JP2012165580A - 蓄電装置の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 イグニッションスイッチがオフのときに複数の蓄電素子における電圧を均等化させるだけでは不十分なときがある。
【解決手段】 電気的に直列に接続された複数の蓄電素子(11)を含む蓄電装置(10)と、各蓄電素子の電圧を検出する電圧センサ(42)と、各蓄電素子を放電させる放電回路(43)と、放電回路の動作を制御するコントローラ(30)と、を有する。コントローラは、車両のイグニッションスイッチがオフのときには、放電回路を動作させて複数の蓄電素子の電圧を均等化させる第1均等化モードを設定する。コントローラは、イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わったときの複数の蓄電素子における電圧差が閾値よりも大きいときには、イグニッションスイッチがオンの間に放電回路を動作させて複数の蓄電素子の電圧を均等化させる第2均等化モードを設定する。
【選択図】 図4
【解決手段】 電気的に直列に接続された複数の蓄電素子(11)を含む蓄電装置(10)と、各蓄電素子の電圧を検出する電圧センサ(42)と、各蓄電素子を放電させる放電回路(43)と、放電回路の動作を制御するコントローラ(30)と、を有する。コントローラは、車両のイグニッションスイッチがオフのときには、放電回路を動作させて複数の蓄電素子の電圧を均等化させる第1均等化モードを設定する。コントローラは、イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わったときの複数の蓄電素子における電圧差が閾値よりも大きいときには、イグニッションスイッチがオンの間に放電回路を動作させて複数の蓄電素子の電圧を均等化させる第2均等化モードを設定する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、電気的に直列に接続された複数の蓄電素子の容量を均等化させる制御装置に関するものである。
複数の単電池を電気的に直列に接続した組電池は、例えば、車両を走行させるための動力源として用いられている。組電池の充放電によっては、複数の単電池の間で電圧(言い換えれば、SOC:State Of Charge)にバラツキが発生してしまうことがある。そこで、各単電池に対して均等化回路を設け、電圧が高い側の単電池を放電させることにより、電圧のバラツキを抑制するようにしている。
組電池を車両に搭載したときには、一般的には、イグニッションスイッチがオフであるときに、均等化処理を行うようにしている。イグニッションスイッチがオンであるときには、車両の電気系に接続された組電池の充放電によって、複数の単電池の間において、分極状態のバラツキが発生したり、電圧降下量のバラツキが発生したりしてしまい、単電池の電圧を変化させてしまう。このような状態では、各単電池の正確な蓄電状態を判別することができない。
イグニッションスイッチがオフのときだけに均等化処理を行うと、均等化処理が不十分となるおそれがある。均等化処理が不十分なまま、イグニッションスイッチがオンになると、複数の単電池の間における電圧のバラツキが広がってしまうことがある。
本願第1の発明である制御装置は、電気的に直列に接続された複数の蓄電素子を含み、車両の走行に用いられるエネルギを出力する蓄電装置と、各蓄電素子の電圧を検出する電圧センサと、各蓄電素子に接続され、各蓄電素子を放電させる放電回路と、放電回路の動作を制御するコントローラと、を有する。コントローラは、車両のイグニッションスイッチがオフのときには、放電回路を動作させて複数の蓄電素子の電圧を均等化させる第1均等化モードを設定する。また、コントローラは、イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わったときの複数の蓄電素子における電圧差が閾値よりも大きいときには、イグニッションスイッチがオンの間に放電回路を動作させて複数の蓄電素子の電圧を均等化させる第2均等化モードを設定する。
コントローラは、タイマを用いて、イグニッションスイッチが継続してオンになる時間を計測し、この計測時間が、第1均等化モードでの均等化処理によって均等化可能な電圧差よりも大きな電圧差を発生させる時間であるときに、第2均等化モードを設定することができる。イグニッションスイッチがオンになっている間に、第1均等化モードでの均等化処理によって均等化可能な電圧差よりも大きな電圧差が発生してしまうと、第1均等化モードでの均等化処理では、電圧のバラツキを抑制し難くなってしまう。そこで、このような場合に、第2均等化モードでの均等化処理を行うことにより、複数の蓄電素子における電圧のバラツキを抑制することができる。
