JP2012153509A - ロール体用搬送車 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】走行自在な台車本体に、軸部の両端部を載置支持する一対の支持体を台車本体に対して移動操作する移動操作手段と、ロール体保持装置の挿入部及びロール体の軸部を撮像する撮像手段と、撮像手段の撮像情報に基づいて移動操作手段の作動を制御する制御手段とを設け、制御手段を、設定停止位置に前記台車本体が停止した状態で、位置合わせ処理を実行し、且つ、移動操作手段の作動を停止させた状態で、撮像手段の撮像情報に基づいて軸部が台車本体に対して移動したことが検出されると、異常と判別するように構成する。
【選択図】図10
Description
そして、ロール体用搬送車は、ロール体をロール体保持装置に受け渡すときは、一対の支持体にてロール体を支持する状態で台車本体を設定停止位置に走行させ、ロール体をロール体保持装置から受け取るときは、一対の支持体にてロール体を支持しない状態で台車本体を設定停止位置に走行させて、台車本体を設定停止位置に停止させた状態で、撮像手段の撮像情報に基づいて一対の挿入部が軸部に対して挿抜可能な位置に軸部が位置するように一対の支持体を移動させるべく移動操作手段の作動を制御する位置合わせ処理を実行している(例えば、特許文献1参照。)。
また、ロール体用搬送車にロール体を受け渡すロール体保持装置は、ロール体用搬送車が位置合わせ処理を実行した後、一対の挿入部を挿入位置から抜出位置に離間移動させ、一対の挿入部を軸部の両端部から抜出させてロール体に対する保持を解除することで、ロール体用搬送車にロール体を受け渡すようになっている。
そして、ロール体保持装置がロール体を保持できない場合や保持を解除できない場合は、挿入部がロール体の端部に干渉することでロール体が挿入部に押されて又は引っ張られて一対の支持部に対して軸心方向に移動するため、ロール体の軸部を載置支持する一対の支持体に対して軸心方向に大きな負荷が掛かり、支持部が破損する虞がある。
そこで、挿入部がロール体の端部に干渉したことを検出するために光電センサ等の検出手段を設け、この検出手段の検出情報に基づいてロール体保持装置の作動を停止させることで、支持体の破損を回避することが考えられるが、新たに検出手段を設けることでロール体用搬送車の製造コストが高くなってしまう。
前記ロール体保持装置が、互いに接近離間移動自在な一対の挿入部を、前記一対の挿入部を互いに接近移動させて前記一対の挿入部を前記軸部に対して両端側から挿入させる挿入位置と、前記一対の挿入部を互いに離間移動させて前記軸部から抜出させる抜出位置とに移動自在に備えて構成され、走行自在な台車本体に、前記ロール体の軸心方向において前記シート材から両側に突出する前記軸部の両端部の外周面を載置支持する一対の支持体と、前記一対の支持体を前記台車本体に対して前記軸心方向と交差する方向に移動操作する移動操作手段と、前記ロール体保持装置との間で前記ロール体を移載する位置として設定された設定停止位置に前記台車本体が停止した状態で、前記ロール体保持装置の前記挿入部、及び、移載対象の前記ロール体の前記軸部を撮像する撮像手段と、前記撮像手段の撮像情報に基づいて前記移動操作手段の作動を制御する制御手段とが設けられ、前記制御手段が、前記設定停止位置に前記台車本体が停止した状態で、前記撮像手段の撮像情報に基づいて前記一対の挿入体が前記軸部に対して挿入又は抜出可能な位置に前記軸部が位置するように前記一対の支持体を移動させるべく前記移動操作手段の作動を制御する位置合わせ処理を実行し、且つ、前記移動操作手段の作動を停止させた状態で、前記撮像手段の撮像情報に基づいて前記軸部が前記台車本体に対して移動したことが検出されると、異常と判別するように構成されている点にある。
このように軸部を位置させた状態では、ロール体保持装置が一対の挿入部を抜出位置から挿入位置に接近移動させて一対の挿入部を軸部の両端部に挿入させることでロール体を保持でき、ロール体用搬送車からロール体保持装置にロール体を受け渡すことができる。また、ロール体保持装置が一対の挿入部を挿入位置から抜出位置に離間移動させて一対の挿入部を軸部の両端部から抜出させることでロール体に対する保持を解除でき、ロール体用搬送車がロール体保持装置からロール体を受け取ることができる。
