JP2014043643A - Cu合金薄膜形成用スパッタリングターゲットおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】液晶ディスプレイなどの表示デバイス用電極膜などとして有用なCu−Mn合金薄膜の製膜に用いられるCu合金薄膜形成用スパッタリングターゲットであって、スパッタリングの際、異常に粗大化したクラスター粒子を低減し、パーティクルやスプラッシュの発生が少ないCu合金薄膜形成用スパッタリングターゲット、およびその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明のCu合金薄膜形成用スパッタリングターゲットは、少なくともMnを含み、Mnの含有量が2原子%以上、20原子%以下であるCu合金スパッタリングターゲットであって、スパッタリングターゲットの厚さ方向のt/2断面のビッカース硬さが50HV以上、100HV以下に制御されている。
【選択図】なし
【解決手段】本発明のCu合金薄膜形成用スパッタリングターゲットは、少なくともMnを含み、Mnの含有量が2原子%以上、20原子%以下であるCu合金スパッタリングターゲットであって、スパッタリングターゲットの厚さ方向のt/2断面のビッカース硬さが50HV以上、100HV以下に制御されている。
【選択図】なし
Description
本発明は、Cu合金薄膜形成用スパッタリングターゲットおよびその製造方法に関する。詳細には、スパッタリング時に発生する、パーティクルやスプラッシュと呼ばれる異常に粗大化したクラスター粒子の低減が可能なCu合金薄膜形成用スパッタリングターゲットおよびその製造方法に関する。本発明のCu合金スパッタリングターゲットは、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示デバイスやタッチセンサーなどの電子デバイスに用いられる薄膜トランジスタ(TFT)の電極用薄膜、反射電極用薄膜、センサーへの電気接続配線用薄膜など;CD、DVD、HD−DVD、BDなどの光記録媒体に用いられる反射膜や半透過膜などの薄膜を形成するのに好適に用いられる。
Cu薄膜は電気抵抗が低く、Alに比べて加工が比較的容易であるなどの理由により、例えば、液晶ディスプレイなどの表示デバイスの走査電極や信号電極を構成する配線薄膜、タッチセンサーなどの電子デバイスの電気接続配線薄膜などに使用される。しかしながら、純Cuはガラスなどの基材との密着性に劣る。また、純Cuは、酸化し易いために表面が変色し易い、半導体中での拡散係数が大きいなどの問題がある。そこで、このような純Cuが抱える問題点を改善するため、用途に応じて適切な選択元素を含む種々のCu合金薄膜が提案されている。
例えば特許文献1には、酸素を含む酸化雰囲気中で、Cu表面にCuの酸化の進行を抑えることができる酸化物被覆層を形成可能な液晶表示装置の電極配線用Cu合金として、Mn、Ga、Liなどの元素を含むCu合金が開示されている。特にMnは、融点がCuよりも高いにもかかわらず、Cuよりも酸化物を形成し易く、更に、酸素を通過させにくい酸化物を形成することが記載されている。
また特許文献2には、特にZnSを含有する保護層が使用される光ディスクにおいて、保護層からのSの拡散によるCu記録層の硫化を防止または抑制し、記録ビットのエラー発生のない光記録媒体を得ることができる元素として、Mn、Znなどの金属元素が記載されている。
一般的にCu薄膜は、スパッタリングターゲットを用いたスパッタリング法で製膜される。スパッタリング法とは、先ず真空容器内にアルゴンなどの不活性ガスを低ガス圧で導入し、基板と、薄膜材料と同一の材料から構成されるスパッタリングターゲットとの間に高電圧を印加して、プラズマ放電を発生させる。その後、そのプラズマ放電によってイオン化された気体(ここではアルゴン)をスパッタリングターゲットに加速・衝突させ、非弾性衝突によってスパッタリングターゲットの構成原子をたたき出し、基板上にその構成元素を付着・堆積させて薄膜を形成する方法である。金属薄膜の製膜方法には、上記スパッタリング法のほかに主に真空蒸着法が挙げられるが、スパッタリング法によれば、スパッタリングターゲットと同一組成の薄膜を連続して形成できるメリットがある。特に製膜される金属薄膜が合金材料の場合、スパッタリング法によれば、希土類元素などのような、Cu中に固溶しない合金元素を薄膜中に強制固溶させることができる。更にスパッタリング法は、大面積基板への連続した安定な製膜が可能であるなど、工業的にも非常に優位な製膜手法である。
