JP2013514924A - 非平面膨張ガスディフレクタを有する膨張式エアバッグアセンブリ - Google Patents
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Abstract
膨張式エアバッグは、しばしば、膨張ガスの力によってエアバッグまたはエアバッグ継ぎ目が損傷を受けないようにするために、また、膨張ガスをエアバッグの所定の領域へ向けるために、膨張ガスディフレクタを有する。ディフレクタは、ディフレクタがそれが結合されるエアバッグの表面から離れるべく径方向に突出するようにエアバッグに結合し得る。また、ディフレクタは複数の通気開口を有し得る。
【選択図】図3
【選択図】図3
Description
本開示は、一般に、自動車安全システムの分野に関する。より具体的には、本開示は、膨張ガスディフレクタを有する膨張式エアバッグクッションアセンブリに関する。
本実施形態は、添付図面と併せて解釈される以下の説明および添付の特許請求の範囲から、更に十分に明らかになる。添付図面が典型的な実施形態のみを描いたものであり、したがって、添付図面が開示の範囲を限定するものと見なされるべきでないという理解の下、添付図面を参照して実施形態を具体的に、かつ詳細に説明し、明らかにする。
本明細書中で一般に説明されて図面に示される実施形態の構成要素を、多種多様な異なる形態で配置して設計できることは、容易に理解される。したがって、図面に表される様々な実施形態の以下の更に詳しい説明は、特許請求の範囲に記載される開示の範囲を限定しようとするものではなく、様々な実施形態の単なる表示である。実施形態の様々な態様が図面に表されているが、特に示唆されていなければ、図面は必ずしも一定の倍率で描かれているとは限らない。
「に接続され」、「に結合され」、「と連通する」という表現は、機械的、電気的、磁気的、電磁的、流体的、および、熱的な相互作用を含む2つ以上の実体間の、任意の形態の相互作用を示す。2つの構成要素は、それらが互いに直接に接触していなくても、互いに結合される場合がある。用語「当接する」とは、物品が互いに直接に物理接触していることであるが、必ずしも物品同士が取り付けられていなくてもよい。
膨張式エアバッグシステムは、衝突シナリオにおいて搭乗者の負傷を最小限に抑えるために幅広く使用される。エアバッグモジュールは、ステアリングホイール、インストルメントパネル、サイドドア内またはサイドシート内、車両のルーフレール付近、頭上位置、または、膝あるいは脚の位置を含むがこれらに限定されない車両内の様々な場所に設置されてきた。以下の開示において、「エアバッグ」とは、フロントパッセンジャエアバッグ、ドライバのエアバッグ、または、任意の他の形式のエアバッグのことであってもよい。
フロントエアバッグは、一般に、ステアリングホイールおよび車両のインストルメントパネルに設置される。設置中、エアバッグは、丸められもしくはあるいは折り畳まれ、またはこれらの両方が成されるとともに、カバーの背後でこのパッケージ形態に保持される。衝突事故の際には、車両センサは、エアバッグを膨張ガスで急速に満たすインフレータの作動を引き起こす。したがって、エアバッグは、形態をパッケージ形態から展開膨張形態へと急速に変える。
図1Aおよび1Bはエアバッグアセンブリ100を描いており、図1Aはパッケージ形態のエアバッグアセンブリ100を描き、また、図1Bは展開膨張形態のアセンブリを描いている。図1Aおよび1Bは車両10のステアリングホイール12およびステアリングコラム14を描いている。ステアリングホイール12はカバー16を備えており、このカバーの背後にエアバッグアセンブリ100が位置される。エアバッグアセンブリ100は、膨張式エアバッグ110と、インフレータ120と、エアバッグハウジング150とを備えてもよい。エアバッグ110はフロントパネル113を備え、このフロントパネルは、展開膨張形態では搭乗者の方へ向けられ、エアバッグの車内側を部分的に画定してもよい。リアパネル114がフロントパネル113と対向して位置されており、このリアパネルがエアバッグのフロントガラス側を画定してもよい。
図2はエアバッグアセンブリ100の斜視図を描いている。エアバッグアセンブリ100は、膨張式エアバッグ110と、インフレータ120と、膨張ガスディフレクタ130とを備えてもよい。エアバッグアセンブリ100はエアバッグハウジング(図示せず)を更に備えてもよい。非展開状態では、アセンブリ100は、車両の前方に位置されるインストルメントパネルまたはステアリングホイール内にパッケージ化されて装着されるように構成されてもよい。作動時、クッション110は、インストルメントパネルまたはステアリングホイールから、車両シートにおける意図される搭乗者位置へ向けて展開してもよい。
