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JP2012153509A - ロール体用搬送車 - Google Patents

ロール体用搬送車 Download PDF

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JP2012153509A
JP2012153509A JP2011015615A JP2011015615A JP2012153509A JP 2012153509 A JP2012153509 A JP 2012153509A JP 2011015615 A JP2011015615 A JP 2011015615A JP 2011015615 A JP2011015615 A JP 2011015615A JP 2012153509 A JP2012153509 A JP 2012153509A
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Kazuyoshi Okita
一好 大喜多
Shigeru Sugano
茂 菅野
Natsuo Takagawa
夏生 高川
Haruhiro Watanabe
治宏 渡邉
Keita Ogami
慶太 尾上
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Daifuku Co Ltd
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Daifuku Co Ltd
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Abstract

【課題】挿入部がロール体の端部に干渉したことを検出できるロール体用搬送車を安価に提供する。
【解決手段】走行自在な台車本体に、軸部の両端部を載置支持する一対の支持体を台車本体に対して移動操作する移動操作手段と、ロール体保持装置の挿入部及びロール体の軸部を撮像する撮像手段と、撮像手段の撮像情報に基づいて移動操作手段の作動を制御する制御手段とを設け、制御手段を、設定停止位置に前記台車本体が停止した状態で、位置合わせ処理を実行し、且つ、移動操作手段の作動を停止させた状態で、撮像手段の撮像情報に基づいて軸部が台車本体に対して移動したことが検出されると、異常と判別するように構成する。
【選択図】図10

Description

本発明は、円筒状の軸部にシート材が巻回されたロール体を保持するロール体保持装置との間で前記ロール体の受け渡し又は受け取りを行って前記ロール体を移載するロール体用搬送車に関する。
かかるロール体用搬送車は、ロール体保持装置が設置された設備の床面上等を走行して、ロール体保持装置の近傍まで走行し、支持しているロール体をロール体保持装置に受け渡す、又は、ロール体保持装置からロール体を受け取るようにして、ロール体保持装置との間でロール体を移載するのに使用されるものである。
このようなロール体用搬送車の従来例として、走行自在な台車本体に、軸部の両端部の外周面を載置支持する一対の支持体と、この一対の支持体を移動操作する移動操作手段と、ロール体保持装置の挿入部及び移載対象のロール体の軸部を撮像する撮像手段と、撮像手段の撮像情報に基づいて移動操作手段の作動を制御する制御手段とが設けられていたものがある。
そして、ロール体用搬送車は、ロール体をロール体保持装置に受け渡すときは、一対の支持体にてロール体を支持する状態で台車本体を設定停止位置に走行させ、ロール体をロール体保持装置から受け取るときは、一対の支持体にてロール体を支持しない状態で台車本体を設定停止位置に走行させて、台車本体を設定停止位置に停止させた状態で、撮像手段の撮像情報に基づいて一対の挿入部が軸部に対して挿抜可能な位置に軸部が位置するように一対の支持体を移動させるべく移動操作手段の作動を制御する位置合わせ処理を実行している(例えば、特許文献1参照。)。
ちなみに、ロール体用搬送車からロール体を受け取るロール体保持装置は、ロール体用搬送車が位置合わせ処理を実行した後、一対の挿入部を抜出位置から挿入位置に接近移動させ、一対の挿入部を軸部の両端部に挿入させてロール体を保持することで、ロール体用搬送車からロール体を受け取るようになっている。
また、ロール体用搬送車にロール体を受け渡すロール体保持装置は、ロール体用搬送車が位置合わせ処理を実行した後、一対の挿入部を挿入位置から抜出位置に離間移動させ、一対の挿入部を軸部の両端部から抜出させてロール体に対する保持を解除することで、ロール体用搬送車にロール体を受け渡すようになっている。
特開2010−159134号公報
従来のロール体用搬送車では、位置合わせ処理を実行したときに、制御ミス等により一対の挿入部が軸部に対して挿入可能な位置に軸部が位置していない可能性が考えられ、このような場合には、ロール体保持装置が一対の挿入部を抜出位置から挿入位置に移動させてロール体を保持しようとしても、軸部における軸心方向の端部に挿入部が当接して挿入部が軸部に挿入されず、ロール体保持装置にてロール体を保持できない虞がある。また、ロール体を保持しているロール体保持装置が一対の挿入部を抜出位置から挿入位置に移動させてロール体に対する保持を解除しようとしても、軸部の内面に挿入部が接触して挿入部が軸部から抜出されず、ロール体保持装置がロール体に対する保持を解除できない虞がある。
