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JP2014046716A - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】取り付け位置によってレファレンスGNDが変わってもコモンモードノイズを低減する条件式を満たすように調整可能であり、かつ構成が簡単で安価な電子装置を提供する。
【解決手段】LSI1aを搭載したプリント配線板2aを樹脂筐体3aの内部に収容する電子装置であって、コネクタ4aの近くで、LSI1aに接続するプリント配線板2aの高電位配線VCCと低電位配線GNDの間に、バイパスコンデンサBC1が挿入されてなり、プリント配線板2aに、島状導体パターンPa〜Pdが形成され、LSI1bの出力端子が、島状導体パターンPa〜Pdに接続されてなり、島状導体パターンPa〜Pdとそれに接続する出力端子の組み合わせが、複数組、プリント配線板に構成されてなる電子装置10aとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、LSIを搭載したプリント配線板を樹脂筐体の内部に収容し、樹脂筐体の外部からケーブルで前記プリント配線板へ電気接続するためのコネクタを備える電子装置に関する。
車載電子機器が動作する際、プリント配線板や電源ケーブルから、意図しない電波が放射される場合がある(放射ノイズ)。この放射ノイズがあると、例えば車体に搭載されるアンテナでのラジオ放送電波受信が妨害され、所謂ラジオノイズ等の問題が発生する。上記放射ノイズは、車載電子機器においては主として電源/GND配線におけるインピーダンスのアンバランスに起因してコモンモード電流が発生し、このコモンモード電流が原因して生じている。
上記車載電子機器におけるコモンモード電流の発生メカニズムと、該コモンモード電流によるコモンモード放射ノイズを低減する手法が、例えば、特許第4624415号(特許文献1)と国際公開第WO2009/096203号(特許文献2)、および電子情報通信学会論文誌 C Vol.J89-C (2006) No.11 pp.854-865(非特許文献1)と IEICE TRANS. COMMUN., Vol.E93-B No.7 JULY 2010 pp.1788-1796(非特許文献2)に開示されている。
図7は、非特許文献1によるコモンモード放射雑音の解析を説明する図である。(a),(b)は、マイコン(CMOSドライバ)を実装したプリント回路基板(PCB)及びワイヤハーネスの電源系に対する近似的な等価回路を表す図である。また、(c)は、〜100MHzにおける(b)回路に対する等価回路を表す図である。
(a)は、ワイヤハーネスが接続された電子機器において、電源系の電流変動で発生するコモンモード電流の低減を検討する上で、重要となる要素を抜き出して示している。(b)は、(a)の回路を近似した回路で、Vdは、高周波電流を発生させる電源である。L,Lは、それぞれPCBの電源ライン及びGNDラインのマイコンからバイパスコンデンサまでのインダクタンスを表す。C,Cは、それぞれPCBの電源ライン及びGNDラインとレファレンスGNDとの間の寄生容量を表す。また、Cは、プリント回路基板の電源−GND間に実装されたバイパスコンデンサを表し、Z,Zは、それぞれワイヤハーネスの電源ライン及びGNDラインのインピーダンスを表す。
100MHz以下の周波数においては、バイパスコンデンサCを短絡として取り扱うことができ、(b)の回路は、近似的に(c)の回路となる。(c)の回路において、Vは、ワイヤハーネスが接続された位置でのコモンモード電圧であり、Iは、ワイヤハーネスに流れるコモンモード電流である。(c)の回路を解析すると、最終的にコモンモード電圧Vが0となり、コモンモード電流Iが発生しないための条件は、次の数式1となる。
(数1) L−L=0
特許第4624415号 国際公開第WO2009/096203号
電子情報通信学会論文誌 C Vol.J89-C No.11 pp.854-865, (2006) IEICE TRANS. COMMUN., Vol.E93-B No.7 JULY 2010 pp.1788-1796
非特許文献1によれば、上記した数式1を満たすことで、コモンモードノイズを最小化することができる。従って、コモンモードノイズを低減するためには、必ずしも従来行われてきたようなコモンモードチョークをコネクタ付近に備える必要はない。また、大きなコイルや大きなコンデンサを設ければ、それに比例してコモンモードノイズが低減するわけでもない。コモンモードノイズを低減するためのちょうど良いインダクタンスとキャパシタンスの組み合わせが存在し、数式1を満たしたとき、広い周波数にわたってコモンモードノイズを低減することができる。
