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JP2014066936A - カラオケ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】快適な使用性と節電性能の両立を実現するカラオケ装置を提供する。
【解決手段】多数の楽曲のうちから選択される楽曲の演奏出力と併行して、マイクロフォン48から入力される音声を増幅して出力させるカラオケ装置10であって、予め定められた関係から、カラオケ装置10の使用状態に基づいて、それぞれ態様の異なる複数段階の作動休止モードを選択的に成立させるものであることから、カラオケ装置10の使用に関して想定される様々なシチュエーションに対応してきめ細かな節電状態を成立させることができる。すなわち、快適な使用性と節電性能の両立を実現するカラオケ装置10を提供することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、多数の演奏曲のうちから選択される演奏曲を出力させるカラオケ装置に関し、特に、快適な使用性と節電性能の両立を実現するための改良に関する。
多数の楽曲のうちから選択される楽曲の演奏出力と併行して、音声入力装置から入力される音声を増幅して出力させるカラオケ装置が知られている。例えば、カラオケボックス等で使用されるカラオケ装置がそれである。斯かるカラオケ装置によれば、予め記憶装置に記憶された多数のカラオケ演奏曲から選択されたカラオケ演奏曲の音楽情報を出力させると共に、そのカラオケ演奏曲の歌詞情報を含む映像をその出力に同期して画面に表示させることで、所望の歌のカラオケ演奏を楽しむことができる。
前記カラオケ装置において、消費電力の節約を図る技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載されたネットワークシステムがそれである。この技術によれば、ネットワークを介して接続された複数のカラオケ装置を備えたカラオケシステムにおいて、マスタとして機能するカラオケ装置が、前記ネットワークに接続されている全てのカラオケ装置から現在の予約曲数を収集し、システム全体として見た場合、現在利用中のカラオケ装置に対して稼働させるべきハードディスクの必要数を算出し、その必要数のハードディスクのみを稼働させるように稼働命令或いは停止命令を出すことで、ネットワークシステムにおける消費電力の節約及びハードディスクの故障防止を実現することができるとされている。
特開2004−271708号公報
しかし、前記従来の技術は、通信回線を介して複数のカラオケ装置が相互に接続されたカラオケシステムに係る技術であり、通信を前提としない非通信型のカラオケ装置における節電性能に寄与するものではなかった。また、例えばカラオケボックス、或いはスナックやパブ等の店舗において前記カラオケ装置が利用される場合には、必ずしも常にそのカラオケ装置によるカラオケ演奏が行われるわけではなく、カラオケ演奏を行わないながらも酒を飲みつつ歓談していたり、先に歌うのを譲り合ってなかなか選曲入力を行わずにいたりと、様々なシチュエーションが想定されるが、斯かる様々なシチュエーションに対応してきめ細かな節電状態を成立させる技術は、未だ開発されていないのが現状である。このような課題は、カラオケ装置の快適な使用性と節電性能の両立を意図して本発明者等が鋭意研究を継続する過程において新たに見出したものである。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、快適な使用性と節電性能の両立を実現するカラオケ装置を提供することにある。
斯かる目的を達成するために、本発明の要旨とするところは、多数の楽曲のうちから選択される楽曲の演奏出力と併行して、音声入力装置から入力される音声を増幅して出力させるカラオケ装置であって、予め定められた関係から、前記カラオケ装置の使用状態に基づいて、それぞれ態様の異なる複数段階の作動休止モードを選択的に成立させることを特徴とするものである。
このようにすれば、多数の楽曲のうちから選択される楽曲の演奏出力と併行して、音声入力装置から入力される音声を増幅して出力させるカラオケ装置であって、予め定められた関係から、前記カラオケ装置の使用状態に基づいて、それぞれ態様の異なる複数段階の作動休止モードを選択的に成立させるものであることから、前記カラオケ装置の使用に関して想定される様々なシチュエーションに対応してきめ細かな節電状態を成立させることができる。すなわち、快適な使用性と節電性能の両立を実現するカラオケ装置を提供することができる。
ここで、好適には、前記カラオケ装置の使用状態として、そのカラオケ装置によるカラオケ演奏が行われているか否かに基づいて、前記複数段階の作動休止モードを選択的に成立させるものである。このようにすれば、前記カラオケ装置の使用に関して想定されるシチュエーションに対応してきめ細かな節電状態を成立させることができる。
また、好適には、前記カラオケ装置の使用状態として、そのカラオケ装置に予約曲が登録されているか否かに基づいて、前記複数段階の作動休止モードを選択的に成立させるものである。このようにすれば、前記カラオケ装置の使用に関して想定されるシチュエーションに対応してきめ細かな節電状態を成立させることができる。
また、好適には、前記作動休止モードとして、映像表示装置の表示に係るビットレートを低下させるビットレート低下モードを選択的に成立させるものである。このようにすれば、前記カラオケ装置の使用状態に応じて前記映像表示装置の表示に係るクオリティを段階的に低下させるきめ細かな節電状態を成立させることができる。
また、好適には、前記カラオケ装置は、複数のデータを記憶するハードディスクを備え、そのハードディスクに記憶された前記データに基づいて映像表示制御及び音声出力制御の少なくとも一方を行うものであり、前記作動休止モードとして、前記ハードディスクに記憶された前記データを読み出してメモリに記憶させ、そのメモリに記憶された前記データに基づいて映像表示制御及び音声出力制御の少なくとも一方を行うデータ読出先変更モードを選択的に成立させるものである。このようにすれば、前記カラオケ装置の使用状態に応じてデータの読み出し先をハードディスクからメモリへ変更する実用的な節電状態を成立させることができる。
また、好適には、前記カラオケ装置は、前記楽曲の演奏出力が行われていない曲間中に映像及び音声を含む曲間情報の出力を行うものであり、前記作動休止モードとして、前記曲間情報における音声の出力を停止させる曲間音声停止モードを選択的に成立させるものである。このようにすれば、前記カラオケ装置の使用状態に応じて曲間情報出力中の音声を非出力とする実用的な節電状態を成立させることができる。
また、好適には、前記映像表示装置による映像の表示を停止させる映像表示停止モードを選択的に成立させるものである。このようにすれば、前記カラオケ装置の使用状態に応じて前記映像表示装置の表示に係るクオリティを段階的に低下させるきめ細かな節電状態を成立させることができる。
また、好適には、前記カラオケ装置の使用状態として、そのカラオケ装置によるカラオケ演奏に係る楽曲の検索が行われているか否かに基づいて、前記複数段階の作動休止モードを選択的に成立させるものである。このようにすれば、前記カラオケ装置の使用に関して想定されるシチュエーションに対応してきめ細かな節電状態を成立させることができる。
また、好適には、前記カラオケ装置の使用状態として、そのカラオケ装置にログインしている利用者が存在するか否かに基づいて、前記複数段階の作動休止モードを選択的に成立させるものである。このようにすれば、前記カラオケ装置の使用に関して想定されるシチュエーションに対応してきめ細かな節電状態を成立させることができる。
