JP2013182103A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】消耗品容器支持部と記録媒体収容部とを間違えることなく操作して、消耗品容器の交換や記録紙の補充が容易に行うことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】トナーカートリッジ500を着脱可能に装着され、給紙カセット81を備える画像形成装置100であって、トナーカートリッジ500が収容されるトナーカートリッジトレイ400を画像形成装置100内部から外側へ移動可能に設け、トナーカートリッジトレイ400の突出側端部400aに取手部401を備え、給紙カセット81を画像形成装置100内部から外側へ移動可能に設け、給紙カセット81の突出側端部81aに取手部811を備え、取手部401,811の構成を、何れか一方の取手部を把持する方向が、他方の取手部を把持する方向とは異なる方向から把持することが可能に構成することを特徴とする。
【選択図】図5
【解決手段】トナーカートリッジ500を着脱可能に装着され、給紙カセット81を備える画像形成装置100であって、トナーカートリッジ500が収容されるトナーカートリッジトレイ400を画像形成装置100内部から外側へ移動可能に設け、トナーカートリッジトレイ400の突出側端部400aに取手部401を備え、給紙カセット81を画像形成装置100内部から外側へ移動可能に設け、給紙カセット81の突出側端部81aに取手部811を備え、取手部401,811の構成を、何れか一方の取手部を把持する方向が、他方の取手部を把持する方向とは異なる方向から把持することが可能に構成することを特徴とする。
【選択図】図5
Description
本発明は、画像形成装置に係り、特に、トナーカートリッジ等の消耗品容器を着脱可能に装着される画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式による画像形成装置では、トナー容器(トナーカートリッジやトナーボトル)に収納されたトナーを現像装置に対してトナー消費に応じて自動的にトナー供給を行うようにしたものが多く用いられている。そして、このような画像形成装置は、使用済みのトナー容器(以下、「トナーカートリッジ」と称する。)を、ユーザによって容易に交換可能に構成されている。
そして、このようなトナーカートリッジを用いる画像形成装置において、トナーカートリッジの交換を容易にするようにしたものが知られている。
従来技術として、画像形成装置において、トナーカートリッジ交換時に、トナーカートリッジとトナー補給装置とを支持する移動部材が装置本体内部から外側の引出し位置に引き出されて、シャッターが閉じ動作を行いトナー渡し部を遮蔽する、又はシャッターが開き動作を行いトナー渡し部を開放するようにしたものが提案されている(特許文献1を参照)。
このように構成することで、トナーカートリッジを支持させた移動部材が装置本体の外側の引出し位置に引き出された状態において、第1のトナー渡し部を遮蔽及び開放する第1と第2のシャッターの開閉がなされる。従って、移動部材が装置本体の外側に配置されているので、第1と第2のシャッターの開閉動作に伴って飛散トナーが生じたとしても、装置本体内の像露光装置上への飛散トナーの落下はなく、装置本体内部を飛散トナーにより汚染することがないので画像不良を防止することができる。
特許文献1に記載の画像形成装置では、装置本体内の像露光装置上への飛散トナーの落下はなく、画像不良を防止できる点では有用である。しかしながら、移動部材を引き出す場合は、画像形成装置の前カバーを開放後に引き出す必要があり、印刷中であった場合には印刷を中断しなければならない。
また、画像形成装置を常日頃操作しないユーザにとっては、どうのようにして消耗品の交換や記録紙の補充をすればよいかが解らず、画像形成装置の操作に慣れた画像形成装置の管理者が不在の場合、長時間に亘って消耗品の交換や記録紙の補充ができず、延いては印刷できないといった問題が生じる。また、印刷中であっても消耗品の交換ができるコンティニアスラン対応の画像形成装置であっても、消耗品トレイ(消耗品容器支持部)を引き出すところ、誤って記録紙載置トレイ(記録媒体収容部)を引き出してしまい、印刷を中断させてしまったり、JAMを発生させてしまったりするといった問題がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、画像形成装置の操作に不慣れなユーザであっても、消耗品容器支持部と記録媒体収容部とを間違えることなく操作して、消耗品容器の交換や記録紙の補充が容易に行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明に係る画像形成装置は、次の通りである。
本発明は、消耗品を収容する消耗品容器(例えば、トナーカートリッジ)が着脱可能に装着され、記録媒体を収容する記録媒体収容部を備えて、前記記録媒体に前記消耗品による画像を形成する画像形成装置であって、前記消耗品容器を画像形成装置に着脱可能に支持する消耗品容器支持部を備え、前記消耗品容器支持部を、前記画像形成装置内部から外側へ移動可能(または、ユーザにより引出し可能)に設け、前記消耗品容器支持部を移動する際に把持するための取手部を備え、前記記録媒体収容部を、前記画像形成装置内部から外側へ移動可能に設け、前記記録媒体収容部を移動する際に把持するための取手部を備え、前記消耗品容器支持部の取手部と前記記録媒体収容部の取手部の構成を、何れか一方の取手部を把持する方向が、他方の取手部を把持する方向とは異なる方向から把持することが可能に構成することを特徴とするものである。
また、本発明は、前記消耗品容器支持部の取手部と前記記録媒体収容部の取手部の構成を、何れか一方の取手部への手指の挿入方向が、他方の取手部への手指の挿入方向とは異なる方向から挿入可能に構成することが好ましい。
また、本発明は、前記消耗品容器支持部の取手部と前記記録媒体収容部の取手部の構成を、前記画像形成装置の同一面側、または異なる面側に設け、前記消耗品容器支持部と前記記録媒体収容部の前記画像形成装置に対する移動方向(引き出し方向)を同じ方向とすることが好ましい。
また、本発明は、前記消耗品容器支持部の取手部と前記記録媒体収容部の取手部の構成を、同一の垂直線上に配置されないように構成することが好ましい。
また、本発明は、前記消耗品容器支持部の取手部と前記記録媒体収容部の取手部の構成を、前記消耗品容器支持部と前記記録媒体収容部とをそれぞれ前記画像形成装置の前面側に移動可能に設けることが好ましい。
