JP2013133197A - 複合材及び使い捨ておむつの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1及び第2部材33,34が異なる間隔で配されている複合材連続体30を切断して複合材3’を製造する製造方法であり、第1部材33が配されている帯状シート3Aに第2部材34を配する工程、第1及び第2部材の所定の位置を検出し、それらが所定の関係を満たすように、第1及び/又は第2部材の配置手段4,5にフィードバック制御を加える第1制御工程、第2部材34の所定の位置に基づき、第1及び第2部材を切断せずに複合材連続体30を切断できる目標切断位置を算出し、該目標切断位置と切断予定位置とが近づくように、複合材連続体30の搬送速度に補正を加えるか、又は切断速度に補正を加えて、実際の切断位置を調整する第2制御工程を具備する。
【選択図】図1
Description
例えば、特許文献1には、帯状シートに糸状の弾性体を、該弾性体が該シートの幅方向に延びるように多数固定することによって、伸縮性シートを製造する方法が記載されている。
しかし、引用文献1の技術によって製造された伸縮性シートは、伸縮性シートを切断する際に、伸縮性シートと弾性体の位相を制御しないため、切断位置が弾性体の配置位置と重なり、切断により生じたシートの端から、弾性体がはみ出し、弾性ユニットやそれを用いて製造するおむつ等の外観を悪化させたりする。
本発明の使い捨ておむつの製造方法によれば、ファスニングテープを、サイドパネル材中の適切な位置に確実に配することができると共に、糸状弾性体がサイドパネル材の切断端部から露出することを防止することができる。
本発明の複合材の製造方法の一実施態様は、図1に示すように、帯状シート31の長手方向に、糸状弾性体(第1部材)33及びファスニングテープ(第2部材)34が、それぞれ相互に異なる間隔P1,P2で配されているサイドパネル連続体(複合材連続体)30を間欠的に切断して、糸状弾性体33及びファスニングテープ34を含むサイドパネル材(複合材)3’を連続的に製造するサイドパネル材(複合材)3’の製造方法である。
本発明の使い捨ておむつの製造方法の一実施態様は、上記の複合材の製造方法の一実施態様で製造したサイドパネル材3’を用いて、使い捨ておむつを製造する方法である。
図2に示す使い捨ておむつ1は、吸収体23を含む吸収性本体2と、該吸収性本体2の両側縁から延出する伸縮性のサイドパネル3,3を備えている。サイドパネル3は、それぞれ、サイドパネル材3’の一端部を、吸収性本体2に固定してなる。おむつ1は、吸収性本体2の長手方向中央線CLに対して左右対称に形成されている。
また、サイドパネル3,3は、それぞれの延出方向(X方向)の先端側に、ファスニングテープ34が設けられている。ファスニングテープ34は、テープ基材34aと、該テープ基材34aに接合されて止着部34bを形成する機械的面ファスナーのオス部材とからなる。おむつ1の腹側部Aの外面には、止着部34bを止着させるランディングゾーン34cが設けられており、おむつ1を装着する際には、止着部34bをランディングゾーン34cに押し付けて止着する。ランディングゾーン34cは、裏面シート22に、機械的面ファスナーのメス部材や係合性に富む不織布を接合して形成されている。なお、止着部34bは、テープ基材34aに粘着剤を塗布して形成した粘着部等であっても良い。
複合材の製造装置10は、伸縮性シートの製造装置(第1部材配置手段)4、ファスニングテープ配置装置(第2部材配置手段)5、第1検出装置6A、第2検出装置6B、複合材連続体の切断装置7、及びこれらの駆動を制御する制御部9を備えている。