ところがスパッタリング法では、スパッタリングの際、パーティクルやスプラッシュと呼ばれる異常に粗大化したクラスター粒子が発生し、薄膜に取り込まれてしまう場合がある。粗大化したクラスター粒子が薄膜中に取り込まれると、薄膜表面に突起が残り、電気的ショートの原因となったり、配線のパターン形成の際に不具合が生じてパターン異常が発生し、結果的に電気的な断線が生じるなどの弊害をもたらす。このような異常なクラスター粒子が発生する原因は種々挙げられる。材料に関して言えば、スパッタリングターゲットの組織や結晶粒の不均一性、スパッタリングターゲットの形状、スパッタリングターゲットへの異物混入、スパッタリングターゲット中の合金元素の偏析などが起点となって発生する場合が多いと考えられている。
前述した特許文献1および2に記載のCu合金薄膜も、スパッタリング法を用いて製膜される旨記載されているが、上述したスパッタリング時における問題点は全く言及していない。また、特許文献2の実施例では、スパッタリングターゲットを用いてCu合金薄膜を製膜しておらず、擬似的に作成したCu−Mnインゴットに対してZnSの保護膜を被覆したに過ぎない。そのため、スパッタリングターゲットの使用時における上記課題は全く把握されていない。
上記特許文献に記載された種々の合金元素のなかでもMnは、Cuよりも優先的に酸素と反応してCuの酸化を抑制したり、ZnS含有保護層からのSの拡散によるCu記録層の硫化を防止または抑制するため、非常に有用である。そのため、Mnを含むCu−Mn合金は、表示デバイスなどの電極薄膜など、薄膜形成材料としての使用が大いに期待される。しかしながら、Mnは表面に濃化し易いため、Mnを含むCu−Mn合金スパッタリングターゲットは、スパッタリングの際、Mnが偏析し易く、スプラッシュなどの異常放電が、一層顕著に発生することが懸念される。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものである。その目的は、液晶ディスプレイなどの表示デバイス用電極膜などとして有用なCu−Mn合金薄膜の製膜に用いられるスパッタリングターゲットであって、スパッタリングの際、異常に粗大化したクラスター粒子を低減し、パーティクルやスプラッシュの発生が少ないCu合金薄膜形成用スパッタリングターゲット、およびその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決することのできた本発明のCu合金薄膜形成用スパッタリングターゲットは、少なくともMnを含み、Mnの含有量が2原子%以上、20原子%以下であるCu合金スパッタリングターゲットであって、スパッタリングターゲットの厚さ方向のt/2断面のビッカース硬さが50HV以上、100HV以下であるところに要旨を有するものである。
本発明の好ましい実施態様において、前記スパッタリングターゲットは、Mnの含有量が2原子%以上、10原子%以下である。
本発明の好ましい実施態様において、前記スパッタリングターゲットの厚さ方向のt/2断面のビッカース硬さは60HV以上、90HV以下である。
また、上記課題を解決することのできた本発明に係るCu合金薄膜形成用スパッタリングターゲットの製造方法は、上記組成を満足するCu合金に対し、熱間圧延時の総圧下率を50%以上、熱間圧延後の焼鈍を450℃以上、600℃以下の温度で2時間以上行なうところに要旨を有するものである。
