば、MPLSやMPLS−TPのP2MPパスやイーサネット(登録商標)のマルチキャスト用VLANを利用する等、マルチキャスト専用経路のインタフェース(例えば、後述する図2のルータ3のIF3のVLAN−ID=101)で受信するマルチキャストパケットは、RPFチェックによってすべて廃棄されてしまう。それは、当該マルチキャストパケットの受信インタフェースがマルチキャスト専用であって、ユニキャストIPルーティングの転送先インタフェースと異なるためである。
本発明では、マルチキャスト専用経路でマルチキャストパケットの受信を行う場合でもパケット転送を可能にし、二重に受信したパケットの一方のみを選択して転送することができるマルチキャストパケット転送システムおよび方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、マルチキャスト専用経路でマルチキャストパケットを受信するときに、マルチキャストパケットのソースIPアドレスを基に、ユニキャストIPルーティングテーブルを検索して得られるRPF(Reverse Path Forwarding) インタフェースと同一物理ポートから受信するマルチキャストパケットを転送し、RPFインタフェースと異なる物理ポートから受信するマルチキャストパケットを廃棄する制御手段を備える。
第1の発明のマルチキャストパケット転送システムにおいて、ユニキャストIPルーティングテーブルは、IPアドレス、物理インタフェース識別子、論理インタフェース識別子をエントリ要素としたエントリ群で構成され、受信したマルチキャストパケットのソースIPアドレスをキーにして検索すると、対応する物理インタフェース識別子および論理インタフェース識別子を出力する構成であり、さらに、物理インタフェース識別子および論理インタフェース識別子をエントリ要素としたエントリ群で構成され、ユニキャストIPルーティングテーブルを検索して得られた物理インタフェース識別子をキーにして検索すると、対応する論理インタフェース識別子を出力するマルチキャスト受信インタフェース登録テーブルを備え、制御手段は、マルチキャストパケットを受信したときに、ユニキャストIPルーティングテーブルおよびマルチキャスト受信インタフェース登録テーブルを検索し、当該マルチキャストパケットのソースIPアドレスに対応してユニキャストIPルーティングテーブルを検索して得られた物理インタフェース識別子が、当該マルチキャストパケットの受信元の物理インタフェースと一致し、かつ、物理インタフェースに対応してマルチキャスト受信インタフェース登録テーブルを検索して得られた論理インタフェース識別子が、当該マルチキャストパケットの受信元の論理インタフェースと一致している場合に転送を行い、それ以外の場合に廃棄する構成である。
第2の発明は、マルチキャスト専用経路でマルチキャストパケットを受信するときに、マルチキャストパケットのソースIPアドレスを基に、ユニキャストIPルーティングテーブルを検索して得られるRPF(Reverse Path Forwarding) インタフェースと同一物理ポートから受信するマルチキャストパケットを転送し、RPFインタフェースと異なる物理ポートから受信するマルチキャストパケットを廃棄する。
第2の発明のマルチキャストパケット転送方法において、ユニキャストIPルーティングテーブルは、IPアドレス、物理インタフェース識別子、論理インタフェース識別子をエントリ要素としたエントリ群で構成され、受信したマルチキャストパケットのソースIPアドレスをキーにして検索すると、対応する物理インタフェース識別子および論理インタフェース識別子を出力し、さらに、物理インタフェース識別子および論理インタフェース識別子をエントリ要素としたエントリ群で構成され、ユニキャストIPルーティングテーブルを検索して得られた物理インタフェース識別子をキーにして検索すると、対応する論理インタフェース識別子を出力するマルチキャスト受信インタフェース登録テーブルを有し、マルチキャストパケットを受信したときに、ユニキャストIPルーティングテーブルおよびマルチキャスト受信インタフェース登録テーブルを検索し、当該マルチキャストパケットのソースIPアドレスに対応してユニキャストIPルーティングテーブルを検索して得られた物理インタフェース識別子が、当該マルチキャストパケットの受信元の物理インタフェースと一致し、かつ、物理インタフェースに対応してマルチキャスト受信インタフェース登録テーブルを検索して得られた論理インタフェース識別子が、当該マルチキャストパケットの受信元の論理インタフェースと一致している場合に転送を行い、それ以外の場合に廃棄する。
