JP2013254667A - 照明ランプ及び口金 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】照明ランプ50は、所定の管内径Aを有する筒状の直管部81と、直管部の両端に形成され直管部の管内径Aよりも小さいネック内径Bを有するネック部82とを有するガラス管56と、発光ダイオードを搭載した基板52と、基板を取付けガラス管の長手方向に渡って直管部に延在するヒートシンク54と、ガラス管の端部に取り付けられるとともにヒートシンクの端部を固定する口金55とを備える。口金55は、ガラス管の長手方向の中央に向かってネック部82を超えて直管部81まで突出した突出部83を有し、ヒートシンク54は、直管部81に配置され、ヒートシンクの端部は、突出部83の端部に固定される。
【選択図】図2
Description
所定の管内径Aを有する筒状の直管部と、直管部の両端に形成され直管部の管内径Aよりも小さいネック内径Bを有するネック部とを有するガラス管と、
発光ダイオードを搭載した基板と、
基板を取付け、ガラス管の長手方向に渡って直管部に延在するヒートシンクと、
ガラス管の端部に取り付けられるとともにヒートシンクの端部を固定する口金と
を備えたことを特徴とする。
ヒートシンクは、直管部に配置され、ヒートシンクの端部は、突出部の端部に固定されたことを特徴とする。
ガラス管のガラス端面からの突出部の挿入長を挿入長X1とし、
ネック部の凹環部と直環部との長手方向の長さをネック長L2とし、
ネック部の直環部の長手方向の直環長を直環長CLとすると、
X1≧L2+(L2−CL)
であることを特徴とする。
ヒートシンクの高さをH1とし、ネジのネジ径をMとすると、
管内径A÷2≧H1>{(管内径A−ネック内径B)÷2}+ネジ径M
であることを特徴とする。
ヒートシンクは、ネジ穴を用いて突出部にネジ固定されたことを特徴とする。
弧状部の半径は、管内径Aの略半分であることを特徴とする。
ヒートシンクは、ネジ孔を用いて突出部にネジ固定されたことを特徴とする。
凹型の内側底部に基板を取り付けたことを特徴とする。
ヒートシンクは、突出部の口金通気孔と連通するヒートシンク通気孔を有することを特徴とする。
ガラス管内にヒートシンクを有する照明ランプに用いる口金であって、
ガラス管の端部をカバーするカバー部と、
カバー部よりもガラス管の長手方向の中央に向かって突出した突出部と
を備え、
突出部の端部にヒートシンクを固定することを特徴とする。
突出部は、ガラス管のネックフォームを超えて長手方向の中央に向かって突出したことを特徴とする。
突起は、ヒートシンクに接触してヒートシンクの回転を抑制することを特徴とする。
図1は、実施の形態1の照明ランプ50を示す図である。
照明ランプ50は、筒状のガラス管56を有している。ガラス管56は、透明または半透明な直管形ガラス管である。
発光部60は、ガラス管56に収納されて発光方向に光を発光する。発光部60は、ガラス管56の長手方向Xに渡って延在している。
基板52は、複数のLED51を均等に配置配列している。
ヒートシンク54は、一体成型された一つのアルミニウム部品である。
各口金55は、一対の給電端子58を備えている。
給電端子58は、導電性材料からなり、例えば、真鋳が好適である。
給電端子58の本数や形は、図に限らず他の本数でも他の形状でもよい。
口金55は、例えば、絶縁樹脂製である。絶縁樹脂は、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、管長LCP(液晶ポリマー)等の絶縁性の樹脂が好適である。
照明ランプ50の構造は、左右対称の構成なので、以下、主に右側の構成について説明する。
図2は、実施の形態1の照明ランプ50のZZ断面図である。
図3は、実施の形態1の照明ランプ50の口金55を外したAA端面図である。
図4は、口金55の内部を示す斜視図である。