本発明の画像形成装置によれば、消耗品を収容する消耗品容器(例えば、トナーカートリッジ)が着脱可能に装着され、記録媒体を収容する記録媒体収容部を備えて、前記記録媒体に前記消耗品による画像を形成する画像形成装置であって、前記消耗品容器を画像形成装置に着脱可能に支持する消耗品容器支持部を備え、前記消耗品容器支持部を、前記画像形成装置内部から外側へ移動可能(または、ユーザにより引出し可能)に設け、前記消耗品容器支持部を移動する際に把持するための取手部を備え、前記記録媒体収容部を、前記画像形成装置内部から外側へ移動可能に設け、前記記録媒体収容部を移動する際に把持するための取手部を備え、前記消耗品容器支持部の取手部と前記記録媒体収容部の取手部の構成を、何れか一方の取手部を把持する方向が、他方の取手部を把持する方向とは異なる方向から把持することが可能に構成することで、消耗品容器支持部と記録媒体収容部との区別(視認性)を容易にして、画像形成装置の操作に不慣れなユーザであっても、消耗品容器支持部と記録媒体収容部とを間違えることなく操作できるので、消耗品容器の交換や記録紙の補充を容易にして作業性を向上させるとともに、誤って印刷中に記録媒体収容部を引き出すことによる印刷停止やJAMを防止する。
また、記録紙を補充する際に、誤って消耗品容器支持部を引き出すといった無駄な操作をも防止できる。さらには、消耗品容器支持部の引き出しをワンアクションで行うことが可能となるので、消耗品容器の交換作業性が向上する。
また、本発明によれば、前記消耗品容器支持部の取手部と前記記録媒体収容部の取手部の構成を、何れか一方の取手部への手指の挿入方向が、他方の取手部への手指の挿入方向とは異なる方向から挿入可能に構成することで、消耗品容器支持部と記録媒体収容部とを間違えることなく、それぞれの取手部を確実に把持することができる。
また、本発明によれば、前記消耗品容器支持部の取手部と前記記録媒体収容部の取手部の構成を、前記画像形成装置の同一面側、または異なる面側に設け、前記消耗品容器支持部と前記記録媒体収容部の前記画像形成装置に対する移動方向(引き出し方向)を同じ方向とすることで、消耗品容器支持部の移動スペース(引き出しスペース)と、記録媒体収容部の移動スペース(引き出しスペース)とを共有できるので、無駄なスペースを必要とすることなく、省スペースの画像形成装置を提供できる。
また、本発明によれば、前記消耗品容器支持部の取手部と前記記録媒体収容部の取手部の構成を、同一の垂直線上に配置されないように構成することで、消耗品容器支持部と記録媒体収容部との区別(視認性)をより容易にして、画像形成装置の操作に不慣れなユーザであっても、消耗品容器支持部と記録媒体収容部とを間違えることなく操作できる。
また、本発明によれば、前記消耗品容器支持部の取手部と前記記録媒体収容部の取手部の構成を、前記消耗品容器支持部と前記記録媒体収容部とをそれぞれ前記画像形成装置の前面側に移動可能に設けることで、画像形成装置の側面にオプション装置である大容量給紙装置や後処理装置などを装着する場合でも、それらオプション装置を移動させることなく、ワンアクションで消耗品容器支持部と記録媒体収容部とを移動できるので、消耗品容器の交換や記録紙の補充の作業性が低下することを防止できる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明を実施する形態の一例であって、本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体の構成を示す説明図である。
図1は本発明を実施する形態の一例であって、本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体の構成を示す説明図である。
本実施形態は、図1に示すように、表面に静電潜像が形成される感光体ドラム3と、感光体ドラム3表面を帯電させる帯電器(帯電装置)5と、感光体ドラム3表面に静電潜像を形成する露光ユニット(露光装置)1と、感光体ドラム3表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置2と、現像装置2にトナーを補給するトナー補給装置(図示省略)と、感光体ドラム3表面のトナー像を記録媒体に転写する中間転写ベルトユニット(転写装置)8と、トナー像を記録媒体に定着させる定着ユニット(定着装置)12とを備え、トナー補給装置には消耗品情報を記憶する記憶手段を備えた消耗品を収容するトナーカートリッジ(消耗品容器)を着脱可能に装着され、電子写真方式によりトナーを用いて画像を形成する画像形成装置100であって、この画像形成装置の特徴的な構成として、本発明に係る画像形成装置の構成を採用したものである。
まず、画像形成装置100の全体構成について説明する。
以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
画像形成装置100は、図1に示すように、外部から伝達された画像データに応じて、所定の用紙(例えば、記録用紙)に対して多色及び単色の画像を形成するもので、装置本体110と、自動原稿処理装置120とにより構成されている。
装置本体110は、露光ユニット1、現像装置2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、帯電器5、転写部6、定着ユニット7、給紙カセット81、排紙トレイ91等を有して構成されている。
装置本体110の上部に設けられた画像読取り部90の上側には、原稿が載置される透明ガラスからなるプラテンガラス(原稿載置台)92が設けられ、そのプラテンガラス92の上側には自動原稿処理装置120が取り付けられている。
自動原稿処理装置120は、プラテンガラス92の上に自動で原稿を搬送する。
また、自動原稿処理装置120は、矢印M方向に回動自在に構成され、プラテンガラス92の上を開放することにより原稿を手置きで置くことができるようになっている。
また、自動原稿処理装置120は、矢印M方向に回動自在に構成され、プラテンガラス92の上を開放することにより原稿を手置きで置くことができるようになっている。
画像形成装置100において扱われる画像データは、ブラック(B)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。
従って、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナユニット4は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローに設定され、これらによって4つの画像ステーションが構成されている。
従って、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナユニット4は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローに設定され、これらによって4つの画像ステーションが構成されている。
また、ブラック(B)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)以外にも、例えばシアン(C)およびマゼンタ(M)と同一の色相で濃度がより薄い特性をもつライトシアン(LC)およびライトマゼンタ(LM)を加えた6色であっても良い。