そして、ロール体保持装置がロール体を保持できない場合や保持を解除できない場合は、挿入部がロール体の端部に干渉することでロール体が挿入部に押されて又は引っ張られて一対の支持部に対して軸心方向に移動するため、ロール体の軸部を載置支持する一対の支持体に対して軸心方向に大きな負荷が掛かり、支持部が破損する虞がある。
そこで、挿入部がロール体の端部に干渉したことを検出するために光電センサ等の検出手段を設け、この検出手段の検出情報に基づいてロール体保持装置の作動を停止させることで、支持体の破損を回避することが考えられるが、新たに検出手段を設けることでロール体用搬送車の製造コストが高くなってしまう。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、挿入部がロール体の端部に干渉したことを検出できるロール体用搬送車を安価に提供する点にある。
本発明にかかるロール体用搬送車は、円筒状の軸部にシート材が巻回されたロール体を保持するロール体保持装置との間で前記ロール体の受け渡し又は受け取りを行って前記ロール体を移載するものであって、その第1特徴構成は、
前記ロール体保持装置が、互いに接近離間移動自在な一対の挿入部を、前記一対の挿入部を互いに接近移動させて前記一対の挿入部を前記軸部に対して両端側から挿入させる挿入位置と、前記一対の挿入部を互いに離間移動させて前記軸部から抜出させる抜出位置とに移動自在に備えて構成され、走行自在な台車本体に、前記ロール体の軸心方向において前記シート材から両側に突出する前記軸部の両端部の外周面を載置支持する一対の支持体と、前記一対の支持体を前記台車本体に対して前記軸心方向と交差する方向に移動操作する移動操作手段と、前記ロール体保持装置との間で前記ロール体を移載する位置として設定された設定停止位置に前記台車本体が停止した状態で、前記ロール体保持装置の前記挿入部、及び、移載対象の前記ロール体の前記軸部を撮像する撮像手段と、前記撮像手段の撮像情報に基づいて前記移動操作手段の作動を制御する制御手段とが設けられ、前記制御手段が、前記設定停止位置に前記台車本体が停止した状態で、前記撮像手段の撮像情報に基づいて前記一対の挿入体が前記軸部に対して挿入又は抜出可能な位置に前記軸部が位置するように前記一対の支持体を移動させるべく前記移動操作手段の作動を制御する位置合わせ処理を実行し、且つ、前記移動操作手段の作動を停止させた状態で、前記撮像手段の撮像情報に基づいて前記軸部が前記台車本体に対して移動したことが検出されると、異常と判別するように構成されている点にある。
すなわち、台車本体を設定停止位置に停止させた状態で、撮像手段にてロール体保持装置の挿入部及び移載対象のロール体の軸部を撮像し、制御手段が、撮像手段にて撮像された撮像情報に基づいて移動操作手段の作動を制御することにより、一対の挿入体が軸部に対して挿入又は抜出可能な位置に軸部を位置させることができる。ちなみに、一対の挿入体が軸部に対して挿入又は抜出可能な位置とは、例えば、軸部の軸心が一対の挿入体の軸心と一直線上に並ぶ位置である。
このように軸部を位置させた状態では、ロール体保持装置が一対の挿入部を抜出位置から挿入位置に接近移動させて一対の挿入部を軸部の両端部に挿入させることでロール体を保持でき、ロール体用搬送車からロール体保持装置にロール体を受け渡すことができる。また、ロール体保持装置が一対の挿入部を挿入位置から抜出位置に離間移動させて一対の挿入部を軸部の両端部から抜出させることでロール体に対する保持を解除でき、ロール体用搬送車がロール体保持装置からロール体を受け取ることができる。
そして、撮像手段は、台車本体を受け渡し箇所に停止させた状態でロール体保持装置の挿入部を撮像できるように台車本体に備えればよく、撮像手段を設置する作業がロール体保持装置側には及ばないため、ロール体用搬送車をロール体保持装置が設置された設備に配備する作業の簡素化を図ることができる。
撮像手段は、移載対象のロール体の軸部を撮像しているため、制御手段は、撮像手段の撮像情報に基づいてロール体の軸部の移動を検出することができる。
説明を加えると、移動操作手段の作動を停止させた状態では、一対の支持体を移動操作していないため、一対の支持体にて載置支持しているロール体の軸部は台車本体に対して移動しない。しかし、制御ミス等により一対の挿入部が軸部に対して挿入可能な位置に軸部が位置していない場合では、ロール体保持装置が一対の挿入部を挿入位置に移動させて一対の挿入部を軸部の両端部に挿入するときに、挿入部が軸部における軸心方向の端部に当接して挿入部が軸部に挿入されない場合では、ロール体の軸部が挿入部にて押されて移動する。また、ロール体保持装置が一対の挿入部を抜出位置に移動させて一対の挿入部を軸部から抜出するときに、挿入部の先端部が軸部の内周面に当接して挿入部が軸部から抜出されない場合では、ロール体の軸部が挿入部にて引きずられて移動する。
制御手段は、撮像手段の撮像情報に基づくロール体の軸部の位置情報により、そのロール体の軸部の移動を検出することができるため、移動操作手段の作動を停止させた状態であるにも関らず、挿入部が当接することによりロール体の軸部が移動した場合は、ロール体の軸部の端部に挿入部が接触したとして異常と判別することができる。
そして、ロール体の軸部の移動を検出は、位置合わせ処理を実行する際に用いる撮像手段を利用しており、挿入部がロール体の端部に干渉したことを検出するために新たな検出手段を設ける必要がないため、新たな検出手段を設ける場合に比べて、挿入部がロール体の端部に干渉したことを検出できるロール体用搬送車を安価に提供することができる。
