JP2014001834A - 車両のニュートラル制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】S11において、当該条件の成立に呼応し、ニュートラル制御を開始させ、S12において車速VSPを基に、発進クラッチトルクが変化する走行状態か否かをチェックする。S12で停車状態と判定する場合、S13において発進クラッチの締結力を、トルクコンバータ入出力回転差が停車時の目標回転差となるようフィードバック制御し、耐外乱性に優れたフィードバック制御による停車時ニュートラル制御を遂行する。S12で発進クラッチトルクが変化する走行状態と判定する場合、S14においてフィードバック制御によらないニュートラル制御を遂行する。よって、走行中にフィードバック制御が行われることがなく、発進クラッチトルク変化による制御の発散を防止可能である。
【選択図】図2
Description
しかし、上記した従来の停車時ニュートラル制御技術をそのまま当該走行時ニュートラル制御に用いると、以下のような問題を生ずる。
しかし発進クラッチトルクは、停車中は大きく変化することがないものの、走行中は車速や、車輪駆動系の変速比や、車両減速度などに応じて様々に変化するため、これらをパラメータとして上記フィードバック制御により最適な発進クラッチの締結力を求めることが困難である。
よって、フィードバック制御による発進クラッチの締結力が、トルクコンバータ入出力回転差を発進クラッチトルク変化にかかわらず所定回転差となすのに必要な最適締結力に対し過不足を生ずる。
逆に発進クラッチの締結力が上記の最適値に対し不足する場合は、コースティング走行後の再加速時における応答遅れが大きくなったり、再加速ショックが大きくなるという問題を生ずる。
トルクコンバータおよび摩擦伝動要素を含んだ車両駆動系による車両走行中、所定条件が成立するとき該車両駆動系を、前記トルクコンバータの入出力回転差が所定回転差となるよう行う前記摩擦伝動要素の締結力フィードバック制御により、動力伝達が制限されたニュートラル状態となすニュートラル制御手段を具えた、車両のニュートラル制御装置を要旨構成の基礎前提とし、
前記摩擦伝動要素へのトルクが変化する走行状態であるのを検知するトルク変化走行検知手段を設け、
該手段によりトルク変化走行が検知されたとき、前記ニュートラル制御手段が前記摩擦伝動要素の締結力フィードバック制御を禁止または制限するよう構成した点に特徴づけられる。
摩擦伝動要素へのトルクが変化する走行状態であるため上記摩擦伝動要素の締結力フィードバック制御が発散したり、制御精度を大幅に低下されるときは、当該摩擦伝動要素の締結力フィードバック制御を禁止または制限するため、
走行状態であってもフィードバック制御による摩擦伝動要素の締結力が、トルクコンバータ入出力回転差を所定回転差となすのに必要な最適値に対し、大きな過不足を生ずることがない。
<第1実施例の構成>
図1は、本発明の第1実施例になるニュートラル制御装置を具えた、Vベルト式無段変速伝動機構1を含む車両駆動系(車輪駆動系)の概略を示す。
プライマリプーリ2には発進クラッチ5(摩擦伝動要素)およびトルクコンバータ6を順次介してエンジン7を駆動結合する。
かくして図1の車両駆動系は、発進クラッチ5が締結状態であるとき、エンジン7からの動力をトルクコンバータ6によるトルク増大下に発進クラッチ5およびVベルト式無段変速伝動機構1(プライマリプーリ2、無終端Vベルト4、セカンダリプーリ3)を順次経て駆動車輪に向かわせ、車両を走行させることができる。
そして図1の車両駆動系は、トルクコンバータ入出力回転差ΔNet(エンジン回転数Ne−タ−ビン回転数Nt)が目標回転差ΔNtgtとなるよう発進クラッチ5の締結力をフィードバック制御することで、動力伝達が制限されたニュートラル状態となすことができる。
この変速制御油圧回路10は変速機コントローラ11からの信号に応答し、エンジン駆動されるオイルポンプ12からのオイルを作動媒体として当該制御を行うものとする。
プライマリプーリ回転数Npriを検出するプライマリプーリ回転センサ13からの信号と、
セカンダリプーリ回転数Nsecを検出するセカンダリプーリ回転センサ14からの信号と、
