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JP2014022060A - バックライト装置、表示装置、及びテレビ受信装置 - Google Patents

バックライト装置、表示装置、及びテレビ受信装置 Download PDF

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JP2014022060A
JP2014022060A JP2012156564A JP2012156564A JP2014022060A JP 2014022060 A JP2014022060 A JP 2014022060A JP 2012156564 A JP2012156564 A JP 2012156564A JP 2012156564 A JP2012156564 A JP 2012156564A JP 2014022060 A JP2014022060 A JP 2014022060A
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Daisuke Terakawa
大輔 寺川
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Sharp Corp
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Abstract

【課題】反射シートの大型化や薄型化を図ったときでも、当該反射シートにたわみが生じるのを防ぐことができる発光品位に優れたバックライト装置、及びこれを用いた表示装置、並びにテレビ受信装置を提供する。
【解決手段】発光ダイオード(光源)と、発光ダイオードを収容する筐体と、筐体の底面上に移動可能な状態で載置されるとともに、発光ダイオードからの光を液晶パネル(被照射物)側に反射する反射シート8を備え、反射シート8には、当該反射シート8の有効発光領域B内に生じるたわみを吸収するスリット23、24、及び25が設けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、バックライト装置、特に反射シートを用いたバックライト装置、及びこれを用いた表示装置、並びにテレビ受信装置に関する。
近年、例えば家庭用のテレビ受信装置では、液晶表示装置に代表されるように、在来のブラウン管に比べ薄型、軽量等の多くの特長を有するフラットな表示部としての液晶パネルを備えた表示装置が主流になりつつある。このような液晶表示装置には、光を発光するバックライト装置(バックライト)と、バックライト装置に設けられた光源からの光に対してシャッターの役割を果たすことで、所望画像を表示する液晶パネルとが設けられている。そして、テレビ受信装置では、テレビ放送の映像信号に含まれた文字、画像等の情報を液晶パネルの表示面上に表示するようになっている。
また、上記バックライト装置では、光の被照射物としての液晶パネルに対する光源の配置の仕方により直下型とエッジライト型に大別されるが、液晶表示装置では、昨今、直下型に比べ薄型化を図り易いエッジライト型が一般的に使用されている。すなわち、エッジライト型のバックライト装置では、光源を液晶パネルの側方に配置することにて薄型化が図られており、液晶パネルの非表示面に対向配置される発光面を備えた導光板を用いて光源からの光を当該液晶パネルに与えるようになっている。
また、上記のようなバックライト装置では、一般的に、導光板の発光面に対向する対向面側に、当該対向面から導光板の外側に漏れ出た光を導光板の内部側に反射する反射シートが設置されていた。また、バックライト装置では、通常、光源及び導光板を収容する筐体の底面に対して、合成樹脂材からなる上記反射シートを固定することなく、導光板と底面との間に当該反射シートを配置しているだけであった。このため、このバックライト装置では、反射シートにたわみを生じることがあり、当該バックライト装置の発光品位が低下することがあった。
また、このようなバックライト装置では、その薄型化、軽量化、及び/または低コスト化のために、反射シートの厚みを薄く、例えば1mm程度から0.2mm程度に薄くすることが求められている。ところが、このように反射シートの薄型化を図った場合、当該反射シートでのたわみが発生し易くなった。
そこで、従来のバックライト装置には、例えば下記特許文献1に記載されているように、反射シートとこの反射シート上に設置される導光板を支持する枠状のホルダーを設けるとともに、ホルダーの少なくとも対向する二辺の部分に対して、両面テープを用いて、反射シートの外周部を接着することが提案されている。さらに、この従来のバックライト装置では、反射シート及びホルダーは、接着される外周部の辺に沿って互いに間隔を空けて配された複数の接着領域で上記両面テープによって接着することにより、反射シートとホルダーとの熱膨張率に起因する反射シートのたわみを抑制することができるとされていた。
特開2011−28874号公報
しかしながら、上記のような従来のバックライト装置では、反射シートにたわみが発生するのを防止することができないことがあった。
具体的にいえば、この従来のバックライト装置では、上記ホルダーの少なくとも対向する二辺の部分に対して、両面テープを用いて、反射シートの外周部を接着していたので、反射シートの接着部分から離れた部分、例えば反射シートの中央部において、たわみが生じるのを防げないことがあった。特に、この従来のバックライト装置では、反射シートの大型化や薄型化を図ったときに、その反射シートの中央部などでたわみが発生するのを防止することは難しいものであった。この結果、この従来のバックライト装置では、反射シートに生じたたわみに起因して、液晶パネル(被照射物)側へ照射される照明光の輝度分布が所定の輝度分布とならずに、当該バックライト装置の発光品位が低下するという問題点を生じることがあった。
上記の課題を鑑み、本発明は、反射シートの大型化や薄型化を図ったときでも、当該反射シートにたわみが生じるのを防ぐことができる発光品位に優れたバックライト装置、及びこれを用いた表示装置、並びにテレビ受信装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明にかかるバックライト装置は、光源と、
前記光源を収容する筐体と、
前記筐体の底面上に移動可能な状態で載置されるとともに、前記光源からの光を被照射物側に反射する反射シートを備え、
前記反射シートには、当該反射シートの有効発光領域内に生じるたわみを吸収するスリットが設けられていることを特徴とするものである。
上記のように構成されたバックライト装置では、反射シートが上記筐体の底面上に移動可能な状態で載置されている。また、反射シートには、当該反射シートの有効発光領域内に生じるたわみを吸収するスリットが設けられている。これにより、上記従来例と異なり、反射シートの大型化や薄型化を図ったときでも、当該反射シートにたわみが生じるのを防ぐことができる発光品位に優れたバックライト装置を構成することができる。
また、上記バックライト装置において、前記スリットは、前記たわみでの伸びを逃がすように構成されていることが好ましい。
この場合、反射シートの大型化や薄型化を図ったときでも、当該反射シートにたわみが生じるのを確実に防ぐことができる。
また、上記バックライト装置において、前記スリットには、前記たわみでの伸びの方向に形成された隙間が設けられていることが好ましい。
この場合、隙間によって反射シートに生じたたわみによる当該反射シートの変形を吸収することができ、反射シートの大型化や薄型化を図ったときでも、当該反射シートにたわみが生じるのをより確実に防ぐことができる。
また、上記バックライト装置において、前記スリットは、前記光源からの熱によるたわみを吸収するように設けられていることが好ましい。
この場合、光源で発生する熱に起因するたわみが反射シートに生じるのを防ぐことができる。
また、上記バックライト装置において、前記スリットの端部には、当該スリットの幅よりも大きな孔部が設けられてもよい。
この場合、スリットの形成時において、当該スリットの端部が破られるのを防ぐことができる。
また、上記バックライト装置において、前記反射シートの前記被照射物側に設けられるとともに、前記光源からの光を入光して、前記被照射物側に発光する導光板を備えていてもよい。
この場合、コンパクトで低消費電力のバックライト装置を容易に構成することができる。
