JP2013009523A - ステータ、モータ、導体の製造方法、ステータの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】巻線用セグメントSGはU字状の内側及び外側導体IS,OSの連結部Cを周方向においてラップさせ、軸線方向においてラップしないようにしている。そして、内側及び外側導体IS,OSの各層足F1〜F4をそれぞれ対応するスロットに挿入したとき、同スロットから軸線方向に突出した先端部を折り曲げて溶接部W1〜W4を形成する。溶接部W1〜W4は、径方向に隣接する他の巻線用セグメントSGの溶接部W1〜W4と溶接される。
【選択図】図8
Description
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のモータにおいて、前記ステータは、前記異なるスロットに、2つのU字状の導体がそれぞれ挿入され、その2つのU字状の導体の連結部の頂点を同一にした。
請求項9に記載の発明によれば、マグネットの数を半減することができる。
請求項11に記載の発明は、回転軸の中心軸に向かって延出形成されたティースが、前記中心軸を中心に周方向に等間隔に複数個配置され、前記ティースとティースとの間に形成される前記回転軸の軸線方向に延びる複数のスロットが形成されたコアと、2つの足とその2つの足を連結する連結部とからなり、前記コアのスロットに対し、予め定めたスロットピッチ及び径方向ピッチで前記2つの足がそれぞれ異なるスロットに挿入されるU字状の導体とを有し、前記異なるスロットに、2つのU字状の導体をそれぞれ挿入するようにした導体の製造方法であって、一定の長さに切断した導線をU字状に折り曲げ、円弧状に折り曲げられた部分を連結部とし、その連結部の両端部に一対の足を形成するU字状折り曲げ工程と、前記U字状折り曲げ工程にて形成されたU字状の導線を2つ用意し、2つのU字状の導線の連結部を、前記一対の足が形成する面に対して直交方向に重ねるとともに、2つのU字状の導線の各足を1列に並べる重ね合わせ工程と、前記重ね合わせ工程にて重ねられた2つのU字状の導線の両連結部中央を保持し、前記連結部を境にして一側にある2つの足の組と他側にある2つの足の組とを、互いに異なる前記直交方向側に相対移動させて前記連結部をひねるひねり工程を有した。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の導体の製造方法において、前記ひねり工程は、前記各組の2つの足は、挿入されるスロットの径方向に配列されるように、前記連結部をひねり、一側にある2つの足の組と他側にある2つの足の組とを、互いに異なる前記直交方向側に相対移動させた。
請求項13に記載の発明は、回転軸の中心軸に向かって延出形成されたティースが、前記中心軸を中心に周方向に等間隔に複数個配置され、前記ティースとティースとの間に形成される前記回転軸の軸線方向に延びる複数のスロットが形成されたコアと、2つの足とその2つの足を連結する連結部とからなり、前記コアのスロットに対し、予め定めたスロットピッチ及び径方向ピッチで前記2つの足がそれぞれ異なるスロットに挿入されるU字状の導体とを有し、1つのスロットに複数の他の導体の足を挿入し、1つのスロットを、挿入した各足にて内側から第1層足、第2層足、第3層足及び第4層足となる積層構造に配置するとともに、前記コアの軸方向の一端側に前記各導体の連結部が位置し、軸方向の他端側に前記導体の2つの足の先端が位置するように、前記導体を前記コアのスロットに挿入したステータの製造方法であって、U字状の導体の2つ用意し、2つのU字状の導体の連結部を径方向に重ね、前記連結部を境にして一側にある2つの足の組と他側にある2つの足の組とを、周方向において互いに異なる方向に離間させて1つのセグメントとし、複数のセグメントを一側の組の足の組と他側の2つの足の組をそれぞれ対応するスロットに挿入する挿入工程と、挿入工程にてスロットに挿入されたセグメントの各組の足において、当該スロットから軸方向に突出する各足の先端を周方向に折り曲げるとともに、径方向に隣接する他のセグメントの足の先端と接合する接合工程とからなる。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載のステータの製造方法において、前記挿入工程は、各セグメントを構成する2つの導体の両連結部の頂点が軸方向に一致するように、各セグメントをスロットに挿入される。
