JP2013171055A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】未定着トナー像を記録材に形成した時に、トナーの比重をρ(g/cm3)、重量平均粒径をL(μm)、未定着トナー像の記録材に対するトナー載り量をA(mg/cm2)としたときに、A<(ρπL)/30√3となるトナー載り量を、各色のトナーによる未定着トナー像の形成における最大トナー載り量とし、前記画像において各色の有彩色トナーの色が重なって見える領域が84%以上存在するように未定着トナー像を定着する。
【選択図】図1
Description
まず、トナーが紙(記録材)の下地をカバーできない現象について、説明する。最初に、単色時のトナー量と紙の下地のカバー状態について説明する。図7は、トナー量と紙の下地のカバー状態についての関係図である。紙602上に単色時のトナー601の量が多い時から少ない時までの、各々のトナー層形成状態の違いを示したものである。トナーの重なりを見るために、トナー層を横から見た側面図と斜観図、トナーによる紙の下地のカバー状態を見るための平面図を示した。(a)→(b)→(c)→(d)の順に、トナー量がだんだんと減っていく状態の変化を表している。
(画像形成部)
図1の(a)は本実施例における画像形成装置100の概略構成図である。この装置100は4色フルカラーの電子写真レーザープリンタであり、制御回路部(CPU)101と通信可能に接続した外部ホスト装置102から入力する電気的な画像情報に対応したフルカラー画像を記録材Sに形成して出力することができる。装置102は、例えば、パソコン、イメージリーダー、ファクシミリ等である。回路部101は装置102や操作部103、各種作像機器と信号の授受をして作像シーケンス制御を司る。
回路部101は第1乃至第4の画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdのうち、Bk色トナー像を形成する第4の画像形成部Pdだけを画像形成動作させる。その他の画像形成部についてはドラム1を回転駆動(空回転)させるだけで画像形成動作させない。各画像形成部のドラム1とベルト11は同じ周速度をもって駆動される。
次に、回路部101は第3の画像形成部Pcにおいてドラム1cに対する帯電、露光、現像のプロセスを実行する。これにより、ドラム1cの面に未定着トナーの記録材上の最大トナー載り量が0.3(mg/cm2)となるフルカラー画像のC色成分像に対応するC色トナー像を形成する。その他の画像形成部についてはドラム1を回転駆動させるだけで画像形成動作させない。ドラム1cに形成されたC色トナー像が一次転写部においてベルト11の面に順次に一次転写される。ベルト11の面に一次転写されたC色トナー像は引き続くベルト11の移動により二次転写部に搬送されていく。
次に、回路部101は第2の画像形成部Pbにおいてドラム1bに対する帯電、露光、現像のプロセスを実行する。これにより、ドラム1bの面に未定着トナーの記録材上の最大トナー載り量が0.3(mg/cm2)となるフルカラー画像のM色成分像に対応するM色トナー像を形成する。その他の画像形成部についてはドラム1を回転駆動させるだけで画像形成動作させない。
次に、回路部101は第1の画像形成部Paにおいてドラム1aに対する帯電、露光、現像のプロセスを実行する。これにより、ドラム1aの面に未定着トナーの記録材上の最大トナー載り量が0.3(mg/cm2)となるフルカラー画像のY色成分像に対応するY色トナー像を形成する。その他の画像形成部についてはドラム1を回転駆動させるだけで画像形成動作させない。ドラム1aに形成されたY色トナー像が一次転写部においてベルト11の面に順次に一次転写される。ベルト11の面に一次転写されたY色トナー像は引き続くベルト11の移動により二次転写部に搬送されていく。
ここで、本実施例において用いているトナーの特性と、定着工程におけるトナーの溶融状態について説明する。まず、本実施例におけるトナーは、ポリエステル系の樹脂を使用したトナーを用いた。トナーを製造する方法としては、粉砕法や、懸濁重合法・界面重合法・分散重合法等の媒体中で直接トナーを製造する方法(重合法)が挙げられる。本実施例においては粉砕法によって製造したトナーを用いた。なお、トナーの成分、製造方法はこれに限定されるものではない。
A<(ρπL)/30√3
を満たせば、上記設定に限定されるものではない。
次に、本実施例の特徴である、得られた画像における、異なる色の有彩色トナーの色が重なって見える領域について、検出方法ならびに検出結果について、比較例を交えて説明する。まず、以下の説明においては、有彩色トナーとして、Y色トナーとC色トナーを用いて検証し、Y色トナー像とC色トナー像の色が重なった領域、すなわちグリーン色(G色)に見える領域の算出方法および算出結果を代表例として示す。しかし、その他の色についても同様で、これに限定されるものではない。
次に、このような条件において2色重ね合わされ定着された画像から、色の重なって見える領域、ここではグリーン色に見える領域(以後G領域)の算出方法について図6の二次色領域割合算出のシステムブロック図にて説明する。まず、得られた画像を光学顕微鏡(OLYMPUS製;STM6−LM測定顕微鏡)で透過画像観察を行うと、C色、Y色、G色に見える顕微鏡画像を得ることができる(1131)。C色トナー像とY色トナー像が重なっていない領域では、C色、Y色の単色で見え、重なっている領域はG色に見える。このときの顕微鏡画像取得条件は、以下のような設定で行った。