また、上記バックライト装置において、前記光源として、発光ダイオードが用いられていることが好ましい。
この場合、消費電力が少なく、優れた環境性を有するバックライト装置を容易に構成することができる。
また、上記バックライト装置において、光源と、
前記光源を収容する筐体と、
前記筐体の底面上に移動可能な状態で載置されるとともに、前記光源からの光を被照射物側に反射する反射シートを備え、
前記反射シートには、隙間を有するスリットが設けられていることを特徴とするものである。
上記のように構成されたバックライト装置では、スリットによって反射シートにたわみが生じるのを防ぐことができるとともに、隙間によって反射シートに生じたたわみによる当該反射シートの変形を吸収することができ、反射シートの大型化や薄型化を図ったときでも、当該反射シートにたわみが生じるのをより確実に防ぐことができる。
また、上記バックライト装置において、光源と、
前記光源を収容する筐体と、
前記筐体の底面上に移動可能な状態で載置されるとともに、前記光源からの光を被照射物側に反射する反射シートを備え、
前記反射シートには、端部に孔部を有するスリットが設けられていることを特徴とするものである。
上記のように構成されたバックライト装置では、スリットによって反射シートにたわみが生じるのを防ぐことができるとともに、孔部によってスリットの形成時において、当該スリットの端部が破られるのを防ぐことができる。
また、本発明の表示装置は、上記いずれかのバックライト装置を用いたことを特徴とするものである。
上記のように構成された表示装置では、反射シートの大型化や薄型化を図ったときでも、当該反射シートにたわみが生じるのを防ぐことができる発光品位に優れたバックライト装置が用いられているので、大画面化や薄型化を図った場合でも、信頼性及び表示品位に優れた表示装置を容易に構成することができる。
また、上記表示装置において、複数の画素を有する表示部を備え、
前記表示部には、液晶パネルが含まれていることが好ましい。
この場合、大画面化や薄型化を図った場合でも、信頼性及び表示品位に優れた液晶表示装置を容易に構成することができる。
また、本発明のテレビ受信装置では、上記いずれかの表示装置を備えることを特徴とするものである。
上記のように構成されたテレビ受信装置では、大画面化や薄型化を図った場合でも、信頼性及び表示品位に優れた表示装置が用いられているので、高い信頼性を有し、高性能な表示性能を有する大画面で、コンパクトなテレビ受信装置を容易に構成することができる。
本発明によれば、反射シートの大型化や薄型化を図ったときでも、当該反射シートにたわみが生じるのを防ぐことができる発光品位に優れたバックライト装置、及びこれを用いた表示装置、並びにテレビ受信装置を提供することが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施形態にかかるテレビ受信装置及び液晶表示装置を説明する分解斜視図である。 図2は、上記液晶表示装置の要部構成を説明する図である。 図3は、図2に示した液晶パネルの構成を説明する図である。 図4は、上記液晶パネルに設けられたソースドライバ及びゲートドライバを説明する図である。 図5は、図2に示した反射シートの具体的な構成例を説明する図である。 図6(a)は、図5に示したスリットを説明する拡大平面図であり、図6(b)は、当該スリットにより吸収されるたわみを説明する拡大平面図である。 図7(a)は、図5に示した別のスリットを説明する拡大平面図であり、図7(b)は、当該スリットにより吸収されるたわみを説明する拡大平面図である。 図8(a)は、図5に示した別のスリットを説明する拡大平面図であり、図8(b)は、当該スリットにより吸収されるたわみを説明する拡大平面図である。 図9(a)は、本発明の第2の実施形態にかかる液晶表示装置の反射シートの具体的な構成例を説明する図であり、図9(b)は、図9(a)に示したスリットにより吸収されるたわみを説明する平面図である。 図10(a)は、本発明の第3の実施形態にかかる液晶表示装置の反射シートの具体的な構成例を説明する図であり、図10(b)は、図10(a)に示したスリットにより吸収されるたわみを説明する平面図である。 図11は、本発明の第4の実施形態にかかる液晶表示装置の反射シートの具体的な構成例を説明する図である。 図12は、図11に示したスリットの作用効果を説明する図である。 図13は、本発明の第4の実施形態の変形例にかかる液晶表示装置の反射シートの具体的な構成例を説明する図である。 図14は、本発明の第5の実施形態にかかる液晶表示装置の反射シートの具体的な構成例を説明する図である。 図15は、本発明の第5の実施形態の変形例にかかる液晶表示装置の反射シートの具体的な構成例を説明する図である。
以下、本発明のバックライト装置、表示装置、及びテレビ受信装置の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、本発明を透過型の液晶表示装置に適用した場合を例示して説明する。また、各図中の構成部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び各構成部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態にかかるテレビ受信装置及び液晶表示装置を説明する分解斜視図である。図において、本実施形態のテレビ受信装置Tvは、表示装置としての液晶表示装置1を備えており、アンテナやケーブル(図示せず)などによりテレビ放送を受信可能に構成されている。液晶表示装置1は、表キャビネットCa及び裏キャビネットCbに収納された状態で、スタンドDによって立設されるようになっている。また、テレビ受信装置Tvでは、液晶表示装置1の表示面1aが表キャビネットCaを介在させて視認可能に構成されている。この表示面1aは、スタンドDにより、重力の作用方向(鉛直方向)に平行となるように設置されている。
また、テレビ受信装置Tvでは、図示を省略したTVチューナー部で受信されたテレビ放送の映像信号に応じた画像が表示面1a上に表示されるとともに、表キャビネットCaに設けられたスピーカCa1から音声が再生出力される。なお、裏キャビネットCbには、多数の通気孔が形成されており、バックライト装置や電源等で発生した熱を適切に放熱できるようになっている。
続いて、図2を参照して、本実施形態の液晶表示装置1について具体的に説明する。
図2は、上記液晶表示装置の要部構成を説明する図である。
図2において、本実施形態の液晶表示装置1は、図2の上側が視認側(表示面側)として設置される表示部としての液晶パネル2と、液晶パネル2の非表示面側(図2の下側)に配置されて、当該液晶パネル2に対して、照明光を照射するバックライト部としてのバックライト装置3とが設けられている。また、液晶表示装置1では、断面L字状のフレーム4の内部で、液晶パネル2とバックライト装置3とが互いに組み付けられており、当該バックライト装置3からの照明光が液晶パネル2に入射される透過型の液晶表示装置1として一体化されている。
また、液晶表示装置1では、フレーム4に設けられた矩形状の開口部4aによって上記表示面1aが規定されている。すなわち、液晶表示装置1では、開口部4aを通して視認される、液晶パネル2の表示面が表示面1aを構成している。
また、液晶パネル2には、液晶層と、この液晶層を狭持する一対の基板としてのカラーフィルタ基板2a及びアクティブマトリクス基板2bと、これらカラーフィルタ基板2a及びアクティブマトリクス基板2bの各外側表面にそれぞれ設置された偏光板(図示せず)とが設けられている。そして、液晶パネル2では、液晶層によってバックライト装置3側の偏光板を介して入射された上記照明光の偏光状態が変調され、かつ、開口部4a側(表示面1a側)の偏光板を通過する光量が制御されることにより、所望画像が表示される。
また、フレーム4には、例えば亜鉛メッキ鋼板やアルミニウムなどの金属材料が用いられている。また、フレーム4には、上記開口部4aを囲むように設けられた枠体4bと、枠体4bの四辺にそれぞれ立設された側面部4cが設けられている。また、フレーム4では、その枠体4bと液晶パネル2との間に、例えばゴムなどの合成樹脂によって構成された緩衝材Tが設けられており、フレーム4は、緩衝材Tを介して液晶パネル2を支持するようになっている。