また、好適には、前記カラオケ装置の使用状態として、そのカラオケ装置において所定のコンテンツが起動中であるか否かに基づいて、前記複数段階の作動休止モードを選択的に成立させるものである。このようにすれば、前記カラオケ装置の使用に関して想定されるシチュエーションに対応してきめ細かな節電状態を成立させることができる。
本発明が好適に適用されるカラオケ装置の構成を例示するブロック線図である。 図1のカラオケ装置のCPUに備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。 図1のカラオケ装置において選択的に成立させられる複数段階の作動休止モードの一例を示す図である。 図1のカラオケ装置の使用状態と、そのカラオケ装置において成立させられる作動休止モードとの関係の一例を示す図である。 図1のカラオケ装置のCPUによる作動休止制御の一例の要部を説明するフローチャートである。 図1のカラオケ装置のCPUによる作動休止制御の他の一例の要部を説明するフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明が好適に適用されるカラオケ装置10の構成を例示するブロック線図である。この図1に示すように、本実施例のカラオケ装置10は、中央演算処理装置であるCPU12と、読出専用メモリであるROM14と、随時書込読出メモリであるRAM16と、記憶装置であるハードディスク18と、グラフィックスチップ(グラフィックスボード)等の映像処理部20と、サウンドチップ(サウンドボード)等の音声処理部22と、操作パネル24と、表示制御部26及び入力制御部28を介して前記CPU12に接続されたタッチパネルディスプレイ30と、通信インターフェイス36と、LANインターフェイス38と、無線通信部40と、ビデオ出力端子42を介して前記映像処理部20に接続された映像表示装置であるディスプレイ44と、オーディオ入力端子46を介して前記音声処理部22に接続された音声入力装置であるマイクロフォン48と、オーディオ出力端子50を介して前記音声処理部22に接続された音声増幅装置であるアンプ52と、そのアンプ52に備えられた音声出力装置であるスピーカ54とを、備えて構成されている。
前記CPU12は、前記RAM16の一時記憶機能を利用しつつ前記ROM14に予め記憶された所定のプログラムに基づいて電子情報を処理・制御する所謂マイクロコンピュータであり、前記カラオケ装置10における各種制御を実行する。すなわち、前記操作パネル24、タッチパネルディスプレイ30、或いは電子早見本装置68等により所定の楽曲(カラオケ演奏曲)が選曲入力された場合、その選曲入力された楽曲を前記RAM16等に設けられた予約曲テーブルに登録する選曲予約制御、その予約曲テーブルの演奏順に従って前記ハードディスク18から前記RAM16に選曲されたカラオケ演奏曲の演奏情報及び歌詞情報(楽曲データ)を読み出す楽曲データ読出制御、楽曲の演奏進行に応じてそのRAM16から前記音声処理部22へ演奏情報を送信する演奏出力制御、その演奏出力制御に際して前記RAM16に展開された歌詞情報に基づいて歌詞文字映像を生成して前記映像処理部20へ送信する歌詞文字映像出力制御、前記演奏出力制御に際して前記映像処理部20を制御して所定の背景映像を再生させる背景映像出力制御、及びカラオケ演奏が行われていない間すなわち曲間において、新譜情報、選曲ランキング、店舗広告等の曲間情報を出力させる曲間情報出力制御等の基本的な制御に加え、後述する本実施例の作動休止制御等の各種制御を実行する。
前記映像処理部20は、前記ディスプレイ44に表示される画面(映像)の描画に係る各種制御を行う。例えば、前記CPU12から供給されるデータに基づいてグラフィックスメモリにそのデータを書き込み、そのデータを読み出すことによって前記ビデオ出力端子42を介して前記ディスプレイ44に所定の画面を表示させる制御を行う。具体的には、前記カラオケ装置10による楽曲の演奏出力(カラオケ演奏)に際して、前記CPU12において生成された歌詞文字映像等の文字映像(テロップ)を出力させたり、前記ハードディスク18に記憶されたMPEG(Moving Picture Experts Group)データ等の背景映像情報に基づいて所定の背景映像を再生(デコード)させたり、その背景映像の前面側に前記歌詞文字映像を合成させて前記ディスプレイ44に表示させたり、その歌詞文字映像を前記楽曲の演奏進行に応じて順次色替わり表示させる等の各種表示制御を行う。なお、本実施例においては、前記映像処理部20により前記ディスプレイ44の表示制御を行う一方、後述する表示制御部26により前記タッチパネルディスプレイ30(表示装置32)の表示制御を行う態様について説明するが、前記映像処理部20により前記タッチパネルディスプレイ30の表示制御をも行う態様も考えられる。この態様において、前記表示制御部26は必ずしも設けられなくともよい。
前記音声処理部22は、FM音源やPCM音源等の各種音源を備え、前記カラオケ装置10による音声出力に係る各種制御を行う。好適には、電子回路により音を合成し、各種音色を発生するシンセサイザ(synthesizer)を備えている。このシンセサイザは、前記ハードディスク18から読み出されて送られて来るカラオケ演奏曲の演奏情報に基づいて楽器の演奏信号等の音楽信号を生成する。前記シンセサイザは、好適には、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)端子を備えたものであり、前記演奏情報は、例えばMIDI形式のデータである。そのMIDIデータに基づいて前記シンセサイザにより生成された音楽信号は、前記マイクロフォン48から前記オーディオ入力端子46を介して入力される利用者(演奏者)の歌声とミキシングされ、前記オーディオ出力端子50を介して前記アンプ52に供給されてそのアンプ52により増幅されて前記スピーカ54から出力される。
前記操作パネル24は、前記カラオケ装置10の利用者が歌いたい楽曲を選択したり、楽曲の演奏出力に係る音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための操作ボタン(スイッチ)或いはつまみを備えた入力装置である。また、前記タッチパネルディスプレイ30は、画像(映像)を表示させると共に利用者の操作に応じて前記カラオケ装置10への操作入力を行う装置であり、そのタッチパネルディスプレイ30に所定の画像(映像)を表示させる表示装置32と、利用者の指や図示しない備え付けのペン等による前記タッチパネルディスプレイ30への接触により入力を行うタッチパネル34とを、備えている。前記表示制御部26は、前記CPU12から供給される情報に基づいて前記表示装置32に表示される画面(映像)の描画を制御する映像処理部である。前記入力制御部28は、前記タッチパネル34により入力される操作入力情報を前記CPU12等に供給する入力処理部である。以上の構成を備えていることで、前記タッチパネルディスプレイ30は、前記ディスプレイ44とは別に第2の映像表示装置として機能すると共に、前記カラオケ装置10の利用者が歌いたい楽曲を選択したり、楽曲の演奏出力に係る音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための入力装置として機能する。