伸縮性シート製造装置4は、図3に示すように、所定間隔離間して平行配置された一対の糸搬送用長手構造体41,41と、一対の該糸搬送用長手構造体に糸状弾性体を巻回して該糸状弾性体の向きを該糸搬送用長手構造体の長手方向(図中R方向)に交差する向きとする弾性体巻回手段42と、該弾性体巻回手段42に巻回されて該糸搬送用長手構造体により搬送される該糸状弾性体33を、一対の帯状シート31,32間に挟んで一体化する一体化手段43とを備えている。糸搬送用長手構造体41としては、R方向に移動する順走部分とR方向とは逆向きに移動する逆送部分とを有し、順走部分のみが糸状弾性体33と係合して該糸状弾性体33をR方向に搬送する無端ベルトが好ましく用いられる。無端ベルトは、プーリーやギアに架け渡し、そのプーリーやギアを回転させて駆動させる。個々の糸搬送用長手構造体41として、そのような無端ベルトを一本のみ使用することもできるが、図3に示すように、個々の糸搬送用長手構造体41として、そのような無端ベルトを上下二段に配したものを用いることが好ましい。上下のベルトに速度差を設けることにより、一対の糸搬送用長手構造体41,41に巻き付けた当初は、平面視ジグザグ状であった糸状弾性体33の向きを、糸状弾性体33がR方向に間隔を開けて多数平行状に配向した状態に修正した上で一対の帯状シート31,32間に固定することができる。糸搬送用長手構造体41として、周面に溝や凸条を螺旋状に設けた丸棒状体で中心軸線周りに回転駆動されるものを用いることもできる。
図9について説明すると、仮想基準モータ80の回転によって仮想シャフト81が回転し、これによって製造装置10全体の基準速度が決定される。仮想シャフト81の回転は各減速ギア82a〜82cに伝えられ、各サーボモータ74,56,422が回転する。
次いで、側方に延出する糸状弾性体33を、切断刃を備えたカッター等の切断手段47により切断することにより、伸縮性シート3Aが得られる。図3に示す例においては、帯状シート31,32は、それぞれの両側部を、他方のシート側とは反対側に折り曲げた状態でニップロール44間に導入し、両者間に糸状弾性体33を固定した後に、セーラーガイド(不図示)により、折り曲げた両側部を側方に展開している。これにより、切断により生じた糸状弾性体33の弛緩した切断端部をシート31,32間に挟んで目立たなくできる。
ファスニングテープ配置装置5は、カットロール51、受けロール52、加圧ロール53及びそれらを回転駆動させるサーボモータ等の駆動源56を備えている。また、カットロール51と受けロール52との間に、ファスニングテープ連続体34Aを導入するベルトコンベア(不図示)を備えている。ファスニングテープ連続体34Aは、帯状のテープ基材及びその片面に固定された帯状の機械的面ファスナーのオス部材からなる。
ファスニングテープ配置装置5は、ファスニングテープ34における、伸縮性シート3Aに重ねる部位、又は伸縮性シート3Aにおけるファスニングテープ34が重なる部位に、接着剤を塗布する塗布装置(不図示)を備えている。
第2検出装置6Bは、第2撮像機62と、第2撮像機62で撮影された画像データを受け取って画像処理を行い、糸状弾性体33、ファスニングテープ34等の部材の位置を検出する画像処理部64とを備えている。第2撮像機も第1撮像機と同様に、画像データの範囲は、図1中に符号62aで表され、該画像データ(図8参照)は、CD方向がx軸、MD方向がy軸となるように撮像され、進行方向MDを上に見たときの範囲62aの左上端を該画像データの原点OB(X0B,Y0B)とする。
制御部9としては、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)や市販のパーソナルコンピュータに各種のインターフェースを付加したもの等を用いることができる。
即ち、第1制御工程においては、第1検出装置6Aにより、糸状弾性体33及びファスニングテープ34それぞれの所定の位置を検出し、それらの位置が所定の関係を満たすように、糸状弾性体33及び/又はファスニングテープ34の配置手段にフィードバック制御を加える。
図4には、第1の制御工程における制御動作のフローチャートが示されている。図5には、第1の撮像機61から取り込んだ画像が示されている。図5及び後述する図8においては、ファスニングテープ34を簡略化して示してある。
先ず、切断装置7のカッターロール71に取り付けたロータリーエンコーダー等から出力される切断周期及び/又は切断位置のデータに基づき、制御部9から撮像信号が出力される。
ステップS21で、制御部9から画像処理部63に撮像指令が入力されると、ステップS22で、第1の撮像機61からサイドパネル連続体(複合シート)の画像が取得され、取得した画像(図5参照)のY方向の原点Y0Aを基準点として、画像解析により、ステップS23で、ファスニングテープ34の流れ方向MDの後端位置(ファスニングテープ位置)Y1が計測(算出)され、ステップS24で、その後端位置に最も近い上流側の糸状弾性体33の位置Y2が計測(算出)される。