さらに、フレーム4は、バックライト装置3を収容した後述の筐体10に対して、一体的に組み付けられる。そして、これらのフレーム4及び筐体10は、液晶パネル2及びバックライト装置3を含む液晶表示装置1の要部を収容する液晶表示装置1の外容器を構成している。さらに、液晶表示装置1では、液晶パネル2が後述のP(プラスチック)シャーシ9によって支持された状態で、当該液晶パネル2は上記外容器内に収容されている。
次に、図3も参照して、本実施形態の液晶パネル2について具体的に説明する。
図3は、図2に示した液晶パネルの構成を説明する図である。
図3において、液晶表示装置1(図2)には、文字や画像等の情報を表示する上記表示部としての液晶パネル2(図2)の駆動制御を行うパネル制御部12と、このパネル制御部12からの指示信号を基に動作するソースドライバ15と第1及び第2のゲートドライバ16a、16bとが設けられている。これら第1及び第2のゲートドライバ16a、16bは、液晶パネル2の左端部側及び右端部側にそれぞれ設けられたものであり、後述のゲート配線の左端部及び右端部にそれぞれ接続されている。
パネル制御部12は、液晶表示装置1に設けられた制御装置(図示せず)内に設けられたものであり、液晶表示装置1の外部からの映像信号が入力されるようになっている。また、パネル制御部12は、入力された映像信号に対して所定の画像処理を行ってソースドライバ15及び第1及び第2のゲートドライバ16a、16bへの各指示信号を生成する画像処理部13と、入力された映像信号に含まれた1フレーム分の表示データを記憶可能なフレームバッファ14とを備えている。そして、パネル制御部12が、入力された映像信号に応じて、ソースドライバ15と第1及び第2のゲートドライバ16a、16bの駆動制御を行うことにより、その映像信号に応じた情報が液晶パネル2に表示される。
ソースドライバ15と第1及び第2のゲートドライバ16a、16bは、液晶パネル2に設けられた複数の画素Pを画素単位に駆動する駆動回路であり、ソースドライバ15と第1及び第2のゲートドライバ16a、16bには、複数のソース配線S1〜SM(Mは、2以上の整数、以下、“S”にて総称する。)及び複数のゲート配線G1〜GN(Nは、2以上の整数、以下、“G”にて総称する。)がそれぞれ接続されている。これらのソース配線S及びゲート配線Gは、それぞれデータ配線及び走査配線を構成しており、アクティブマトリクス基板2b(図2)に含まれた透明なガラス材または透明な合成樹脂製の基材(図示せず)上で互いに交差するように、マトリクス状に配列されている。すなわち、ソース配線Sは、マトリクス状の列方向(液晶パネル2の縦方向)に平行となるように上記基材上に設けられ、ゲート配線Gは、マトリクス状の行方向(液晶パネル2の横方向)に平行となるように上記基材上に設けられている。
また、ソースドライバ15と第1及び第2のゲートドライバ16a、16bは、各々複数設けられており、液晶パネル2の横方向及び縦方向に沿って順次配列されている。
ここで、図4を参照して、本実施形態の液晶パネル2での複数のソースドライバ15、及び複数の第1及び第2のゲートドライバ16a、16bについて具体的に説明する。
図4は、上記液晶パネルに設けられたソースドライバ及びゲートドライバを説明する図である。
また、図4に示すように、複数、例えば8つのソースドライバ15−1〜15−8(以下、“15”にて総称する。)が、8つのフレキシブル回路基板(SOF)20にそれぞれ実装されている。各フレキシブル回路基板20の一端部側は、有効表示領域Aの外側で、アクティブマトリクス基板2b上のソース配線Sに接続されている。また、各ソースドライバ15−1〜15−8には、同じ数のソース配線S、すなわち(M/8)本のソース配線Sが接続されている。
また、各フレキシブル回路基板20の他端部側は、2つのプリント回路基板21のいずれか一方のプリント回路基板21に接続されている。そして、液晶パネル2では、各ソースドライバ15−1〜15−8に対して、液晶パネル2の表示部に表示される情報に応じた指示信号がパネル制御部12から入力されるようになっている。その後、各ソースドライバ15−1〜15−8は、対応するソース配線Sに対し、後述のデータ信号を出力する。
また、液晶パネル2では、当該液晶パネル2の左端部側及び右端部側において、複数、例えば4つのゲートドライバ16a−1〜16a−4(以下、“16a”にて総称する。)及び4つのゲートドライバ16b−1〜16b−4(以下、“16b”にて総称する。)が、それぞれ設けられている。これらのゲートドライバ16a−1〜16a−4及びゲートドライバ16b−1〜16b−4は、各々フレキシブル回路基板(SOF)22にそれぞれ実装されている。各フレキシブル回路基板22の一端部側は、有効表示領域Aの外側で、アクティブマトリクス基板2b上のゲート配線Gに接続されている。また、各ゲート配線Gの左端部及び右端部がそれぞれ左端部側及び右端部側のゲートドライバ16a及び16bに接続されており、各ゲートドライバ16a−1〜16a−4と各ゲートドライバ16b−1〜16b−4には、同じ数のゲート配線G、つまり(N/4)本のゲート配線Gが接続されている。
さらに、各ゲートドライバ16a−1〜16a−4と各ゲートドライバ16b−1〜16b−4は、対応するフレキシブル回路基板22とアクティブマトリクス基板2b上に設けられた配線(図示せず)を介して、パネル制御部12に接続されている。そして、各ゲートドライバ16a−1〜16a−4と各ゲートドライバ16b−1〜16b−4は、パネル制御部12からの指示信号を入力して、対応するゲート配線Gに対し、後述の走査信号を出力する。
図3に戻って、上記ソース配線Sと、ゲート配線Gとの交差部の近傍には、スイッチング素子としての薄膜トランジスタ17と、薄膜トランジスタ17に接続された画素電極18を有する上記画素Pが設けられている。また、各画素Pでは、共通電極19が液晶パネル2に設けられた上記液晶層を間に挟んだ状態で画素電極18に対向するよう構成されている。つまり、アクティブマトリクス基板2bでは、薄膜トランジスタ17、画素電極18、及び共通電極19が画素単位に設けられている。
また、アクティブマトリクス基板2bでは、ソース配線Sと、ゲート配線Gとによってマトリクス状に区画された各領域に、複数の各画素Pの領域が形成されている。これら複数の画素Pには、赤色(R)、緑色(G)、及び青色(B)の画素が含まれている。また、これらのRGBの画素は、例えばこの順番で、各ゲート配線G1〜GNに平行に順次配設されている。さらに、これらのRGBの画素は、上記カラーフィルタ基板2a側に設けられたカラーフィルタ層(図示せず)により、対応する色の表示を行えるようになっている。
また、上記アクティブマトリクス基板2bでは、第1及び第2のゲートドライバ16a、16bは、画像処理部13からの指示信号に基づいて、ゲート配線G1〜GNに対して、対応する薄膜トランジスタ17のゲート電極をオン状態にする走査信号(ゲート信号)を順次出力する。また、ソースドライバ15は、画像処理部13からの指示信号に基づいて、表示画像の輝度(階調)に応じたデータ信号(電圧信号(階調電圧))を対応するソース配線S1〜SMに出力する。
続いて、図2及び図5〜図8を用いて、本実施形態のバックライト装置3について具体的に説明する。
図5は、図2に示した反射シートの具体的な構成例を説明する図である。図6(a)は、図5に示したスリットを説明する拡大平面図であり、図6(b)は、当該スリットにより吸収されるたわみを説明する拡大平面図である。図7(a)は、図5に示した別のスリットを説明する拡大平面図であり、図7(b)は、当該スリットにより吸収されるたわみを説明する拡大平面図である。図8(a)は、図5に示した別のスリットを説明する拡大平面図であり、図8(b)は、当該スリットにより吸収されるたわみを説明する拡大平面図である。
図2に示すように、本実施形態のバックライト装置3には、光源としての発光ダイオード5と、発光ダイオード5が実装された光源基板としてのLED基板6と、発光ダイオード5からの光が入光される導光板7とが設けられている。発光ダイオード5には、例えば白色光を発光する白色(W)の発光ダイオードが用いられている。また、本実施形態のバックライト装置3では、図2に例示するように、2つのLED基板6が用いられており、各LED基板6には、直線状に配列された複数の発光ダイオード5が互いに所定の間隔をおいて実装されている。つまり、各LED基板6では、図2の紙面に垂直な方向に、複数の発光ダイオード5が互いに所定の間隔をおいて直線状に設けられている。
