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JP2014011416A - 半導体チップのピックアップ装置およびピックアップ方法 - Google Patents

半導体チップのピックアップ装置およびピックアップ方法 Download PDF

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JP2014011416A
JP2014011416A JP2012149072A JP2012149072A JP2014011416A JP 2014011416 A JP2014011416 A JP 2014011416A JP 2012149072 A JP2012149072 A JP 2012149072A JP 2012149072 A JP2012149072 A JP 2012149072A JP 2014011416 A JP2014011416 A JP 2014011416A
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peeling
chip
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JP2012149072A
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Tomoaki Nakanishi
智昭 中西
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Panasonic Corp
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Abstract

【課題】薄型で大きいサイズの半導体チップを対象とする場合にあっても、破損を生じることなく粘着シートを剥離させて半導体チップを正常にピックアップすることができる半導体チップのピックアップ装置、ピックアップ方法を提供する。
【解決手段】半導体チップの真空吸着によるピックアップにおいて粘着シートからの剥離を促進する剥離機構に、剥離ツール52において吸着面52aに設定されたチップ範囲の内側に設けられた開口部52dに昇降自在に嵌合して設けられて半導体チップ8a*を下方から突き上げる突き上げ部材53の外側に、粘着シート8bの下面に当接した複数の凸部の間の吸引凹部から真空吸引して粘着シート8bをチップ下面から部分的に剥離させる吸引剥離エリア52cを設け、吸引剥離エリア52cが設けられる所定範囲B、オーバーハング量Baを、粘着シート8bの剥離によって半導体チップ8aが折損を生じない範囲に設定する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ウェハ状態で個片に分割され粘着シートに貼着された半導体チップをピックアップする半導体チップのピックアップ装置およびピックアップ方法に関するものである。
半導体装置の製造工程において、半導体チップ(以下、単に「チップ」と略記する。)は複数のチップより成る半導体ウェハから切り出されて個片に分割される。分割後の個片のチップは、粘着シートにウェハ状態で貼着保持されており、これらのチップの取り出しの際には、吸着ノズルによって吸着保持されて粘着シートからピックアップされる。このピックアップ作業においては、チップを粘着シートから剥離する必要があり、このチップ剥離の方法として、従来より粘着シートに貼着された状態のウェハを吸引溝が設けられた吸着ステージに載置し、粘着シートを下面側から吸引することにより、粘着シートをチップの下面から剥離させる吸着剥離方式が知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献例に示す先行技術においては、チップが貼着されたダイシングシートを引張状態でシート保持機構に保持させておき、チップ寸法に対応した複数の吸引溝が設けられた吸着ステージをダイシングシートの下面に当接させて吸引溝から真空吸引することにより、ダイシングシートを吸引溝毎に剥離させるようにしている。
特開平5−335405号公報
近年の電子部品の小型化に伴ってチップは薄型化する傾向にあり、100μm以下の極薄のチップが実用化されるようになっている。このように薄型化したチップは低剛性で撓みやすく、特に平面サイズが大きい大型部品の場合には取り扱いが難しく極めて破損しやすい。このため従来技術で用いられていた吸着剥離方法で半導体チップを粘着シートから剥離させる場合には、吸引溝のサイズや形状に起因して以下のような問題が生じていた。
すなわち、吸引溝のピッチを狭く設定するとチップと粘着シートとの接触点が多くなり実際に粘着シートが剥離される範囲が狭くなるため、チップと粘着シートとの貼着力を十分に弱めて剥離を容易にすることができず、チップを正常にピックアップすることが難しい。これに対し吸引溝のピッチを広く設定すると粘着シートを吸引する際にチップに作用する曲げ外力が大きくなり、チップの抗斥力が曲げ外力に耐えられずに破損する。また、吸引剥離における上述のような破損を避けるため、エジェクタピンによって突き上げることにより剥離させる方式を採用する場合にあっても、薄型で大型サイズのチップでは突き上げ力によって同様に破損を生じやすい。このように、従来のチップのピックアップにおいては、薄型で大きいサイズのチップを対象とする場合にはチップの破損を生じることなく粘着シートを剥離させてチップをピックアップすることが困難であった。
そこで本発明は、薄型で大きいサイズの半導体チップを対象とする場合にあっても、チップの破損を生じることなく粘着シートを剥離させて半導体チップを正常にピックアップすることができる半導体チップのピックアップ装置およびピックアップ方法を提供することを目的とする。
