JP2014009115A - 基板製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】SiC結晶基板を収率よく形成すること。
【解決手段】基板層に挟まれた剥離層を備えるSiC結晶のインゴットを製造するインゴット製造工程を備える。また、インゴットの内部にレーザー光を照射し、剥離層を境界として、基板層を互いに分離する照射工程を備える。インゴット製造工程は、インゴットをチャンバー内に格納し、基板層および剥離層をエピタキシャル成長により下層から順に成長させる。剥離層を成長させている期間には、チャンバー内にSiC結晶のバンドギャップを狭くする窒素を含むガスが供給されている。基板層を成長させている期間には、チャンバー内に窒素を含まないガスが供給されている。照射工程で用いられるレーザー光の波長は、基板層のバンドギャップにより定まる吸収波長の上限よりも長く、剥離層のバンドギャップにより定まる吸収波長の上限よりも短い波長である。
【選択図】図4
【解決手段】基板層に挟まれた剥離層を備えるSiC結晶のインゴットを製造するインゴット製造工程を備える。また、インゴットの内部にレーザー光を照射し、剥離層を境界として、基板層を互いに分離する照射工程を備える。インゴット製造工程は、インゴットをチャンバー内に格納し、基板層および剥離層をエピタキシャル成長により下層から順に成長させる。剥離層を成長させている期間には、チャンバー内にSiC結晶のバンドギャップを狭くする窒素を含むガスが供給されている。基板層を成長させている期間には、チャンバー内に窒素を含まないガスが供給されている。照射工程で用いられるレーザー光の波長は、基板層のバンドギャップにより定まる吸収波長の上限よりも長く、剥離層のバンドギャップにより定まる吸収波長の上限よりも短い波長である。
【選択図】図4
Description
本明細書では、炭化珪素(SiC)結晶基板の製造方法に関する技術を開示する。
特許文献1に開示されている技術では、集光レンズでレーザー光の集光点をインゴットの内部に合わせる。また、インゴットを載置したX−YステージをX、Y方向に移動させる。これにより、レーザー光でインゴットを相対的に走査することにより、Siインゴットの内部に多光子吸収による面状の加工領域を形成している。そして、面状の加工領域を剥離面とすることで、インゴットの一部を剥離して、基板を作成している。
特許文献1の技術では、レーザー光の集光点の位置が、インゴットの表面のうねりやX−Yステージの傾きの影響を受けて変化してしまう。すると、面状の加工領域を平らに作成することが困難であるため、剥離後の基板に反りやうねりが発生してしまう場合がある。
本明細書では、基板製造方法を開示する。この基板製造方法は、第1の層に挟まれた第2の層を備えるSiC結晶のインゴットを製造するインゴット製造工程を備える。また、第1の層および第2の層に対して略垂直な方向からインゴットの内部にレーザー光を照射し、インゴットにおける第2の層を境界として、第1の層を互いに分離する照射工程を備える。インゴット製造工程は、インゴットを格納容器内に格納し、第1の層および第2の層をエピタキシャル成長により下層から順に成長させている。第2の層を成長させている期間には、格納容器内にSiC結晶のバンドギャップを狭くする所定元素を含むガスが供給されている。第1の層を成長させている期間には、格納容器内に所定元素を含まないガスが供給されている。照射工程で用いられるレーザー光の波長は、第1の層のバンドギャップにより定まる吸収波長の上限よりも長く、第2の層のバンドギャップにより定まる吸収波長の上限よりも短い波長である。
上記方法では、インゴット内部に照射されたレーザーを、第1の層を透過させるとともに、第2の層に吸収させることができる。すなわち、第2の層を、レーザーの集光層として機能させることができる。これにより、レーザーを集光することなく、第2の層を選択的に発熱させることが可能となる。よって、第2の層に熱応力を発生させてクラックを生成することで、第2の層を境界として第1の層を互いに分離させることが可能となる。以上より、インゴットの表面のうねりやインゴットを載置するステージの傾きなどが存在する場合においても、レーザーにより加熱される層の深さがばらついてしまうことを防止することができる。よって、剥離後の第1の層に反りやうねりが発生してしまう事態を防止することが可能となる。なお、インゴット製造工程で形成されるSiC結晶は、各種のポリタイプの結晶であってもよい。