また、本実施形態のバックライト装置3では、図2に示すように、液晶パネル2側が開口した有底状の筐体10が設けられており、バックライト装置3は、筐体10によって収容されるようになっている。すなわち、この筐体10は、発光ダイオード(光源)5を収容するように構成されている。
筐体10には、例えば亜鉛メッキ鋼板やアルミニウムなどの金属材料が用いられており、筐体10には、平板状の底面10aと、この底面10aの四辺にそれぞれ立設された4つの側面10bとが設けられている。そして、この筐体10では、フレーム4の側面部4cが側面10bを囲むように、フレーム4が組み付けられて、液晶表示装置1の上記外容器が構成されている。
また、Pシャーシ9が、液晶パネル2を支持した状態で、筐体10に組み付けられている。また、このPシャーシ9は、導光板7、及び後述の光学シート11と接するように設けられており、これらの導光板7と、後述の反射シート8と、光学シート11を筐体10の底面10a側に押し付けるようになっている。さらに、このPシャーシ9には、例えばポリカーボネート樹脂などの合成樹脂が用いられており、Pシャーシ9は、上記開口部4aに対応して設けられた矩形状の開口部9aを有している。
導光板7には、例えば厚さ1.5mm〜4.0mm程度で、透明なアクリル樹脂などの合成樹脂または透明なガラス材が用いられており、発光ダイオード(光源)5からの光が入光される。つまり、導光板7では、互いに対向する2つの側面が各々発光ダイオード5からの光が入光される入光面7aとして機能するようになっている。また、導光板7は、液晶パネル(被照射物)2側に向かって光を発光する発光面7b、及び発光面7bに対向する対向面7cを備えている。
さらに、導光板7の液晶パネル2側(発光面7b側)には、レンズシートや拡散シートなどの光学シート11が設けられており、導光板7の内部を所定の伝搬方向(図2の左右方向)に導かれた発光ダイオード5からの光が均一な輝度をもつ平面状の上記照明光に変えられて液晶パネル2に与えられる。
尚、上記の説明以外に、Pシャーシ9の液晶パネル2側に光学シート11を設ける構成でもよい。
また、導光板7の液晶パネル2と反対側(対向面7c側)には、対向面7cに対向するように反射シート8が設置されている。この反射シート8は、筐体10の底面10a上に移動可能な状態で載置されており、導光板7の対向面7cから漏れ出た発光ダイオード5からの光を液晶パネル(被照射物)2側に反射するようになっている。また、この反射シート8には、例えば厚さ数十〜数百μm程度で、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)等の合成樹脂シート(樹脂フィルム)が用いられている。
また、反射シート8には、図5に例示するように、当該反射シート8の有効発光領域B内に生じるたわみ(しわ)を吸収する、2つのスリット23と、1つのスリット24、及び2つのスリット25が設けられている。また、この有効発光領域Bは、液晶パネル2に設定された上記有効表示領域Aに対して、光を発光(反射)する領域であり、反射シート8の機能を実質的に行う領域である。そして、本実施形態の反射シート8では、上述の各スリット23、24、及び25によって、有効発光領域B内にたわみが生じるのを防止できるように構成されている。
すなわち、本実施形態の反射シート8では、バックライト装置3の実機を用いた検証試験及び/またはシミュレーションを行うことにより、当該反射シート8の有効発光領域B内に生じるたわみを予め把握する。そして、把握したたわみの発生が防止されるように、反射シート8にスリット23、24、及び25を形成することにより、これらのスリット23、24、及び25によってたわみを吸収して、当該たわみが反射シート8に実際に生じるのを防ぐようになっている。
具体的にいえば、各スリット23、24、及び25は、たわみでの伸びを逃がすように構成されており、実機による検証試験やシミュレーションにて予め把握されたたわみでの伸びを逃がす、つまりたわみでの伸びを吸収することによって当該たわみが生じるのを防止するように構成されている。
詳細にいえば、図6(a)に示すように、スリット23には、互いに直線状に設けられた隙間23a1及び切れ目部23a2を有する切り欠き部23aと、切れ目部23b及び23cとが設けられている。また、スリット23では、切り欠き部23aと、互いに直線状に設けられた切れ目部23b及び23cとが、互いに直交するように形成されている。また、スリット23では、加工刃を用いて、隙間23a1、切れ目部23a2、23b、及び23cの各部が形成されている。
さらに、スリット23では、切り欠き部23a、切れ目部23b、及び23cの各端部に、これらの切り欠き部23a、切れ目部23b、及び23cの各幅よりも大きな孔部23d1、23d2、23d3、及び23d4が設けられている。すなわち、スリット23では、図6(a)に示すように、孔部23d1は、切り欠き部23aの一端部側に設けられ、孔部23d2は、切り欠き部23a、切れ目部23b、及び23cの接続部分である、切り欠き部23aの他端部側、及び切れ目部23b及び23cの各一端部側に設けられている。また、孔部23d3は、切れ目部23bの他端部側に設けられ、孔部23d4は、切れ目部23cの他端部側に設けられている。また、これらの孔部23d1、23d2、23d3、及び23d4は、錐などの孔あけ部材を用いて、形成されており、切り欠き部23a、切れ目部23b、及び23cよりも先に、反射シート8に設けられている。つまり、スリット23では、予め把握されたたわみに基づいて、孔部23d1、23d2、23d3、及び23d4の位置が決定されて開口(形成)作業が行われた後、予め把握されたたわみに基づいて、間隙(つまり、上記加工刃によって反射シート8に形成された切れ目)の値が各々決められた切り欠き部23a、切れ目部23b、及び23cが設けられる。
そして、スリット23では、隙間23a1、切れ目部23a2、23b、及び23cの各部は、予め把握されたたわみでの伸びを分散しつつ、その間隙によってたわみでの伸びを吸収するようになっている。また、隙間23a1は、切れ目部23a2、23b、及び23cに比べて、大きい値の間隙を有するように構成されており、さらにはこの隙間23a1は、たわみでの伸びの方向に形成されている。そして、この隙間23a1は、たわみでの伸びを吸収するだけでなく、たわみによって反射シート8の部分が重なる等の変形が生じるときでも、この変形をも吸収することができるように構成されている。
具体的には、スリット23が形成されている箇所において、図6(b)に4つの“T1”にて示すたわみが生じることが予め把握された場合、この予め把握されたたわみでの図6(b)の上側及び下側に対して、それぞれ孔部23d1及び孔部23d2、23d3、23d4の位置がそれぞれ決定される。また、予め把握されたたわみに基づいて、隙間23a1、切れ目部23a2、23b、及び23cの各部の間隙の値を決定する。そして、同図6(b)に“E1”にて示す当該たわみの伸びの方向に対して、隙間23a1の幅方向が平行となるように、当該隙間23a1を形成するとともに、決定した間隙の値となるように、隙間23a1、切れ目部23a2、23b、及び23cの各部を設ける。
以上の構成により、スリット23では、隙間23a1が図6(b)に示したたわみでの伸び及びたわみによる変形を吸収するとともに、切れ目部23a2、23b、及び23cの各部がたわみでの伸びを吸収することにより、当該たわみの発生を防止することができる。
尚、隙間23a1では、その間隙の値が大きすぎると、反射シート8の反射率の低下を招くので、切れ目部の設置数を増やすなどして、隙間23a1の間隙を可能な限り小さくして、バックライト装置3に輝度ムラの発生などを極力防ぐようになっている(後掲の隙間24a1、24b1、24c1、24d1、25a1、26a1、及び27a1においても、同様。)。
また、図7(a)に示すように、スリット24には、隙間24a1を有する切り欠き部24aと、隙間24b1を有する切り欠き部24bと、隙間24c1を有する切り欠き部24cと、隙間24d1を有する切り欠き部24dとが設けられている。また、スリット24では、切り欠き部24aと切り欠き部24cとが互いに直線状に設けられ、切り欠き部24bと切り欠き部24dとが互いに直線状に設けられている。また、スリット24では、切り欠き部24a及び切り欠き部24cと、切り欠き部24b及び切り欠き部24dとが、互いに直交するように形成されている。また、スリット24では、加工刃を用いて、切り欠き部24a、24b、24c、及び24dの各部が形成されている。