本発明では、RPFインタフェースと同一物理ポートから受信するマルチキャストパケットを転送し、RPFインタフェースと異なる物理ポートから受信するマルチキャストパケットを廃棄することにより、マルチキャスト専用経路で転送されるマルチキャストパケットにも対応することができる。すなわち、パケットコピーを用いて2つの異なる経路に二重にマルチキャストパケットを転送し、二重転送区間の出口のルータにおいて、二重に受信したパケットの一方のみを選択して転送することが可能となり、片方の経路に障害があった場合に主信号断時間を短縮することができる。
また、本発明では、マルチキャスト専用経路でマルチキャストパケット転送を行う場合に、従来のRPFチェックと同様に、ユニキャストIPルーティングテーブルの書き替えに基づきマルチキャスト経路の切替が可能となる。
また、本発明では、物理ポートによってマルチキャスト専用経路を利用するか、しないかが混在する構成であっても、マルチキャストパケットの転送に対応することができる。
本発明の実施例1におけるネットワーク物理接続構成を示す図である。 本発明の実施例1におけるルータ1〜3の論理接続構成を示す図である。 本発明の実施例2におけるネットワーク物理接続構成を示す図である。 本発明の実施例2におけるルータ1〜4の論理接続構成を示す図である。
図1は、本発明の実施例1におけるネットワーク物理接続構成を示す。
図1において、マルチキャスト送信ホスト101はルータ4と接続され、マルチキャスト受信ホスト102はルータ3と接続される。ルータ4はルータ1およびルータ2と接続され、ルータ4とルータ3の間には2つの異経路が存在する。マルチキャスト送信ホスト101からルータ4を介してマルチキャスト受信ホスト102に向けて送信されるマルチキャストパケットは、1つ目の経路として、ルータ4〜ルータ1〜MPLS−TPスイッチ11〜MPLS−TP P2Pパス網21〜MPLS−TPスイッチ13〜ルータ3の経路で転送される。2つ目の経路として、ルータ4〜ルータ2〜MPLS−TPスイッチ12〜MPLS−TP P2MPパス網22〜MPLS−TPスイッチ14〜ルータ3の経路で転送される。
図2は、本発明の実施例1におけるルータ1〜3の論理接続構成を示す。
図2において、ルータ1とルータ3間、およびルータ2とルータ3間には、MPLS−TPスイッチ11〜14(図2では省略)を介してイーサネットのVLANを用いた論理的なパスが設定される。ルータ1とルータ3間のユニキャストパケットはVLAN−ID=1のVLANにより論理パスが設定され、ルータ1とルータ3間のマルチキャストパケットはVLAN−ID=101のVLANにより論理パスが設定されるものとする。同様に、ルータ2とルータ3間のユニキャストパケットはVLAN−ID=2のVLANにより論理パスが設定され、ルータ2とルータ3間のマルチキャストパケットはVLAN−ID=101のVLANにより論理パスが設定されるものとする。
表1は、実施例1における通常時のルータ3のユニキャストIPルーティングテーブルを示す。
Figure 2014036430
ユニキャストIPルーティングテーブルは、IPアドレス、物理インタフェース識別子、論理インタフェース識別子をエントリ要素としたエントリ群で構成され、IPアドレスをキーにして検索すると、対応する物理インタフェース識別子および論理インタフェース識別子を出力する。
表2は、実施例1におけるルータ3のマルチキャスト受信インタフェース登録テーブルを示す。
Figure 2014036430
マルチキャスト受信インタフェース登録テーブルは、物理インタフェース識別子および論理インタフェース識別子をエントリ要素としたエントリ群で構成され、物理インタフェース識別子をキーにして検索すると、対応する論理インタフェース識別子を出力する。
マルチキャストパケットを受信時、受信したマルチキャストパケットのソースIPアドレスをキーにして、ユニキャストIPルーティングテーブル(表1)を検索し、対応する物理インタフェース識別子(ユニキャストRPF物理インタフェース識別子と呼ぶ)および論理インタフェース識別子(ユニキャストRPF論理インタフェース識別子と呼ぶ)を取得する。
