JP2013190608A - 覗き見防止フィルム、覗き見防止フィルムの製造装置および覗き見防止フィルムの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】透明な第1の平板状の基材3と、第1の平板状の基材3と平行になって第1の平板状の基材3から僅かに離れている透明な第2の平板状の基材9と、これらの各基材3,9の間で、お互いが交互に設けられている透明な観察部5および不透明な壁部7とを有する覗き見防止フィルム1の製造方法において、型13に形成されている微細な転写パターンを用いて観察部5を生成する観察部生成工程と、観察部5を生成した後、壁部7を別途生成する壁部生成工程とを有する覗き見防止フィルムの製造方法である。
【選択図】図1
Description
請求項11に記載の発明は、光を透過する材料で平板状に形成された第1の基材と、光を透過する材料で構成され、前記第1の基材の厚さ方向の一方に面から、お互いが所定のわずかな間隔を開けて起立している多数の観察部と、不透明な材料で構成され、前記各観察部の間の格子状の間隙に充填されている壁部と、光を透過する材料で平板状に形成され、厚さ方向の一方の面が観察部と壁部とに対向し、前記第1の基材と協働して前記観察部と前記壁部とを挟み込むように設けられた第2の基材とを有し、縦方向における前記壁部間の寸法の値と横方向における前記壁部間の寸法の値とがお互いに異なっているか、または、縦方向における前記壁部の幅の値と横方向における前記壁部の幅の値とがお互いに異なっているか、または、縦方向における前記壁部間の寸法の値と横方向における前記壁部間の寸法の値とがお互いに異なっており、かつ、縦方向における前記壁部の幅の値と横方向における前記壁部の幅の値とがお互いに異なっている覗き見防止フィルムである。
3 第1の基材
5 観察部
7 壁部
9 第2の基材
11 第1の被成形物
13 型
19 第2の被成形物
25 第1の前基材ロール
27 第1の後基材ロール
29 第2の前基材ロール
37 覗き見防止フィルムの製造装置
39 観察部生成装置
41 壁部生成・第2の基材設置装置
43 第1の基材取り扱い部
45 第1の被成形物設置部
47 観察部生成部
89 第1の基材・第2の基材取り扱い部
91 第2の被成形物設置部
93 壁部生成・第2の基材設置部
95 第1の基材・第2の基材接合ロール
115 第3の被成形物
117 別の観察部
119 第4の被成形物
121 別の壁部
Claims (14)
- 型に形成されている微細な転写パターンを、光を透過する材料で構成された第1の基材に設けられている薄い膜状の第1の被成形物に転写することで、前記第1の基材に、お互いが僅かに離れている多数の透明な観察部を生成する観察部生成工程と、
前記観察部生成工程で観察部を生成した後、前記各観察部の間の間隙に、第2の被成形物を設ける第2の被成形物設置工程と、
前記第2の被成形物設置工程で第2の被成形物を設けた後、厚さ方向の一方の面が前記観察部と前記第2の被成形物とに対向し、前記第1の基材と協働して前記観察部と前記第2の被成形物とを挟み込むように、光を透過する材料で構成された第2の基材を設ける第2の基材設置工程と、
前記第2の基材設置工程で前記第2の基材を設置した後、もしくは、前記第2の被成形物設置工程で第2の被成形物を設置した後であって前記第2の基材設置工程で前記第2の基材を設置する前に、前記第2の被成形物を硬化して不透明な壁部を生成する壁部生成工程と、
を有することを特徴とする覗き見防止フィルムの製造方法。 - 請求項1に記載の覗き見防止フィルムの製造方法において、
前記各基材は、所定の幅で長く形成されており、
前記観察部生成工程は、ロール状に巻かれている前記第1の基材をこの長手方向で延伸させ平板状にしておいて、前記観察部の生成をおこなう工程であり、前記観察部生成工程で観察部の生成がなされた後、平板状になっている前記第1の基材がロール状に巻かれるようになっており、
