JP2012200277A - 濃度定量方法及び濃度定量装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】溶媒の吸収係数(μaw(λ))を参照する工程と、予め測定した、溶媒と第一の溶質との相互作用が生じた後の、既知の第一の溶質の見かけの吸収係数(μ’ag(λ))を参照する工程と溶媒と第一の溶質との相互作用が生じた後の、第一の溶質の濃度が未知の第一の試料の吸収係数(μa(λ))を測定する工程と、これら溶媒の吸収係数(μaw(λ))、既知の第一の溶質の吸収係数(μ’ag(λ))、および第一の溶質の濃度が未知の第一の試料の吸収係数(μa(λ))に基づいて、未知の第一の溶質の体積分率(Vg)、および溶媒の体積分率(Vw)を得る工程と、を少なくとも備える。
【選択図】図1
Description
一方、高齢化社会の到来により、予防医学に対する要求の高まりを受けて、個人における代謝量管理の重要性が急速に増大している。中でも、血糖値測定は、食前や食後の血糖値を測定することで糖代謝の反応が分かることが知られており、糖尿病のごく初期段階での糖代謝の反応を評価することで、糖尿病の早期診断に基づく早期治療が可能になる。
また、血糖値を連続的に測定する方法としては、静脈に注射針を刺した状態で連続的に血糖値相応のグルコースの定量を行う機器が米国にて開発されており、現在臨床試験中である。しかし、静脈に注射針を刺したままにしているために、血糖値の測定中に針が抜ける危険性や感染症の危険性がある。
そこで、採血無しに頻繁に血糖値を測定することができ、しかも感染症の危険性が無い血糖値の測定装置の開発が求められている。さらには、簡単にかつ常時装着可能であり、小型化可能な血糖値の測定装置の開発が求められている。
この装置は、測定対象物に特定波長の光または連続光を照射し、その光吸収量からBeer-Lambert則に基づいて、成分の濃度を算出している。
こうした多変量解析を用いた測定装置(測定方法)では、シミュレーションによって検量線を作成しており、成分間の相互作用が考慮されていない。よって、測定対象に複数成分が含まれている場合、これら成分間で相互作用が生じてしまう。成分間で相互作用が生じると、濃度測定の際に誤差が大きくなり、目的の成分を正確に測定することが困難であった。
また、こうした多数の試料をシミュレーションでなく実測し、こうした実測による光吸収量に基づいて検量線を作成することも考えられるが、こうした相互作用を考慮した検量線の作成は多くの時間と手間が掛かり、実用的ではない。
すなわち、本発明の濃度定量方法は、溶媒に溶解した際に相互作用が生じる第一の溶質を溶解させた溶液中の第一の溶質の濃度を、吸光光度法によって測定する濃度定量方法であって、
溶媒の吸収係数(μaw(λ))を参照する工程と、
予め測定した、溶媒と第一の溶質との相互作用が生じた後の、第一の溶質の見かけの吸収係数(μ’ag(λ))を参照する工程と
溶媒と第一の溶質との相互作用が生じた後の、第一の溶質の濃度が未知の第一の試料の吸収係数(μa(λ))を測定する工程と、
これら溶媒の吸収係数(μaw(λ))、既知の第一の溶質の見かけの吸収係数(μ’ag(λ))、および第一の溶質の濃度が未知の第一の試料の吸収係数(μa(λ))に基づいて、連立方程式(式1)を異なる2波長にて適用し、または、連立方程式(式1)(式2)を1波長に適用し、未知の第一の溶質の体積分率(vg)、および溶媒の体積分率(vw)を得る工程と、
を少なくとも備えたことを特徴とする。
溶媒の吸収係数(μaW(λ))を参照する工程と、
予め測定した、溶媒と第一の溶質との相互作用が生じた後の、第一の溶質の見かけの吸収係数(μ’ag(λ))を参照する工程と
予め測定した、溶媒と第二の溶質との相互作用が生じた後の、第二の溶質の見かけの吸収係数(μ’an(λ))を参照する工程と
溶媒と第一の溶質との相互作用と溶媒と第二の溶質との相互作用が生じた後の、第一の溶質、第二の溶質の濃度が未知の第二の試料の吸収係数(μa(λ))を測定する工程と
これら溶媒の吸収係数(μaw(λ))、既知の第一の溶質の見かけの吸収係数(μ’ag(λ))、既知の第二の溶質の見かけの吸収係数(μ’an(λ))、および第一の溶質、第二の溶質の濃度が未知の第二の試料の吸収係数(μa(λ))に基づいて、連立方程式(式3)を異なる3波長にて適用し、または、連立方程式(式3)(式4)を異なる2波長にて適用し、未知の第一の溶質の体積分率(vg)、未知の第二の溶質の体積分率(vn)、および溶媒の体積分率(vw)を得る工程と、
