本発明の主題について、本明細書では、法的要件を満たすために具体性をもって説明する。しかしながら、説明自体は、本特許の範囲を限定することは意図していない。むしろ、本発明者は、特許請求する主題は、本文書において記載するステップとは異なるステップまたは同様のステップの組み合わせを含むように、他の現在または今後の技術と関連付けて、別の方法で具現化することもできる。用語は、個々のステップの順序が明示的に記載されている場合を除いて(unless and except)、これら用語は、本明細書において開示される種々のステップ間において、いかなる特定の順序をも暗示するように解釈してはならない。
本発明は、概して言うと、ユーザーが生成したクエリーの調査及び絞り込みのためのユーザー・インターフェースを提供することに関する。ユーザーは、単一のクエリーによる検索を利用することから離れ、より拡張されたクエリー・セッションを追及しつつある。標準的な検索を用いてクエリーの様々な側面を調べようとすると、検索結果の精度に対するユーザーの満足度が低下することにつながる。ユーザーは、より適切な検索結果を引き出すために、長く複雑なクエリーに頼ることが多い。しかしながら、この方策は通常、所望の結果を生み出さない。目次即ちTOCは、ユーザーが検索クエリー・タームを入力し、ユーザーにその検索クエリー・ターム特有のファセットを与えるユーザー・インターフェースを提供する。ここでファセットは、検索クエリー・タームの様々な側面を分類し整理する。このためユーザーは、検索クエリー・タームの元のトピックの中に留まりながら、これらのファセットを調査しナビゲートすることができる。ファセットを選択することによって検索クエリー・タームが絞り込まれ、ファセットの選択が用いられることで、より一層焦点の合った適切な検索結果を生成することができる。
本発明の第1の態様では、1組のコンピューター使用可能命令が、TOCナビゲーション・モデル、即ち計算機のプロセッサー上で実行されるユーザー・インターフェースを提供する方法を与える。一実施形態における方法は、ユーザーが生成した少なくとも1つの検索クエリー・タームを受け取るステップを含む。検索クエリー・タームは、少なくとも1つのファセットを生成するために用いられる。ファセットは、その検索クエリー・タームに適合したトピックを分類するものである。生成されたファセットは、受け取られてユーザーに提示される。ユーザーは、彼または彼女が更に調べたい特定のファセットを選択することができ、選択されたファセットは、元の検索クエリー・タームと共に用いられて、絞り込まれた検索結果のリストを生成し、このリストはユーザーに提示される。こうしてユーザーは、これらの検索結果を調べるか、または引き続き元の検索クエリー・タームのファセットを選択しナビゲートするかを選ぶことができる。元の検索クエリー・ターム即ち状態が保持されているので、ユーザーは検索クエリー・タームの全てのファセットを容易に調べることができる。
本発明の他の態様では、1組のコンピューター使用可能命令が、計算機のプロセッサー上で実行されるTOCユーザー・インターフェースを提供する方法を与える。一実施形態における方法は、ユーザーが生成した少なくとも1つの検索クエリー・タームを受け取るステップを含む。検索クエリー・タームは、少なくとも1つのファセットを生成するために用いられる。ファセットは、その検索クエリー・タームに適合したトピックを分類するものである。生成されたファセットは、受け取られてユーザーに提示される。ユーザーは、彼または彼女が更に調べたい特定のファセットを選択することができ、選択されたファセットは、元の検索クエリー・タームと共に用いられて、少なくとも1つのサブ・ファセットを生成し、このサブ・ファセットはユーザーに提示される。ユーザーは、サブ・ファセットを選択することを選ぶことができ、このサブ・ファセットは、選択されたファセット及び検索クエリー・タームと共に用いられて、絞り込まれた検索結果のリストを生成する。こうしてユーザーは、選択されたサブ・ファセットに対して提示された検索結果を調べるか、またはもう一つ別のサブ・ファセットを選択するかを選ぶことができる。一実施形態では、ユーザーは、新たな1組の適合したサブ・ファセットを表示するために、新たなファセットを選択することができる。元の検索クエリー・ターム即ち状態が保持されているので、ユーザーは検索クエリー・タームの全てのファセット及び全てのサブ・ファセットを容易に調べることができる。
本発明の他の実施形態では、コンピューター化システムが、TOCナビゲーション・モデルのためのファセットの生成及び検索状態の保持を提供する。フロント・エンド・エンジンは、検索クエリー・タームを受け取り、これをバック・エンド・サーバーへ渡す。一実施形態では、バック・エンド・サーバーはこの検索クエリー・タームを格納する。他の実施形態では、フロント・エンド・エンジンは、ナビゲーション・ステップ毎に検索クエリー・タームを再送することができる。一旦検索クエリー・タームがバック・エンド・サーバーによって受け取られると、多数のアルゴリズムが用いられてファセットが生成される。ファセットは、その検索クエリー・タームに適合したトピックを分類するものである。これらの生成されたファセットは、フロント・エンド・エンジンへ戻され、フロント・エンド・エンジンは、これらのファセットをTOCのユーザー・インターフェース内に提示する。ユーザーは、更に調べるファセットを選択することができ、これはバック・エンド・サーバーへ送られる。一実施形態では、バック・エンド・サーバーは、ローカル・データーベースから元の検索クエリー・タームを呼び出すことができる。他の実施形態では、フロント・エンド・エンジンは、元の検索クエリー・タームを選択されたファセットと共にバック・エンド・エンジンへ再送することができる。いずれの場合でも、元のユーザー・クエリーの状態は保持される。選択されたファセット及び検索クエリー・タームを用いて、バック・エンド・サーバーは、検索結果の絞り込まれたリストを生成する。これらの検索結果は、フロント・エンド・エンジンへ戻され、フロント・エンド・エンジンは、ユーザーが詳細に調べるために、検索結果をTOCに描写する。ユーザーは、これらの検索結果を調べるか、またはナビゲートする他のファセットを引き続き選択するかを選ぶことができる。