図2に描かれる実施形態によれば、クッション110は、外周継ぎ目117で互いに取り付けられるフロントパネル113およびリアパネル114を有する。クッション膜110の様々なパネルが内部可膨張ボイド118を画定し、この可膨張ボイドはディフレクタ130を介してインフレータ120と流体連通する。図示の実施形態では、外周継ぎ目117が縫い合わせによって形成される。ディフレクタ130は、シリコンなどの1つ以上の材料でコーティングされてもよい織りナイロン材料を備えてもよい。ディフレクタ130は、依然としてパッケージ形態へと折り畳むおよび/または丸めることができる柔軟な基布あるいは更に硬質な材料を備えてもよい。ディフレクタ130はリアパネル114の内面115に位置されてもよく、それにより、ディフレクタがエアバッグ110の可膨張ボイド118内に位置される。図示の実施形態において、ディフレクタ130は、第1のアーム131と、第2のアーム132と、第3のアーム133と、中心領域134とを備える。ディフレクタ130のそれぞれのアームは、中心領域134から延びており、先端開口136を有してもよい。ディフレクタ130はインフレータ120と流体連通状態で配置されてもよい。
当業者であれば分かるように、本開示の範囲および思想から逸脱することなく、様々な形式および形態のディフレクタを利用できる。例えば、ディフレクタのサイズ、形状、および、割合が図示の実施形態と異なってもよい。また、ディフレクタは、図2の描写よりも多いあるいは少ないアームを備えてもよい。更に、ディフレクタは、縫い合わせ以外の技術によってエアバッグに結合されてもよい。
当業者であれば分かるように、本開示の範囲および思想から逸脱することなく、様々な形式および形態のエアバッグクッション膜を利用できる。例えば、クッション膜のサイズ、形状、および、割合は、クッションが膨張式クッション、リアパッセンジャサイドエアバッグ、ドライバのエアバッグ、および/または、フロントパッセンジャエアバッグを成し得るように、異なる車両でのあるいは車両内の異なる場所でのその使用にしたがって異なってもよい。また、クッション膜は、ナイロン織布などの、当該技術分野において良く知られる任意の材料の1つ以上を備えてもよい。更に、エアバッグクッションは、ワンピースウィービング、「カット・アンド・ソー」、あるいは、これらの2つの技術の組み合わせなどの様々な技術を使用して製造されてもよい。また、クッション膜は、シールされたあるいはシールされない継ぎ目を使用して製造されてもよい。この場合、継ぎ目は、縫い合わせ、接着、テーピング、高周波溶着、ヒートシール、または、任意の他の好適な技術あるいは技術の組み合わせによって形成される。
図3は、エアバッグアセンブリ100の一部の斜視図を描いている。エアバッグ110のフロントパネルは、ディフレクタ130のより多くの部分が見えるように除去されている。しかしながら、明確にするため、外周継ぎ目117が図に加えられている。前述したように、ディフレクタ130は、リアパネル114の内面115に位置されており、インフレータと流体連通している。ディフレクタ130は、インフレータの上側に位置されてもよい中心領域134を備える。3つのアーム131,132,133が中心領域134から外側に放射状に延びている。各アーム131,132,133は、先端部135と、先端開口136と、通気孔140とを備える。通気孔140は、2種類の通気孔、すなわち、上端通気孔141と側部通気孔142とを備えてもよい。
上端通気孔141は、それらが膨張ガスを膨張式エアバッグ110のフロントパネル113へと方向付けるように形成されてもよい。一実施形態において、上端通気孔141は、図2および図4に描かれるように、フロントパネルが展開膨張形態にあるときに、膨張ガスをフロントパネルに対して略垂直な方向でフロントパネル113へと方向付ける。幾つかの実施形態において、上端通気孔141は、図2および図4に描かれるように、エアバッグ110およびフロントパネル113が展開膨張形態にあるときに、上端通気孔が膨張ガスをフロントパネルに対して略垂直な方向でフロントパネル113のみへと方向付けるように形成されてもよい。