本発明の好ましい実施態様において、前記熱間圧延時の総圧下率は50%以上、75%以下である。
本発明の好ましい実施態様において、前記熱間圧延後の焼鈍温度は450℃以上、550℃以下である。
本発明の好ましい実施態様において、前記熱間圧延後の焼鈍時間は2時間以上、5時間以下である。
本発明のCu−Mn合金スパッタリングターゲットを用いれば、スパッタリング時に発生するパーティクルやスプラッシュなどの異常放電が低減するため、スパッタリング初期からライフエンドまで、安定して長時間、放電安定性に優れたスパッタリング法による製膜を行なうことができる。
更に本発明によれば、大面積基板に対しても基板面内(同一面内)での組成、膜厚、電気抵抗のばらつきが少なく、面内均一性に優れたCu−Mn合金薄膜が得られる。その結果、上記Cu−Mn薄膜を備えた表示デバイスなどの最終製品の歩留まりが著しく向上する。
本発明者らは、少なくともMnを含むCu−Mn合金をシート状などのスパッタリングターゲットに加工し、大面積の基板上に製膜しても、組成や膜厚などの面内均一性に優れ、異常放電を発生することなく、安定して長期間Cu−Mn合金薄膜の製膜が可能なCu−Mn合金スパッタリングターゲットを提供するため、検討を重ねてきた。その結果、(ア)スパッタリングターゲットの厚さ方向(圧延方向に対し、垂直な方向)のt/2断面(tはスパッタリングターゲットの厚さ)のビッカース硬さを所定範囲に制御することにより、所期の目的を達成できること、(イ)このようなCu−Mn合金スパッタリングターゲットは、Cu−Mn合金を用いて溶解鋳造法により製造するに当たり、特に熱間圧延時の総圧下率、および熱間圧延後の焼鈍条件を適切に制御すれば得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明のCu合金薄膜形成用スパッタリングターゲットは、少なくともMnを含み、Mnの含有量が2原子%以上、20原子%以下であるCu合金スパッタリングターゲットであって、スパッタリングターゲットの厚さ方向のt/2断面のビッカース硬さが50HV以上、100HV以下であるところに特徴がある。
まず、上記Cu合金の組成について説明する。以下では、Mnを含むCu合金をCu−Mn合金と記載する場合がある。
上記Cu−Mn合金は、少なくともMnを含み、Mnを2原子%以上、20原子%以下の範囲で含有する。Mnは、Cu金属には固溶するが、Cu酸化膜には固溶しない元素である。また、Mnは前述した特許文献1や特許文献2に記載されているように、Cuよりも優先的に酸素と反応してCuの酸化を抑制する酸化物被膜を形成したり、ZnS含有保護層からのSの拡散によるCu記録層の硫化を防止または抑制し得る元素として非常に有用である。Mnが固溶しているCu合金がスパッタリング法による薄膜の製膜過程の熱処理などによって酸化されると、Mnは拡散して粒界や界面に濃化し、該濃化層によって透明基板との密着性が向上すると考えられる。
このようなMnの作用を有効に発揮させるため、Cu合金中のMn含有量を2原子%以上とする。好ましくは4原子%以上であり、より好ましくは8原子%以上である。但し、Mn含有量の上限が20原子%を超えると、脆くなるなどの問題があるため、その上限を20原子%以下とする。好ましくは15原子%以下であり、より好ましくは10原子%以下である。
上記Cu合金は、少なくともMnを上記範囲で含有すれば良く、残部はCuおよび不可避的不純物である。
更に上記Cu合金は、他の特性付与などの目的で、以下の元素を更に添加することもできる。
例えば、Ag、Au、C、W、Ca、Mg、Ni、Al、Sn、およびBよりなる群から選択される少なくとも一種以上の元素を、0.2〜10原子%の範囲で添加しても良い。これにより、基板との密着性が向上する。これらの元素は単独で添加しても良いし、二種以上を併用しても良い。なお、上記の含有量は、上記元素を単独で含むときは単独の量であり、二種以上を含むときは合計量である。
同様に、Znを0.2〜10原子%の範囲で添加しても良い。これにより、基板との密着性が向上する。