アクセル開度APO(アクセルペダル踏み込み量)を検出するアクセル開度センサ15からの信号と、
ブレーキペダルの踏み込みによる制動時にONするブレーキスイッチ16からの信号と、
運転者が操作する変速機シフトレバー17のセレクト位置(駐車Pレンジ、後退Rレンジ、中立Nレンジ、前進Dレンジ)を検出するインヒビタスイッチ18からの選択レンジ信号と、
エンジン回転数Ne(トルクコンバータ6の入力回転数)を検出するエンジン回転センサ19を検出するエンジン回転センサ19からの信号と、
タービン回転数Nt(トルクコンバータ6の出力回転数)を検出するタービン回転センサ20からの信号と、
エンジン7の制御を司るエンジンコントローラ21からの変速機入力トルクに関した信号(エンジン回転数や燃料噴時間)とを入力する。
変速機コントローラ12が後で詳述するごとく発進クラッチ5の前記締結力フィードバック制御(ニュートラル制御)を行うとき、これに調時してニュートラル制御用のエンジン7のトルクダウンおよびトルク復帰制御をも行うものとする。
変速機コントローラ11は、図2の制御プログラムを実行して、以下のように車両駆動系のニュートラル制御(発進クラッチ5の締結力制御)を行う。
図2は、ブレーキペダルの踏み込みによる制動などのニュートラル制御許可条件が成立したときに開始されるもので、先ずステップS11において、当該条件の成立に呼応し、ニュートラル制御を開始させる。
従ってステップS12は、本発明におけるトルク変化走行検知手段に相当する。
ステップS14の実行後、制御をステップS12に戻すことで、走行中は引き続きステップS14を遂行することにより、フィードバック制御によらないニュートラル制御を継続的に行う。
図3は、車速VSPが0km/hの停車中において、図2にステップS13で実行されるフィードバック制御による停車時ニュートラル制御のタイムチャートである。
瞬時t1にニュートラル制御が、ニュートラル制御許可条件の成立に呼応して開始されると、トルクコンバータ6の入出力回転差ΔNet(=Ne−Nt)が停車時の目標回転差ΔNtgt(目標クリープトルク相当値)となるよう発進クラッチ5の締結力をフィードバック制御する。
しかしトルクコンバータ入出力回転差ΔNetに基づく発進クラッチ5の上記した締結力フィードバック制御(ニュートラル制御)によれば、トルクコンバータ入出力回転差ΔNetが図3に示すごとく目標回転差ΔNtgtに滑らかに収束し、その後も耐外乱性によって目標回転差ΔNtgtの近辺に保たれ、高い制御精度を維持することができる。
そして、この走行中もトルクコンバータ入出力回転差ΔNetが目標回転差ΔNtgtとなるよう発進クラッチ5の締結力をフィードバック制御する場合、ΔNet=ΔNtgtとなすのに必要な発進クラッチ5の最適締結力が発進クラッチトルク(車速VSP、車輪駆動系の変速比i、車両減速度Gなど)に応じて様々に変化することから、発進クラッチ5の締結力フィードバック制御は、逐一変化している発進クラッチトルクの変化要因である車速VSP、車輪駆動系の変速比i、車両減速度Gなどをパラメータとして用いる必要がある。
この傾向は、車両の急制動時など、発進クラッチトルクが急変する走行状態で特に顕著になり、トルクコンバータ入出力回転差ΔNetが目標回転差ΔNtgtに対し図4に示すごとく、外乱による一点鎖線間の乖離幅を超えて大きくずれ、フィードバック制御が発散したり、少なくとも制御精度の大幅な低下を生ずる。
発進クラッチ5の締結力が過大である場合は、エンジンが無用に運転される時間が長くなって燃費が悪化するなどにより燃費の悪化を招いたり、エンジンストール(エンジン停止)に至るという問題を生ずる。
逆に発進クラッチ5の締結力が不足する場合は、コースティング走行後の再加速時における応答遅れが大きくなったり、再加速ショックが大きくなるという問題を生ずる。
従ってステップS13およびステップS14は、本発明におけるニュートラル制御手段に相当する。
上記した第1実施例のニュートラル制御によれば、発進クラッチ5へのトルクが変化する走行状態(ステップS12)である場合、トルクコンバータ入出力回転差ΔNetに基づく発進クラッチ5の締結力フィードバック制御(ステップS13でのニュートラル制御)を禁止し、フィードバック制御によらない発進クラッチ5の締結力制御(ステップS14でのニュートラル制御)を行うため、