コントローラは、蓄電装置の充放電電流がゼロとなるタイミングで得られた電圧センサの検出電圧に基づいて、第2均等化モードでの均等化処理を行うことができる。充放電電流がゼロになるタイミングにおいて、電圧センサによって得られた電圧(CCV)は、蓄電素子のOCVとみなすことができる。これにより、イグニッションスイッチがオンのときにも、第2均等化モードの均等化処理によって、複数の蓄電素子における電圧のバラツキを抑制することができる。
コントローラは、第2均等化モードでの均等化処理において、イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わったときの電圧差を維持するように放電回路を動作させることができる。具体的には、コントローラは、複数の蓄電素子における自己放電容量、および第2均等化モードでの均等化処理に伴う蓄電素子の消費電流のうち、少なくとも一方に基づいて、第2均等化モードでの均等化処理を行うときの放電電流を決定することができる。イグニッションスイッチがオンのときには電圧差を維持させ、次回において、第1均等化モードでの均等化処理を行うことにより、電圧差を縮めることができる。これにより、第1均等化モードでの均等化処理を行うたびに、電圧差を段階的に縮めることができる。
本願第2の発明は、車両の走行に用いられるエネルギを出力し、電気的に直列に接続された複数の蓄電素子における電圧を均等化する制御方法であって、各蓄電素子の電圧を検出するステップを有する。ここで、車両のイグニッションスイッチがオフのときには、各蓄電素子を放電させる放電回路を動作させて複数の蓄電素子の電圧を均等化させる第1均等化モードを設定する。また、イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わったときの複数の蓄電素子における電圧差が閾値よりも大きいときには、イグニッションスイッチがオンの間に放電回路を動作させて複数の蓄電素子の電圧を均等化させる第2均等化モードを設定する。
本発明によれば、第1均等化モードだけでなく、第2均等化モードを設定することにより、複数の蓄電素子における電圧のバラツキが増加してしまうのを抑制することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1における電池システムについて、図1を用いて説明する。図1は、本実施例における電池システムの構成を示す概略図である。
図1に示す電池システムは、車両に搭載される。この車両としては、ハイブリッド自動車や電気自動車がある。ハイブリッド自動車は、車両を走行させるための動力源として、組電池の他に、燃料電池や内燃機関等を備えた車両である。電気自動車は、車両の動力源として組電池だけを備えた車両である。
組電池(蓄電装置に相当する)10は、システムメインリレー21a,21bを介して昇圧回路22に接続されており、昇圧回路22は、組電池10の出力電圧を昇圧する。昇圧回路22には、インバータ23が接続されており、インバータ23は、昇圧回路22からの直流電力を交流電力に変換する。モータ・ジェネレータ(交流モータ)24は、インバータ23からの交流電力を受けることにより、車両を走行させるための運動エネルギを生成する。モータ・ジェネレータ24によって生成された運動エネルギは、車輪に伝達される。
車両を減速させるときや、車両を停止させるときにおいて、モータ・ジェネレータ24は、車両の制動時に発生する運動エネルギを電気エネルギに変換する。モータ・ジェネレータ24で生成された交流電力は、インバータ23によって直流電力に変換され、昇圧回路22は、インバータ23の出力電圧を降圧してから組電池10に供給する。これにより、回生電力を組電池10に蓄えておくことができる。
コントローラ30は、タイマ31を内蔵しており、システムメインリレー21a,21b、昇圧回路22およびインバータ23の動作を制御する。タイマ31は、コントローラ30の外部に設けられていてもよい。
コントローラ30は、イグニッションスイッチがオンである情報を受けると、システムメインリレー21a,21bをオフからオンに切り替えたり、昇圧回路22およびインバータ23を動作させたりする。また、コントローラ30は、イグニッションスイッチがオフである情報を受けると、システムメインリレー21a,21bをオンからオフに切り替えたり、昇圧回路22やインバータ23の動作を停止させたりする。