本発明のCu合金スパッタリングターゲットは、上記組成を有し、且つ、スパッタリングターゲットの厚さ方向のt/2断面のビッカース硬さが50HV以上、100HV以下であるところに最大の特徴がある。このようにビッカース硬さが適切に制御されたCu合金スパッタリングターゲットの使用により、スパッタリング製膜時におけるスプラッシュの発生が低減されるようになる。本発明のように少なくともMnを2〜20原子%の範囲で含むCu−Mn合金スパッタリングターゲットを用いたとき、後記する実施例で実証したように、上記スパッタリングターゲットの硬さが高くなり過ぎても、スプラッシュが発生し易くなることが判明した。好ましいビッカース硬さは50HV以上、100HV以下であり、より好ましくは60HV以上、90HV以下である。
ここで、スパッタリングターゲットの厚さ方向のt/2断面とは、圧延面に対して垂直な断面のうち、圧延方向と平行な面であって、スパッタリングターゲットの厚さtに対し、t(厚さ)×1/2の範囲となる断面を意味する。
具体的には、以下のようにして、スパッタリングターゲットのビッカース硬さを算出する。まず、上記の断面(測定面)が出るようにスパッタリングターゲットを切断する。このとき、切断片を3箇所から採取する(圧延方向に対して、先端部、中央部、後端部)。次いで、測定面を平滑にするため、エメリー紙での研磨やダイヤモンドペースト等で研磨を行なう。その後、Barker氏液(HBF4(テトラフルオロホウ酸)と水を体積比で1:30の比で混合した水溶液)による電解エッチングを行い、上記測定面の肉厚中央部における硬さを、マイクロビッカース硬度計(株式会社明石製作所製、AVK−G2)を用いて測定する。測定された3つの切断片の硬さの平均値を、ビッカース硬さとする。
本発明において、スパッタリングターゲットのビッカース硬さを測定するに当たり、厚さ方向のt/2断面を測定対象としたのは、組織の均一性を考慮したものである。
本発明において、Cu−Mn合金スパッタリングターゲットのビッカース硬さを適切に制御することにより、スプラッシュなどの発生を低減できる理由は、詳細には不明であるが、以下のように推察される。スプラッシュなどの発生を低減して放電を安定化するには、焼鈍温度などを高めて再結晶化することが有効であるが、ビッカース硬さが高くなり過ぎると、組織(結晶粒など)が不均一になり、放電が安定しないと考えられる。一方、ビッカース硬さが低すぎると、Mnの析出が進み、偏析した状態になるため、放電が不均一になる恐れがあると推察される。
以上、本発明のCu合金スパッタリングターゲットについて説明した。
次に、上記Cu合金スパッタリングターゲットを製造する方法について説明する。
本発明では、製造コストや製造工程の低減化、歩留まりの向上などを目的として溶解鋳造法を採用して上記Cu合金スパッタリングターゲットを製造する。溶解鋳造法とは、Cu合金溶湯から鋳塊を製造する方法であり、スパッタリングターゲットの製造に汎用されている。
上記溶解鋳造法によれば、スパッタリングターゲットは通常、溶解鋳造→(必要に応じて熱間鍛造)→熱間圧延→焼鈍(→必要に応じて、冷間圧延→焼鈍)によって製造される。本発明では、ビッカース硬さが適切に制御されたCu−Mn合金スパッタリングターゲットを製造するため、熱間圧延条件(特に熱間圧延時の総圧下率)、および焼鈍条件(焼鈍温度、焼鈍時間など)を適切に制御することが重要である。
以下、本発明の製造方法について、工程毎に、詳しく説明する。
(溶解鋳造)
溶解鋳造工程は特に限定されず、所望とする組成のCu−Mn合金鋳塊が得られるよう、スパッタリングターゲットの製造に通常用いられる工程を適宜採用することができる。例えば鋳造方法として、代表的にはDC(半連続)鋳造、薄板連続鋳造(双ロール式、ベルトキャスター式、プロペルチ式、ブロックキャスター式など)などが挙げられる。