側部通気孔142は、それらが膨張ガスを膨張式エアバッグ110の外周へと方向付けるように形成されてもよい。エアバッグ110の外周が外周継ぎ目117として定義されてもよく、あるいは、外周継ぎ目を欠く実施形態では、外周がエアバッグの「側」部として定義されてもよい。一実施形態では、側部通気孔142が膨張ガスを外周継ぎ目117へと方向付ける。幾つかの実施形態において、側部通気孔142は、図2および図4に描かれるように、エアバッグが展開膨張形態にあるときに、膨張ガスを外周継ぎ目に対して略垂直な方向で外周継ぎ目117へと方向付ける。幾つかの実施形態において、側部通気孔142は、図2および図4に描かれるように、エアバッグ110が展開膨張形態にあるときに、側部通気孔が膨張ガスを外周継ぎ目に対して略垂直な方向で外周継ぎ目117のみへと方向付けるように形成されてもよい。他の実施形態において、側部通気孔は、エアバッグのフロントパネルおよび/または外周を含んでも含まなくてもよい1つ以上の方向で膨張ガスを方向付けるように形成されてもよい。
当業者であれば分かるように、パッケージ形態では、上端通気孔および側部通気孔がエアバッグ110のフロントパネルおよび外周のそれぞれへ向けて方向付けられなくてもよい。また、エアバッグ展開の早い段階では、エアバッグおよびディフレクタが丸み、折れ、および/または、皺を備えてもよく、それにより、上端通気孔および側部通気孔がエアバッグ110のフロントパネルおよび外周のそれぞれへと方向付けられなくてもよい。しかしながら、図2〜図4に描かれるようにディフレクタが膨張形態になると、当業者であれば分かるように、上端通気孔および側部通気孔は、エアバッグが展開膨張形態になった時点で、エアバッグの前面および外周になる部分へと膨張ガスを方向付けることができる。
アーム131,132,133は、同一の、類似の、あるいは、異なる特徴を有してもよい。図示の実施形態において、アーム131,132,133はそれぞれ所定の位置まで延びており、それにより、アームの先端開口136が外周継ぎ目117から所定の距離D1になる。距離D1は約10mm〜約200mmの範囲であってもよい。また、距離D1はディフレクタのそれぞれのアームに対して同じでなくてもよい。
それぞれのアーム131,132,133および中心領域134を形成する材料は、ディフレクタ取り付け継ぎ目139によって規定される幅W1よりも大きい幅を有する。すなわち、ディフレクタ130の材料は、ディフレクタが平面形状を成すようにその取り付け継ぎ目によってきつく引張られない。それどころか、ディフレクタ130の材料には弛みが存在し、それにより、膨張ガスがディフレクタを通過していない場合であっても、ディフレクタは非平面の三次元形状を備えるが、その形状は図示の描写とは異なる場合がある。
それぞれのアーム131,132,133の先端開口136は、幅W1よりも小さい幅W2を備えてもよい。すなわち、ディフレクタのアームの先端は、先端開口がアームの残りの部分よりも小さい直径または幅を有するように部分的に閉じられてもよい。したがって、先端開口が小さい幅を有さなかった場合よりも少ない膨張ガスしか先端開口を通じて逃げることができない。当業者であれば分かるように、先端開口を通じて逃げることができる膨張ガスの量を多くの方法で減らすことができる。図示の実施形態では、各アームの先端部が先細っているが、他の実施形態では、先端部が単に折り畳まれてもよく、あるいは、基布の幅ではなく縫い目の幅W1が減少されてもよい。幅W1は約75mm〜約300mmの範囲であってもよい。幅W2は幅W1の約25%〜約50%の範囲であってもよく、それにより、幅W2が約37mm〜約150mmの範囲となってもよい。他の実施形態では、先端開口がディフレクタアームの全幅を備えるようにそれぞれのアームの先端が減少されなくてもよい。
図4はエアバッグアセンブリ100の一部の断面図である。ディフレクタ130のアーム131は、可膨張ボイド138を形成するために縫い目139を介してリアパネル114の内面115に結合される。可膨張ボイド138は第2の可膨張ボイドと呼ばれ得る。この場合、第1の可膨張ボイドはエアバッグ110のフロントパネルおよびリアパネル113,114によって画定される。アーム131を形成する材料は、取り付けポイント(縫い付け線)139間の距離によって規定される長さL1を備える。幅W1は縫い目139間の距離によって規定される。長さL1はW1よりも大きい大きさを備え、そのため、ディフレクタ130のアーム131は、膨張ガスが可膨張ボイド138を通過していない場合であっても非平面形状を備える。