前記第2の被成形物設置工程は、前記観察部の生成がなされロール状に巻かれている第1の基材をこの長手方向で延伸させ平板状にしておいて、前記第1の基材に前記第2の被成形物を設けるか、もしくは、ロール状に巻かれている第2の基材をこの長手方向で延伸させ平板状にしておいて、前記第2の基材に前記第2の被成形物を設ける工程であり、
前記第2の基材設置工程は、前記第2の被成形物設置工程で第2の被成形物が設置され平板状になっている第1の基材に、ロール状に巻かれている第2の基材をこの長手方向で延伸させ平板状にして設置する工程であり、
前記壁部生成工程は、前記第2の基材設置工程で第2の基材が設置され長手方向に延伸して平板状になっている各基材において、前記第2の被成形物を硬化するか、もしくは、前記第2の被成形物設置工程で第2の被成形物が設置された後であって前記第2の基材設置工程で第2の基材を設置する前に、長手方向に延伸して平板状になっている第1の基材において、前記第2の被成形物設置工程で設置された第2の被成形物を硬化する工程であることを特徴とする覗き見防止フィルムの製造方法。 - 請求項1に記載の覗き見防止フィルムの製造方法において、
前記壁部生成工程は、前記第2の被成形物設置工程で第2の被成形物を設置した後であって前記第2の基材設置工程で前記第2の基材を設置する前に、前記第2の被成形物を硬化して壁部を生成する工程であり、
前記壁部生成工程で壁部を生成した後であって前記第2の基材設置工程で第2の基材を設置する前に、前記観察部と前記壁部とに光を透過する材料で構成された第3の被成形物を薄い膜状に設ける第3の被成形物設置工程と、
前記第3の被成形物設置工程で第3の被成形物を設けた後であって前記第2の基材設置工程で第2の基材を設置する前に、型に形成されている微細な転写パターンを前記第3の被成形物に転写することで、前記観察部生成工程で生成された観察部に別の観察部を重ねて設け観察部の高さを高くする観察部追加生成工程と、
前記観察部追加設置工程で観察部の高さを高くした後であって前記第2の基材設置工程で第2の基材を設置する前に、前記追加した各観察部の間の間隙に、不透明な材料で構成された第4の被成形物を設ける第4の被成形物設置工程と、
前記第4の被成形物設置工程で第4の被成形物を設置した後であって前記第2の基材設置工程で第2の基材を設置する前に、前記第4の被成形物設置工程で設置した第4の被成形物を硬化して別の壁部を追加生成する壁部追加生成工程と、
を有し、前記第2の基材設置工程は、前記壁部追加生成工程で壁部を追加した後、厚さ方向の一方の面が前記観察部と前記壁部とに対向し、前記第1の基材と協働して前記観察部と前記壁部とを挟み込むように、光を透過する材料で構成された第2の基材を設ける工程であることを特徴とする覗き見防止フィルムの製造方法。 - 請求項1に記載の覗き見防止フィルムの製造方法において、
前記壁部生成工程は、前記第2の被成形物設置工程で第2の被成形物を設置した後であって前記第2の基材設置工程で前記第2の基材を設置する前に、前記第2の被成形物を硬化して壁部を生成する工程であり、
前記壁部生成工程で壁部を生成した後であって前記第2の基材設置工程で第2の基材を設置する前に、前記観察部と前記壁部とに光を透過する材料で構成された第3の被成形物を薄い膜状に設ける第3の被成形物設置工程と、
前記第3の被成形物設置工程で第3の被成形物を設けた後であって前記第2の基材設置工程で第2の基材を設置する前に、型に形成されている微細な転写パターンを前記第3の被成形物に転写することで、前記観察部生成工程で生成された観察部に別の観察部を重ねて設け観察部の高さを高くする観察部追加生成工程と、
前記観察部追加設置工程で観察部の高さを高くした後であって前記第2の基材設置工程で第2の基材を設置する前に、前記追加した各観察部の間の間隙に、不透明な材料で構成された第4の被成形物を設ける第4の被成形物設置工程と、
を有し、前記第2の基材設置工程は、前記第4の被成形物設置工程で第4の被成形物を設けた後であって、前記第4の被成形物を硬化する前に、厚さ方向の一方の面が前記観察部と前記第4の被成形物とに対向し、前記第1の基材と協働して前記観察部と前記壁部と前記第4の被成形物とを挟み込むように、光を透過する材料で構成された第2の基材を設ける工程であり、