本発明の半導体チップのピックアップ装置は、ウェハ状態で個片に分割され粘着シートに貼着された半導体チップをピックアップするピックアップ装置であって、前記粘着シートを保持するシート保持部と、前記シート保持部に保持された粘着シートから吸着ノズルを備えたピックアップヘッドによって前記半導体チップをピックアップするピックアップ機構と、前記シート保持部の下方に配設されて前記シート保持部に対して相対的に昇降し、上面に吸着面が設けられた吸着昇降部を有し、前記ピックアップにおいて前記粘着シートの下面を前記吸着面によって吸着保持するとともに前記半導体チップを下方から突き上げることにより、この半導体チップの粘着シートからの剥離を促進する剥離機構と、前記ピックアップ機構および剥離機構とを制御する制御部とを備え、前記剥離機構は、前記吸着昇降部において前記半導体チップの外縁形状に対応して前記吸着面に設定された矩形状のチップ範囲の内側に前記チップ範囲よりも小さい開口サイズで開口する開口部と、前記開口部に相対昇降動作が自在に嵌合して設けられ上昇状態において上面が前記吸着面から突出して粘着シートを介して前記半導体チップを下方から突き上げる突き上げ部材と、前記開口部の外側に前記チップ範囲の外縁部を含んだ所定範囲に形成され、前記粘着シートの下面に複数の凸部を当接させた状態で前記凸部の間の吸引凹部から真空吸引することにより前記吸引凹部に対応した範囲の粘着シートを半導体チップから剥離させる吸引剥離エリアと、前記吸着面および吸引凹部から真空吸引する真空吸引部とを有し、さらに前記所定範囲は、前記突き上げ部材によって中央部の下面側を支持されたピックアップ対象の半導体チップの外縁部が前記吸引剥離エリアに片持ち状態で延出した状態において、前記粘着シートの剥離または前記突き上げ部材による突き上げによって前記ピックアップ対象の半導体チップまたは隣接する半導体チップが折損を生じないように、当該半導体チップの抗折強度に応じて設定されており、前記制御部が前記ピックアップ機構および剥離機構を制御することにより、前記シート保持部に対して前記吸着昇降部を上昇させて、前記吸着面によって前記粘着シートの下面を吸着保持し、次いで前記吸引凹部から真空吸引することにより前記吸引剥離エリアにおいて粘着シートを半導体チップから剥離させ、さらに前記突き上げ部材を上昇させてピックアップ対象の半導体チップを下方から突き上げるとともに、前記吸着ノズルによってこの半導体チップを上面から吸着保持してピックアップする。
本発明の半導体チップのピックアップ方法は、粘着シートを保持するシート保持部と、前記シート保持部に保持された粘着シートから吸着ノズルを備えたピックアップヘッドによって前記半導体チップをピックアップするピックアップ機構と、前記シート保持部の下方に配設されて前記シート保持部に対して相対的に昇降し、上面に吸着面が設けられた吸着昇降部を有し、前記ピックアップにおいて前記粘着シートの下面を前記吸着面によって吸着保持するとともに前記半導体チップを下方から突き上げることにより、この半導体チップの粘着シートからの剥離を促進する剥離機構と、前記ピックアップ機構および剥離機構とを制御する制御部とを備え、前記剥離機構は、前記吸着昇降部において前記半導体チップの外縁形状に対応して前記吸着面に設定された矩形状のチップ範囲の内側に前記チップ範囲よりも小さい開口サイズで開口する開口部と、前記開口部に相対昇降動作が自在に嵌合して設けられ上昇状態において上面が前記吸着面から突出して粘着シートを介して前記半導体チップを下方から突き上げる突き上げ部材と、前記開口部の外側に前記チップ範囲の外縁を含んだ所定範囲に形成され、前記粘着シートの下面に複数の凸部を当接させた状態で前記凸部の間の吸引凹部から真空吸引することにより前記吸引凹部に対応した範囲の粘着シートを半導体チップから剥離させる吸引剥離エリアと、前記吸着面および吸引凹部から真空吸引する真空吸引部とを有する構成の半導体チップのピックアップ装置によって、ウェハ状態で個片に分割され前記粘着シートに貼着された半導体チップをピックアップするピックアップ方法であって、前記所定範囲は、前記突き上げ部材によって中央部の下面側を支持されたピックアップ対象の半導体チップの外縁部が前記吸引剥離エリアに片持ち状態で延出した状態において、前記粘着シートの剥離または前記突き上げ部材による突き上げによって前記ピックアップ対象の半導体チップまたは隣接する半導体チップが折損を生じないように、当該半導体チップの抗折強度に応じて設定されており、前記制御部が前記ピックアップ機構および剥離機構を制御することにより、前記シート保持部に対して前記吸着昇降部を上昇させて、前記吸着面によって前記粘着シートの下面を吸着保持し、次いで前記吸引凹部から真空吸引することにより前記吸引剥離エリアにおいて粘着シートを半導体チップから剥離させ、さらに前記突き上げ部材を上昇させてピックアップ対象の半導体チップを下方から突き上げるとともに、前記吸着ノズルによってこの半導体チップを上面から吸着保持してピックアップする。
本発明によれば、半導体チップの真空吸着によるピックアップにおいて粘着シートからの剥離を促進する剥離機構に、吸着昇降部において半導体チップの外縁形状に対応して吸着面に設定された矩形状のチップ範囲の内側に前記チップ範囲よりも小さい開口サイズで開口する開口部と、この開口部に相対昇降動作が自在に嵌合して設けられ上昇状態において上面が吸着面から突出して粘着シートを介して半導体チップを下方から突き上げる突き上げ部材と、開口部の外側にチップ範囲の外縁を含んだ所定範囲に形成され、粘着シートの下面に複数の凸部を当接させた状態で凸部の間の吸引凹部から真空吸引することにより吸引凹部に対応した範囲の粘着シートを半導体チップから剥離させる吸引剥離エリアとを備え、この吸引剥離エリアが形成される所定範囲を、突き上げ部材によって中央部の下面側を支持されたピックアップ対象の半導体チップの外縁部が吸引剥離エリアに片持ち状態で延出した状態において、粘着シートの剥離または突き上げ部材による突き上げによってピックアップ対象の半導体チップまたは隣接する半導体チップが折損を生じない範囲に設定することにより、薄型で大きいサイズの半導体チップを対象とする場合にあっても、チップの破損を生じることなく粘着シートを剥離させて半導体チップを正常にピックアップすることができる。
本発明の一実施の形態の部品実装装置の斜視図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の側断面図 本発明の一実施の形態の半導体チップのピックアップ装置における剥離機構の斜視図 本発明の一実施の形態の半導体チップのピックアップ装置における剥離ツールの構成説明図 本発明の一実施の形態の半導体チップのピックアップ装置における剥離ツールの部分断面図 本発明の一実施の形態の半導体チップのピックアップ装置における剥離ツールの機能説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の半導体チップのピックアップ方法の工程説明図 本発明の一実施の形態の半導体チップのピックアップ方法の工程説明図 本発明の一実施の形態の半導体チップのピックアップ装置における剥離ツールの構成説明図 本発明の一実施の形態の半導体チップのピックアップ方法の工程説明図
まず図1、図2を参照して、本実施の形態の半導体チップのピックアップ装置が組み込まれた部品実装装置1の全体構成を説明する。部品実装装置1は、電子部品が実装された実装基板を製造する電子部品実装ラインに用いられ、基板に半導体チップなどの部品をボンディングによって実装する機能を有している。図1において、基台2上には、部品供給ステージ3、ユニット集合ステージ4および基板保持ステージ7がY方向に配列されており、基板保持ステージ7のX方向の上流側には基板搬送部5が配設されている。
