JP2012178644A - 圧電振動素子、圧電振動子、圧電発振器、振動ジャイロ素子、振動ジャイロセンサー及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】圧電振動素子1の圧電基板7は、複数の振動腕15a、15b、その振動腕の一方の端部間を連接する基部10、各振動腕15a、15bの他方の端部に夫々形成され幅広で且つ第1の溝部22a〜24aが形成された錘部20a、20b、及び、各振動腕15a、15bの振動中心線に沿って形成された第2の溝部17a〜18b、を備えている。各振動腕15a、15bの表裏面と側面に夫々励振電極が形成されており、屈曲−捩じり結合振動が励振される。圧電振動素子1は、励振される屈曲−捩じり結合振動のうちの屈曲振動を主振動とし、その周波数温度特性が温度に関し三次特性となるように圧電基板7の切断角度と、第一溝部及び第2の溝部の幅と深さと、及び振動腕の厚さを夫々設定する。
【選択図】図1
Description
特許文献1には、水晶の電気軸(結晶軸の1つ)の回りに0°から−15°の範囲で切り出された音叉型水晶振動子が開示されている。音叉型水晶振動子に励振される屈曲振動モード、捩れ振動モードの夫々の共振周波数fF、fTを互いに近接させ、結合させることにより主振動の屈曲振動モードの周波数温度特性を改善した水晶振動子である。
一般的に水晶振動子の周波数温度特性Δf/fは、温度Tに関する多項式で表わされるが、実用的には三次式で近似され、その一次係数〜三次係数はα、β、γで表わされる。
屈曲振動モードの周波数温度特性TfFは、捩れ振動モードの影響を受け、圧電基板hに依存する。種々の切断角θに対し、一次係数α=0となるように厚みhを設定し、更に二次係数βが零になる切断角度θと厚さhとを、予め計算で求めた値から設定する。これにより、周波数温度特性TfFは三次係数γのみに依存し、温度特性の良好な水晶振動子が得られると開示されている。
また、特許文献3には、振動ジャイロ素子が開示されている。振動ジャイロ素子は、基部と、基部から直線状に両側へ延出された1対の検出用振動腕と、基部から両側へ検出用振動腕に直交する方向に延出された1対の連結腕と、各連結腕の先端部からそれと直交して両側へ延出された各1対の駆動用振動腕を備えている。更に、基部から各検出用腕に沿って延出される2対の梁と、同方向に延出された各梁が連結された1対の支持部と、を同一平面に備え、支持部を検出用振動腕の延出する方向であって検出用振動腕の外側で、且つ前記駆動用振動腕の間に配置するように構成されている。
また、特許文献2に記載の音叉型圧電振動子は、振動腕の先端部に錘部を形成することにより小型化は可能であるが、周波数温度特性は二次特性であり、周波数安定度に問題があった。
また、特許文献3の記載の振動ジャイロ素子は、温度変化により角速度の感度が変わるという問題があった。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、小型化と周波数温度特性の改善とを図った圧電振動素子、圧電振動子、圧電発振器、振動ジャイロセンサー、及びこれらを用いた電子機器を提供することにある。
圧電基板7は、図1(a)に示すように、互いに並行(平行)して直線状に延びる細幅帯状の複数(本例では二本)の振動腕15a、15bと、各振動腕15a、15bの一方の端部(基端部)間を連接する基部10と、各振動腕15a、15bの他方の端部(先端部)に夫々連接して一体形成され、且つ各振動腕15a、15bの前記他方の端部の幅よりも幅広な錘部20a、20bと、各振動腕15a、15bの振動中心線Cに沿った表面及び裏面に夫々形成された第2の溝部17a(17b)、18a(18b)と、を備えている。
錘部20a、20bは、振動中心線Cに沿った表面及び裏面の少なくとも一方の面(本例では両面)に、各振動腕15a、15bの長手方向(振動腕の一方の端部と他方の端部とを結ぶ線分に沿った延び方向)に沿って直線状に延びる第1の溝部22a(22b)、24a(24b)を備えている。図2、図3で、22b、24bは、錘部20a、20bの裏面に夫々形成された第1の溝部を示している。
なお、振動中心線Cとは振動腕の重心を通る振動腕の長手方向に延びた線のことである。
図1の実施形態において、基部10は、基部本体12aと、連結部12dと、左右一対の支持腕12b、12cと、を備えていると説明したが、基部本体12aのみでもよい。
また、各振動腕15a、15bは、基部体12aの端部より間隔を隔して互いに平行に延出し、各振動腕15a、15bの先端部には夫々振動腕15a、15bの他方の端部の幅よりも幅広の錘部20a、20bが連設一体化されている。