溶解鋳造工程は特に限定されず、所望とする組成のCu−Mn合金鋳塊が得られるよう、スパッタリングターゲットの製造に通常用いられる工程を適宜採用することができる。例えば鋳造方法として、代表的にはDC(半連続)鋳造、薄板連続鋳造(双ロール式、ベルトキャスター式、プロペルチ式、ブロックキャスター式など)などが挙げられる。
(必要に応じて、熱間鍛造)
上記のようにしてCu−Mn合金鋳塊を造塊した後、熱間圧延を行なう(詳細は後述する。)が、必要に応じて、形状を整えるために熱間鍛造を行なっても良い。この場合の熱間鍛造は均熱処理を兼ねる。ビッカース硬さ制御のためには、熱間鍛造温度をおおむね800〜900℃程度、熱間鍛造の加熱時間をおおむね3〜18時間程度に制御することが好ましい。
上記のようにしてCu−Mn合金鋳塊を造塊した後、熱間圧延を行なう(詳細は後述する。)が、必要に応じて、形状を整えるために熱間鍛造を行なっても良い。この場合の熱間鍛造は均熱処理を兼ねる。ビッカース硬さ制御のためには、熱間鍛造温度をおおむね800〜900℃程度、熱間鍛造の加熱時間をおおむね3〜18時間程度に制御することが好ましい。
(熱間圧延)
上記の熱間鍛造を必要に応じて行なった後、熱間圧延を行なう。ビッカース硬さ制御のためには、熱間圧延時の総圧下率を50%以上に制御する。好ましくは55%以上である。なお、ビッカース硬さ制御の観点からは、上記総圧下率は高い程良いが、高くなり過ぎると、割れなどの問題があるため、その上限を75%以下にすることが好ましい。より好ましくは70%以下である。
上記の熱間鍛造を必要に応じて行なった後、熱間圧延を行なう。ビッカース硬さ制御のためには、熱間圧延時の総圧下率を50%以上に制御する。好ましくは55%以上である。なお、ビッカース硬さ制御の観点からは、上記総圧下率は高い程良いが、高くなり過ぎると、割れなどの問題があるため、その上限を75%以下にすることが好ましい。より好ましくは70%以下である。
本発明では、熱間圧延時の総圧下率が上記範囲に制御されていれば良く、例えば1パス当たりの最大圧下率は特に限定されないが、おおむね5〜10%程度とすることが好ましい。
なお、本発明では、熱間圧延開始温度や熱間圧延終了温度は特に限定されない。ただし、ビッカース硬さの制御し易さなどを考慮すると、熱間圧延開始温度をおおむね600〜800℃程度、熱間圧延終了温度をおおむね400〜500℃程度に制御することが好ましい。
(焼鈍)
上記のようにして熱間圧延を行なった後、焼鈍する。ビッカース硬さ制御のためには、450〜600℃の温度範囲で2時間以上焼鈍することが必要である。
上記のようにして熱間圧延を行なった後、焼鈍する。ビッカース硬さ制御のためには、450〜600℃の温度範囲で2時間以上焼鈍することが必要である。
後記する実施例で実証したように、焼鈍温度が450℃未満では、たとえ焼鈍時間を2時間以上に制御しても、所望とするビッカース硬さが得られない。一方、焼鈍温度が600℃を超えると、結晶粒粗大化などの問題がある。好ましい焼鈍温度は、550℃以下である。
同様に焼鈍時間を2時間未満にすると、所望とするビッカース硬さが得られない。ビッカース硬さ制御のためには、上記焼鈍温度範囲で焼鈍する場合、焼鈍時間が長い方が良い。しかし、焼鈍時間が長くなり過ぎると、結晶粒粗大化などの問題があるため、好ましくは、5時間以下とする。より好ましい焼鈍時間は、4時間以下である。
(必要に応じて、冷間圧延→焼鈍)
上記の方法によりCu−Mn合金スパッタリングターゲットのビッカース硬さを所定範囲に制御することができるが、その後に、更に冷間圧延→焼鈍(2回目の圧延、ひずみ取りのための焼鈍)を行なっても良い。ビッカース硬さ制御のためには、冷間圧延条件は特に限定されないが、焼鈍条件を制御することが好ましい。例えば、焼鈍温度をおおむね150〜250℃程度、焼鈍時間をおおむね1〜5時間程度に制御することが推奨される。なお、冷間圧延時の冷延率は、通常の範囲(例えば、20〜40%)とすれば良い。