例えば、特許文献1では、インダクタを電源/GND配線のいずれか一方に直列に接続して、数式1を満たすようにしている。特許文献2では、インダクタを接続すると共に、電源配線/GND配線に対して寄生容量を発生させる導電板をパッケージ基板に配置して、数式1を満たすようにしている。また、本発明者らは、インダクタを用いることなく、プリント配線板の高電位配線および低電位配線の少なくとも一方との間に容量素子を挿入して、上記した数式1を満たすことのできる簡単な構成で安価な電子装置を発明し、特許出願中である(特願2011−004044)。
一方、上記した数式1は、図7(a)〜(c)で説明したように、プリント配線板やLSIの配線パターンによる寄生インダクタンス、および該配線パターンとレファレンスGND間の寄生容量で構成されている。従って、数式1を満たしてコモンモードノイズを低減するためには、例えば特許文献1,2のようにインダクタを追加したり寄生容量を発生させたりして電子装置の設計と試作を繰り返し、数式1を満足するために必要な追加インダクタの値や発生寄生容量の値を定めることになる。
しかしながら、試作段階で数式1を満足する電子装置が出来上がっても、該電子装置を車両に取り付けた場合には、数式1を満たさなくなる場合がある。特に、近年の金属筐体に代えて樹脂筐体を採用している多くの電子装置においては、レファレンスGNDとなる取り付け位置の周りの金属形状が数式1に直接影響し、試作段階で数式1を満足させたコモンモードノイズの低減が、電子装置の車両への実装段階においてほとんど意味をなさなくなくなる場合がある。
このような樹脂筐体を用いる電子装置の一例として、車載エアコンシステムのHVAC(Heating Ventilation & Air Conditioning)ユニットでは、サーボモータ駆動用の電子回路基板がコネクタの樹脂筐体内に組み込まれた電子装置(所謂、スマートコネクタ)が採用されている。HVACユニットでは、複数個のスマートコネクタがハウジング周りに取り付けられるが、該HVACユニットのハウジングも、樹脂でできている。従って、この場合には自動車のボディが図7(a)のレファレンスGNDになると考えられるが、自動車のボディは複雑な形状を有しており、スマートコネクタのハウジングへの取り付け位置によってもレファレンスGNDが変わってしまう。
そこで本発明は、LSIを搭載したプリント配線板を樹脂筐体の内部に収容し、樹脂筐体の外部からケーブルで前記プリント配線板へ電気接続するためのコネクタを備える電子装置であって、取り付け位置によってレファレンスGNDが変わってもコモンモードノイズを低減する条件式を満たすように調整可能であり、かつ構成が簡単で安価な電子装置を提供することを目的としている。
本発明に係る電子装置は、LSIを搭載したプリント配線板を樹脂筐体の内部に収容し、樹脂筐体の外部からケーブルでプリント配線板へ電気接続するためのコネクタを備える電子装置であって、コネクタの近くで、LSIに接続するプリント配線板の高電位配線と低電位配線の間に、バイパスコンデンサが挿入されている。また、プリント配線板に、島状導体パターンが形成され、LSIの出力端子が、該島状導体パターンに接続されている。そして、前記島状導体パターンと出力端子の組み合わせが、複数組、プリント配線板に構成されている点に特徴がある。
上記電子装置におけるLSIは、一般的にはノイズ源であり、コネクタの近くでプリント配線板の高電位配線と低電位配線の間に挿入されているバイパスコンデンサにより、高電位配線と低電位配線で逆向きに流れるノーマルモードノイズを除去している。一方、高電位配線および低電位配線とレファレンスGNDの間に発生するコモンモードノイズは、高電位配線と低電位配線を同じ向きに流れ、上記バイパスコンデンサでは除去できない。
これまでに得られているコモンモードノイズの発生メカニズムの検討結果によれば、コモンモードノイズは、リファレンス電位(レファレンスGNDの電位)とケーブル(ワイヤハーネス)電位の電位差(平均電位の差)ΔVによって生じ、ケーブルを流れるコモンモード電流で、ケーブルからノイズ電磁波が放射される。また、上記電位差ΔVの発生は、高電位配線と低電位配線の寄生インダクタンスL,Lおよび高電位配線と低電位配線のレファレンスGNDに対する寄生キャパシタンスC,Cに起因しており、上記電位差ΔVを0にしてコモンモードノイズを最小化するための条件式は、背景技術で説明した次の数式1になる。