励振電極30、36と、励振電極32、34とは、互いに異符号の電圧が前記電極パッドを介して印加される。つまり、励振電極30、36に+電圧が印加されるとき、励振電極32、34には−電圧が印加され、図1(b)の矢印で示すような電界が生じ、圧電振動素子1の重心を通る中心線Cgに対し対称な音叉振動(屈曲振動)が励振される。
なお、溝部17a(17b)、18a(18b)を形成することにより、電界強度が強まり、音叉振動をより効率的に励振することができる。即ち、圧電振動素子のCI(クリスタルインピーダンスー)を小さくすることができる。
図3(a)〜(c)は、第1の溝部22a、22b、24a、24bの変形例を示す平面図である。なお、図1(a)に示すように、錘部20a、20bは同一形状であるので、一方の錘部20aを用いて説明する。図3(a)に示す第1の溝部22a(22b)は、錘部20aの振動腕15aの長手方向先端縁から長手方向中間部にかけて延在し、且つ振動中心線Cに対し線対称に形成されている。
図3(c)に示す第1の溝部22a(22b)は、その少なくとも一部の幅が第2の溝部17a(17b)の幅よりも幅広に形成されている。
本発明の圧電振動素子の一例として、水晶Z板を電気軸(X軸)回りにθ(0度から−15度の範囲)回転して切り出した基板を用いて、音叉型水晶振動素子1を形成する。各振動腕15a、15bには、第2の溝部17a、17b、18a、18bを形成すると共に、各振動腕15a、15bの先端部に設けた錘部20a、20bの表裏面に第1の溝部22a、22b、24a、24bを形成する。
つまり、切断角度θと、第1の溝部22a、22b、24a、24bと、第2の溝部17a、17b、18a、18bとを適切に選定することにより、音叉型水晶振動素子1に励起される屈曲振動(音叉振動)及び捩れ振動の共振周波数fF、fTを、互いに近接させることによって二つ振動モードを結合させ、主振動の屈曲振動の周波数温度特性を改善すると共に、小型化を図った音叉型水晶振動素子を構成している。
図4(a)〜(c)は、図1(a)に示す圧電振動素子(音叉型圧電振動素子)に励起される屈曲振動の共振周波数fFと、捩じり振動の共振周波数fTとが、錘部20a、20bの第1の溝部22a(22b)、24a(24b)、振動腕15a、15bの第2の溝部17a、17b、及び振動腕15a、15bの厚さhにより、どのように変化するかを定性的に説明する図である。なお、図4(a)、(b)の横軸のA、Bは梁(振動腕)15の形状を示し、Aは梁15に溝を形成する前、Bは溝を形成した場合である。図4(c)は梁15の板厚を変えた場合である。
また、図4(c)に示すように、梁15の板厚hを厚くすると、屈曲振動の周波数f’Fは元の周波数fFより僅かに減少するが、捩じり振動の共振周波数f’Tは元の周波数fTより増加する。
以上のように、梁(振動腕)15に形成する溝部の位置、梁(振動腕)15の厚さを適切に選ぶことにより、屈曲振動、捩じり振動の夫々の共振周波数を近接させることが可能となる。
図6のaとbとの夫々の共振周波数を比べると、音叉型水晶振動素子1の外形形状を変えずに、錘部20a、20bの凹部の大きさを変化させた場合は、凹部の面積の大きい方が、差周波数Δfが小さくなることが分かる。これは図4(a)に示すように、梁(振動腕)15の先端部の質量を減ずると屈曲振動の周波数の上昇の方が、捩れ振動の周波数の上昇より大きく、差周波数Δf=(fT−fF)が減少することからも説明できる。また、aの屈曲振動の周波数よりbの屈曲振動の周波数の方が、周波数が高くなることも図4(a)より説明できる。
図6のcは、錘部20a、20bの先端部に溝部22a(22b)、24a(24b)を形成した例で、差周波数Δf=(fT−fF)を更に小さくできることを示している。差周波数Δf=(fT−fF)を小さくすることにより、例えばΔf/((fT−fF)/2)の値を10%以下にすると、屈曲振動と捩じり振動の結合が密になり、主振動とする屈曲振動の周波数温度特性が改善される。
Δf/f=α(T−T0)+β(T−T0)2+γ(T−T0)3+・・ (1)
図7(a)は主振動である屈曲振動の周波数温度特性で、温度Tに関し、二次曲線を呈している。図7(b)は捩れ振動の周波数温度特性で、周波数Δf/fは温度Tに関し、一次式で近似される。図7(c)は、屈曲振動と捩れ振動を結合させた場合の主振動である屈曲振動の周波数温度特性を示す図である。主振動の屈曲振動に捩れ振動を結合させることにより、屈曲振動の周波数温度特性を表わす多項式Δf/fの一次係数αと、二次係数βをほぼ零とすることが可能となり、主振動の屈曲振動の周波数温度特性は三次係数γで近似でき、図7(c)に示すよう常温を含む所望の温度範囲において三次曲線(三次特性)を呈する。
