JP2012116229A - 作業車の前輪増速装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フロントアクスルハウジング60を左右に設ける帯鉄状の左右サイドフレーム80L,80Rで支持し、このフロントアクスルハウジング60の前側であって左右のサイドフレーム80L,80Rに挟まれた支持台81上に増速切換モータ82を配置すると共に、左右前輪6,6を増速する増速機構105を作動させる増速切換軸70と前記増速切換モータ82の出力軸を引張バネ99で連結し、クラッチ切位置に付勢保持した増速切換軸70を増速切換モータ82の駆動で引張バネ99を引いて増速切換軸70を前輪増速に切換えるようにしたことを特徴とする作業車の前輪増速装置とした。
【選択図】図7
Description
例えば、特開2007−45177号公報に記載の作業車の前輪増速装置では、前輪と後輪の間に車体を構成するミッションケースが配置され、このミッションケースの側面に前輪増速装置を配置し、この前輪増速装置の前輪増速率を電動モータで変更制御するようにしている。
請求項1に記載の発明は、フロントアクスルハウジング60を左右に設ける帯鉄状の左右サイドフレーム80L,80Rで支持し、このフロントアクスルハウジング60の前側であって左右のサイドフレーム80L,80Rに挟まれた支持台81上に増速切換モータ82を配置すると共に、左右前輪6,6を増速する増速機構105を作動させる増速切換軸70と前記増速切換モータ82の出力軸を引張バネ99で連結し、クラッチ切位置に付勢保持した増速切換軸70を増速切換モータ82の駆動で引張バネ99を引いて増速切換軸70を前輪増速に切換えるようにしたことを特徴とする作業車の前輪増速装置とした。
請求項3に記載の発明は、増速切換軸70と増速切換モータ82の出力軸の連結部をピポットケース62の揺動軸11に接近して設けたことを特徴とする請求項2に記載の作業車の前輪増速装置とした。
図1と図2は、本発明でいう作業車の一例として示すトラクタの全体図で、機体の前部のボンネット1内に搭載したエンジン2の動力をミッションケース3内で適宜に変速して前輪軸4と後輪軸5に伝動して前輪6と後輪7の両方或は後輪7のみを駆動し、機体上に設ける座席10に座った作業者が中央に立設するステアリングハンドル8で前輪6を操向しながら走行する。機体の後方へ突出するヒッチ9には、ロータリ耕運機などの作業機を装着し、ミッションケース3から後方へ向かって突出するリアPTO軸11でヒッチ9に装着する作業機を駆動し、ミッションケース3の後部から前方へ向かって突出するミッドPTO軸12で前輪6と後輪7の間に装着する芝刈り機などの作業機を駆動する。
フロントケース36内では、入力軸20の回転が第三ギヤ22と第四ギヤ23で第一伝動軸25に伝動する。
PTO伝動軸41には第十ギヤ55がスプライン嵌合し第一カウンタギヤ42が遊嵌し、リアPTO軸11には第十一ギヤ48がスプライン嵌合し第一クラッチギヤ56が遊嵌し、この第一クラッチギヤ56にPTOクラッチギヤ43が遊嵌し第十二ギヤ58がスプライン嵌合している。そして、第十一ギヤ48に常時に噛み合い第一クラッチギヤ56とPTOクラッチギヤ43に適宜噛み合うコンスタントメッシュ方式のクラッチ切換ギヤ47が外嵌している。第二クラッチギヤ43と第十一ギヤ48とクラッチ切換ギヤ47でPTOクラッチ150を構成し、このPTOクラッチ150のシフト操作は、座席10の近傍に設ける一本のPTO切換レバー149で行う。
増速ケース61内の増速機構105は、前輪ベベル軸78と平行に増速軸64を軸支し、前記第一増速ギヤ63と噛み合う第二増速ギヤ65をスプライン嵌合し、湿式クラッチ71を装着してこの湿式クラッチ71のクラッチギヤ72を前輪ベベル軸78へスプライン嵌合した第三増速ギヤ73と噛み合わせている。第二増速ギヤ65と湿式クラッチ71との間にクラッチ押圧リング102を増速軸64に嵌合し、このクラッチ押圧リング102と前記第一クラッチ66の両方係合するクラッチ切換プレート103を設け、クラッチ切換プレート103を移動させる増速切換軸70を設けている。クラッチ切換プレート103は、ガイドピン91に増速軸64の軸方向へスライド可能に支持している(図5)。即ち、増速切換軸70が回転するとクラッチ切換プレート103を介してクラッチ押圧リング102が湿式クラッチ71方向に移動すると共に、第一クラッチ66のクラッチ爪63aが切り状態となる。その後、クラッチ押圧リング102が湿式クラッチ71に当接して該湿式クラッチ71を入り状態にする。これにより、等速4輪駆動から前輪が増速する増速4輪駆動となる。