さらに、スリット24では、切り欠き部24a、24b、24c、及び24dの各端部に、これらの切り欠き部24a、24b、24c、及び24dの各幅よりも大きな孔部24e1、24e2、24e3、24e4、及び24e5が設けられている。すなわち、スリット24では、図7(a)に示すように、孔部24e1は、切り欠き部24a、24b、24c、及び24dの接続部分である、切り欠き部24a、24b、24c、及び24dの各一端部側に設けられている。また、孔部24e2は、切り欠き部24aの他端部側に設けられ、孔部24e3は、切り欠き部24bの他端部側に設けられている。また、孔部24e4は、切り欠き部24cの他端部側に設けられ、孔部24e5は、切り欠き部24dの他端部側に設けられている。また、これらの孔部24e1、24e2、24e3、24e4、及び24e5は、錐などの孔あけ部材を用いて、形成されており、切り欠き部24a、24b、24c、及び24dよりも先に、反射シート8に設けられている。つまり、スリット24では、予め把握されたたわみに基づいて、孔部24e1、24e2、24e3、24e4、及び24e5の位置が決定されて開口(形成)作業が行われた後、予め把握されたたわみに基づいて、間隙(つまり、上記加工刃によって反射シート8に形成された切れ目)の値が各々決められた切り欠き部24a、24b、24c、及び24dが設けられる。
そして、スリット24では、隙間24a1、24b1、24c1、及び24d1の各部は、予め把握されたたわみでの伸びを分散しつつ、その間隙によってたわみでの伸びを吸収するようになっている。さらに、これらの各隙間24a1、24b1、24c1、及び24d1は、たわみでの伸びを吸収するだけでなく、たわみによって反射シート8の部分が重なる等の変形が生じるときでも、この変形をも吸収することができるように構成されている。
具体的には、スリット24が形成されている箇所において、図7(b)に3つの“T2”にて示す同心円状のたわみが生じることが予め把握された場合、この予め把握されたたわみでの中心に対して、孔部24e1の中心が一致するように、かつ、たわみの最外周円上に、孔部24e2、24e3、24e4、及び24e5が位置するように、これら24e1、24e2、24e3、24e4、及び24e5の位置が決定される。また、予め把握されたたわみに基づいて、隙間24a1、24b1、24c1、及び24d1の各部の間隙の値を決定する。そして、決定した間隙の値となるように、隙間24a1、24b1、24c1、及び24d1の各部を設ける。
以上の構成により、スリット24では、隙間24a1、24b1、24c1、及び24d1が図7(b)に“E2”及び“E3”にて示したたわみでの伸び及びたわみによる変形を吸収することにより、当該たわみの発生を防止することができる。
また、図8(a)に示すように、スリット25には、互いに直線状に設けられた隙間25a1及び切れ目部25a2を有する切り欠き部25aと、切れ目部25b及び25cとが設けられている。また、スリット25では、切り欠き部25aと、互いに直線状に設けられた切れ目部25b及び25cとが、互いに直交するように形成されている。また、スリット25では、加工刃を用いて、隙間25a1、切れ目部25a2、25b、及び25cの各部が形成されている。
さらに、スリット25では、切り欠き部25a、切れ目部25b、及び25cの各端部に、これらの切り欠き部25a、切れ目部25b、及び25cの各幅よりも大きな孔部25d1、25d2、25d3、及び25d4が設けられている。すなわち、スリット25では、図8(a)に示すように、孔部25d1は、切り欠き部25aの一端部側に設けられ、孔部25d2は、切れ目部25bの一端部側に設けられている。また、孔部25d3は、切り欠き部25a、切れ目部25b、及び25cの接続部分である、切り欠き部25aの他端部側、切れ目部25bの他端部側、及び切れ目部25cの一端部側に設けられている。また、孔部25d4は、切れ目部25cの他端部側に設けられている。また、これらの孔部25d1、25d2、25d3、及び25d4は、錐などの孔あけ部材を用いて、形成されており、切り欠き部25a、切れ目部25b、及び25cよりも先に、反射シート8に設けられている。つまり、スリット25では、予め把握されたたわみに基づいて、孔部25d1、25d2、25d3、及び25d4の位置が決定されて開口(形成)作業が行われた後、予め把握されたたわみに基づいて、間隙(つまり、上記加工刃によって反射シート8に形成された切れ目)の値が各々決められた切り欠き部25a、切れ目部25b、及び25cが設けられる。
そして、スリット25では、隙間25a1、切れ目部25a2、25b、及び25cの各部は、予め把握されたたわみでの伸びを分散しつつ、その間隙によってたわみでの伸びを吸収するようになっている。また、隙間25a1は、切れ目部25a2、25b、及び25cに比べて、大きい値の間隙を有するように構成されており、さらにはこの隙間25a1は、たわみでの伸びの方向に形成されている。そして、この隙間25a1は、たわみでの伸びを吸収するだけでなく、たわみによって反射シート8の部分が重なる等の変形が生じるときでも、この変形をも吸収することができるように構成されている。
具体的には、スリット25が形成されている箇所において、図8(b)に4つの“T3”にて示すたわみが生じることが予め把握された場合、この予め把握されたたわみでの図8(b)の左側及び右側に対して、それぞれ孔部25d1及び孔部25d2、25d3、25d4の位置がそれぞれ決定される。また、予め把握されたたわみに基づいて、隙間25a1、切れ目部25a2、25b、及び25cの各部の間隙の値を決定する。そして、同図8(b)に“E4”にて示す当該たわみの伸びの方向に対して、隙間25a1の幅方向が平行となるように、当該隙間25a1を形成するとともに、決定した間隙の値となるように、隙間25a1、切れ目部25a2、25b、及び25cの各部を設ける。
以上の構成により、スリット25では、隙間25a1が図8(b)に示したたわみでの伸び及びたわみによる変形を吸収するとともに、切れ目部25a2、25b、及び25cの各部がたわみでの伸びを吸収することにより、当該たわみの発生を防止することができる。
以上のように構成された本実施形態のバックライト装置3では、反射シート8が上記筐体10の底面10a上に移動可能な状態で載置されている。また、反射シート8には、当該反射シート8の有効発光領域B内に生じるたわみを吸収するスリット23、24、及び25が設けられている。これにより、本実施形態では、上記従来例と異なり、反射シート8の大型化や薄型化を図ったときでも、当該反射シート8にたわみが生じるのを防ぐことができるバックライト装置3を構成することができる。また、このように、本実施形態では、反射シート8にたわみが生じるのを防ぐことができるので、たわみに起因する反射シート8での反射率の変化や光の反射方向の変化などが発生するのを防止することができ、輝度ムラの発生などを防いで、発光品位が低下するのを防ぐことができる。この結果、本実施形態では、発光品位に優れたバックライト装置3を構成することができる。
さらに、本実施形態では、反射シート8にスリット23、24、及び25を設けてたわみの発生を防止していているので、バックライト装置3の部品点数の増加を防ぎつつ、コンパクトで組み立て簡単なバックライト装置3を構成することができる。
また、本実施形態では、各スリット23、24、及び25は、予め把握されたたわみでの伸びを逃がすように構成されている。これにより、本実施形態では、反射シート8の大型化や薄型化を図ったときでも、当該反射シート8にたわみが生じるのを確実に防ぐことができる。
また、本実施形態では、各スリット23及び25では、予め把握されたたわみでの伸びの方向に形成された隙間23a1及び25a1が設けられている。これにより、本実施形態では、隙間23a1及び25a1によって反射シート8に生じたたわみによる当該反射シート8の変形を吸収することができ、反射シート8の大型化や薄型化を図ったときでも、当該反射シート8にたわみが生じるのをより確実に防ぐことができる。