以下、本発明のモータをブラシレスモータに具体化した第1実施形態を図1〜図19に従って説明する。
巻線用セグメントSGを構成する内側導体IS及び外側導体OSは、図6に示すように、共に同一形状のU字状の導体であって、長い銅線よりなる導線を一定の長さに切断した導線を中央部分から円弧状に折り曲げる(U字状折り曲げ工程)ことによって形成される。そして、U字状に折り曲げ形成された内側導体IS及び外側導体OSは、円弧状に折り曲げられた部分が連結部Cとなり、その折り曲げられた連結部Cの両端部から延びる部分がそれぞれ足Fとなる。
規制板PL、第1及び第2保治具H1,H2等にてひねり加工されることによって、連結部C、第1及び第2層足F1,F2と第3及び第4層足F3,F4は変形し、図8(c)に示すように、第1及び第2層足F1,F2の組と第3及び第4層足F3,F4の組とが周方向において6スロットピッチの間隔に拡開される。このとき、図8(c)に示すように、第1層足F1と第2層足F2が径方向に一直線上に配列されるとともに、第3層足F3と第4層足F4も径方向に一直線上に配列されるようにひねり形成される。
表1から明らかなように、第1系統3相巻線のU1相は、スロット番号が「60」、「6」、「12」、「18」、「24」、「30」、「36」、「42」、「48」、「54」のスロットSに、巻線が巻回(巻線用セグメントSGが挿入)されることがわかる。尚、図3に示すように、スロット番号が「60」、「6」のスロットSには、巻線用セグメントSGに代えて、U1相のための反転用導体RCが挿入されるようになっている。また、スロット番号が「6」のスロットSには、給電用導体PCが挿入されるとともに、スロット番号が「60」のスロットSには、コモン用導体NCが挿入される。
そして、反転用導体RCの第2層足F2の第2溶接部W2は、同相の巻線において、周方向に隣り合うセグメントSGの内側導体ISの第1層足F1の第1溶接部W1と溶接される。また、反転用導体RCの第3層足F3の第3溶接部W3は、同相の巻線において、第2溶接部W2を溶接したセグメントSGの次に隣接したセグメントSGの内側導体ISの第1層足F1の第1溶接部W1と溶接される。
コモン用導体NCの折り曲げは、スロットSから突出した部分の足Fを、反転用導体RCの第2溶接部W2に対して離間する方向に折り曲げる。
次に、第1系統3相巻線について説明する。
ここで、反転用導体RC、給電用導体PC及びコモン用導体NC、9個のセグメントSGを使って、第1系統3相巻線の内のU1相の巻線の巻線方法について、図10及び図11に従って説明する。
第1系統3相巻線の他のV1相,W1相の巻線もU1相の巻線と同様な方法で巻回される。このとき、各相のコモン用導体NCのリア側の連結部Cを中性点端子T0u,T0v,T0wとするとともに、各相の給電用導体PCのリア側の連結部Cを電力受電端子T1u,T1v,T1wとする。
次に、第2系統3相巻線について説明する。
第2系統3相巻線は、第1系統3相巻線と同様に3相Y結線である。そして、第2系統の3相各巻線は、第1系統の対応する3相各巻線と1スロットピッチずれて各スロットSにそれぞれ巻回される。
第2系統のU2相の巻線に使用されるスロットSは、表1に示すスロット番号のスロットSが割り当てられ、反転用導体RC、給電用導体PC及びコモン用導体NCと9個の巻線用セグメントSG1a〜SG9aが使用される。
ロータ11は、回転軸12に貫挿固着されている。回転軸12は、本実施形態では非磁性体の例えばステンレス材の金属シャフト(磁性体の例えば鉄鋼材であってもよい)であって、筒状ハウジング3のリアカバー壁3a及びフロントエンドプレート4に支持された軸受14,15により回転可能に支持されている。
ロータ11は、図17及び図18に示すように、鋼板よりなるロータコア片16aが複数積層されて形成されたロータコア16を有し、回転軸12に固着されている。なお、ロータコア片16aは、ステータコア片を打ち抜き形成する際にその内径側で共取りされたものであり、これらを積層してロータコア16を形成する。