図5は、実施の形態1の照明ランプ50のヒートシンク54の斜視図である。
また、ヒートシンク54の下部とガラス管56との間に長手方向に直線状に接着剤57があり、ヒートシンク54とガラス管56とが接着されている。
なお、ガラス管56と口金55との接着をせずに、ガラス管56と口金55とを固定しなくてもよい。ガラス管56と口金55の固定がない場合、口金55は、ヒートシンク54の端部に、後述するネジ91のみで固定される。
基板52は、ヒートシンク54に密着して載せられている。基板52とヒートシンク54の固定は、ネジ(金属製ネジ・樹脂製ネジ・セラミック製ネジ)、かしめ、ボスと穴、接着剤、両面テープ等を用いる。
ヒートシンク54のシンク端面85から長手方向において中央に向かって所定の深さのネジ穴92が形成されている。
図2に示すように、口金55は、突出部83を有する。
突出部83は、長手方向において中央に向かって突き出ている。
突出部83には、ネジ91のネジ頭を収容する窪み76がある。
突出部83には、窪み76から長手方向に貫通したネジ孔94がある。
ネジ91は、ネジ孔94を経由してネジ穴92にねじ込まれ、ヒートシンク54のシンク端面85と口金55の突出端面86とを密着固定する。
ネジ91のネジ頭は、窪み76に収容され、口金端面73より出っ張ることはない。
口金55は、突出部83の端部にヒートシンク64を固定する。
図5に示すように、ヒートシンク54は、アルミニウムの押出品である。アルミニウムの押出品とは、アルミニウム又はその合金を加熱し加熱したアルミニウム又はその合金をダイス金型を通して押し出すことにより形状を成形する押出成形により成形された部品をいう。
平板部62は、平板状の平面であり、弧状部63は、円柱を平板で切った弧状曲面を呈している。
ヒートシンク54は、ネジ穴92を用いて突出部83にネジ固定される。
R=A÷2
図2と図5に示すように、弧状部63の孤半径HRは、管半径Rと等しい(ほぼ等しい)。
R=HR
弧状部63の孤半径HRは、ガラス管56の管内径Aの半分以下(管半径R以下)でもよいが、その場合でも、弧状部63の孤半径HRは、管内径Aの半分(管半径R)よりわずかに小さくする。孤半径HRが管内径Aの半分(管半径R)に近いほどヒートシンク54からガラス管56への放熱効果が向上する。
したがって、少なくともシンク高H1とシンク幅W1は、ネック部82のネック内径B(図2)よりも小さくなければならない。
H1<B
W1<B
R=HR=H1+H2
ネジ穴92の左右には、U字状の1対の嵌込部95がある。
嵌込部95の上下方向の中心もほぼ平板部62から距離H3だけ離れている。
嵌込部95は、ヒートシンク54のサイドからネジ穴92に向かって溝状に、かつ、左右対称に形成されている。
嵌込部95の底の部分(ネジ穴92に近い部分)は、ネジ穴92の中心からW2だけ離れている。
ネジ穴92の中心と嵌込部95の底の部分とは、W1を4等分(ほぼ4等分)した位置に存在している。
W1=W2×4
ガラス管56の構造は、蛍光ランプに使用するものと同じであり、ネックフォーミングされた以下のようなガラス管を用いる。
ガラス管56の長手方向の全長は、管長Lとする。
直管部81は、直環筒状を呈しており、管内径Aの円筒部分である。
ネック部82は、長手方向の外側に向かって、凸環部87と凹環部88と直環部89とからなる。凸環部87と凹環部88と直環部89とからなるネック部82をネックフォームという。
凸環部87は、半径R2の外側に膨らんだ部分である。
凹環部88は、半径R1の内側にへこんだ部分である。
直環部89は、直環筒状の円筒部分である。
直環部89のネック内径Bは、管内径Aよりも小さい。
凸環部87の半径R2の外周と半径R1の凹環部88の外周とは、共通の外接接線LSで連続している。
凹環部88の半径R1の外周接線が長手方向と平行になったところで直環部89の外周の直線LXと連続している。