(数1) L−L=0
しかしながら、設計段階において高電位配線と低電位配線の寄生インダクタンスL,Lおよび寄生キャパシタンスC,Cを所望の値に設定することは、一般的に困難である。このため、数式1の左辺の関係式(L−L)は、一般的には、>0または<0の値となってしまう。従って、数式1を満たしてコモンモードノイズを低減するためには、インダクタを追加したり寄生容量を発生させたりして電子装置の設計と試作を繰り返し、数式1を満足するために必要な追加インダクタの値や発生寄生容量の値を定めることになる。
一方、試作段階で数式1を満足する電子装置が出来上がっても、該電子装置を実際に使用する機器に取り付けた場合には、数式1を満たさなくなる場合がある。特に、近年の金属筐体に代えて樹脂筐体を採用している多くの電子装置においては、レファレンスGNDとなる取り付け位置の周りの金属形状が数式1に直接影響し、試作段階でやっと数式1を満足させて得られたコモンモードノイズの低減が、該電子装置を実際に使用する機器へ取り付けた段階でほとんど意味をなさなくなくなる場合がある。
そこで、上記電子装置においては、プリント配線板に形成された島状導体パターンと、該島状導体パターンに接続するLSIの出力端子の組み合わせが、複数組、プリント配線板に構成されている。
樹脂筐体を採用している上記電子装置において、LSIの出力端子に接続される島状導体パターンは、レファレンスGNDと対になって、寄生容量として機能させることができる。
該島状導体パターンは、LSIの内部設定によって、接続されている出力端子の出力信号をHigh状態またはLow状態のいずれかに設定することで、それぞれ、前記高電位配線に接続された状態または前記低電位配線に接続された状態を実現するようにしてもよい。
しかしながら、上記電子装置は、出力端子の出力信号が、LSIへの外部からの通信によって、High状態またはLow状態に切り替え可能であり、出力端子に接続する島状導体パターンが、出力信号の切り替えによって、高電位配線に接続された状態または低電位配線に接続された状態のいずれかに選択可能に構成されてなることが好ましい。この場合には、LSIへの外部からの通信によって、島状導体パターンが接続されている出力端子の出力信号をHigh状態またはLow状態に切り替え設定することで、該島状導体パターンを高電位配線に接続された状態または低電位配線に接続された状態のいずれかに選択可能である。
上記電子装置においては、このような機能を有する島状導体パターンと出力端子の組み合わせが、複数組、プリント配線板に構成されているため、上記電子装置は、実際に使用する機器に取り付けた後からでも先の数式1の関係ができるだけ成り立つように、寄生容量として機能する各島状導体パターンの接続先を選択して、その容量値を調整可能である。上記島状導体パターンと出力端子の組み合わせをN組(N:複数)構成すれば、数式1に対して、2通りの調整が可能である。尚、上記電子装置における島状導体パターンは、上述したようにレファレンスGNDと対になって寄生容量として機能し、高電位配線または低電位配線の寄生キャパシタンスを補正する、該寄生キャパシタンス程度の容量値の小さなものであってよい。
このように、上記電子装置は、実際に使用する機器に取り付けた後において数式1の左辺の値を0に近づけ、ケーブルの電位(高電位配線と低電位配線を高周波的に短絡するバイパスコンデンサの接続点の電位)とレファレンスGNDの電位の電位差ΔVを0に近づけることができる。これによって、上記電子装置を実際に使用する機器の任意位置に取り付け、レファレンスGNDが取り付け位置によって変わる場合であっても、ノイズ源であるLSIが発生するコモンモードノイズを樹脂筐体内でキャンセルし、樹脂筐体の外部のケーブルにコモンモードノイズが伝達しないようにすることができる。
上記電子装置において数式1を満たすようにする調整は、プリント配線板に複数組構成されている島状導体パターンと出力端子の組み合わせについて、各出力端子の出力信号をHigh状態またはLow状態に設定するだけの簡単なものである。また、同じ電子装置を実際に使用する機器の異なる位置に取り付けて再使用する場合であっても、各出力端子の出力信号をHigh状態またはLow状態に適宜設定変更するだけでよい。
