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JP2013245697A - 等速ジョイント用ブーツ - Google Patents

等速ジョイント用ブーツ Download PDF

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JP2013245697A JP2012117518A JP2012117518A JP2013245697A JP 2013245697 A JP2013245697 A JP 2013245697A JP 2012117518 A JP2012117518 A JP 2012117518A JP 2012117518 A JP2012117518 A JP 2012117518A JP 2013245697 A JP2013245697 A JP 2013245697A
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Yasuhiko Ishii
康彦 石井
Hiroshi Ueno
弘 上野
Norio Usuki
功雄 臼杵
Haruhiko Saito
晴彦 齋藤
Kazuo Hamada
和生 濱田
Hironori Hiraoka
寛規 平岡
Maki Abe
真樹 阿部
Yohei Shimizu
陽平 清水
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Abstract

【課題】変形を緩和し耐久性の低下を抑制することができる等速ジョイント用ブーツを提供する。
【解決手段】本発明の等速ジョイント用ブーツ1は、アウタレース51の円筒外周面55に装着された筒状の大径装着部2と、シャフトに装着された小径装着部と、シャフトの屈曲に追従可能に両装着部を連結する蛇腹部4と、を備えている。大径装着部2は、アウタレース51の円筒外周面55に対して軸方向及び周方向に沿って相対移動可能に装着されている。大径装着部2と、円筒外周面55との間には、大径装着部2が円筒外周面55から抜けるのを防止するための抜け止め手段が設けられている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば、自動車のドライブシャフト等に用いられる等速ジョイントを保護するための等速ジョイント用ブーツに関する。
自動車等の車両において、路面に追従して上下動する駆動輪に回転力を伝達するために等速ジョイントが用いられている。等速ジョイントは、所定の作動角をもって屈曲した状態で軸回りに回転し、駆動輪に回転力を伝達するための継手である。
この等速ジョイントには、当該等速ジョイントを外部の泥水や塵埃から保護するとともに等速ジョイントに給脂された潤滑用のグリース保持のために、通常、ゴムや樹脂によって形成された等速ジョイント用ブーツが装着されている。
図4は、等速ジョイントに装着された、従来の等速ジョイント用ブーツの断面図である。図に示すように、等速ジョイント用ブーツ100は、等速ジョイント200のアウタレース201の円筒外周面202に装着された大径装着部101と、等速ジョイント200のシャフト203に装着された小径装着部102と、小径装着部102及び大径装着部101を連結する蛇腹部103とを備えている。
小径装着部102の外周面には、当該小径装着部102をシャフト203に固定するためのスチールバンド104が装着されている。スチールバンド104は、小径装着部102の外周面を締め付けることで、小径装着部102をシャフト203に固定している。
また、大径装着部101の外周面にも、当該大径装着部101をアウタレース201に固定するためのスチールバンド105が装着されている。スチールバンド105は、大径装着部101の外周面をアウタレース201の円筒外周面202に対して締め付けることで、大径装着部101をアウタレース201に軸方向に相対移動しないように固定している(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−172911号公報
上記従来の等速ジョイント用ブーツ100は、等速ジョイント200が所定の作動角をもって屈曲した状態で回転すると、蛇腹部103が圧縮変形と引張変形とを繰り返すこととなり、その耐久性の低下が問題となることがあった。