なお、本実施形態のロータ11に対するステータ6におけるティース9の個数「Z」は、以下のように設定している。
ティース9の個数「Z」は、「Z=2×p×m×n(個)」(但し、「n」は自然数)となるように構成されている。
Z=2×5(マグネットMGの個数)×3(相数)×2=60個
となる。
今、同一形状の内側導体ISと外側導体OSを、凹部Cdが向き合うように対峙させ、内側導体ISの凹部Cdと、外側導体OSの凹部Cdを嵌合させて、図8(a)に示すスロットS挿入前の巻線用セグメントSGが形成される。
(1)本実施形態によれば、巻線用セグメントSGを構成するU字状の内側及び外側導体IS,OSの連結部Cを周方向においてラップさせ、軸線方向においてラップ(積層)しないようにした。従って、連結部Cが軸線方向においてラップ(積層)しない分だけ、巻線用セグメントSGを軸線方向において短くできる。
次に、本発明の第2実施形態について、図20〜図26に従って説明する。
第1実施形態は、巻線用セグメントSGが同一形状の内側導体ISと外側導体OSから構成されていた。これに対し、本実施形態は、その巻線用セグメントSGを構成する2つの導体の形状が互いに相違し、その相違に基づいてその3相Y結線よりなる巻線の結線方法に特徴を有するものである。
図20に示すように、本実施形態の巻線用セグメントSGを構成する第1導体DC1及び第2導体DC2は、それぞれ1本の所定の長さの導線を中央部分から折り曲げて形成されたU字状の導体である。第1導体DC1は、径方向において、第2導体DC2より一回りサイズが大きくなっている。
第1導体DC1について、図21に示すように、その連結部Cを周方向に凹部Cdを形成する。詳述すると、第1導体DC1と第2導体DC2を周方向に重ねた時、その周方向から見て、第1導体DC1の連結部Cであって、第2導体DC2の連結部Cが重なる第1導体DC1の連結部Cの部分には、プレス機等を使って曲げによって(圧縮あるいは曲げにより形成してもよい)凹部Cdを形成する。そして、第1導体DC1の連結部Cに形成した凹部Cdの深さは、その凹部Cdの底面が、足Fの周方向の厚さのほぼ半分程度の深さに凹設され、第2導体DC2の連結部Cが嵌合するようになっている。
これによって、第1導体DC1及び第2導体DC2の連結部Cがラップした状態となって、第1導体DC1の一対の足Fと、第2導体DC2の一対の足Fが径方向に一直線上に配列されることになる。そして、第1導体DC1の一対の足Fについて、径方向内側の足Fが第1層足F1となり、径方向外側の足Fが第4層足F4となる。一方、第2導体DC2の一対の足Fについて、径方向内側の足Fが第2層足F2となり、径方向外側の足Fが第3層足F3となる。
ひねり加工されることによって、連結部C、第1及び第2層足F1,F2と第3及び第4層足F3,F4は変形し、図23に示すように、第1及び第2層足F1,F2の組と第3及び第4層足F3,F4の組とが周方向において6スロットピッチの間隔に拡開される。このとき、図23に示すように、第1層足F1と第2層足F2が径方向に一直線上に配列されるとともに、第3層足F3と第4層足F4も径方向に一直線上に配列されるようにひねり形成される。
コモン用導体NCaは、同じくU字状の反転用導体RCaを連結部から半分に切断した形状である。このコモン用導体NCaの1本の足は、第1層足に対応させている。
第1導体DC1の折り曲げは、図24に示すように、スロットSから突出した部分の第1層足F1及び第4層足F4を互いに離間する方向に折り曲げる。そして、第1導体DC1の第1及び第4層足F1,F4について、スロットSから突出し互いに離間する方向に折り曲げられた部分を第1及び第4溶接部W1,W4という。
今、第1導体DC1と第2導体DC2を対峙させ、第1導体DC1の凹部Cdに第2導体DC2の連結部Cを嵌合させて、図23に示すスロットS挿入前の巻線用セグメントSGを形成する。
(1)本実施形態によれば、巻線用セグメントSGを構成するU字状の第1及び第2導体DC1,DC2の連結部Cを周方向においてラップさせ、軸線方向においてラップ(積層)しないようにした。従って、連結部Cが軸線方向においてラップ(積層)しない分だけ、巻線用セグメントSGを軸線方向において短くできる。