本発明の他の実施形態では、コンピューター化システムが、TOCナビゲーション・モデルのために、検索状態の保持だけでなく、ファセット及びサブ・ファセットの提示、並びに生成を提供する。フロント・エンド・エンジンは、検索クエリー・タームを受け取り、これをバック・エンド・サーバーへ渡す。一実施形態では、バック・エンド・サーバーはこの検索クエリー・タームを格納する。他の実施形態では、フロント・エンド・エンジンは、ナビゲーション・ステップ毎に検索クエリー・タームを再送することができる。一旦検索クエリー・タームがバック・エンド・サーバーによって受け取られると、多数のアルゴリズムが用いられてファセットが生成される。ファセットは、検索クエリー・タームに適合したトピックを分類するものである。これらの生成されたファセットは、フロント・エンド・エンジンへ戻され、フロント・エンド・エンジンは、これらのファセットをTOCのユーザー・インターフェース内に提示する。ユーザーは、更に調べるファセットを選択することができ、これはバック・エンド・サーバーへ送られる。一実施形態では、バック・エンド・サーバーは、ローカル・データーベースから元の検索クエリー・タームを呼び出すことができる。他の実施形態では、フロント・エンド・エンジンは、元の検索クエリー・タームを選択されたファセットと共にバック・エンド・エンジンへ再送することができる。いずれの場合でも、元のユーザー・クエリーの状態は保持される。選択されたファセット及び検索クエリー・タームを用いて、バック・エンド・サーバーは、1組のサブ・ファセットを生成する。これらのサブ・ファセットは、フロント・エンド・エンジンへ戻され、フロント・エンド・エンジンは、ユーザーが詳細に調べるために、そのサブ・ファセットをTOCに描写する。ユーザーは、これらのサブ・ファセットを調べるか、またはナビゲートする他のファセットを引き続き選択するかを選ぶことができる。ユーザーがサブ・ファセットを選択した場合、フロント・エンド・エンジンは、この選択されたサブ・ファセットをバック・エンド・サーバーへ送る。選択されたサブ・ファセット、選択されたファセット、及び検索クエリー・タームは、絞り込まれた検索結果のリストを生成するために用いられる。絞り込まれた検索結果のリストは、TOCの提示のためにフロント・エンド・エンジンへ戻される。ユーザーは、選択されたサブ・ファセットに対する検索結果のリストを調べるか、または引き続き元の検索クエリー・タームに対するファセットを次々にナビゲートするかを選ぶことができる。
本発明の一態様では、TOCモデルは、ウェブ・ブラウザー上に具現化されたユーザー・インターフェースに提示することができる。ユーザーに提供される検索結果は、検索クエリー・タームに適合したインターネット・サイトをナビゲートするための1組のウェブ・リンクであり得る。本発明の他の態様では、TOCナビゲーション・モデルは、1組の静的ファセットを含むことができる。静的ファセットもまた、検索クエリー・タームを絞り込むために用いることができる。
以上、本発明の全体像について端的に説明したので、本発明の種々の態様を実現することができる動作環境の一例について、これより説明する。図面全体を参照し、最初に特に図1を参照すると、本発明の実施形態を実現する動作環境の一例が示されており、全体的に計算機100として示されている。計算機100は、適した計算環境の一例に過ぎず、本発明の使用範囲や機能に関して何の限定も示唆する意図はない。また、図示するコンポーネントの任意の1つまたは組み合わせに関して、何らかの依存性や要件を有するように、計算機100を解釈してはならない。
本発明の実施形態は、コンピューター、あるいはパーソナル・データー・アシスタントまたは他のハンドヘルド・デバイスのような他の装置によって実行される、プログラム・モジュールのようなコンピューター実行可能命令を含む、コンピューター・コードまたは装置使用可能命令という一般的なコンテキストで記載することができる。一般に、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データー構造等を含む、プログラム・モジュールは、特定のタスクを実行するコード、または特定の絶対データー・タイプを実装するコードを指す。本発明は、ハンドヘルド・デバイス、消費者用電子機器、汎用コンピューター、より特殊な計算機などを含む、種々のシステム構成において実用することができる。また、本発明は分散型計算環境においても実用することができ、この環境では、通信ネットワークを通じてリンクされているリモート処理デバイスによってタスクを実行する。
引き続き図1を参照すると、計算機100は、以下のデバイスを直接または間接的に結合するバス110を含む。メモリー112、1つまたは複数のプロセッサー114、1つまたは複数のプレゼンテーション・コンポーネント116、入力/出力(I/O)ポート118、I/Oコンポーネント120、及び例示の電源122。バス110は、1つまたは複数のバス(アドレス・バス、データー・バス、またはこれらの組み合わせ)を表す。図1の種々のブロックは、明確性のために線で示されているが、実際には、種々のコンポーネントの輪郭はそれほど明らかではなく、比喩的に言えば、これらの線はもっと正確には灰色で曖昧になるであろう。例えば、ディスプレイ・デバイスのようなプレゼンテーション・コンポーネントを、I/Oコンポーネントと見なす人もいるかもしれない。加えて、多くのプロセッサーはメモリーを有する。本発明者は、このようなことは技術の本質であることを認識しており、図1の線図は本発明の1つまたは複数の実施形態と共に用いることができる計算機例の一例に過ぎないことを繰り返しておく。「ワークステーション」、「サーバー」、「ラップトップ」、「ハンドヘルド・デバイス」などのようなカテゴリー間では区別は行われない。何故なら、これらは全て図1の範囲に入り、「計算機」と呼ばれると考えられるからである。
計算機100は、通例、種々のコンピューター読み取り可能媒体を含む。コンピューター読み取り可能媒体は、計算機100によってアクセスすることができる任意の利用可能な媒体とすることができ、揮発性および不揮発性媒体双方の、リムーバブルおよび非リムーバブル媒体を含む。一例として、そして限定ではなく、コンピューター読み取り可能媒体は、コンピューター記憶媒体および通信媒体を含むことができる。コンピューター記憶媒体は、コンピューター読み取り可能命令、データー構造、プログラム・モジュール、または他のデーターのような情報の格納のための任意の方法または技術で実現される、揮発性および不揮発性双方の、リムーバブルおよび非リムーバブル媒体を含む。コンピューター記憶媒体は、限定ではなく、ランダム・アクセス・メモリー(RAM)、リード・オンリー・メモリー(ROM)、電子的消去可能プログラム可能リード・オンリー・メモリー(EEPROM)、フラッシュ・メモリーまたは他のメモリー技術、CD−ROM、ディジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)または他のホログラフ・メモリー、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶デバイスまたは他の磁気記憶デバイス、あるいは所望の情報を格納するために使うことができそしてコンピューター100がアクセス可能なその他の任意の媒体も含むことができる。
メモリー112は、揮発性および/または不揮発性メモリーの形態としたコンピューター記憶媒体を含む。メモリー112は、リムーバブル、非リムーバブル、またはその組み合わせであってもよい。ハードウェア・デバイスの例には、ソリッド・ステート・メモリー、ハード・ドライブ、光ディスク・ドライブ等が含まれる。計算機100は、メモリー112、またはI/Oコンポーネント120のような種々のエンティティからデーターを読み出す1つ以上のプロセッサーを含む。プレゼンテーション・コンポーネント(1つまたは複数)116は、データー指示をユーザーまたは他のデバイスに提示する。プレゼンテーション・コンポーネントの例には、ディスプレイ・デバイス、スピーカー、印刷コンポーネント、振動コンポーネント等が含まれる。