すなわち、図5に示すように、等速ジョイント200のシャフト203がアウタレース201に対して屈曲した場合、シャフト203の屈曲内側部分においては、屈曲前と比較してアウタレース201に固定された大径装着部101と、シャフト203に固定された小径装着部102との直線距離がL1縮まるので、蛇腹部103は圧縮変形する。一方、屈曲外側部分においては、屈曲前と比較して大径装着部101と小径装着部102との直線距離L2が広がるので、蛇腹部103は引張変形する。
ここで、等速ジョイント200が屈曲した状態で軸回りに回転したときの蛇腹部103の周方向の一部分に着目して変形を考えると、蛇腹部103(の一部)は、屈曲外側部分を通過するときは引張変形し、屈曲内側部分を通過するときは圧縮変形する。このため、等速ジョイント200が屈曲した状態で高速回転すると、蛇腹部103は圧縮変形と引張変形とを繰り返すこととなり、このような繰り返し変形が耐久性を低下させる要因となっていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、変形を緩和し耐久性の低下を抑制することができる等速ジョイント用ブーツを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、アウタレースと、前記アウタレースに対して屈曲自在に接続されるシャフトと、を備えた等速ジョイントを覆う等速ジョイント用ブーツであって、前記アウタレースの円筒外周面に装着された円筒状の大径装着部と、前記シャフトに装着された小径装着部と、前記シャフトの屈曲に追従可能に前記両装着部を連結する蛇腹部と、を備え、前記大径装着部は、前記アウタレースの円筒外周面に対して軸方向及び周方向に沿って相対移動可能に装着され、前記大径装着部の内周面には、前記アウタレースの円筒外周面との間を密封するシール部が設けられていることを特徴としている。
上記のように構成された等速ジョイント用ブーツによれば、等速ジョイントが屈曲した状態で回転し、蛇腹部が圧縮変形と引張変形とを繰り返す場合にも、大径装着部とアウタレースとの間が密封された状態でアウタレースの円筒外周面に対して軸方向及び周方向に沿って相対移動可能に装着されているので、等速ジョイントの屈曲に応じて等速ジョイント用ブーツの蛇腹部が変形する際に、外部の泥水や塵埃に対する保護効果を維持しつつ、当該蛇腹部の変形が緩和されるように大径装着部をアウタレースに対して相対移動させることができる。この結果、蛇腹部の変形が緩和され、等速ジョイント用ブーツの耐久性の低下を抑制することができる。
また、前記シール部は、前記大径装着部に一体に設けられていてもよく、例えば、シール部が別部材として構成されている場合と比較して、アウタレースに対する大径装着部の装着が容易となる。
上記等速ジョイント用ブーツにおいて、前記大径装着部と、前記円筒外周面との間には、前記大径装着部が前記円筒外周面から抜けるのを防止するための抜け止め手段が設けられていることが好ましく、この場合、アウタレースの円筒外周面に対して軸方向に沿って相対移動可能に装着されている大径装着部が、円筒外周面から抜けてしまうのを防止できる。
上記等速ジョイント用ブーツにおいて、前記抜け止め手段は、前記アウタレースの円筒外周面に突設された環状突起と、前記大径装着部の内周面に設けられ前記環状突起に当接することで前記アウタレースと前記大径装着部との間の軸方向の相対移動を所定の範囲に規制する規制部と、を含んでいることが好ましい。
この場合、環状突起と規制部とによって、大径装着部を円筒外周面に軸方向所定の範囲で相対移動可能に装着しつつも、大径装着部が円筒外周面から抜けるのを効果的に防止できる。
また、前記規制部は、前記大径装着部に一体に設けられていてもよく、この場合、簡易な構成で大径装着部を、抜け止めすることができる。
本発明の等速ジョイント用ブーツによれば、変形を緩和し耐久性の低下を抑制することができる。
本発明の第1の実施形態に係る等速ジョイント用ブーツの断面図である。 図1中、大径装着部を拡大した部分拡大図である。 本発明の第2の実施形態に係る等速ジョイント用ブーツの大径装着部を拡大した断面図である。 等速ジョイントに装着された、従来の等速ジョイント用ブーツの断面図である。 等速ジョイントが屈曲したときの従来の等速ジョイント用ブーツの状態を示した断面図である。