本発明にかかるロール体用搬送車の第2特徴構成は、第1特徴構成において、前記制御手段が、前記設定停止位置に前記台車本体が停止した状態において、前記位置合わせ処理を実行した後で且つ前記一対の挿入部が前記抜出位置から前記挿入位置に移動している間に、前記撮像手段の撮像情報に基づいて前記軸部が前記台車本体に対して互いに接近移動したことが検出されると、異常と判別するように構成されている点にある。
すなわち、上記した如く、ロール体保持装置が一対の挿入部を挿入位置に移動させて一対の挿入部を軸部の両端部に挿入するときに、挿入部が軸部における軸心方向の端部に当接して挿入部が軸部に円滑に挿入されない場合は、ロール体の軸部が挿入部に押されて移動する。
制御手段は、撮像手段の撮像情報に基づいてロール体の軸部の移動を検出することができるため、移動操作手段の作動を停止させた状態であるにも関らず、挿入位置に移動する挿入部が当接することによりロール体の軸部が移動した場合は、ロール体の軸部の端部に挿入部が接触したとして異常と判別することができる。
そして、ロール体の軸部の移動の検出は、位置合わせ処理を実行する際に用いる撮像手段を利用しているため、物品保持体がロール体を保持するべく一対の保持体を接近移動させたときのロール体の軸部の移動を検出するために新たな検出手段を設ける必要がなく、ロール体をロール体保持装置に受け渡すときにロール体の軸部の移動を検出できるロール体用搬送車を安価に提供することができる。
本発明にかかるロール体用搬送車の第3特徴構成は、第1又は第2特徴構成において、前記制御手段が、前記設定停止位置に前記台車本体が停止した状態において、前記位置合わせ処理を実行した後で且つ前記一対の挿入部が前記挿入位置から前記抜出位置に互いに離間移動している間に、前記撮像手段の撮像情報に基づいて前記軸部が前記台車本体に対して移動したことが検出されると、異常と判別するように構成されている点にある。
すなわち、上記した如く、ロール体保持装置が一対の挿入部を抜出位置に移動させて一対の挿入部を軸部の両端部から抜出するときに、挿入部が軸部の内周面に当接して挿入部が軸部から円滑に抜出されない場合は、ロール体の軸部が挿入部に引きずられて移動する。
制御手段は、撮像手段の撮像情報に基づいてロール体の軸部の移動を検出することができるため、移動操作手段の作動を停止させた状態であるにも関らず、抜出位置に移動する挿入部が当接していることによりロール体の軸部が移動した場合は、ロール体の軸部の内周面に挿入部が接触しているとして異常と判別することができる。
そして、ロール体の軸部の移動の検出は、位置合わせ処理を実行する際に用いる撮像手段を利用しているため、物品保持体がロール体に対する保持を解除するべく一対の保持体を離間移動させたときのロール体の軸部の移動を検出するために新たな検出手段を設ける必要がなく、ロール体をロール体保持装置から受け取るときにロール体の軸部の移動を検出できるロール体用搬送車を安価に提供することができる。
本発明にかかるロール体用搬送車の第4特徴構成は、第2又は第3特徴構成において、前記ロール体保持装置に対して異常発生情報を送信する送信手段が備えられ、前記制御手段が、異常と判別するに伴って、異常発生情報を前記ロール体保持装置に送信するべく前記送信手段の作動を制御するように構成されている点にある。
すなわち、制御手段は、異常と判別すると異常発生情報がロール体保持装置に送信するべく送信手段の作動が制御する。よって、ロール体保持装置側で、異常発生情報を受信するに伴って一対の挿入部の移動を停止させる等の対策が採られることにより、一対の支持体に対するロール体の移動量を抑えることができるため、支持体の破損を回避することができる。
本発明にかかるロール体用搬送車の第5特徴構成は、第1〜第4特徴構成のいずれか1つにおいて、前記ロール体保持装置が、前記一対の挿入部のうちの一方の挿入部を移動操作する電動モータと、前記一対の挿入部のうちの他方の挿入部を移動操作するエアシリンダとを備えて構成されている点にある。
すなわち、一般的には、エアシリンダに空気を供給する回路にはリリーフ弁等を設けることで圧力制御がなされており、設定圧以上では移動操作されないようになっている。よって、一方の挿入部の移動操作を電動モータにて行い、他方の挿入部の移動操作をエアシリンダにて行うことで、一対の挿入部の両方が軸部における軸心方向の端部に当接した場合でも、例えば、設定圧以上で電動モータにて移動操作される一方の挿入部が挿入位置側に移動に伴って、エアシリンダにて移動操作される他方の挿入部が抜出位置側に退避移動する等、一対の挿入部の両方が軸部における軸心方向の端部に当接した場合、ロール体の軸部に作用する押圧力を抑えることができるので、ロール体の破損を回避することができる。
本発明にかかるロール体用搬送車の第6特徴構成は、第1〜第5特徴構成のいずれか1つにおいて、前記移動操作手段が、前記一対の支持体を支持する移動部と、前記移動部を前記台車本体に対して前記軸部の軸心方向と交差する方向及び前記軸心方向に移動操作する駆動手段とを備え、且つ、前記駆動手段にて前記移動部を移動操作する移動操作状態と、前記移動部が外力により移動自在な自由移動状態とに切換可能に構成され、前記制御手段が、前記移動操作手段を前記移動操作状態に切り換えた状態で前記位置合わせ処理を実行し、前記位置合わせ処理を実行した後で且つ前記一対の挿入部が前記抜出位置から前記挿入位置に互いに接近移動している間又は前記一対の挿入部が前記挿入位置から前記抜出位置に互いに離間移動している間は、前記移動操作手段を前記自由移動状態に切り換えるように構成されている点にある。