これら6色とすることで、より鮮明な高画質のフルカラー画像を得ることができる。
これら6色とすることで、より鮮明な高画質のフルカラー画像を得ることができる。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段である。
露光ユニット1は、外部から入力した画像データまたは原稿から読み取って得られた画像データに応じて、帯電された感光体ドラム3を露光することにより、画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム3の表面に形成する画像書込み装置である。露光ユニット1には、レーザビームを走査するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーによって反射されたレーザ光を感光体ドラム3に導くためのレンズやミラー等の光学要素が配置されている。
現像装置2は、それぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を4色(Y,M,C,B)のトナーにより顕像化するものである。
感光体ドラム3は、円筒状を呈し、露光ユニット1の上方に配設され、その表面がクリーナユニット4によりクリーニングされ、クリーニングされた表面が帯電器5により均一に帯電される。
クリーナユニット4は、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを除去・回収する。
感光体ドラム3の上方に配置されている転写部6は、無端状の中間転写ベルト(無端ベルト)61、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、中間転写ローラ64、及び中間転写ベルトクリーニングユニット65を備えている。中間転写ローラ64は、Y,M,C,Bの各色に対応して4本設けられている。
中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、及び中間転写ローラ64は、中間転写ベルト61を張架して回転駆動するように構成されている。
中間転写ベルト61は、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成され、各感光体ドラム3に接触するように設けられている。そして、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト61上に順次重ね合わせて転写することによって、中間転写ベルト61上にカラーのトナー像(多色トナー像)を形成する機能を有している。
中間転写ローラ64は、その表面が導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により覆われているローラであって、中間転写ベルト61に対して感光体ドラム3のトナー像を中間転写ベルト61上に転写するための転写バイアスを与えるようにされている。詳しくは、中間転写ローラ64には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。
上述したように、各感光体ドラム3上で各色相に応じて顕像化されたトナー像は中間転写ベルト61上に積層される。積層された画像情報としてのトナー像は、中間転写ベルト61とともに搬送されて、搬送される用紙と中間転写ベルト61との接触位置(2次転写位置,所定位置)に移動し、この接触位置に配置されている転写ローラ10によって用紙上に転写される。
中間転写ベルト61に付着したトナー、もしくは転写ローラ10によって用紙上に転写が行われずに中間転写ベルト61に残存したトナーは、次工程で形成されるトナー像に対してトナーの混色を発生させる原因となるために、中間転写ベルトクリーニングユニット65によって除去・回収されるように構成されている。
給紙カセット81は、画像形成に使用する用紙を蓄積しておくためのトレイであり、装置本体110の露光ユニット1の下側に設けられている。また、装置本体110の外側部には、外側より用紙を供給可能な手差し給紙カセット82が設けられている。
この手差し給紙カセット82にも画像形成に使用する用紙を複数枚積載することができる。装置本体110の上方には、印刷済みの用紙をフェイスダウンで集積するための排紙トレイ91が設けられている。
この手差し給紙カセット82にも画像形成に使用する用紙を複数枚積載することができる。装置本体110の上方には、印刷済みの用紙をフェイスダウンで集積するための排紙トレイ91が設けられている。
また、装置本体110には、給紙カセット81及び手差し給紙カセット82の用紙を転写ローラ10や定着ユニット7を経由させて排紙トレイ91に送るための、略垂直形状の用紙搬送路Sが設けられている。給紙カセット81乃至手差し給紙カセット82から排紙トレイ91に到る用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ11a,11b、複数の搬送ローラ12a〜12d、レジストローラ13、転写ローラ10、定着ユニット7等が配されている。
搬送ローラ12a〜12dは、用紙の搬送を促進・補助するための小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って設けられている。尚、搬送ローラ12bは、用紙を排紙トレイ91に排出する排紙ローラとして機能するため、排紙ローラと称する。
ピックアップローラ11aは、給紙カセット81の端部近傍に備えられ、給紙カセット81から用紙を1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。
ピックアップローラ11bは、手差し給紙カセット82の端部近傍に備えられ、手差し給紙カセット82から用紙を1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。
ピックアップローラ11bは、手差し給紙カセット82の端部近傍に備えられ、手差し給紙カセット82から用紙を1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。
レジストローラ13は、用紙搬送路Sを搬送されている用紙を一旦保持するものである。そして、感光体ドラム3上のトナー像の先端と用紙の先端を合わせるタイミングで用紙を転写ローラ10に搬送する機能を有している。
定着ユニット7は、定着ローラ70として1対のヒートローラ71と加圧ローラ72を備えており、ヒートローラ71及び加圧ローラ72は、用紙を挟んで回転搬送するようになっている。
ヒートローラ71及び加圧ローラ72は、対向して配置されて、ヒートローラ71と加圧ローラ72との圧接箇所には、定着ニップ部が形成されている。