また、ネックフォームによりガラス管内に半径方向の高低差がある構造となり、ここを考慮した設計が必要である。
図2に示すように、突出部83は、ガラス管56の長手方向の中央に向かってネック部82を超えて直管部81まで突出している。
ヒートシンク54は、直管部81に配置され、ヒートシンク54の端部のシンク端面85は、突出部83に固定されている。
ネック部82の長さをネックフォーム長X2とすると、
挿入長X1はネックフォーム長X2より長い。
X1>X2
ネック部82の凹環部88の長手方向の凹環長を凹環長L3とし、
ネック部82の直環部89の長手方向の直環長を直環長CLとすると、
X1>X2=L4+L3+CL+公差
である。
ここで、
ガラス管56の公差=1.2mm
ヒートシンク54の公差=0.3mm
口金55の公差=0.2mm
とすると、
公差=(ガラス管56の公差+ヒートシンク54の公差+口金55の公差)÷3
=(1.2+0.3+0.2)÷3
=0.85mm
となる。
また、凹環長L3と直環長CLを加算した長さをネック長L2とし、
凸環長L4と凹環長L3が等しい(L3=L4)と仮定すると、
L4=L2−CLとなり、
L3=L2−CLであるから、
X1>X2=L4+L3+CL+公差
=L2−CL+(L2−CL)+CL+0.85mm
=L2+(L2−CL)+0.85mm
となる。
蛍光ランプに用いられているT8、T9、T10のガラス管56のネック長L2と直環長CLは以下のとおりであり、ネックフォーム長X2を計算すると以下のような値になる。
T9:L2=4.0mm、CL=1.0mm、X2=7.75mm
T10:L2=4.85mm、CL=1.2mm、X2=9.35mm
突出部83の挿入長X1は、ネックフォーム長X2より大きい(X1>X2)ので、ヒートシンク54のシンク端面85がネック部82を長手方向に超えることはない。
ヒートシンク54の長手方向の全長であるシンク長HLは、直管部81の長さより短い。よって、ヒートシンク54の全長に渡ってヒートシンク54は、直管部81に配置される。
ヒートシンク54のシンク長HL<管長L−(2×ネックフォーム長X2)
図3に示すように、ヒートシンク54の上下方向の高さをシンク高H1とし、ネジ91のネジ径をネジ径Mとすると、
管内径A÷2≧シンク高H1>{(管内径A−ネック内径B)÷2}+ネジ径M
である。
「管内径A÷2≧シンク高H1」とする理由は、基板52のLED51の位置をガラス管56の中心Oより下方に配置して配光角度を広くするためである。
「シンク高H1>{(管内径A−ネック内径B)÷2}+ネジ径M」とする理由は、{(管内径A−ネック内径B)÷2}を半径差DRとすると、シンク高H1が半径差DRより高くなければ、ガラス端面84よりも内側にシンク端面85が現れないからである。また、ガラス端面84よりも内側にシンク端面85が現れた場合でも、ネジ止めに必要な高さが必要であり、最低でもネジ径Mの高さがいるからである。
ここで、M2のネジを用いると、M=2mmであり、高さ方向に上下0.5mmの余裕を持たせると合わせて1mmが加算される。
シンク高H1≧{(管内径A−ネック内径B)÷2}+ネジ径M+1mm
シンク高H1≧半径差DR+ネジ径M+1mm
T9:A=27.1mm、B=21.3mm、H1≧5.9mm
T10:A=30.9mm、B=24.5mm、H1≧6.2mm
カバー部70の口金55の内壁から中央方向へ突き出した長さをカバー長X0とし、
突出部83の口金55の内壁から中央方向へ突き出した長さを突出長X3とすると、
X3>X0
である。
カバー部70のカバー端面78より突出部83が中央に突出した長さを突出差分DXとすると、
DX=X3−X0
である。
左右1対の口金55のカバー部70のカバー端面78の距離KLは、
KL=DX+HL+DX
である。
L>KL>L−(L2+L2)
L>DX+HL+DX>L−(L2+L2)
よって、突出差分DXは、