一方、実際に使用する機器に取り付けた後で数式1の関係が成り立つように調整する別の方法として、例えばトリミングを利用する方法が考えられる。すなわち、高電位配線と低電位配線にそれぞれ接続する導体パターンを予め大きめの面積に形成しておき、ノイズ発生状況の確認と上記導体パターンのトリミングの実施を繰り返すことで、最適値を見いだす方法である。しかしながら、このようなトリミングを利用する方法は、調整に手間がかかるだけでなく、上記電子装置のような取り付け位置の変更による再利用も不可能である。
以上のようにして、上記電子装置は、外部からの通信によって、コモンモードノイズを低減するためのレファレンスGNDに対する寄生容量の容量値を適宜調整し、該電子装置を実際に使用する機器に取り付けた後、付け外し等を行うことなく、ノイズ低減を実現させることができる。これにより、試作段階と実装段階のように異なるインピーダンス環境下においても、ノイズ低減を実現することができる。
以上のようにして、上記電子装置は、LSIを搭載したプリント配線板を樹脂筐体の内部に収容し、樹脂筐体の外部からケーブルでプリント配線板へ電気接続するためのコネクタを備える電子装置であって、取り付け位置によってレファレンスGNDが変わってもコモンモードノイズを低減する条件式を満たすように調整可能であり、かつ構成が簡単で安価な電子装置とすることができる。
従って、上記電子装置は、金属筐体に代えて樹脂筐体が近年において多数採用され、自動車の複雑なボディ形状がレファレンスGNDとなる、車載用の電子装置として好適である。また、上記電子装置は、樹脂筐体がコネクタのハウジングを兼ねる構成であってもよい。この例として、例えば電子装置がエアコンの風向きを制御するサーボモータの駆動装置である場合においては、樹脂筐体がコネクタのハウジングを兼ねる構成で、エアコンの動作を統括制御する電子制御装置(ECU)のバスハーネスに接続される。
本発明の一例である電子装置10aを模式的に示した図で、(a)は、電子装置10aに収容されているプリント配線板2aの外観を示した上面図であり、(b)は、電子装置10aの断面図である。 図1に示すLSI1aの内部および周辺を拡大して模式的に示した図である。 LSIへの外部からの通信によって、出力端子の出力信号をHigh状態またはLow状態に切り替え、島状導体パターンの接続状態を切り替えてコモンモードノイズの低減を試験した結果である。 車載エアコンシステムのHVACユニットにおける外観の一部を示す図で、電子装置10の使用状態を示した図である。 図4の電子装置10の一例で、従来の電子装置を分解して示した図である。(a)は、コネクタのハウジングを兼ねる樹脂筐体3を示した斜視図であり、(b)は、樹脂筐体3の内部に収容されるプリント配線板2を拡大して示した上面図である。 図4の電子装置10と同様に使用される、本発明に係る電子装置の一例を示した図である。(a)は、電子装置10bの要部を模式的に示した上面図であり、(b)は、電子部品を実装する前のプリント配線板2bを示した上面図である。また、(c)は、電子装置10bの要部の回路図である。 非特許文献1によるコモンモード放射雑音の解析を説明する図である。(a),(b)は、マイコン(CMOSドライバ)を実装したプリント回路基板(PCB)及びワイヤハーネスの電源系に対する近似的な等価回路を表す図である。また、(c)は、〜100MHzにおける(b)回路に対する等価回路を表す図である。
以下、本発明に係る電子装置の実施形態を、図に基づいて説明する。
図1は、本発明の一例である電子装置10aを模式的に示した図で、(a)は、電子装置10aに収容されているプリント配線板2aの外観を示した上面図であり、(b)は、電子装置10aの断面図である。尚、(b)に示す電子装置10aの断面は、樹脂筐体3aに収容された状態にあるプリント配線板2aについての(a)における一点鎖線I-Iでの断面に対応している。
また、図2は、図1に示すLSI1aの内部および周辺を拡大して模式的に示した図である。
図1に示す電子装置10aは、LSI1aを搭載したプリント配線板2aを樹脂筐体3aの内部に収容し、樹脂筐体3aの外部からケーブル(図示省略)でプリント配線板2aへ電気接続するためのコネクタ4aを備える電子装置である。該電子装置10aにおいては、(a)に示すように、コネクタ4aの近くで、LSI1aに接続するプリント配線板2aの高電位配線である電源配線VCCと低電位配線であるグランド配線GNDの間に、図7の回路モデルに示したバイパスコンデンサBC1が挿入されている。
また、電子装置10aにおいては、図1(a)および図2に示すように、プリント配線板2aに、島状導体パターンPa〜Pdが形成され、LSI1aの出力端子Sa〜Sdが、それぞれの島状導体パターンPa〜Pdに接続されている。このように、図1に示す電子装置10aは、島状導体パターンPa〜Pdと該島状導体パターンPa〜Pdに接続するLSI1aの出力端子Sa〜Sdの組み合わせが、複数組(図1の電子装置10aの例では4組)、プリント配線板2aに構成されている。