本明細書に開示の技術によれば、SiC結晶基板を収率よく形成する基板製造方法を提供することができる。
以下、本明細書で開示する実施例の技術的特徴の幾つかを記す。なお、以下に記す事項は、各々単独で技術的な有用性を有している。
(特徴1)上記の基板製造方法では、第2の層の厚さは第1の層の厚さよりも薄くてもよい。これにより、第2の層を、第1の層を互いに分離させるための分離層として用いることが可能となる。また、SiC結晶のインゴットから基板を切り出す際の取りしろを減少させることができるため、基板の収率を高めることができる。
(特徴2)上記の基板製造方法では、第1の層を形成するSiC結晶の結晶構造は、六方晶であってもよい。第2の層を形成するSiC結晶に含まれている所定元素の濃度の範囲は、第2の層の結晶構造が六方晶となる範囲であってもよい。第2の層を形成するSiC結晶に含まれている所定元素の濃度によって、エピタキシャル成長するSiCの結晶構造が変化する場合がある。そして、SiCの結晶構造が第1の層と第2の層とで異なる場合には、積層欠陥が発生し、SiCの結晶性が悪くなる。上記の基板製造方法では、第1の層と第2の層との間でSiCの結晶構造を同一にすることができるため、結晶性のよいSiC基板を作成することが可能となる。
(特徴3)上記の基板製造方法では、第1の層は6H−SiC結晶であってもよい。第2の層を形成するSiC結晶に含まれている所定元素の濃度の範囲は、第2の層が3C−SiC結晶となる範囲であってもよい。第2の層を形成するSiC結晶に含まれている所定元素の濃度を調整することよって、第1の層として6H−SiC結晶を成長させ、第2の層として3C−SiC結晶を成長させることができる。これにより、第1の層と第2の層との熱膨張係数を異ならせることができるため、第2の層を発熱させた際に第2の層に発生する熱応力を、第1の層と第2の層の結晶構造が同一である場合よりも大きくすることができる。またこれにより、第1の層と第2の層との界面に積層欠陥を形成することができるため、第1の層と第2の層の結晶構造が同一である場合よりも、第2の層にクラックを発生させやすくすることができる。またこれにより、第2の層が6H−SiC結晶によって形成されている場合に比して、第2の層のバンドギャップを狭くすることができる。よって、第1の層と第2の層との吸収波長の差をより大きくすることができるため、第2の層を選択的に発熱させやすくすることができる。以上より、第2の層を境界として第1の層を互いに分離させることが可能となる。
(特徴4)上記の基板製造方法では、所定元素は窒素であってもよい。窒素は、SiC結晶に対してアクセプターおよびドナーになりにくい元素である。よって、SiC結晶の導電型を中性に近づけることが可能となる。
(特徴5)上記の基板製造方法では、インゴット製造工程において、第1の層および第2の層の成長面は、中央部の温度に比して外周部の温度が低く制御されていてもよい。第1の層および第2の層は、エピタキシャル成長の成長速度が、成長面の外周部の方が中央部よりも高くなる傾向がある。また、エピタキシャル成長では、基板の温度が高くなるほど成長速度が高くなる傾向がある。上記の基板製造方法では、中央部の温度に比して外周部の温度を低く制御することで、成長面の外周部と中央部との成長速度の差を縮小させることができる。よって、成長面が平らな状態を維持しながら、第1の層および第2の層をエピタキシャル成長させることが可能となる。
<結晶製造装置の構造>
図1に、SiC結晶製造装置(以下では結晶製造装置と略称する)1を示す。結晶製造装置1は、横型のCVD(Chemical Vapor Deposition)装置である。結晶製造装置1は、チャンバー10、基板保持部11、加熱部12、コイル13、アルゴンガス供給部21、シランガス供給部22、プロパンガス供給部23、窒素ガス供給部24、ガス供給ライン25、排気ライン26、MFC(マスフローコントローラー)31〜34、を備えている。
図1に、SiC結晶製造装置(以下では結晶製造装置と略称する)1を示す。結晶製造装置1は、横型のCVD(Chemical Vapor Deposition)装置である。結晶製造装置1は、チャンバー10、基板保持部11、加熱部12、コイル13、アルゴンガス供給部21、シランガス供給部22、プロパンガス供給部23、窒素ガス供給部24、ガス供給ライン25、排気ライン26、MFC(マスフローコントローラー)31〜34、を備えている。