(L−HL)÷2>DX>{L−HL−(L2+L2)}÷2
(L−HL)÷2>DX>(L−HL)÷2−L2
ここで、L=X1+HL+X1であるから、
(X1+HL+X1−HL)÷2>DX>(X1+HL+X1−HL)÷2−L2
(X1+X1)÷2>DX>(X1+X1)÷2−L2
X1>DX>X1−L2
となる。
よって、突出差分DXは、突出部83の挿入長X1より小さい。
また、突出差分DXは、突出部83の挿入長X1からネック長L2を差し引いた長さより大きい。
図4に示すように、口金55は、ヒートシンク54の回転を抑制する突起96を有する。
突起96は、口金端面73から長手方向の中央に向かって板状に付き出ている。2つの突起96は、水平方向の同一平面に存在している。
ヒートシンク54が押出品なので、嵌込部95は、ヒートシンク54の長手方向の全長に渡って形成されている。
X4>X3
その理由は、突起96がヒートシンク54に嵌め込まれる分だけ、突出端面86から突き出なければならないからである。X4−X3の長さだけ突起96が突出端面86から突き出ることになる。
嵌込部95は、ヒートシンク54の両側にあり、突起96を嵌め込む。
この嵌め込みは、ネジ91でヒートシンク54を口金55に固定する場合、ネジ91の回転に伴って、ヒートシンク54がガラス管56の内部で、ネジ91を中心にして回転してしまうことを防止するものである。
なお、嵌込部95と突起96との接触に隙間がなければ、嵌込部95と突起96とが片側だけにあっても、ヒートシンク54の回転を防止することができる。
この実施の形態の照明ランプ50は、以下のメリットが有る。
A:蛍光管用ガラスの流用が可能なので、コスト・生産に有利。
B:拡散膜90の塗膜等現有の蛍光管用設備の流用が可能なので、コスト・生産に有利。
C:口金55の外径がガラス管56の外径より小さくでき、防水ソケット流用に有利。
D:ヒートシンク54の端部のシンク端面85と口金55の突出部83とが密着するので、放熱に有利。
E:ヒートシンク54と口金55とを固定するネジ91が金属なので、放熱に有利。
以下、前述した例と異なる部分を説明する。
図6は、突起96が円柱状のピンの場合を示している。
図7は、嵌込部95がホール形状の場合を示している。
嵌込部95は、ヒートシンク54を長手方向全長に貫通している。
図9は、嵌込部95が溝形状の場合を示している。2つの嵌込部95は、ヒートシンク54の平板部62から所定の深さまで平行に形成されている。
また、図9の嵌込部95に図6の突起96を嵌め込んでもよい。
ガラスは壊れやすいという特性がある。一方、ヒートシンク54は、アルミニウムなどの金属を用いるので、重くかつ硬いという特性がある。
壊れやすいガラス管内に、重く硬い金属の塊を入れることは、ガラスの損傷や破壊を招く恐れがあり、避けた方が無難である。
しかし、ガラスは燃えにくいという特性があるとともに、ガラス管は蛍光管として広く用いられてきた実績がある。
この実施の形態の照明ランプ50は、これらのガラス管のメリットを生かすために、ガラス管56内にヒートシンク54をどのように取り付けるかを工夫した点が特徴である。
特に、以下の仕様が特徴である。
ヒートシンク54をガラス管56の直管部81のみに配置しているので、ヒートシンク54がネック部82に接触してネック部82を損傷することを防止している。直状あるいは棒状のヒートシンク54をガラス管56のストレート部分のみに配置しているので、長手方向において互いに当たるところがない。
ヒートシンク54の両端を口金55の突出部83で固定することにより、ヒートシンク54を固定する力がガラス管56の直管部81に直接かかることがなく、直管部81を損傷することを防止している。
仮にヒートシンク54とガラス管56とを接着剤57だけで固定する場合は、ヒートシンク54が重いので外部からの衝撃によりヒートシンク54がガラス管56からはがれる恐れがある。