図2に示すように、組電池10は、電気的に直列に接続された複数の単電池(蓄電素子に相当する)11を有する。組電池10を構成する単電池11の数は、組電池10の要求出力等に基づいて、適宜設定することができる。また、組電池10には、電気的に並列に接続された複数の単電池11が含まれていてもよい。単電池11としては、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタ(コンデンサ)を用いることができる。
電流センサ41は、充放電時に組電池10に流れる電流を検出し、検出結果をコントローラ30に出力する。各単電池11には、電圧監視IC(電圧センサ)42が電気的に並列に接続されており、電圧監視IC42は、単電池11の電圧を検出し、検出結果をコントローラ30に出力する。電圧監視IC42は、対応する単電池11からの電力を受けて動作する。
また、各単電池11には、均等化回路(放電回路に相当する)43が電気的に並列に接続されており、均等化回路43は、複数の単電池11における電圧(又はSOC)を均等化させるために用いられる。均等化回路43の動作は、コントローラ30によって制御される。
例えば、コントローラ30は、電圧監視IC42の出力に基づいて、特定の単電池11の電圧が他の単電池11の電圧よりも高いと判断したときには、特定の単電池11に対応した均等化回路43だけを動作させることにより、特定の単電池11だけを放電させる。これにより、特定の単電池11の電圧が低下し、他の単電池11の電圧と略等しくすることができる。
均等化回路43の具体的な構成(例示)について、図3を用いて説明する。図3は、単電池11および均等化回路43の構成を示す回路図である。
均等化回路43は、抵抗43aおよびスイッチ素子43bを有する。スイッチ素子43bは、コントローラ30からの制御信号に応じて、オンおよびオフの間で切り替わる。スイッチ素子43bがオフからオンに切り替われば、単電池11の電流が抵抗43aに流れることになり、単電池11の放電を行うことができる。これにより、各単電池11の電圧を調整して、複数の単電池11における電圧を均等化させることができる。
本実施例では、各単電池11に対して均等化回路43や電圧監視IC42を設けているが、これに限るものではない。ここで、電気的に直列に接続された複数の単電池11によって1つの電池ブロックを構成するとともに、複数の電池ブロックを電気的に直列に接続することにより、組電池10を構成することができる。この場合には、各電池ブロックに対して、均等化回路43や電圧監視IC42を設けることができる。電圧監視IC42は、対応する電池ブロックの電圧を検出し、均等化回路43は、対応する電池ブロックを放電させることになる。ここでは、1つの電池ブロックが、本発明の蓄電素子に相当することになる。
次に、本実施例の均等化処理について、図4および図5を用いて説明する。図4は、均等化処理を示すフローチャートであり、図4に示す処理は、コントローラ30によって行われる。図5は、複数の単電池11の電圧のうち、最大値および最小値の挙動(一例)を示している。図5の縦軸は、単電池11の電圧を示し、横軸は、時間を示す。図5において、点線は、単電池11のOCV(Open Circuit Voltage)を示し、実線は、単電池11のCCV(Closed Circuit Voltage)を示す。
図4のステップS100において、イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わると、ステップS101において、コントローラ30は、タイマ31を起動させる。タイマ31は、イグニッションスイッチが継続してオンになっているときの時間Tsを計測するために用いられる。
イグニッションスイッチがオンになっている間、電圧監視IC42によって検出された電圧(CCV)は、図5に示すように、車両の走行状態に応じて変化する。また、単電池11のOCVについては、図5に示すように、車両の走行状態に応じて、OCVの最大値および最小値の差が広がることがある。
ステップS102において、コントローラ30は、イグニッションスイッチがオンからオフに切り替わったか否かを判別する。イグニッションスイッチがオンのままであれば、ステップS101において、時間Tsを計測し続ける。一方、イグニッションスイッチがオンからオフに切り替わったときには、ステップS103に進む。
ステップS103において、コントローラ30は、第1均等化モードを設定する。第1均等化モードは、イグニッションスイッチがオフであるときに、組電池10の均等化処理を行うモードである。