また、本実施形態では、スリット23、24、及び25の端部には、対応するスリット23、24、及び25の幅よりも大きな孔部23d1〜23d4、24e1〜24e5、及び25d1〜25d4が設けられている。これにより、本実施形態では、スリット23、24、及び25の各形成時において、対応するスリット23、24、及び25の端部が加工刃によって破られるのを防ぐことができる。
また、本実施形態では、反射シート8の大型化や薄型化を図ったときでも、当該反射シート8にたわみが生じるのを防ぐことができる発光品位に優れたバックライト装置3が用いられているので、大画面化や薄型化を図った場合でも、信頼性及び表示品位に優れた液晶表示装置1を容易に構成することができる。
また、本実施形態では、大画面化や薄型化を図った場合でも、信頼性及び表示品位に優れた液晶表示装置1が用いられているので、高い信頼性を有し、高性能な表示性能を有する大画面で、コンパクトなテレビ受信装置Tvを容易に構成することができる。
[第2の実施形態]
図9(a)は、本発明の第2の実施形態にかかる液晶表示装置の反射シートの具体的な構成例を説明する図であり、図9(b)は、図9(a)に示したスリットにより吸収されるたわみを説明する平面図である。
図において、本実施形態と上記第1の実施形態との主な相違点は、反射シートの縦方向に平行な隙間を有するスリットを設けた点である。なお、上記第1の実施形態と共通する要素については、同じ符号を付して、その重複した説明を省略する。
すなわち、図9(a)に示すように、本実施形態のバックライト装置3の反射シート8では、1つのスリット26が当該反射シート8のほぼ全面にわたって設けられている。
スリット26には、隙間26a1を有する切り欠き部26aと、互いに直線状に設けられた切れ目部26b及び26cと、互いに直線状に設けられた切れ目部26d及び26eとが設けられている。また、スリット26では、切り欠き部26aが反射シート8の縦方向と平行となるように設けられ、切れ目部26b及び26cと切れ目部26d及び26eとが反射シート8の横方向と平行となるように設けられており、切り欠き部26aと、切れ目部26b、26c、26d、及び26eとは、互いに直交するように形成されている。また、スリット26では、加工刃を用いて、隙間26a1、切れ目部26b、26c、26d、及び26eの各部が形成されている。
さらに、スリット26では、切り欠き部26a、切れ目部26b、26c、26d、及び26eの各端部に、これらの切り欠き部26a、切れ目部26b、26c、26d、及び26eの各幅よりも大きな孔部26f1、26f2、26f3、264、26f5、及び26f6が設けられている。すなわち、スリット26では、図9(a)に示すように、孔部26f1は、切れ目部26bの一端部側に設けられ、孔部26f2は、切り欠き部26a、切れ目部26b、及び26cの接続部分である、切り欠き部26a及び切れ目部26cの各一端部側、及び切れ目部26bの他端部側に設けられている。また、孔部26f3は、切れ目部26cの他端部側に設けられ、孔部26f4は、切れ目部26dの一端部側に設けられている。また、孔部26f5は、切り欠き部26a、切れ目部26d、及び26eの接続部分である、切り欠き部26a及び切れ目部26dの各他端部側、及び切れ目部26eの一端部側に設けられ、孔部26f6は、切れ目部26eの他端部側に設けられている。
また、これらの孔部26f1、26f2、26f3、26f4、26f5、及び26f6は、錐などの孔あけ部材を用いて、形成されており、切り欠き部26a、切れ目部26b、26c、26d、及び26eよりも先に、反射シート8に設けられている。つまり、スリット26では、予め把握されたたわみに基づいて、孔部26f1、26f2、26f3、26f4、26f5、及び26f6の位置が決定されて開口(形成)作業が行われた後、予め把握されたたわみに基づいて、間隙(つまり、上記加工刃によって反射シート8に形成された切れ目)の値が各々決められた切り欠き部26a、切れ目部26b、26c、26d、及び26eが設けられる。
そして、スリット26では、隙間26a1、切れ目部26b、26c、26d、及び26eの各部は、予め把握されたたわみでの伸びを分散しつつ、その間隙によってたわみでの伸びを吸収するようになっている。また、隙間26a1は、切れ目部26b、26c、26d、及び26eに比べて、大きい値の間隙を有するように構成されており、さらにはこの隙間26a1は、たわみでの伸びの方向に形成されている。そして、この隙間26a1は、たわみでの伸びを吸収するだけでなく、たわみによって反射シート8の部分が重なる等の変形が生じるときでも、この変形をも吸収することができるように構成されている。
具体的には、スリット26が形成されている箇所において、図9(b)に4つの“T4”にて示すたわみが生じることが予め把握された場合、この予め把握されたたわみでの図9(b)の上側及び下側に対して、それぞれ孔部26f1、26f2、26f3及び孔部26f4、26f5、26f6の位置がそれぞれ決定される。また、予め把握されたたわみに基づいて、隙間26a1、切れ目部26b、26c、26d、及び26eの各部の間隙の値を決定する。そして、同図9(b)に“E5”にて示す当該たわみの伸びの方向に対して、隙間26a1の幅方向が平行となるように、当該隙間26a1を形成するとともに、決定した間隙の値となるように、隙間26a1、切れ目部26b、26c、26d、及び26eの各部を設ける。
以上の構成により、スリット26では、隙間26a1が図9(b)に示したたわみでの伸び及びたわみによる変形を吸収するとともに、切れ目部26b、26c、26d、及び26eの各部がたわみでの伸びを吸収することにより、当該たわみの発生を防止することができる。
すなわち、以上の構成により、本実施形態では、上記第1の実施形態と同様な作用・効果を奏することができる。
[第3の実施形態]
図10(a)は、本発明の第3の実施形態にかかる液晶表示装置の反射シートの具体的な構成例を説明する図であり、図10(b)は、図10(a)に示したスリットにより吸収されるたわみを説明する平面図である。
図において、本実施形態と上記第1の実施形態との主な相違点は、反射シートの横方向に平行な隙間を有するスリットを設けた点である。なお、上記第1の実施形態と共通する要素については、同じ符号を付して、その重複した説明を省略する。
すなわち、図10(a)に示すように、本実施形態のバックライト装置3の反射シート8では、1つのスリット27が当該反射シート8のほぼ全面にわたって設けられている。
スリット27には、隙間27a1を有する切り欠き部27aと、互いに直線状に設けられた切れ目部27b及び27cと、互いに直線状に設けられた切れ目部27d及び27eとが設けられている。また、スリット27では、切り欠き部27aが反射シート8の横方向と平行となるように設けられ、切れ目部27b及び27cと切れ目部27d及び27eとが反射シート8の縦方向と平行となるように設けられており、切り欠き部27aと、切れ目部27b、27c、27d、及び27eとは、互いに直交するように形成されている。また、スリット27では、加工刃を用いて、隙間27a1、切れ目部27b、27c、27d、及び27eの各部が形成されている。
さらに、スリット27では、切り欠き部27a、切れ目部27b、27c、27d、及び27eの各端部に、これらの切り欠き部27a、切れ目部27b、27c、27d、及び27eの各幅よりも大きな孔部27f1、27f2、27f3、274、27f5、及び27f6が設けられている。すなわち、スリット27では、図10(a)に示すように、孔部27f1は、切れ目部27bの一端部側に設けられ、孔部27f2は、切り欠き部27a、切れ目部27b、及び27cの接続部分である、切り欠き部27a及び切れ目部27cの各一端部側、及び切れ目部27bの他端部側に設けられている。また、孔部27f3は、切れ目部27cの他端部側に設けられ、孔部27f4は、切れ目部27dの一端部側に設けられている。また、孔部27f5は、切り欠き部27a、切れ目部27d、及び27eの接続部分である、切り欠き部27a及び切れ目部27dの各他端部側、及び切れ目部27eの一端部側に設けられ、孔部27f6は、切れ目部27eの他端部側に設けられている。
また、これらの孔部27f1、27f2、27f3、27f4、27f5、及び27f6は、錐などの孔あけ部材を用いて、形成されており、切り欠き部27a、切れ目部27b、27c、27d、及び27eよりも先に、反射シート8に設けられている。つまり、スリット27では、予め把握されたたわみに基づいて、孔部27f1、27f2、27f3、27f4、27f5、及び27f6の位置が決定されて開口(形成)作業が行われた後、予め把握されたたわみに基づいて、間隙(つまり、上記加工刃によって反射シート8に形成された切れ目)の値が各々決められた切り欠き部27a、切れ目部27b、27c、27d、及び27eが設けられる。