前記カラオケ装置10は、前記通信インターフェイス36及びネットワーク接続端子56を介して通信回線60に接続されており、同様にその通信回線60に接続された他の機器との相互間でその通信回線60を介して情報の通信が可能とされている。前記通信回線60は、例えば公衆電話回線、ADSL回線、或いは光ファイバ回線等から構成されるWWW(World Wide Web)等のインターネットに接続された広域情報通信網である。前記カラオケ装置10は、好適には、前記通信回線60を介して図示しないサーバ(ホスト装置)に接続されており、そのサーバから楽曲データ(カラオケデータ)、背景映像情報、及び曲間情報等のデジタルコンテンツ(Digital Contents)の配信を受け付けるものである。すなわち、前記カラオケ装置10は、好適には、所定の通信回線に接続されてサーバとの間で各種情報の送受信を行う通信カラオケ装置であるが、斯かる通信回線に接続されない非通信型のカラオケ装置等にも本発明は好適に適用される。
前記LANインターフェイス38は、前記カラオケ装置10をLAN接続端子62を介してLAN(local area network)64に接続するための接続器であり、そのように前記LAN64に接続されることで、前記カラオケ装置10は、同様に前記LAN64に接続された電子早見本装置68等の他の機器との間で情報の送受信が可能とされる。また、前記カラオケ装置10が設置される店舗等に複数台のカラオケ装置が備えられている場合において、同様に前記LAN64に接続されたカラオケ装置相互間において情報の送受信が可能とされる。例えば、前記LAN64に接続されたアクセスポイント66を介して受信される電子早見本装置68からの選曲入力を受け付けて前記RAM16に設けられた予約曲テーブルに記憶したり、そのアクセスポイント66を介して前記カラオケ装置10から電子早見本装置68へ所定の情報を送信したりというように、電波を介して前記カラオケ装置10と電子早見本装置68との間における相互の情報のやりとりが実行される。
前記無線通信部40は、前記カラオケ装置10と前記電子早見本装置68等の入力装置との間の無線通信を行う。例えば、前記電子早見本装置68等の入力装置から送信されるリモコン信号を受信するリモコン受信部として機能する。前記カラオケ装置10と電子早見本装置68との対応付け(くくりつけ)処理は、好適には、斯かるリモコン信号(赤外線信号)により前記無線通信部40を介して行われる。すなわち、前記電子早見本装置68は、それぞれ個別のシリアル番号を有しており、前記対応付け処理においては、例えばそのシリアル番号(例えば、下4桁)及び所定の接続コードを含む信号が接続通知として前記カラオケ装置10へ送信され、前記無線通信部40によりその接続信号を受信したカラオケ装置10に対して前記電子早見本装置68が対応付けられる。そのようにして前記カラオケ装置10に対応付けられた電子早見本装置68は、そのカラオケ装置10の入力装置(遠隔操作装置)として機能し、その電子早見本装置68から送信される信号が前記CPU12に供給されることで、前記カラオケ装置10の利用者が歌いたい楽曲を選択したり、楽曲の演奏出力に係る音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための入力が受け付けられるようになっている。なお、前記対応付け処理が行われた後、前記電子早見本装置68と前記カラオケ装置10との間の通信は、前記LAN64及びアクセスポイント66等を介したLAN通信により行われる。また、本実施例においては、前記カラオケ装置10に対応付け処理の行われた電子早見本装置68等の入力装置もそのカラオケ装置10の一部を構成するものであるとして以下の説明を行う。
前記ハードディスク18には、カラオケ演奏曲を出力させるための多数の楽曲データ(カラオケ情報)を記憶する楽曲データベース70、背景映像を出力させるための複数の背景映像データを記憶する背景データベース72、及び曲間情報を出力させるための複数の曲間データを記憶する曲間データベース74(図2を参照)をはじめとする各種データベースが設けられている。前記楽曲データベース70は、前記カラオケ装置10により出力可能な楽曲にそれぞれ対応する多数(例えば、数万曲分)の楽曲データ(カラオケデータ)を記憶する。この楽曲データは、前記音声処理部22(シンセサイザ)により所定の楽器の演奏音を生成するための演奏情報と、歌詞文字映像(歌詞テロップ)を生成するための歌詞情報と、その歌詞情報に基づいて生成された歌詞文字映像を演奏の進行に合わせて順次色替わりさせてゆくための歌詞色替情報とを、含むものであり、コンテンツIDである各楽曲に固有の選曲番号により識別される。また、前記楽曲データは、曲名、アーティスト名(歌手名)、発表時期、及びジャンル等の属性情報が例えばヘッダ情報として記憶されている。上記ヘッダ情報に含まれるアーティスト名は、その楽曲を歌う(CD等の市販によりその人の歌であると一般に認識されている)オリジナルアーティストの名前である。また、上記ジャンルは、各楽曲の方向性を示すポップス、ロック、R&B、ヒップホップ、演歌、アニメソング、民謡、洋楽、及び軍歌等の分類が各楽曲に対応して少なくとも1つ定められたものである。また、前記演奏情報は、例えば前記音声処理部22により予め定められた複数種類の楽器のうち何れかの楽器の演奏音を出力させるためのMIDI形式のデータであり、出力に係る演奏音(楽器)の種類と、各演奏音に対応して定められた楽譜情報とを、含んでいる。また、前記楽曲データは、対応する楽曲の演奏出力において背景映像として表示される背景映像データを指定する背景映像指定情報を含んでいる。
前記背景データベース72は、前記カラオケ装置10によるカラオケ演奏(楽曲の演奏出力)に際して、前記ディスプレイ44にその歌詞文字映像の背景映像として表示される背景映像データを記憶する。すなわち、前記映像処理部22により所定の背景画像(静止画)乃至背景映像(動画)を再生するための複数の背景データを記憶する。この背景データは、例えばAVI(Audio-Video Interleaved)形式、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式、FLV(Flash Video)形式等の映像ファイル(動画データ)、或いはJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式、GIF(Graphics Interchange Format)形式、PNG(Portable Network Graphics)形式等の画像ファイル(静止画データ)であり、各データに固有の識別情報により識別される。
前記曲間データベース74は、前記カラオケ装置10によるカラオケ演奏が行われていない曲間中に出力される曲間情報に対応する曲間データを記憶する。この曲間情報は、好適には、映像及び音声を含むものであり、例えば、その月において新たに前記カラオケ装置10により演奏可能となった演奏曲に関する情報すなわち新譜情報、所定期間内において複数の(所定地域乃至は全国に設置された)カラオケ装置10により選曲された演奏曲の選曲数ランキングにおける上位所定位までの演奏曲に関する情報、所定期間内において販売されたシングルCDの売上げランキングにおける上位所定位までの演奏曲に関する情報、所定期間内において民間ラジオでリクエストされた演奏曲のリクエスト数ランキングにおける上位所定位までの演奏曲に関する情報、前記カラオケ装置10が設置された店舗において販売されているフードやドリンクの紹介をはじめとする広告情報等である。この曲間情報に含まれる音声は、好適には、曲間情報用に予め定められた楽曲データ(MIDIデータ)に基づいて出力される楽曲であるが、各曲間情報に基づく(すなわち曲間映像と関連する)所定の音声(ボイス)が出力されるものであってもよい。