チャンバー10は、石英チューブによって構成されていてもよい。基板保持部11は、SiCベース基板100を保持するサセプタである。基板保持部11には、SiCベース基板100の中央部に接触する部分に加熱部12が備えられている。加熱部12は、黒鉛製であってもよい。コイル13は、チャンバー10の外部にチャンバー10を取り囲むように配置されている。ガス供給ライン25は、アルゴンガス供給部21〜窒素ガス供給部24から供給される各種のガスをチャンバー10内に導入するためのラインである。MFC31〜34は、アルゴンガス供給部21〜窒素ガス供給部24の各々から供給されるガスの供給量を制御するコントローラーである。排気ライン26は、チャンバー10に導入された各種のガスを排気するラインである。
<レーザー照射装置の構造>
図2に、レーザー照射装置50の概略図を示す。レーザー照射装置50は、レーザー光発生部51、ステージ52、ステージ駆動部53、を備えている。レーザー光発生部51は、レーザー光60を出力する部位である。ステージ52は、インゴット110を載置する部位である。ステージ駆動部53は、ステージ52をX、Y方向(レーザー光60に対して垂直な平面内の方向)や、Z方向(レーザー光60と平行な方向)へ移動させる部位である。ステージ駆動部53によって、レーザー光発生部51に対するインゴット110の相対位置を変化させることができる。
図2に、レーザー照射装置50の概略図を示す。レーザー照射装置50は、レーザー光発生部51、ステージ52、ステージ駆動部53、を備えている。レーザー光発生部51は、レーザー光60を出力する部位である。ステージ52は、インゴット110を載置する部位である。ステージ駆動部53は、ステージ52をX、Y方向(レーザー光60に対して垂直な平面内の方向)や、Z方向(レーザー光60と平行な方向)へ移動させる部位である。ステージ駆動部53によって、レーザー光発生部51に対するインゴット110の相対位置を変化させることができる。
<基板製造方法>
本実施形態に係る基板製造方法を説明する。基板製造方法は、インゴット製造工程と照射工程とを備えている。インゴット製造工程は、結晶製造装置1を用いてインゴット110を製造する工程である。照射工程は、レーザー照射装置50を用いてインゴット110にレーザー光60を照射することで、剥離層を境界として、基板層をインゴット110から分離する工程である。
本実施形態に係る基板製造方法を説明する。基板製造方法は、インゴット製造工程と照射工程とを備えている。インゴット製造工程は、結晶製造装置1を用いてインゴット110を製造する工程である。照射工程は、レーザー照射装置50を用いてインゴット110にレーザー光60を照射することで、剥離層を境界として、基板層をインゴット110から分離する工程である。
インゴット製造工程によって形成されるインゴットの一例を、図3の模式図を用いて説明する。図3は、インゴット110の上面図および側面図を示している。インゴット110は、略円柱形状を有している。インゴット110は、SiCベース基板100の上に、剥離層101、基板層102、剥離層103、基板層104、剥離層105、基板層106、が順番に積層されている構成を有している。SiCベース基板100および基板層102、104、106は、6H−SiC結晶である。剥離層101、103、105は、窒素がドープされた6H−SiC結晶である。剥離層101、103、105の厚さT1は、基板層102、104、106の厚さT2よりも薄い。インゴット110は、例えば、直径が1〜8インチ、高さが100μm程度であってもよい。基板層102、104、106の厚さT2は、例えば、0.1μm〜1000μmの範囲であってもよい。剥離層101、103、105の厚さT1は、例えば、0.1μm〜1000μmの範囲であってもよい。
<インゴット製造工程>
インゴット製造工程の内容を、図4のフローを用いて説明する。ステップS1において、6H−SiC結晶のSiCベース基板100を、チャンバー10内の基板保持部11に保持する。SiCベース基板100の主表面の面方位は、(0001)面とすることが好ましい。そして、アルゴンガス供給部21からアルゴン(Ar)ガスをチャンバー10にパージする。