トラクタ機体の前後方向に設ける左右サイドフレーム80L,80Rにフロントアクスルハウジング60を取り付け、該フロントアクスルハウジング60の前上側で左右サイドフレーム80L,80Rの間に板状の支持台81を取り付け、この支持台81上に増速切換モータ82を搭載し、この増速切換モータ82の回転をギヤ減速機構84とロッド83や引張バネ99を介して前記の増速切換軸70に伝動して前輪増速クラッチの切換を行えるようにしている。前述した図6の増速入切ワイヤ95については、ロッド83の替わりに増速入切ワイヤ95をギヤ減速機構84に連結する構成である。そして、図7〜図9はロッド83で増速切換軸70を回転させる構成である。
前記ギヤ減速機構84から出力される軸84aに第一プレート84bが固着しているので、軸84aが回転すると、第一プレート84bも回転する。第一プレート84bには第一ロッド83が遊嵌しており、第一プレート84bが回転すると第一ロッド83は前後に動く。これらの部材は支持台81の下方にあるので、図7では点線で示し、第一ロッド83の後側は支持台81の後方まで延びているので実線で示している。
図11の如く、第三プレート113の先端にセンサピン106を設け、このセンサピン106の動きでモータストップセンサ104のセンサアーム105に接触して増速切換モータ82の回転を止める。モータストップセンサ104が増速切換軸70の近くに設けられているので、増速切換軸70の回動を正確に検出する。
図14の実施例には増速切換モータ82の出力軸124に第一ガイド片126と第二ガイド片127を設けたガイド体125を取り付け、第一ガイド片126の第一円弧ガイド孔126aにエンジン2のガバナに連結するスロットルワイヤ130を係合し、第二ガイド片127の第二円弧ガイド孔127aに前記増速切換モータ82に連結するロッド83を係合している。出力軸124の回転は第一ガイド片126に突設したピン128の動きをポテンショメータ129で検出する。
この構成で、支持台81上に設ける増速切換モータ82とギヤ減速機構84と前輪切れ角センサ90が、支持台81と左右サイドフレーム80L,80Rとフロントアクスルハウジング60及び防護カバー85で囲まれて、泥水の付着による作動不良が無くなる。
図16に示す如く、支持台81を箱状にして左右サイドフレーム80R,Lの間に側枠に形成する第一長孔131と第二長孔132に嵌合するボルト133で固定する。前側の第一長孔131が後側の第二長孔132よりも長く、ボルト133を緩めると図示の如く前下り状態になって、蝶ボルト134を外すと防護カバー85が取り外しでき、前側から内部の増速切換モータ82等のメンテナンスが可能となる。
マフラー144のインプットパイプ144aはエキゾーストマニホルド146に連結し、エギゾーストパイプ144b側をL字状のブラケット148でスタータブラケット145に支持する。ブラケット148には大きめの取付孔を設け、スタータブラケット145側のボルトに嵌合して左右上下の取付位置を調整可能にしている。
図21は、載置移動台153bを載置支持台153aに対してボンネット1上にスライド可能にした構成である。なお、載置支持台153aをボンネット1の左右側部に立設する支柱で支持し、載置移動台153bをボンネット1上で左右全幅を移動可能にすることも出来る。
11 揺動軸
60 フロントアクスルハウジング
62 ピポットケース
70 増速切換軸
79 モータセンサ
80L 左サイドフレーム
80R 右サイドフレーム
81 支持台
82 増速切換モータ
105 増速機構
116 引張スプリング
Claims (3)
- フロントアクスルハウジング(60)を左右に設ける帯鉄状の左右サイドフレーム(80L),(80R)で支持し、このフロントアクスルハウジング(60)の前側であって左右のサイドフレーム(80L),(80R)に挟まれた支持台(81)上に増速切換モータ(82)を配置すると共に、左右前輪(6),(6)を増速する増速機構(105)を作動させる増速切換軸(70)と前記増速切換モータ(82)の出力軸を引張バネ(99)で連結し、クラッチ切位置に付勢保持した増速切換軸(70)を増速切換モータ(82)の駆動で引張バネ(99)を引いて増速切換軸(70)を前輪増速に切換えるようにしたことを特徴とする作業車の前輪増速装置。
- 増速切換モータ(82)の作動を検出するモータストップセンサ(104)を増速切換軸(70)と増速切換モータ(82)の出力軸の連結部に設けたことを特徴とする請求項1に記載の作業車の前輪増速装置。
- 増速切換軸(70)と増速切換モータ(82)の出力軸の連結部をピポットケース(62)の揺動軸(11)に接近して設けたことを特徴とする請求項2に記載の作業車の前輪増速装置。
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