上記の方法によりCu−Mn合金スパッタリングターゲットのビッカース硬さを所定範囲に制御することができるが、その後に、更に冷間圧延→焼鈍(2回目の圧延、ひずみ取りのための焼鈍)を行なっても良い。ビッカース硬さ制御のためには、冷間圧延条件は特に限定されないが、焼鈍条件を制御することが好ましい。例えば、焼鈍温度をおおむね150〜250℃程度、焼鈍時間をおおむね1〜5時間程度に制御することが推奨される。なお、冷間圧延時の冷延率は、通常の範囲(例えば、20〜40%)とすれば良い。
その後、所定の形状に機械加工を行うと、スパッタリングターゲットが得られる。得られたスパッタリングターゲットは必要に応じて所望のバッキングプレートに接合しても良い。
以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明は下記実施例によって制限されず、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に含まれる。
(実施例1)
まず、表1に示す種々のMn量を含むCu−Mn合金鋳塊(厚み100mm)をDC鋳造法によって造塊した。
まず、表1に示す種々のMn量を含むCu−Mn合金鋳塊(厚み100mm)をDC鋳造法によって造塊した。
詳細には、4N純度のCuと3N純度の電解Mnを1250℃で溶解し、1200℃で10分間保持した後、8〜10℃/分の平均冷却速度で室温まで冷却し、Cu−Mnの過飽和固溶体(インゴット)を形成した。
このインゴットを、表1に示す条件で熱間鍛造→熱間圧延(熱間圧延終了温度は600℃)して厚さ20mmの薄板状に圧延した後、表1に示す条件で焼鈍処理した。本実施例では、その後の冷間圧延および焼鈍は行なっていない。
本実施例では、熱間圧延の総圧延圧下率50%、かつ焼鈍時間2時間で実施したが、総圧延圧下率50%〜75%以下、かつ焼鈍時間2時間〜5時間以内であれば同様の結果が得られることを確認している。
本実施例では、熱間圧延の総圧延圧下率50%、かつ焼鈍時間2時間で実施したが、総圧延圧下率50%〜75%以下、かつ焼鈍時間2時間〜5時間以内であれば同様の結果が得られることを確認している。
次に、機械加工(丸抜き加工および旋盤加工)を行って、円板状のCu−Mn合金スパッタリングターゲット(サイズ:直径101.6mm×厚さ5.0mm)を製造した。
このようにして製造された各スパッタリングターゲットの厚さ方向のt/2断面のビッカース硬さ(測定3箇所の平均値)を、前述した方法によって測定した。表1のビッカース硬さの欄には、平均値のほか、各3箇所のそれぞれの測定値を、(1)、(2)、(3)の欄に記載した。
次に、上記の各スパッタリングターゲットを4インチφ×5mmtの形状に加工したものを用意し、以下の条件でスパッタリングを行なったときに発生するスプラッシュの有無を観察した。
まず、Siウェーハ基板(サイズ:直径101.6mm×厚さ0.50mm)に対し、株式会社島津製作所製「スパッタリングシステムHSR−542S」のマグネトロンスパッタリング装置を用いてDCマグネトロンスパッタリングを行った。スパッタリング条件は、以下の通りである。
DC:260W
圧力:2mTorr
Arガス圧:2.25×10−3Torr
Arガス流量:30sccm、
極間距離:51.6mm
基板温度:室温
スパッタリング時間:81秒間
圧力:2mTorr
Arガス圧:2.25×10−3Torr
Arガス流量:30sccm、
極間距離:51.6mm
基板温度:室温
スパッタリング時間:81秒間
本実施例では、放電時に発生するスプラッシュの有無は、光学顕微鏡(倍率:1000倍)にて薄膜表面を観察することによって評価した。ここでは、1μmφ以上の突起を有するものをスプラッシュとみなし、上記観察視野中に、スプラッシュが1個でも見られたものを、スプラッシュ有と評価し、スプラッシュが全く見られなかったものをスプラッシュ無と評価した。
これらの試験結果を表1に併記する。
表1より、以下のように考察することができる。