図2は、前記カラオケ装置10のCPU12に備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。この図2に示す映像表示制御手段80は、前記映像処理部20等を介して映像表示装置である前記ディスプレイ44における映像の表示を制御する。例えば、表示対象となる映像に対応するデータに基づいて前記映像処理部20におけるグラフィックスメモリにそのデータを書き込み、そのデータを読み出すことによって前記ビデオ出力端子42を介して前記ディスプレイ44に所定の画面を表示させる制御を行う。ここで、前記映像表示制御手段80は、前記表示制御部26等を介して第2の映像表示装置である前記タッチパネルディスプレイ30の表示装置32における映像の表示を制御するものであってもよいが、以下の実施例においては、専ら前記ディスプレイ44における映像表示制御について説明する。
前記映像表示制御手段80は、ビットレート制御手段82及び曲間映像表示制御手段84を備えている。このビットレート制御手段82は、前記ディスプレイ44の表示に係るビットレート(bit rate)を制御する。すなわち、前記ディスプレイ44において表示される映像に対応するデジタル信号が単位時間当たりに転送されるデータ量を制御する。このビットレートは、前記ディスプレイ44に表示される映像の品質(画質)を定めるものであり、ビットレートを増加させると前記ディスプレイ44に表示される映像の品質が向上し、ビットレートを低下させると前記ディスプレイ44に表示される映像の品質が劣化する。すなわち、前記ビットレート制御手段82は、換言すれば、前記ディスプレイ44に表示される映像の品質を制御する。前記ビットレート制御手段82は、好適には、前記ディスプレイ44の表示に係るビットレートを、第1の映像品質(高画質)に対応する第1ビットレートbr1、第2の映像品質(中画質)に対応する第2ビットレートbr2(<br1)、及び第3の映像品質(低画質)に対応する第3ビットレートbr3(<br2)の何れかに設定する。
曲間情報出力制御手段86は、前記カラオケ装置10によりカラオケ演奏が行われていない間すなわち曲間において、前記曲間データベース74から所定の曲間データを読み出し、その曲間データに対応する曲間情報を出力させる。前記曲間映像表示制御手段84は、前記カラオケ装置10によるカラオケ演奏が行われていない間(曲間)において前記ディスプレイ44に表示される映像を制御する。すなわち、曲間において前記ディスプレイ44における動画乃至静止画の表示制御を行う。例えば、文字情報を含む曲間情報に関しては、その文字情報に対応する文字映像を生成して前記映像処理部20により出力させ、前記ビデオ出力端子42等を介して前記ディスプレイ44に表示させる。また、前記ディスプレイ44に表示された文字映像を経時的に切り替えたり、画面上を上方から下方へスクロール表示させたりする。また、曲間情報用に所定の楽曲データが予め定められたものである場合には、前記映像表示制御と併行して、その楽曲データに対応する楽曲を前記音声処理部22等により再生させ、前記アンプ52等を介して前記スピーカ54から出力させる。また、音声情報(ボイス)を含む曲間情報に関しては、前記映像表示制御と併行して、その音声情報を前記音声処理部22等により再生させ、前記アンプ52等を介して前記スピーカ54から出力させる。
データ読出先制御手段88は、前記映像処理部20による映像表示制御の対象となる映像データや、前記音声処理部22による音声出力処理の対象となる音声データ等、映像表示制御及び音声出力制御の少なくとも一方に係るデータに関して、その読出先を前記ハードディスク18と前記RAM16等の他の記憶装置との間で切り換える制御を行う。データの読出先が前記ハードディスク18に設定されている場合、そのハードディスク18に設けられた前記楽曲データベース70、背景データベース72、及び曲間データベース74等から対象となるデータが直接読み出される。データの読出先が前記RAM16等の他の記憶装置に設定されている場合、対象となるデータが前記楽曲データベース70、背景データベース72、及び曲間データベース74等から読み出されて一旦その前記RAM16等に記憶させられた後、そのRAM16等の記憶装置から対象となるデータが適宜読み出される。ここで、前記他の記憶装置としては、前記RAM16の他にルータの記憶部、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SDメモリカード等が考えられる。
使用状態判定手段90は、前記カラオケ装置10の使用状態を判定する。斯かる判定を行うために、カラオケ演奏判定手段92、演奏準備判定手段94、予約曲判定手段96、楽曲検索判定手段98、ログイン判定手段100、及びコンテンツ起動判定手段102を備えている。前記カラオケ演奏判定手段92は、前記カラオケ装置10の使用状態として、そのカラオケ装置10によるカラオケ演奏が行われているか否かを判定する。例えば、前記カラオケ装置10(音声処理部22)により所定の楽曲データに対応する楽曲の演奏出力(MIDIデータの再生)が行われているか否かを判定し、その判定が肯定される場合には、前記カラオケ装置10によるカラオケ演奏が行われていると判定する。また、音声入力装置である前記マイクロフォン48から音声情報の入力(規定の音圧以上の音声の入力)があるか否かを判定し、その判定が肯定される場合には、前記カラオケ装置10によるカラオケ演奏が行われていると判定する。また、前記カラオケ演奏判定手段92は、好適には、現時点から所定時間前に前記カラオケ装置10によるカラオケ演奏が行われていたか否かを判定する。換言すれば、前記カラオケ装置10により最後にカラオケ演奏が行われてから所定時間が経過しているか否かを判定する。
前記演奏準備判定手段94は、前記カラオケ装置10の使用状態として、そのカラオケ装置10によるカラオケ演奏の準備が行われているか否かを判定する。例えば、前記操作パネル24やタッチパネルディスプレイ30(タッチパネル34)等において前記カラオケ装置10のカラオケ演奏に係る所定の操作(例えば、演奏モードの設定やコンテンツの選択等)が行われているか否かを判定し、その判定が肯定される場合には、前記カラオケ装置10によるカラオケ演奏の準備が行われていると判定する。また、硬貨の投入を受け付けるコインボックスを備え、そのコインボックスに規定の金額の硬貨が投入されている場合に前記カラオケ装置10によるカラオケ演奏を許容(投入されていない場合にはカラオケ演奏を禁止)する形式のカラオケ装置10において、コインボックスにクレジットがある(カラオケ演奏を許容する金額の硬貨が投入されている)か否かを判定し、その判定が肯定される場合には、前記カラオケ装置10によるカラオケ演奏の準備が行われていると判定する。また、前記カラオケ装置10のコマンダ本体とは別体の例えばレーザーディスク(登録商標)再生装置等の光ディスク再生装置を備え、その光ディスク再生装置により再生される映像を前記カラオケ演奏映像における背景映像として用いる形式のカラオケ装置10において、その光ディスク再生装置からの信号入力(映像データの供給)があるか否かを判定し、その判定が肯定される場合には、前記カラオケ装置10によるカラオケ演奏の準備が行われていると判定する。
前記予約曲判定手段96は、前記カラオケ装置10の使用状態として、そのカラオケ装置10に予約曲が登録されているか否かを判定する。例えば、前記RAM16等に設けられた予約曲テーブルに、少なくとも1曲の予約曲すなわち前記タッチパネルディスプレイ30(タッチパネル34)や前記電子早見本装置68等による所定の操作に応じて選曲入力された楽曲が記憶されているか否かを判定する。また、好適には、前記RAM16等に設けられた予約曲テーブルに記憶された予約曲の曲数を判定する。また、前記予約曲判定手段96は、好適には、現時点から所定時間前に前記カラオケ装置10に予約曲が登録されていたか否かを判定する。換言すれば、前記カラオケ装置10において予約曲の登録がなくなってから(最後の予約曲の演奏が終了してから)所定時間が経過しているか否かを判定する。