部品供給ステージ3に備えられた保持テーブル3aには、ウェハ状態で個片に分割された複数の半導体チップ8aを粘着シート8bによって貼着保持した構成の半導体ウェハユニット8が保持されている。保持テーブル3aは粘着シート8bを保持するシート保持部となっている。ユニット集合ステージ4は、直動機構(図2に示すX軸移動機構40参照)によってX方向に往復動する移動テーブル4aに、後述するツールストッカ17、中継ステージ18、部品認識カメラ19などの機能ユニットを集合的に配設した構成となっている。基板保持ステージ7は、搬送レール7aによって搬入された基板6を下受け保持する基板保持テーブル7bをXYテーブル機構73(図2参照)によって水平駆動する構成となっており、基板6には半導体チップ8aが実装される。基板保持ステージ7には、基板搬送部5の搬送レール5aによって基板6が上流側から搬入される。
部品供給ステージ3、ユニット集合ステージ4および基板保持ステージ7の上方には、基台2のX方向の端部に位置して、Y軸フレーム11が支持ポスト11aによって両端部を支持されてY方向に架設されている。Y軸フレーム11の前面には、以下に説明する第1ヘッド13、第2ヘッド14をリニアモータ駆動によりY方向に案内して駆動するヘッド移動機構12が組み込まれている。第1ヘッド13には半導体チップ8aを保持して基板6に搭載する機能を有する搭載ユニット20が装着されており、第2ヘッド14には基板6に電子部品接合用の接着剤を塗布する機能を有する塗布ユニット21が装着されている。
部品供給ステージ3、中継ステージ18および基板保持ステージ7の上方には、位置認識のために第1カメラ22、第2カメラ23、第3カメラ24が配設されている。第1カメラ22は部品供給ステージ3において取り出し対象の半導体チップ8aを撮像する。第2カメラ23は部品供給ステージ3から取り出されて中継ステージ18に位置補正のために仮置きされた半導体チップ8aを撮像する。また第3カメラ24は、基板保持ステージ7に保持された基板6を撮像して部品実装点の位置を認識する。またユニット集合ステージ4に配設された部品認識カメラ19は、部品供給ステージ3から取り出された半導体チップ8aを下方から撮像する。
部品供給ステージ3はXYテーブル機構31を備えており、XYテーブル機構31の上面に装着された水平な移動プレート32には、複数の支持部材33が立設されている。支持部材33は、上面に半導体ウェハユニット8が装着保持される保持テーブル3aを支持している。半導体ウェハユニット8は粘着シート8bに複数の半導体チップ8aを所定配列で貼着した構成となっている。粘着シート8bには、個片に分割された状態の複数の半導体チップ8aが、能動面を上向きにしたフェイスアップ姿勢で貼着保持されている。
部品供給ステージ3には、半導体ウェハユニット8から半導体チップ8aをピックアップするためのピックアップ作業位置[P1]が設定されている。第1カメラ22の位置はピックアップ作業位置[P1]に対応しており、第1カメラ22によって半導体ウェハユニット8を撮像した撮像結果を認識処理することにより、ピックアップ対象の半導体チップ8aの位置が検出される。保持テーブル3aの内部においてピックアップ作業位置[P1]に対応する位置には、剥離機構34が配設されている。
剥離機構34は、ピックアップにおいて粘着シート8bの下面を吸着保持するとともに半導体チップ8aを下方から突き上げることにより、半導体チップ8aの粘着シート8bからの剥離を促進する機能を有している。半導体チップ8aの取り出し時に剥離機構34を昇降させて粘着シート8bの下面に当接させることにより、後述するピックアップヘッド16による半導体チップ8aの粘着シート8bからの取り出しを容易に行うことができる。部品取り出し動作においては、XYテーブル機構31を駆動して粘着シート8bをXY方向に水平移動させることにより、粘着シート8bに貼着された複数の半導体チップ8aのうち、取り出し対象となる所望の半導体チップ8aをピックアップ作業位置[P1]に位置させる。
部品供給ステージ3の上方には、半導体チップ8aを吸着して保持するピックアップノズル16aを備えたピックアップヘッド16が配設されている。ピックアップヘッド16はピックアップアーム15aによって保持されており、ピックアップアーム15aは、Y軸フレーム11の下面に縣吊して配置されたピックアップヘッド移動機構15から、部品供給ステージ3の上方に延出して設けられている。ピックアップヘッド移動機構15を駆動することにより、ピックアップアーム15aはXYZ方向に移動するとともに、X方向の軸廻りに回転する。
これによりピックアップヘッド16は、部品供給ステージ3から半導体チップ8aをピックアップして、ユニット集合ステージ4に設けられた中継ステージ18に移送する動作を行う。また必要時には、ピックアップヘッド16をピックアップ作業位置[P1]の上方からX方向に退避させることが可能となっており、さらにピックアップアーム15aを回転させてピックアップヘッド16を反転させることにより、ピックアップノズル16aに保持した半導体チップ8aの姿勢を表裏反転させることが可能となっている。上述構成において、ピックアップヘッド移動機構15、ピックアップヘッド移動機構15によって移動し,吸着ノズルであるピックアップノズル16aが装着されたピックアップヘッド16は、シート保持部である保持テーブル3aに保持された粘着シート8bからピックアップノズル16aを備えたピックアップヘッド16によって半導体チップ8aをピックアップするピックアップ機構となっている。
ユニット集合ステージ4および基板保持ステージ7は、ベースプレート72の上面に設けられており、ベースプレート72は基台2の上面に立設された複数の支持ポスト71によって下方から支持されている。ベースプレート72の上面に配置されたプレート41には、X軸移動機構40を介して移動テーブル4aがX方向に移動自在に設けられている。移動テーブル4a上には、図1に示すツールストッカ17、中継ステージ18および部品認識カメラ19が集合的に配設されている。ツールストッカ17には、搭載ユニット20に装着される部品保持ノズル20aなど、部品種に応じて交換されて使用される複数の作業ツールが各部品種毎に収納される。
中継ステージ18は、部品供給ステージ3と基板保持ステージ7との間に配置されてツールストッカ17と一体的に設けられた形態となっており、中継ステージ18には、部品供給ステージ3からピックアップヘッド16によって取り出された半導体チップ8aが位置補正のために載置される。中継ステージ18には中継位置[P2]が設定されており、第2カメラ23は中継位置[P2]に対応して配置されている。X軸移動機構40によって中継ステージ18を移動させることにより、中継ステージ18に載置された半導体チップ8aを中継位置[P2]に位置させて第2カメラ23によって撮像することができ、これにより中継ステージ18に載置された半導体チップ8aの位置が検出される。部品認識カメラ19は中継ステージ18に隣接させて配置されており、同様にX軸移動機構40を駆動することにより、撮像位置を部品認識位置[P3]に位置させることができる。