さらに、前記第2の基材設置工程で第2の基材を設置した後、前記第4の被成形物設置工程で設置した第4の被成形物を硬化して壁部を追加生成する壁部追加生成工程を有することを特徴とする覗き見防止フィルムの製造方法。 - 型に形成されている微細な転写パターンを、光を透過する材料で構成された第1の基材に設けられている薄い膜状の第1の被成形物に転写することで、前記第1の基材に、お互いが僅かに離れている多数の透明な観察部を生成する観察部生成工程と、
前記観察部生成工程で観察部を生成した後、厚さ方向の一方の面が前記観察部に対向し、前記第1の基材と協働して前記各観察部を挟み込むように、光を透過する材料で構成された第2の基材を設ける第2の基材設置工程と、
前記第2の基材設置工程で前記第2の基材を設置した後、前記各観察部の間の間隙に、第2の被成形物を設ける第2の被成形物設置工程と、
前記第2の被成形物設置工程で第2の被成形物を設けた後、前記第2の被成形物を硬化して不透明な壁部を生成する壁部生成工程と、
を有することを特徴とする覗き見防止フィルムの製造方法。 - 請求項5に記載の覗き見防止フィルムの製造方法において、
前記各基材は、所定の幅で長く形成されており、
前記観察部生成工程は、ロール状に巻かれている前記第1の基材をこの長手方向で延伸させ平板状にしておいて、前記観察部の生成をおこなう工程であり、前記観察部生成工程で観察部の生成がなされた後、平板状になっている前記第1の基材がロール状に巻かれるようになっており、
前記第2の基材設置工程は、前記観察部の生成がなされロール状に巻かれている第1の基材をこの長手方向で延伸させ平板状にしておいて、ロール状に巻かれている第2の基材をこの長手方向で延伸させ平板状にして設置する工程であることを特徴とする覗き見防止フィルムの製造方法。 - 請求項5または請求項6に記載の覗き見防止フィルムの製造方法において、
前記第2の被成形物設置工程は、真空引きによって前記第2の被成形物を設ける工程であることを特徴とする覗き見防止フィルムの製造方法。 - 請求項7に記載の覗き見防止フィルムの製造方法において、
前記第2の被成形物設置工程による真空引きの方向に対して、前記各観察部の間の間隙が斜めに延伸していることを特徴とする覗き見防止フィルムの製造方法。 - 請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の覗き見防止フィルムの製造方法において、
前記各観察部間の間隙は、格子状に形成されており、
縦方向における格子間の寸法の値と横方向における格子間の寸法の値とがお互いに異なっているか、
または、縦方向における格子の幅の値と横方向における格子の幅の値とがお互いに異なっているか、
または、縦方向における格子間の寸法の値と横方向における格子間の寸法の値とがお互いに異なっており、かつ、縦方向における格子の幅の値と横方向における格子の幅の値とがお互いに異なっていることを特徴とする覗き見防止フィルムの製造方法。 - 透明な第1の平板状の基材と、この第1の平板状の基材と平行になって前記第1の平板状の基材から僅かに離れている透明な第2の平板状の基材と、これらの各基材の間で、お互いが交互に設けられている透明な観察部および不透明な壁部とを有する覗き見防止フィルムの製造方法において、
型に形成されている微細な転写パターンを用いて前記観察部を生成する観察部生成工程と、
前記観察部生成工程で観察部を生成した後、前記壁部を別途生成する壁部生成工程と、
を有することを特徴とする覗き見防止フィルムの製造方法。 - 光を透過する材料で平板状に形成された第1の基材と、
光を透過する材料で構成され、前記第1の基材の厚さ方向の一方に面から、お互いが所定のわずかな間隔を開けて起立している多数の観察部と、
不透明な材料で構成され、前記各観察部の間の格子状の間隙に充填されている壁部と、