前記楽曲検索判定手段98は、前記カラオケ装置10の使用状態として、そのカラオケ装置10によるカラオケ演奏に係る楽曲の検索が行われているか否かを判定する。例えば、前記タッチパネルディスプレイ30(タッチパネル34)や前記電子早見本装置68等において、入力される文字乃至文字列に対応する(前方一致、後方一致、部分一致、全文一致等、以下の説明において同じ)曲名の楽曲を検索する曲名検索、入力される文字乃至文字列に対応する歌手名(アーティスト名)の楽曲を検索する歌手名検索、広域的な選曲ランキングの上位に対応する楽曲を検索するランキング検索、各利用者が過去に前記カラオケ装置10により演奏した楽曲(選曲履歴)からの検索等、前記カラオケ装置10に対して選曲入力する楽曲の候補を検索するための所定操作が行われているか否かを判定する。
前記ログイン判定手段100は、前記カラオケ装置10の使用状態として、そのカラオケ装置10にログインしている利用者(ユーザ)が存在するか否かを判定する。本実施例のカラオケ装置10においては、そのカラオケ装置10の利用に係る各利用者のログイン認証が行われる。すなわち、前記タッチパネルディスプレイ30や電子早見本装置68等により識別情報であるユーザID及びパスワードが入力された場合、そのユーザIDに対応付けられて前記ハードディスク18や前記カラオケ装置10に接続されたホスト装置に記憶されたパスワードが入力されたものと一致するか否かを判定し、一致する場合には正常な認証を行う一方、一致しない場合にはエラーとする。このログイン認証が正常に行われた場合、その判定に係る利用者のユーザIDがログイン中の利用者として前記RAM16等に記憶される。また、前記タッチパネルディスプレイ30や電子早見本装置68等による操作に応じて利用者のログアウトが行われた場合、その利用者のユーザIDが前記RAM16等から削除される。ここで、ログインが許可された状態とは、各利用者に対応して前記カラオケ装置10に係る個別の制御乃至情報の記憶等が可能とされた状態である。例えば、ログインが許可された状態においては、前記電子早見本装置68等による選曲操作において操作主体である利用者の切り替えを行うことができ、選曲入力主体である利用者を特定して選曲入力を行うことができる。すなわち、前記RAM16等の予約曲テーブルに、選曲主体(演奏主体)である利用者と関連付けて選曲予約を行うことができる。
前記コンテンツ起動判定手段102は、前記カラオケ装置10の使用状態として、そのカラオケ装置10において所定のコンテンツが起動中であるか否かを判定する。このコンテンツとは、前記カラオケ装置10のCPU12にインストールされた各種アプリケーションソフトウェアであり、例えば、前記楽曲データベース70に記憶された所定の楽曲に対応するアーティスト(オリジナルアーティスト)がその楽曲を演奏する様子を撮影した映像(動画データ)を再生して前記ディスプレイ44等に表示させる本人出演映像再生コンテンツ、過去に放映された映画の名シーンに対応する映像(動画データ)を再生して前記ディスプレイ44等に表示させる懐かしの名シーン再生コンテンツ、前記通信回線60を介して接続された全国の前記カラオケ装置10における歌唱者を相手に歌唱評価結果を競い合う採点バトルゲームコンテンツ、前記ディスプレイ44におけるアニメの映像の出力に併行してそのアニメにおける台詞を前記マイクロフォン48から入力させるアフレココンテンツ、前記カラオケ装置10に備えられたデジタルカメラにより利用者等の写真撮影を行う撮影コンテンツ等、種々のものが考えられる。
作動休止制御手段104は、予め定められた関係から、前記使用状態判定手段90により判定される前記カラオケ装置10の使用状態に基づいて、それぞれ態様の異なる複数段階の作動休止モードを選択的に成立させる。例えば、前記使用状態判定手段90に備えられた前記カラオケ演奏判定手段92、演奏準備判定手段94、予約曲判定手段96、楽曲検索判定手段98、ログイン判定手段100、及びコンテンツ起動判定手段102の判定結果に基づいて、以下に詳述するビットレート低下モード、データ読出先変更モード、曲間音声停止モード、静止画モード、及び映像表示停止モードの何れかを選択的に(段階的に順次)成立させる。好適には、それら複数の作動休止モードを択一的に(何れか1の作動休止モードのみを)成立させるものであるが、例えばビットレート低下モード及び曲間音声停止モードを同時に成立させるといったように、以下に詳述する2つ以上の作動休止モードを同時に成立させるものであってもよい。
前記作動休止制御手段104は、好適には、前記作動休止モードの一態様として、前記ディスプレイ44の表示に係るビットレートを低下させるビットレート低下モードを成立させる。すなわち、前記ビットレート制御手段82により前記ディスプレイ44の表示に係るビットレートを低下させる作動モードを成立させる。好適には、通常時(非作動休止モード)における前記ディスプレイ44の表示に係るビットレートを第1の映像品質(高画質)に対応する第1ビットレートbr1として、前記ディスプレイ44の表示に係るビットレートを第2の映像品質(中画質)に対応する第2ビットレートbr2(<br1)に低下させる第1ビットレート低下モードと、前記ディスプレイ44の表示に係るビットレートを第3の映像品質(低画質)に対応する第3ビットレートbr3(<br2)に低下させる第2ビットレート低下モードとを、選択的に成立させる。
前記作動休止制御手段104は、好適には、前記作動休止モードの一態様として、前記曲間情報として出力される映像を動画から静止画へと切り換える静止画モードを成立させる。すなわち、前記カラオケ演奏が行われていない曲間において、前記曲間映像表示制御手段84により前記ディスプレイ44に表示される映像に関して、動画に対応する映像データではなく静止画に対応する映像データに基づく表示制御を行う作動モードを成立させる。換言すれば、例えば前記背景データベース72に記憶された複数の背景映像データのうち、静止画に対応する背景映像データに基づいて曲間映像の表示制御を行う作動モードを成立させる。ここで、斯かる静止画モードにおいては、前記曲間データに予め定められた指定情報によらず前記静止画に対応する映像データを選択するものであってもよいが、例えば前記背景データベース72に記憶された前記静止画に対応する映像データと、前記曲間データに対応する指定情報との対応関係が予め定められており、その曲間データに記憶された指定情報に基づいて静止画に対応する映像データが選択されるものであってもよい。
前記作動休止制御手段104は、好適には、前記作動休止モードの一態様として、前記ハードディスク18に記憶された前記データを読み出して前記RAM16等の他の記憶装置に記憶させ、そのRAM16等にされた前記データに基づいて映像表示制御及び音声出力制御の少なくとも一方を行うデータ読出先変更モードを成立させる。すなわち、前記映像処理部20による映像表示制御の対象となる映像データや、前記音声処理部22による音声出力処理の対象となる音声データ等、映像表示制御及び音声出力制御の少なくとも一方に係るデータに関する読出先を、前記データ読出先制御手段88により前記ハードディスク18から前記RAM16等の他の記憶装置へ切り換える。換言すれば、対象となるデータを前記ハードディスク18における前記楽曲データベース70、背景データベース72、及び曲間データベース74等から読み出して一旦前記RAM16等の他の記憶装置に記憶させた後、そのRAM16等の記憶装置から対象となるデータを適宜読み出して用いる作動モードを成立させる。