まず、No.1〜4は、Cu−Mn合金中のMn量が2原子%の例である。このうち、No.4は、本発明の要件を満足する方法で製造した例であり、ビッカース硬さを適切に制御したため、スプラッシュの発生は認められなかった。これに対し、No.1〜3は、焼鈍温度が低いため、ビッカース硬さが本発明で規定する範囲を超えてしまい、スプラッシュが発生した。
上記と同様の結果は、Mn量が異なるNo.5〜8(Mn量=4原子%)、No.9〜12(Mn量=8原子%)、No.13〜16(Mn量=10原子%)でも見られた。
更に、本発明によればスプラッシュの起点となるMn偏析のないスパッタリングターゲットが得られることを確認するため、上記表1のNo.16(本発明例)のスパッタリングターゲットについて、ビッカース硬さを測定した面と同一面である、圧延方向と水平な面(t/2)について、EPMAを用いてMn分布のマッピングを行った。EPMAの測定条件は以下のとおりである。
分析装置:JEOL製「電子線マイクロアナライザー JXA8900RL」
分析条件
加速電圧:15.0kV
照射電流:5.012×10-8A
ビーム径:最小(0μm)
測定時間:100.00ms
測定点数:400×400
測定間隔:1μm
測定面積:400μm×400μm
測定位置:板厚方向中央部
測定視野数:1視野
分析装置:JEOL製「電子線マイクロアナライザー JXA8900RL」
分析条件
加速電圧:15.0kV
照射電流:5.012×10-8A
ビーム径:最小(0μm)
測定時間:100.00ms
測定点数:400×400
測定間隔:1μm
測定面積:400μm×400μm
測定位置:板厚方向中央部
測定視野数:1視野
その結果を図1に示す。図1中、CPとは反射電子像を意味する。図1に示すように、Mn偏析は見られず、均一に分散していることがわかる。すなわち、Mn偏析があると、導電性やスパッタ率の違いにより突起になって電界が局所的に集中し、異常放電が生じてスプラッシュが発生し、膜表面にパーティクルが付着するようになるが、上記の結果は、粗大なパーティクルの発生を低減できることを示唆している。
Claims (7)
- 少なくともMnを含み、Mnの含有量が2原子%以上、20原子%以下であるCu合金スパッタリングターゲットであって、
スパッタリングターゲットの厚さ方向のt/2断面のビッカース硬さが50HV以上、100HV以下であることを特徴とするCu合金薄膜形成用スパッタリングターゲット。 - 前記Mnの含有量が2原子%以上、10原子%以下である請求項1に記載のCu合金薄膜形成用スパッタリングターゲット。
- 前記スパッタリングターゲットの厚さ方向のt/2断面のビッカース硬さが60HV以上、90HV以下である請求項1または2に記載のCu合金薄膜形成用スパッタリングターゲット。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のCu合金薄膜形成用スパッタリングターゲットを製造する方法であって、
請求項1〜3のいずれかに記載の組成を満足するCu合金に対し、熱間圧延時の総圧下率を50%以上、熱間圧延後の焼鈍を450℃以上、600℃以下の温度で2時間以上行なうことを特徴とするCu合金薄膜形成用スパッタリングターゲットの製造方法。 - 前記熱間圧延時の総圧下率を50%以上、75%以下で行なう請求項4に記載のCu合金薄膜形成用スパッタリングターゲットの製造方法。
- 前記熱間圧延後の焼鈍を450℃以上、550℃以下の温度で行う請求項4または5に記載のCu合金薄膜形成用スパッタリングターゲットの製造方法。
- 前記熱間圧延後の焼鈍を2時間以上、5時間以下で行なう請求項4〜6のいずれかに記載のCu合金薄膜形成用スパッタリングターゲットの製造方法。
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- 2013-07-24 KR KR1020157002511A patent/KR101621671B1/ko not_active IP Right Cessation
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