すなわち、制御手段は、移動操作手段を移動操作状態に切り換えて、駆動手段にて移動部を移動操作して一対の支持部を移動させることで、位置合わせ処理を実行することができる。
そして、位置合わせ処理を実行した後で且つロール体保持装置の一対の挿入部が抜出位置から前記挿入位置に互いに接近移動している間又は一対の挿入部が挿入位置から抜出位置に互いに離間移動している間、移動操作手段を自由移動状態に切り換えることにより、移動部に外力が加わることで移動部を自由に移動させることができる。
よって、挿入部が軸部における軸心方向の端部に当接することでロール体が一対の支持部に対して軸心方向に移動した場合、ロール体の軸部を載置支持する一対の支持体に対して軸心方向に大きな負荷が作用するが、この負荷が外力として移動部に加わることで移動部が移動する。このようにロール体の軸部の移動とともに一対の支持体も移動させることで、ロール体のコアが移動したときの支持部が破損することを回避できる。
ロール体用搬送車及びロール体保持装置の側面図 ロール体用搬送車の正面図 ロール体用搬送車及びロール体保持装置の平面図 一対の挿入部の抜出位置と挿入位置とを示す図 挿入部の小径状態と大径状態とを示す図 一対の挿入部を挿入位置に移動させたときに両方の小径部がコアに接触した場合を示す図 一対の挿入部を挿入位置に移動させたときに一方の小径部がコアに接触した場合を示す図 一対の挿入部を抜出位置に移動させたときに一方の小径部がコアに接触している場合を示す図 制御ブロック図 フローチャート
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、ロール体用搬送車1は、印刷原紙や各種フィルム原反の表面に印刷や塗布を行う生産機等に設けられたロール体保持装置2との間でロール体Aの受け取り及び受け渡しを行ってロール体Aを移載するべく、生産設備に配設されている。そして、ロール体用搬送車1は、床面上に敷設された誘導ライン(図示せず)に沿って設定停止位置まで自動走行し、設定停止位置に停止した状態でロール体保持装置2との間でロール体Aの移載を行うように構成されている。
ちなみに、図1は、ロール体用搬送車1が設定停止位置に停止している状態を示しており、設定停止位置は、ロール体用搬送車1がロール体保持装置2との間でロール体Aを移載する位置として設定された位置である。そして、ロール体用搬送車1は、図3に矢印で示すように走行移動するものであり、設定停止位置には横進により走行移動させるようになっている。ちなみに、図3においては、設定停止位置に停止しているロール体用搬送車1を仮想線で示している。
そして、ロール体Aは、円筒状の軸部としてのコアaと、そのコアaに巻回された紙やフィルム等のシート材bとで構成されており、ロール体Aの中心に位置するコアaは、シート材bから軸心方向の両側に突出している。
ロール体用搬送車1について説明する前に、まず、ロール体用搬送車1との間でロール体Aを授受する生産設備のロール体保持装置2について説明する。
図1及び図3に示すように、ロール体保持装置2には、互いに接近離間移動自在な一対の挿入部としての一対の支持ピン4が備えられており、ロール体保持装置2は、一対の支持ピン4を、互いに接近移動させて一対の支持ピン4をコアaに対して両側から挿入させる挿入位置(図3及び図4(b)参照)と、互いに離間移動させて一対の支持ピン4をコアaから抜出させる抜出位置(図1及び図4(a)参照)とに移動自在に備えて構成されている。ちなみに、図1及び図3に示すように、一対の支持ピン4は、設定停止位置に停止するロール体用搬送車1の車体前後方向の両側に位置するように備えられている。
図1及び図3に示すように、ロール体保持装置2は、一対の支持ピン4のうちの一方の支持ピン4を移動操作する電動モータ7と、一対の支持ピン4のうちの他方の支持ピン4を移動操作するエアシリンダ8とを備えて構成されている。
そして、電動モータ7にて一方の支持ピン4を車体前後方向に沿って移動操作し、エアシリンダ8にて他方の支持ピン4を車体前後方向に沿って移動操作することで、一対の支持ピン4を同時に接近離間移動させて挿入位置と抜出位置とに移動操作するように構成されている。
一対の支持ピン4の夫々について説明を加えると、一対の支持ピン4の夫々は、その先端にコアaの内径より小径の小径部5と、その小径部5より基部側に位置してコアaの内径より大径の大径部6とを備えて構成されている。つまり、一対の支持ピン4を挿入位置に位置させた状態では、図4(b)及び図5(a)に示すように、支持ピン4における小径部5がコアaに挿入され、支持ピン4における大径部6がコアaにおける軸心方向の端部に当接されるようになっている。
また、図5に示すように、一対の支持ピン4の夫々は、図外の空気供給装置による空気の給排により、小径部5をコアaの内径より小径に小径化させた小径状態(図5(a)参照)と、小径部5をコアaの内径と同径に大径化させた大径状態(図5(b)参照)とに切り換え可能に構成されている。
つまり、ロール体保持装置2は、一対の支持ピン4を挿入位置に互いに接近移動させて一対の小径部5をコアaの両端部に挿入させた後に一対の小径部5の夫々を大径状態に大径化させた保持状態と、一対の小径部5の夫々を小径化させた後に一対の支持ピン4を離間位置に互いに離間移動させて一対の小径部5をコアaの両端部から抜出させた保持解除状態とに切り換え可能に構成されており、保持状態に切り換えた状態でロール体Aを保持し、保持解除状態に切り換えることでロール体Aに対する保持を解除するように構成されている。