を備えていればよい。
予め測定した、溶媒と第一の溶質との相互作用が生じた後の、第一の溶質の見かけの吸収係数(μ’ag(λ))を記憶する記憶部と、
溶媒と第一の溶質との相互作用が生じた後の、第一の溶質の濃度が未知の第一の試料の吸収係数(μa(λ))を測定する測定部と、
前記第一の試料に向けて所定の波長の光を照射する光源と、
これら溶媒の吸収係数(μaw(λ))、既知の第一の溶質の見かけの吸収係数(μ’ag(λ))、および第一の溶質の濃度が未知の第一の試料の吸収係数(μa(λ))に基づいて、連立方程式(式1)を異なる2波長にて適用し、または連立方程式(式1)(式2)を1波長に適用し、未知の第一の溶質の体積分率(vg)、および溶媒の体積分率(vw)を算出する演算部と、
を少なくとも備えたことを特徴とする。
前記測定部は、溶媒と第二の溶質との相互作用が生じた後の、第一の溶質、第二の溶質の濃度が未知の第二の試料の吸収係数(μa(λ))を測定し、
前記演算部は、これら溶媒の吸収係数(μaw(λ))、既知の第一の溶質の見かけの吸収係数(μ’ag(λ))、既知の第二の溶質の見かけの吸収係数(μ’an(λ))、および第一の溶質、第二の溶質の濃度が未知の第二の試料の吸収係数(μa(λ))に基づいて、連立方程式(式3)を異なる3波長にて適用し、または、連立方程式(式3)(式4)を異なる2波長にて適用し、未知の第二の溶質の体積分率(vg)、および溶媒の体積分率(vw)を算出すればよい。
本発明では、濃度定量装置として血糖値測定装置を、観測対象として人の手のひらの皮膚を、目的成分としてグルコースを、それぞれ例に取り説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態の血糖値測定装置の構成を示す概略ブロック図である。
この血糖値測定装置100は、溶媒に溶解した際に相互作用が生じる第一の溶質を溶解させた溶液中の第一の溶質の濃度を、吸光光度法によって正確に測定可能なものであり、演算部101、記憶部102、表示部103、計測光強度取得部(測定部)104と、照射部105および受光部106からなる測定ユニット107を備えている。
なお、ここでいう相互作用とは、溶媒に対して溶質を溶解させた際に生じるクラスターの形成による作用、例えば、分子間の水素結合数の変化、グルコース水溶液中の水とグルコースの水素結合、水と塩化ナトリウムのイオン結合などが挙げられる。
計測光強度取得部(測定部)104は、水とグルコースとの相互作用が生じた後の、グルコースの濃度が未知である第一の試料、即ち、皮膚(観測対象)の真皮層(任意の層)に存在する体液の吸収係数(μa(λ))を測定する。
図2は、人の皮膚組織の断面を示す模式図であり、皮膚31は、表皮層32と、真皮層(任意の層)33と、皮下組織34の3層により構成されている。
表皮層32は、最も外側にある厚み0.2mm〜0.3mmの薄い層で、概ね水を60%程度、蛋白質、脂質及びグルコースを含有する層であり、角質層、顆粒層、有棘層、底層等を含む。
皮下組織34は、真皮層33下に形成される厚み1〜3mmの層で、大部分が概ね脂質を90%以上含み、残部が水からなる皮下脂肪でできている。
血糖値測定装置100は、血糖値を測定する前に、予め、水(溶媒)に所定量のグルコース(第一の溶質)を溶解させて、グルコース濃度が既知の溶液を作成し、この溶液における吸収係数の測定値からグルコースの見かけの吸収係数(μ’ag(λ))を算出し、記憶部102に記憶させておく。
まず、ユーザー(被測定者)は、血糖値測定装置100の測定ユニット107を手首等の皮膚に当て、測定開始スイッチ(図示せず)の押下等により血糖値測定装置100を動作させる。照射部105は、皮膚31に向けて、グルコース(第一の溶質)の見かけのの吸収係数(μ’ag(λ))が負の値となる波長λ1の短時間パルス光を照射する。
そして、測定時に皮膚に照射した光の波長λ1,λ2…ごとに、参照した水の吸収係数(μaw(λ))、グルコースの見かけの吸収係数(μ’ag(λ)、および測定ユニット107を手首等の皮膚に当てて短時間パルス光を照射して測定した吸収係数(μa(λ))に基づいて、以下の連立方程式(式1)を適用し、皮膚の体液中に含まれるグルコース(第一の溶質)の体積分率(Vg)、および水(溶媒)の体積分率(Vw)を得る(S5)。