次に、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る等速ジョイント用ブーツの断面図である。この等速ジョイント用ブーツ1は、自動車等の駆動輪を駆動するドライブシャフト等に用いられる等速ジョイント50の外部を覆って保護するためのものである。
等速ジョイント50は、内面にアウタ溝51aが形成されたアウタレース51と、外面にインナ溝52aが形成されるとともにアウタレース51の内側に配置されたインナレース52と、アウタ溝51a及びインナ溝52aの間に介在したボール53と、一端部がインナレース52に固定されたシャフト54とを備えている。
等速ジョイント50は、アウタレース51とシャフト54とが、ボール53を介在することで屈曲可能とされているとともに、所定の作動角をもって屈曲した状態で軸回りに回転し、駆動輪に回転力を伝達することができる。
等速ジョイント用ブーツ1は、プラスチック等の樹脂によって一体形成された筒状の部材であり、アウタレース51の円筒外周面55に装着された大径装着部2と、シャフト54の外周面に装着された小径装着部3と、小径装着部3及び大径装着部2を連結する蛇腹部4とを備えている。
小径装着部3は、円筒状に形成されており、その端部に蛇腹部4が繋がっている。小径装着部3の内周面側には、シャフト54が挿通されている。小径装着部3の外周面には、当該小径装着部3をシャフト54の外周面に固定するためのスチールバンド5が装着されている。スチールバンド5は、小径装着部3の外周面を締め付けるように装着されており、小径装着部3がシャフト54に対して軸方向に相対移動しないように固定している。
蛇腹部4は、シャフト54の屈曲に応じて変形可能な蛇腹状に形成されている。
大径装着部2は、円筒状に形成されており、軸方向一方側の内周側周縁部に蛇腹部4が繋がっている。大径装着部2は、アウタレース51の円筒外周面55を覆うようにアウタレース51に装着されている。
図2は、図1中、大径装着部2を拡大した部分拡大図である。大径装着部2の内周面2aの直径寸法R1は、円筒外周面55の直径寸法R2よりもわずかに大きく形成されている。このため、大径装着部2は、アウタレース51の円筒外周面55に対して軸方向及び周方向に沿って相対移動可能に装着されている。
一方、内周面2aと、円筒外周面55との間には、わずかなすき間が生じ、大径装着部2の軸方向他方側の端部と、アウタレース51との間が外部に対して開口することとなる。このすき間を密封するために、大径装着部2の内周面2aには、円筒外周面55との間を密封するシール部材10が設けられている。
シール部材10は、内周面2aに形成された第1内周溝11に嵌め込まれた状態で大径装着部2に固定されている。シール部材10は、金属製の芯金12と、芯金12に加硫接着により形成されたニトリルゴム等の弾性体からなるシール部13とを備えている。
芯金12は、円筒状の円筒部12aと、円筒部12aの軸方向他方側の端部を折り曲げて形成された環状部12bとを有しており、断面L字形に形成されている。
シール部13は、円筒部12aの外周面から環状部12bの外側面に沿って接着形成された本体部14と、環状部12bの先端から延びる円筒外周面55に摺接するリップ部15とを有している。
リップ部15は、環状部12bの先端から軸方向一方側に延びて円筒外周面55に摺接しているメインリップ15aと、環状部12bの先端付近に径方向内側に突設されたサブリップ15bとを有している。
メインリップ15aの外周面側には、当該メインリップ15aを径方向内側に押圧して密封性を高めるためのガータスプリング16が装着されている。
シール部材10は、これらメインリップ15aの先端、及びサブリップ15bの先端を摺接させることで、大径装着部2が円筒外周面55に対して軸方向及び周方向に沿って相対移動することを許容しつつ、大径装着部2とアウタレース51との間を密封している。
第1内周溝11には、シール部材10の他、第1環状部材20が嵌め込まれている。第1環状部材20は、冷延鋼板等の金属を環状に形成した部材であり、先端部が内周面2aから突出した状態で嵌め込まれている。第1環状部材20は、シール部材10と、第1内周溝11の壁面との間に介在している。また、第1環状部材20は、軸方向一方側の側面がシール部13の本体部14の弾性力によって軸方向他方側に押圧されており、シール部材10と第1内周溝11の壁面との間で挟持されている。これによって、第1環状部材20は、当該第1環状部材20を第1内周溝11に固定するとともに、シール部材10も第1内周溝11に固定している。