走行状態でトルクコンバータ入出力回転差ΔNetに基づく発進クラッチ5の締結力フィードバック制御を行った場合におけるニュートラル制御の発散や制御精度の低下を生ずることがない。
よって、発進クラッチ5の締結力過大により、エンジンが無用に運転される時間が長くなるなどにより燃費が悪化したり、エンジンストールに至るという問題を回避することができると共に、逆に発進クラッチ5の締結力不足により、コースティング走行後の再加速時における応答遅れが大きくなったり、再加速ショックが大きくなるという問題を回避することができる。
本実施例においては、発進クラッチ5へのトルクが図示のごとくに変化するといえども、トルクコンバータ入出力回転差ΔNetに基づく発進クラッチ5の締結力フィードバック制御を禁止し、フィードバック制御によらない発進クラッチ5の締結力制御を行うため、
発進クラッチトルクの変化に起因したニュートラル制御の発散や制御精度の低下を生ずることがなく、トルクコンバータ入出力回転差ΔNetを図5に示すごとく目標回転差ΔNtgt近辺の値に維持し得る。
そして図1のエンジンコントローラ21は、トルクコンバータ入出力回転差ΔNetおよび目標回転差ΔNtgt間における偏差が小さいため、外乱による一点鎖線間の乖離幅内での最大エンジン入力トルクに対してエンスト保証できる吸気量をエンジン7に指令すればよいことになる。
図6は、本発明の第2実施例になるニュートラル制御装置の制御プログラムを示す。
本実施例においても、車輪駆動系およびその制御システムは図1におけると同様なものとするが、変速機コントローラ11は図6の制御プログラムを実行して、以下のように車両駆動系のニュートラル制御(発進クラッチ5の締結力フィードバック制御)を行うものとする。
この設定値は、トルクコンバータ入出力回転差ΔNetが目標回転差ΔNtgtとなるように行う発進クラッチ5の前記した締結力フィードバック制御が、前記した発進クラッチ締結力の過不足による問題を生ずる発進クラッチトルク域の下限値(前記の問題を生ずるような発進クラッチのクラッチトルク変化を伴う走行状態を表す発進クラッチトルク域の下限値)とする。
従ってステップS22は、本発明におけるトルク変化走行検知手段に相当する。
ステップS24の実行後、制御をステップS22に戻すことで、大トルク時は引き続きステップS24を遂行することにより、小さな制御ゲインを用いたフィードバック制御によるニュートラル制御を継続的に行う。
従ってステップS23およびステップS24は、本発明におけるニュートラル制御手段に相当する。
上記した第2実施例のニュートラル制御によれば、発進クラッチ5へのトルクが設定値未満である場合(ステップS22)、つまり発進クラッチトルクが変化する走行状態である場合、トルクコンバータ入出力回転差ΔNetに基づく発進クラッチ5の締結力フィードバック制御(ステップS23でのニュートラル制御)を制限するよう、ステップS24において低下させた小さなゲインに基づき当該フィードバック制御による発進クラッチ5の締結力制御を行うため、
当該走行状態でトルクコンバータ入出力回転差ΔNetに基づく発進クラッチ5の締結力フィードバック制御を通常通りの大きな制御ゲインに基づき行った場合におけるニュートラル制御の発散や制御精度の低下を生ずることがない。
よって、前記した第1実施例と同様な効果を奏することができ、発進クラッチ5の締結力過大により、エンジンが無用に運転される時間が長くなって燃費が悪化したり、エンジンストールに至るという問題を回避し得ると共に、発進クラッチ5の締結力不足により、コースティング走行後の再加速時における応答遅れが大きくなったり、再加速ショックが大きくなるという問題を回避し得る。
フィードバック制御量がαだけ低下して、発進クラッチトルクの変化に起因したニュートラル制御の発散や制御精度の低下を生ずることがなく、トルクコンバータ入出力回転差ΔNetを図5につき前述したと同様、目標回転差ΔNtgt近辺の値に維持し得て、第1実施例と同様な効果を達成することができる。
図8は、本発明の第3実施例になるニュートラル制御装置の制御プログラムを示す。