ユニキャストIPルーティングテーブル(表1)の検索の結果、ユニキャストRPF物理インタフェース識別子およびユニキャストRPF論理インタフェース識別子を取得できた場合は、次にユニキャストRPF物理インタフェースをキーにして、マルチキャスト受信インタフェース登録テーブル(表2)を検索し、対応する論理インタフェース識別子(マルチキャストRPF論理インタフェース識別子と呼ぶ)を取得する。
ここで、ユニキャストIPルーティングテーブル(表1)の検索にヒットするエントリがなく、ユニキャストRPF物理インタフェース識別子およびユニキャストRPF論理インタフェース識別子を取得できなかった場合は、受信したマルチキャストパケットをすべて廃棄する。
ユニキャストIPルーティングテーブル(表1)の検索の結果、ユニキャストRPF物理インタフェース識別子およびユニキャストRPF論理インタフェース識別子を取得できたが、マルチキャスト受信インタフェース登録テーブル(表2)の検索にヒットするエントリがなく、マルチキャストRPF論理インタフェース識別子を取得できなかったときには、次の処理を行う。受信したマルチキャストパケットが、ユニキャストRPF物理インタフェース識別子およびユニキャストRPF論理インタフェース識別子によって指定される物理インタフェースかつ論理インタフェースから受信している場合は、マルチキャストパケットの転送を行い、それ以外の場合(例えば異なる物理インタフェースから受信)は、マルチキャストパケットを廃棄する。
マルチキャスト受信インタフェース登録テーブル(表2)の検索の結果、マルチキャストRPF論理インタフェース識別子を取得できたときには、次の処理を行う。受信したマルチキャストパケットが、ユニキャストRPF物理インタフェース識別子およびマルチキャストRPF論理インタフェース識別子によって指定される物理インタフェースかつ論理インタフェースから受信している場合は、マルチキャストパケットの転送を行い、それ以外の場合(例えば異なる物理インタフェースから受信)は、マルチキャストパケットを廃棄する。
以下、図1および図2を参照して具体的に説明する。
図1に示す4台のルータ1〜4間において、OSPFやBGP等のユニキャストルーティングプロトコルが動作して、各ルータにIP経路が設定されていることとする。ルータ3において、通常時は、宛先IPアドレスがIP#1のIPパケットの転送先インタフェースは、物理インタフェース識別子がIF3、論理インタフェース識別子がVLAN−ID=1であるとする。
ここで、ルータ3は、物理インタフェース識別子IF3かつ論理インタフェース識別子VLAN−ID=101のインタフェースから、ソースIPアドレスがIP#1のマルチキャストパケットを受信すると、IPアドレスIP#1をキーにしてユニキャストIPルーティングテーブル(表1)を検索し、ユニキャストRPF物理インタフェース識別子IF3、ユニキャストRPF論理インタフェース識別子VLAN−ID=1を取得する。
次に、ルータ3は、ユニキャストRPF物理インタフェース識別子IF3をキーにしてマルチキャスト受信インタフェース登録テーブル(表2)を検索し、マルチキャスト論理インタフェース識別子VLAN−ID=101を取得する。
これにより、物理インタフェース識別子IF3かつ論理インタフェース識別子VLAN−ID=101のインタフェースから、ソースIPアドレスがIP#1のマルチキャストパケットを受信したルータ3は、各テーブルの検索結果から得られるユニキャストRPF物理インタフェースおよびマルチキャストRPF論理インタフェースによって指定される物理インタフェースおよび論理インタフェースの一致により、受信した当該マルチキャストパケットを転送する。
もう一方のマルチキャスト経路である、物理インタフェース識別子IF4かつ論理インタフェース識別子VLAN−ID=101のインタフェースから、ソースIPアドレスがIP#1のマルチキャストパケットを受信したルータ3は、次のように動作する。IPアドレスIP#1をキーにしてユニキャストIPルーティングテーブル(表1)を検索し、得られたユニキャストRPF物理インタフェースIF3をキーにしてマルチキャスト受信インタフェース登録テーブル(表2)を検索し、マルチキャスト論理インタフェース識別子VLAN−ID=101を取得する。しかし、物理インタフェースIF4から受信したマルチキャストパケットは、ユニキャストRPF物理インタフェース識別子によって指定される物理インタフェースIF3と異なるので廃棄される。
表3は、実施例1におけるIF3経由のネットワーク障害時のルータ3のユニキャストIPルーティングテーブルを示す。