大径装着部2の内周面2aにおいて、第1環状部材20の軸方向他方側には、軸方向に所定の間隔をおいて、第2環状部材21が固定されている。第2環状部材21は、冷延鋼板等の金属を環状に形成した部材であり、先端が内周面2aから突出した状態で、当該内周面2aに設けられた第2内周溝22に嵌め込まれている。
互いに軸方向に所定の間隔をおいて固定されている第1環状部材20と、第2環状部材21との間には、アウタレース51の円筒外周面55に突設された環状突起56が配置されている。
環状突起56は、アウタレース51に一体に形成されており、大径装着部2と、アウタレース51とが軸方向に相対移動したときに、両環状部材20,21の側面と当接するような突出寸法に設定されている。したがって、環状突起56は、両環状部材20,21の間の範囲でのみ軸方向に移動可能であり、それ以上移動しようとすると、両環状部材20,21の側面と当接してその移動が規制される。このため、両環状部材20,21及び環状突起56は、アウタレース51から大径装着部2が抜けてしまうのを防止することができる。
上記両環状部材20,21は、環状突起56に当接することでアウタレース51と大径装着部2との間の軸方向の相対移動を所定の範囲に規制する規制部を構成している。また、両環状部材20,21及び環状突起56は、大径装着部2がアウタレース51の円筒外周面55から抜けるのを防止するための抜け止め手段を構成している。
本実施形態では、両環状部材20,21及び環状突起56が抜け止め手段を構成しているので、大径装着部2を円筒外周面55に軸方向所定の範囲で相対移動可能に装着しつつも、大径装着部2が円筒外周面55から抜けるのを効果的に防止することができる。
上記のように構成された等速ジョイント用ブーツ1によれば、等速ジョイント50が屈曲した状態で回転し、蛇腹部4が圧縮変形と引張変形とを繰り返す場合にも、大径装着部2とアウタレース51との間が密封された状態でアウタレース51の円筒外周面55に対して軸方向及び周方向に沿って相対移動可能に装着されているので、等速ジョイント50の屈曲に応じて等速ジョイント用ブーツ1の蛇腹部4が変形する際に、外部の泥水や塵埃に対する保護効果を維持しつつ、当該蛇腹部4の変形が緩和されるように大径装着部2をアウタレース51に対して相対移動させることができる。この結果、蛇腹部4の変形が緩和され、等速ジョイント用ブーツ1の耐久性の低下を抑制することができる。
また、第1環状部材20及び第2環状部材21を、その先端が円筒外周面55に対してわずかなすき間を形成するように形成し、環状突起56を、その先端が内周面2aに対してわずかなすき間を形成するように形成することで、これら両環状部材20,21及び環状突起56によって、ラビリンスシールを構成してもよい。この場合、シール部材10に加えて、ラビリンスシールを構成することができるので、より密封性を高めることができる。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る等速ジョイント用ブーツ1の大径装着部2を拡大した断面図である。本実施形態は、大径装着部2の内周面2aと、アウタレース51の円筒外周面55との間を密封するためのシール部32が大径装着部2に一体に設けられている点、及び、アウタレース51と大径装着部2との間の軸方向の相対移動を所定の範囲に規制する規制突起31が一体に形成されている点において、上記第1の実施形態と相違している。
図中、規制突起31は、大径装着部2に環状に一体形成されており、内周面2aから突設されている。規制突起31は、大径装着部2が紙面左側に移動することで、アウタレース51と大径装着部2との間で軸方向の相対移動が生じると、環状突起56に当接するように突設されており、大径装着部2がアウタレース51の円筒外周面55から抜けるのを防止している。
逆に、大径装着部2が紙面右側に移動することで、アウタレース51と大径装着部2との間で軸方向の相対移動が生じると、アウタレース51の軸方向一方側の端部51bが蛇腹部4の基端に形成された環状壁部30に当接する。これによって、アウタレース51と大径装着部2との間で軸方向の相対移動を所定の範囲に規制している。
このように、本実施形態では、規制突起31、及び環状壁部30が、環状突起56、及びアウタレース51の軸方向一方側の端部51bに当接することでアウタレース51と大径装着部2との間の軸方向の相対移動を所定の範囲に規制する規制部を構成している。