I/Oポート118は、I/Oコンポーネント120を含む他のデバイスに計算機100を論理的に結合することを可能にする。これら他のデバイスの一部は内蔵されていてもよい。例示的なI/Oコンポーネント120には、マイクロフォン、ジョイスティック、ゲーム・パッド、衛星放送受信アンテナ、スキャナー、プリンター、ワイヤレス・デバイス等が含まれる。
図2は、ユーザーの検索クエリー・タームに適合したファセットを調べるためのユーザー・インターフェースを提供する1つの例示の方法を描いた流れ図であり、ここで、ユーザーの検索クエリーの状態は保持されている。検索クエリー・タームは、ユーザーが調査し研究したいと思うどのような主題であってもよい。通常、検索クエリー・タームは非常に広く、ファセットに整理される数千もの結果をもたらすこともある。ファセットは、ユーザーの検索クエリー・タームに適合し関連性を持ったトピックの、どのような分類であってもよい。ファセットは、検索エンジンによって生成された、通例は膨大でそして多くの場合は無秩序である検索結果のリストを整理するために用いられる。一般に、状態が保持されていない検索環境、または状態がユーザーには明白でない検索環境では、ユーザーは検索クエリー・タームを入力し、1組の検索結果が戻される。ユーザーが更に詳細に調査を行うために所望の検索タームを選択すると、検索の状態は、元の検索クエリー・タームから離れるようにナビゲートする。このようにして、状態は保持されず、あるいは状態が保持されても、ユーザーには明白ではない。適例の方法では、ユーザーは、元の検索クエリー・タームの状態を保持しながら、様々なファセットの間をナビゲートすることができる。この実施形態200を実施するためのコンピューター使用可能命令は、コンピューター読み取り可能媒体に書き込まれ、計算機のプロセッサー上で実行され得る。本発明は広く適用可能であり、パーソナル・コンピューター、スーパー・コンピューター、計算クラスター、ゲーム・コンソール、mp3プレーヤー、電子書籍、移動体計算機、セルラー・フォン、PDA等のような、コンピューター使用可能命令を実行するために用いられる多種多様な計算機上で利用することができる。200において説明された方法は、ユーザーの検索クエリー・タームに適合したファセットを調べるためのユーザー・インターフェースを提供する一実施形態であり、ここでファセットは、少なくとも1つの検索クエリー・タームに関係するトピックを分類するものである。このファセットにより、ユーザーは、少なくとも1つの検索クエリー・タームを絞り込むことが可能になる。
ステップ201において、一実施形態では、少なくとも1つの検索クエリー・タームがフロント・エンド・エンジンに受け取られる。フロント・エンド・エンジンは、ユーザー・インターフェースを提供する計算機において具現化され得る。あるいは、フロント・エンド・エンジンは、ユーザー・インターフェースを提供する計算機を通じてリモートでアクセスすることもできる。一実施形態では、フロント・エンド・エンジンは、生成されたファセット及び検索結果と対話するためのTOCインターフェースをユーザーに提供する。少なくとも1つの検索クエリー・タームは、バック・エンド・サーバーへ入力することができる。バック・エンド・サーバーは、検索エンジンや、あるいは、辞書ベースのアルゴリズムに基づき少なくとも1つのファセットまたは1組のファセットを生成する、類似のデバイスといったものである。検索エンジンは、アルゴリズム及び人間からの入力を利用して、ウェブ・ページ、画像、及びその他のタイプのファイルを検索する。適例の検索エンジンは、ウェブ・ページの莫大な数のセットを収集し次いで内容にしたがってそれらにインデックスを付ける、ウェブ・クローラーを組み込むことができる。ファセットは、検索クエリー・ターム特有のものであり、検索タームに適合したカテゴリーを決定するいかなる方法を用いて選択してもよい。ファセット選択の例は、以後の実施形態において論じられる。
検索クエリー・タームに対して生成されたファセットは、202において取得され、203においてユーザーに提示される。適例の方法では、フロント・エンド・エンジンは、生成されたファセットを、目次(Table of Contents)(TOC)ナビゲーション・モデルつまりユーザー・インターフェースの形態で取得し提示することができる。TOCは、グラフィカルまたはテキスト・ベースのユーザー・インターフェースとすることができ、ブラウズ・セッションの間における、生成されたファセット及び検索結果に対するユーザーによる選択を提示し可能にする。TOCはまた、ブラウズ・セッションを提供し、このブラウズ・セッションにおいては、セッションの状態が保持され、ユーザーが異なるファセットを選択した時に元の検索クエリー・タームが呼び出される。ユーザーは、204において、例えばTOCに提示されているファセットをクリックすることによって、彼または彼女が更に調べたいと思うファセットを選択することができる。このユーザーの選択に応答して、選択されたファセットおよび検索クエリー・タームに適合した1組の検索結果が205において提示される。適例の方法では、フロント・エンド・エンジンは、検索クエリー・タームに適合したファセット、並びに選択されたファセット及び検索クエリー・タームに適合した検索結果のリストと共に、TOCを提示することができる。検索結果は、関連するウェブサイトのリストを含んでもよい。ユーザーは、提示された結果を調べてもよいし、または、検索クエリー・タームに適合した別のファセットを選択して、新たに選択したファセット及び検索クエリー・タームに適合した新しい1組の検索タームを提示させるようにしてもよい。本方法は、検索クエリー・タームのファセットをナビゲートするユーザーの検索体験の初めから終わりまでにわたって、検索クエリー・タームの状態が保持されることを示すものである。
検索クエリー・タームの状態は、数多くのプロトコルによって保持することができ、例えば、元の検索クエリー・タームは、ファセットを生成したデバイス、即ちバック・エンド・サーバーに関連付けられたデーターベースに保存することができる。代替の実施形態では、IPアドレスまたはその他のソース識別子が、格納の間、検索クエリー・タームと関連付けられてもよい。選択されたファセットまたはその他のユーザー選択を受け取ると、新たな選択のソース識別子は元の検索クエリー・タームの識別子と照合され、照合された適合したファセット及び検索クエリー・タームが、バック・エンド・サーバーにおいて次の結果を生成するために用いられる。他の実施形態では、元の検索クエリー・タームはフロント・エンド・エンジンに格納されてもよく、この場合、フロント・エンド・エンジンが選択された各ファセットと共に検索クエリー・タームを再送する。他の実施形態では、検索クエリー・タームは、別個の補助データーベースに格納されて、必要な時にフロント・エンド・エンジンまたはバック・エンド・サーバーのいずれかによって呼び出されてもよい。いずれの実施形態においても、適合したファセットの選択がいかなるものであっても、元の検索クエリー・タームが呼び出されることによって、状態が保持される。