基板保持ステージ7は、XYテーブル機構73上に基板6を保持する基板保持テーブル7bを設けた構成となっている。基板保持ステージ7には、半導体チップ8aを基板保持テーブル7bに下受け保持された基板6に実装するための実装作業位置[P4]が設定されており、第3カメラ24は実装作業位置[P4]に対応して配置されている。第3カメラ24によって基板6を撮像することにより、基板6に設定された部品実装点6aの位置が検出される。そしてXYテーブル機構73を駆動することにより、基板保持テーブル7bは基板6とともにXY方向に水平移動し、基板6に設定された任意の部品実装点6aを実装作業位置[P4]に位置させることができる。
次に、第1ヘッド13、第2ヘッド14について説明する。図2においてY軸フレーム11に設けられたヘッド移動機構12の前面には、第1ヘッド13および第2ヘッド14をY方向にガイドするための2条のガイドレール12aが設けられており、これらのガイドレール12aの間には以下に説明する第1ヘッド13および第2ヘッド14をY方向に駆動するためのリニアモータを構成する固定子12bが配設されている。ガイドレール12aには図示しないスライダがY方向にスライド自在に嵌合しており、このスライダは垂直な移動プレート13a、14aの背面に固着されている。
移動プレート13a、14aの背面には、固定子12bに対向してリニアモータを構成する可動子(図示省略)が配設されている。これらのリニアモータを駆動することにより、第1ヘッド13および第2ヘッド14はガイドレール12aによってガイドされて、それぞれY方向に移動する。移動プレート13a、14aの前面には、それぞれ昇降機構13b、14bが配設されており、昇降機構13b、14bの前面には昇降プレート13c、14cが垂直方向にスライド自在に配設されている。昇降機構13b、14bを駆動することにより、昇降プレート13c、14cはそれぞれ昇降する。昇降プレート13cには、下部に部品保持ノズル20aを備えた搭載ユニット20が着脱自在に装着されており、昇降プレート14cには、塗布ユニット21が着脱自在に装着されている。
搭載ユニット20は部品保持ノズル20aによって実装対象の部品である半導体チップ8aを保持する機能を有しており、部品供給ステージ3から供給された半導体チップ8aを、基板保持ステージ7に保持された基板6に搭載する。塗布ユニット21は、部品接着用の接着剤を収納したシリンジ21aおよび接着剤を吐出する塗布ノズル21bを備えており、塗布ノズル21bから吐出した接着剤を基板6の部品実装点6aに塗布する。
上記構成において、部品供給ステージ3、ピックアップヘッド移動機構15、ピックアップノズル16aが装着されピックアップヘッド移動機構15によって移動するピックアップヘッド16および以下に説明する剥離機構34は、ウェハ状態で個片に分割され粘着シートである粘着シート8bに貼着された半導体チップ8aをピックアップするピックアップ装置を構成する。
図3は半導体チップのピックアップ装置において、保持テーブル3aの下方に配設された剥離機構34の構成を示している。剥離機構34は、機構本体部50,機構本体部50に昇降自在に保持された支持軸部51および剥離ツール52より構成される。剥離ツール52は対象となる半導体チップ8aの形状・サイズに応じて別体で準備され、支持軸部51の上面に交換自在に装着される。
機構本体部50内にはツール昇降機構(図示省略)が内蔵されており、ツール昇降機構を駆動することにより、剥離ツール52は保持テーブル3aに保持された粘着シート8bに対して下面側から相対的に昇降する(矢印a)。剥離ツール52の上面はシート剥離動作において粘着シート8bの下面を吸着する吸着面52aとなっている。したがって、剥離ツール52は、粘着シート8bの下面を吸着する吸着面52aが設けられ保持テーブル3aに対して相対的に昇降する吸着昇降部となっている。
吸着面52aには、ピックアップの対象となる半導体チップ8aの外縁形状に対応して設定されるチップ範囲52g(図4(a)参照)を包含するサイズで、平面視して矩形状の吸引剥離エリア52cが設けられている。吸引剥離エリア52cは、半導体チップ8aのピックアップに際し、粘着シート8bを下面側から吸引して剥離を促進させる機能を有するものである。さらに吸引剥離エリア52cの内側には、チップ範囲52gよりも小さい開口サイズで開口する矩形の開口部52dが、チップ範囲52gと相似の矩形形状で設けられており、開口部52dには突き上げ部材53が昇降自在に嵌合している。
吸着面52aには粘着シート8bの下面を吸着するための吸着孔52bが所定配列で形成されており、突き上げ部材53の上面部53aには吸着孔53bが開口している。なお、開口部52dの形状は必ずしもチップ範囲52gと相似である必要はなく、後述する突き上げ部材53による半導体チップ8aの突き上げ動作時に粘着シート8bのチップ下面からの剥離不具合を生じないような形状であればよい。
図4(a)は、剥離ツール52の吸着面52aに、ピックアップ対象の半導体チップ8aの配列を重ね合わせた状態を示しており、中央に位置する半導体チップ8a*が当該ピックアップ動作における作業対象となっている。すなわち剥離ツール52は、半導体チップ8a*の中心に突き上げ部材53が位置するように位置合わせされており、この状態では半導体チップ8a*の外縁部は吸引剥離エリア52cの範囲内に包摂されている。
さらに吸引剥離エリア52cの所定範囲には、ピックアップ対象の半導体チップ8a*に隣接する半導体チップ8aのチップ範囲の外縁部を含むようになっている。吸着面52aに開口した吸着孔52bは、吸着面52aに円周状および放射状に形成された複数の吸引溝52hと連通しており、吸着孔52bから真空吸引することにより、これらの吸引溝52hを介して吸着面52aの広い範囲で粘着シート8bを吸着することが可能となっている。なお図3では、吸引溝52hの図示を省略している。
図4(b)は、図4(a)におけるA−A断面を示している。剥離ツール52、突き上げ部材53は、機構本体部50に内蔵された第1の昇降機構54,第2の昇降機構55とそれぞれ機構的に結合されている。第1の昇降機構54を駆動することにより、剥離ツール52全体が昇降する(矢印b)。これにより、吸着面52aを保持テーブル3aに保持された粘着シート8bの下面に接離させることができる。
また第2の昇降機構55を駆動することにより、突き上げ部材53を剥離ツール52に対して相対的に昇降させることができ(矢印c)、これにより、上昇状態において突き上げ部材53の上面部53aが吸着面52aから突出して、粘着シート8bを介して半導体チップ8a*のみを下方から突き上げることができる。吸着孔52bおよび吸着孔53bは真空吸引部56に接続されており、真空吸引部56を駆動することにより、吸着孔52b、53bから真空吸引する(図5に示す矢印d、e参照)。