本実施形態では、上記規制部としての規制突起31及び環状壁部30が、大径装着部2に一体に設けられているので、簡易な構成で大径装着部2を抜け止めすることができる。
また、本実施形態のシール部32は、紙面右側に傾斜しつつ径方向内側に延びて円筒外周面55に摺接している環状の第1リップ32aと、紙面左側に傾斜しつつ径方向内側に延びて円筒外周面55に摺接している環状の第2リップ32bとを含んで構成されている。第1リップ32a及び第2リップ32bは、ともに大径装着部2の内周面2aから延びるように一体形成されている。
シール部32は、第1リップ32a及び第2リップ32bによって、アウタレース51と大径装着部2とが軸方向いずれの方向に相対移動したとしても、高いシール性を維持することができる。
本実施形態では、シール部32が、大径装着部2の一体に設けられているので、上記第1の実施形態の実施形態のように、大径装着部2とは別部材であるシール部材10を大径装着部2に装着する場合と比較して、別部材を装着する必要がないことからアウタレース51に対する大径装着部2の装着が容易となる。
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではない。上記第1の実施形態では、大径装着部2の軸方向の相対移動を規制するために、第1環状部材20及び第2環状部材21を設けた場合を示したが、第1環状部材20を省略してもよい。この場合、アウタレース51の軸方向一方側の端部51bが当接する環状壁部30を蛇腹部4の基端に形成しておく。これによって、大径装着部2が紙面右側に移動することで、アウタレース51と大径装着部2との間で軸方向の相対移動が生じたとしても、アウタレース51と大径装着部2との間で軸方向の相対移動を所定の範囲に規制することができる。
また、上記第2の実施形態では、第1の実施形態における第2環状部材21に相当する規制突起31を設けた場合を示したが、第1環状部材20に相当する規制突起を設けても良い。この場合、簡易な構成で、大径装着部2を抜け止めすることができるとともに、シール部32に加え規制突起と環状突起56とによってラビリンスシールを構成することができ、密封性もより高めることができる。
1:等速ジョイント用ブーツ 2:大径装着部 2a:内周面
3:小径装着部 4:蛇腹部 10:シール部材
20:第1環状部材(規制部) 21:第2環状部材(規制部)
30:環状壁部(規制部) 31:規制突起(規制部) 32:シール部
50:等速ジョイント 51:アウタレース 54:シャフト
55:円筒外周面 56:環状突起

Claims (5)

  1. アウタレースと、前記アウタレースに対して屈曲自在に接続されるシャフトと、を備えた等速ジョイントを覆う等速ジョイント用ブーツであって、
    前記アウタレースの円筒外周面に装着された円筒状の大径装着部と、
    前記シャフトに装着された小径装着部と、
    前記シャフトの屈曲に追従可能に前記両装着部を連結する蛇腹部と、を備え、
    前記大径装着部は、前記アウタレースの円筒外周面に対して軸方向及び周方向に沿って相対移動可能に装着され、
    前記大径装着部の内周面には、前記アウタレースの円筒外周面との間を密封するシール部が設けられていることを特徴とする等速ジョイント用ブーツ。
  2. 前記シール部は、前記大径装着部に一体に設けられている請求項1に記載の等速ジョイント用ブーツ。
  3. 前記大径装着部と、前記円筒外周面との間には、前記大径装着部が前記円筒外周面から抜けるのを防止するための抜け止め手段が設けられている請求項1に記載の等速ジョイント用ブーツ。
  4. 前記抜け止め手段は、前記アウタレースの円筒外周面に突設された環状突起と、
    前記大径装着部の内周面に設けられ前記環状突起に当接することで前記アウタレースと前記大径装着部との間の軸方向の相対移動を所定の範囲に規制する規制部と、を含んでいる請求項3に記載の等速ジョイント用ブーツ。
  5. 前記規制部は、前記大径装着部に一体に設けられている請求項4に記載の等速ジョイント用ブーツ。
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JP7152867B2 (ja) 2018-03-14 2022-10-13 株式会社フコク 等速ジョイント用ブーツ

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