代替の実施形態では、検索クエリー・タームに対する適合したファセットを受け取ることに加えて、検索クエリー・ターム全体に適合した1組の検索結果が取得され、提示されてもよい。ユーザーは、TOCベースのファセットを用いて検索クエリー・タームの関連した側面を調べるか、または検索クエリー・タームに適合した個々の検索結果を調べるかの選択肢を有する。この代替の実施形態では、ユーザーは、元の検索クエリー・タームの状態を保持しながら全ての検索結果を調査すること、またファセットの選択によって検索結果を素早く狭めていくことが可能になるであろう。
本方法は、インターネットに接続されたコンピューター上で実行され得る。また提示はウェブ・ブラウザーを含んでよい。一実施形態では、検索結果はユニフォーム・リソース識別子(URI)を含んでよく、ユーザーの検索クエリー・タームに適合したファセットは、特定の検索クエリー・タームに適合したURIを分類することができる。一実施形態では、ユーザーの検索クエリー・タームは、戻された検索ターム及び様々な辞書ソースに基づいて適切なファセットを生成するように構成された検索エンジンへ送られる。他の実施形態では、1組の静的ファセットが、生成された適合したファセットと共にユーザーに提示されてもよい。例えば、静的ファセットは、文書タイプまたは日付順の見出しのカテゴリーを含むことができる。静的ファセットは、検索クエリーのための普遍的な見出しであり、ユーザーの検索クエリー・タームに特有のものではないが、ユーザーの検索を限定しユーザーの検索体験を補助する追加的な手段として役立つものである。他の実施形態では、検索クエリー・タームの入力のため、プロンプトがユーザーに対して表示されてもよい。
図3は、本発明の代替の実施形態を説明する流れ図である。図示された方法では、ユーザーが、元の検索クエリー・タームの状態を保持しながら、検索クエリー・タームに適合したファセットを調べることができる。この適例の方法では、検索クエリー・タームを更に絞り込み、適切な検索結果をユーザーに対して生成するために、ユーザーへサブ・ファセットが提供される。この実施形態300を実施するためのコンピューター使用可能命令は、コンピューター読み取り可能媒体に書き込まれ、計算機のプロセッサー上で実行され得る。本発明は広く適用可能であり、パーソナル・コンピューター、スーパー・コンピューター、計算クラスター、ゲーム・コンソール、mp3プレーヤー、電子書籍、移動体計算機、セルラー・フォン、PDA等のような、コンピューター使用可能命令を実行するために用いられる多種多様な計算機上で利用することができる。
300において説明された方法は、ユーザーの検索クエリー・タームに適合したファセット及びサブ・ファセットを調べるためのユーザー・インターフェースを提供する一実施形態であり、ここでファセットは、少なくとも1つの検索クエリー・タームに関係するトピックを分類するものである。この適例の方法では、少なくとも1つの検索クエリー・タームが、301において、例えばフロント・エンド・エンジンによって受け取られる。次いで、この検索クエリー・タームが用いられて、少なくとも1つの検索クエリー・タームに関係する1組のトピックを分類する少なくとも1つの適合したファセットが生成される。少なくとも1つの適合したファセットは、関係するトピックを分類するいかなる手段によって生成してもよい。一実施形態では、バック・エンド・サーバーが検索クエリー・タームを受け取り、1組のファセットを生成することができる。ファセットは、検索クエリー・タームに適合したカテゴリーを決定するいかなる方法によって生成してもよい。ファセット選択の例は、以後の章において述べられる。
検索クエリー・タームに対する少なくとも1つの適合したファセットは、302において取得され、303においてユーザーに提示される。一実施形態では、ファセットは、TOCの形態で提示される。ユーザーは、304において、検索クエリーを絞り込むために少なくとも1つの適合したファセットを選択し、305において、選択されたファセット及び検索クエリー・タームに適合した少なくとも1つのサブ・ファセットが取得される。一実施形態では、バック・エンド・サーバーが、選択されたファセットを受け取り、辞書及びユーザーのデーター・シード・アルゴリズム(data-seeded algorithm)に基づいて1組のサブ・ファセットを生成することができる。適例のサブ・ファセットは、ファセットによって記述された関連のあるトピックのカテゴリーのサブ・カテゴリーである。いずれのファセットも、多くのサブ・ファセットを有し得る。そしてサブ・ファセットを提示することは、ユーザーにとって、彼または彼女が検索しているトピックを絞り込む際に有用となり得る。選択されたファセット及び検索クエリー・タームに対するサブ・ファセットが一旦305において取得されると、306において、検索クエリー・タームに対するサブ・ファセット及びファセットが提示される。一実施形態では、フロント・エンド・エンジンがサブ・ファセット及びファセットをTOCに描写する。次いで、ユーザーは、307において、彼または彼女が更に調べたいと思うサブ・ファセットを選択し、選択されたサブ・ファセット、選択されたファセット、及び検索クエリー・タームに対する1組の検索結果が、308において取得され、309において提示される。適例の環境では、取得されたデーターはTOCに提示される。
一実施形態では、ファセット及びサブ・ファセットの生成の間にアクセスされるデーターベースに検索クエリー・タームを格納することによって、検索クエリー・タームの状態を保持することができる。ユーザーが一旦ファセットを選択すると、そのファセットも同様にサブ・ファセットの生成の間のアクセスのために格納されてよい。代替の実施形態では、ファセットまたはサブ・ファセットが選択される毎にフロント・エンド・エンジンから元の検索クエリー・タームを再送することによって、検索クエリー・タームの状態を保持することができる。ユーザーが一旦ファセットを選択すると、そのファセットはサブ・ファセットの生成の間に再送されてよい。いずれの実施形態においても、適合したファセットの選択がいかなるものであっても、元の検索クエリー・タームが呼び出されることによって、状態が保持される。
代替の実施形態では、検索クエリー・タームに対する適合したファセット及びサブ・ファセットを受け取ることに加えて、検索クエリー・タームに適合した1組の検索結果が取得され、提示されてもよい。この実施形態では、ユーザーは、単に提示された検索結果の間をナビゲートすることもできるし、または適切なファセットを選択することによって、提示された結果を絞り込むことを選ぶこともできる。この代替の実施形態では、ユーザーは、元の検索クエリー・タームの状態を保持しながら全ての検索結果を調査すること、また、ファセット及びサブ・ファセットの選択によって検索結果を素早く狭めていくことが可能になるであろう。
