JP2014018998A - 導電性積層体、気泡または亀裂発生低減シート、および気泡または亀裂発生低減方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】無機酸化物透明導電層(11)、透明フィルム状基材(12)、紫外線吸収剤と粘着剤を含有する機能層(13)を順に積層体した構造を有する導電性積層体(1)。
【選択図】図1
Description
[2] 前記透明フィルム状基材が複数の層の積層体であることを特徴とする[1]に記載の導電性積層体。
[3] 前記透明フィルム状基材の機能層側表面が架橋重合体を含む層であることを特徴とする[1]または[2]に記載の導電性積層体。
[4] 前記架橋重合体を含む層がアクリル系樹脂を含む層であって、厚みが0.5〜20μmであることを特徴とする[3]に記載の導電性積層体。
[5] 前記透明フィルム状基材の機能層側表面が多官能アクリレートの架橋重合体を含む層であることを特徴とする[1]〜[4]のいずれか1項に記載の導電性積層体。
[6] 前記無機酸化物透明導電層がITO層またはIGZO層であることを特徴とする[1]〜[5]のいずれか1項に記載の導電性積層体。
[7] 前記粘着剤が有機溶剤を用いた溶液重合法で重合させた粘着剤であることを特徴とする[1]〜[6]のいずれか1項に記載の導電性積層体。
[8] 前記粘着剤が活性エネルギー線硬化型の粘着剤であることを特徴とする[1]〜[6]のいずれか1項に記載の導電性積層体。
[9] 前記機能層の波長380nmの紫外線透過率が5%未満であることを特徴とする[1]〜[8]のいずれか1項に記載の導電性積層体。
[10] 前記紫外線吸収剤が23℃で油状または液状である化合物を少なくとも1種含有し、かつ前記機能層の固形分100質量部に対して0.5〜8質量部で含まれていることを特徴とする[1]〜[9]のいずれか1項に記載の導電性積層体。
[11] 前記機能層上にさらに剥離層を有することを特徴とする[1]〜[10]のいずれか1項に記載の導電性積層体。
[12] 前記機能層上にさらに部材を有することを特徴とする[1]〜[10]のいずれか1項に記載の導電性積層体。
[13] 前記部材がガラスであることを特徴とする[12]に記載の導電性積層体。
紫外線吸収剤と粘着剤を含むことを特徴とする気泡発生低減シート。
[15] 透明フィルム状基材の片面に無機酸化物透明導電層を有する無機酸化物透明導電体の亀裂発生低減シートであって、
紫外線吸収剤と粘着剤を含むことを特徴とする亀裂発生低減シート。
前記無機酸化物透明導電層が形成されている面とは反対側の面に、紫外線吸収剤と粘着剤を含有する機能層を積層することを特徴とする気泡発生低減方法。
[17] 透明フィルム状基材の片面に無機酸化物透明導電層を有する無機酸化物透明導電体の亀裂発生低減方法であって、
前記無機酸化物透明導電層が形成されている面とは反対側の面に、紫外線吸収剤と粘着剤を含有する機能層を積層することを特徴とする亀裂発生低減方法。
<構成の特徴>
図1に示すように、本発明の導電性積層体(1)は、無機酸化物透明導電層(11)、透明フィルム状基材(12)、紫外線吸収剤と粘着剤を含有する機能層(13)を順に積層体した構造を有することを特徴とする。そこで、以下において、本発明の導電性積層体を構成する無機酸化物透明導電層、透明フィルム状基材、機能層について順に詳しく説明する。
本発明の導電性積層体を構成する無機酸化物透明導電層は、導電性を有し、可視光線を透過する透明な無機酸化物から構成されるものである。そのような無機酸化物として。スズ、亜鉛、インジウム、ガリウムチタン、珪素、ジルコニウム、金、銀、銅、マグネシウム、アルミニウム、パラジウム、アンチモン、タングステンの酸化物などを挙げることができる。これらの元素を2種以上含む酸化物を用いてもよい。好ましい無機酸化物透明導電層として、ITO層やIGZO層などを例示することができる。
また、無機酸化物透明導電層の厚みも特に制限されない。通常は1nm以上とし、例えば5nm以上、あるいは10nm以上にすることができる。上限については、例えば1mm以下としたり、1μm以下としたり、0.1μm以下としたり、0.03μm以下とすることができる。
本発明の導電性積層体を構成する透明フィルム状基材は、可視光線を透過する透明な材料から構成されているフィルム状の材料から構成される。典型的な構成材料は透明な樹脂である。例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリプロピレンテレフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリプロピレンナフタレートフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、セロファン、ジアセチルセルロースフィルム、トリアセチルセルロースフィルム、アセチルセルロースブチレートフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリスルホンフィルム、ポリエーテルエーテルケトンフィルム、ポリエーテルスルホンフィルム、ポリエーテルイミドフィルム、ポリイミドフィルム、フッ素樹脂フィルム、ポリアミドフィルム、アクリル樹脂フィルム等が挙げられる。これらの中では、耐熱性に優れること等から、PETが好ましく用いられる。