ヒートシンク54の弧状部63の孤半径HRとガラス管56の内周の管半径Rは一致しており、ヒートシンク54の弧状部63の外周面がガラス管56の内周面に接触する場合、面接触する(点接触や線接触ではない)ので、ヒートシンク54によるガラス管56の損傷を防止している。
また、ヒートシンク54は押出品なので、表面が凹凸なく滑らかであり、面接触を確実にする。
ヒートシンク54とガラス管56との間に接着剤57がクッションとして存在する。接着剤57に柔軟性があり、照明ランプ50の落下等による衝撃を接着剤57が分散吸収するので、ヒートシンク54によるガラス管56の損傷を防止している。
また、接着剤57の厚さが存在する分だけヒートシンク54とガラス管56との間にわずかに隙間がある。この隙間により、ヒートシンク54がガラス管56に直接触れることを防止している。
ヒートシンク54をガラス管56の空間内に浮かせて取りつける場合(ヒートシンク54の周囲全部が空間の場合)と比べて、この実施の形態の照明ランプ50は、わずかな隙間があるが、ヒートシンク54の弧状部63の外周面がガラス管56の内周面にほぼ面接触するので、ヒートシンク54の熱がガラス管56に放熱されやすい。
以下、前述した実施の形態1と異なる部分を説明する。
図10は、実施の形態2の照明ランプ50を示すZZ断面図である。
図11は、実施の形態2のヒートシンク54を示す斜視図である。
折り曲げ部97は、板金の端部を折り曲げたものであり、折り曲げ部97の中央にネジ溝がない平穴のネジ孔93を形成している。
ヒートシンク54は、ネジ孔93を用いて突出端面86にネジ固定される。
ネジ91は先端に切れ込みが入っているタップネジを用いる。
製造時に雌側のネジ孔93には溝がなく、雄側のネジ91を締めていく事で雌側にネジ溝ができる。
ヒートシンク54の配置を決定する挿入長X1とネックフォーム長X2と突出長X3も、実施の形態1と同じである。
図11に示すように、接着剤57は、凹型のヒートシンク54の下部の両方の角部に直線状に塗布され、ガラス管56の内周に接着される。ヒートシンク54の凹型の下部角部に接着剤57があるので、ヒートシンク54の角によるガラス管56の損傷を防止できる。
図12に示すように、ヒートシンク54に嵌込部95を設けず、ヒートシンク54の端部の平板部62に対して1個の平板状の庇99を被せてヒートシンク54の回転を防止してもよい。
庇99は、突出部83の上部全体が中央方向に向かって突き出たものである。
庇99の下部面がヒートシンク54の端部の上面に隙間なく平板部62の左右方向において覆いかぶさるように接触するので、ヒートシンク54はネジ91を軸にして回転できない。
なお、庇99は、突出部83の上部左右に角状に2個あってもよい。
図13、図14に示すように、口金55に口金通気孔74を設け、ヒートシンク54にヒートシンク通気孔75を設けて、通気できるようにしてもよい。
口金通気孔74は、突出部83を長手方向に貫通している。
ヒートシンク通気孔75は、ヒートシンク54を長手方向に貫通している。
口金通気孔74とヒートシンク通気孔75との断面形状は、ともに同一形状であり、D字状、半円状をしている。
また、口金通気孔74とヒートシンク通気孔75とに埃やチリが入っても、LED51や基板52に触れることがない。
また、図15に示すように、口金55の上半分の壁に通気穴77を形成してもよい。通気穴77により、LED51、基板52を直接外気で冷却できる。
図16の場合は、外気がガラス管56の内部に流れ込むので、埃やチリがガラス管56の内部に入り込む可能性があるが、ヒートシンク54、口金55だけでなく、LED51、基板52を直接外気で冷却できる。
上記各実施の形態の各例を、組み合わせてもかまわない。
また、突出部83の突出長X3が左右で異なっていてもよい。
また、給電は片側からのみでもよく、給電端子58は両側になくてもよい。給電端子58の代わりに、照明ランプ50を照明器具に取り付ける取付端子でもよい。