本方法は、インターネットに接続されたコンピューター上で実行され得る。また提示はウェブ・ブラウザーを含んでよい。一実施形態では、検索結果はユニフォーム・リソース識別子を含んでよく、ユーザーの検索クエリー・タームに適合したファセットは、特定の検索クエリー・タームに適合したURIを分類することができる。一実施形態では、ユーザーの検索クエリー・タームは、戻された検索ターム及び様々な辞書ソースに基づいて適切なファセットを生成するように構成された検索エンジンへ送られる。他の実施形態では、1組の静的ファセットが、生成された適合したファセットと共にユーザーに提示されてもよい。例えば、静的ファセットは、文書タイプまたは日付毎の見出しのカテゴリーを含むことができる。静的ファセットは、検索クエリーのための普遍的な見出しであり、ユーザーの検索クエリー・タームに特有のものではないが、ユーザーの検索を限定しユーザーの検索体験を補助する追加的な手段として役立つものである。他の実施形態では、検索クエリー・タームの入力のため、プロンプトがユーザーに対して表示されてもよい。
図4Aは、請求された発明の一実施形態を表すブロック図である。ユーザーが生成した検索クエリー・タームは、403においてフロント・エンド・エンジン401に取得される。フロント・エンド・エンジンは、バック・エンド・サーバー402と共に、または別々に、具現化することができる。いずれの場合においても、フロント・エンド・エンジン401及びバック・エンド・サーバー402で実施されるプロセスは、コンピューター読み取り可能媒体に書き込まれ、また任意の計算機のプロセッサー上で実行され得る。フロント・エンド・エンジン401は、404において、検索クエリー・タームをバック・エンド・エンジン402へ送り、検索クエリー・タームはデーターベース405に格納される。検索エンジン等のバック・エンド・サーバー402は、どのファセットまたはカテゴリーが検索クエリー・タームに最も適合するかを決定する。バック・エンド・サーバー402は、このタスクを遂行するのに必要なあらゆるアルゴリズム、またはファセットの生成に利用可能な他のあらゆるプロセスを含む。例えば、バック・エンド・サーバー402は、クエリー特殊アルゴリズム(query specialization algorithms)のみならず、検索クエリー・タームに関して最も多くアクセスされたカテゴリーのクエリー・ログを含むことができる。バック・エンド・サーバーは、格納された辞書を利用して、検索クエリー・タームに対する分類を確立することができる。バック・エンド・サーバーが備えるアルゴリズムは、辞書をより小さくより使い易いセットに分解するために、利用することができる。辞書アルゴリズムは、検索クエリー・タームと関係のあるカテゴリーを詳しく説明するために、またはカテゴリーの同義語を決定するために用いることができる。様々なランダム生成アルゴリズムもまた、用いることができる。
ファセットが一旦バック・エンド・サーバー402で生成されると、それらのファセットは406においてフロント・エンド・エンジン401により取得される。一実施形態では、目次(TOC)生成部407が、ユーザーのために適合したファセットの提示を作成する。次いで、ユーザーは、更に調べるファセットを選択することができ、このファセットの選択は、408において、フロント・エンド・エンジン401からバック・エンド・エンジン405へ送られる。ユーザーの検索体験の状態を保持するために、元の検索クエリー・タームがデーターベース405から呼び出されてもよく、選択されたファセット及び検索クエリー・タームが、1組の検索結果を絞り込むために用いられる。選択されたファセット及び検索クエリー・タームに対する検索結果の1組は、409において送られ、フロント・エンド・エンジン401によって取得される。フロント・エンド・エンジン401は、TOC407を描写する。ユーザーは、提示された検索結果を調べることができ、またはもう1つ別の調べるファセットを選択することができる。
図4Bは、本発明の代替の実施形態を表すブロック図410である。413において、ユーザーが生成した検索クエリー・タームはフロント・エンド・エンジン411に取得される。フロント・エンド・エンジンは、バック・エンド・サーバー412と共に、または別々に、具現化することができる。いずれの場合においても、フロント・エンド・エンジン411及びバック・エンド・サーバー412で実施されるプロセスは、コンピューター読み取り可能媒体に書き込まれ、また任意の計算機のプロセッサー上で実行され得る。検索クエリー・タームは、414においてバック・エンド・サーバー412へ渡され、バック・エンド・サーバー412は、一実施形態ではランダム・ウォーク及び辞書ベースのアルゴリズムを用いて、検索クエリー・タームに適合した少なくとも1つのファセットを生成する。生成されたファセットは、415においてフロント・エンド・エンジン411へ戻され、TOC419に描写される。ユーザーは、彼または彼女が更に調べたいと思うファセットを選択することができ、選択されたファセットは、元の検索クエリー・ターム416と共に、バック・エンド・サーバー412へ戻される。追加の実施形態は、フロント・エンド・エンジン411に検索クエリー・タームの格納のためのデーターベースを含むことができる。次いで、バック・エンド・サーバー412は、選択されたファセットを利用して、検索結果のリストを生成するために検索クエリー・タームを絞り込む。選択されたファセット及び検索クエリー・タームについての検索結果は、417においてフロント・エンド・エンジン411へ戻され、TOCに提示される。こうしてユーザーは、これらの検索結果を調べ、またはもう1つ別の調べるファセットを選択することができる。いずれの場合においても、元の検索クエリー・タームの状態は保持され、ユーザーは、元の検索パラメータを持ち続けるために元の検索クエリー・タームを再入力する必要はない。
図5Aは、本発明の代替の実施形態を説明するブロック図500である。この実施形態もまた、フロント・エンド・エンジン501及びバック・エンド・サーバー502を含む。フロント・エンド・エンジンは、バック・エンド・サーバー502と共に、または別々に、具現化することができる。いずれの場合においても、フロント・エンド・エンジン501及びバック・エンド・サーバー502で実施されるプロセスは、コンピューター読み取り可能媒体に書き込まれ、また任意の計算機のプロセッサー上で実行され得る。ユーザーが生成したクエリーは、503においてフロント・エンド・エンジン501に取得され、504においてバック・エンド・サーバー502へ渡される。一実施形態では、検索クエリー・タームは、バック・エンド・サーバー502に関連付けられたデーターベース505に格納することができる。バック・エンド・サーバー502は、ランダム・ウォーク及び辞書ベースのアルゴリズムを含む適切な計算方法のいずれかを用いて、検索クエリー・タームに適合した少なくとも1つのファセットを生成する。生成されたファセットは、506においてフロント・エンド・エンジン501へ戻され、フロント・エンド・エンジン501は、検索クエリー・タームに対するこれらのファセットをTOC表示507に描写する。次いで、ユーザーは、彼または彼女が更に調べたいと思う特定のファセットを選択することができる。