対物レンズ:倍率5×
実視野領域:4.4mm
開口数:0.13
光源フィルタ:透過用MM6−LBD
出力光量:MAX
また、上記条件で取得した画像を、画像ファイリングソフトウェア;FLVFS−FIS(OLYMPUS製)にて取り込み、保存を行った(1132)。このときのカメラプロパティは以下のような設定で行った。
モード:スロー
シャッタースピード:0.17[s]
レベルグループ
ゲイン R=2.13 G=1.00 B=1.74
オフセット R/G/B=±0
ホワイトバランス 画面中央にて
ガンマ R/G/B=0.67
シャープネス なし
Gain(Camera PGA−AMP)
R/G/B=1.34
次に、得られた顕微鏡画像において、観察領域内の光量が安定している中央部分をトリミングした(1133)。トリミングは、フォトショップ(アドビシステムズ社)で行い、画像中央部の2mm四方を選択した。なお、このトリミング作業は、観察領域内の光量が安定している領域について作業を行うためで、トリミングではなく観察領域内光量バランスのキャリブレーション等を行ってもよい。
={0.3×0.4/1.0×1.0}×100
=12%
となる。
以下の説明においては、有彩色トナーとして、Y色トナーとC色トナーを用いて検証し、Y色トナー像とC色トナー像が重なった領域、すなわちG色に見える領域の算出結果を例として示す。しかし、その他の色についても同様で、これに限定されるものではない。
以上のような方法を用いて、実際に本実施例の定着器構成・定着条件において得られた画像の顕微鏡観察を行い、G色領域の割合を算出してみた。また、本実施例の画像形成条件で、1回の画像形成しか行わなかった場合、即ち、第1の画像形成部Paと第3の画像形成部Pcを連携動作させてベルト11上にY色+C色の未定着トナー像を形成し、それを記録材に一括して転写/定着した場合を比較例1とする。
A>(ρπL)/30√3
の条件になるように設定した。
第1の実施例では、定着ニップ部における記録材上のトナー像と接触する定着部材の移動速度と記録材の移動速度とを実質的に同じ速度(ほぼ同じ速度)となるように定着装置の駆動方式を決定するものであった。そのような構成においては、A<(ρπL)/30√3を満たす最大トナー載り量を設定した場合であっても、各色の有彩色トナーの色が重なって見える領域が84%以上とすることが可能であった。
1)本発明の画像形成装置において、記録材Sに対する有彩色トナーによる未定着トナー像の形成プロセスは実施例の転写式電子写真プロセスに限られない。転写方式あるいは直接方式の静電記録プロセスや磁気記録プロセス等の他の画像形成プロセスであってもよい。
Claims (5)
- 第一の色のトナーの比重をρ1(g/cm3)、重量平均粒径をL1(μm)、定着前に記録材に形成される最大トナー載り量をA1(mg/cm2)とするとA1<(ρ1πL1)/30√3の関係を満たす条件で記録材にトナー像を形成するための第一の画像形成部と、
第二の色のトナーの比重をρ2(g/cm3)、重量平均粒径をL2(μm)、定着前に記録材に形成される最大トナー載り量をA2(mg/cm2)とするとA2<(ρ2πL2)/30√3の関係を満たす条件で記録材にトナー像を形成するための第二の画像形成部と、
第一の画像形成部により形成された最大トナー載り量A1の第一トナー像に第二の画像形成部により形成された最大トナー載り量A2のトナー像を重ねて記録材に形成するときに、第一トナー像と第二トナー像が重なる割合が84%以上存在するようにトナー像を記録材に定着する定着装置と、
を備えた画像形成装置。 - 最大トナー載り量A1と最大トナー載り量A2とはほぼ同じ値であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 定着装置は、記録材上のトナー像と接触してトナー像を記録材に定着する定着部材と、定着部材を圧し記録材を挟持搬送するニップ部を形成する加圧部材と、ニップ部において定着部材の移動速度と記録材の移動速度との間で移動速度差を生じさせるための駆動手段と、を有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 定着装置は、第一の画像形成部により形成されたトナー像を記録材に定着した後に、再度記録材を定着装置に通して第二の画像形成部により形成されたトナー像を記録材に定着する動作を実行する実行部を有することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の画像形成装置。
- 第一の画像形成部が記録材に形成した定着前の最大トナー載り量A1のトナー像と第二の画像形成部が記録材に形成した定着前の最大トナー載り量A2のトナー像とが記録材に形成されたときに第一トナー像と第二トナー像が重なる割合は84%未満であることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の画像形成装置。
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