Figure 2014036430
図1に示す4台のルータ1〜4間において、OSPFやBGP等のユニキャストルーティングプロトコルが動作して、各ルータにIP経路が設定されていることとする。IF3経由のネットワーク障害時は、宛先IPアドレスがIP#1のIPパケットの転送先インタフェースは、物理インタフェース識別子がIF4、論理インタフェース識別子がVLAN−ID=2であるとする。
ここで、ルータ3は、物理インタフェース識別子IF4かつ論理インタフェース識別子VLAN−ID=101のインタフェースから、ソースIPアドレスがIP#1のマルチキャストパケットを受信すると、IPアドレスIP#1をキーにしてユニキャストIPルーティングテーブル(表3)を検索し、ユニキャストRPF物理インタフェース識別子IF4、ユニキャストRPF論理インタフェース識別子VLAN−ID=2を取得する。
次に、ルータ3は、ユニキャストRPF物理インタフェース識別子IF4をキーにして、マルチキャスト受信インタフェース登録テーブル(表2)を検索し、マルチキャスト論理インタフェース識別子VLAN−ID=101を取得する。
これにより、物理インタフェース識別子IF4かつ論理インタフェース識別子VLAN−ID=101のインタフェースから、ソースIPアドレスがIP#1のマルチキャストパケットを受信したルータ3は、各テーブルの検索結果から得られるユニキャストRPF物理インタフェースおよびマルチキャストRPF論理インタフェースによって指定される物理インタフェースおよび論理インタフェースの一致により、受信した当該マルチキャストパケットを転送する。
もう一方のマルチキャスト経路である、物理インタフェース識別子IF3かつ論理インタフェース識別子VLAN−ID=101のインタフェースから通常はマルチキャストパケットの受信はないが、仮にルータ3の当該インタフェースにソースIPアドレスがIP#1のマルチキャストパケットを受信しても、物理インタフェース識別子IF4かつ論理インタフェース識別子VLAN−ID=101のインタフェースからの受信ではないとして廃棄される。
図3は、本発明の実施例2におけるネットワーク物理接続構成を示す。
図3において、マルチキャスト送信ホスト101はルータ5と接続され、マルチキャスト受信ホスト102はルータ6と接続される。ルータ5はルータ1およびルータ2と接続され、ルータ6はルータ3およびルータ4と接続され、さらにルータ3とルータ4が接続される。
ルータ5とルータ6の間には複数の異経路が存在するが、ルータ6では実施例1と同様にマルチキャストパケットの処理が行われる。ここでは、ルータ5とルータ3を介するルータ6の間の異経路について説明する。マルチキャスト送信ホスト101からルータ5を介してマルチキャスト受信ホスト102に向けて送信されるマルチキャストパケットは、1つ目の経路として、ルータ5〜ルータ1〜MPLS−TPスイッチ11〜MPLS−TP P2Pパス網21〜MPLS−TPスイッチ13〜ルータ3〜ルータ6の経路で転送される。2つ目の経路として、ルータ5〜ルータ2〜MPLS−TPスイッチ12〜MPLS−TP P2MPパス網22〜MPLS−TPスイッチ14〜ルータ4〜ルータ3〜ルータ6の経路で転送される。
図4は、本発明の実施例2におけるルータ1〜4の論理接続構成を示す。
図4において、ルータ1とルータ3間、およびルータ2とルータ4間には、MPLS−TPスイッチ11〜14(図4では省略)を介してイーサネットのVLANを用いた論理的なパスが設定される。ルータ1とルータ3間のユニキャストパケットはVLAN−ID=1のVLANにより論理パスが設定され、ルータ1とルータ3間のマルチキャストパケットはVLAN−ID=101のVLANにより論理パスが設定されるものとする。同様に、ルータ2とルータ4間のユニキャストパケットはVLAN−ID=2のVLANにより論理パスが設定され、ルータ2とルータ4間のマルチキャストパケットはVLAN−ID=101のVLANにより論理パスが設定されるものとする。
表4は、実施例2における通常時のルータ3のユニキャストIPルーティングテーブルを示す。
Figure 2014036430
表5は、実施例2におけるルータ3のマルチキャスト受信インタフェース登録テーブルを示す。
Figure 2014036430