そして、詳細な説明は省略するが、エアシリンダ8に空気を供給する回路にはリリーフ弁を設けることで圧力制御がなされており、設定圧以上では他方の支持ピン4を挿入位置側に移動させることができず、設定圧以上で他方の支持ピン4が抜出位置側に押圧されれば、その他方の支持ピン4が抜出位置側に退避するように構成されている。よって、図6(a)に示すように、電動モータ7及びエアシリンダ8を作動させて一対の支持ピン4を挿入位置側に接近移動させたときに、一対の支持ピン4の両方がコアaにおける軸心方向の端部に当接した場合でも、図6(b)に示すように、電動モータ7にて設定圧以上で移動操作される一方の支持ピン4が挿入位置側に移動し、その一方の支持ピン4の挿入位置側への移動に伴って、エアシリンダ8にて移動操作される他方の支持ピン4が抜出位置側に退避移動するように構成されている。
次に、ロール体用搬送車1について説明を加える。
図1〜図3に示すように、ロール体用搬送車1は、走行自在な台車本体11に、ロール体Aを載置支持する一対の支持体12と、一対の支持体12を台車本体11に対して車体前後方向、車体横幅方向及び上下方向に移動操作する移動操作手段13と、設定停止位置に台車本体11が停止した状態で、ロール体保持装置2の支持ピン4及び移載対象のロール体Aのコアaを撮像する撮像手段としての撮像装置14と、撮像装置14にて撮像された撮像情報に基づいて移動操作手段13の作動を制御する制御手段Hと、ロール体保持装置2との間で情報を送受信する通信装置15(図9参照)とを設けて構成されている。尚、通信装置15が、ロール体保持装置2に対して異常発生情報を送信する送信手段に相当する。
一対の支持体12は、車体前後方向に間隔を隔てた状態で設けられており、この一対の支持体12にて、ロール体Aにおけるシート材bから両側に突出するコアaの両端部の外周面を載置支持している。
そして、この一対の支持体12にて、軸心が車体前後方向に沿う姿勢でコアaが載置支持されるため、一対の支持体12に載置支持されているロール体A(コアa)の軸心方向と車体前後方向とが同じ方向となり、上下方向や車体左右方向が、軸心方向と交差する方向となっている。
移動操作手段13は、一対の支持体12を支持する移動部としてのスライドテーブル16と、スライドテーブル16を台車本体11に対して車体前後方向及び車体左右方向に移動操作し且つ一対の支持体12をスライドテーブル16に対して上下方向に移動操作する駆動手段17とを備えて構成されている。
スライドテーブル16は、一対の支持体12を各別に支持するように車体前後方向に一対並設されており、一対のスライドテーブル16の夫々は、台車本体11に対して車体前後方向及び車体左右方向に移動自在に台車本体11に支持され且つ支持体12を上下方向に移動自在に支持している。
一対のスライドテーブル16の夫々に対して駆動手段17が設けられており、駆動手段17として、スライドテーブル16を台車本体11に対して車体前後方向に移動操作する前後用電動モータ17aと、スライドテーブル16を台車本体11に対して車体左右方向に移動操作する左右用電動モータ17bと、支持体12をスライドテーブル16に対して上下方向に移動操作する上下用電動モータ17cとが設けられている。
つまり、移動操作手段13は、前後用電動モータ17aの作動によりスライドテーブル16を台車本体11に対して車体前後方向に移動させることで、支持体12を台車本体11に対して車体前後方向に移動操作し、左右用電動モータ17bの作動によりスライドテーブル16を車体左右方向に移動させることで、支持体12を台車本体11に対して車体左右方向に移動操作し、上下用電動モータ17cの作動により支持体12をスライドテーブル16に対して上下方向に移動させることで、支持体12を台車本体11に対して上下方向に移動操作するように構成されている。
移動操作手段13は、駆動手段17にてスライドテーブル16を移動操作する移動操作状態と、スライドテーブル16が外力により移動自在な自由移動状態とに切り換え可能に構成されている。
説明を加えると、前後用電動モータ17a及び左右用電動モータ17bの夫々はサーボモータにて構成されている。そして、制御手段Hにて、スライドテーブル16を移動操作するべく前後用電動モータ17a及び左右用電動モータ17bを作動させることで移動操作状態に切り換えられている。また、制御手段Hにて、駆動手段17にてスライドテーブル16を移動操作しないときにおいて、電動モータ17a,17bの位置保持機能(サーボロック機能)により位置保持しないことで、スライドテーブル16が外力により移動自在な自由移動状態とに切り換え可能に構成されている。
このように、移動操作状態では、駆動手段17にてスライドテーブル16が移動操作可能で且つ位置保持機能によりスライドテーブル16の位置が保持されるようになっている。また、自由移動状態では、位置保持機能による位置保持が行われていないので、一対の支持体12に対して車体前後方向や車体左右方向に荷重が掛かった場合等、スライドテーブル16に外力が作用した場合にはスライドテーブル16が車体前後方向や車体左右方向に移動するようになっている。
撮像装置14は、台車本体11を設定停止位置に停止させた状態で、1つの撮像装置14にてロール体保持装置2の支持ピン4と移載対象のロール体Aのコアaとを同時に1つの撮像範囲内に収めて撮像するように台車本体11に備えられている。