Claims (15)
- 所定の管内径Aを有する筒状の直管部と、直管部の両端に形成され直管部の管内径Aよりも小さいネック内径Bを有するネック部とを有するガラス管と、
発光ダイオードを搭載した基板と、
基板を取付け、ガラス管の長手方向に渡って直管部に延在するヒートシンクと、
ガラス管の端部に取り付けられるとともにヒートシンクの端部を固定する口金と
を備えたことを特徴とする照明ランプ。 - 口金は、ガラス管の長手方向の中央に向かってネック部を超えて直管部まで突出した突出部を有し、
ヒートシンクは、直管部に配置され、ヒートシンクの端部は、突出部の端部に固定されたことを特徴とする請求項1記載の照明ランプ。 - ネック部は、凸環部と、凹環部と、直環部とからなり、
ガラス管のガラス端面からの突出部の挿入長を挿入長X1とし、
ネック部の凹環部と直環部との長手方向の長さをネック長L2とし、
ネック部の直環部の長手方向の直環長を直環長CLとすると、
X1≧L2+(L2−CL)
であることを特徴とする請求項2記載の照明ランプ。 - ヒートシンクの端部は、突出部にネジで固定され、
ヒートシンクの高さをシンク高H1とし、ネジのネジ径をネジ径Mとすると、
管内径A÷2≧シンク高H1>{(管内径A−ネック内径B)÷2}+ネジ径M
であることを特徴とする請求項2〜3いずれかに記載の照明ランプ。 - ヒートシンクは、押出品であり、両端面から内部に向かって形成されたネジ穴を有し、
ヒートシンクは、ネジ穴を用いて突出部にネジ固定されたことを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の照明ランプ。 - ガラス管の長手方向に直交する平面によるヒートシンクの断面は、直線状の平板部と円弧状の弧状部とからなるD字状をしており、
弧状部の半径Rは、管内径Aの略半分であることを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載の照明ランプ。 - ヒートシンクは、金属板であり、長手方向の端部を折り曲げてネジ孔を形成した折り曲げ部を有し、
ヒートシンクは、ネジ孔を用いて突出部にネジ固定されたことを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の照明ランプ。 - ガラス管の長手方向に直交する平面によるヒートシンクの断面は両側に補強板を有する凹型をしており、
凹型の内側底部に基板を取り付けたことを特徴とする請求項7記載の照明ランプ。 - 口金は、ヒートシンクに接触してヒートシンクの回転を抑制する突起を有することを特徴とする請求項1〜8いずれかに記載の照明ランプ。
- ヒートシンクは、突起を嵌め込む嵌込部を有することを特徴とする請求項9記載の照明ランプ。
- 突出部は、長手方向に口金通気孔を有し、
ヒートシンクは、突出部の口金通気孔と連通するヒートシンク通気孔を有することを特徴とする請求項2〜10いずれかに記載の照明ランプ。 - ガラス管内にヒートシンクを有する照明ランプに用いる口金であって、
ガラス管の端部をカバーするカバー部と、
カバー部よりもガラス管の長手方向の中央に向かって突出した突出部と
を備え、
突出部の端部にヒートシンクを固定することを特徴とする口金。 - ガラス管は、端部にネックフォームを有し、
突出部は、ガラス管のネックフォームを超えて長手方向の中央に向かって突出したことを特徴とする請求項12記載の口金。 - 口金は、さらに、突出部よりも筒管の長手方向の中央に向かって伸びた突起を有し、
突起は、ヒートシンクに接触してヒートシンクの回転を抑制することを特徴とする請求項12又は13記載の口金。 - 突出部は、長手方向に貫通した口金通気孔を有することを特徴とする請求項12〜14いずれかに記載の口金。
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