JP2012126165A - シートベルトバックルの収容構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シートクッション2にバックル収容孔Hが形成され、フロア5側の固定部11に固定されたシートベルトバックル10がバックル収容孔Hに収容され、バックル収容孔Hの内周部H1とシートベルトバックル10との間の隙間を塞ぐ可撓性部材50がシートクッション2の表皮材52に固定され、可撓性部材50は縦断面においてループ状に形成されてシートベルトバックル10に当接する。
【選択図】図6
Description
シートクッションにバックル収容孔が形成され、
フロア側の固定部に固定されたシートベルトバックルが前記バックル収容孔に収容されているシートベルトバックルの収容構造に関する。
しかしながら、この手段によれば、図10に示すように(図10は本発明の図4のB−B断面に対応する図である)、シートベルトバックル10がシート前方側Frに揺動してバックル収容孔H内に引退した時に、シートベルトバックル10とバックル収容孔Hのシート幅方向の内側面H1(内周部)との間に隙間Sが形成され、コイン等の小物が前記隙間Sを通ってバックル収容孔Hからシートクッション2の下方に落下することがあった。
そこで、特許文献1に開示されているように、シートベルトバックルを収納する袋状のバックル収納部の外周部をシートクッションの表皮材に縫着し、バックル収納部の中央部にバックル挿通孔を形成して、このバックル挿通孔にシートベルトバックルを挿通させていた。
上記特許文献1に記載の構造によれば、バックル収納部の中央部のバックル挿通孔にシートベルトバックルを挿通させていたために、組み付け工程でシートベルトバックルを前記バックル挿通孔に挿入させにくかった。
シートベルトバックルがバックル挿通孔に円滑に挿入されるようにバックル挿通孔を大きくすると、コイン等の小物がバックル挿通孔を通ってバックル収容孔からシートクッションの下方に落下する。
つまり、上記従来の構造では、組み付け作業性と、バックル収容孔からの物品の落下の防止とを両立させることが困難であった。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、バックル収容孔からの物品の落下を防止できる構造を、組み付け作業性を低下させることなく製作することができるシートベルトバックルの収容構造を提供する点にある。
シートクッションにバックル収容孔が形成され、
フロア側の固定部に固定されたシートベルトバックルが前記バックル収容孔に収容されているシートベルトバックルの収容構造であって、
前記バックル収容孔の内周部と前記シートベルトバックルとの間の隙間を塞ぐ可撓性部材が前記シートクッションの表皮材に固定され、
前記可撓性部材は縦断面においてループ状に形成されて前記シートベルトバックルに当接する点にある。(請求項1)
また、前記可撓性部材は縦断面においてループ状に形成されてシートベルトバックルに当接するから、ループ状の可撓性部材を柔軟に撓ませることができ、可撓性部材がシートベルトバックルの回転を阻害することを防止することができる。
そして、組み付け工程においては、シートクッションより先にフロアにシートベルトバックルを組み付けておき、シートクッションをフロアに上方から載置するに伴なって、シートベルトバックルをバックル収容孔に下方から挿入することで、ループ状の可撓性部材をシートベルトバックルに当接させることができる。
この組み付け工程においてシートベルトバックルを袋状のバックル収納部のバックル挿通孔に挿通させる従来の構造では、バックル挿通孔を大きくすると、コイン等の小物がバックル挿通孔を通ってバックル収容孔からシートクッションの下方に落下することからバックル挿通孔を大きく設定できず、そのために、シートベルトバックルをバックル挿通孔に挿通させにくい不具合がある。
これに対して、本発明の上記構成によれば、袋状のバックル収納部を設けてはなく、バックル挿通孔にシートベルトバックルを挿通させなくてもよいから上記の不具合がない。従って、組み付け工程においてループ状の可撓性部材を上記のようにしてシートベルトバックルに当接させることができ、組み付け作業性の低下を抑制することができる。(請求項1)