前記作動休止制御手段104は、好適には、前記作動休止モードの一態様として、前記曲間情報における音声の出力を停止させる曲間音声停止モードを成立させる。すなわち、前記カラオケ装置10によりカラオケ演奏が行われていない間すなわち曲間において、前記曲間情報出力制御手段86により前記曲間データベース74から所定の曲間データを読み出し、その曲間データに対応する曲間情報を出力させる際に、その曲間情報に対応する(或いは曲間情報に含まれる)音声情報の出力を行わない(非実行とする)作動モードを成立させる。この曲間音声停止モードにおいては、前記音声処理部22により対応する音声情報の再生処理が行われつつ音声の出力が禁止(所謂ミュート)されるのではなく、前記音声処理部22により対応する音声情報の再生処理そのものが非実行とされる。
前記作動休止制御手段104は、好適には、前記作動休止モードの一態様として、前記ディスプレイ44による映像の表示を停止させる映像表示停止モードを成立させる。すなわち、前記映像表示制御手段80により、前記ディスプレイ44における映像表示を停止させる作動モードを成立させる。換言すれば、前記映像表示制御手段80による前記ディスプレイ44の映像表示制御を非実行とする。更に好適には、前記映像表示停止モードにおいては、前記ディスプレイ44の電源がオフとされる。また、この映像表示停止モードにおいて、前記ハードディスク18の作動が停止させられると共に、前記アンプ52の電源がオフとされて音声出力が停止させられる等の態様も考えられる。
図3は、前記作動休止制御手段104により選択的に成立させられる複数段階の作動休止モードの一例を示す図であり、レベル(節電モードレベル)が上がるほど上位の作動休止モードであることを示している。すなわち、図3に示す例においては、最下位である「Lv.1」の作動休止モードとして前記第1ビットレート低下モード、「Lv.1」よりも上位である「Lv.2」の作動休止モードとして前記第2ビットレート低下モード、「Lv.2」よりも上位である「Lv.3」の作動休止モードとして前記データ読出先変更モード及び前記曲間音声停止モード、「Lv.3」よりも上位である「Lv.4」の作動休止モードとして前記静止画モード、最上位である「Lv.5」の作動休止モードとして前記映像表示停止モードがそれぞれ定められている。また、あえて図に含めてはいないが、「Lv.0」が作動休止制御の行われない通常時の作動状態に対応する。この図3に示す各作動休止モードの順位(段階)は、例えば時間帯等の条件に応じて変更されるものであってもよい。例えば、スナックやパブ等の所謂ナイト店に設置されたカラオケ装置10においては、所定の時間帯(例えば午後5時〜午前5時)における最上位モードを図3に示す「Lv.3」の作動休止モードとし、「Lv.1」〜「Lv.3」の作動休止モードを選択的に成立させる(「Lv.4」及び「Lv.5」の作動休止モードは成立させられない)ものであってもよい。
図4は、前記使用状態判定手段90により判定される前記カラオケ装置10の使用状態と、前記作動休止制御手段104により成立させられる作動休止モードとの関係の一例を示す図である。この図4に示す例では、前記カラオケ装置10にログインしている利用者(ユーザ)が存在すると判定される場合には、前記「Lv.0」〜「Lv.4」の作動休止モードの何れかが選択的に成立させられる。また、前記カラオケ装置10にログインしている利用者が存在しないと判定される場合には、前記「Lv.0」〜「Lv.5」の作動休止モードの何れかが選択的に成立させられる。また、前記カラオケ装置10に予約曲が登録されていると判定される場合には、前記「Lv.0」の作動休止モード、すなわち作動休止制御の行われない通常時の作動モードが成立させられる。また、前記カラオケ装置10に予約曲が登録されていないと判定される場合には、前記「Lv.0」〜「Lv.5」の作動休止モードの何れかが選択的に成立させられる。
また、図4に示す例では、前記カラオケ装置10によるカラオケ演奏に係る楽曲の検索が行われていると判定される場合には、前記「Lv.0」〜「Lv.2」の作動休止モードの何れかが選択的に成立させられる。また、前記カラオケ装置10によるカラオケ演奏に係る楽曲の検索が行われていないと判定される場合には、前記「Lv.0」〜「Lv.5」の作動休止モードの何れかが選択的に成立させられる。また、前記カラオケ装置10によるカラオケ演奏が行われていると判定される場合には、作動休止制御の行われない通常時の作動モードが成立させられる。また、前記カラオケ装置10によるカラオケ演奏が行われていないと判定される場合には、前記「Lv.0」〜「Lv.5」の作動休止モードの何れかが選択的に成立させられる。
また、図4に示す例では、演奏準備として前記カラオケ装置10のカラオケ演奏に係る所定の操作が行われていると判定される場合には、作動休止制御の行われない通常時の作動モードが成立させられる。また、コインボックスを備えた前記カラオケ装置10において、そのコインボックスにクレジットがあると判定される場合には、前記「Lv.0」〜「Lv.1」の作動休止モードの何れかが選択的に成立させられる。また、前記コインボックスにクレジットがないと判定される場合には、前記「Lv.0」〜「Lv.5」の作動休止モードの何れかが選択的に成立させられる。また、コマンダ本体とは別体の光ディスク再生装置を備えた前記カラオケ装置において、光ディスク再生装置からの信号入力があると判定される場合には、作動休止制御の行われない通常時の作動モードが成立させられる。また、前記光ディスク再生装置からの信号入力がないと判定される場合には、前記「Lv.0」〜「Lv.5」の作動休止モードの何れかが選択的に成立させられる。また、前記カラオケ装置10において所定のコンテンツが起動中であると判定される場合には、作動休止制御の行われない通常時の作動モードが成立させられる。また、前記カラオケ装置10において何れのコンテンツも起動中ではないと判定される場合には、前記「Lv.0」〜「Lv.5」の作動休止モードの何れかが選択的に成立させられる。
すなわち、図4に示すように、前記作動休止制御手段104は、好適には、前記カラオケ演奏判定手段92、演奏準備判定手段94、予約曲判定手段96、及びコンテンツ起動判定手段102のうち少なくとも1つの判定が肯定される場合には、前記「Lv.0」の作動休止モード、すなわち作動休止制御の行われない通常時の作動モードを成立させる一方、前記カラオケ演奏判定手段92、演奏準備判定手段94、予約曲判定手段96、及びコンテンツ起動判定手段102の全ての判定が否定される場合には、それらの判定手段の判定結果及び前記楽曲検索判定手段98及びログイン判定手段100の判定結果に基づいて前記「Lv.0」〜「Lv.5」の作動休止モードの何れかを選択的に成立させる。すなわち、前記使用状態判定手段90に備えられた前記カラオケ演奏判定手段92、演奏準備判定手段94、予約曲判定手段96、楽曲検索判定手段98、ログイン判定手段100、及びコンテンツ起動判定手段102の判定結果を複合的に用いて前記「Lv.0」〜「Lv.5」の作動休止モードの何れを成立させるかの判定を行う。この判定の具体例については、図6のフローチャートを用いて後述するが、その判定(作動休止モードの選択)アルゴリズムは、前記カラオケ装置10の設計に応じて適宜変更され得るものである。