インゴット製造工程の内容を、図4のフローを用いて説明する。ステップS1において、6H−SiC結晶のSiCベース基板100を、チャンバー10内の基板保持部11に保持する。SiCベース基板100の主表面の面方位は、(0001)面とすることが好ましい。そして、アルゴンガス供給部21からアルゴン(Ar)ガスをチャンバー10にパージする。
ステップS2において、SiCベース基板100の上に、6H−SiC結晶の剥離層101をエピタキシャル成長させる。剥離層のエピタキシャル成長には、熱CVD法が用いられる。具体的には、コイル13に高周波電流を流すことによって加熱部12の表面に誘導電流を発生させ、この誘導電流によって加熱部12を加熱する。これにより、SiCベース基板100の中央部が加熱される。また、SiCベース基板100の外周周辺部には加熱部12が接触していない。これにより、剥離層101の成長面において、周辺部の方が中央部よりも温度が低くなるように制御される。そして、原料ガスであるシラン(SiH4)ガスおよびプロパン(C3H8)ガスを、シランガス供給部22およびプロパンガス供給部23から、ガス供給ライン25を介してチャンバー10内に供給する。また、窒素(N2)ガスを、窒素ガス供給部24からガス供給ライン25を介してチャンバー10内に供給する。
剥離層を成長させるステップS2では、チャンバー10内に窒素ガスが供給されている。よって、窒素を含んだ6H−SiC結晶をエピタキシャル成長させることができる。具体的には、6H−SiC結晶の原子配列において、一部の炭素原子を窒素原子に置換することができる。窒素は、SiC結晶のバンドギャップを狭くする元素である。よって、基板層の6H−SiC結晶のバンドギャップよりも、剥離層の6H−SiC結晶のバンドギャップを狭くすることができる。6H−SiC結晶のバンドギャップを狭くするほど、吸収波長を長くすることができる。これにより、吸収光を変化させることができるため、6H−SiC結晶の色が変化する。具体的には、入射光の波長がバンドギャップに相当する波長(光学吸収端の波長)より短いと光を透過しなくなり、半導体は吸収される色の補色に着色する。
また、剥離層を形成するSiC結晶に含まれる窒素濃度を高くしすぎると、成長するSiC結晶の結晶構造が、6H−SiC(六方晶)から3C−SiC(立方晶)へ変化してしまう場合がある。この場合、結晶構造の変化に伴って積層欠陥が発生してしまうため、SiC結晶の結晶性が悪くなってしまう。よって、剥離層を形成するSiC結晶に含まれる窒素濃度は、剥離層の結晶構造が六方晶に維持される範囲であることが好ましい。
ステップS2において、剥離層101が予め定められた厚さT1まで成長すると、窒素ガス供給部24からの窒素ガスの供給が停止され、ステップS3へ進む。なお、ステップS2での処理時間が、剥離層101が厚さT1に成長するために必要な成長時間に到達したことに応じて、ステップS3への移行が行われてもよい。
ステップS3では、剥離層101上に、6H−SiC結晶の基板層102をエピタキシャル成長させる。基板層102のエピタキシャル成長には、熱CVD法が用いられる。具体的には、前述したように加熱部12を加熱した状態で、原料ガスであるシランガスおよびプロパンガスをチャンバー10内に供給する。なお、窒素ガスはチャンバー10内に供給されない。これにより、窒素を含まない6H−SiC結晶を、基板層102としてエピタキシャル成長させることができる。
ステップS3において、基板層102が予め定められた厚さT2まで成長すると、窒素ガス供給部24からの窒素ガスの供給が開始され、ステップS4へ進む。なお、ステップS3での処理時間が、基板層102が厚さT2に成長するために必要な成長時間に到達したことに応じて、ステップS4への移行が行われてもよい。
ステップS4において、基板層上に、6H−SiC結晶の剥離層をエピタキシャル成長させる。なお、ステップS4の詳細な内容は、前述のステップS2の内容と同様であるため、ここでは説明を省略する。ステップS5において、剥離層上に、6H−SiC結晶の基板層をエピタキシャル成長させる。なお、ステップS5の詳細な内容は、前述のステップS3の内容と同様であるため、ここでは説明を省略する。
ステップS6において、基板層の層数が、予め定められた層数に到達したか否かを判断する。本実施形態では、例として、基板層の層数が3層である場合を説明する。基板層の層数が3層未満である場合には、ステップS4へ戻る。そして1層分の剥離層(ステップS4)と1層分の基板層(ステップS5)をさらに成長させる。一方、基板層の層数が3層に到達した場合には、フローを終了する。これにより、図3に示すインゴット110を形成することができる。