そして、ステップS25で、ファスニングテープ34の位置Y1と糸状弾性体33の位置Y2との差分である間隔Pが算出される。
そして、間隔Pが、最大値Pmax超の場合には、間隔Pを小さくするための位相補正フラグF fwdを出力し(ステップS27,S29)、最小値Pmin未満である場合には、間隔Pを大きくするための位相補正フラグF revを出力し(ステップS27,S30)、間隔Pが、最小値Pminと最大値Pmaxとの間の場合には、位相補正フラグF rev及び位相補正フラグF fwdの出力を停止する(ステップS26,S28)。
前記間隔Pの前記最小値Pmin及び最大値Pmaxは、下の式のように定めることができる。
Pmin=(目標値Pr)−(配置間隔P1×係数K)
Pmax=(目標値Pr)+(配置間隔P1×係数K)
最小値Pmin及び最大値Pmaxの範囲が狭いとフィードバック制御の安定性が損なわれ、サイドパネル3’の切断長P2のバラツキが大きくなる恐れがある。このような観点から、係数Kは0.1〜0.4にすることが好ましい。
図6中、「N」は大きすぎると制御を位相補正動作を開始するまでに時間がかかるため応答性が悪くなることから、「N」は1〜50回とすることが好ましい。
「n rev」及び「n fwd」は、図6中繰り返し回数Nとの割合によって設定することが好ましく、Nの20%〜100%に相当する整数とすることが好ましく、Nの30〜60%に相当する整数とすることがさらに好ましい。
第1部材位相補正信号は、好ましくは、弾性体巻回手段42、特に回転アーム等の回転体42bの軸部42cを回転駆動させるサーボモータの回転速度を増減して、ファスニングテープ34とその後端位置の上流側の糸状弾性体33bの位置関係を調整する。
第2部材位相補正信号は、好ましくは、ファスニングテープ配置装置5に含まれるカットロール51の位相を所定の補正量に応じて調整し、ファスニングテープ34とその後端位置の下流側の糸状弾性体33bの位置関係を調整する。
位相補正モータ420の回転方向及び回転量L1の定め方について、間隔Pが目標Prよりも小さい場合、即ちファスニングテープと糸状弾性体33aの間隔が目標Prよりも狭い場合は、糸状弾性体33の位相が進んでいると判断し、位相補正モータ420を逆転させ、軸421cの位相を遅らせることが好ましく、その際の位相補正モータ420の回転量L1は目標Prと間隔Pの差分、すなわちL1=Pr−Pに相当する距離分だけ回転させることが好ましい。同様に、間隔Pが目標Prよりも大きい場合、即ちファスニングテープと糸状弾性体33aの間隔が目標Prよりも広い場合は、糸状弾性体の位相が遅れていると判断し、位相補正モータ420を正転させ、軸421cの位相を進ませることが好ましく、その際の回転量L1は、L1=P−Prに相当する距離分だけ回転させることが好ましい。
位相補正モータ510の回転方向及び回転量L2の定め方について、間隔Pが目標Prよりも小さい場合、即ちファスニングテープと糸状弾性体33aの間隔が目標Prよりも狭い場合は、ファスニングテープの位相が遅れていると判断し、位相補正モータ510を正転させ、カッターロール51の位相を進ませることが好ましく、その際の位相補正モータ510の回転量L2は、L2=P−Prに相当する距離分だけ回転させることが好ましい。同様に、間隔Pが目標Prよりも大きい場合、即ちファスニングテープと糸状弾性体33aの間隔が目標Prよりも広い場合は、ファスニングテープの位相が進んでいると判断し、位相補正モータ510を逆転させ、カッターロール51の位相を遅らせることが好ましく、その際の位相補正モータ510の回転量L2は、L2=Pr−Pに相当する距離分だけ回転させることが好ましい。
そして、その目標切断位置と切断予定位置とが近づくように、サイドパネル連続体(複合材連続体)30の搬送速度に補正を加え、実際の切断位置を調整する。この補正が行われない場合には、切断予定位置が実際の切断位置となる。