(4)本実施形態によれば、ロータ11に空隙25を設けたので、積層鋼板によりなるロータコア材より比重及び磁性を小さくすることができ、ロータコア16を軽量にし、ブラシレスモータ1全体の重量を軽量化することができる。
・上記第1実施形態では、内側導体IS及び外側導体OSの両連結部Cの頂点T、また、上記第2実施形態では、第1導体DC1及び第2導体DC2の両連結部Cの頂点Tをそれぞれ軸線方向に一致させたが、これに限定されるもではなく、両連結部Cが径方向にラップした状態であれば、両連結部Cの頂点Tがそれぞれ軸線方向に一致しなくてもよい。
・上記実施形態では、上記実施形態ではロータ11に空隙25を形成したが、空隙25を形成しないロータに応用してもよい。
・上記実施形態では、モータとしてブラシレスモータ1に具体化したが、これをブラシ付きモータに具体化してもよい。
Claims (14)
- 回転軸の中心軸に向かって延出形成されたティースが、前記中心軸を中心に周方向に等間隔に複数個配置され、前記ティースとティースとの間に形成される前記回転軸の軸線方向に延びる複数のスロットが形成されたコアと、
2つの足とその2つの足を連結する連結部とからなり、前記コアのスロットに対し、予め定めたスロットピッチ及び径方向ピッチで前記2つの足がそれぞれ異なるスロットに挿入されるU字状の導体と
を有し、
1つのスロットに複数の他の導体の足を挿入し、1つのスロットを、挿入した各足にて内側から第1層足、第2層足、第3層足及び第4層足となる積層構造に配置するとともに、前記コアの軸方向の一端側に前記各導体の連結部が位置し、軸方向の他端側に前記導体の2つの足の先端が位置するように、前記導体を前記コアのスロットに挿入したステータであって、
前記足が同一スロットに挿入される複数の導体は、その連結部が少なくとも周方向から見て互いにラップしていることを特徴とするステータ。 - 請求項1に記載のステータにおいて、
前記異なるスロットには、2つのU字状の導体がそれぞれ挿入され、その2つのU字状の導体の連結部の頂点を同一にしたことを特徴とするステータ。 - 請求項1または2に記載のステータにおいて、
前記2つのU字状の導体の内、一方のU字状の導体の一対の足は、前記第1層足と第3層足となり、他方のU字状の導体の一対の足は、前記第2層足と第4層足となることを特徴とするステータ。 - 請求項1または2に記載のステータにおいて、
前記2つのU字状の導体の内、一方のU字状の導体の一対の足は、前記第1層足と第4層足となり、他方のU字状の導体の一対の足は、前記第2層足と第3層足となることを特徴とするステータ。 - 回転軸の中心軸に向かって延出形成されたティースが、前記中心軸を中心に周方向に等間隔に複数個配置され、前記ティースとティースとの間に形成される前記回転軸の軸線方向に延びる複数のスロットが形成されたコアと、
2つの足とその2つの足を連結する連結部とからなり、前記コアのスロットに対し、予め定めたスロットピッチ及び径方向ピッチで前記2つの足がそれぞれ異なるスロットに挿入されるU字状の導体と
を有し、
1つのスロットに複数の他の導体の足を挿入し、1つのスロットを、挿入した各足にて内側から第1層足、第2層足、第3層足及び第4層足となる積層構造に配置するとともに、前記コアの軸方向の一端側に前記各導体の連結部が位置し、軸方向の他端側に前記導体の2つの足の先端が位置するように、前記導体を前記コアのスロットに挿入したステータを備えたモータであって、
前記足が同一スロットに挿入される複数の導体の連結部が少なくとも周方向から見て互いにラップされているステータを備えたことを特徴とするモータ。 - 請求項5に記載のモータにおいて、
前記ステータは、前記異なるスロットに、2つのU字状の導体がそれぞれ挿入され、その2つのU字状の導体の連結部の頂点を同一にしたことを特徴とするモータ。 - 請求項5または6に記載のモータにおいて、
前記2つのU字状の導体の内、一方のU字状の導体の一対の足は、前記第1層足と第3層足となり、他方のU字状の導体の一対の足は、前記第2層足と第4層足となることを特徴とするモータ。 - 請求項5または6に記載のモータにおいて、