そして、スリット27では、隙間27a1、切れ目部27b、27c、27d、及び27eの各部は、予め把握されたたわみでの伸びを分散しつつ、その間隙によってたわみでの伸びを吸収するようになっている。また、隙間27a1は、切れ目部27b、27c、27d、及び27eに比べて、大きい値の間隙を有するように構成されており、さらにはこの隙間27a1は、たわみでの伸びの方向に形成されている。そして、この隙間27a1は、たわみでの伸びを吸収するだけでなく、たわみによって反射シート8の部分が重なる等の変形が生じるときでも、この変形をも吸収することができるように構成されている。
具体的には、スリット27が形成されている箇所において、図10(b)に3つの“T5”にて示すたわみが生じることが予め把握された場合、この予め把握されたたわみでの図10(b)の右側及び左側に対して、それぞれ孔部27f1、27f2、27f3及び孔部27f4、27f5、27f6の位置がそれぞれ決定される。また、予め把握されたたわみに基づいて、隙間27a1、切れ目部27b、27c、27d、及び27eの各部の間隙の値を決定する。そして、同図10(b)に“E6”にて示す当該たわみの伸びの方向に対して、隙間27a1の幅方向が平行となるように、当該隙間27a1を形成するとともに、決定した間隙の値となるように、隙間27a1、切れ目部27b、27c、27d、及び27eの各部を設ける。
以上の構成により、スリット27では、隙間27a1が図10(b)に示したたわみでの伸び及びたわみによる変形を吸収するとともに、切れ目部27b、27c、27d、及び27eの各部がたわみでの伸びを吸収することにより、当該たわみの発生を防止することができる。
すなわち、以上の構成により、本実施形態では、上記第1の実施形態と同様な作用・効果を奏することができる。
[第4の実施形態]
図11は、本発明の第4の実施形態にかかる液晶表示装置の反射シートの具体的な構成例を説明する図である。図12は、図11に示したスリットの作用効果を説明する図である。
図において、本実施形態と上記第1の実施形態との主な相違点は、発光ダイオード(光源)からの熱によるたわみを吸収するようにスリットを設けた点である。なお、上記第1の実施形態と共通する要素については、同じ符号を付して、その重複した説明を省略する。
すなわち、図11に示すように、本実施形態のバックライト装置3では、発光ダイオード(光源)5からの熱によるたわみを吸収するように、4つのスリット28が設けられている。具体的には、反射シート8において、2つの各LED基板6に対向する側面部に、切れ目部28aと孔部28bを有するスリット28が設けられている。
スリット28では、切れ目部28aは加工刃を用いて形成されている。また、この切れ目部28aは、LED基板6(発光ダイオード5の発光面)と平行となるように設けられており、後に詳述するように、発光ダイオード5からの熱に起因する反射シート8の伸びを吸収するために、反射シート8の中央部からLED基板6に対向する側辺に直交する側辺まで伸ばされて形成されている。また、孔部28bは、錐などの孔あけ部材を用いて、切れ目部28aの幅よりも大きく形成されており、孔部28bは、上記の各実施形態と同様に、切れ目部28aよりも先に反射シート8に設けられている。
また、切れ目部28aは、発光ダイオード5からの熱による反射シート8の伸縮量に基づいて、形成位置が決定されており、例えば発光ダイオード5から数mm〜数cm程度離れた箇所に設けられている。すなわち、本実施形態の反射シート8では、バックライト装置3の実機を用いた検証試験及び/またはシミュレーションを行うことにより、反射シート8における、発光ダイオード5からの熱による影響、つまり当該反射シート8の各部にて生じる伸縮量の相違を予め把握する。そして、予め把握した伸縮量の相違に基づいて、スリット28の切れ目部28aの位置や間隙を決定する。これにより、本実施形態の反射シート8では、発光ダイオード5からの熱による伸縮量の相違に起因するたわみを防ぐことができる。
具体的にいえば、図12に示すように、本実施形態の反射シート8では、同図12に”N1“及び”N2“にて示すように、発光ダイオード5からの熱によって伸縮する変形量が反射シート8の発光ダイオード5からの距離に応じて異なる。そこで、本実施形態の反射シート8では、予め把握した伸縮量の相違に基づいて、スリット28を設けることにより、発光ダイオード5からの熱によるたわみを防止することができる。つまり、図12に示すように、反射シート8では、発光ダイオード5に近い部分の方が、その熱によって伸び易いものであるため、スリット28を設けることにより、発光ダイオード5に近い反射シート8の部分を当該反射シート8にたわみが生じるのを防ぎつつ、伸ばすことができる。
以上の構成により、本実施形態では、上記第1の実施形態と同様な作用・効果を奏することができる。また、本実施形態では、スリット28が発光ダイオード(光源)5からの距離に基づいて、設けられている。これにより、本実施形態では、発光ダイオード5で発生する熱に起因するたわみが反射シート8に生じるのを防ぐことができる。
[第4の実施形態の変形例]
図13は、本発明の第4の実施形態の変形例にかかる液晶表示装置の反射シートの具体的な構成例を説明する図である。
図において、本実施形態と上記第4の実施形態との主な相違点は、2つのLED基板に代えて、1つのLED基板を用いた点である。なお、上記第4の実施形態と共通する要素については、同じ符号を付して、その重複した説明を省略する。
すなわち、図13に示すように、本実施形態のバックライト装置3では、1つのLED基板6が反射シート8の一側面に対向するように設けられている。また、本実施形態の反射シート8では、LED基板6に対向する側面部において、発光ダイオード(光源)5からの距離に基づいて、2つのスリット28が設けられている。
以上の構成により、本実施形態では、上記第4の実施形態と同様な作用・効果を奏することができる。
[第5の実施形態]
図14は、本発明の第5の実施形態にかかる液晶表示装置の反射シートの具体的な構成例を説明する図である。
図において、本実施形態と上記第4の実施形態との主な相違点は、反射シートの中央部にスリットを設けた点である。なお、上記第4の実施形態と共通する要素については、同じ符号を付して、その重複した説明を省略する。
すなわち、図14に示すように、本実施形態のバックライト装置3の反射シート8では、第4の実施形態のものと同様に、発光ダイオード(光源)5からの距離に基づいて、4つのスリット28が設けられている。具体的には、反射シート8において、2つの各LED基板6に対向する側面部に、切れ目部28aと孔部28bを有するスリット28が設けられている。
さらに、本実施形態の反射シート8では、その中央部に、スリット26が設けられている。このスリット26は、第2の実施形態のものと同様に、隙間26a1を有する切り欠き部26aと、互いに直線状に設けられた切れ目部26b及び26cと、互いに直線状に設けられた切れ目部26d及び26eと、孔部26f1、26f2、26f3、264、26f5、及び26f6を備えている。
また、スリット26は、第2の実施形態のものと同様に、バックライト装置3の実機を用いた検証試験及び/またはシミュレーションを行うことにより、予め把握されたたわみに応じて、形成されている。すなわち、本実施形態のスリット26は、その形成位置に、図9(b)に示したたわみが生じると予め把握されて設けられたものであり、当該たわみの発生を防止できるようになっている。
以上の構成により、本実施形態では、上記第4の実施形態と同様な作用・効果を奏することができる。また、本実施形態では、スリット26が反射シート8の中央部に設けられているので、当該中央部にたわみが生じるのを防ぐことができる。
[第5の実施形態の変形例]
図15は、本発明の第5の実施形態の変形例にかかる液晶表示装置の反射シートの具体的な構成例を説明する図である。
図において、本実施形態と上記第5の実施形態との主な相違点は、2つのLED基板に代えて、1つのLED基板を用いた点である。なお、上記第5の実施形態と共通する要素については、同じ符号を付して、その重複した説明を省略する。