<照射工程>
照射工程の内容を、図5のフローと、図6の説明図を用いて説明する。ステップS10において、レーザー照射装置50のステージ52に、インゴット110を固定する。ステップS11において、インゴット110の表面からレーザー光発生部51のレーザー出力部までの距離Hが、予め定められた所定の距離となるように、ステージ52のZ方向の高さを調整する。
照射工程の内容を、図5のフローと、図6の説明図を用いて説明する。ステップS10において、レーザー照射装置50のステージ52に、インゴット110を固定する。ステップS11において、インゴット110の表面からレーザー光発生部51のレーザー出力部までの距離Hが、予め定められた所定の距離となるように、ステージ52のZ方向の高さを調整する。
ステップS12において、レーザー光発生部51からレーザー光60を出力させる。レーザー光60は、インゴット110の上面側からインゴット110の内部に照射される。レーザー光60の波長は、基板層のバンドギャップにより定まる吸収波長の上限(光学吸収端の波長)よりも長く、剥離層のバンドギャップにより定まる吸収波長の上限(光学吸収端の波長)よりも短い波長である。このような波長のレーザー光60を用いることにより、図2に示すように、インゴット110の内部に照射されたレーザー光60を、基板層106を透過させるとともに、基板層106の下層である剥離層105に吸収させることができる。すなわち、剥離層105を、レーザー光60の集光層として機能させることができる。これにより、レーザー光60をレンズ等を用いて集光する処理を行うことなく、剥離層105を選択的に発熱させることが可能となる。よって、剥離層105に熱応力を発生させてクラックを生成することができる。
レーザー光60の種類は、固体レーザー、液体レーザー、半導体レーザー、ガスレーザー、自由電子レーザー、金属蒸気レーザー、化学レーザーであってもよい。レーザー光60の波長は、例えば、400nm以上としてもよい。より好ましい波長の範囲は、500nm以上である。
またステップS12において、ステージ52をXおよびY方向へ移動させることによって、レーザー光60をインゴット110に対して相対的に走査させる。これにより、剥離層105の全面に熱応力を発生させることで、剥離層105の全面にクラックを生成することができる。剥離層105へレーザー光60を走査させる処理が終了すると、ステップS13へ進む。
ステップS13において、図6に示すように、剥離層105を境界として、最上部に位置する基板層をインゴット110から分離させる。例えば、基板層106を真空チャックなどによって保持し、剥離する方向の力(例:インゴット110上方への力)を与えることにより、剥離層105の全面に生成されたクラックを起点として剥離層105が破壊され、基板層106をインゴット110から分離させることができる。
ステップS14において、インゴット110にまだ分離されていない基板層が存在するか否かを判断する。基板層が存在しない場合には、フローを終了する。一方、基板層が存在する場合には、ステップS11へ戻り、レーザー光60を照射する工程(ステップS12)と、最上部に位置する基板層をインゴット110から分離させる工程(ステップS13)を繰り返す。これにより、1つのインゴット110から複数の基板を得ることができる。
図6に示すインゴット110では、基板層104および102がまだインゴットから分離されていない状態であるため(ステップS14:YES)、ステップS11へ戻る。そして、基板層104の上面側から、インゴット110の内部の剥離層103に、レーザー光60が照射される。このとき、基板層104の表面に、剥離層105の一部が残存している場合がある。しかし、残存している剥離層105の厚さは、剥離前の剥離層105の厚さT1に比して十分に薄いため、レーザー光60の大部分を剥離層103に吸収させることができる。よって、剥離層103に熱応力を発生させてクラックを生成することができる。
<効果>
上記の基板製造方法では、基板層を形成するSiC結晶のバンドギャップよりも、剥離層を形成するSiC結晶のバンドギャップを狭くすることができる。そして、剥離層をレーザー光60の集光層として機能させることで、剥離層を境界として基板層を互いに分離させることができる。これにより、レーザーを集光するなどの制御を行うことなく、剥離層を選択的に発熱させることが可能となる。よって、インゴット110の表面のうねりやインゴットを載置するステージ52の傾きなどが存在する場合においても、レーザー光60により加熱される層の深さがばらついてしまうことを防止することができる。よって、剥離後の基板層に反りやうねりが発生してしまう事態を防止することが可能となる。