第1均等化モードにおいて、コントローラ30は、電圧監視IC42の出力に基づいて、単電池11の電圧(OCV)を検出する。具体的には、組電池10を短時間で放電することにより、単電池11の電圧(OCV)を検出することができる。そして、イグニッションスイッチがオフになっている間において、コントローラ30は、所定の周期でOCVの検出を行う。また、コントローラ30は、OCVの最大値および最小値に基づいて、均等化処理を行う。
図6は、第1均等化モードにおける均等化処理を示す。図6に示す処理は、単電池11のOCVを検出する周期において行われる。
図6のステップS200において、コントローラ30は、複数の電圧監視IC42の出力に基づいて、各単電池11のOCVを取得するとともに、OCVの最大値および最小値を特定する。
ステップS201において、コントローラ30は、最大値OCVおよび最小値OCVの差ΔVmax(OCV)が閾値ΔVt(OCV)よりも大きいか否かを判別する。閾値ΔVt(OCV)の具体的な値は、組電池10における電圧のバラツキを抑制する観点から適宜設定することができる。ここで、閾値ΔVt(OCV)を小さくするほど、第1均等化モードでの均等化処理によって、電圧差ΔVmax(OCV)を小さくすることができる。
なお、本実施例では、最大値OCVおよび最小値OCVの差ΔVmax(OCV)を算出しているが、これに限るものではない。具体的には、複数の単電池11のうち、任意の2つの単電池11におけるOCVの差を算出することができる。
ステップS201において、電圧差ΔVmax(OCV)が閾値ΔVt(OCV)よりも小さいときには、本処理を終了する。一方、電圧差ΔVmax(OCV)が閾値ΔVt(OCV)よりも大きいときには、ステップS202において、均等化処理を行う。
ステップS202の均等化処理において、コントローラ30は、最大値OCVを示す単電池11に対応して設けられた均等化回路43に駆動信号を出力することにより、この均等化回路43を動作させる。均等化回路43では、スイッチ素子43bがオフからオンに切り替わり、単電池11の電流が抵抗43aに流れる。これにより、図5に示すように、最大値OCVを示す単電池11の電圧を低下させることができ、複数の単電池11における電圧のバラツキを抑制することができる。
図4のステップS104において、コントローラ30は、イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わったか否かを判別する。イグニッションスイッチがオフのままであれば、ステップS103に戻り、単電池11のOCVを監視するとともに、必要であれば、第1均等化モードでの均等化処理を行う。一方、イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わったときには、ステップS105に進む。
ステップS105において、コントローラ30は、ステップS101でタイマ31によって計測された時間Tsが閾値Tmaxよりも長いか否かを判別する。閾値Tmaxは、第1均等化モードでの均等化処理が完了するまでの時間を考慮して適宜設定することができる。計測時間Tsが長くなるほど、OCVのバラツキが広がるおそれがあり、第1均等化モードでの均等化処理を行っても、OCVのバラツキを抑制し難くなることがある。この点に基づいて、閾値Tmaxを設定することができる。
閾値Tmaxを設定する方法としては、例えば、以下に説明する方法がある。
図7において、24時間を、イグニッションスイッチがオンの時間帯と、イグニッションスイッチがオフの時間帯とに分ける。イグニッションスイッチがオフになっている間において、均等化処理を完了させることができる電圧差(最大値)をΔV1とする。電圧差ΔV1は、均等化処理を行うときの放電電流に基づいて設定することができる。
また、イグニッションスイッチがオンになっている間において、複数の単電池11における電圧差(最大値)をΔV2とする。電圧差ΔV2は、予め実験等を行っておくことにより、推定することができる。
電圧差ΔV2が電圧差ΔV1よりも大きくなる条件では、均等化処理を行っても、複数の単電池11における電圧のバラツキを抑制することができず、電圧のバラツキは広がってしまう。一方、電圧差ΔV2が電圧差ΔV1よりも小さくなる条件では、均等化処理を行えば、複数の単電池11における電圧のバラツキを抑制することができる。
電圧差ΔV2および電圧差ΔV1が等しくなる条件において、イグニッションスイッチがオンの時間帯と、イグニッションスイッチがオフの時間帯とを特定することができる。ここで、イグニッションスイッチがオンの時間帯を、閾値Tmaxとして設定することができる。