グルコース水溶液において、成分はグルコースと水の2つである。水溶液中では、グルコースと水が水素結合により相互に作用を及ぼすと考えられる。血糖値相当のグルコース水溶液のように水がグルコースに比較して十分に多い場合、全てのグルコースは水素結合の影響を受け、水については一部がその影響を受けると考えられる。よって、水については、グルコースと結合した水(水和水)と結合していない水(バルク水)を別成分として考える。この考えにもとづくとグルコース水溶液の吸収係数は、式(5)のように表すことができる。
図10に示す血糖値測定装置100では、例えば体液などを採取してガラスセル110に注入し、照射部105と受光部106との間にこのガラスセル110を配置してグルコース(第一の溶質)の体積分率(Vg)を測定する構成である。
本発明の第2の実施形態について説明する。
図4は、第2の実施形態における血糖値測定装置の構成、および測定の流れを示す概要図である。
この実施形態の血糖値測定装置110では、互いに異なる波長の光を出力する2つの光出射部(光源)111a,111bを備えている。そしてこの光出射部(光源)111a,111bから、測定対象、例えば皮膚に向けてそれぞれ波長が異なる光(例えば、グルコース(第一の溶質)の見かけの吸収係数(μ’ag(λ))が負の値となる波長の短時間パルス光)を照射する。
本発明の第3の実施形態について説明する。
図5は、第3の実施形態における血糖値測定装置の構成、および測定の流れを示す概要図である。
この実施形態の血糖値測定装置120では、複数の波長を含む光、例えば白色光を出射させる光出射部(光源)121aと、この光出射部(光源)121aから出射された光を複数の波長の光に分光させる分光手段121bを備えている。そして、分光手段121bで分光された複数の波長の光を、測定対象、例えば皮膚(測定対象)に向けて照射する。
本発明の第4の実施形態について説明する。
被測定対象である試料、例えば皮膚に含まれる体液に含まれる第二の溶質を更に測定(定量)する構成であってもよい。例えば、体液中に含まれる水(溶媒)と相互作用するグルコース(第一の溶質)とともに、水(溶媒)と相互作用する塩分(例えばNaCl)を測定することもできる。
そして、水とグルコースとの相互作用、および水とNaClとの相互作用が生じた後の、グルコース、NaClの濃度が未知の第二の試料、例えば、皮膚に含まれる体液の吸収係数(μa(λ))を測定する。測定にあたっては、例えば、グルコースの見かけの吸収係数(μ’ag(λ))が負の値となる波長の光とNaClの見かけの吸収係数(μ’an(λ))が負の値となる波長の光を、被測定対象である皮膚に向けて照射し、その後方散乱光を受光部で受光する。なお、こうした水の吸収係数とNaCl、およびグルコースの見かけの吸収係数の波長による変化を図6に示す。
例えば、上記の各実施形態では、濃度定量装置として血糖値測定装置を、観測対象として人の手のひらの皮膚を、目的成分としてグルコース、NaClをそれぞれ取ることで、皮膚の真皮層に含まれるグルコース7NaClの濃度を測定する場合について説明したが、これに限らず、濃度定量装置、濃度定量方法を、互いに相互作用が生じる任意の溶媒と溶質との間で、それぞれの成分の濃度を定量する他の装置に用いてもよい。
また、成分の体積分率を求めるために用いた(式1)(式2)(式3)(式4)は、吸収係数=吸収係数×体積分率の関係を表しているが、吸収係数=モル吸光係数×モル濃度の関係式(式8)、(式9)、(式10)、(式11)をそれぞれ用いても良い。この場合、体積分率ではなく直接モル濃度が求められることになる。
さらに、各実施形態では、モル濃度を表示する場合について説明したが、これに限らず単位変換部において、mg/dlなどの質量/体積で表される濃度に変換して、これを濃度表示部に表示しても良い。
Claims (8)
- 溶媒に溶解した際に相互作用が生じる第一の溶質を溶解させた溶液中の第一の溶質の濃度を、吸光光度法によって測定する濃度定量方法であって、
溶媒の吸収係数(μaw(λ))を参照する工程と、
予め測定した、溶媒と第一の溶質との相互作用が生じた後の、第一の溶質の見かけの吸収係数(μ’ag(λ))を参照する工程と
溶媒と第一の溶質との相互作用が生じた後の、前記第一の溶質の濃度が未知の第一の試料の吸収係数(μa(λ))を測定する工程と、
前記溶媒の吸収係数(μaw(λ))、前記第一の溶質の見かけの吸収係数(μ’ag(λ))、および前記第一の試料の吸収係数(μa(λ))に基づいて、連立方程式(式1)を異なる2波長にて適用し、または、連立方程式(式1)(式2)を1波長にて適用し、未知の第一の溶質の体積分率(vg)、および溶媒の体積分率(vw)を得る工程と、