重合性不飽和基を有する有機化合物のモノマーまたはオリゴマーは、熱硬化性であってもよいし、活性エネルギー線硬化性であってもよい。
本発明の導電性積層体を構成する機能層は、紫外線吸収剤と粘着剤を含有する層である。
粘着剤としては、アクリル重合体を好ましく例示することができる。その中でも、官能基を持たない(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分とし、これに官能基を有する(メタ)アクリル酸系単量体との共重合体を用いることが好ましい。官能基を有する(メタ)アクリル酸系単量体は架橋剤を用いる場合の反応点なり、架橋により粘着力や凝集力や耐熱性の制御が可能となるためである。
官能基を持たない(メタ)アクリル酸アルキルエステルと(メタ)アクリル酸系アルキルエステル以外の官能基を有する(メタ)アクリル酸系単量体の使用量は、共重合体を構成する全単量体質量中に占める割合として0.1〜20質量%とすることが好ましい。より好ましくは0.5〜15質量%であり、さらに好ましくは1〜10質量%である。なお、本発明における「(メタ)アクリル酸」とは、アクリル酸およびメタリル酸の総称である。
溶液重合法としては、イオン重合法やラジカル重合法など挙げられる。その際に使用される溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン、クロロホルム、酢酸エチル、トルエン、ヘキサン、アセトン、メチルエチルケトンなどが挙げられる。
本発明では、有機溶剤を用いた溶液重合法や活性エネルギー線硬化型の粘着剤を用いることが好ましい。
架橋剤としては、例えば、イソシアネート化合物、エポキシ化合物、オキサゾリン化合物、アジリジン化合物、金属キレート化合物、ブチル化メラミン化合物などが挙げられ、これらは必要に応じ2種類以上を併用しても良い。
これら架橋剤の中でも、アクリル重合体を容易に架橋できることから、イソシアネート化合物、エポキシ化合物が好ましい。
イソシアネート化合物としては、例えば、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートなどが挙げられる。
エポキシ化合物としては、例えば、エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、グリセリンジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、テトラグリシジルキシレンジアミン、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン、トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテル、ジグリセロールポリグリシジルエーテル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエーテルなどが挙げられる。
架橋剤の含有量は、所望とする粘着物性に応じて適宜選択することが好ましい。
機能層に用いる紫外線吸収剤は、紫外領域に極大吸収波長を有するものの中から選択することができる。本発明では、特に波長350nm以上に極大吸収波長を有する紫外線吸収剤を用いることが好ましい。波長350nm以上に極大吸収波長を有する紫外線吸収剤として、例えば下記一般式(1)または(2)で示される化合物を挙げることができる。
本発明の機能層に併用することができる添加剤として、ヒンダードアミン系化合物に代表される光安定剤を好ましく例示することができる。また、ヒンダードフェノール系化合物に代表される酸化防止剤を併用することも好ましい。酸化防止剤は、一般にラジカル連鎖停止剤とよばれる一次酸化防止剤と、過酸化物分解剤として作用する二次酸化防止剤とに分類される。一次酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、アミン系酸化防止剤、ラクトン系酸化防止剤が挙げられる。また、二次酸化防止剤としては、リン系酸化防止剤、イオウ系酸化防止剤が挙げられる。
これら酸化防止剤は1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明の導電性積層体の機能層表面には、さらに剥離層が形成されていてもよい。導電性積層体の機能層は粘着剤を含有しているため、露出していると意図しない物品と粘着してしまったり、機能層自体が劣化してしまったりするおそれがある。このため、機能層を物理的および化学的に保護するために、機能層の表面に剥離層を設けておき、使用する際に剥離層を剥離して機能層を露出させたうえで、他の部材へ貼り合わせることができる。
本発明の導電性積層体の形成方法としては、例えば、剥離層上に粘着剤と紫外線吸収剤を含む機能層形成用組成物を塗布し、乾燥して機能層を形成した後に、機能層に無機酸化物透明導電層付き透明フィルム状基材を貼り合わせる方法や、無機酸化物透明導電層付き透明フィルム状基材に機能層形成用組成物を塗布し、乾燥して機能層を形成した後に、機能層に剥離層を貼り合わせる方法などが挙げられる。機能層形成用組成物の塗布方法としては、例えば、メイヤーバーコータ、ロールコータ、ナイフコータ、グラビアコータ、リップコータ、カーテンコータ、ダイコータ等を用いた塗布方法が挙げられる。