すなわち、図15に示すように、本実施形態のバックライト装置3では、1つのLED基板6が反射シート8の一側面に対向するように設けられている。また、本実施形態の反射シート8では、LED基板6に対向する側面部において、発光ダイオード(光源)5からの距離に基づいて、2つのスリット28が設けられている。
また、本実施形態の反射シート8では、その中央部に、スリット23が設けられている。このスリット23は、第1の実施形態のものと同様に、隙間23a1を有する切り欠き部23aと、互いに直線状に設けられた切れ目部23b及び23cと、孔部23d1、23d2、及び23d3を備えている。
また、スリット23は、第1の実施形態のものと同様に、バックライト装置3の実機を用いた検証試験及び/またはシミュレーションを行うことにより、予め把握されたたわみに応じて、形成されている。すなわち、本実施形態のスリット23は、その形成位置に、図6(b)に示したたわみが生じると予め把握されて設けられたものであり、当該たわみの発生を防止できるようになっている。
以上の構成により、本実施形態では、上記第5の実施形態と同様な作用・効果を奏することができる。また、本実施形態では、スリット23が反射シート8の中央部に設けられているので、当該中央部にたわみが生じるのを防ぐことができる。
尚、上記の実施形態はすべて例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって規定され、そこに記載された構成と均等の範囲内のすべての変更も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上記の説明では、本発明を透過型の液晶表示装置に適用した場合について説明したが、本発明のバックライト装置はこれに限定されるものではなく、半透過型の液晶表示装置、あるいは液晶パネルをライトバルブに用いた投写型表示装置などの各種表示装置に適用することができる。
また、上記の説明以外に、本発明は、レントゲン写真に光を照射するシャウカステンあるいは写真ネガ等に光を照射して視認をし易くするためのライトボックスや、看板や駅構内の壁面などに設置される広告等をライトアップする発光装置のバックライト装置として好適に用いることができる。
また、上記の説明以外に、本発明は、電子黒板や電子ペーパー、あるいはモニターなどのテレビ受信装置以外の表示装置に適用することもできる。
また、上記の説明では、導光板の互いに対向する2つの側面に対して、各々直線状に配列された複数の発光ダイオード(光源)を対向して配置した場合について説明したが、本発明のバックライト装置は、これに限定されるものではなく、例えば導光板の1つの側面に光源を対向配置したものでもよい。また、導光板の1つの側面に対して、複数列の光源を対向配置したものでもよい。また、本発明のバックライト装置は、上記のような導光板を有する、いわゆるエッジライト型のバックライト装置だけでなく、導光板を設けることなく、液晶パネル(被照射物)の下方に拡散板などを介して発光ダイオード(光源)を配置した、いわゆる直下型のバックライト装置にも適用することができる。
但し、上記の各実施形態のように、エッジライト型のバックライト装置を構成する場合の方が、コンパクトで低消費電力のバックライト装置を容易に構成することができる点で好ましい。
また、上記の説明では、光源として白色の発光ダイオードを用いた場合について説明したが、本発明の光源はこれに限定されるものではなく、例えば冷陰極蛍光管や熱陰極蛍光管等の放電管、電球などのランプ、あるいは有機EL(Electronic Luminescence)や無機EL素子等の発光素子を光源に使用することもできる。
但し、上記の各実施形態のように、光源に発光ダイオードを使用する場合の方が、消費電力が少なく、優れた環境性をもつバックライト装置を容易に構成することができる点で好ましい。
また、本発明の発光ダイオードは上記白色の発光ダイオードに限定されるものではなく、例えばRGBの発光ダイオードを一体化した、いわゆる3in1タイプの発光ダイオードや、RGBWや、GRGBなど4つの発光ダイオードを一体化した、いわゆるフォーインワン(4in1)タイプの発光ダイオードや、R、G、Bそれぞれ単色個別の発光ダイオードを用いることもできる。
また、上記の説明以外に、上記第1〜第5の各実施形態を適宜組み合わせたものでよい。
本発明は、反射シートの大型化や薄型化を図ったときでも、当該反射シートにたわみが生じるのを防ぐことができる発光品位に優れたバックライト装置、及びこれを用いた表示装置、並びにテレビ受信装置に対して有用である。
1 液晶表示装置(表示装置)
2 液晶パネル(表示部)
3 バックライト装置
5 発光ダイオード(光源)
8 反射シート
10 筐体
10a 底面
23、24、25、26、27、28 スリット
23a1、24a1、24b1、24c1、24d1、25a1、26a1、27a1 隙間
Tv テレビ受信装置
B 有効発光領域
T1、T2、T3、T4、T5 たわみ
E1、E2、E3、E4、E5、E6、N1、N2 伸び
P 画素

Claims (12)

  1. 光源と、
    前記光源を収容する筐体と、
    前記筐体の底面上に移動可能な状態で載置されるとともに、前記光源からの光を被照射物側に反射する反射シートを備え、
    前記反射シートには、当該反射シートの有効発光領域内に生じるたわみを吸収するスリットが設けられている、
    ことを特徴とするバックライト装置。
  2. 前記スリットは、前記たわみでの伸びを逃がすように構成されている請求項1に記載のバックライト装置。
  3. 前記スリットには、前記たわみでの伸びの方向に形成された隙間が設けられている請求項1または2に記載のバックライト装置。
  4. 前記スリットは、前記光源からの熱によるたわみを吸収するように設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載のバックライト装置。
  5. 前記スリットの端部には、当該スリットの幅よりも大きな孔部が設けられている請求項1〜4のいずれか1項に記載のバックライト装置。
  6. 前記反射シートの前記被照射物側に設けられるとともに、前記光源からの光を入光して、前記被照射物側に発光する導光板を備えている請求項1〜5のいずれか1項に記載のバックライト装置。
  7. 前記光源として、発光ダイオードが用いられている請求項1〜6のいずれか1項に記載のバックライト装置。
  8. 光源と、
    前記光源を収容する筐体と、
    前記筐体の底面上に移動可能な状態で載置されるとともに、前記光源からの光を被照射物側に反射する反射シートを備え、
    前記反射シートには、隙間を有するスリットが設けられている、
    ことを特徴とするバックライト装置。
  9. 光源と、
    前記光源を収容する筐体と、
    前記筐体の底面上に移動可能な状態で載置されるとともに、前記光源からの光を被照射物側に反射する反射シートを備え、
    前記反射シートには、端部に孔部を有するスリットが設けられている、
    ことを特徴とするバックライト装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のバックライト装置を用いたことを特徴とする表示装置。
  11. 複数の画素を有する表示部を備え、
    前記表示部には、液晶パネルが含まれている請求項10に記載の表示装置。
  12. 請求項10または11に記載の表示装置を備えることを特徴とするテレビ受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016029608A (ja) * 2014-07-25 2016-03-03 三菱電機株式会社 面状光源装置および表示装置
CN112764267A (zh) * 2021-01-08 2021-05-07 Oppo广东移动通信有限公司 背光模组、显示屏组件以及电子设备
US11119267B2 (en) 2018-07-13 2021-09-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Reflective sheet and display apparatus having the same

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