選択されたファセットは、508においてバック・エンド・サーバー502へ送られる。ユーザーの検索体験の状態を保持するために、元の検索クエリー・タームをデーターベース505から呼び出すことができ、選択されたファセット及び検索クエリー・タームが、1組のサブ・ファセットを生成するために用いられる。この選択されたファセット及び検索クエリー・タームに対する1組のサブ・ファセットは、509において送られ、フロント・エンド・エンジン501によって取得される。フロント・エンド・エンジン501は、TOC507を描写する。次いで、ユーザーは、代わりのファセットを選択することによって他のファセットに関連したサブ・ファセットを調べるか、または現在選択されているファセットの特定のサブ・ファセットを調べるか、を選ぶことができる。一実施形態では、選択されたファセットは、バック・エンド・エンジンに関連付けられたデーターベースに格納することができ、この時点において、選択されたサブ・ファセット510がフロント・エンド・エンジンによって送られると、選択されたファセット及び検索クエリー・タームの双方が呼び出されるであろう。選択されたサブ・ファセットのみならず、選択され呼び出されたファセット及び呼び出された検索クエリー・タームを用いることで、この規範に基づいて絞り込まれた1組の検索結果が、バック・エンド・エンジン502によって生成される。これらの検索結果は、511においてフロント・エンド・エンジン501へ送られ、フロント・エンド・エンジン501はこの検索結果をTOC表示507に描写する。ユーザーは、提示された検索結果を調べるか、あるいは、他の調べるファセットまたはサブ・ファセットを選択することができるが、その一方で、元の検索クエリー・タームの状態は保持される。
図5Bは、本発明の代替の実施形態を説明するブロック図520である。この実施形態もまた、フロント・エンド・エンジン521及びバック・エンド・サーバー522を含む。フロント・エンド・エンジンは、バック・エンド・サーバー522と共に、または別々に、具現化することができる。いずれの場合においても、フロント・エンド・エンジン521及びバック・エンド・サーバー522で実施されるプロセスは、コンピューター読み取り可能媒体に書き込まれ、また任意の計算機のプロセッサー上で実行され得る。ユーザーが生成したクエリーは、523においてフロント・エンド・エンジン521に取得され、524においてバック・エンド・サーバー522へ渡される。バック・エンド・サーバー522は、ランダム・ウォーク及び辞書ベースのアルゴリズムを含む適切な計算方法のいずれかを用いて、検索クエリー・タームに適合した少なくとも1つのファセットを生成する。生成されたファセットは、525においてフロント・エンド・エンジン501へ戻され、フロント・エンド・エンジン501は、検索クエリー・タームに対するこれらのファセットをTOC表示526に描写する。次いで、ユーザーは、彼または彼女が更に調べたいと思う特定のファセットを選択することができる。ユーザーの検索体験の状態を保持するために、元の検索クエリー・タームが、選択されたファセット527と共にバック・エンド・サーバー522へ送られ、選択されたファセット及び検索クエリー・タームが、1組のサブ・ファセットを生成するために用いられる。この選択されたファセット及び検索クエリー・タームに対する1組のサブ・ファセットは、528において送られ、フロント・エンド・エンジン521によって取得される。フロント・エンド・エンジン521は、TOC526を描写する。次いで、ユーザーは、代わりのファセットを選択することによって他のファセットに関連したサブ・ファセットを調べるか、または現在選択されているファセットの特定のサブ・ファセットを調べるか、を選ぶことができる。一実施形態では、選択されたサブ・ファセット、選択されたファセット、及び元の検索クエリー・タームは、529において、検索クエリー・タームの状態を保持するバック・エンド・エンジン522へ送られる。選択されたサブ・ファセットのみならず、選択されたファセット及び検索クエリー・タームを用いることで、この規範に基づいて決定された1組の検索結果が、バック・エンド・エンジン522によって生成される。これらの検索結果は、530においてフロント・エンド・エンジン521へ送られ、フロント・エンド・エンジン521はこの検索結果をTOC表示526に描写する。ユーザーは、提示された検索結果を調べるか、あるいは、他の調べるファセットまたはサブ・ファセットを選択することができるが、その一方で、元の検索クエリー・タームの状態は保持される。
図6Aから図6Dは、本発明の適例の実施形態を描いた一連の説明図である。図6Aに示された一実施形態では、ユーザーは、図4のフロント・エンド・エンジン401によって、ウェブ・ブラウザー601を通じてグラフィカル・ユーザー・インターフェース600の提供を受けることができる。ユーザー・ディスプレイのその他の実施形態も本発明の範囲に含まれる。例えば、オフライン・ナビゲーション・ディスプレイや、テキスト専用インターフェースである。フロント・エンド・エンジンは、ユーザーが検索クエリー・ターム603を入力するためのプロンプト602を提供してもよい。図6Aに示された例では、ユーザーにより入力された検索クエリー・タームは「マイケル・ジャクソン」(Michael Jackson)である。ユーザーが一旦検索クエリー・タームを与えると、この検索クエリー・タームは、フロント・エンド・エンジン401によって取得され、バック・エンド・サーバー402へ送られる。この時点において、検索クエリー・タームの状態は、多くの可能な実施形態の1つであるが、バック・エンド・サーバー402に関連付けられたデーターベースに格納することによって、保持することができる。あるいは、他の実施形態では、検索クエリー・タームの状態を、フロント・エンド・エンジン401によって格納して、後に再送しまたは呼び出すこともできる。検索クエリー・ターム「マイケル・ジャクソン」と関連付けられたファセットが前述の方法のいずれかを用いて一旦決定されると、ファセットはフロント・エンド・エンジンへ戻される。
図6Bでは、インターフェース610においてTOCが描写され、このTOCは、検索クエリー・ターム「マイケル・ジャクソン604」に対して生成されたファセットを示す。この例では、選択されたファセットは、画像605、歌詞606、ビデオ607、伝記608、及びニュース609を含む。一実施形態では、バック・エンド・サーバーは、検索クエリー・タームに対する検索結果611のリストを提供することもでき、このリストは、フロント・エンド・エンジンによってインターフェース610に描写される。一実施形態において選択されるファセットは、図4のバック・エンド・サーバー402の選択規範に依存する。もしユーザーが「ヴォルフガング・モーツアルト」(Wolfgang Mozart)のような異なる検索クエリー・タームを入力したとすると、検索クエリー・ターム「マイケル・ジャクソン」に対して生成されたファセットは必ずしも適切でないことは、当業者であれば認識するであろう。例えば、「ヴォルフガング・モーツアルト」に対する検索クエリー・タームは、伝記、作品、博物館、小説の記述というようなファセットを生じさせることができる。これらのファセットは、ユーザーが元の検索クエリー・タームから逸れることなく特定の検索クエリー・タームの異なる側面を調べることができるように、検索クエリー・ターム特有のカテゴリーを提供する。