を少なくとも備えたことを特徴とする濃度定量方法。
- 溶媒に溶解した際に相互作用が生じる溶質を溶解させた溶液中の溶質の濃度を、吸光光度法によって測定する濃度定量方法であって、
溶媒の吸収係数(μaw(λ))を参照する工程と、
予め測定した、前記溶媒と第一の溶質との相互作用が生じた後の、第一の溶質の見かけの吸収係数(μ’ag(λ))を参照する工程と
予め測定した、前記溶媒と第二の溶質との相互作用が生じた後の、第二の溶質の見かけの吸収係数(μ’an(λ))を参照する工程と
前記溶媒と前記第一の溶質との相互作用が生じた後、および前記溶媒と前記第二の溶質との相互作用が生じた後の、前記第一の溶質、前記第二の溶質の濃度が未知の第二の試料の吸収係数(μa(λ))を測定する工程と
前記溶媒の吸収係数(μaw(λ))、前記第一の溶質の見かけの吸収係数(μ’ag(λ))、前記第二の溶質の見かけの吸収係数(μ’an(λ))、および前記第二の試料の吸収係数(μa(λ))に基づいて、連立方程式(式3)を異なる3波長にて適用し、または、連立方程式(式3)(式4)を異なる2波長にて適用し、前記第一の溶質の体積分率(vg)、および前記第二の溶質の体積分率(vn)、および前記溶媒の体積分率(vw)を得る工程と、
を備えたことを特徴とする濃度定量方法。
- 前記第一の溶質の濃度の吸収係数(μa(λ))を測定する工程において、吸光光度法の光源波長は、前記第一の溶質の見かけの吸収係数(μ’ag(λ))が負の値となる波長の光源を用いることを特徴とする請求項1または2記載の濃度定量方法。
- 前記光源波長は、1370nm〜1510nm、または1550nm〜1740nmの範囲内であることを特徴とする請求項3記載の濃度定量方法。
- 前記光源波長は、1370nm〜1420nmの範囲内であることを特徴とする請求項3記載の濃度定量方法。
- 溶媒に溶解した際に相互作用が生じる第一の溶質を溶解させた溶液中の第一の溶質の濃度を、吸光光度法によって測定する濃度定量装置であって、
溶媒の吸収係数(μaw(λ))、および予め測定した、前記溶媒と前記第一の溶質との相互作用が生じた後の、第一の溶質の見かけの吸収係数(μ’ag(λ))を記憶する記憶部と、
前記溶媒と前記第一の溶質との相互作用が生じた後の、前記第一の溶質の濃度が未知の第一の試料の吸収係数(μa(λ))を測定する測定部と、
前記第一の試料に向けて所定の波長の光を照射する光源と、
前記溶媒の吸収係数(μaw(λ))、前記第一の溶質の見かけの吸収係数(μ’ag(λ))、および前記第一の試料の吸収係数(μa(λ))に基づいて、連立方程式(式1)を異なる2波長にて適用し、または、連立方程式(式1)(式2)を1波長にて適用し、前記第一の溶質の体積分率(vg)、および前記溶媒の体積分率(vw)を算出する演算部と、
を少なくとも備えたことを特徴とする濃度定量装置。
- 溶媒に溶解した際に相互作用が生じる溶質を溶解させた溶液中の溶質の濃度を、吸光光度法によって測定する濃度定量装置であって、
溶媒の吸収係数(μaw(λ))、および予め測定した、前記溶媒と第一の溶質との相互作用が生じた後の、第一の溶質の見かけの吸収係数(μ’ag(λ))、および前記溶媒と第二の溶質との相互作用が生じた後の、第二の溶質の見かけの吸収係数(μ’an(λ))を記憶する記録部と、
前記溶媒と前記第一の溶質との相互作用が生じた後、および前記溶媒と前記第二の溶質との相互作用が生じた後の、前記第一の溶質、前記第二の溶質の濃度が未知の第二の試料の吸収係数(μa(λ))を測定する測定部と、
前記第二の試料に向けて所定の波長の光を照射する光源と
前記溶媒の吸収係数(μaw(λ))、前記第一の溶質の見かけの吸収係数(μ’ag(λ))、前記第二の溶質の見かけの吸収係数(μ’an(λ))、および前記第二の試料の吸収係数(μa(λ))に基づいて、連立方程式(式3)を異なる3波長にて適用し、または、連立方程式(式3)(式4)を異なる2波長にて適用し、前記第二の溶質の体積分率(vg)、および前記溶媒の体積分率(vw)を算出することを特徴とする濃度定量装置。
- 前記光源は、前記第一の溶質の見かけの吸収係数(μ’ag(λ))、またはの前記第二の溶質の見かけの吸収係数(μ’an(λ))が負の値となる波長の光を照射することを特徴とする請求項6または7記載の濃度定量装置。
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