JP2012115957A - 研磨シート及び製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の研磨シートは基材シート上に研磨層が形成されてなる研磨シートであって、研磨層は研磨粒子が結合樹脂に単層で保持されてなり複数の研磨粒子からなる単層集合体を複数有し、単層集合体は研磨層表面に散在し、各々が中央領域と該中央領域を取り巻く環状領域とを有し、環状領域の各々は円弧状又は環状の凸部を形成し、中央領域及び単層集合体間の領域は凹部を形成し、研磨層表面を占める前記凸部の比率は30パーセントから70パーセントの範囲にある。
【選択図】図1
Description
本発明の研磨シートを製造するための塗布溶液の主要成分及び配合量(重量部)、加熱硬化後の研磨層の主要成分及び固形分量(重量部)が以下の表1に示される。
実施例2の研磨シートは、表1において、有機溶剤(メチルエチルケトン+トルエン)を205重量部、有機溶剤(キシレン)を80重量部とした他は、実施例1と同様に製造された。
実施例3の研磨シートは、表1において、有機溶剤(メチルエチルケトン+トルエン)のみを使用して285重量部とした他は、実施例1と同様に製造された。
実施例4の研磨シートは、表1において、研磨粒子のダイヤモンドの平均粒径を1μmとして製造された。実施例4で製造された塗布溶液の粘度は30cps、塗布層の厚さは、2μmであった。塗布後の工程は、実施例1と同様であり、乾燥後の研磨層の厚さは、1.3μmであった。
比較例1の研磨シートを製造するための塗布溶液の主要成分及び配合量(重量部)、加熱硬化後の研磨層の主要成分及び固形分量(重量部)が各々以下の表2に示される。比較例1の研磨シートは、従来の多層塗布方法で製造された。
比較例2の研磨シートを製造するための塗布溶液の主要成分及び配合量(重量部)、加熱硬化後の研磨層の主要成分及び固形分量(重量部)が各々以下の表3に示される。比較例2の研磨シートは、従来のベナードセル(対流セル)現象を利用した多層塗布方法で製造された。
比較例3の研磨シートは、研磨粒子として使用されるダイヤモンドの平均粒径を1μmにした他は比較例1と同様の成分が用いられ、製造方法も同様であった。有機溶剤で調整した粘度は、150cpsであった。平均表面粗さRaは、0.13μm、最大表面粗さRmaxは、1.47μmであった。
比較例4の研磨シートは、研磨粒子として使用されるダイヤモンドの平均粒径を1μmにした他は比較例2と同様の成分が用いられ、製造方法も同様であった。有機溶剤で調整した粘度は、120cpsであった。平均表面粗さRaは、0.45μm、最大表面粗さRmaxは、4.88μmであった。
11 基材シート
12 単層集合体
13 研磨粒子
13’ 造粒粒子
14 結合樹脂
15 単層集合体間の領域
16 中央領域
Claims (14)
- 基材シート上に研磨層が形成されてなる研磨シートであって、
前記研磨層は研磨粒子が結合樹脂に単層で保持されてなり、
前記研磨層は複数の研磨粒子からなる単層集合体を複数有し、
前記単層集合体は研磨層表面に散在し、
前記単層集合体の各々は中央領域と該中央領域を取り巻く環状領域とを有し、
前記環状領域の各々は円弧状又は環状の凸部を形成し、
前記中央領域及び単層集合体間の領域は凹部を形成し、
前記研磨層表面を占める前記凸部の比率は30パーセントから70パーセントの範囲にある、
研磨シート。 - 基材シート上に研磨層が形成されてなる研磨シートであって、
前記研磨層は研磨粒子が結合樹脂に単層で保持されてなり、
前記研磨層は複数の研磨粒子からなる単層集合体を複数有し、
前記単層集合体は研磨層表面に散在し、
前記単層集合体の各々は前記複数の研磨粒子、結合樹脂前駆体及び有機溶剤を含む塗布溶液が前記基材シートに前記研磨粒子が単層となるように塗布され、加熱され、加熱により前記有機溶剤が蒸発し、塗布溶液中に対流セルが生じて塗布溶液面に複数の流れ及び前記複数の流れが収束する中央領域が複数生じ、前記複数の研磨粒子が前記複数の中央領域の各々に向かって移動し集合して形成されることにより前記中央領域と前記中央領域を取り巻く環状領域とを有し、