図5は、前記カラオケ装置10のCPU12による作動休止制御の一例の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)SA1において、前記カラオケ装置10によるカラオケ演奏が行われているか否かが判断される。このSA1の判断が肯定される場合には、SA2において、節電モード「Lv.0」の作動休止モード、すなわち作動休止制御の行われない通常時の作動モードが成立させられた後、本ルーチンが終了させられるが、SA1の判断が否定される場合には、SA3において、現時点から規定時間T1前に前記カラオケ装置10によるカラオケ演奏が行われていたか否かが判断される。このSA3の判断が肯定される場合には、SA4において、節電モード「Lv.1」の作動休止モードすなわち前記第1ビットレート低下モードが成立させられた後、本ルーチンが終了させられるが、SA3の判断が否定される場合には、SA5において、現時点から規定時間T2(>T1)前に前記カラオケ装置10によるカラオケ演奏が行われていたか否かが判断される。このSA5の判断が肯定される場合には、SA6において、節電モード「Lv.2」の作動休止モードすなわち前記第2ビットレート低下モードが成立させられた後、本ルーチンが終了させられるが、SA5の判断が否定される場合には、SA7において、現時点から規定時間T3(>T2)前に前記カラオケ装置10によるカラオケ演奏が行われていたか否かが判断される。このSA7の判断が肯定される場合には、SA8において、節電モード「Lv.3」の作動休止モードすなわち前記データ読出先変更モード及び前記曲間音声停止モードの少なくとも一方が成立させられた後、本ルーチンが終了させられるが、SA7の判断が否定される場合には、SA9において、現時点から規定時間T4(>T3)前に前記カラオケ装置10によるカラオケ演奏が行われていたか否かが判断される。このSA9の判断が肯定される場合には、SA10において、節電モード「Lv.4」の作動休止モードすなわち前記静止画モードが成立させられた後、本ルーチンが終了させられるが、SA9の判断が否定される場合には、SA11において、節電モード「Lv.5」の作動休止モードすなわち前記映像表示停止モードが成立させられた後、本ルーチンが終了させられる。
図6は、前記カラオケ装置10のCPU12による作動休止制御の他の一例の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、SB1において、前記カラオケ装置10によるカラオケ演奏が行われているか否かが判断される。このSB1の判断が肯定される場合には、SB5において、節電モード「Lv.0」の作動休止モード、すなわち作動休止制御の行われない通常時の作動モードが成立させられた後、本ルーチンが終了させられるが、SB1の判断が否定される場合には、SB2において、演奏準備として前記カラオケ装置10のカラオケ演奏に係る所定の操作が行われているか否かが判断される。このSB2の判断が肯定される場合には、SB5以下の処理が実行されるが、SB2の判断が否定される場合には、SB3において、前記カラオケ装置10に少なくとも1曲の予約曲が登録されているか否かが判断される。このSB3の判断が肯定される場合には、SB5以下の処理が実行されるが、SB3の判断が否定される場合には、SB4において、前記カラオケ装置10において所定のコンテンツが起動中であるか否かが判断される。このSB4の判断が肯定される場合には、SB5以下の処理が実行されるが、SB4の判断が否定される場合には、SB6において、現時点から規定時間Ta前には前記カラオケ装置10に少なくとも1曲の予約曲が登録されていたか否かが判断される。このSB6の判断が肯定される場合には、SB7において、節電モード「Lv.1」の作動休止モードすなわち前記第1ビットレート低下モードが成立させられた後、本ルーチンが終了させられるが、SB6の判断が否定される場合には、SB8において、前記カラオケ装置10によるカラオケ演奏に係る楽曲の検索が行われているか否かが判断される。このSB8の判断が肯定される場合には、SB9において、節電モード「Lv.2」の作動休止モードすなわち前記第2ビットレート低下モードが成立させられた後、本ルーチンが終了させられるが、SB8の判断が否定される場合には、SB10において、前記カラオケ装置10にログインしている利用者が存在するか否かが判断される。このSB10の判断が肯定される場合には、SB11において、節電モード「Lv.3」の作動休止モードすなわち前記データ読出先変更モード及び前記曲間音声停止モードの少なくとも一方が成立させられた後、本ルーチンが終了させられるが、SB10の判断が否定される場合には、SB12において、現時点を遡ること規定時間Tb以上前記カラオケ装置10によるカラオケ演奏が行われていないか否かが判断される。このSB12の判断が否定される場合には、SB13において、節電モード「Lv.4」の作動休止モードすなわち前記静止画モードが成立させられた後、本ルーチンが終了させられるが、SB12の判断が肯定される場合には、SB14において、節電モード「Lv.5」の作動休止モードすなわち前記映像表示停止モードが成立させられた後、本ルーチンが終了させられる。
以上の制御において、SA4、SA6、SA10、SA11、SB7、SB9、SB13、及びSB14が前記映像表示制御手段80の動作に、SA4、SA6、SB7、及びSB9が前記ビットレート制御手段82の動作に、SA10及びSB13が前記曲間映像表示制御手段84の動作に、SA8及びSB11が前記曲間情報出力制御手段86の動作に、SA8及びSB11が前記データ読出先制御手段88の動作に、SA1、SA3、SA5、SA7、SA9、SB1〜SB4、SB6、SB8、SB10、及びSB12が前記使用状態判定手段90の動作に、SA1、SA3、SA5、SA7、SA9、SB1、及びSB12が前記カラオケ演奏判定手段92の動作に、SB2が前記演奏準備判定手段94の動作に、SB3及びSB6が前記予約曲判定手段96の動作に、SB8が前記楽曲検索判定手段98の動作に、SB10が前記ログイン判定手段100の動作に、SB4が前記コンテンツ起動判定手段102の動作に、SA2、SA4、SA6、SA8、SA10、SA11、SB5、SB7、SB9、SB11、SB13、及びSB14が前記作動休止制御手段104の動作に、それぞれ対応する。
このように、本実施例によれば、多数の楽曲のうちから選択される楽曲の演奏出力と併行して、音声入力装置である前記マイクロフォン48から入力される音声を増幅して出力させるカラオケ装置10であって、予め定められた関係から、前記カラオケ装置10の使用状態に基づいて、それぞれ態様の異なる複数段階の作動休止モードを選択的に成立させるものであることから、前記カラオケ装置10の使用に関して想定される様々なシチュエーションに対応してきめ細かな節電状態を成立させることができる。すなわち、快適な使用性と節電性能の両立を実現するカラオケ装置10を提供することができる。
また、前記カラオケ装置10は、前記楽曲の演奏出力と併行して、その楽曲の歌詞文字映像を映像表示装置である前記ディスプレイ44に表示させるものであり、前記作動休止モードとして、前記ディスプレイ44の表示に係るビットレートを低下させるビットレート低下モードと、そのビットレート低下モードよりも上位段階の前記作動休止モードとして、カラオケ演奏が行われていない曲間に表示される映像を動画から静止画へと切り換える静止画モードとを、選択的に成立させるものであるため、前記カラオケ装置10の使用状態に応じて前記映像表示装置の表示に係るクオリティを段階的に低下させるきめ細かな節電状態を成立させることができる。
また、前記カラオケ装置10は、複数のデータを記憶するハードディスク18を備え、そのハードディスク18に記憶された前記データに基づいて映像表示制御及び音声出力制御の少なくとも一方を行うものであり、前記ビットレート低下モードよりも上位段階の前記作動休止モードとして、前記ハードディスク18に記憶された前記データを読み出して前記RAM16等の他のメモリに記憶させ、そのメモリに記憶された前記データに基づいて映像表示制御及び音声出力制御の少なくとも一方を行うデータ読出先変更モードを成立させるものであるため、前記カラオケ装置10の使用状態に応じてデータの読み出し先をハードディスク18から前記RAM16等へ変更する実用的な節電状態を成立させることができる。