そして、撮像手段は、台車本体を受け渡し箇所に停止させた状態でロール体保持装置の挿入部を撮像できるように台車本体に備えればよく、撮像手段を設置する作業がロール体保持装置側には及ばないため、ロール体用搬送車をロール体保持装置が設置された設備に配備する作業の簡素化を図ることができる。
説明を加えると、移動操作手段の作動を停止させた状態では、一対の支持体を移動操作していないため、一対の支持体にて載置支持しているロール体の軸部は台車本体に対して移動しない。しかし、制御ミス等により一対の挿入部が軸部に対して挿入可能な位置に軸部が位置していない場合では、ロール体保持装置が一対の挿入部を挿入位置に移動させて一対の挿入部を軸部の両端部に挿入するときに、挿入部が軸部における軸心方向の端部に当接して挿入部が軸部に挿入されない場合では、ロール体の軸部が挿入部にて押されて移動する。また、ロール体保持装置が一対の挿入部を抜出位置に移動させて一対の挿入部を軸部から抜出するときに、挿入部の先端部が軸部の内周面に当接して挿入部が軸部から抜出されない場合では、ロール体の軸部が挿入部にて引きずられて移動する。
制御手段は、撮像手段の撮像情報に基づくロール体の軸部の位置情報により、そのロール体の軸部の移動を検出することができるため、移動操作手段の作動を停止させた状態であるにも関らず、挿入部が当接することによりロール体の軸部が移動した場合は、ロール体の軸部の端部に挿入部が接触したとして異常と判別することができる。
制御手段は、撮像手段の撮像情報に基づいてロール体の軸部の移動を検出することができるため、移動操作手段の作動を停止させた状態であるにも関らず、挿入位置に移動する挿入部が当接することによりロール体の軸部が移動した場合は、ロール体の軸部の端部に挿入部が接触したとして異常と判別することができる。
制御手段は、撮像手段の撮像情報に基づいてロール体の軸部の移動を検出することができるため、移動操作手段の作動を停止させた状態であるにも関らず、抜出位置に移動する挿入部が当接していることによりロール体の軸部が移動した場合は、ロール体の軸部の内周面に挿入部が接触しているとして異常と判別することができる。
そして、位置合わせ処理を実行した後で且つロール体保持装置の一対の挿入部が抜出位置から前記挿入位置に互いに接近移動している間又は一対の挿入部が挿入位置から抜出位置に互いに離間移動している間、移動操作手段を自由移動状態に切り換えることにより、移動部に外力が加わることで移動部を自由に移動させることができる。
よって、挿入部が軸部における軸心方向の端部に当接することでロール体が一対の支持部に対して軸心方向に移動した場合、ロール体の軸部を載置支持する一対の支持体に対して軸心方向に大きな負荷が作用するが、この負荷が外力として移動部に加わることで移動部が移動する。このようにロール体の軸部の移動とともに一対の支持体も移動させることで、ロール体のコアが移動したときの支持部が破損することを回避できる。
図1〜図3に示すように、ロール体用搬送車1は、印刷原紙や各種フィルム原反の表面に印刷や塗布を行う生産機等に設けられたロール体保持装置2との間でロール体Aの受け取り及び受け渡しを行ってロール体Aを移載するべく、生産設備に配設されている。そして、ロール体用搬送車1は、床面上に敷設された誘導ライン(図示せず)に沿って設定停止位置まで自動走行し、設定停止位置に停止した状態でロール体保持装置2との間でロール体Aの移載を行うように構成されている。
ちなみに、図1は、ロール体用搬送車1が設定停止位置に停止している状態を示しており、設定停止位置は、ロール体用搬送車1がロール体保持装置2との間でロール体Aを移載する位置として設定された位置である。そして、ロール体用搬送車1は、図3に矢印で示すように走行移動するものであり、設定停止位置には横進により走行移動させるようになっている。ちなみに、図3においては、設定停止位置に停止しているロール体用搬送車1を仮想線で示している。