図3に示す6台のルータ1〜6間において、OSPFやBGP等のユニキャストルーティングプロトコルが動作して、各ルータにIP経路が設定されていることとする。ルータ3において、通常時は、宛先IPアドレスがIP#1のIPパケットの転送先インタフェースは、物理インタフェース識別子がIF3、論理インタフェース識別子がVLAN−ID=1であるとする。
ここで、ルータ3は、物理インタフェース識別子IF3かつ論理インタフェース識別子VLAN−ID=101のインタフェースから、ソースIPアドレスがIP#1のマルチキャストパケットを受信すると、IPアドレスIP#1をキーにしてユニキャストIPルーティングテーブル(表4)を検索し、ユニキャストRPF物理インタフェース識別子IF3、ユニキャストRPF論理インタフェース識別子VLAN−ID=1を取得する。
次に、ルータ3は、ユニキャストRPF物理インタフェース識別子IF3をキーにしてマルチキャスト受信インタフェース登録テーブル(表5)を検索し、マルチキャスト論理インタフェース識別子VLAN−ID=101を取得する。
これにより、物理インタフェース識別子IF3かつ論理インタフェース識別子VLAN−ID=101のインタフェースから、ソースIPアドレスがIP#1のマルチキャストパケットを受信したルータ3は、各テーブルの検索結果から得られるユニキャストRPF物理インタフェースおよびマルチキャストRPF論理インタフェースによって指定される物理インタフェースおよび論理インタフェースの一致により、受信した当該パケットを転送する。以上は実施例1と同じである。
もう一方のマルチキャスト経路である、ルータ4に接続される物理インタフェース識別子IF5かつ論理インタフェース識別子がないインタフェースから、ソースIPアドレスがIP#1のマルチキャストパケットを受信したルータ3は、次のように動作する。IPアドレスIP#1をキーにしてユニキャストIPルーティングテーブル(表4)を検索し、得られたユニキャストRPF物理インタフェースIF3をキーにしてマルチキャスト受信インタフェース登録テーブル(表5)を検索し、マルチキャスト論理インタフェース識別子VLAN−ID=101を取得する。しかし、物理インタフェースIF5から受信したマルチキャストパケットは、ユニキャストRPF物理インタフェース識別子によって指定される物理インタフェースIF3と異なるので廃棄される。
表6は、実施例2におけるIF3経由のネットワーク障害時のルータ3のユニキャストIPルーティングテーブルを示す。
Figure 2014036430
図3に示す6台のルータ1〜6間において、OSPFやBGP等のユニキャストルーティングプロトコルが動作して、各ルータにIP経路が設定されていることとする。IF3経由のネットワーク障害時は、宛先IPアドレスがIP#1のIPパケットの転送先インタフェースは、物理インタフェース識別子がIF5、論理インタフェース識別子なしとなる。
ここで、ルータ3は、物理インタフェース識別子IF5かつ論理インタフェース識別子なしのインタフェースから、ソースIPアドレスがIP#1のマルチキャストパケットを受信すると、IPアドレスIP#1をキーにしてユニキャストIPルーティングテーブル(表6)を検索し、ユニキャストRPF物理インタフェース識別子IF5、ユニキャストRPF論理インタフェース識別子として「データなし」を取得する。
次に、ルータ3は、ユニキャストRPF物理インタフェース識別子IF5をキーにしてマルチキャスト受信インタフェース登録テーブル(表5)を検索し、マッチするエントリーがないことを確認する。
これにより、物理インタフェース識別子IF5かつ論理インタフェース識別子なしのインタフェースから、ソースIPアドレスがIP#1のマルチキャストパケットを受信したルータ3は、ユニキャストRPF物理インタフェースおよびユニキャストRPF論理インタフェースによって指定される物理インタフェースおよび論理インタフェースの一致により、受信した当該マルチキャストパケットを転送する。
もう一方のマルチキャスト経路である、物理インタフェース識別子IF3かつ論理インタフェース識別子VLAN−ID=101のインタフェースから、通常はマルチキャストパケットの受信はないが、仮にルータ3の当該インタフェースにソースIPアドレスがIP#1のマルチキャストパケットを受信しても、物理インタフェース識別子IF5かつ論理インタフェース識別子なしのインタフェースからの受信ではないとして廃棄される。
1,2,3,4,5,6 ルータ
11,12,13,14 MPLS−TPスイッチ
21 MPLS−TP P2Pパス網
22 MPLS−TP P2MPパス網