上記の基板製造方法では、基板層を形成するSiC結晶のバンドギャップよりも、剥離層を形成するSiC結晶のバンドギャップを狭くすることができる。そして、剥離層をレーザー光60の集光層として機能させることで、剥離層を境界として基板層を互いに分離させることができる。これにより、レーザーを集光するなどの制御を行うことなく、剥離層を選択的に発熱させることが可能となる。よって、インゴット110の表面のうねりやインゴットを載置するステージ52の傾きなどが存在する場合においても、レーザー光60により加熱される層の深さがばらついてしまうことを防止することができる。よって、剥離後の基板層に反りやうねりが発生してしまう事態を防止することが可能となる。
上記の基板製造方法では、剥離層を形成するSiC結晶に含まれる窒素濃度は、剥離層の結晶構造が六方晶となる範囲とされている。これにより、基板層と剥離層との間でSiCの結晶構造を同一にすることができるため、結晶性のよいSiC基板を作成することが可能となる。
上記の基板製造方法では、剥離層を形成する6H−SiC結晶に含ませる元素は、窒素である。窒素は、SiC結晶に対してアクセプターおよびドナーになりにくい元素である。よって、SiC結晶の導電型を中性に近づけることが可能となる。
インゴット製造工程において、SiC結晶をエピタキシャル成長させる場合に、成長面の外周部の方が中央部よりも成長速度が高くなる傾向がある。この傾向が発生する要因の一つとしては、いわゆるベルグ効果が挙げられる。またSiC結晶のエピタキシャル成長では、成長面の温度が高くなるほど成長速度が高くなる傾向がある。そこで上記の基板製造方法では、インゴットを成長させる際に、加熱部12によって、成長面の周辺部の方が成長面の中央部よりも温度が低くなるように制御を行う。これにより、成長面の外周部と成長面の中央部との成長速度の差を縮小させることができる。よって、成長面が平らな状態を維持しながら、SiC結晶をエピタキシャル成長させることが可能となる。
いわゆるスマートカット法を用いてSiC基板を作成する場合には、SiC結晶基板の主表面から水素イオンを注入することにより水素高濃度層を形成したのち、主表面をベース基板に貼り付ける。その後、水素高濃度層でSiC結晶基板からSiC結晶薄膜を剥離する。スマートカット法では、SiC結晶薄膜の厚さを厚くしようとするほど、水素イオンの注入エネルギーを高くする必要があり、基板に与えるダメージが大きくなってしまうため、厚さ数十μm以上のSiC結晶薄膜を作成することができない。よって、厚さ数十μmのSiC結晶層を作成するためには、スマートカット後のSiC結晶層の上に、さらにSiC結晶をエピタキシャル成長させる必要がある。一方、本明細書の基板製造方法では、厚さ数十μmのSiC結晶薄膜を、ワイヤーソーを用いる場合などに比して高い収率で作製することができる。また、本明細書の基板製造方法では、水素イオンの注入工程や、2段階でのSiC結晶のエピタキシャル成長工程などを行う必要がない。以上より、本明細書の基板製造方法では、スマートカット法に比して、厚さ数十μmのSiC結晶薄膜を容易に製造することが可能となる。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
<変形例>
本実施形態では、基板層や剥離層を6H−SiC結晶で形成する場合を説明したが、この形態に限られない。インゴット製造工程において、基板層に多形変化を起こさないように制御することができるポリタイプであれば、何れのポリタイプのSiC結晶を用いても良い。例えば、4H−SiC結晶や3C−SiC結晶を用いてもよい。基板層や剥離層を4H−SiC結晶で形成する場合には、SiCベース基板100に4H−SiC結晶を用いればよい。この場合、SiCベース基板100の主表面の面方位は、(0001)面とすることが好ましい。基板層や剥離層を3C−SiC結晶で形成する場合には、SiCベース基板100に3C−SiC結晶を用いればよい。この場合、SiCベース基板100の主表面の面方位は、(111)面や(001)面とすることが好ましい。