撮像装置14にて撮像される移載対象のロール体Aとは、ロール体用搬送車1からロール体保持装置2にロール体Aを受け渡す場合では、ロール体用搬送車1の一対の支持体12にて載置支持されているロール体Aであり、ロール体用搬送車1がロール体保持装置2からロール体Aを受け取る場合は、ロール体保持装置2の一対の支持ピン4にて保持されているロール体Aである。
そして、撮像装置14として、台車本体11を設定停止位置に停止させた状態で一対の支持ピン4の一方とコアaの一端部とを撮像する一対の撮像装置14と、台車本体11を設定停止位置に停止させた状態で一対の支持ピン4の他方とコアaの他端部とを撮像する一対の撮像装置14との計4台の撮像装置14が台車本体11に設けられている。一対の撮像装置14は、車両前後方向視において撮像方向が交差する状態に設けられている。
これら4台の撮像装置14は、台車本体11に立設された支持棒18の上端部に高さ調節可能で且つ向き調節可能に支持されている。
制御手段Hは、台車本体11を設定停止位置に走行させる又は台車本体11を設定停止位置から走行させるべく台車本体11の作動を制御する走行制御処理と、設定停止位置に台車本体11が停止した状態で、撮像装置14の撮像情報に基づいて一対の支持ピン4がコアaに対して挿入又は抜出可能な位置にコアaが位置するように一対の支持体12を移動させるべく移動操作手段13の作動を制御する位置合わせ処理とを実行するように構成されている。そして、位置合わせ処理としては、ロール体用搬送車1からロール体保持装置2にロール体Aを受け渡すときに実行する受け渡し用位置合わせ処理と、ロール体用搬送車1がロール体保持装置2からロール体Aを受け取るときに実行する受け取り用位置合わせ処理とがある。
また、制御手段Hは、ロール体用搬送車1からロール体保持装置2にロール体Aを受け渡すときに、設定停止位置に台車本体11が停止した状態で且つ移動操作手段13の作動を停止させた状態において、受け渡し用位置合わせ処理を実行した後で且つ一対の支持ピン4が抜出位置から挿入位置に移動している間に、撮像装置14の撮像情報に基づいてコアaが台車本体11に対して移動したことが検出されると、異常と判別するように構成されている。
また、制御手段Hは、ロール体用搬送車1がロール体保持装置2からロール体Aを受け取るときに、設定停止位置に台車本体11が停止した状態で且つ移動操作手段13の作動を停止させた状態において、受け取り用位置合わせ処理を実行した後で且つ一対の支持ピン4が挿入位置から抜出位置に移動している間に、撮像装置14の撮像情報に基づいてコアaが台車本体11に対して移動したことが検出されると、異常と判別するように構成されている
このように、制御手段Hは、移動操作手段13の作動を停止させた状態で、撮像装置14の撮像情報に基づいてコアaが台車本体11に対して移動したことが検出されると、異常と判別するように構成されている。
ロール体用搬送車1がロール体保持装置2との間でロール体Aを授受する場合の制御手段Hの制御について、図10に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、ロール体用搬送車1からロール体保持装置2にロール体Aに受け渡す場合の制御手段Hの制御について説明する。
まず、制御手段Hは、走行制御処理を実行して、ロール体Aを支持するロール体用搬送車1を設定停止位置に移動させる(S1)。その後、制御手段Hは、受け渡し用位置合わせ処理を実行して、一対の支持ピン4がコアaに対して挿入可能な位置にコアaを移動させる(S2、S3)。
この受け渡し用位置合わせ処理では、4台の撮像装置14にて撮像された撮像情報から、ロール体保持装置2の一対の支持ピン4と一対の支持体12にて載置支持されているロール体Aのコアaとの位置関係を判別し、ロール体Aのコアaの軸心が一対の支持ピン4の軸心と一直線上に並び且つ一対の支持ピン4との間隔が均等になるように一対の支持体12を移動させるべく駆動手段17の作動を制御する。
その後、通信装置15にて受け渡し準備完了の信号をロール体保持装置2に送信するべく通信装置15の作動を制御する(S4)。
ちなみに、ロール体保持装置2は、受け渡し準備完了の信号を受信すると、一対の支持ピン4を抜出位置から挿入位置に接近移動させて一対の支持ピン4をコアaの両端部に挿入させた後、一対の支持ピン4の小径部5を大径状態に切り換えて、一対の支持ピン4にてロール体Aを保持する。このようにロール体Aの保持が完了すると、ロール体保持装置2は、図外の通信手段にて保持完了の信号をロール体用搬送車1に送信するように構成されている。
上述の如くロール体保持装置2が一対の支持ピン4を抜出位置から挿入位置に移動させている間、正確には、受け渡し準備完了の信号を送信してから保持完了の信号を受信するまでの間は、移動操作手段13を自由移動状態で作動を停止させ、このように移動操作手段13を自由移動状態で作動を停止させた状態で撮像装置14の撮像情報に基づいてコアaが台車本体11に対して移動したことが検出されると異常と判別し、異常と判別するに伴って、異常発生情報をロール体保持装置2に送信する(S5〜S7)。また、保持完了の信号を受信するまでの間に異常が判別されない場合は、ロール体Aの受け渡しが完了する。
ちなみに、ロール体保持装置2は、異常発生情報の信号を受信すると、一対の支持ピン4の移動を停止させるように構成されている。