本発明の気泡発生低減シートおよび亀裂発生低減シートは、上記の機能層からなるシートであり、粘着剤と紫外線吸収剤を含むことを特徴とする。このようなシートを、透明フィルム状基材の片面に無機酸化物透明導電層を有する無機酸化物透明導電体に貼り合わせることにより、無機酸化物透明導電体における気泡の発生や亀裂の発生を効果的に抑えることができる。特に、高湿度条件下や屋外において長期間使用した場合に、気泡の発生や亀裂の発生を効果的に抑えることができる。シートの貼り合わせは、無機酸化物透明導電層が形成されている面とは反対側の面に対して行う。すなわち、無機酸化物透明導電体の透明フィルム状基材側に対してシートを貼り合わせる。
(実施例1)
<粘着剤の調製>
攪拌機、温度計、還流冷却機、滴下装置、窒素導入管を備えた反応装置に、窒素ガスを封入後、溶媒である酢酸エチルを添加した。次いで、反応装置内に、アクリル単量体であるブチルアクリレート65質量部、メチルアクリレート35質量部、アクリル酸2部と、重合開始剤である2,2´−アゾイソブチロニトリル0.1質量部を添加し、攪拌しながら窒素ガス気流中、溶媒の還流温度で8時間重合した。反応終了後、トルエンを添加してアクリル重合体溶液を得た。このアクリル重合体固形分100質量部に、光安定剤としてヒンダードアミン系化合物(品名:TINUVIN144、BASF社製)2.0質量部、さらに酸化防止剤としてヒンダードフェノール系化合物(商品名:IRGANOX 1520L、BASF社製)0.08質量部を添加して粘着剤主剤とした。
次いで、該粘着剤主剤固形分100質量部に対して、架橋剤であるトリレンジイソシアネート(品名:コロネートL、日本ポリウレタン社製)1部、波長353nmに極大吸収波長を有するベンゾトリアゾール系液状紫外線吸収剤(品名:TINUVIN109、BASF社製)4.0質量部を混合して粘着剤溶液を得た。
上記粘着剤を、ナイフコータにより、厚さ38μmのPET剥離フィルム(品名:RL07(2)#38、王子特殊紙社製)に、乾燥後の塗工量が25μm/m2になるように塗工し、100℃で2分間乾燥させて、機能層を得た。次いで、該機能層の表面に厚さ38μmのPET剥離フィルム(品名:RL07(L)#38、王子特殊紙社製)に貼合して、機能層が剥離力差のある1対の剥離フィルムに挟まれたPET剥離フィルム/機能層/PET剥離フィルムの構成を備える剥離フィルム付き気泡発生低減シートを得た。
波長353nmに極大吸収波長を有するベンゾトリアゾール系液状紫外線吸収剤(品名:TINUVIN109、BASF社製)の添加量を8.0質量部に変更したこと以外は実施例1と同様にして粘着剤溶液を得た。そして、この粘着剤溶液を用い、実施例1と同様にして剥離フィルム付き気泡発生低減シートを得た。
紫外線吸収剤を波長356nmに極大吸収波長を有するヒドロキシフェニルトリアジン系液状紫外線吸収剤(品名:TINUVIN477、BASF社製)に変更したこと以外は実施例1と同様にして粘着剤溶液を得た。そして、この粘着剤溶液を用い、実施例1と同様にして剥離フィルム付き気泡発生低減シートを得た。
紫外線吸収剤を波長356nmに極大吸収波長を有するヒドロキシフェニルトリアジン系液状紫外線吸収剤(品名:TINUVIN477、BASF社製)の添加量を8.0質量部にしたこと以外は実施例3と同様にして粘着剤溶液を得た。そして、この粘着剤溶液を用い、実施例1と同様にして剥離フィルム付き気泡発生低減シートを得た。
紫外線吸収剤を添加しないこと以外は実施例1と同様にして粘着剤溶液を得た。そして、この粘着剤溶液を用い、実施例1と同様にして剥離フィルム付き気泡発生低減シートを得た。
(実施例5)
<導電性積層体の形成>
多官能(メタ)アクリルモノマーとして6官能アクリレート(商品名DPHA、ダイセル・サイテック(株)製)64質量部、ジエチレングリコールジアクリレート(商品名SR230、サートマー社製)27質量部、光重合開始剤(商品名IRGACURE184、BASF社製)5質量部、および光安定化剤(TINUVIN152、BASF社製)4質量部を、メチルエチルケトン(MEK)およびシクロヘキサノンを1:1で混合した希釈溶剤に固形分が40質量%となるように混合して組成物(A)を調製した。厚さ50μmのPETフィルム(商品名A4300、東洋紡績(株)製)を用意し、その上に前記組成物(A)をバー塗工して、80℃で60秒間加熱乾燥し、高圧水銀ランプ紫外線照射機(アイグラフィックス社製)を用いて、160W/cm、ランプ高さ13cm、ベルトスピード10m/分、2passの条件で窒素雰囲気下にて紫外線を照射して硬化することにより、架橋重合体層とPETフィルムからなる透明フィルム状基材を作製した。この透明フィルム状基材のPETフィルム表面上に、真空蒸着法により厚み1200Å(オングストローム)のITO膜を形成して、無機酸化物透明導電層と透明フィルム状基材の積層体を作製した。