前記環状領域の各々は円弧状又は環状の凸部を形成し、
前記中央領域及び単層集合体間の領域は凹部を形成し、
前記研磨層表面を占める前記凸部の比率は30パーセントから70パーセントの範囲にある、
研磨シート。 - 前記研磨粒子のうち前記環状領域に含まれる研磨粒子は70パーセント以上である、
請求項1又は2に記載の研磨シート。 - 前記研磨粒子と前記結合樹脂の重量比は1:1ないし1:5の範囲にある、
請求項1ないし3のいずれかに記載の研磨シート。 - 前記研磨粒子は単一粒子及び/又は造粒粒子である、
請求項1ないし4のいずれかに記載の研磨シート。 - 前記研磨粒子の平均粒径は1μmないし20μmの範囲にあり、
前記環状領域の平均直径は5μmないし100μmの範囲にある、
請求項1ないし5のいずれかに記載の研磨シート。 - 前記造粒粒子はマイクロカプセル、ビーズ粒子又は複合粒子である、
請求項5に記載の研磨シート。 - 前記円弧状又は環状の凸部はドーナツ形状、馬蹄形状、U字形状、半月形状又は三日月形状の凸部である、
請求項1ないし7のいずれかに記載の研磨シート。 - 前記基材シートは表面粗さが1nm以上、且つ使用される研磨粒子の平均粒径の1/100以上1/2以下の範囲となるよう粗面処理された基材シートである、
請求項1ないし8のいずれかに記載の研磨シート。 - 基材シート上に研磨層が形成されてなる研磨シートの製造方法であって、
基材シートが用意される工程と、
研磨粒子、結合樹脂前駆体及び有機溶剤を含む塗布溶液が用意され、前記塗布溶液が前記基材シート上に前記研磨粒子が単層となるよう塗布され、加熱され、硬化されて基材シート上に研磨層が形成される工程と、を含み、
前記塗布溶液に含まれる前記研磨粒子と前記結合樹脂前駆体の重量比は1:2〜1:8の範囲にあり、
前記塗布溶液の粘度は10cps〜100cpsであり、
前記有機溶剤は沸点が異なる有機溶剤の混合液である、
研磨シートの製造方法。 - 前記塗布溶液に含まれる前記研磨粒子、前記結合樹脂前駆体、前記有機溶剤の重量比は1:2:1ないし1:8:5の範囲にある、
請求項10に記載の研磨シートの製造方法。 - 前記有機溶剤の混合液は沸点が50℃以上100℃未満である有機溶剤A群から選択された少なくとも一種の有機溶剤と沸点が100℃以上200℃未満である有機溶剤B群から選択された少なくとも一種の有機溶剤の混合液である、
請求項10又は11に記載の研磨シートの製造方法。 - 前記有機溶剤A群はアルコール系、ケトン系又はエステル系の有機溶剤を含み、前記有機溶剤B群は芳香族系の有機溶剤を含む、
請求項10ないし12のいずれかに記載の研磨シートの製造方法。 - 前記塗布溶液が加熱される工程おいて、加熱温度は80℃ないし120℃の範囲にある、
請求項10ないし13のいずれかに記載の研磨シートの製造方法。
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JP2010269014A JP2012115957A (ja) | 2010-12-02 | 2010-12-02 | 研磨シート及び製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015113378A (ja) * | 2013-12-10 | 2015-06-22 | 三菱瓦斯化学株式会社 | ポリカーボネート樹脂フィルムおよびそれを用いた成形体 |
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JPH01234169A (ja) * | 1988-03-14 | 1989-09-19 | Tokyo Jiki Insatsu Kk | 研磨具 |
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-
2010
- 2010-12-02 JP JP2010269014A patent/JP2012115957A/ja active Pending
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