ヒートローラ71は、所定の定着温度となるように制御部(図示せず)によって温度制御される。この制御部は、ヒートローラ71の周囲に設けられたヒートローラ71の温度と検出する図示しない温度検出器(非接触式のサーミスタ)からの検出信号に基づいてヒートローラ71の表面温度が160〜200℃の範囲となるように制御する。
また、ヒートローラ71は、加圧ローラ72とともにトナーを用紙に熱圧着することにより、用紙に転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、用紙に対して熱定着させる機能を有している。また、ヒートローラ71には、図1に示すように、ヒートローラ71を外部から定着するための外部定着ベルト73が設けられている。
一方、加圧ローラ72も、ヒートローラ71と同様に円筒状の金属製の芯金の周面に弾性層が設けられて構成されている。そして、ヒートローラ71に対して所定の圧力で当接されるようになっている。
そして、画像形成装置100は、図示しないネットワーク回線(LAN、電話回線等)を介してPC、FAX、およびメーカー、販売先またはリース先等のデータ管理サーバに接続されている。
次に、本実施形態に係る画像形成装置100を構成する現像装置2の構成について図面を参照して説明する。
図2は本実施形態の画像形成装置を構成する現像装置の構成を断面図で示す説明図、図3は前記現像装置に装着される中間ホッパの構造を示す説明図である。
図2は本実施形態の画像形成装置を構成する現像装置の構成を断面図で示す説明図、図3は前記現像装置に装着される中間ホッパの構造を示す説明図である。
現像装置2は、図2に示されるように、現像ローラ231、第1および第2トナー搬送ローラ232,233、現像槽234、トナー濃度センサ235、ならびにドクターブレード236を有している。
現像槽234は、現像装置2の外装部を形成するものであり、上部に現像剤であるトナーを導入するためのトナー導入口234aが開口形成されている。また、現像槽234の感光体ドラム3に面する側には、開口部234bが形成されている。現像槽234の内部には、現像ローラ231、第1トナー搬送ローラ232および第2トナー搬送ローラ233が配設されている。
現像ローラ231は、現像槽234に形成された開口部234b付近に設けられており、開口部234bから露出して感光体ドラム3と当接または近接している。この現像ローラ231は、上述した磁気ブラシを形成するためのマグネットローラとなっている。
第1トナー搬送ローラ232および第2トナー搬送ローラ233は、現像槽234の底部側で現像ローラ231と平行になるように配置され、現像槽234内に供給されたトナーをキャリアとともに撹拌しながら現像ローラ231に搬送する。また、現像槽234の底部には、トナー濃度センサ235が設けられている。このトナー濃度センサ235は透磁率センサであり、現像槽234内のトナーとキャリアとの割合を検知する。
また、現像装置2の上方に配設されたトナー補給装置700は、トナーを供給するトナーカートリッジ(消耗品容器)500と、トナーカートリッジ500を配置するトナーカートリッジトレイ400と、トナーカートリッジトレイ400の下方に配置された中間ホッパ600と、中間ホッパ600を介してトナーカートリッジ500から供給されたトナーを現像装置2に導くためのトナー搬送路612と、図示しない第1、第2のモータとを備える。
中間ホッパ600は、図3に示すように、第1および第2搬送スクリュー601,603と、仕切り板607と、補給口611と、圧電センサ216と、トナー補給口(供給口)613とを備える。
第1および第2搬送スクリュー601,603は、トナーカートリッジ500から補給口611に補給された現像剤であるトナーを攪拌して搬送し、供給口613から排出する。
具体的には、第1および第2搬送スクリュー601,603は、攪拌翼605を有し、現像装置2の背面側に配された第2モータ(図示せず)から駆動力が伝達されるギアが取り付けられており、ギアから伝達される駆動力により回転し、トナーを攪拌する。
具体的には、第1および第2搬送スクリュー601,603は、攪拌翼605を有し、現像装置2の背面側に配された第2モータ(図示せず)から駆動力が伝達されるギアが取り付けられており、ギアから伝達される駆動力により回転し、トナーを攪拌する。
また、第1および第2搬送スクリュー601,603は、それぞれ同一の形状を有し、それぞれの攪拌翼605は螺旋状に形成されている。このため、第1および第2搬送スクリュー601,603は、回転により1方向にトナーを搬送することができる。第2モータは、第1搬送スクリュー601が回転によりトナーを前面側から背面側に搬送する向きに第1搬送スクリュー601を駆動する。また、第2搬送スクリュー603が回転によりトナーを背面側から前面側に搬送する向きに駆動する。
第1および第2搬送スクリュー601,603の間には、両者の間を仕切る仕切り板607が配設されている。これにより、第1搬送スクリュー601が配されている第1搬送経路615と、第2搬送スクリュー603が配されている第2搬送経路617とが仕切り板607により区画される。
ここで、仕切り板607は、中間ホッパ600の内部を、その長手方向の両端部となる背面側と前面側とを除いて仕切り、第1および第2搬送スクリュー601,603の回転軸方向の両端部を中間ホッパ600の壁面から離間して配置されている。これにより、中間ホッパ600における背面側と前面側とに、第1搬送経路615と第2搬送経路617とを連通する連結部がそれぞれ形成されている。
したがって、補給口611から補給されたトナーは、第1搬送スクリュー601により第1搬送経路615を前面側から背面側に搬送された後、背面側の連結部を通って第2搬送経路617に送られ、第2搬送スクリュー603により第2搬送経路617を背面側から前面側に搬送される。これにより、中間ホッパ600内のトナーは、第1搬送経路615と第2搬送経路617とを循環する。また、第2搬送経路617に送られたトナーは、供給口613から排出され、トナー搬送路612を経由して現像装置2に供給される。
圧電センサ216は、中間ホッパ600の内壁面のうち底部、ここでは第2搬送経路617の底部に設けられ、外部から加えられる力に応じた電圧を出力する。このため、中間ホッパ600内のトナー量が多くなると、トナーの自重や底部と第2搬送スクリュー603の攪拌翼605との挟まりによって生じる圧力が大きくなり、圧電センサ216に対して外部から加えられる力は大きくなる。逆に、中間ホッパ600内のトナー量が少なくなると、トナーの自重や底部と第2搬送スクリュー603の攪拌翼605との挟まりによって生じる圧力が小さくなり、圧電センサ216に対し外部から加えられる力は小さくなる。したがって、圧電センサ216は、中間ホッパ600内のトナー量に応じた電圧を出力する。
次に、トナーカートリッジ500について図面を参照して説明する。