図1及び図3に示すように、ロール体保持装置2には、互いに接近離間移動自在な一対の挿入部としての一対の支持ピン4が備えられており、ロール体保持装置2は、一対の支持ピン4を、互いに接近移動させて一対の支持ピン4をコアaに対して両側から挿入させる挿入位置(図3及び図4(b)参照)と、互いに離間移動させて一対の支持ピン4をコアaから抜出させる抜出位置(図1及び図4(a)参照)とに移動自在に備えて構成されている。ちなみに、図1及び図3に示すように、一対の支持ピン4は、設定停止位置に停止するロール体用搬送車1の車体前後方向の両側に位置するように備えられている。
そして、電動モータ7にて一方の支持ピン4を車体前後方向に沿って移動操作し、エアシリンダ8にて他方の支持ピン4を車体前後方向に沿って移動操作することで、一対の支持ピン4を同時に接近離間移動させて挿入位置と抜出位置とに移動操作するように構成されている。
また、図5に示すように、一対の支持ピン4の夫々は、図外の空気供給装置による空気の給排により、小径部5をコアaの内径より小径に小径化させた小径状態(図5(a)参照)と、小径部5をコアaの内径と同径に大径化させた大径状態(図5(b)参照)とに切り換え可能に構成されている。
図1〜図3に示すように、ロール体用搬送車1は、走行自在な台車本体11に、ロール体Aを載置支持する一対の支持体12と、一対の支持体12を台車本体11に対して車体前後方向、車体横幅方向及び上下方向に移動操作する移動操作手段13と、設定停止位置に台車本体11が停止した状態で、ロール体保持装置2の支持ピン4及び移載対象のロール体Aのコアaを撮像する撮像手段としての撮像装置14と、撮像装置14にて撮像された撮像情報に基づいて移動操作手段13の作動を制御する制御手段Hと、ロール体保持装置2との間で情報を送受信する通信装置15(図9参照)とを設けて構成されている。尚、通信装置15が、ロール体保持装置2に対して異常発生情報を送信する送信手段に相当する。
そして、この一対の支持体12にて、軸心が車体前後方向に沿う姿勢でコアaが載置支持されるため、一対の支持体12に載置支持されているロール体A(コアa)の軸心方向と車体前後方向とが同じ方向となり、上下方向や車体左右方向が、軸心方向と交差する方向となっている。
スライドテーブル16は、一対の支持体12を各別に支持するように車体前後方向に一対並設されており、一対のスライドテーブル16の夫々は、台車本体11に対して車体前後方向及び車体左右方向に移動自在に台車本体11に支持され且つ支持体12を上下方向に移動自在に支持している。
つまり、移動操作手段13は、前後用電動モータ17aの作動によりスライドテーブル16を台車本体11に対して車体前後方向に移動させることで、支持体12を台車本体11に対して車体前後方向に移動操作し、左右用電動モータ17bの作動によりスライドテーブル16を車体左右方向に移動させることで、支持体12を台車本体11に対して車体左右方向に移動操作し、上下用電動モータ17cの作動により支持体12をスライドテーブル16に対して上下方向に移動させることで、支持体12を台車本体11に対して上下方向に移動操作するように構成されている。
説明を加えると、前後用電動モータ17a及び左右用電動モータ17bの夫々はサーボモータにて構成されている。そして、制御手段Hにて、スライドテーブル16を移動操作するべく前後用電動モータ17a及び左右用電動モータ17bを作動させることで移動操作状態に切り換えられている。また、制御手段Hにて、駆動手段17にてスライドテーブル16を移動操作しないときにおいて、電動モータ17a,17bの位置保持機能(サーボロック機能)により位置保持しないことで、スライドテーブル16が外力により移動自在な自由移動状態とに切り換え可能に構成されている。
撮像装置14にて撮像される移載対象のロール体Aとは、ロール体用搬送車1からロール体保持装置2にロール体Aを受け渡す場合では、ロール体用搬送車1の一対の支持体12にて載置支持されているロール体Aであり、ロール体用搬送車1がロール体保持装置2からロール体Aを受け取る場合は、ロール体保持装置2の一対の支持ピン4にて保持されているロール体Aである。
これら4台の撮像装置14は、台車本体11に立設された支持棒18の上端部に高さ調節可能で且つ向き調節可能に支持されている。