ここで剥離ツール52に設けられた吸引剥離エリア52cおよび突き上げ部材53の構成および機能について説明する。図5(a)に示すように、吸着面52aにおいて、突き上げ部材53が嵌合した開口部52dの外側には、以下に説明する構成の吸引剥離エリア52cが、ピックアップ対象の半導体チップ8a*のチップ範囲の外縁部E1、半導体チップ8a*に隣接する半導体チップ8aのチップ範囲の外縁部E2をいずれも含んだ所定範囲Bで形成されている。吸引剥離エリア52cには、複数の凸部52eが規則配列(ここでは格子点状)で設けられており、これらの凸部52eの間は上方に開孔した吸引凹部52fを形成する。また突き上げ部材53の上面部53aにも、吸引剥離エリア52cにおける凸部52e、吸引凹部52fと同様の凸部53e、吸引凹部53fが形成されている。
凸部52e、53e、吸引凹部52f、53fは、吸着面52a、上面部53aに格子状の溝を加工することなどによってによって形成される。なおここでは、吸引剥離エリア52cのみならず、突き上げ部材53の上面部53aにも凸部53e、吸引凹部53fを形成した例を示しているが、突き上げ部材53についてはこのような凸部53e、吸引凹部53fは必ずしも必須ではなく、単なる突起部を設けるのみでもよい。
図5(b)は、剥離ツール52を上昇させて吸着面52aを粘着シート8bの下面に当接させた状態を示している。この状態で、真空吸引部56(図4参照)を駆動して吸着孔52b、53bから真空吸引することにより(矢印d,e)吸引剥離エリア52c、上面部53aにおいて吸引凹部52f、53f内が真空吸引される。これにより、図5(c)に示すように、吸引剥離エリア52c、上面部53aにおいて吸引凹部52f、53fに対応した範囲の粘着シート8bが下方に吸引され、半導体チップ8a*,8aから剥離される。
このとき、吸引剥離エリア52cが形成された所定範囲Bは、ピックアップ対象の半導体チップ8a*のチップ範囲の外縁部E1、半導体チップ8a*に隣接する半導体チップ8aのチップ範囲の外縁部E2をいずれも含んで設定されていることから、当該ピックアップ動作によって取り出す半導体チップ8a*の外縁部のみならず、隣接する半導体チップ8aの外縁部近傍において粘着シート8bをチップ下面から吸引凹部52f、53fの配列に応じて部分的に剥離させることができる。この吸引剥離エリア52cによる剥離はピックアップ動作に先立って行われることから、ピックアップ動作に際してチップ折損などの不具合が生じやすい範囲の粘着シート8bの付着力を大幅に弱めておくことができる。したがって、薄型で平面サイズが大きく低剛性で破損しやすい半導体チップを対象とする場合にあっても、ピックアップ時の粘着シート8bの剥離を容易にすることが可能となっている。
このように、剥離ツール52に吸引剥離エリア52cを設けて予め粘着シート8bの剥離を容易にする方式を採用するには、吸引剥離エリア52cが形成される所定範囲Bを、対象とする半導体チップ8aの特性に応じて適切に設定する必要がある。すなわち、ピックアップ時における半導体チップの折損特性は、半導体チップ8a*の端面から突き上げ部材53の端面までの距離(オーバーハング量)に依存しているが、このオーバーハング量は所定範囲Bの設定如何によって規定される。
ここで図6を参照して、所定範囲Bおよびオーバーハング量の設定の適否とピックアップ動作に際して生じるチップ折損などの不具合との関係について説明する。ここでは、吸引剥離エリア52cによって所定範囲Bの粘着シート8bを予め部分的に剥離した後に、ピックアップノズル16aによって吸着保持された半導体チップ8a*を、突き上げ部材53によって突き上げながら上昇させるピックアップ動作における半導体チップ8a*,8a、粘着シート8bの挙動を示している。
まず図6(a)は、作業対象の半導体チップ8aの平面サイズ、厚さなどの抗折特性に対して吸引剥離エリア52cの所定範囲B1およびピックアップ対象の半導体チップ8a*が吸引剥離エリア52c上へ片持ち状態で延出するオーバーハング量B1aが適切に設定された例を示している。すなわちここでは、吸引剥離エリア52cにおいて半導体チップ8aから剥離された後に、吸引剥離エリア52cに吸着保持された状態の粘着シート8bが、突き上げ部材53によって突き上げられて上方に変位した半導体チップ8a*の下面と連結された状態において、吸引剥離エリア52cから分離して斜め上方に立ち上がる分離点F1が、半導体チップ8a*の下方に位置するように、所定範囲B1およびオーバーハング量B1aが設定されている。これにより、以下の2例にて発生するチップ折損を有効に防止することが可能となっている。
すなわち、図6(b)は、半導体チップ8aの平面サイズ、厚さなどの抗折特性に対して吸引剥離エリア52cの所定範囲B2およびピックアップ対象の半導体チップ8a*のオーバーハング量B2aが図6(a)に示す適正例よりも過小に設定された例を示している。ここでは所定範囲B2およびオーバーハング量B2aが小さく、突き上げ部材53の端面から隣接する半導体チップ8aの端面までの距離が小さい。したがって吸引剥離エリア52cから分離して上方に立ち上がる分離点F2は,半導体チップ8a*ではなく隣接する半導体チップ8aの下方に位置する。このため、突き上げ部材53によって突き上げられて粘着シート8bが上方に変位する過程において、半導体チップ8aの端部近傍が粘着シート8bによって持ち上げられて、部分的に折損部(8a)となる不具合が生じる。
これに対し、図6(c)は、ピックアップ対象の半導体チップ8a*の平面サイズ、厚さなどの抗折特性に対して吸引剥離エリア52cの所定範囲B3および半導体チップ8a*のオーバーハング量B3aが、図6(a)に示す適正例よりも過大に設定された例を示している。ここでは所定範囲B3が大きくオーバーハング量B3aを大きくすることができることから、吸引剥離エリア52cによって粘着シート8bが半導体チップ8aから剥離される範囲は十分に確保され、剥離後の粘着シート8bは吸引剥離エリア52cに広い範囲で吸着保持される。そしてこの状態で突き上げ部材53によって半導体チップ8a*を突き上げると、大きいオーバーハング量B3aで片持ち状態となった半導体チップ8a*の端部近傍には未剥離部分に残存する粘着シート8bの粘着力によって下向きの外力が作用し、この外力によって曲げ剛性に乏しい半導体チップ8a*には、部分的に折損部(8a*)が生じる。