図6Cでは、インターフェース620において、ユーザーはファセット「ニュース621」を選択して、「マイケル・ジャクソン」及び「ニュース」に関係する検索結果を調べることができる。例えば、ファセット「ニュース621」の選択が、フロント・エンド・エンジンによって図4のバック・エンド・サーバー402へ送られる。適例の一実施形態では、フロント・エンド・エンジンは、「マイケル・ジャクソン」及び「ニュース」の双方をバック・エンド・エンジンに送ることができる。他の実施形態では、フロント・エンド・エンジンが「ニュース」をバック・エンド・エンジンへ送り、バック・エンド・エンジンが次に検索クエリー・ターム「マイケル・ジャクソン」を関連付けられたデーターベースから呼び出すこともできる。選択されたファセット「ニュース」及び検索クエリー・ターム「マイケル・ジャクソン」に対する1組の検索結果を生成するために、バック・エンド・サーバーは検索エンジンを用いてもよい。この特定の例では、検索結果はウェブ・リンクのリストであり得る。この1組の検索結果は、フロント・エンド・エンジンへ戻され、フロント・エンド・エンジンは、検索結果またはファセット結果622をTOC表示に描写する。こうしてユーザーは、これらのリンクのいずれかをクリックすることができ、または、検索クエリー・ターム「マイケル・ジャクソン」と関連のあるファセット605〜609を引き続き閲覧することができる。
元の検索クエリー・タームの状態が保持されているので、元の検索クエリー・タームの入力を繰り返す必要なく、ファセット605〜609の全てがユーザーに利用可能のままとなっている。図6Dでは、インターフェース630において、もし次にユーザーが「ビデオ631」等の他の調べるファセットを選択したとすると、選択された「ビデオ631」のファセットがバック・エンド・サーバーへ戻され、元の検索クエリー・タームも同様に供給される。検索エンジンは、「ビデオ」及び「マイケル・ジャクソン」に適合した1組のウェブ・リンクを生成することができる。これらのファセット結果632は、ユーザーが評価をするためにTOC表示に描写されるが、その一方で、元の検索クエリー・タームは依然として利用可能である。
図7Aから図7Dは、本発明の適例の実施形態を描いた一連の説明図である。図7Aに示された一実施形態では、表示700において、ユーザーは、図5のフロント・エンド・エンジン501によって、ウェブ・ブラウザー701を通じてインターフェースの提供を受けることができる。ユーザー・ディスプレイのその他の実施形態も本発明の範囲に含まれる。例えば、オフライン・ナビゲーション・ディスプレイや、テキスト専用インターフェースである。フロント・エンド・エンジンは、ユーザーが検索クエリー・ターム703を入力するためのプロンプト702を提供してもよい。図7Aに示された例では、ユーザーにより入力された検索クエリー・タームは「マイケル・ジャクソン」(Michael Jackson)である。ユーザーが一旦検索クエリー・タームを与えると、この検索クエリー・タームは、図5のフロント・エンド・エンジン501によって取得され、バック・エンド・サーバー502へ送られる。この時点において、検索クエリー・タームの状態は、多くの可能な実施形態の1つであるが、バック・エンド・サーバー502に関連付けられたデーターベースに格納することによって、保持することができる。あるいは、他の実施形態では、検索クエリー・タームの状態を、フロント・エンド・エンジン501に関連付けられたバッファに格納することもできる。検索クエリー・ターム「マイケル・ジャクソン」と関連付けられたファセットが前述の方法のいずれかを用いて一旦決定されると、ファセットはフロント・エンド・エンジンへ戻される。
図7Bでは、表示710において、TOCが704において描写され、このTOCは、検索クエリー・ターム「マイケル・ジャクソン」に対して生成されたファセットを示す。この例では、生成されたファセットは、画像705、歌詞706、ビデオ707、伝記708、及びニュース709を含む。一実施形態では、バック・エンド・サーバーは、検索クエリー・タームに対する検索結果711のリストを提供することもでき、このリストは、フロント・エンド・エンジンによって取得されインターフェース710に描写される。一実施形態において選択されるファセットは、図5のバック・エンド・サーバー502の選択規範に依存する。もしユーザーが「ヴォルフガング・モーツアルト」(Wolfgang Mozart)のような異なる検索クエリー・タームを入力したとすると、検索クエリー・ターム「マイケル・ジャクソン」に対して生成されたファセットは必ずしも適切でないことは、当業者であれば認識するであろう。例えば、「ヴォルフガング・モーツアルト」に対する検索クエリー・タームは、伝記、作品、博物館、小説の記述というようなファセットを生じさせることができる。これらのファセットは、ユーザーが元の検索クエリー・タームから逸れることなく特定の検索クエリー・タームの異なる側面を調べることができるように、検索クエリー・ターム特有のカテゴリーを提供する。
図7Cでは、表示720において、ユーザーはファセット「ビデオ721」を選択して、「マイケル・ジャクソン」及び「ビデオ」に関係するサブ・ファセットを調べることができる。例えば、ファセット「ビデオ721」の選択が、フロント・エンド・エンジン501によって図5のバック・エンド・サーバー502へ送られる。適例の一実施形態では、フロント・エンド・エンジンは、「マイケル・ジャクソン」及び「ビデオ」の双方をバック・エンド・エンジンに送ることができる。他の実施形態では、フロント・エンド・エンジンが「ビデオ」をバック・エンド・エンジンへ送り、バック・エンド・エンジンが次に検索クエリー・ターム「マイケル・ジャクソン」を関連付けられたデーターベースから呼び出すこともできる。バック・エンド・サーバー502では、サブ・ファセットの生成は、適例のランダム・ウォーク及び辞書ベースのアルゴリズムを用いたファセットの生成と類似の方法で遂行される。この実施形態では、「ビデオ」及び「マイケル・ジャクソン」に対するサブ・ファセットが生成され、フロント・エンド・エンジンへ戻される。