本実施例においても、車輪駆動系およびその制御システムは図1におけると同様なものとするが、変速機コントローラ11は図8の制御プログラムを実行して、以下のように車両駆動系のニュートラル制御(発進クラッチ5の締結力フィードバック制御)を行うものとする。
これら車速VSP、車両減速度Gおよび変速比iに係わる設定値はそれぞれ、トルクコンバータ入出力回転差ΔNetが目標回転差ΔNtgtとなるように行う発進クラッチ5の前記した通常の締結力フィードバック制御が、前記した発進クラッチ締結力の過不足による問題を生ずる車速VSP、車両減速度Gおよび変速比iの下限値(前記の問題を生ずるような発進クラッチのクラッチトルク変化を伴う走行状態を表す車速域、車両減速度域および変速比域の下限値)とする。
図9は、車速VSPおよび変速比iの組み合わせと、エンジン7への負荷トルクとの関係を示し、変速比iごとに車速VSPとエンジン負荷トルクとの間には一定の図示するような相関関係が存在する。
そして、発進クラッチ5の前記した通常の締結力フィードバック制御が、前記した発進クラッチ締結力の過不足による問題を生ずるエンジン負荷領域(フィードバック制御禁止域)は、図9に例示した「フィードバック制御許可エンジン負荷トルク」以上の大負荷域である。
ステップS32においては、現在の変速比iおよび車速VSPの組み合わせから、両者の何れかが上記の設定値以上である時をもってフィードバック制御禁止域と判定する。
そして、発進クラッチ5の前記した通常の締結力フィードバック制御が、前記した発進クラッチ締結力の過不足による問題を生ずるエンジン負荷領域(フィードバック制御禁止域)は、図10に例示した「フィードバック制御許可エンジン負荷トルク」以上の大負荷域である。
ステップS32においては、現在の車両減速度Gおよび車速VSPの組み合わせから、両者の何れかが上記の設定値以上である時をもってフィードバック制御禁止域と判定する。
ステップS34の実行後、制御をステップS32に戻すことで、フィードバック制御禁止域で引き続きステップS34を遂行することにより、フィードバック制御によらないニュートラル制御を継続的に行う。
従ってステップS33およびステップS34は、本発明におけるニュートラル制御手段に相当する。
上記した第3実施例のニュートラル制御によれば、車速VSP、車両減速度Gおよび変速比iの何れかが前記した設定値以上である場合(ステップS32)、つまりトルクコンバータ入出力回転差ΔNetが目標回転差ΔNtgtとなるように行う発進クラッチ5の前記した通常の締結力フィードバック制御(ステップS33)が、前記した発進クラッチ締結力の過不足による問題を生ずるフィードバック制御禁止域(前記の問題を生ずるような発進クラッチのトルク変化を伴う走行状態)である場合、トルクコンバータ入出力回転差ΔNetに基づく発進クラッチ5の締結力フィードバック制御(ステップS33でのニュートラル制御)を禁止し、フィードバック制御によらない発進クラッチ5の締結力制御(ステップS34でのニュートラル制御)を行うため、
当該走行状態でトルクコンバータ入出力回転差ΔNetに基づく発進クラッチ5の締結力フィードバック制御を行った場合におけるニュートラル制御の発散や制御精度の低下を生ずることがない。
よって本実施例においても上記第1,2実施例と同様の効果を奏することができ、発進クラッチ5の締結力過大により、エンジンが無用に運転される次官が長くなって燃費が悪化したり、エンジンストールに至るという問題を回避することができると共に、発進クラッチ5の締結力不足により、コースティング走行後の再加速時における応答遅れが大きくなったり、再加速ショックが大きくなるという問題を回避することができる。
図11は、本発明の第4実施例になるニュートラル制御装置の制御プログラムを示す。
本実施例においても、車輪駆動系およびその制御システムは図1におけると同様なものとするが、変速機コントローラ11は図11の制御プログラムを実行して、以下のように車両駆動系のニュートラル制御(発進クラッチ5の締結力フィードバック制御)を行うものとする。
ステップS44の実行後、制御をステップS42に戻すことで、フィードバック制御禁止域で引き続きステップS44を遂行することにより、フィードバック制御によらないニュートラル制御を継続的に行う。