図7には、第2の制御工程における制御動作のフローチャートが示されている。図8には、第2の撮像機62から取り込んだ画像が示されている。なお、図8の画像は、切断後にサイドパネル材3’となる範囲を示すものではなく、ファスニングテープ34が撮像範囲に含まれるようにして撮像した際に、左上端を該画像データの原点OB(X0B,Y0B)とした画像であって、原点OBは切断位置とは一致していない。
先ず、切断装置7のカッターロール71に取り付けたロータリーエンコーダー等から出力される切断周期及び/又は切断位置のデータに基づき、制御部9から撮像信号が出力される。
ステップS31で、制御部9から画像処理部64に撮像指令が入力されると、ステップS32で、第2の撮像機62からサイドパネル連続体(複合シート)の画像が取得され、その画像解析により、ステップS33で、サイドパネル連続体30の原点OB(X0B,Y0B)を基準点として、ファスニングテープ34の流れ方向MDの後端位置(ファスニングテープ位置)Y3が計測(算出)され、ステップS34で、その後端位置に最も近い下流側の糸状弾性体33aの位置Y4が計測(算出)される。つまり、ファスニングテープ34の位置Y3に基づき、最も近い下流側の糸状弾性体33aを選出し、その位置Y4を検出する。
前記補正値dの値は、ファスニングテープ34の貼付け間隔P2を超えない範囲で任意に設定することができ、着用物品のファスニングテープ34の取付位置の仕様に基づいて決定することが好ましい。ただし、糸状弾性体33の配置間隔P1の整数倍に近い値に設定してしまうと、糸状弾性体33を切断する可能性が高くなるため、そのような値にすることは好ましくない。
そして、ステップS37において、その目標切断位置Y5と切断予定位置Eとの差分Dが算出される。
他方、目標切断位置Y5が、実際の切断位置Eよりも上流側(図8中下側)にある場合(Dが負)の場合には、目標切断位置Y5と切断予定位置Eとが近づくように、カットロール71とアンビルロール72との間に、サイドパネル連続体30を導入するベルトコンベア73等の搬送速度に、該速度を速くする補正を加え、実際の切断位置を調整する。
このように、切断装置7へのサイドパネル連続体30の導入速度を変化させることにより、切断予定位置を容易に目標切断位置に近づけ、実際の切断位置を精度よく調整することができる。なお、カットロール71の回転速度は、一定に維持しておくことが好ましい。
すなわち、図9に示すように、切断装置7にサイドパネル連続体30の導入する被切断物搬送導入手段(ベルトコンベア73等)を駆動するフィードモータ74に、位相補正モータ75によって差分Dに比例した補正量を加える比例制御と、フィードモータ74に取付けられた変速機74aの変速比を差分Dの積分値によって補正する積分制御を行うことが好ましい。比例制御は、図7のフローチャート中のステップS38およびステップS40において補正量を計算、制御を実行しており、積分制御は、図7のフローチャート中のステップS39において補正量を計算し、制御を実行している。
図7のフローチャート中のステップS38においては、位相補正モータ75の移動量L3を算出している。移動量L3は、差分DにゲインG1を掛け合わせた値を用いることが好ましく、ゲインG1は0.1〜1.0の範囲において任意に定めることができ、0.5〜1.0とすることが好ましい。
ステップS40においては、ステップS38において計算した移動量L3を用いて位相補正モータ75を回転させる。このときの位相モータ75の回転速度は、適宜調整しながら決定することが好ましいが、サイドパネルが1枚製造される時間よりも短い時間で補正操作が終わる(位相補正モータ75が距離L3だけ移動する)ようにすることが好ましい。
サイドパネル材3’のおむつ1への固定は、表面シート21及び立体ギャザー形成用シート24の複合材の連続体に対して固定した後に、吸収体23や裏面シート22を合流させて行っても良いし、吸収体23を含む吸収性本体連続体に対して行っても良い。 おむつ1のY方向は、サイドパネル材製造時の流れ方向(MD)と一致している。