次に、この積層体の透明フィルム状基材上に、実施例1で作製した剥離フィルム付き気泡発生低減シートの一方のPET剥離フィルムを剥がして露出させた機能層を重ね合わせて2kg荷重ロールで圧着し、常温で30分間放置することにより、導電性積層体を作製した。
実施例1の剥離フィルム付き気泡発生低減シートの代わりに、実施例2〜4または比較例1の剥離フィルム付き気泡発生低減シートを用いて、同様にして導電性積層体を作製した。
作製した導電性積層体の剥離フィルムを剥がすことにより露出した機能層を、ガラス板上に重ね合わせて2kg荷重ロールで圧着し、常温で30分間放置することにより積層サンプルを作製した。この積層サンプルを、耐候性試験機(キセノンウェザーメーター、スガ試験機製)を用いて、ブラックパネル温度60℃、相対湿度90%の環境下、300〜400nmの紫外線強度が70W/m2の条件で120時間処理をして耐久試験を行った。その後、サンプル中の最大径100μm以上の気泡の発生状況を光学顕微鏡により確認した。気泡発生が認められない場合を「○」、気泡発生が認められる場合を「×」と評価した。結果を表1に示す。気泡発生が認められ、「×」と評価された比較例1の気泡発生低減シートを用いたサンプルでは、透明フィルム状基材側の機能層内に気泡が多数発生していることが確認された。
気泡発生評価の耐候性試験後のサンプルについて、光学顕微鏡により亀裂の発生を確認した。亀裂が認められない場合を「○」、亀裂が認められる場合を「×」と評価した。結果を表1に示す。亀裂が認められ、「×」と評価された比較例1の気泡発生低減シートを用いたサンプルでは、架橋重合体層に亀裂が多数発生していることが確認された。
11 無機酸化物透明導電層
12 透明フィルム状基材
13 機能層
Claims (17)
- 無機酸化物透明導電層、透明フィルム状基材、紫外線吸収剤と粘着剤を含有する機能層を順に積層体した構造を有する導電性積層体。
- 前記透明フィルム状基材が複数の層の積層体であることを特徴とする請求項1に記載の導電性積層体。
- 前記透明フィルム状基材の機能層側表面が架橋重合体を含む層であることを特徴とする請求項1または2に記載の導電性積層体。
- 前記架橋重合体を含む層がアクリル系樹脂を含む層であって、厚みが0.5〜20μmであることを特徴とする請求項3に記載の導電性積層体。
- 前記透明フィルム状基材の機能層側表面が多官能アクリレートの架橋重合体を含む層であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の導電性積層体。
- 前記無機酸化物透明導電層がITO層またはIGZO層であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の導電性積層体。
- 前記粘着剤が有機溶剤を用いた溶液重合法で重合させた粘着剤であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の導電性積層体。
- 前記粘着剤が活性エネルギー線硬化型の粘着剤であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の導電性積層体。
- 前記機能層の波長380nmの紫外線透過率が5%未満であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の導電性積層体。
- 前記紫外線吸収剤が23℃で油状または液状である化合物を少なくとも1種含有し、かつ前記機能層の固形分100質量部に対して0.5〜8質量部で含まれていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の導電性積層体。
- 前記機能層上にさらに剥離層を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の導電性積層体。
- 前記機能層上にさらに部材を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の導電性積層体。
- 前記部材がガラスであることを特徴とする請求項12に記載の導電性積層体。
- 透明フィルム状基材の片面に無機酸化物透明導電層を有する無機酸化物透明導電体の気泡発生低減シートであって、
紫外線吸収剤と粘着剤を含むことを特徴とする気泡発生低減シート。 - 透明フィルム状基材の片面に無機酸化物透明導電層を有する無機酸化物透明導電体の亀裂発生低減シートであって、
紫外線吸収剤と粘着剤を含むことを特徴とする亀裂発生低減シート。 - 透明フィルム状基材の片面に無機酸化物透明導電層を有する無機酸化物透明導電体の気泡発生低減方法であって、
前記無機酸化物透明導電層が形成されている面とは反対側の面に、紫外線吸収剤と粘着剤を含有する機能層を積層することを特徴とする気泡発生低減方法。 - 透明フィルム状基材の片面に無機酸化物透明導電層を有する無機酸化物透明導電体の亀裂発生低減方法であって、
前記無機酸化物透明導電層が形成されている面とは反対側の面に、紫外線吸収剤と粘着剤を含有する機能層を積層することを特徴とする亀裂発生低減方法。
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