101 マルチキャスト送信ホスト
102 マルチキャスト受信ホスト

Claims (4)

  1. マルチキャスト専用経路でマルチキャストパケットを受信するときに、前記マルチキャストパケットのソースIPアドレスを基に、ユニキャストIPルーティングテーブルを検索して得られるRPF(Reverse Path Forwarding) インタフェースと同一物理ポートから受信するマルチキャストパケットを転送し、前記RPFインタフェースと異なる物理ポートから受信するマルチキャストパケットを廃棄する制御手段を備えた
    ことを特徴とするマルチキャストパケット転送システム。
  2. 請求項1に記載のマルチキャストパケット転送システムにおいて、
    前記ユニキャストIPルーティングテーブルは、IPアドレス、物理インタフェース識別子、論理インタフェース識別子をエントリ要素としたエントリ群で構成され、前記受信したマルチキャストパケットのソースIPアドレスをキーにして検索すると、対応する物理インタフェース識別子および論理インタフェース識別子を出力する構成であり、
    さらに、物理インタフェース識別子および論理インタフェース識別子をエントリ要素としたエントリ群で構成され、前記ユニキャストIPルーティングテーブルを検索して得られた前記物理インタフェース識別子をキーにして検索すると、対応する論理インタフェース識別子を出力するマルチキャスト受信インタフェース登録テーブルを備え、
    前記制御手段は、マルチキャストパケットを受信したときに、前記ユニキャストIPルーティングテーブルおよび前記マルチキャスト受信インタフェース登録テーブルを検索し、当該マルチキャストパケットのソースIPアドレスに対応して前記ユニキャストIPルーティングテーブルを検索して得られた物理インタフェース識別子が、当該マルチキャストパケットの受信元の物理インタフェースと一致し、かつ、前記物理インタフェースに対応して前記マルチキャスト受信インタフェース登録テーブルを検索して得られた論理インタフェース識別子が、当該マルチキャストパケットの受信元の論理インタフェースと一致している場合に転送を行い、それ以外の場合に廃棄する構成である
    ことを特徴とするマルチキャストパケット転送システム。
  3. マルチキャスト専用経路でマルチキャストパケットを受信するときに、前記マルチキャストパケットのソースIPアドレスを基に、ユニキャストIPルーティングテーブルを検索して得られるRPF(Reverse Path Forwarding) インタフェースと同一物理ポートから受信するマルチキャストパケットを転送し、前記RPFインタフェースと異なる物理ポートから受信するマルチキャストパケットを廃棄する
    ことを特徴とするマルチキャストパケット転送方法。
  4. 請求項3に記載のマルチキャストパケット転送方法において、
    前記ユニキャストIPルーティングテーブルは、IPアドレス、物理インタフェース識別子、論理インタフェース識別子をエントリ要素としたエントリ群で構成され、前記受信したマルチキャストパケットのソースIPアドレスをキーにして検索すると、対応する物理インタフェース識別子および論理インタフェース識別子を出力し、
    さらに、物理インタフェース識別子および論理インタフェース識別子をエントリ要素としたエントリ群で構成され、前記ユニキャストIPルーティングテーブルを検索して得られた前記物理インタフェース識別子をキーにして検索すると、対応する論理インタフェース識別子を出力するマルチキャスト受信インタフェース登録テーブルを有し、
    マルチキャストパケットを受信したときに、前記ユニキャストIPルーティングテーブルおよび前記マルチキャスト受信インタフェース登録テーブルを検索し、当該マルチキャストパケットのソースIPアドレスに対応して前記ユニキャストIPルーティングテーブルを検索して得られた物理インタフェース識別子が、当該マルチキャストパケットの受信元の物理インタフェースと一致し、かつ、前記物理インタフェースに対応して前記マルチキャスト受信インタフェース登録テーブルを検索して得られた論理インタフェース識別子が、当該マルチキャストパケットの受信元の論理インタフェースと一致している場合に転送を行い、それ以外の場合に廃棄する
    ことを特徴とするマルチキャストパケット転送方法。
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