次に、ロール体用搬送車1がロール体保持装置2からロール体Aを受け取る場合の制御手段Hの制御について説明する。
まず、制御手段Hは、走行制御処理を実行して、ロール体Aを支持していないロール体用搬送車1を設定停止位置に移動させる(S1)。その後、制御手段Hは、受け取り用位置合わせ処理を実行して、一対の支持ピン4がコアaに対して抜出可能な位置にコアaを位置させる(S2、S8)。
この受け取り用位置合わせ処理では、4台の撮像装置14にて撮像された撮像情報から、ロール体保持装置2の一対の支持ピン4にて保持されているロール体Aのコアaの位置を判別し、このコアaの両端部を一対の支持体12にて載置支持するべく駆動手段17の作動を制御する。このように一対の支持体12にてコアaの両端部を載置支持させた状態では、ロール体Aのコアaの軸心が一対の支持ピン4の軸心と同一直線上に並ぶ状態となっている。
その後、通信装置15にて受け取り準備完了の信号をロール体保持装置2に送信するべく通信装置15の作動を制御する(S9)。
ちなみに、ロール体保持装置2は、受け取り準備完了の信号を受信すると、一対の支持ピン4の小径部5を小径状態に切り換えた後、一対の支持ピン4を挿入位置から抜出位置に離間移動させて一対の支持ピン4をコアaから抜出させ、一対の支持ピン4によるロール体Aに対する保持を解除する。このようにロール体Aに対する保持の解除が完了すると、ロール体保持装置2は、図外の通信手段にて保持解除完了の信号をロール体用搬送車1に送信するように構成されている。
上述の如くロール体保持装置2が一対の支持ピン4を挿入位置から抜出位置に移動させている間、正確には、受け取り準備完了の信号を送信してから保持解除完了の信号を受信するまでの間は、移動操作手段13を自由移動状態で作動を停止させ、このように移動操作手段13を自由移動状態で作動を停止させた状態において撮像装置14の撮像情報に基づいてコアaが台車本体11に対して移動したことが検出されると異常と判別し、異常と判別するに伴って、異常発生情報をロール体保持装置2に送信する(S10〜S12)。また、保持解除完了の信号を受信するまでの間に異常が判別されない場合は、ロール体Aの受け取りが完了する。
ちなみに、ロール体保持装置2は、異常発生情報の信号を受信すると、一対の支持ピン4の移動を停止させるように構成されている。
上述の如く、ロール体保持装置2が一対の支持ピン4を抜出位置から挿入位置に移動させてロール体Aを保持するとき、及び、ロール体保持装置2が一対の支持ピン4を挿入位置から抜出位置に移動させてロール体Aの保持を解除するときに、図6〜図8に示すように支持ピン4がロール体Aのコアaの端部に接触することで、ロール体Aがその軸心方向に移動して台車本体11に対して移動してしまう場合があるが、制御手段Hは、撮像装置14の撮像情報に基づいて、ロール体Aが台車本体11に対して移動したことを検出することができ、ロール体Aが台車本体11に対して移動したことを検出するに伴って異常と判別することができるようになっている。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、ロール体用搬送車1に、ロール体保持装置2に対して異常発生情報を送信する通信装置15を備え、制御手段Hが、異常と判別するに伴って、異常発生情報をロール体保持装置2に送信するべく通信装置15の作動を制御するように構成したが、例えば、ロール体搬送装置に、警報を発する警報装置を備え、制御手段Hが、異常と判別するに伴って、警報を発するべく警報装置の作動を制御するように構成する等により、ロール体保持装置2に対して異常発生情報を送信する必要がない場合は、ロール体用搬送車1に、ロール体保持装置2に対して異常発生情報を送信する通信装置15を備えなくてもよい。
(2)上記実施形態では、駆動手段17を制動状態と制動解除状態とに切り換えるタイミングを変化させることで、移動操作手段13を移動操作状態と自由移動状態とに切り換えたが、駆動手段17とスライドテーブル16とを連係する連係手段を、動力を伝達する連係状態と動力を伝達しない連係遮断状態とに切り換えることで、移動操作手段13を移動操作状態と自由移動状態とに切り換えるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、駆動手段17の制動状態と制動解除状態との切り換えをサーボモータの位置保持機能により行ったが、駆動手段17の制動状態と制動解除状態との切り換えを、メカブレーキによる切り換えにより行ってもよい。
(3)上記実施形態では、一対の支持ピン4がコアaに対して挿入又は抜出可能なコアaの位置として、コアaの軸心が一対の支持ピン4の軸心と軸心方向に並ぶ位置としたが、一対の支持ピン4がコアaに対して挿入又は抜出可能なコアaの位置として、支持ピン4が挿抜可能な挿抜可能範囲であれば、コアaの軸心が一対の支持ピン4の軸心に対して径方向にずれた位置でもよい。
(4)上記実施形態では、一対の支持ピン4のうちの一方を電動モータ7にて移動操作し、一対の支持ピン4のうちの他方をエアシリンダ8にて移動操作したが、一対の支持ピン4の両方を電動モータ7にて移動操作してもよく、また、一対の支持ピン4の両方をエアシリンダ8にて移動操作するように構成してもよい。