図5はエアバッグアセンブリ100の切断斜視図を描いている。この場合、エアバッグ110およびディフレクタ130は、インフレータ120が見えるように部分的に切断されている。フロントパネル113およびリアパネル114は可膨張ボイド118を形成するように互いに結合される。ディフレクタ130がリアパネル114の内面115に結合され、それにより、第2の可膨張ボイド138が形成される。可膨張ボイド118は、ディフレクタ130の通気開口136,141,142を介してインフレータ120と流体連通する。インフレータ120は可膨張ボイド138と流体連通している。これは、インフレータのガス放出部がエアバッグ110のスロート部116を介して可膨張ボイド内へ突出するからである。スロート部116がリアパネル114の一体部分であってもよく、あるいは、スロート部がリアパネルの延在部またはリアパネルからの延在部を備えてもよい。
図6は、ディフレクタ230を有するエアバッグアセンブリ200の一部の斜視図である。この場合、エアバッグアセンブリ200およびディフレクタ230は、ある点で、前述したエアバッグアセンブリ100およびディフレクタ130と似ている。したがって、同様の特徴には、100番台の数字を「1」から「2」へ繰り上げて同様の参照符号が付される。エアバッグアセンブリ100およびディフレクタ130に関して説明された特徴の任意の好適な組み合わせを、アセンブリ200およびディフレクタ230に関して用いることができ、逆もまた同様である。
図6では、エアバッグ210のフロントパネルが除去されてしまっている。エアバッグアセンブリ200は、膨張式エアバッグ210とディフレクタ230とを備えてもよい。エアバッグ210は、本明細書中で説明されたエアバッグ110と同様に構成されてエアバッグ110と同様に機能してもよい。この場合、エアバッグ210はリアパネル214を備える。ディフレクタ230は、可膨張ボイドを形成するために、継ぎ目239でリアパネル214の内面215に結合される。図示の実施形態では、継ぎ目239が縫い目を備える。ディフレクタ230は、中心部234と2つの対向する先端部235とを有する「I」形状を備える。各先端部235は先端開口236を有し、該先端開口は、図示の実施形態では、本明細書中に記載される先端開口136のようにディフレクタの残りの部分と比べて狭くない。ディフレクタ230は複数の通気孔240を備えてもよく、これらの通気孔240は、2種類、すなわち、上端通気孔241と側部通気孔242とを備えてもよい。他の実施形態において、側部通気孔は、エアバッグのフロントパネルおよび/または外周を含んでも含まなくてもよい1つ以上の方向で膨張ガスを方向付けるように形成されてもよい。
図7は、ディフレクタ330を有するエアバッグアセンブリ300の一部の斜視図である。この場合、エアバッグアセンブリ300およびディフレクタ330は、ある点で、前述したエアバッグアセンブリ100,200およびディフレクタ130,230と似ている。したがって、同様の特徴には、100番台の数字を「1」または「2」から「3」へ繰り上げて同様の参照符号が付される。エアバッグアセンブリ100,200およびディフレクタ130,230に関して説明された特徴の任意の好適な組み合わせをアセンブリ300およびディフレクタ330に関して用いることができ、逆もまた同様である。
図7の図では、エアバッグ210のフロントパネルが除去されてしまっている。エアバッグアセンブリ300は膨張式エアバッグ310とディフレクタ330とを備えてもよい。エアバッグ310は、本明細書中で説明されたエアバッグ110と同様に構成されてエアバッグ110と同様に機能してもよい。この場合、エアバッグ310はリアパネル314を備える。ディフレクタ330は、可膨張ボイドを形成するために、継ぎ目339でリアパネル314の内面315に結合される。図示の実施形態では、継ぎ目339が縫い目を備える。ディフレクタ330は、中心部334と4つのアーム331とを有する「X」形状を備える。各アーム331は先端部335を有する。各先端部335は、本明細書中に記載されるディフレクタ130または230の先端開口と同様の先端開口を欠いている。先端部335は、膨張ガスが主に通気開口340を介してディフレクタ330の可膨張ボイドから逃げることができるように、閉じられている。通気開口340は、2種類、すなわち、上端通気孔341と側部通気孔342とを備えてもよい。他の実施形態において、側部通気開口は、エアバッグのフロントパネルおよび/または外周を含んでも含まなくてもよい1つ以上の方向で膨張ガスを方向付けるように形成されてもよい。幾つかの実施形態において、継ぎ目339は、膨張ガスが通気開口340のみを介してディフレクタ330の可膨張ボイドから逃げることができるようにシール継ぎ目を備えてもよい。