前記可撓性部材は、前記バックル収容孔の内方側ほど下方に位置するように斜め下方に膨出していると、シートベルトバックルの使用時に可撓性部材を見えにくくすることができ、外観を良好に保つことができる。(請求項2)
前記可撓性部材はカーペットであると、カーペットのある程度の柔軟性により、カーペットがシートベルトバックルの動きに柔軟に対応でき、カーペットがある程度の弾性も備えていることもあって、バックル収容孔の内周部とシートベルトバックルとの間の隙間を充分に埋めることができる。(請求項3)
前記可撓性部材は面ファスナを介して前記シートクッションの表皮材に着脱自在に固定されていると、シートベルトバックルをバックル収容孔に収容した後でも、可撓性部材を表皮材から容易に取り外すことができる。これにより、可撓性部材の取り付け位置を変更できて可撓性部材のループ部の位置を微調整することができる。その結果、可撓性部材がシートベルトバックルの回転を阻害することをより確実に防止することができる。(請求項4)
バックル収容孔からの物品の落下を防止できる構造を、組み付け作業性を低下させることなく製作することができるシートベルトバックルの収容構造を提供することができた。
図1に自動車の3人掛け用のリアシート1を示してある。リアシート1は乗員の臀部及び大腿部を支持するシートクッション2と、乗員の上半身を支持するシートバック3とから成る。シートバック3の上端部には乗員の頭部を支持するヘッドレスト4が連結されている。前記リアシート1には、左席・右席・中央席のいずれの席にも3点式のシートベルト装置が設けられている。
これに対して、本発明の上記構成によれば、袋状のバックル収納部を設けてはなく、バックル挿通孔に第1シートベルトバックル10を挿通させなくてもよいから上記の不具合がない。従って、組み付け工程においてループ状の可撓性部材を上記のようにして第1シートベルトバックル10に当接させることができ、組み付け作業性の低下を抑制することができる。
(1) 図7に示すように、前記カーペット50は面ファスナ56を介してシートクッションの表皮材52に着脱自在に固定されていてもよい。この構造においては、バックル収容孔Hの長手方向(シート前後方向)に長い長方形状のカーペット50の幅方向の両端部に雄面ファスナ56Aが縫着され、バックル収容孔Hの周りの表皮材52の下面と、バックル収容孔Hの内側面H1の表皮材52とに雌面ファスナ56Bが縫着されている。
この構成によれば、第1シートベルトバックル10をバックル収容孔Hに収容した後でも、カーペット50を表皮材52から容易に取り外すことができ、これにより、カーペット50の取り付け位置を変更できてカーペット50のループ部54の位置を微調整することができる。その結果、カーペット50が第1シートベルトバックル10の回転を阻害することをより確実に防止することができる。
この構成によれば、カーペット50の板厚を増やすことなく、ループ部54の剛性を上げることができる。
5 フロア
10 シートベルトバックル(第1シートベルトバックル)
11 フロア側の固定部(第1ブラケット)
50 可撓性部材(カーペット)
52 表皮材
56 面ファスナ
H バックル収容孔
H1 バックル収容孔の内周部(バックル収容孔のシート幅方向の内側面)
Claims (4)
- シートクッションにバックル収容孔が形成され、
フロア側の固定部に固定されたシートベルトバックルが前記バックル収容孔に収容されているシートベルトバックルの収容構造であって、
前記バックル収容孔の内周部と前記シートベルトバックルとの間の隙間を塞ぐ可撓性部材が前記シートクッションの表皮材に固定され、
前記可撓性部材は縦断面においてループ状に形成されて前記シートベルトバックルに当接するシートベルトバックルの収容構造。 - 前記可撓性部材は、前記バックル収容孔の内方側ほど下方に位置するように斜め下方に膨出している請求項1記載のシートベルトバックルの収容構造。
- 前記可撓性部材はカーペットである請求項1又は2記載のシートベルトバックルの収容構造。
- 前記可撓性部材は面ファスナを介して前記シートクッションの表皮材に着脱自在に固定されている請求項1〜3のいずれか一つに記載のシートベルトバックルの収容構造。
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