図4(a)は本実施形態の画像形成装置に搭載されるトナーカートリッジの構成を示す説明図、(b)は(a)のA矢視図である。
図4(a)は本実施形態の画像形成装置に搭載されるトナーカートリッジの構成を示す説明図、(b)は(a)のA矢視図である。
トナーカートリッジ500は、図4(a),(b)に示すように、略矩形状断面を有する柱状体で構成され、補給トナーが収容されているトナー収容部502を備えている。
トナー収容部502の底部(図中下側)にトナー補給口540が設けられている。
トナーカートリッジ500の画像形成装置100本体に向けて装着される一端部500aには、消耗品情報が記憶された記憶部(記憶手段)501が設けられている。
トナーカートリッジ500の画像形成装置100本体に向けて装着される一端部500aには、消耗品情報が記憶された記憶部(記憶手段)501が設けられている。
記憶部501は、ICチップ(例えば、無線ICタグ、接点式CRUMなどの不揮発性メモリ)、バーコード、QRコード(登録商標)等の2次元コードの何れかを用いて構成されている。本実施形態では、記憶部501には、トナーカートリッジ500に関する情報を格納するEEPROM等を内蔵したデバイス等で構成される不揮発性メモリの接触型CRUMが備えられ、このメモリにはトナーカートリッジの型番、製造箇所、トナー残量(逐次更新される)、新品か否か、などの情報が記憶されている。
記憶部501には、記憶部位置決めボス504が設けられている。この記憶部位置決めボス504は、トナーカートリッジ500を画像形成装置100に装着する際に、記憶部501を画像形成装置100本体側の記憶部用コネクタ(図示省略)に対して位置決めするための位置決め部材である。図中の符号505は接続端子、506は記憶部501をトナーカートリッジ500に取付けるための取付け穴を示す。
次に、本実施形態に係る画像形成装置100の特徴的な構成について図面を参照して詳細に説明する。
図5(a)は本実施形態の画像形成装置の構成を示す斜視図、(b)は(a)のA部の詳細図、(c)は(a)のB部詳細図である。
図5(a)は本実施形態の画像形成装置の構成を示す斜視図、(b)は(a)のA部の詳細図、(c)は(a)のB部詳細図である。
画像形成装置100は、図5(a)に示すように、少なくとも1つ以上のトナーカートリッジ(消耗品容器)500を画像形成装置100に着脱可能に支持するトナーカートリッジトレイ(消耗品容器支持部)400を備えている。
画像形成装置100の操作側には、液晶パネルを用いた表示部204、テンキーなどで構成される入力部205が設けられている。
本実施形態では、表示部204は、トナーカートリッジ500にトナーが無くなったときにトナーカートリッジ500の交換を知らせる。
トナーカートリッジトレイ400は、画像形成装置100の操作側を正面とすると、図5(a)に示すように、図中前側の正面110a側に出没可能に構成されている。
トナーカートリッジトレイ400上には、複数のトナーカートリッジ500が装置内に装着された状態で、各々のトナーカートリッジ500に対応する現像装置2と対向する位置に並設配置される。
トナーカートリッジトレイ400上には、図5(a)に示すように、図中左側から右側に向かい、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B1)、(B2)の順に5本のトナーカートリッジ500が装着されている。
また、トナーカートリッジトレイ400には、移動方向に対して外側に向かう突出側端部400aにユーザが手動でトナーカートリッジトレイ400を引き出せるように取手部401が設けられている。
取手部401には、図5(b)に示すように、上側からユーザ等が手指を挿入可能なように、上部が開口した凹部401aが形成されている。
トナーカートリッジトレイ400は、図示しないガイド部に沿って画像形成装置100の装置本体110内への挿脱が可能とされている。
画像形成装置100内のトナーカートリッジトレイ400が収納される部分の下方には、記録紙が収容される給紙カセット81が収納されるように構成されている。
給紙カセット81は、トナーカートリッジトレイ400と同様に画像形成装置100の正面110a側にトナーカートリッジトレイ400と同一方向に出没可能に構成されている。
給紙カセット81は、トナーカートリッジトレイ400と同様に画像形成装置100の正面110a側にトナーカートリッジトレイ400と同一方向に出没可能に構成されている。
給紙カセット81には、移動方向に対して外側に向かう突出側端部81aに、ユーザが把持して手動で給紙カセット81を引き出せるように取手部811が設けられている。
取手部811には、図5(c)に示すように、下側からユーザ等が手指を挿入可能なように、下部が開口した凹部811aが形成されている。
このように構成することで、トナーカートリッジトレイ400と給紙カセット81とを同じ方向に出没させることができるので、画像形成装置100の周囲に無駄なスペースを必要とすることなく、省スペースな画像形成装置100を実現できる。
また、トナーカートリッジトレイ400の取手部401を把持する方向が、給紙カセット81の取手部811を把持する方向とは異なる方向から把持することが可能なように構成したので、画像形成装置100の操作に不慣れなユーザであっても、トナーカートリッジトレイ400と給紙カセット81とを間違えることなく操作することができる。
次に、トナーカートリッジトレイ400が装置本体110内に装着された時のトナーカートリッジ500と駆動側の連結構造について図面を参照して説明する。
図6は本実施形態に係る画像形成装置におけるトナーカートリッジと装置本体駆動側との連結構造を示す説明図、図7(a)は前記トナーカートリッジと装置本体駆動側とを連結した状態を示す説明図、(b)は(a)のB矢視図である。
図6は本実施形態に係る画像形成装置におけるトナーカートリッジと装置本体駆動側との連結構造を示す説明図、図7(a)は前記トナーカートリッジと装置本体駆動側とを連結した状態を示す説明図、(b)は(a)のB矢視図である。
トナーカートリッジ500は、図6に示すように、筐体510と、トナーを搬送するトナー搬送部材520と、回転駆動をトナー搬送部材520に伝達するトナーカートリッジ側カップリング530とを備えている。筐体510の底部には、トナーカートリッジ500から中間ホッパ600にトナーを補給するトナー補給口540が形成されるとともに、トナー補給口540を開閉するトナーカートリッジシャッター550が設けられている。
トナー補給口540は、トナーカートリッジ500がトナーカートリッジトレイ400に装着された状態で、トナーカートリッジトレイ400が装置本体110に挿入されて画像形成位置に装着された時に、中間ホッパ600のトナー供給口(図示省略)と対向するようになっている。
画像形成装置100の装置本体110には、トナーカートリッジ側カップリング530に駆動を伝達する本体側カップリング130を回転自在に支持する本体側カップリング支持部材140が設けられている。