図4のステップS105において、計測時間Tsが閾値Tmaxよりも短いときには、本処理を終了し、計測時間Tsが閾値Tmaxよりも長いときには、ステップS106に進む。ステップS106において、コントローラ30は、イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わったときの電圧差ΔVmax(OCV)を算出する。
具体的には、コントローラ30は、電圧監視IC42の出力に基づいて、イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わったときのOCVの最大値および最小値を取得する。そして、コントローラ30は、最大値OCVおよび最小値OCVの差ΔVmax(OCV)を算出する。なお、本実施例では、最大値OCVおよび最小値OCVの差ΔVmax(OCV)を算出しているが、これに限るものではない。具体的には、複数の単電池11のうち、任意の2つの単電池11におけるOCVの差を算出することができる。
ステップS106において、コントローラ30は、電圧差ΔVmax(OCV)が閾値ΔVt(OCV)よりも大きいか否かを判別する。ここでの閾値ΔVt(OCV)は、図6のステップS201で用いられた閾値ΔVt(OCV)と同じである。なお、ステップS106で用いられる閾値ΔVt(OCV)と、ステップS201で用いられる閾値ΔVt(OCV)とを異ならせてもよい。
ステップS106において、電圧差ΔVmax(OCV)が閾値ΔVt(OCV)よりも小さいときには、本処理を終了する。また、電圧差ΔVmax(OCV)が閾値ΔVt(OCV)よりも大きいときには、ステップS107に進む。
ステップS107において、コントローラ30は、第2均等化モードを設定する。第2均等化モードは、イグニッションスイッチがオンになっている間に均等化処理を行うモードである。ステップS108において、コントローラ30は、イグニッションスイッチがオンになっている間において、均等化処理を行う。第2均等化モードでの均等化処理について、図8を用いて説明する。
図8のステップS300において、コントローラ30は、電流センサ41の出力に基づいて、組電池10の充放電電流を監視する。また、ステップS301において、コントローラ30は、各電圧監視IC42の出力に基づいて、各単電池11の電圧(CCV)を監視する。
ステップS302において、コントローラ30は、充放電電流がゼロになったタイミングにおける各単電池11の電圧(CCV)を取得する。本実施例では、充放電電流がゼロになったときの単電池11の電圧(CCV)をOCVとみなしている。また、コントローラ30は、CCVの最大値および最小値を特定するとともに、最大値CCVおよび最小値CCVの差ΔVmax(CCV)が閾値ΔVt(CCV)よりも大きいか否かを判別する。ここでの閾値ΔVt(CCV)は、図4のステップS106で説明した閾値ΔVt(OCV)と同じである。なお、閾値ΔVt(CCV)は、閾値ΔVt(OCV)とは異なる値にすることもできる。
本実施例では、ステップS302において、最大値CCVおよび最小値CCVの差ΔVmax(CCV)を算出しているが、これに限るものではない。具体的には、複数の単電池11のうち、任意の2つの単電池11におけるCCVの差を算出することができる。
電圧差ΔVmax(CCV)が閾値ΔVt(CCV)よりも小さいときには、本処理を終了する。一方、電圧差ΔVmax(CCV)が閾値ΔVt(CCV)よりも大きいときには、ステップS303に進んで、均等化処理を行う。
ステップS303において、コントローラ30は、最大値CCVを示す単電池11に対応した均等化回路43に駆動信号を出力することにより、この均等化回路43を動作させる。均等化回路43では、スイッチ素子43bがオフからオンに切り替わり、単電池11の電流が抵抗43aに流れる。これにより、最大値CCVを示す単電池11の電圧が上昇するのを抑制することができ、複数の単電池11における電圧のバラツキを抑制することができる。
本実施例によれば、イグニッションスイッチがオフの間に、第1均等化モードでの均等化処理を行うことにより、組電池10における電圧のバラツキを抑制することができる。また、イグニッションスイッチがオフになっている時間が短く、第1均等化モードでの均等化処理によっては、電圧のバラツキを抑制し難いときには、イグニッションスイッチがオンの間に、第2均等化モードでの均等化処理を行うことにより、組電池10における電圧のバラツキが広がってしまうのを抑制することができる。