上述のように、剥離ツール52に設けられる吸引剥離エリア52cを有効に機能させるには、吸引剥離エリア52cが形成される所定範囲Bを適切に設定して、ピックアップ動作において半導体チップ8a*が吸引剥離エリア52c上に延出するオーバーハング量を適正に確保可能であることが求められる。すなわち、突き上げ部材53によって中央部の下面側を支持されたピックアップ対象の半導体チップ8a*の外縁部が吸引剥離エリア52cに片持ち状態で延出した状態において、粘着シート8bの剥離または突き上げ部材53による突き上げによって、ピックアップ対象の半導体チップ8a*または隣接する半導体チップ8aのいずれにも折損を生じないように、当該半導体チップの抗折強度に応じて所定範囲Bを設定する。この設定に際しては、実際に作業対象となる半導体チップについて、吸引剥離エリア52cのサイズを変化させた複数種類の剥離ツール52を用いて複数回の試行を行い、これらの結果を勘案して適正な所定範囲を求める。
次に、図7を参照して制御系の構成を説明する。図7において、制御部60は、記憶部64に記憶された制御プログラムに基づき、機構駆動部61を介して以下の機構部を制御する。これにより、部品供給ステージ3から半導体チップ8aを取り出し、さらに取り出した半導体チップ8aを基板保持ステージ7に保持された基板6に実装するための各動作が実行される。まず、部品供給ステージ3、ユニット集合ステージ4、基板保持ステージ7を制御することにより、部品供給ステージ3におけるXYテーブル機構31や剥離機構34による部品供給動作が制御され、またユニット集合ステージ4におけるX軸移動機構40の動作が制御され、さらに基板保持ステージ7におけるXYテーブル機構73の動作が制御される。
次いで、ヘッド移動機構12、第1ヘッド13、第2ヘッド14、ピックアップヘッド移動機構15を制御することにより、部品供給ステージ3から半導体チップ8aを取り出すピックアップ動作や、剥離機構34による粘着シート8bの剥離動作が実行され、さらに取り出された半導体チップ8aを基板6に移送搭載してボンディングする実装動作が実行される。すなわちピックアップヘッド移動機構15を制御することによりピックアップ動作が実行され、また搭載ユニット20が装着された第1ヘッド13をヘッド移動機構12と併せて制御することにより、半導体チップ8aを基板6に移送搭載する搭載動作が実行される。
また塗布ユニット21が装着された第2ヘッド14をヘッド移動機構12と併せて制御することにより、部品接着用のペーストを塗布ノズル21bから吐出して基板に供給するペースト塗布機能が実行される。上述の各種動作制御に際しては、制御部60が認識処理部62を制御することにより、以下の各カメラによる撮像結果の認識処理が行われる。第1カメラ22による撮像結果を認識処理することにより、部品供給ステージ3に保持された半導体ウェハユニット8における半導体チップ8aの位置が検出され、この検出結果に基づいて制御部60がXYテーブル機構31を制御することにより、ピックアップ対象の半導体チップ8aをピックアップ作業位置[P1]に正しく位置合わせすることができる。また第2カメラ23による撮像結果を認識処理することにより、中継ステージ18に載置された状態における半導体チップ8aの位置が検出され、この検出結果に基づいて制御部60が第1ヘッド11およびX軸移動機構40を制御することにより、ピックアップ対象の半導体チップ8aに対して部品保持ノズル20aを正しく位置合わせすることができる。また第2カメラ23によってツールストッカ17の収納凹部に収納された作業ツールを撮像することにより、前述のように当該作業ツールの種類を識別することができる。
さらに第3カメラ24による撮像結果を認識処理することにより、基板保持ステージ7に保持された状態における基板6の部品実装点6aの位置が検出され、この検出結果に基づいて制御部60がXYテーブル機構73を制御することにより、部品実装点6aを実装作業位置[P4]に対して位置合わせして、部品保持ノズル20aに保持された半導体チップ8aを部品実装点6aに正しく搭載することができる。そして部品認識カメラ19による撮像結果を認識処理することにより、部品保持ノズル20aに保持された状態における半導体チップ8aの位置が検出され、搭載ユニット20による搭載動作においては、この検出結果を加味して搭載時の位置補正が行われる。
上記構成において、制御部60がピックアップ機構および剥離機構34を制御することにより、半導体チップのピックアップ作業が実行される。すなわち、シート保持部である保持テーブル3aに対して吸着昇降部である剥離ツール52を上昇させて、吸着面52aによって粘着シート8bの下面を吸着保持し、次いで吸引凹部52fから真空吸引することにより吸引剥離エリア52cにおいて粘着シート8bを半導体チップ8aから剥離させ、さらに突き上げ部材53を上昇させてピックアップ対象の半導体チップ8a*を下方から突き上げるとともに、ピックアップノズル16aによってこの半導体チップ8a*を上面から吸着保持してピックアップする。
この半導体チップのピックアップ装置は上記のように構成されており、次に図8,図9を参照して、このピックアップ装置によるピックアップ動作の流れを説明する。図8(a)は、保持テーブル3aに保持された半導体ウェハユニット8を移動させて、剥離機構34の剥離ツール52にピックアップ対象となる半導体チップ8a*を位置合わせした状態を示している。この状態では、半導体チップ8a*の中心部の下方に突き上げ部材53が位置する。この後、図8(b)に示すように、剥離ツール52を上昇させて(矢印f)、吸着面52aを粘着シート8bの下面に当接させる。これにより、凸部52e、53eが粘着シート8bの下面に接触した状態となる。次いで図8(c)に示すように、ピックアップノズル16aをピックアップ対象の半導体チップ8a*に対して位置合わせして下降させる(矢印g)。
この後、半導体チップ8a*のピックアップに先立って、吸引剥離エリア52cおよび突き上げ部材53の上面部53aによる粘着シート8bの剥離が行われる。すなわち真空吸引部56を駆動して、図9(a)に示すように、吸着孔52b、53bから真空吸引する(矢印d、e)。これにより、吸引剥離エリア52cおよび突き上げ部材53の上面部53aにおいて吸引凹部52f、53fに相当する部分の粘着シート8bが、半導体チップ8a*の下面から剥離され、吸引剥離エリア52cおよび突き上げ部材53によって吸着保持される。これに先立って、ピックアップノズル16aから真空吸引することにより(矢印h)、半導体チップ8a*はピックアップノズル16aの下面に吸着保持された状態にある。これにより、吸着孔52b、53bによる真空吸引時に半導体チップ8a*が下方に吸引されることによる波状の変形を抑制する効果を得る。