光を透過する材料で平板状に形成され、厚さ方向の一方の面が観察部と壁部とに対向し、前記第1の基材と協働して前記観察部と前記壁部とを挟み込むように設けられた第2の基材と、
を有し、
縦方向における前記壁部間の寸法の値と横方向における前記壁部間の寸法の値とがお互いに異なっているか、
または、縦方向における前記壁部の幅の値と横方向における前記壁部の幅の値とがお互いに異なっているか、
または、縦方向における前記壁部間の寸法の値と横方向における前記壁部間の寸法の値とがお互いに異なっており、かつ、縦方向における前記壁部の幅の値と横方向における前記壁部の幅の値とがお互いに異なっていることを特徴とする覗き見防止フィルム。 - 光を透過する材料で平板状に形成された第1の基材と、
光を透過する材料で構成され、前記第1の基材の厚さ方向の一方に面から、お互いが所定のわずかな間隔を開けて起立している多数の観察部と、
不透明な材料で構成され、前記各観察部の間の格子状の間隙に充填されている壁部と、
光を透過する材料で平板状に形成され、厚さ方向の一方の面が観察部と壁部とに対向し、前記第1の基材と協働して前記観察部と前記壁部とを挟み込むように設けられた第2の基材と、
を有し、
縦方向における前記壁部の深さと、横方向における前記壁部の深さとがお互いに異なっていることを特徴とする覗き見防止フィルム。 - 光を透過する材料で平板状に形成された第1の基材と、
光を透過する材料で構成され、前記第1の基材の厚さ方向の一方に面から、お互いが所定のわずかな間隔を開けて起立している多数の観察部と、
不透明な材料で構成され、前記各観察部の間の格子状の間隙に充填されている壁部と、
光を透過する材料で平板状に形成され、厚さ方向の一方の面が観察部と壁部とに対向し、前記第1の基材と協働して前記観察部と前記壁部とを挟み込むように設けられた第2の基材と、
を有し、
前記観察部は、前記第1の基材側で、所定の僅かな厚さの部位を介してお互い連続していることを特徴とする覗き見防止フィルム。 - 光を透過する材料で構成され所定の幅で長く形成されロール状に巻かれている第1の前基材ロールから、第1の基材をこの長手方向で所定の長さ延伸させて平板状にし、前記所定の長さ延伸している平板状の第1の基材をロール状に巻き取ることで第1の後基材ロールを形成する第1の基材取り扱い部と、
前記第1の基材取り扱い部で平板状になっている第1の基材に、光を透過する材料で構成された第1の被成形物を薄い膜状に設ける第1の被成形物設置部と、
前記第1の被成形物設置部で設置された第1の被成形物に、型に形成されている微細な転写パターンを転写することで、前記1の基材に、お互いが僅かに離れている多数の観察部を生成する観察部生成部と、
を備えた観察部生成装置と;
前記観察部生成装置で観察部が生成されロール状に巻かれている第1の後基材ロールから、第1の基材をこの長手方向で所定の長さ延伸させて平板状にし、光を透過する材料で構成され所定の幅で長く形成されロール状に巻かれている第2の前基材ロールから、第2の基材をこの長手方向で所定の長さ延伸させて平板状にし、これら所定の長さ延伸し長手方向の中間部でお互いに重ね合わされた各基材を、ロール状に巻き取ることで第1の基材・第2の基材接合ロールを形成する第1の基材・第2の基材取り扱い部と、
前記第1の基材・第2の基材取り扱い部で平板状になっている第2の基材であって、前記重ね合わせがさなれる前の第2の基材に、不透明な材料で構成された第2の被成形物を設ける第2の被成形物設置部と、
前記重ね合わせがさなれる箇所で、前記第2の被成形物設置部で第2の基材に設置された第2の被成形物を、前記観察部生成装置で生成された各観察部の間に充填し、前記第2の被成形物を硬化することで壁部を生成するとともに、前記第1の基材と前記第2の基材とで前記観察部と前記壁部とを挟み込み、前記各基材と前記観察部と前記壁部とを一体化する壁部生成・第2の基材設置部と、
を備えた壁部生成・第2の基材設置装置と;
を有することを特徴とする覗き見防止フィルムの製造装置。
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