なお、本実施例では、図4のステップS105において、イグニッションスイッチが継続してオンになっているときの時間Tsが閾値Tmaxよりも長いか否かを判別しているが、これに限るものではない。車両によっては、計測時間Tsが閾値Tmaxよりも長くなりやすい車両がある。例えば、タクシーは、イグニッションスイッチがオンになっている時間が長く、イグニッションスイッチをオフにしている時間が短い傾向がある。このような車両においては、図4のステップS105の処理を省略することができる。すなわち、車両によっては、図4のステップS105の要件(Ts>Tmax)を満たしているものとして扱うことができる。
一方、図4のステップS105において、計測時間Tsが閾値Tmaxよりも短い場合であっても、ステップS106の処理を行うことができる。ここで、計測時間Tsが閾値Tmaxよりも短いときには、第1均等化モードでの均等化処理を行うことにより、電圧差ΔVmax(OCV)を閾値ΔVt(OCV)よりも小さくしやすくすることができる。言い換えれば、計測時間Tsが閾値Tmaxよりも短いときに、第1均等化モードでの均等化処理を行っても、電圧差ΔVmax(OCV)が閾値ΔVt(OCV)よりも小さくならないときには、単電池11に異常が発生していると判別することができる。例えば、単電池11の内部で微小短絡が発生したときには、第1均等化モードでの均等化処理を行っても、電圧差ΔVmax(OCV)が閾値ΔVt(OCV)よりも小さくならないことがある。
本発明の実施例2における電池システムについて説明する。ここで、実施例1で説明した部材と同一の機能を有する部材については、同一符号を用い、詳細な説明は省略する。以下、実施例1と異なる点について説明する。
イグニッションスイッチがオンになっている間に、電圧監視IC42から取得した単電池11の電圧(CCV)は、実際のOCVとは異なることがある。この場合において、電圧差ΔVmax(CCV)に基づいて、第2均等化モードでの均等化処理を行うと、均等化処理の対象となる単電池11に対して、過度に放電を行ってしまうおそれがある。
そこで、本実施例では、第2均等化モードでの均等化処理において、複数の単電池11における最大の電圧差ΔVmax(OCV)を、イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わったときの電圧差ΔVmax(OCV)に維持するものである。以下、具体的に説明する。
コントローラ30は、下記式(1)に基づいて、第2均等化モードでの均等化処理を行うときの放電電流Ieqを設定する。
Ieq=ΔI1+ΔI2 ・・・(1)
ここで、ΔI1は、各単電池11に対応して設けられた電圧監視IC42の消費電流のバラツキを示し、均等化処理の対象となる2つの単電池11における消費電流の差である。各電圧監視IC42の消費電流を予め特定しておけば、ΔI1を算出することができる。ΔI2は、複数の単電池11における自己放電量のバラツキを示し、均等化処理の対象となる2つの単電池11における自己放電量の差である。各単電池11の自己放電量を予め特定しておけば、ΔI2を算出することができる。
複数の単電池11において、電圧のバラツキを発生させる要因としては、電圧監視IC42の消費電流のバラツキや、単電池11の自己放電量のバラツキが考えられる。電圧監視IC42は、対応する単電池11からの電力を受けて動作するため、電圧監視IC42の消費電流にバラツキが発生すると、複数の単電池11の電圧にバラツキが発生してしまう。同様に、単電池11の自己放電量にバラツキが発生していれば、複数の単電池11の電圧にバラツキが発生してしまう。
そこで、上述した消費電流や自己放電量のバラツキの分だけ、均等化処理での放電を行えば、上述したバラツキをキャンセルさせることができ、複数の単電池11における電圧差ΔVmax(OCV)が広がってしまうのを抑制することができる。
本実施例では、ΔI1およびΔI2を加算した値を、均等化処理における放電電流Ieqとして設定しているが、これに限るものではない。例えば、ΔI1およびΔI2の一方だけを、均等化処理における放電電流Ieqとすることができる。
イグニッションスイッチがオンになっている間に、電圧差ΔVmax(OCV)を維持するようにすれば、第2均等化モードでの均等化処理において、単電池11の放電を過度に行ってしまうのを防止することができる。また、図9に示すように、イグニッションスイッチがオンからオフに切り替わるたびに、第1均等化モードでの均等化処理によって、電圧差ΔVmax(OCV)を段階的に縮めることができる。
10:組電池(蓄電装置) 11:単電池(蓄電素子)
21a,21b:システムメインリレー 22:昇圧回路
23:インバータ 24:モータ・ジェネレータ
30:コントローラ 31:タイマ
41:電流センサ 42:電圧監視IC(電圧センサ)
43:均等化回路(放電回路)
21a,21b:システムメインリレー 22:昇圧回路
23:インバータ 24:モータ・ジェネレータ