図1の電子装置10aにおけるLSI1aは、一般的にはノイズ源であり、コネクタ4aの近くでプリント配線板2aの電源配線VCCとグランド配線GNDの間に挿入されているバイパスコンデンサBC1により、電源配線VCCとグランド配線GNDで逆向きに流れるノーマルモードノイズを除去している。一方、電源配線VCCおよびグランド配線GNDとレファレンスGNDの間に発生するコモンモードノイズは、電源配線VCCとグランド配線GNDを同じ向きに流れ、上記バイパスコンデンサBC1では除去できない。
図7と背景技術で説明したように、これまでに得られているコモンモードノイズの発生メカニズムの検討結果によれば、コモンモードノイズは、リファレンス電位(レファレンスGNDの電位)とケーブル(ワイヤハーネス)電位の電位差(平均電位の差)ΔVによって生じ、ケーブルを流れるコモンモード電流で、ケーブルからノイズ電磁波が放射される。また、上記電位差ΔVの発生は、高電位配線と低電位配線の寄生インダクタンスL,Lおよび高電位配線(電源配線VCC)と低電位配線(グランド配線GND)のレファレンスGNDに対する寄生キャパシタンスC,Cに起因しており、上記電位差ΔVを0にしてコモンモードノイズを最小化するための条件式は、背景技術で説明した次の数式1になる。
(数1) L−L=0
しかしながら、設計段階において高電位配線と低電位配線の寄生インダクタンスL,Lおよび寄生キャパシタンスC,Cを所望の値に設定することは、一般的に困難である。このため、数式1の左辺の関係式(L−L)は、一般的には、>0または<0の値となってしまう。従って、数式1を満たしてコモンモードノイズを低減するためには、インダクタを追加したり寄生容量を発生させたりして電子装置の設計と試作を繰り返し、数式1を満足するために必要な追加インダクタの値や発生寄生容量の値を定めることになる。
一方、試作段階で数式1を満足する電子装置が出来上がっても、該電子装置を実際に使用する機器に取り付けた場合には、数式1を満たさなくなる場合がある。特に、近年の金属筐体に代えて樹脂筐体を採用している多くの電子装置においては、レファレンスGNDとなる取り付け位置の周りの金属形状が数式1に直接影響し、試作段階でやっと数式1を満足させて得られたコモンモードノイズの低減が、該電子装置を実際に使用する機器へ取り付けた段階でほとんど意味をなさなくなくなる場合がある。
そこで、図1に例示した電子装置10aにおいては、プリント配線板2aに形成された島状導体パターンPa〜Pdと、該島状導体パターンPa〜Pdに接続するLSI1aの出力端子Sa〜Sdの組み合わせが、複数組、プリント配線板2aに構成されている。
樹脂筐体3aを採用している上記電子装置10aにおいて、LSI1aの出力端子Sa〜Sdに接続される島状導体パターンPa〜Pdは、レファレンスGNDと対になって、寄生容量として機能させることができる。
該島状導体パターンPa〜Pdは、LSI1aの内部設定によって、接続されている出力端子Sa〜Sdの出力信号をHigh状態またはLow状態のいずれかに設定することで、それぞれ、前記高電位配線に接続された状態または前記低電位配線に接続された状態を実現するようにしてもよい。
しかしながら、上記電子装置10aは、図2に示すように、出力端子Sa〜Sdの出力信号が、受信線Rxを用いたLSI1aへの外部からの通信によって、High状態またはLow状態に切り替え可能であり、出力端子Sa〜Sdに接続する島状導体パターンPa〜Pdが、前記出力信号の切り替えによって、前記高電位配線に接続された状態または前記低電位配線に接続された状態のいずれかに選択可能に構成されてなることが好ましい。この場合には、LSIへの外部からの通信によって、島状導体パターンが接続されている出力端子の出力信号をHigh状態またはLow状態に切り替え設定することで、該島状導体パターンを高電位配線に接続された状態または低電位配線に接続された状態のいずれかに選択可能である。
例えば、図2の例では、出力端子Saの出力信号が、CMOSインバータを構成するトランジスタPT,NTの接続点Aから取り出されている。LSI1aへの外部からの通信によって、CMOSインバータのゲート制御信号をHighにすれば、トランジスタNTがONし、トランジスタPTがOFFするため、出力端子Saの出力信号がLow状態(低電位配線の電位)となり、島状導体パターンPaが低電位配線に接続された状態となる。逆に、ゲート制御信号をLowにすれば、トランジスタNTがOFFし、トランジスタPTがONするため、出力端子Saの出力信号がHigh状態(高電位配線の電位)となり、島状導体パターンPaが高電位配線に接続された状態となる。