本体側カップリング支持部材140には、トナーカートリッジ500が装置本体110内に装着された状態で、トナーカートリッジ500のトナーカートリッジシャッター550に対向する位置にカートリッジシャッター押圧部141が設けられている。
トナーカートリッジトレイ400をユーザが押し込むことで、図7(a)に示すように、トナーカートリッジ側カップリング530と本体側カップリング130とが嵌合するとともに、カートリッジシャッター押圧部141がトナーカートリッジシャッター550に当接して、トナーカートリッジシャッター550を移動させてトナー補給口540を開口状態にするように構成されている。
カートリッジシャッター押圧部141には、図7(b)に示すように、トナーカートリッジシャッター550を移動させてトナー補給口540を開口状態にする位置で、少なくともトナー補給口540と対向する部分を切り欠いた切欠部142が形成されている。
ここで、トナーカートリッジ側カップリング530と本体側カップリング130との連結動作について説明する。
図8は本実施形態のトナーカートリッジの駆動部の構成を示す説明図である。
図8は本実施形態のトナーカートリッジの駆動部の構成を示す説明図である。
本体側カップリング130には、図8に示すように、トナーカートリッジ側カップリング530と同じ形状の連結受け穴131が形成されている。この連結受け穴131にトナーカートリッジ側カップリング530を嵌合させることで本体側カップリング130とトナーカートリッジ側カップリング530とが連結される。
なお、本体側カップリング130の軸芯とトナーカートリッジ側カップリング530の軸芯とが合致しないと、連結受け穴131の凹部131aとトナーカートリッジ側カップリング530の凸部530aとが衝突して摩耗損傷する。
トナーカートリッジ側カップリング530は、図8に示すように、嵌合吸収ばね531により本体側カップリング130側に押し付けられることで安定した状態で連結される。
このとき、トナーカートリッジ500のトナーカートリッジシャッター550は、本体側カップリング支持部材140のカートリッジシャッター押圧部141によりトナー補給口540が開口する位置まで移動する。そして、図7(b)に示すように、カートリッジシャッター押圧部141の切欠部142がトナー補給口540と対向する位置に配置される。これにより、トナー補給口540は中間ホッパ600へのトナー供給が可能な状態となる。
すなわち、トナーカートリッジ500がトナーカートリッジトレイ400とともに画像形成装置100に挿入され、画像形成位置に位置したとき(奥まで挿入されたとき)、本体側カップリング130とトナーカートリッジ側カップリング530とが嵌合し、トナーカートリッジ500の図示しないトナー補給スパイラルを駆動して、トナーカートリッジ500から中間ホッパ600にトナーを補給する。
トナーカートリッジ500の記憶部501が接触式のCRUMであった場合は、本体側カップリング130のトナーカートリッジ側カップリング530側への移動に合わせて、本体側の図示しない検知部が接触式のCRUM側へ移動し、通信が可能となる。
なお、トナーカートリッジ500の記憶部501が非接触式のICタグの場合は、実質通信距離が30mm程度あるので、本体側の図示しない検知部が非接触式のICタグへ移動する必要はない。
次に、本実施形態の画像形成装置100の特徴的な構成についてブロック図を参照して説明する。
図9は本実施形態の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。
図9は本実施形態の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。
画像形成装置100は、図9に示すように、電気的構成として、画像形成装置100の動作を制御する制御部201、記憶部(記憶手段)202、判定部(判定手段)203、表示部204、入力部205、ネットワーク回線を介してPC等とLAN接続等を行う通信部206、画像処理を行う画像処理部208、画像形成を行う画像形成部209、トナー像の定着処理を行う定着部210、スキャナにおいて画像の読み取りを行う読取部207、後処理装置(図9の周辺機器を指す)の動作を制御する制御部211などを備えている。
制御部201は、表示部204、入力部205、通信部206、読取部207、画像処理部208、画像形成部209、定着部210、トナー濃度センサ235(図2を参照)、とそれぞれ接続され、画像形成装置100全体を制御する。
なお、制御部201が実行するプログラムを記憶する記憶媒体としては、メモリカードに限られず、フレキシブルディスク、光ディスク、ICカード、光カード、マスクROM、EEPROMなどの半導体メモリ等の媒体であってもよい。
通信部206は、制御部201からの指示に従って、接続された外部の機器との間でデータを送受信する。
読取部207は、原稿読取位置まで搬送されてきた原稿に光を照射する光源と、原稿で反射した光を受光する光電変換素子とを含み、原稿のサイズに応じた原稿画像を走査する。光電変換素子は、受光した光を電気信号である画像データに変換して、画像処理部208に出力する。
画像処理部208は、読取部207から入力される画像データにシェーディング補正などの各種のデータ処理を施した後、画像形成部209に出力する。給紙部(図示しない)は、給紙カセット81および手差し給紙カセット82に収納された用紙を画像形成部209に搬送する。
画像形成部209は、データ処理後の画像データに基づいて、給紙部(図示しない)により搬送される用紙に画像を形成する。そして、画像形成部209は、画像を形成した後の用紙を排紙トレイ91上に排出する。
定着部210(図1の定着ユニット7に相当)は、画像形成部209にて用紙上に形成されたトナー画像を溶融させて用紙に定着させる。
トナー濃度センサ235は、例えば透磁率センサであり、現像装置2の底面周辺の単位体積当りのキャリアに含まれる鉄分の透磁率を読み取る。透磁率が大きいほどトナー濃度は小さい。トナー濃度センサ235は、読み取った透磁率を制御部201に出力する。
表示部204は、液晶表示装置(LCD)、有機ELD(Electoro Luminescence Display)、電気泳動を利用した電子ペーパー等のディスプレイ、プラズマディスプレイ(PDP)、プラズマチューブアレイディスプレイ(PTAD)、電子放出素子を用いたディスプレイ(FED、SED)等の表示装置であり、ユーザに対する設定画面等の指示メニューや取得した画像データに関する情報を含む画面を表示する。
入力部205は、複数のキーを備え、キーに対応するユーザの操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付ける。