本実施形態では、基板層や剥離層を6H−SiC結晶で形成する場合を説明したが、この形態に限られない。インゴット製造工程において、基板層に多形変化を起こさないように制御することができるポリタイプであれば、何れのポリタイプのSiC結晶を用いても良い。例えば、4H−SiC結晶や3C−SiC結晶を用いてもよい。基板層や剥離層を4H−SiC結晶で形成する場合には、SiCベース基板100に4H−SiC結晶を用いればよい。この場合、SiCベース基板100の主表面の面方位は、(0001)面とすることが好ましい。基板層や剥離層を3C−SiC結晶で形成する場合には、SiCベース基板100に3C−SiC結晶を用いればよい。この場合、SiCベース基板100の主表面の面方位は、(111)面や(001)面とすることが好ましい。
また、基板層を形成するSiC結晶の結晶構造が立方晶(例:3C−SiC)である場合には、剥離層を形成するSiC結晶に含まれる窒素濃度は、剥離層の結晶構造が立方晶となる範囲とすることがよい。これにより、基板層と剥離層との間でSiCの結晶構造を同一にすることができるため、結晶性のよいSiC基板を作成することが可能となる。
剥離層を形成するSiC結晶に含まれる窒素濃度は、剥離層が3C−SiC結晶となる範囲であってもよい。剥離層を形成するSiC結晶に含まれる窒素濃度を高くしていくと、成長するSiC結晶の結晶構造を、6H−SiC(六方晶)から3C−SiC(立方晶)へ変化させることができる。具体的には、インゴット製造工程において剥離層を成長させる際には、チャンバー10内に供給される窒素ガスの原料ガスに対する分圧比を、剥離層を6H−SiC結晶で形成する場合に比して高めればよい。これにより、剥離層を3C−SiC結晶で形成することができる。また、剥離層の上に基板層を成長させる際には、チャンバー10内への窒素ガスの供給を停止すればよい。これにより、基板層を6H−SiC結晶で形成することができる。
剥離層を3C−SiC結晶で形成するとともに基板層を6H−SiC結晶で形成することにより、第1の効果として、基板層と剥離層との熱膨張係数を異ならせることができる。よって、レーザー光60の照射により剥離層を発熱させた際に剥離層に発生する熱応力を、基板層と剥離層の結晶構造が同一である場合よりも大きくすることができる。また第2の効果として、基板層と剥離層との界面に積層欠陥を形成することができるため、基板層と剥離層の結晶構造が同一である場合よりも、剥離層にクラックを発生させやすくすることができる。また第3の効果として、剥離層が6H−SiC結晶によって形成されている場合に比して、剥離層のバンドギャップを狭くすることができる。よって、基板層と剥離層との吸収波長の差をより大きくすることができるため、剥離層を選択的に発熱させやすくすることができる。以上の効果により、剥離層を境界として基板層を分離させる処理を、より確実に行うことが可能となる。
剥離層に含ませる元素は窒素であるとしたが、この形態に限られない。剥離層のバンドギャップを基板層のバンドギャップよりも狭くすることができる元素であれば、何れの元素でもよい。例えば、N、P、As、B、Sb、Tl、Bi、B、Al、Ga、In、Mg、Zn、Cd、O、S、Se、Te、H、Fなどの元素を用いてもよい。
インゴット製造工程において、CVD法を用いる形態を説明したが、この形態に限られない。昇華再結晶化法や液相成長法を用いることも可能である。昇華再結晶化法を用いる場合には、剥離層を成長させるステップでは坩堝内に窒素を供給し、基板層を成長させるステップでは坩堝内に窒素を供給しないように制御を行えばよい。坩堝内への窒素の供給は、例えば、窒素ガスを供給することで行われてもよいし、窒素を含む固体を供給することで行われてもよい。また液相成長法を用いる場合には、剥離層を成長させるステップでは、SiC結晶のバンドギャップを狭くする元素が含まれている溶液に種結晶基板を浸漬させればよい。また基板層を成長させるステップでは、SiC結晶のバンドギャップを狭くする元素が含まれていない溶液に種結晶基板を浸漬させればよい。バンドギャップを狭くする元素を溶液に添加する方法は、例えば、結晶製造装置内の雰囲気を、バンドギャップを狭くする元素を含んだガスで置換する方法であってもよい。
また、基板層の表面に剥離層の一部が残存している場合には、残存している剥離層をCMP(Chemical Mechanical Polishing)などの工程によって除去した上で、レーザー光60を照射してもよい。これにより、最上層の基板層の下層に位置している剥離層に、レーザー光60を確実に吸収させることができる。