前記2つのU字状の導体の内、一方のU字状の導体の一対の足は、前記第1層足と第4層足となり、他方のU字状の導体の一対の足は、前記第2層足と第3層足となることを特徴とするモータ。 - 請求項5〜8のいずれか1つに記載のモータにおいて、
前記ステータの内側に配置されたロータは、コンシクエントポール型のロータであることを特徴とするモータ。 - 請求項5〜9のいずれか1つに記載のモータにおいて、
前記ステータの内側に配置されたロータがコンシクエントポール型のロータであって、そのロータコアの径方向位置に、ロータコア材より比重及び磁性が小さい小磁性軽量部を形成したことを特徴とするモータ。 - 回転軸の中心軸に向かって延出形成されたティースが、前記中心軸を中心に周方向に等間隔に複数個配置され、前記ティースとティースとの間に形成される前記回転軸の軸線方向に延びる複数のスロットが形成されたコアと、
2つの足とその2つの足を連結する連結部とからなり、前記コアのスロットに対し、予め定めたスロットピッチ及び径方向ピッチで前記2つの足がそれぞれ異なるスロットに挿入されるU字状の導体と
を有し、
前記異なるスロットに、2つのU字状の導体をそれぞれ挿入するようにした導体の製造方法であって、
一定の長さに切断した導線をU字状に折り曲げ、円弧状に折り曲げられた部分を連結部とし、その連結部の両端部に一対の足を形成するU字状折り曲げ工程と、
前記U字状折り曲げ工程にて形成されたU字状の導線を2つ用意し、2つのU字状の導線の連結部を、前記一対の足が形成する面に対して直交方向に重ねるとともに、2つのU字状の導線の各足を1列に並べる重ね合わせ工程と、
前記重ね合わせ工程にて重ねられた2つのU字状の導線の両連結部中央を保持し、前記連結部を境にして一側にある2つの足の組と他側にある2つの足の組とを、互いに異なる前記直交方向側に相対移動させて前記連結部をひねるひねり工程と
を有したことを特徴とする導体の製造方法。 - 請求項11に記載の導体の製造方法において、
前記ひねり工程は、
前記各組の2つの足は、挿入されるスロットの径方向に配列されるように、前記連結部をひねり、一側にある2つの足の組と他側にある2つの足の組とを、互いに異なる前記直交方向側に相対移動させたことを特徴とする導体の製造方法。 - 回転軸の中心軸に向かって延出形成されたティースが、前記中心軸を中心に周方向に等間隔に複数個配置され、前記ティースとティースとの間に形成される前記回転軸の軸線方向に延びる複数のスロットが形成されたコアと、
2つの足とその2つの足を連結する連結部とからなり、前記コアのスロットに対し、予め定めたスロットピッチ及び径方向ピッチで前記2つの足がそれぞれ異なるスロットに挿入されるU字状の導体と、
を有し、
1つのスロットに複数の他の導体の足を挿入し、1つのスロットを、挿入した各足にて内側から第1層足、第2層足、第3層足及び第4層足となる積層構造に配置するとともに、前記コアの軸方向の一端側に前記各導体の連結部が位置し、軸方向の他端側に前記導体の2つの足の先端が位置するように、前記導体を前記コアのスロットに挿入したステータの製造方法であって、
U字状の導体の2つ用意し、2つのU字状の導体の連結部を径方向に重ね、前記連結部を境にして一側にある2つの足の組と他側にある2つの足の組とを、周方向において互いに異なる方向に離間させて1つのセグメントとし、複数のセグメントを一側の組の足の組と他側の2つの足の組をそれぞれ対応するスロットに挿入する挿入工程と、
挿入工程にてスロットに挿入されたセグメントの各組の足において、当該スロットから軸方向に突出する各足の先端を周方向に折り曲げるとともに、径方向に隣接する他のセグメントの足の先端と接合する接合工程と
からなるステータの製造方法。 - 請求項13に記載のステータの製造方法において、
前記挿入工程は、各セグメントを構成する2つの導体の両連結部の頂点が軸方向に一致するように、各セグメントをスロットに挿入されることを特徴とするステータの製造方法。
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