表面シート21及び裏面シート22としては、当該技術分野において従来用いられている各種のものを用いることができる。表面シート21としては、不織布や開孔フィルム等の各種液透過性のシート材を用いることができる。裏面シート22としては、透湿性を有しない樹脂フィルムや、微細孔を有し、透湿性を有する樹脂フィルム、撥水不織布等の不織布、これらと他のシートとのラミネート体等の各種液不透過性ないし撥水性のものを用いることができる。吸収体23としては、パルプ繊維等の繊維集合体若しくは不織布又はこれらに吸水性ポリマーの粒子を保持させてなる吸収性コアを用いることができ、該吸収性コアを透水性の薄紙や不織布からなるコアラップシートで被覆したものを用いることもできる。立体ガードを構成する立体ガード形成用シート24としては、伸縮性のフィルム、不織布、織物又はそれらの積層シート等を用いることができる。
例えば、上述した実施形態においては、第1及び第2の撮像機61,62を用いたが、何れか一方の撮像機、例えば撮像機62のみを用いて撮像し、その画像から、前述した第1制御工程及び第2制御工程と同様の制御を行うこともできる。
また、第1検出装置6Aと第2検出装置6Bとで、それに接続する制御部9を別々にすることもできる。
他方、目標切断位置Y5が、実際の切断位置Eよりも上流側(図8中下側)にある場合(Dが負)の場合には、目標切断位置Y5と切断予定位置Eとが近づくように、カットロール71の搬送速度に、該速度を遅くする補正を加え、実際の切断位置を調整する。
2 吸収性本体
3 サイドパネル
3’ サイドパネル材(複合材)
3A 伸縮性シート
4 伸縮性シート製造装置(第1部材配置手段)
5 ファスニングテープ配置装置(第2部材配置手段)
5A ファスニングテープ押し返し部
6A 第1検出装置
6B 第2検出装置
7 切断装置
9 制御部
30 サイドパネル連続体(複合材連続体)
31,32 帯状シート
33 糸状弾性体(第1部材)
34 ファスニングテープ(第2部材)
Claims (7)
- 帯状シートの長手方向に第1及び第2部材が相互に異なる間隔で配されている複合材連続体を切断して、第1及び第2部材を含む複合材を連続的に製造する複合材の製造方法であって、
第1部材が配されている帯状シートに対して第1部材より広い間隔で第2部材を配する工程、第2部材を配した後に、第1及び第2部材それぞれの所定の位置を検出し、それらの位置が所定の関係を満たすように、第1及び/又は第2部材の配置手段にフィードバック制御を加える第1制御工程、第1制御工程又はそれとは別工程で検出した第2部材の所定の位置に基づき、第1及び第2部材を切断することなく複合材連続体を切断できる目標切断位置を算出し、該目標切断位置と切断予定位置とが近づくように、複合材連続体の搬送速度に補正を加えるか、又は切断速度に補正を加えて、実際の切断位置を調整する第2制御工程を具備する、複合材の製造方法。 - 第1部材配置手段と、第2部材配置手段と、帯状シートに配された第1及び/又は第2部材の位置を検出する第1検出装置と、第1検出装置とは別の位置で帯状シートに配された第1及び/又は第2部材の位置を検出する第2検出装置と、複合材連続体の切断装置と、これら手段及び装置の駆動を制御する制御部とを備えた複合材の製造装置を用いる、請求項1記載の複合材の製造方法。
- 第1制御工程において、第1検出装置で取得した第1部材と第2部材の位置の差分が所定の範囲を超えた場合、第1部材配置手段及び/又は第2部材配置手段に対し、制御部から位相補正信号を出力する、請求項2記載の複合材の製造方法。
- 第2制御工程において、第2検出装置で取得した第2部材の位置の所定の位置を検出し、その位置に基づき第1部材の選定とその位置を検出して、目標切断位置を算出する、請求項2記載の複合材の製造方法。
- 第1部材が弾性体であり、製造する複合材が、第2部材を備えた伸縮性のパネル材である、請求項1ないし4の何れか1項記載の複合材の製造方法。
- 第2部材がファスニングテープであり、製造する複合材が、使い捨ておむつのサイドパネルを形成するためのサイドパネル材である、請求項5記載の複合材の製造方法。
- 請求項1記載の複合材の製造方法により、第1部材としての弾性体及び第2部材としてのファスニングテープがシートに固定されてなる伸縮性のサイドパネル材を製造する工程を具備する、使い捨ておむつの製造方法。
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