また、制御手段Hは、ロール体用搬送車1がロール体保持装置2からロール体Aを受け取るときに、設定停止位置に台車本体11が停止した状態で且つ移動操作手段13の作動を停止させた状態において、受け取り用位置合わせ処理を実行した後で且つ一対の支持ピン4が挿入位置から抜出位置に移動している間に、撮像装置14の撮像情報に基づいてコアaが台車本体11に対して移動したことが検出されると、異常と判別するように構成されている
このように、制御手段Hは、移動操作手段13の作動を停止させた状態で、撮像装置14の撮像情報に基づいてコアaが台車本体11に対して移動したことが検出されると、異常と判別するように構成されている。
まず、ロール体用搬送車1からロール体保持装置2にロール体Aに受け渡す場合の制御手段Hの制御について説明する。
まず、制御手段Hは、走行制御処理を実行して、ロール体Aを支持するロール体用搬送車1を設定停止位置に移動させる(S1)。その後、制御手段Hは、受け渡し用位置合わせ処理を実行して、一対の支持ピン4がコアaに対して挿入可能な位置にコアaを移動させる(S2、S3)。
ちなみに、ロール体保持装置2は、受け渡し準備完了の信号を受信すると、一対の支持ピン4を抜出位置から挿入位置に接近移動させて一対の支持ピン4をコアaの両端部に挿入させた後、一対の支持ピン4の小径部5を大径状態に切り換えて、一対の支持ピン4にてロール体Aを保持する。このようにロール体Aの保持が完了すると、ロール体保持装置2は、図外の通信手段にて保持完了の信号をロール体用搬送車1に送信するように構成されている。
ちなみに、ロール体保持装置2は、異常発生情報の信号を受信すると、一対の支持ピン4の移動を停止させるように構成されている。
まず、制御手段Hは、走行制御処理を実行して、ロール体Aを支持していないロール体用搬送車1を設定停止位置に移動させる(S1)。その後、制御手段Hは、受け取り用位置合わせ処理を実行して、一対の支持ピン4がコアaに対して抜出可能な位置にコアaを位置させる(S2、S8)。
ちなみに、ロール体保持装置2は、受け取り準備完了の信号を受信すると、一対の支持ピン4の小径部5を小径状態に切り換えた後、一対の支持ピン4を挿入位置から抜出位置に離間移動させて一対の支持ピン4をコアaから抜出させ、一対の支持ピン4によるロール体Aに対する保持を解除する。このようにロール体Aに対する保持の解除が完了すると、ロール体保持装置2は、図外の通信手段にて保持解除完了の信号をロール体用搬送車1に送信するように構成されている。
ちなみに、ロール体保持装置2は、異常発生情報の信号を受信すると、一対の支持ピン4の移動を停止させるように構成されている。
(1)上記実施形態では、ロール体用搬送車1に、ロール体保持装置2に対して異常発生情報を送信する通信装置15を備え、制御手段Hが、異常と判別するに伴って、異常発生情報をロール体保持装置2に送信するべく通信装置15の作動を制御するように構成したが、例えば、ロール体搬送装置に、警報を発する警報装置を備え、制御手段Hが、異常と判別するに伴って、警報を発するべく警報装置の作動を制御するように構成する等により、ロール体保持装置2に対して異常発生情報を送信する必要がない場合は、ロール体用搬送車1に、ロール体保持装置2に対して異常発生情報を送信する通信装置15を備えなくてもよい。
また、上記実施形態では、駆動手段17の制動状態と制動解除状態との切り換えをサーボモータの位置保持機能により行ったが、駆動手段17の制動状態と制動解除状態との切り換えを、メカブレーキによる切り換えにより行ってもよい。
また、上記実施形態では、ロール体用搬送車1が、ロール体Aの受け取りと受け渡しとの両方を行ったが、受け取り又は受け渡しの何れか一方のみ行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、一対の挿入部4を同時に移動させて挿入位置及び抜出位置に移動させたが、一対の挿入部4を交互に移動させて挿入位置及び抜出位置に移動させてもよい。
2 ロール体保持装置
4 挿入部
7 電動モータ
8 エアシリンダ
11 台車本体
12 支持体
13 移動操作手段
14 撮像手段
15 送信手段
A ロール体
a 軸部
b シート材