図1に例示した電子装置10aにおいては、上記したような機能を有する島状導体パターンPa〜Pdと出力端子Sa〜Sdの組み合わせが、複数組、プリント配線板2aに構成されている。これによって、上記電子装置10aは、実際に使用する機器に取り付けた後からでも先の数式1の関係ができるだけ成り立つように、寄生容量として機能する各島状導体パターンPa〜Pdの接続先を選択して、その容量値を調整可能である。尚、上記電子装置10aにおける島状導体パターンPa〜Pdは、上述したようにレファレンスGNDと対になって寄生容量として機能し、高電位配線または低電位配線の寄生キャパシタンスを補正する、該寄生キャパシタンス程度の容量値の小さなものであってよい。
例えば、数式1の左辺の寄生インダクタンスL,Lと寄生キャパシタンスC,Cに関する関係式(L−L)が>0の場合には、上記複数組のうち、幾つかの出力端子の出力信号をLow状態に設定して、対応する幾つかの島状導体パターンを低電位配線に接続された状態とする。これによって、該島状導体パターンを適当な容量値Cの寄生容量として機能させることで、L−L(C+C)=0に近づけることができる。逆に、関係式(L−L)<0の場合には、上記複数組のうち、幾つかの出力端子の出力信号をHigh状態に設定して、対応する幾つかの島状導体パターンを高電位配線に接続された状態とする。これによって、該島状導体パターンを適当な容量値Cの寄生容量として機能させることで、L(C+C)−L=0近づけることができる。このようにして、上記島状導体パターンと出力端子の組み合わせをN組(N:複数)構成すれば、数式1に対して、2通りの調整が可能である。
図3は、上記したLSIへの外部からの通信によって、出力端子の出力信号をHigh状態またはLow状態に切り替え、島状導体パターンの接続状態を切り替えてコモンモードノイズの低減を試験した結果である。
試験では、H8S2134(ルネサスエレクトロニクス製)のLSIを用い、LSIへの外部からの通信によって電源電位に接続する島状導体パターンの面積を切り替え、コモンモードノイズの計測を行っている。図3の例では、LSIへの外部からの通信によって電源電位に接続する島状導体パターンの面積を550[mm]に切り替えた時、最もノイズ低減されている。
このように、図1に例示した電子装置10aは、実際に使用する機器に取り付けた後において数式1の左辺の値を0に近づけ、ケーブルの電位(高電位配線と低電位配線を高周波的に短絡するバイパスコンデンサの接続点の電位)とレファレンスGNDの電位の電位差ΔVを0に近づけることができる。これによって、上記電子装置10aを実際に使用する機器の任意位置に取り付け、レファレンスGNDが取り付け位置によって変わる場合であっても、ノイズ源であるLSI1aが発生するコモンモードノイズを樹脂筐体3a内でキャンセルし、樹脂筐体3aの外部のケーブルにコモンモードノイズが伝達しないようにすることができる。
上記電子装置10aにおいて数式1を満たすようにする調整は、プリント配線板2aに複数組構成されている島状導体パターンPa〜Pdと出力端子Sa〜Sdの組み合わせについて、各出力端子Sa〜Sdの出力信号をHigh状態またはLow状態に設定するだけの簡単なものである。また、同じ電子装置10aを実際に使用する機器の異なる位置に取り付けて再使用する場合であっても、各出力端子Sa〜Sdの出力信号をHigh状態またはLow状態に適宜設定変更するだけでよい。
一方、実際に使用する機器に取り付けた後で数式1の関係が成り立つように調整する別の方法として、例えばトリミングを利用する方法が考えられる。すなわち、高電位配線と低電位配線にそれぞれ接続する導体パターンを予め大きめの面積に形成しておき、ノイズ発生状況の確認と上記導体パターンのトリミングの実施を繰り返すことで、最適値を見いだす方法である。しかしながら、このようなトリミングを利用する方法は、調整に手間がかかるだけでなく、上記電子装置10aのような取り付け位置の変更による再利用も不可能である。
以上のようにして、図1に例示した電子装置10aは、外部からの通信によって、コモンモードノイズを低減するためのレファレンスGNDに対する寄生容量の容量値を適宜調整し、該電子装置を実際に使用する機器に取り付けた後、付け外し等を行うことなく、ノイズ低減を実現させることができる。これにより、試作段階と実装段階のように異なるインピーダンス環境下においても、ノイズ低減を実現することができる。