30:コントローラ 31:タイマ
41:電流センサ 42:電圧監視IC(電圧センサ)
43:均等化回路(放電回路)
Claims (10)
- 電気的に直列に接続された複数の蓄電素子を含み、車両の走行に用いられるエネルギを出力する蓄電装置と、
前記各蓄電素子の電圧を検出する電圧センサと、
前記各蓄電素子に接続され、前記各蓄電素子を放電させる放電回路と、
前記放電回路の動作を制御するコントローラと、を有し、
前記コントローラは、
前記車両のイグニッションスイッチがオフのときには、前記放電回路を動作させて前記複数の蓄電素子の電圧を均等化させる第1均等化モードを設定し、
前記イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わったときの前記複数の蓄電素子における電圧差が閾値よりも大きいときには、前記イグニッションスイッチがオンの間に前記放電回路を動作させて前記複数の蓄電素子の電圧を均等化させる第2均等化モードを設定することを特徴とする制御装置。 - 前記コントローラは、
タイマを用いて、前記イグニッションスイッチが継続してオンになる時間を計測し、
この計測時間が、前記第1均等化モードでの均等化処理によって均等化可能な電圧差よりも大きな電圧差を発生させる時間であるときに、前記第2均等化モードを設定することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。 - 前記コントローラは、前記蓄電装置の充放電電流がゼロとなるタイミングで得られた前記電圧センサの検出電圧に基づいて、前記第2均等化モードでの均等化処理を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
- 前記コントローラは、前記第2均等化モードでの均等化処理において、前記イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わったときの前記電圧差を維持するように前記放電回路を動作させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の制御装置。
- 前記コントローラは、前記複数の蓄電素子における自己放電容量、および前記第2均等化モードでの均等化処理に伴う前記蓄電素子の消費電流のうち、少なくとも一方に基づいて、前記第2均等化モードでの均等化処理を行うときの放電電流を決定することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
- 車両の走行に用いられるエネルギを出力し、電気的に直列に接続された複数の蓄電素子における電圧を均等化する制御方法であって、
前記各蓄電素子の電圧を検出するステップと、
前記車両のイグニッションスイッチがオフのときには、前記各蓄電素子を放電させる放電回路を動作させて前記複数の蓄電素子の電圧を均等化させる第1均等化モードを設定するステップと、
前記イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わったときの前記複数の蓄電素子における電圧差が閾値よりも大きいときには、前記イグニッションスイッチがオンの間に前記放電回路を動作させて前記複数の蓄電素子の電圧を均等化させる第2均等化モードを設定するステップと、
を有することを特徴とする制御方法。 - タイマを用いて、前記イグニッションスイッチが継続してオンになる時間を計測し、
この計測時間が、前記第1均等化モードでの均等化処理によって均等化可能な電圧差よりも大きな電圧差を発生させる時間であるときに、前記第2均等化モードを設定することを特徴とする請求項6に記載の制御方法。 - 前記蓄電装置の充放電電流がゼロとなるタイミングで得られた前記電圧センサの検出電圧に基づいて、前記第2均等化モードでの均等化処理を行うことを特徴とする請求項6又は7に記載の制御方法。
- 前記第2均等化モードでの均等化処理において、前記イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わったときの前記電圧差を維持するように前記放電回路を動作させることを特徴とする請求項6から8のいずれか1つに記載の制御方法。
- 前記複数の蓄電素子における自己放電容量、および前記第2均等化モードでの均等化処理に伴う前記蓄電素子の消費電流のうち、少なくとも一方に基づいて、前記第2均等化モードでの均等化処理を行うときの放電電流を決定することを特徴とする請求項9に記載の制御方法。
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