また、前記カラオケ装置10は、前記楽曲の演奏出力が行われていない曲間中に映像及び音声を含む曲間情報の出力を行うものであり、前記ビットレート低下モードよりも上位段階の前記作動休止モードとして、前記曲間情報における音声の出力を停止させる曲間音声停止モードを成立させるものであるため、前記カラオケ装置10の使用状態に応じて曲間情報出力中の音声を非出力とする実用的な節電状態を成立させることができる。
また、前記静止画モードよりも上位段階の前記作動休止モードとして、前記ディスプレイ44による映像の表示を停止させる映像表示停止モードを成立させるものであるため、前記カラオケ装置10の使用状態に応じて前記ディスプレイ44の表示に係るクオリティを段階的に低下させるきめ細かな節電状態を成立させることができる。
また、前記カラオケ装置10の使用状態として、そのカラオケ装置10によるカラオケ演奏が行われているか否かに基づいて、前記複数段階の作動休止モードを選択的に成立させるものであるため、前記カラオケ装置10の使用に関して想定されるシチュエーションに対応してきめ細かな節電状態を成立させることができる。
また、前記カラオケ装置10の使用状態として、そのカラオケ装置10によるカラオケ演奏の準備が行われているか否かに基づいて、前記複数段階の作動休止モードを選択的に成立させるものであるため、前記カラオケ装置10の使用に関して想定されるシチュエーションに対応してきめ細かな節電状態を成立させることができる。
また、前記カラオケ装置10の使用状態として、そのカラオケ装置10に予約曲が登録されているか否かに基づいて、前記複数段階の作動休止モードを選択的に成立させるものであるため、前記カラオケ装置10の使用に関して想定されるシチュエーションに対応してきめ細かな節電状態を成立させることができる。
また、前記カラオケ装置10の使用状態として、そのカラオケ装置10によるカラオケ演奏に係る楽曲の検索が行われているか否かに基づいて、前記複数段階の作動休止モードを選択的に成立させるものであるため、前記カラオケ装置10の使用に関して想定されるシチュエーションに対応してきめ細かな節電状態を成立させることができる。
また、前記カラオケ装置10の使用状態として、そのカラオケ装置10にログインしている利用者が存在するか否かに基づいて、前記複数段階の作動休止モードを選択的に成立させるものであるため、前記カラオケ装置10の使用に関して想定されるシチュエーションに対応してきめ細かな節電状態を成立させることができる。
また、前記カラオケ装置10の使用状態として、そのカラオケ装置10において所定のコンテンツが起動中であるか否かに基づいて、前記複数段階の作動休止モードを選択的に成立させるものであるため、前記カラオケ装置10の使用に関して想定されるシチュエーションに対応してきめ細かな節電状態を成立させることができる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例では、前記カラオケ装置10において選択的に成立させられる複数段階の作動休止モードの一例を図3に示したが、これはあくまで好適な一実施形態であり、本発明のカラオケ装置において成立させられる作動休止モードはこれに限定されるものではなく、他の態様の作動休止モードが成立させられるものであってもよい。例えば、図3に示す各作動休止モードに加えて、或いは何れかの作動休止モードの代替として、前記ディスプレイ44に所定のスクリーンセイバー(節電のために予め定められたもの)を表示させるスクリーンセイバー表示モード、前記曲間情報における音声の音量を低下させる曲間音量低下モード、前記タッチパネルディスプレイ30(表示装置32)の表示に係るビットレートを低下させるビットレート低下モード等が選択的に成立させられるものであってもよく、前記カラオケ装置10の設計に応じて種々の作動休止モードが適宜設定され得る。
また、前述の実施例では、前記カラオケ装置10の使用状態と、そのカラオケ装置10において成立させられる作動休止モードとの関係の一例を図4に示したが、これはあくまで好適な一実施形態であり、前記カラオケ装置10において成立させられる作動休止モードの判定(選択)の基準となる前記カラオケ装置10の使用状態としては、他にも種々のものが考えられる。例えば、前記カラオケ装置10にデジタルカメラが備えられている場合、そのデジタルカメラにより撮影された撮像中に人物の映像が含まれているか否かに基づいて前記複数段階の作動休止モードを選択的に成立させるものであってもよい。また、前記カラオケ装置10に人感センサが備えられている場合、その人感センサにより前記カラオケ装置10の周辺に人物の存在が検出されるか否かに基づいて前記複数段階の作動休止モードを選択的に成立させるものであってもよい。また、前記カラオケ装置10を介して、或いはそのカラオケ装置10が設置された室に備えられた電話機等により、フロントに対してドリンクや食べ物の注文が行われているか否かに基づいて前記複数段階の作動休止モードを選択的に成立させる等の態様も考えられる。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
10:カラオケ装置、16:RAM(メモリ)、18:ハードディスク、32:表示装置(映像表示装置)、44:ディスプレイ(映像表示装置)、48:マイクロフォン(音声入力装置)

Claims (6)

  1. 多数の楽曲のうちから選択される楽曲の演奏出力と併行して、音声入力装置から入力される音声を増幅して出力させるカラオケ装置であって、
    予め定められた関係から、前記カラオケ装置の使用状態に基づいて、それぞれ態様の異なる複数段階の作動休止モードを選択的に成立させるものであることを特徴とするカラオケ装置。
  2. 前記カラオケ装置の使用状態として、該カラオケ装置によるカラオケ演奏が行われているか否かに基づいて、前記複数段階の作動休止モードを選択的に成立させるものである請求項1に記載のカラオケ装置。
  3. 前記カラオケ装置の使用状態として、該カラオケ装置に予約曲が登録されているか否かに基づいて、前記複数段階の作動休止モードを選択的に成立させるものである請求項1又は2に記載のカラオケ装置。
  4. 前記カラオケ装置は、前記作動休止モードとして、映像表示装置の表示に係るビットレートを低下させるビットレート低下モードを選択的に成立させるものである請求項1から3の何れか1項に記載のカラオケ装置。
  5. 前記カラオケ装置は、複数のデータを記憶するハードディスクを備え、該ハードディスクに記憶された前記データに基づいて映像表示制御及び音声出力制御の少なくとも一方を行うものであり、前記作動休止モードとして、前記ハードディスクに記憶された前記データを読み出してメモリに記憶させ、該メモリに記憶された前記データに基づいて映像表示制御及び音声出力制御の少なくとも一方を行うデータ読出先変更モードを選択的に成立させるものである請求項1から4の何れか1項に記載のカラオケ装置。
  6. 前記カラオケ装置は、前記楽曲の演奏出力が行われていない曲間中に映像及び音声を含む曲間情報の出力を行うものであり、前記作動休止モードとして、前記曲間情報における音声の出力を停止させる曲間音声停止モードを選択的に成立させるものである請求項1から5の何れか1項に記載のカラオケ装置。
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