以上のようにして、図1に例示した電子装置10aは、LSI1aを搭載したプリント配線板2aを樹脂筐体3aの内部に収容し、樹脂筐体3aの外部からケーブルでプリント配線板2aへ電気接続するためのコネクタ4aを備える電子装置であって、取り付け位置によってレファレンスGNDが変わってもコモンモードノイズを低減する条件式を満たすように調整可能であり、かつ構成が簡単で安価な電子装置となっている。
従って、上記した電子装置は、金属筐体に代えて樹脂筐体が近年において多数採用され、自動車の複雑なボディ形状がレファレンスGNDとなる、車載用の電子装置として好適である。
また、上記した電子装置は、前記樹脂筐体が、前記コネクタのハウジングを兼ねる構成であってもよい。
このような例として、次の図4〜図6に示す電子装置がある。
図4は、車載エアコンシステムのHVACユニットにおける外観の一部を示す図で、電子装置10の使用状態を示した図である。
図5は、図4の電子装置10の一例で、従来の電子装置を分解して示した図である。図5の(a)は、コネクタのハウジングを兼ねる樹脂筐体3を示した斜視図であり、(b)は、樹脂筐体3の内部に収容されるプリント配線板2を拡大して示した上面図である。
図4に示すように、車載エアコンシステムのHVACユニットでは、樹脂筐体を用いる電子装置10が、エアコンの動作を統括制御する電子制御装置(ECU)のバスハーネスHに接続されて、HVACユニットのハウジング外壁に、サーボモータMに隣接して取り付けられている。電子装置10は、エアコンの風向きを制御するサーボモータMの駆動装置で、次の構造を有している。
図5に示すように、電子装置10は、サーボモータ駆動用のLSI1が搭載されたプリント配線板2が、接続端子4を有するコネクタの樹脂筐体3内に組み込まれた電子装置(所謂、スマートコネクタ)で、プリント配線板2を収容する樹脂筐体3がコネクタのハウジングを兼ねる構成となっている。
図4に示すように、HVACユニットでは、複数個のスマートコネクタがハウジング周りに取り付けられるが、該HVACユニットのハウジングも、樹脂でできている。従って、この場合には自動車のボディが図7(a)のレファレンスGNDになると考えられるが、自動車のボディは複雑な形状を有しており、スマートコネクタのハウジングへの取り付け位置によってもレファレンスGNDが変わってしまう。
図6は、図4の電子装置10と同様に使用される、本発明に係る電子装置の一例を示した図である。図6の(a)は、電子装置10bの要部を模式的に示した上面図であり、(b)は、電子部品を実装する前のプリント配線板2bを示した上面図である。また、(c)は、電子装置10bの要部の回路図である。
図6に示す電子装置10bは、図1に示した電子装置10aと同様で、(a)に示すように、LSI1bを搭載したプリント配線板2bを破線で示した樹脂筐体3bの内部に収容する。該電子装置10bにおいては、コネクタの接続端子4bの近くで、LSI1bに接続するプリント配線板2bの高電位配線である電源配線VCCと低電位配線であるグランド配線GNDの間に、図7の回路モデルに示したバイパスコンデンサBC2が挿入されている。
また、電子装置10aにおいては、プリント配線板2bに、島状導体パターンPe〜Pgが形成され、LSI1bの出力端子Se〜Sgが、それぞれの島状導体パターンPe〜Pgに接続されている。このように、図6に示す電子装置10aは、島状導体パターンPe〜Pgと該島状導体パターンPe〜Pgに接続するLSI1bの出力端子Se〜Sgの組み合わせが、複数組(図6の電子装置10bの例では3組)、プリント配線板2bに構成されている。樹脂筐体3bを採用している上記電子装置10bにおいて、LSI1bの出力端子Se〜Sgに接続される島状導体パターンPe〜Pgは、図7(a)に示したレファレンスGNDと対になって、寄生容量として機能させることができる。
図6(c)に示すように、LSI1bの出力端子Se〜Sgの出力信号は、三角記号で示したCMOSインバータCMから取り出される。CMOSインバータCMは、図2でCMOSインバータを構成している、トランジスタPT,NTと同じ構成であってよい。LSI1bへの外部からの通信によって、CMOSインバータCMのゲート制御信号をHighまたはLowにすることで、島状導体パターンPe〜Pgは、高電位配線に接続された状態または低電位配線に接続された状態に切り替え設定することができる。