また、屈曲振動の一次係数α、二次係数βは、図9の例では、振動腕15a、15bの板厚hが84μmから85μmの範囲で極めて小さくなることが分かる。
つまり、図9の音叉型水晶振動素子1の例では、板厚hを84.5μmに設定することにより、主振動である屈曲振動の周波数温度特性の一次係数α、二次係数βを共に零とすることができる。そのため屈曲振動の周波数温度特性は3次曲線を呈し、周波数温度特性が大幅に改善されると共に、錘部20a、20bの設けることにより振動腕が短縮され、小型の音叉型水晶振動素子1が得られる。
また、落下衝撃等による周波数変動を考慮すると錘部の表裏面の電極(特に先端部)は避け、第一の溝部内にのみに錘用の電極を形成する方がよい場合がある。
また、第一の溝部22a〜24bが、図1(a)に示すように形成された圧電振動素子1を構成することにより、屈曲−捩じり結合振動の屈曲振動の周波数温度特性が温度に関し三次特性となり、優れた温度特性を有する圧電振動素子が、得られるという効果と、錘部20a、20bの平坦面に励振電極間を電気的に接続するリード電極を形成することができるという利点もある。
パッケージ本体40は、図10に示すように、絶縁基板として第1の基板41と、第2の基板42と、第3の基板43とを積層して形成されており、絶縁材料として、酸化アルミニウム質のセラミック・グリーンシートを成形し箱状とした後で、焼結して形成されている。実装端子45は、第1の基板41の外部底面に複数形成されている。
第3の基板43は中央部が除去されており、第3の基板43の上部周縁に例えばコバール等の金属シールリング44が形成されている。
第3の基板43と第2の基板42とにより、圧電振動素子1を収容する凹部が形成されている。第2の基板42の上面の所定の位置には、導体46により実装端子45と電気的に導通する複数の素子搭載パッド47が設けられている。
素子搭載パッド47の位置は、圧電振動素子1を載置した際に支持腕12b、12cに形成したパッド電極(図示せず)に対応するように配置されている。
パッケージ本体40に搭載された圧電振動子1の導電性接着剤50を硬化させるために所定の温度の高温炉に所定の時間入れる。アニール処理を施した後、上方からレーザー光を照射して各錘部20a、20b、各振動腕15a、15bに形成された周波数調整用金属膜の一部を蒸散させて周波数粗調を行う。ガラス窓部54を備えて蓋部材52を、パッケージ本体40の上面に形成したシールリング44に、シーム溶接する。
パッケージの貫通孔48を封止する前に、加熱処理を施す。パッケージの上下を逆にして、貫通孔48内の段差部上に金属球の充填材48aを載置する。充填材48aとしては金−ゲルマニウム合金等がよい。充填材48aにレーザー光を照射して溶融させ、貫通孔48を封止すると共にパッケージ内部を真空とする。パッケージの外部から窓部材54を介してレーザー光をパッケージ内に照射し、振動腕15a、15bに形成した周波数調整用金属膜を蒸散させて周波数微調整を行い、圧電振動子2を完成する。
図10の断面図に示すように、音叉型圧電振動素子に励起される屈曲振動と捩れ振動を互いに近接させ、屈曲−捩じり結合振動が励起される音叉型圧電振動素子1を絶縁基板40に収容して、圧電振動子2を構成することにより、小型でQ値が高く、周波数温度特性の優れた圧電振動子が得られるという効果がある。
なお、図11に示した圧電発振器3では、IC部品78が気密封止されていない例を示したが、IC部品78をパッケージ内部に配置し、気密封止してもよい。
振動ジャイロセンサー4は、振動ジャイロ素子80と、振動ジャイロ素子80を収容するパッケージと、を概略備えている。パッケージは、絶縁基板(パッケージ本体)79と、絶縁基板79を気密封止する蓋体と、を備えている。
振動ジャイロ素子80は、基部本体81と、基部本体81の対向する2つの端縁から夫々同一直線上に突設された1対の検出用振動腕85a、85bとを備えた基部を備えている。更に、振動ジャイロ素子80は、基部本体81の対向する他の2つの端縁から夫々検出用振動腕85a、85bと直交する方向に同一直線上に突設された1対の第1の連結腕82a、82bと、各第1の連結腕82a、82bの先端部からそれと直交する両方向へ夫々突設された各1対の駆動用振動腕83a、83b及び84a、84bと、を備えている。