従ってステップS43およびステップS44は、本発明におけるニュートラル制御手段に相当する。
上記した第4実施例のニュートラル制御によれば、アンチスキッド制御装置(ABS)が作動中であるか、若しくはブレーキペダル踏力(制動力)が設定値以上である場合(ステップS42)、つまりトルクコンバータ入出力回転差ΔNetが目標回転差ΔNtgtとなるように行う発進クラッチ5の前記した通常の締結力フィードバック制御(ステップS43)が、前記した発進クラッチ締結力の過不足による問題を生ずるフィードバック制御禁止域(前記の問題を生ずるような発進クラッチのトルク変化を伴う走行状態)である場合、トルクコンバータ入出力回転差ΔNetに基づく発進クラッチ5の締結力フィードバック制御(ステップS43でのニュートラル制御)を禁止し、フィードバック制御によらない発進クラッチ5の締結力制御(ステップS44でのニュートラル制御)を行うため、
当該走行状態でトルクコンバータ入出力回転差ΔNetに基づく発進クラッチ5の締結力フィードバック制御を行った場合におけるニュートラル制御の発散や制御精度の低下を生ずることがない。
よって本実施例においても上記第1,2, 3実施例と同様の効果を奏することができ、発進クラッチ5の締結力過大により、エンジンが無用に運転される時間が長くなって燃費が悪化したり、エンジンストールに至るという問題を回避することができると共に、発進クラッチ5の締結力不足により、コースティング走行後の再加速時における応答遅れが大きくなったり、再加速ショックが大きくなるという問題を回避することができる。
発進クラッチトルクの変化に起因したニュートラル制御の発散や制御精度の低下を生ずることがなく、トルクコンバータ入出力回転差ΔNetを図5につき前述したと同様、目標回転差ΔNtgt近辺の値に維持し得て、上記の効果を奏することができる。
2 プライマリプーリ
3 セカンダリプーリ
4 無終端Vベルト
5 発進クラッチ
6 トルクコンバータ
7 エンジン
10 変速制御油圧回路
11 変速機コントローラ
12 オイルポンプ
13 プライマリプーリ回転センサ
14 セカンダリプーリ回転センサ
15 アクセル開度センサ
16 ブレーキスイッチ
17 シフトレバー
18 インヒビタスイッチ
19 エンジン回転センサ
20 タービン回転センサ
21 エンジンコントローラ
Claims (4)
- トルクコンバータおよび摩擦伝動要素を含んだ車両駆動系による車両走行中、所定条件が成立するとき該車両駆動系を、前記トルクコンバータの入出力回転差が所定回転差となるよう行う前記摩擦伝動要素の締結力フィードバック制御により、動力伝達が制限されたニュートラル状態となすニュートラル制御手段を具えた、車両のニュートラル制御装置において、
前記摩擦伝動要素へのトルクが変化する走行状態であるのを検知するトルク変化走行検知手段を設け、
該手段によりトルク変化走行が検知されたとき、前記ニュートラル制御手段が前記摩擦伝動要素の締結力フィードバック制御を禁止または制限するよう構成したことを特徴とする車両のニュートラル制御装置。 - 請求項1に記載された、車両のニュートラル制御装置において、
前記ニュートラル制御手段は、前記トルク変化走行の検知時に前記摩擦伝動要素の締結力フィードバック制御量を、前記摩擦伝動要素へのトルクに応じて低下させるものであることを特徴とする車両のニュートラル制御装置。 - 請求項1または2に記載された、車両のニュートラル制御装置において、
前記トルク変化走行検知手段は、車速、車両駆動系の変速比および車両減速度の少なくとも1つが設定値を超えたときをもって、前記摩擦伝動要素へのトルクが変化する走行状態であると判定するものであることを特徴とする車両のニュートラル制御装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載された、車両のニュートラル制御装置において、
前記トルク変化走行検知手段は、車両減速度を増大させる機器の動作が発生したときをもって、前記摩擦伝動要素へのトルクが変化する走行状態であると判定するものであることを特徴とする車両のニュートラル制御装置。
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