(5)上記実施形態では、受け取り用位置合わせ処理を実行した後で且つ一対の支持ピン4が挿入位置から抜出位置に移動している間、及び、受け渡し用位置合わせ処理を実行した後で且つ一対の支持ピン4が抜出位置から挿入位置に移動している間の両方において、撮像装置14の撮像情報に基づいて軸部aが台車本体11に対して移動したことが検出されると異常と判別したが、受け取り用位置合わせ処理を実行した後で且つ一対の支持ピン4が挿入位置から抜出位置に移動している間、又は、受け渡し用位置合わせ処理を実行した後で且つ一対の支持ピン4が抜出位置から挿入位置に移動している間のいずれか一方において、撮像装置14の撮像情報に基づいて軸部aが台車本体11に対して移動したことが検出されると異常と判別してもよい。
また、上記実施形態では、ロール体用搬送車1が、ロール体Aの受け取りと受け渡しとの両方を行ったが、受け取り又は受け渡しの何れか一方のみ行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、一対の挿入部4を同時に移動させて挿入位置及び抜出位置に移動させたが、一対の挿入部4を交互に移動させて挿入位置及び抜出位置に移動させてもよい。
1 ロール体用搬送車
2 ロール体保持装置
4 挿入部
7 電動モータ
8 エアシリンダ
11 台車本体
12 支持体
13 移動操作手段
14 撮像手段
15 送信手段
A ロール体
a 軸部
b シート材
H 制御手段

Claims (6)

  1. 円筒状の軸部にシート材が巻回されたロール体を保持するロール体保持装置との間で前記ロール体の受け渡し又は受け取りを行って前記ロール体を移載するロール体用搬送車であって、
    前記ロール体保持装置が、互いに接近離間移動自在な一対の挿入部を、前記一対の挿入部を互いに接近移動させて前記一対の挿入部を前記軸部に対して両端側から挿入させる挿入位置と、前記一対の挿入部を互いに離間移動させて前記軸部から抜出させる抜出位置とに移動自在に備えて構成され、
    走行自在な台車本体に、
    前記ロール体の軸心方向において前記シート材から両側に突出する前記軸部の両端部の外周面を載置支持する一対の支持体と、
    前記一対の支持体を前記台車本体に対して前記軸心方向と交差する方向に移動操作する移動操作手段と、
    前記ロール体保持装置との間で前記ロール体を移載する位置として設定された設定停止位置に前記台車本体が停止した状態で、前記ロール体保持装置の前記挿入部、及び、移載対象の前記ロール体の前記軸部を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段の撮像情報に基づいて前記移動操作手段の作動を制御する制御手段とが設けられ、
    前記制御手段が、
    前記設定停止位置に前記台車本体が停止した状態で、前記撮像手段の撮像情報に基づいて前記一対の挿入体が前記軸部に対して挿入又は抜出可能な位置に前記軸部が位置するように前記一対の支持体を移動させるべく前記移動操作手段の作動を制御する位置合わせ処理を実行し、且つ、
    前記移動操作手段の作動を停止させた状態で、前記撮像手段の撮像情報に基づいて前記軸部が前記台車本体に対して移動したことが検出されると、異常と判別するように構成されているロール体用搬送車。
  2. 前記制御手段が、
    前記設定停止位置に前記台車本体が停止した状態において、前記位置合わせ処理を実行した後で且つ前記一対の挿入部が前記抜出位置から前記挿入位置に互いに接近移動している間に、前記撮像手段の撮像情報に基づいて前記軸部が前記台車本体に対して移動したことが検出されると、異常と判別するように構成されている請求項1記載のロール体用搬送車。
  3. 前記制御手段が、
    前記設定停止位置に前記台車本体が停止した状態において、前記位置合わせ処理を実行した後で且つ前記一対の挿入部が前記挿入位置から前記抜出位置に互いに離間移動している間に、前記撮像手段の撮像情報に基づいて前記軸部が前記台車本体に対して移動したことが検出されると、異常と判別するように構成されている請求項1又は2記載のロール体用搬送車。
  4. 前記ロール体保持装置に対して異常発生情報を送信する送信手段が備えられ、
    前記制御手段が、異常と判別するに伴って、異常発生情報を前記ロール体保持装置に送信するべく前記送信手段の作動を制御するように構成されている請求項2又は3記載のロール体用搬送車。
  5. 前記ロール体保持装置が、前記一対の挿入部のうちの一方の挿入部を移動操作する電動モータと、前記一対の挿入部のうちの他方の挿入部を移動操作するエアシリンダとを備えて構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載のロール体用搬送車。
  6. 前記移動操作手段が、前記一対の支持体を支持する移動部と、前記移動部を前記台車本体に対して前記軸部の軸心方向と交差する方向及び前記軸心方向に移動操作する駆動手段とを備え、且つ、前記駆動手段にて前記移動部を移動操作する移動操作状態と、前記移動部が外力により移動自在な自由移動状態とに切換可能に構成され、
    前記制御手段が、前記移動操作手段を前記移動操作状態に切り換えた状態で前記位置合わせ処理を実行し、前記位置合わせ処理を実行した後で且つ前記一対の挿入部が前記抜出位置から前記挿入位置に互いに接近移動している間又は前記一対の挿入部が前記挿入位置から前記抜出位置に互いに離間移動している間は、前記移動操作手段を前記自由移動状態に切り換えるように構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載のロール体用搬送車。
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