励振電極は、少なくとも1対の検出用振動腕85a、85bと、各1対の駆動用振動腕83a、83b及び84a、84bと、に夫々形成されている。支持腕86a、86b及び87a、87bには、複数の電極パッド(図示せず)が形成され、この電極パッドと励振電極との間は、夫々電気的に接続されている。
振動ジャイロセンサー4にZ’軸回りの角速度ωが加わると、駆動用振動腕83a、83b、84a、84b及び第1の連結腕82a、82bにコリオリ力が働き、新たな振動が励起される。この振動は重心Gに対して周方向の振動である。同時に、検出用振動腕85a、85bは、この振動に応じて検出振動が励起される。この振動により発生した歪を検出用振動腕85a、85bに形成した検出電極が検出して角速度が求められる。
また、図12(a)に示すように、振動ジャイロ素子をパッケージに収容して振動ジャイロセンサーを構成すると、各駆動腕用振動腕に励振される屈曲−捩じり結合振動の主振動の周波数温度特性が改善されると共に、錘部を設けることにより小型化された振動ジャイロセンサーが得られるという効果とがある。
図13に示すように、図10の圧電振動子2を備えた電子機器を構成することにより、電子機器の周波数源の安定が改善さるという効果がある。また、図12(a)の振動ジャイロセンサーを備えた電子機器を構成することにより、温度による角速度の感度変化を低減できるという効果がある。
Claims (12)
- 複数の振動腕、該各振動腕の一方の端部間を連接する基部、前記各振動腕の他方の端部に夫々連接され該各振動腕の他方の端部の幅よりも幅広の錘部と、前記錘部の表面及び裏面の少なくとも一方の面に前記各振動腕の長手方向に沿って延びる第1の溝部、及び、前記各振動腕の表裏面に夫々形成された第2の溝部、を備えた圧電基板と、
前記錘部の表裏面と前記各第2の溝部内を含めた前記各振動腕の表裏面及び両側面とに夫々形成され、且つ前記基部に設けた複数の電極パッドとの間を夫々電気的に接続される励振電極と、
を備えた屈曲−捩じり結合振動をする圧電振動素子であって、
前記圧電振動素子の周波数温度特性が温度に関し三次特性である圧電振動素子。 - 前記基部は、前記振動腕の前記一方の端部と連接した一端を備える基部本体と、該基部本体の前記振動腕と連接した一端と対向する側の他端に連接した連結部と、該連結部を介して連接され且つ前記基部本体とは離間して延びる支持腕と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の圧電振動素子。
- 前記圧電基板は水晶板から構成され、前記水晶板の主面の法線が、水晶結晶の光学軸に対して水晶結晶の電気軸の回りに0度から−15度の範囲内の角度で傾いていることを特徴とする請求項1又は2に記載の圧電振動素子。
- 前記第一の溝部は、前記長手方向に沿って離間して並ぶ複数の溝を備えていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の圧電振動素子。
- 前記第一の溝部は、前記錘部の先端縁から前記錘部の中間部にかけて延在し、且つ前記振動腕における振動中心線に対し線対称となる前記錘部の表裏面の位置に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の圧電振動素子。
- 前記第一の溝部は、前記第二の溝部と連続形成されると共に、該第一の溝部の先端部は前記錘部の先端縁まで延在し、且つ前記振動中心線に対し線対称となる前記錘部の表裏面の位置に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の圧電振動素子。
- 前記第一の溝部は、その少なくとも一部の幅が前記第二の溝部よりも幅広に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の圧電振動素子。
- 請求項1乃至6の何れか一項に記載の圧電振動素子と、該圧電振動素子を載置する絶縁基板とを備えたことを特徴とする圧電振動子。
- 請求項1乃至6の何れか一項に記載の圧電振動素子と、該圧電振動素子を励振するIC部品と、前記圧電振動素子を気密封止すると共に前記IC部品を収容するパッケージと、を備えたことを特徴とする圧電発振器。
- 請求項1に記載の圧電振動素子が、前記基部から連接した角速度を検出するための検出用振動腕を備えることを特徴とする振動ジャイロ素子。
- 請求項10に記載の振動ジャイロ素子と、該振動ジャイロ素子を収容するパッケージとを備えたることを特徴とする振動ジャイロセンサー。
- 請求項8に記載の圧電振動子、又は請求項11に記載の振動ジャイロセンサーを備えることを特徴とする電子機器。
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