H 制御手段
Claims (6)
- 円筒状の軸部にシート材が巻回されたロール体を保持するロール体保持装置との間で前記ロール体の受け渡し又は受け取りを行って前記ロール体を移載するロール体用搬送車であって、
前記ロール体保持装置が、互いに接近離間移動自在な一対の挿入部を、前記一対の挿入部を互いに接近移動させて前記一対の挿入部を前記軸部に対して両端側から挿入させる挿入位置と、前記一対の挿入部を互いに離間移動させて前記軸部から抜出させる抜出位置とに移動自在に備えて構成され、
走行自在な台車本体に、
前記ロール体の軸心方向において前記シート材から両側に突出する前記軸部の両端部の外周面を載置支持する一対の支持体と、
前記一対の支持体を前記台車本体に対して前記軸心方向と交差する方向に移動操作する移動操作手段と、
前記ロール体保持装置との間で前記ロール体を移載する位置として設定された設定停止位置に前記台車本体が停止した状態で、前記ロール体保持装置の前記挿入部、及び、移載対象の前記ロール体の前記軸部を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段の撮像情報に基づいて前記移動操作手段の作動を制御する制御手段とが設けられ、
前記制御手段が、
前記設定停止位置に前記台車本体が停止した状態で、前記撮像手段の撮像情報に基づいて前記一対の挿入体が前記軸部に対して挿入又は抜出可能な位置に前記軸部が位置するように前記一対の支持体を移動させるべく前記移動操作手段の作動を制御する位置合わせ処理を実行し、且つ、
前記移動操作手段の作動を停止させた状態で、前記撮像手段の撮像情報に基づいて前記軸部が前記台車本体に対して移動したことが検出されると、異常と判別するように構成されているロール体用搬送車。 - 前記制御手段が、
前記設定停止位置に前記台車本体が停止した状態において、前記位置合わせ処理を実行した後で且つ前記一対の挿入部が前記抜出位置から前記挿入位置に互いに接近移動している間に、前記撮像手段の撮像情報に基づいて前記軸部が前記台車本体に対して移動したことが検出されると、異常と判別するように構成されている請求項1記載のロール体用搬送車。 - 前記制御手段が、
前記設定停止位置に前記台車本体が停止した状態において、前記位置合わせ処理を実行した後で且つ前記一対の挿入部が前記挿入位置から前記抜出位置に互いに離間移動している間に、前記撮像手段の撮像情報に基づいて前記軸部が前記台車本体に対して移動したことが検出されると、異常と判別するように構成されている請求項1又は2記載のロール体用搬送車。 - 前記ロール体保持装置に対して異常発生情報を送信する送信手段が備えられ、
前記制御手段が、異常と判別するに伴って、異常発生情報を前記ロール体保持装置に送信するべく前記送信手段の作動を制御するように構成されている請求項2又は3記載のロール体用搬送車。 - 前記ロール体保持装置が、前記一対の挿入部のうちの一方の挿入部を移動操作する電動モータと、前記一対の挿入部のうちの他方の挿入部を移動操作するエアシリンダとを備えて構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載のロール体用搬送車。
- 前記移動操作手段が、前記一対の支持体を支持する移動部と、前記移動部を前記台車本体に対して前記軸部の軸心方向と交差する方向及び前記軸心方向に移動操作する駆動手段とを備え、且つ、前記駆動手段にて前記移動部を移動操作する移動操作状態と、前記移動部が外力により移動自在な自由移動状態とに切換可能に構成され、
前記制御手段が、前記移動操作手段を前記移動操作状態に切り換えた状態で前記位置合わせ処理を実行し、前記位置合わせ処理を実行した後で且つ前記一対の挿入部が前記抜出位置から前記挿入位置に互いに接近移動している間又は前記一対の挿入部が前記挿入位置から前記抜出位置に互いに離間移動している間は、前記移動操作手段を前記自由移動状態に切り換えるように構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載のロール体用搬送車。
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