次に、第2の昇降機構55(図4参照)を駆動することにより、図9(b)に示すように、突き上げ部材53を上昇させて(矢印i)、上面部53aによって粘着シート8bを介して半導体チップ8a*を下方から突き上げる。このとき、粘着シート8bは吸引剥離エリア52cの底部に吸着保持されて、半導体チップ8a*の下方に位置する分離点Fから斜め上方に立ち上がって上面部53aと連結された状態となることから、図6(b)に示すような、隣接する半導体チップ8aの端部が粘着シート8bによって持ち上げられて折損する不具合が生じない。また、吸引剥離エリア52cの所定範囲B1やオーバーハング量B1aは、予め作業対象の半導体チップ8aの抗折特性を考慮して設定されていることから、図6(c)に示すような、ピックアップ対象の半導体チップ8a*の端部が粘着シート8bの粘着力によって折損する不具合が生じない。
このようにして、ピックアップノズル16aによる半導体チップ8a*の取り出し動作に先立って吸引剥離エリア52cに相当する範囲の粘着シート8bを部分的にチップ下面から剥離した後、ピックアップノズル16aを上昇させることにより(矢印j)、半導体チップ8a*を突き上げ部材53の上面部53aに保持された粘着シート8bから完全に剥離させて、保持テーブル3aに保持された半導体ウェハユニット8から取り出す。
図10は、図4に示す剥離ツール52において、突き上げ部材53の構成および形状を変更した例を示している。すなわち、図4に示す突き上げ部材53では、上面部53aに凸部53e、吸引凹部53fを形成した構成例を示したが、ここではこのような構成の突き上げ部材53の替わりに、以下のような構成の突き上げ部材53Aを用いている。すなわち突き上げ部材53Aは、突き上げ部材53と同様に開口部52d内に昇降自在に嵌合して設けられ、第2の昇降機構55によって昇降する。突き上げ部材53Aの内部には、さらに突出部材57が第3の昇降機構58によって昇降自在に嵌合している。そして図4に示す実施例と同様に、吸引剥離エリア52cには同様機能の凸部52e、吸引凹部52fが形成されている。
図10(a)に示すように、突出部材57は平面視してX字形状であり、図10(b)に示すように、上面部57aには当接凸部57bが形成されている。第1の昇降機構54を駆動することにより、剥離ツール52全体が昇降し(矢印k)、これにより吸着面52aを保持テーブル3aに保持された粘着シート8bの下面に接離させることができる。
また第2の昇降機構55を駆動することにより、突き上げ部材53Aを剥離ツール52に対して相対的に昇降させることができ(矢印l)、これにより、上昇状態において突出部材57の上面部57aが吸着面52aから突出して、粘着シート8bを介して半導体チップ8a*のみを下方から突き上げることができる。吸着孔52bは真空吸引部56(図4参照)に接続されており、真空吸引部56を駆動することにより、吸着孔52bから真空吸引する(図11(a)に示す矢印d参照)。
次に図11を参照して、図10に示す突き上げ部材53Aが装着された剥離ツール52によって、ピックアップ動作時の剥離動作を行う例を説明する。図11(a)は、剥離ツール52にピックアップ対象となる半導体チップ8a*を位置合わせして、剥離ツール52を上昇させて吸着面52aを粘着シート8bの下面に当接させた状態を示している。
ここではさらにピックアップノズル16aをピックアップ対象の半導体チップ8a*に対して位置合わせして下降させた状態で、第2の昇降機構55を駆動して突き上げ部材53Aを突出部材57とともに上昇させ(矢印n)、粘着シート8bを介して半導体チップ8a*を下方から突き上げる。これに先立って、真空吸引部56(図4)を駆動して吸着孔52bから真空吸引する(矢印d)。これにより、図9(b)に示す状態と同様に、吸引剥離エリア52cにおいて吸引凹部52f、53fに相当する部分の粘着シート8bが、半導体チップ8a*の下面から剥離され、吸引剥離エリア52cによって吸着保持される。このとき、ピックアップノズル16aから真空吸引することにより(矢印h)、半導体チップ8a*はピックアップノズル16aの下面に吸着保持された状態にある。
次に、第2の昇降機構55(図4参照)を駆動することにより、図11(b)に示すように、突出部材57を突き上げ部材53Aに対して上昇させて(矢印o)、当接凸部57bによって粘着シート8bを介して半導体チップ8a*を下方から突き上げるとともに、ピックアップノズル16aを上昇させることにより(矢印p)、半導体チップ8a*を突き上げ部材53の上面部53aに保持された粘着シート8bから完全に剥離させて、保持テーブル3aに保持された半導体ウェハユニット8から取り出す。
この構成においても、粘着シート8bは吸引剥離エリア52cの底部に吸着保持されて、半導体チップ8a*の下方に位置する分離点Fから斜め上方に立ち上がって突き上げ部材53Aの上面と連結された状態となることから、図6(b)に示すような、隣接する半導体チップ8aの端部が粘着シート8bによって持ち上げられて折損する不具合が生じない。また、吸引剥離エリア52cの所定範囲B1やオーバーハング量B1aは、予め作業対象の半導体チップ8aの抗折特性を考慮して設定されていることから、図6(c)に示すような、ピックアップ対象の半導体チップ8a*の端部が粘着シート8bの粘着力によって折損する不具合が生じない。
なお本実施の形態において、突き上げ部材53の構成には各種のバリエーションが可能であり、図4,図9にそれぞれ示す突き上げ部材53、53Aの構成には限定されない。例えば、図11(c)に示すように、図4の突き上げ部材53において、上面部53aから突出して進退するエジェクタピン59を設けた構成の突き上げ部材53Bを用いるようにしてもよい。すなわちこの例では、図9(b)(c)に示すように半導体チップ8a*を保持したピックアップノズル16aを上昇させて(矢印o)半導体チップ8a*を取り出すピックアップ動作時に、エジェクタピン59を粘着シート8bを貫通して上昇させ(矢印q)、半導体チップ8a*の下面を突き上げることにより、粘着シート8bの剥離をより確実に促進するようにしている。
上記説明したように、本実施の形態に示す半導体チップのピックアップ装置、ピックアップ方法では、半導体チップ8aの真空吸着によるピックアップにおいて粘着シート8bからの剥離を促進する剥離機構34に、剥離ツール52において半導体チップ8aの外縁形状に対応して吸着面に設定された矩形状のチップ範囲52gの内側にチップ範囲52gよりも小さい開口サイズで開口する開口部52dと、この開口部52dに相対昇降動作が自在に嵌合して設けられ上昇状態において上面が吸着面52aから突出して粘着シート8bを介して半導体チップ8a*を下方から突き上げる突き上げ部材53と、開口部52dの外側にチップ範囲52gの外縁を含んだ所定範囲Bに形成され、粘着シート8bの下面に複数の凸部52eを当接させた状態で凸部52eの間の吸引凹部52fから真空吸引することにより吸引凹部52fに対応した範囲の粘着シート8bを半導体チップから剥離させる吸引剥離エリア52cとを備えた構成としている。