本明細書中に開示される任意の方法は、前述した方法を実行するための1つ以上のステップまたはアクションを備える。方法のステップおよび/またはアクションが互いに置き換えられてもよい。すなわち、実施形態の適切な工程のためにステップまたはアクションの特定の順序が必要とされなければ、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用が変更されてもよい。
本明細書の全体にわたる「1つの実施形態」または「その実施形態」への言及は、その実施形態と関連して説明される特定の特徴、構造、または、特性が少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書の全体にわたって挙げられる引用句またはその変形は、必ずしも全てが同じ実施形態に言及しているとは限らない。
同様に、実施形態の先の説明では、開示を合理化する目的で、様々な特徴が時として単一の実施形態、図、またはその説明にまとめられることが理解されるべきである。しかしながら、開示のこの方法は、任意の請求項がその請求項で明確に挙げられる特徴よりも多くの特徴を必要とするという意図を反映するものと解釈されるべきではない。それどころか、以下の請求項が反映するように、発明態様は、任意の単一の先に開示された実施形態の全ての特徴よりも少ない特徴の組み合わせにある。したがって、これにより、この詳細な説明に続く特許請求の範囲は、この詳細な説明に明確に組み入れられる。この場合、それぞれの請求項はそれ自体が別個の実施形態として存在する。この開示は、独立請求項とそれらの従属請求項との全ての並び換えを含む。
特許請求の範囲における特徴または要素に関する用語「第1」の列挙は、必ずしも第2のあるいは更なるそのような特徴または要素の存在を示唆するものではない。当業者に明らかなように、本発明の内在する原理から逸脱することなく、前述した実施形態の詳細に対して変更を成してもよい。排他的な所有権または権限が請求される本発明の実施形態は、以下のように規定される。
Claims (11)
- 可膨張ボイドを形成するフロントパネルおよびリアパネルを有する膨張式エアバッグと、
エアバッグの可膨張ボイドと流体連通するようにエアバッグのリアパネルに結合されるインフレータと、
複数の継ぎ目によって膨張式エアバッグのリアパネルの内面に結合され、エアバッグの可膨張ボイド内に配置される膨張ガスディフレクタであって、当該ディフレクタおよびエアバッグのリアパネルがインフレータと流体連通する第2の可膨張ボイドを形成する、膨張ガスディフレクタとを備え、
第2の可膨張ボイドを形成する材料は、前記結合継ぎ目自体の幅よりも大きい幅を前記結合継ぎ目同士の間に備え、ディフレクタは、膨張ガスが第2の可膨張ボイドを通過しない場合にも非平面形状を備える膨張式エアバッグアセンブリ。 - ディフレクタは、エアバッグの膨張形態に関して、膨張式エアバッグの外周へ向けて、膨張式エアバッグのフロントパネルに対して略垂直な方向でのみ膨張ガスを方向付けるように構成される、請求項1に記載の膨張式エアバッグアセンブリ。
- 第2の可膨張ボイドの一部が部分的に平行な継ぎ目によってアームへと形成され、アームが膨張式エアバッグの外周へ向けて延びる、請求項1に記載の膨張式エアバッグアセンブリ。
- ディフレクタアームは、膨張ガスを膨張式エアバッグの外周へ向けて方向付ける先端開口を備える、請求項3に記載の膨張式エアバッグアセンブリ。
- ディフレクタアームが先端開口を欠く、請求項3に記載の膨張式エアバッグアセンブリ。
- ディフレクタアームが複数の通気開口を備え、通気開口のそれぞれは、エアバッグの膨張形態に関して、膨張式エアバッグの外周へ向けてあるいは膨張式エアバッグのフロントパネルへ向けて膨張ガスを方向付けるように形成される、請求項3に記載の膨張式エアバッグアセンブリ。
- ディフレクタアームの先端開口がアームの本体部と比べて小さい幅を有する、請求項3から6のいずれかに記載の膨張式エアバッグアセンブリ。
- ディフレクタアームは、エアバッグの外周継ぎ目から約10mm〜約200mmの範囲内まで外周へ向けて延びる、請求項3から7のいずれかに記載の膨張式エアバッグアセンブリ。
- ディフレクタが「I」形状を備える、請求項1から8のいずれかに記載の膨張式エアバッグアセンブリ。
- ディフレクタが「Y」形状を備える、請求項1から9のいずれかに記載の膨張式エアバッグアセンブリ。
- ディフレクタが「X」形状を備える、請求項1から10のいずれかに記載の膨張式エアバッグアセンブリ。
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