また、レーザー照射装置50において、集光レンズを用いるとしてもよい。この場合、レーザー光60の集光点を、最上層の基板層の下層に位置している剥離層の近傍に設定するとしてもよい。これにより、基板層の表面に剥離層の一部が残存している場合にも、残存している剥離層にレーザー光60が吸収されにくくすることができる。また、剥離層がレーザー光60の集光層として機能するため、集光点の位置の制御には、高い精度を不要とすることができる。
チャンバー10のパージに使用するガスは、アルゴンガスに限られない。SiC結晶に取り込まれることのない安定的なガスであれば、何れのガスを用いてもよい。例えば、ヘリウムガスを使用することも可能である。
インゴット製造工程において、成長面の周辺部の方が成長面の中央部よりも温度が低くなるように制御を行う方法は、多種の方法が使用可能である。例えば、基板保持部11において、SiCベース基板100の外周部が接触する部分に冷却管を備えるとしてもよい。
図3に示すインゴット110では、基板層の積層数が3層の場合を説明したが、この形態に限られない。2層以下または4層以上の基板層が積層されている形態であってもよい。
ステップS12において、レーザー光60をインゴット110に対して相対的に走査させる方法は、多種の方法が使用可能である。例えば、ステージ52を固定状態にして、レーザー光発生部51を走査する形態であってもよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1:結晶製造装置、10:チャンバー、50:レーザー照射装置、60:レーザー光、100:SiCベース基板、101および103および105:剥離層、102および104および106:基板層、110:インゴット
Claims (6)
- 第1の層に挟まれた第2の層を備えるSiC結晶のインゴットを製造するインゴット製造工程と、
前記第1の層および前記第2の層に対して略垂直な方向から前記インゴットの内部にレーザー光を照射し、前記インゴットにおける前記第2の層を境界として、前記第1の層を互いに分離する照射工程と、
を備え、
前記インゴット製造工程は、
前記インゴットを格納容器内に格納し、前記第1の層および前記第2の層をエピタキシャル成長により下層から順に成長させており、
前記第2の層を成長させている期間には、前記格納容器内にSiC結晶のバンドギャップを狭くする所定元素を含むガスが供給されており、
前記第1の層を成長させている期間には、前記格納容器内に前記所定元素を含まないガスが供給されており、
前記照射工程で用いられる前記レーザー光の波長は、前記第1の層のバンドギャップにより定まる吸収波長の上限よりも長く、前記第2の層のバンドギャップにより定まる吸収波長の上限よりも短い波長であることを特徴とする基板製造方法。 - 前記第2の層の厚さは前記第1の層の厚さよりも薄いことを特徴とする請求項1に記載の基板製造方法。
- 前記第1の層を形成するSiC結晶の結晶構造は六方晶であり、
前記第2の層を形成するSiC結晶に含まれている前記所定元素の濃度の範囲は、前記第2の層の結晶構造が六方晶となる範囲であることを特徴とする請求項1または2に記載の基板製造方法。 - 前記第1の層は6H−SiC結晶であり、
前記第2の層を形成するSiC結晶に含まれている前記所定元素の濃度の範囲は、前記第2の層が3C−SiC結晶となる範囲であることを特徴とする請求項1または2に記載の基板製造方法。 - 前記所定元素は窒素であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の基板製造方法。
- 前記インゴット製造工程において、前記第1の層および前記第2の層の成長面は、中央部の温度に比して外周部の温度が低く制御されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の基板製造方法。
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- 2012-06-28 JP JP2012145554A patent/JP2014009115A/ja active Pending
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