なお、入力部205が備える複数のキーは、スイッチを備えたハードキーである。また、入力部205は、キーの一部としてタッチパネルを含んでいても、あるいはタッチパネルそのもので構成されていてもよい。
入力部205がタッチパネルを含む場合、あるいはタッチパネルから構成されている場合、タッチパネルは、表示部204上に設けられる。本実施形態の入力部205は、タッチパネルを含んでいるものとする。なお、指装着型のウェアラブル・インタフェースを用いたジェスチャ入力を用いてもよい。
判定部203は、図示しない検知部により検出された検出結果(トナーの残量)に基づき、トナーカートリッジ500内のトナーが無くなったか否かを判定する。また、図示しない検知部によりトナーカートリッジ500が検出されたか否かの検出結果に基づき、トナーカートリッジ500が装着されたか否かを判定する。また、図示しない検知部によりトナーカートリッジトレイ400が検出されたか否かの検出結果に基づき、トナーカートリッジトレイ400が装着されたか否かを判定する。
次に、本実施形態の画像形成装置100におけるトナーカートリッジ500の交換、装着や記録紙を補給する時の操作について図面を参照して説明する。
画像形成装置100において、トナーカートリッジ500を交換(または装着)する場合は、図5(a),(b)に示すように、トナーカートリッジトレイ400の取手部401の凹部401aに上方から指を差し入れて取手部401を把持して、トナーカートリッジトレイ400を画像形成装置100の内側から外側に引き出す。
このとき、トナーカートリッジトレイ400は、画像形成装置100の前側の正面110aから外側に突出して露出され、トナーカートリッジトレイ400内に収容されたトナーカートリッジ500が交換可能な状態となる。
また、給紙カセット81に記録紙を補給する場合は、図5(a),(c)に示すように、給紙カセット81の取手部811の凹部811aに下方から指を差し入れて取手部811を把持して、給紙カセット81を画像形成装置100の内側から前側の正面110aより外側に引き出す。
このとき、給紙カセット81は、画像形成装置100の前側の正面110aから外側に突出して露出され、給紙カセット81内に記録紙を補給可能な状態となる。
このように、トナーカートリッジトレイ400を操作する場合と給紙カセット81を操作する場合とで、各々の取手部401,811を把持する手の向きが異なるため、トナーカートリッジトレイ400と給紙カセット81とを間違えることなく操作することができる。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、トナーを収容するトナーカートリッジ500が着脱可能に装着され、記録紙を収容する給紙カセット81を備えた画像形成装置100において、トナーカートリッジ500を画像形成装置100に着脱可能に支持するトナーカートリッジトレイ400を備え、トナーカートリッジトレイ400を画像形成装置100内部から外側へ移動可能(または、ユーザにより引出し可能)に設け、トナーカートリッジトレイ400の突出側端部400aに取手部401を備え、給紙カセット81を画像形成装置100内部から外側へ移動可能に設け、給紙カセット81の突出側端部81aに取手部811を備え、トナーカートリッジトレイ400の取手部401を上側からユーザ等が手指を挿入可能なように上部が開口した凹部401aを形成し、給紙カセット81の取手部811を下側からユーザ等が手指を挿入可能なように下部が開口した凹部811aを形成したので、トナーカートリッジトレイ400と給紙カセット81との区別(視認性)を容易にして、画像形成装置100の操作に不慣れなユーザであっても、トナーカートリッジトレイ400と給紙カセット81とを間違えることなく操作できるので、トナーカートリッジ500の交換や記録紙の補充を容易にして作業性を向上させるとともに、誤って印刷中に給紙カセット81を引き出すことによる印刷停止やJAMを防止することができる。
なお、本実施形態では、トナーカートリッジトレイ400の取手部401を上側からユーザ等が手指を挿入可能に構成し、給紙カセット81の取手部811を下側からユーザ等が手指を挿入可能に構成しているが、本発明は、トナーカートリッジトレイ400の取手部401と給紙カセット81の取手部811のうちの何れか一方の取手部を把持する方向が、他方の取手部を把持する方向とは異なる方向から把持することが可能に構成するものであればよく、本実施形態の構成に限定されるものではない。
以下に、本実施形態のトナーカートリッジトレイ400の取手部401および給紙カセット81の取手部811の構成の変形例について図面を参照して説明する。
図10は本実施形態の取手部の変形例1の構成を示す説明図、図11は本実施形態の取手部の変形例2の構成を示す説明図、図12は本実施形態の取手部の変形例3の構成を示す説明図、図13は本実施形態の取手部の変形例4の構成を示す説明図である。
図10は本実施形態の取手部の変形例1の構成を示す説明図、図11は本実施形態の取手部の変形例2の構成を示す説明図、図12は本実施形態の取手部の変形例3の構成を示す説明図、図13は本実施形態の取手部の変形例4の構成を示す説明図である。
(変形例1)
変形例1は、図10に示すように、給紙カセット81の上方に設けられたトナーカートリッジトレイ400の取手部1401を、右斜め上方から把持するように構成したものである。このように構成することで、トナーカートリッジトレイ400の取手部1401を右手で操作する場合に操作し易くできる。
変形例1は、図10に示すように、給紙カセット81の上方に設けられたトナーカートリッジトレイ400の取手部1401を、右斜め上方から把持するように構成したものである。このように構成することで、トナーカートリッジトレイ400の取手部1401を右手で操作する場合に操作し易くできる。
なお、取手部1401を左斜め上方から把持するように構成したものもであってもよく、これによれば、左手で操作し易い構成となる。
(変形例2)
変形例2は、図11に示すように、給紙カセット81の上方に設けられたトナーカートリッジトレイ400の取手部2401を、右横方向から把持するように構成したものである。このように構成することで、トナーカートリッジトレイ400の取手部2401を右手で操作する場合に操作し易くできる。
変形例2は、図11に示すように、給紙カセット81の上方に設けられたトナーカートリッジトレイ400の取手部2401を、右横方向から把持するように構成したものである。このように構成することで、トナーカートリッジトレイ400の取手部2401を右手で操作する場合に操作し易くできる。
なお、取手部2401を左横方向から把持するように構成したものもであってもよく、これによれば、左手で操作し易い構成となる。
(変形例3)