そして吸引剥離エリア52cが形成される所定範囲Bを、突き上げ部材53によって中央部の下面側を支持されたピックアップ対象の半導体チップ8a*の外縁部が吸引剥離エリア52cに片持ち状態で延出した状態において、粘着シート8bの剥離によって半導体チップ8a、8a*が折損を生じない範囲に設定することにより、薄型で大きいサイズの半導体チップを対象とする場合にあっても、半導体チップの破損を生じることなく粘着シート8bを剥離させて、半導体チップ8aを正常にピックアップすることができる。
本発明の半導体チップのピックアップ装置およびピックアップ方法は、薄型で大きいサイズの半導体チップを対象とする場合にあっても、チップの破損を生じることなく粘着シートを剥離させて半導体チップを正常にピックアップすることができるという効果を有し、薄型の半導体チップをピックアップ対象として粘着シートから取り出して基板に実装する分野において有用である。
1 部品実装装置
3 部品供給ステージ
6 基板
8 半導体ウェハユニット
8a、8a* 半導体チップ
8b 粘着シート
15 ピックアップヘッド移動機構
16 ピックアップヘッド
16a ピックアップノズル
34 剥離機構
52 剥離ツール
52a 吸着面
52b、53b 吸着孔
52c 吸引剥離エリア
52d 開口部
52e,53e 凸部
52f、53f 吸引凹部
52g チップ範囲
53,53A,53B 突き上げ部材

Claims (3)

  1. ウェハ状態で個片に分割され粘着シートに貼着された半導体チップをピックアップするピックアップ装置であって、
    前記粘着シートを保持するシート保持部と、
    前記シート保持部に保持された粘着シートから吸着ノズルを備えたピックアップヘッドによって前記半導体チップをピックアップするピックアップ機構と、
    前記シート保持部の下方に配設されて前記シート保持部に対して相対的に昇降し、上面に吸着面が設けられた吸着昇降部を有し、前記ピックアップにおいて前記粘着シートの下面を前記吸着面によって吸着保持するとともに前記半導体チップを下方から突き上げることにより、この半導体チップの粘着シートからの剥離を促進する剥離機構と、
    前記ピックアップ機構および剥離機構とを制御する制御部とを備え、
    前記剥離機構は、前記吸着昇降部において前記半導体チップの外縁形状に対応して前記吸着面に設定された矩形状のチップ範囲の内側に前記チップ範囲よりも小さい開口サイズで開口する開口部と、
    前記開口部に相対昇降動作が自在に嵌合して設けられ上昇状態において上面が前記吸着面から突出して粘着シートを介して前記半導体チップを下方から突き上げる突き上げ部材と、
    前記開口部の外側に前記チップ範囲の外縁部を含んだ所定範囲に形成され、前記粘着シートの下面に複数の凸部を当接させた状態で前記凸部の間の吸引凹部から真空吸引することにより前記吸引凹部に対応した範囲の粘着シートを半導体チップから剥離させる吸引剥離エリアと、
    前記吸着面および吸引凹部から真空吸引する真空吸引部とを有し、
    さらに前記所定範囲は、前記突き上げ部材によって中央部の下面側を支持されたピックアップ対象の半導体チップの外縁部が前記吸引剥離エリアに片持ち状態で延出した状態において、前記粘着シートの剥離または前記突き上げ部材による突き上げによって前記ピックアップ対象の半導体チップまたは隣接する半導体チップが折損を生じないように、当該半導体チップの抗折強度に応じて設定されており、
    前記制御部が前記ピックアップ機構および剥離機構を制御することにより、前記シート保持部に対して前記吸着昇降部を上昇させて、前記吸着面によって前記粘着シートの下面を吸着保持し、次いで前記吸引凹部から真空吸引することにより前記吸引剥離エリアにおいて粘着シートを半導体チップから剥離させ、さらに前記突き上げ部材を上昇させてピックアップ対象の半導体チップを下方から突き上げるとともに、前記吸着ノズルによってこの半導体チップを上面から吸着保持してピックアップすることを特徴とする半導体チップのピックアップ装置。
  2. 前記所定範囲は、ピックアップ対象の半導体チップに隣接する半導体チップのチップ範囲の外縁部を含んで設定されることを特徴とする請求項1記載の半導体チップのピックアップ装置。
  3. 粘着シートを保持するシート保持部と、前記シート保持部に保持された粘着シートから吸着ノズルを備えたピックアップヘッドによって前記半導体チップをピックアップするピックアップ機構と、前記シート保持部の下方に配設されて前記シート保持部に対して相対的に昇降し、上面に吸着面が設けられた吸着昇降部を有し、前記ピックアップにおいて前記粘着シートの下面を前記吸着面によって吸着保持するとともに前記半導体チップを下方から突き上げることにより、この半導体チップの粘着シートからの剥離を促進する剥離機構と、
    前記ピックアップ機構および剥離機構とを制御する制御部とを備え、
    前記剥離機構は、前記吸着昇降部において前記半導体チップの外縁形状に対応して前記吸着面に設定された矩形状のチップ範囲の内側に前記チップ範囲よりも小さい開口サイズで開口する開口部と、前記開口部に相対昇降動作が自在に嵌合して設けられ上昇状態において上面が前記吸着面から突出して粘着シートを介して前記半導体チップを下方から突き上げる突き上げ部材と、前記開口部の外側に前記チップ範囲の外縁を含んだ所定範囲に形成され、前記粘着シートの下面に複数の凸部を当接させた状態で前記凸部の間の吸引凹部から真空吸引することにより前記吸引凹部に対応した範囲の粘着シートを半導体チップから剥離させる吸引剥離エリアと、前記吸着面および吸引凹部から真空吸引する真空吸引部とを有する構成の半導体チップのピックアップ装置によって、ウェハ状態で個片に分割され前記粘着シートに貼着された半導体チップをピックアップするピックアップ方法であって、
    前記所定範囲は、前記突き上げ部材によって中央部の下面側を支持されたピックアップ対象の半導体チップの外縁部が前記吸引剥離エリアに片持ち状態で延出した状態において、前記粘着シートの剥離または前記突き上げ部材による突き上げによって前記ピックアップ対象の半導体チップまたは隣接する半導体チップが折損を生じないように、当該半導体チップの抗折強度に応じて設定されており、
    前記制御部が前記ピックアップ機構および剥離機構を制御することにより、前記シート保持部に対して前記吸着昇降部を上昇させて、前記吸着面によって前記粘着シートの下面を吸着保持し、次いで前記吸引凹部から真空吸引することにより前記吸引剥離エリアにおいて粘着シートを半導体チップから剥離させ、さらに前記突き上げ部材を上昇させてピックアップ対象の半導体チップを下方から突き上げるとともに、前記吸着ノズルによってこの半導体チップを上面から吸着保持してピックアップすることを特徴とする半導体チップのピックアップ方法。
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