図7Dでは、表示730において、生成されたサブ・ファセットを含むTOCの適例の実施形態が示されている。「マイケル・ジャクソン」及び「ビデオ」に対するサブ・ファセットが図5のフロント・エンド・エンジン501によって一旦取得されると、これらのサブ・ファセットはTOC表示に描写される。この実施形態では、検索クエリー・ターム「マイケル・ジャクソン」及び「ビデオ」に対するサブ・ファセットは、音楽ビデオ731、インタビュー732、コンサート・ビデオ733、ニュース・ビデオ734、および賛歌735を含むことができる。この1組のサブ・ファセットは検索クエリー・ターム「マイケル・ジャクソン」及び「ビデオ」に対して特有のものであることを、人は認識するであろう。「ヴォルフガング・モーツアルト」及び「作品」に対するサブ・ファセットであれば、交響曲、オペラ、コンチェルト、ソナタ、及び室内音楽というような可能なサブ・ファセットをもたらすであろう。こうして、ユーザーは、検索クエリー・ターム「マイケル・ジャクソン」及び「ビデオ」に対して提示されたサブ・ファセットを調べることができ、または、ユーザーは、他の1組のサブ・ファセットの生成を誘起する新たなファセットを選択することができる。一例の実施形態では、ユーザーはサブ・ファセット「賛歌735」を選択する。そうするとサブ・ファセット「賛歌735」の選択が、フロント・エンド・エンジンによって図5のバック・エンド・サーバー502へ送られる。適例の実施形態では、フロント・エンド・エンジンは、「マイケル・ジャクソン」と「ビデオ」と「賛歌」をバック・エンド・エンジンへ送ることができる。他の実施形態では、フロント・エンド・エンジンが「賛歌735」をバック・エンド・エンジンへ送り、バック・エンド・エンジンが次に検索クエリー・ターム「マイケル・ジャクソン」及びファセット「ビデオ」を関連付けられたデーターベースから呼び出すこともできる。いずれの場合においても、バック・エンド・サーバー502は、検索クエリー・ターム「マイケル・ジャクソン」、選択されたファセット「ビデオ」、及び選択されたサブ・ファセット「賛歌」によって絞り込まれた検索結果のリストを生成する。これらのサブ・ファセット結果は、フロント・エンド・エンジンへ戻され、フロント・エンド・エンジンは、選択されたサブ・ファセットに対するこれらの検索結果をTOC表示736に描写する。こうしてユーザーは、この適例の実施形態において735に表示されたサブ・ファセット「賛歌」に適合したサブ・ファセットのウェブ・リンク736を調べるか、ファセット「ビデオ」に適合した別のサブ・ファセットを選択するか、または、元の検索クエリー・ターム「マイケル・ジャクソン」に適合した別のファセットを選択するか、を選ぶことができる。検索クエリー・タームの状態は保持されているので、ユーザーは、元の検索規範を再入力することなく、この一例の実施形態においては「マイケル・ジャクソン」に適合した全てのファセット及びサブ・ファセットを完全に調べることができる。
図8A及び図8Bは、本発明の代替の実施形態の説明図である。この適例の実施形態では、検索クエリー・タームに対して生成されたファセットは、任意の検索クエリー・タームに対して提示される1組の静的ファセットによって拡張される。図8Aの表示800に示された一実施形態では、ユーザーは、図4のフロント・エンド・エンジン401によって、ウェブ・ブラウザー801を通じてインターフェースの提供を受けることができる。ユーザー・ディスプレイのその他の実施形態も本発明の範囲に含まれる。例えば、オフライン・ナビゲーション・ディスプレイや、テキスト専用インターフェースである。フロント・エンド・エンジンは、ユーザーが検索クエリー・ターム803を入力するためのプロンプト802を提供してもよい。図8Aに示された例では、ユーザーにより入力された検索クエリー・タームは「マイケル・ジャクソン」(Michael Jackson)である。ユーザーが一旦検索クエリー・タームを与えると、この検索クエリー・タームは、フロント・エンド・エンジン401によって取得され、図4のバック・エンド・サーバー402へ送られる。この時点において、検索クエリー・タームの状態は、多くの可能な実施形態の1つであるが、バック・エンド・サーバー402に関連付けられたデーターベースに格納することによって、保持することができる。あるいは、他の実施形態では、検索クエリー・タームの状態を、フロント・エンド・エンジン401に関連付けられたバッファに格納することもできる。検索クエリー・ターム「マイケル・ジャクソン」と関連付けられたファセットが前述の方法のいずれかを用いて一旦決定されると、ファセットはフロント・エンド・エンジンへ戻される。
図8Bでは、インターフェース815において、TOCが804において描写され、このTOCは、検索クエリー・ターム「マイケル・ジャクソン」に対して生成されたファセットを示す。この例では、生成されたファセットは、画像805、歌詞806、ビデオ807、伝記808、及びニュース809を含む。一実施形態において選択されるファセットは、図4のバック・エンド・サーバー402の選択規範に依存する。もしユーザーが「ロンドン」のような異なる検索クエリー・タームを入力したとすると、検索クエリー・ターム「マイケル・ジャクソン」に対して生成されたファセットは必ずしも適切でないことは、当業者であれば認識するであろう。例えば、「ロンドン」に対する検索クエリー・タームは、歴史、観光、ビジネス、ニュースというようなファセットを生じさせることができる。これらのファセットは、ユーザーが元の検索クエリー・タームから逸れることなく、即ち状態を保持しながら、特定の検索クエリー・タームの異なる側面を調べることができるように、検索クエリー・ターム特有のカテゴリーを提供する。検索クエリー・ターム特有のファセット806〜809に加えて、1組の静的ファセットがフロント・エンド・エンジン401によって提供される。この一例の実施形態では、静的ファセットは、最新の時刻810、日811、週812、月813、及び年814に対する結果を示す1組の日付順のカテゴリーである。勿論、他の静的ファセットも同様に有用であるかもしれない。例えば、「.DOC」、「.PDF」、「.MP3」、及び「.MPG」に結果を絞り込むような文書タイプのファセット、あるいは、例えば結果を「.COM」のURLまたは「.GOV」のURLのみに狭める情報源ベースのファセットである。静的ファセットは、検索クエリー・ターム毎に生成されず、また検索クエリー・ターム特有でもないが、検索クエリー・タームに対する結果を更に絞り込むために、ユーザーによって選択され得る。前述と類似の方法により、選択された静的ファセット及び/または選択されたファセットは、バック・エンド・サーバーへ送られ、このバック・エンド・サーバーはまた、元の検索クエリー・タームにアクセスし、これらの規範を用いて1組の検索結果を生成する。これらの検索結果はフロント・エンド・エンジンへ戻され、フロント・エンド・エンジンが次に、この検索結果をTOC表示のファセット結果の部分に描写する。同様に、ユーザーが静的ファセットと合わせてファセットを選択した場合、サブ・ファセットも用いることができる。
以下の特許請求の範囲から逸脱することなく、図示した種々のコンポーネント、および図示しなかった種々のコンポーネントには、多くの異なる構成が可能である。本技術の実施形態について、限定ではなく例示であることを意図して説明した。これを読んだ後には、そしてこれを読んだことにより、代替実施形態は本開示の読み手には明白となろう。以下の特許請求の範囲から逸脱することなく、前述したことを実現する代替手段も想起することができる。ある種の特徴およびサブコンビネーションは有益であり、他の特徴およびサブコンビネーションを参照しなくても採用することができる。これは、請求項の範囲内において想定されていることである。