これによって、図6に示す電子装置10bを実際に使用する図4に示すHVACユニットの任意位置に取り付け、レファレンスGNDが取り付け位置によって変わっても、ノイズ源であるLSI1bが発生するコモンモードノイズを樹脂筐体3b内でキャンセルし、樹脂筐体3bの外部のケーブルにコモンモードノイズが伝達しないようにすることができる。
尚、図6(b)に示すように、島状導体パターンPfの一部は、LSI1bの直下に形成されている。上記したように、HVACユニットに取り付けた後、外部からの通信によって接続状態を切り替え、レファレンスGNDと対になって寄生容量として機能させる島状導体パターンPe〜Pgは、LSI1bの直下に形成されていてもよい。これによって、島状導体パターンPe〜Pgの占有面積を低減し、小型化することができる。
以上のようにして、電子装置10a,10bで例示した本発明に係る電子装置は、いずれも、LSIを搭載したプリント配線板を樹脂筐体の内部に収容し、樹脂筐体の外部からケーブルで前記プリント配線板へ電気接続するためのコネクタを備える電子装置であって、取り付け位置によってレファレンスGNDが変わってもコモンモードノイズを低減する条件式を満たすように調整可能であり、かつ構成が簡単で安価な電子装置とすることができる。
尚、上記した電子装置における高電位配線と低電位配線は、代表的には、高電位配線が、LSIの電源配線であり、低電位配線が、LSIのグランド配線である。しかしながらこれに限らず、例えば、高電位配線がCAN通信を制御するLSIのHigh配線であり、低電位配線が該LSIのLow配線であってもよい。
また、島状導体パターンとそれに接続する出力端子の組み合わせの数は、2以上の任意の数であってよく、組み合わせの数が多いほど、数式1を満たすより細かな調整が可能となる。
10,10a,10b 電子装置
1,1a,1b LSI
Sa〜Sg 出力端子
2,2a,2b プリント配線板
Pa〜Pg 島状導体パターン
BC1,BC2 バイパスコンデンサ
3,3a,3b 樹脂筐体
4,4a,4b コネクタ(接続端子)

Claims (7)

  1. LSI(1a,1b)を搭載したプリント配線板(2a,2b)を樹脂筐体(3a,3b)の内部に収容し、樹脂筐体の外部からケーブルで前記プリント配線板へ電気接続するためのコネクタ(4a,4b)を備える電子装置(10a,10b)であって、
    前記コネクタの近くで、前記LSIに接続する前記プリント配線板の高電位配線(VCC)と低電位配線(GND)の間に、バイパスコンデンサ(BC1,BC2)が挿入されてなり、
    前記プリント配線板に、島状導体パターン(Pa〜Pg)が形成され、
    前記LSIの出力端子(Sa〜Sg)が、前記島状導体パターンに接続されてなり、
    前記島状導体パターンと該島状導体パターンに接続する前記出力端子の組み合わせが、複数組、前記プリント配線板に構成されてなることを特徴とする電子装置。
  2. 前記出力端子の出力信号が、前記LSIへの外部からの通信によって、High状態またはLow状態に切り替え可能であり、
    前記出力端子に接続する島状導体パターンが、前記出力信号の切り替えによって、前記高電位配線に接続された状態または前記低電位配線に接続された状態のいずれかに選択可能に構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記島状導体パターンが、前記LSIの直下に形成されてなることを特徴とする請求項1または2に記載の電子装置。
  4. 前記高電位配線が、前記LSIの電源配線であり、前記低電位配線が、前記LSIのグランド配線であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子装置。
  5. 前記電子装置が、車載用であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子装置。
  6. 前記樹脂筐体(3b)が、前記コネクタ(4b)のハウジングを兼ねることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電子装置。
  7. 前記電子装置が、
    エアコンの風向きを制御するサーボモータ(M)の駆動装置であり、
    前記エアコンの動作を統括制御する電子制御装置(ECU)のバスハーネス(H)に接続されることを特徴とする請求項6に記載の電子装置。
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