変形例3は、図12に示すように、給紙カセット81の上方に設けられたトナーカートリッジトレイ400の取手部3401を、給紙カセット81の取手部811(または取手部811の中心)を通る垂直線L1上から右側にずれた位置に設け、且つ右斜め上方から把持するように構成したものである。このように構成することで、より一層トナーカートリッジトレイ400や給紙カセット81を夫々引き出すことを視覚的にも、操作する上でも、ユーザに一旦確認する時間(間)を付与することができるので、操作を間違うことを抑制することができる。
変形例3は、図12に示すように、給紙カセット81の上方に設けられたトナーカートリッジトレイ400の取手部3401を、給紙カセット81の取手部811(または取手部811の中心)を通る垂直線L1上から右側にずれた位置に設け、且つ右斜め上方から把持するように構成したものである。このように構成することで、より一層トナーカートリッジトレイ400や給紙カセット81を夫々引き出すことを視覚的にも、操作する上でも、ユーザに一旦確認する時間(間)を付与することができるので、操作を間違うことを抑制することができる。
なお、取手部3401を給紙カセット81の取手部811(または取手部811の中心)を通る垂直線L1上から左側にずれた位置に設け、左斜め上方から把持するように構成したものもであってもよく、これによれば、左手で操作し易い構成となる。
(変形例4)
変形例4は、図13に示すように、給紙カセット81の上方に設けられたトナーカートリッジトレイ400の取手部4401を、トナーカートリッジトレイ400の筐体の正面の突出側端部400aの移動方向に沿った右側面、すなわち、筐体の右側面に設け、且つ右横方向から把持するように構成したものである。このように構成することで、さらにトナーカートリッジトレイ400や給紙カセット81を夫々引き出すことを視覚的にも、操作する上でも、ユーザに一旦確認する時間(間)を付与することができるので、操作を間違うことを抑制することができる。
変形例4は、図13に示すように、給紙カセット81の上方に設けられたトナーカートリッジトレイ400の取手部4401を、トナーカートリッジトレイ400の筐体の正面の突出側端部400aの移動方向に沿った右側面、すなわち、筐体の右側面に設け、且つ右横方向から把持するように構成したものである。このように構成することで、さらにトナーカートリッジトレイ400や給紙カセット81を夫々引き出すことを視覚的にも、操作する上でも、ユーザに一旦確認する時間(間)を付与することができるので、操作を間違うことを抑制することができる。
なお、取手部4401をトナーカートリッジトレイ400の筐体の正面の突出側端部400aの左側寄りの側面、すなわち、筐体の移動方向に沿った左側面に設け、且つ左横方向から把持するように構成したものであってもよく、これによれば、左手で操作し易い構成となる。
また、取手部4401を筐体の左右両側面に設けてよい。
また、取手部4401を筐体の左右両側面に設けてよい。
以上、上述した変形例では、トナーカートリッジトレイ400の取手部401の構成の変形例を説明しているが、本発明は、この構成に限定されるものではなく、例えば、給紙カセット81の取手部811の構成についても同様に展開することができる。
また、上述した実施形態及び変形例では、トナーカートリッジトレイ400や給紙カセット81の筐体に取手部401,81a等を設けているが、トナーカートリッジトレイ400や給紙カセット81の筐体の一部を突出させたり、または、凹ませたりして取手部として機能するように構成したものであっても良い。
また、上述した実施形態や変形例では、複数のトナーカートリッジ500を装着可能な画像形成装置100に適用した例について説明したが、トナーカートリッジを交換可能なトナーカートリッジトレイと、記録紙の補給可能な給紙カセットを備える画像形成装置であれば、上述したような構成の画像形成装置に限定されるものではなく、その他の画像形成装置にも展開が可能である。
以上のように、本発明は、上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
81 給紙カセット(記録媒体収容部)
81a 突出側端部
100 画像形成装置
110 装置本体
110a 正面
400 トナーカートリッジトレイ(消耗品容器支持部)
400a 突出側端部
401,811,1401,2401,3401,4401 取手部
401a,811a 凹部
500 トナーカートリッジ(消耗品容器)
600 中間ホッパ
700 トナー補給装置
L1 垂直線
81a 突出側端部
100 画像形成装置
110 装置本体
110a 正面
400 トナーカートリッジトレイ(消耗品容器支持部)
400a 突出側端部
401,811,1401,2401,3401,4401 取手部
401a,811a 凹部
500 トナーカートリッジ(消耗品容器)
600 中間ホッパ
700 トナー補給装置
L1 垂直線
Claims (5)
- 消耗品を収容する消耗品容器が着脱可能に装着され、記録媒体を収容する記録媒体収容部を備えて、前記記録媒体に前記消耗品による画像を形成する画像形成装置であって、
前記消耗品容器を画像形成装置に着脱可能に支持する消耗品容器支持部を備え、
前記消耗品容器支持部は、前記画像形成装置内部から外側へ移動可能に設けられ、前記消耗品容器支持部を移動する際に把持するための取手部を備え、
前記記録媒体収容部は、前記画像形成装置内部から外側へ移動可能に設けられ、前記記録媒体収容部を移動する際に把持するための取手部を備え、
前記消耗品容器支持部の取手部と前記記録媒体収容部の取手部は、何れか一方の取手部を把持する方向が、他方の取手部を把持する方向とは異なる方向から把持することが可能に構成されることを特徴とする画像形成装置。 - 前記消耗品容器支持部の取手部と前記記録媒体収容部の取手部は、何れか一方の取手部への手指の挿入方向が、他方の取手部への手指の挿入方向とは異なる方向から挿入可能に構成されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記消耗品容器支持部の取手部と前記記録媒体収容部の取手部は、前記画像形成装置の同一面側、または異なる面側に設けられ、
前記消耗品容器支持部と前記記録媒体収容部の前記画像形成装置に対する移動方向は、同じ方向であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。 - 前記消耗品容器支持部の取手部と前記記録媒体収容部の取手部は、同一の垂直線上に配置されないように構成されていることを特徴とする請求項1から3のうちの何れか一項に記載の画像形成装置。
- 前記消耗品容器支持部の取手部と前記記録媒体収容部の取手部は、前記消耗品容器支持部と前記記録媒体収容部とをそれぞれ前記画像形成装置の前面側に移動可能に設けられることを特徴とする請求項1から4のうちの何れか一項に記載の画像形成装置。
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