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JP2012010008A - 撮像素子及び撮像装置 - Google Patents

撮像素子及び撮像装置 Download PDF

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JP2012010008A JP2010142679A JP2010142679A JP2012010008A JP 2012010008 A JP2012010008 A JP 2012010008A JP 2010142679 A JP2010142679 A JP 2010142679A JP 2010142679 A JP2010142679 A JP 2010142679A JP 2012010008 A JP2012010008 A JP 2012010008A
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Abstract

【課題】グランド線上で発生するIRドロップの問題を解消するとともに、レイアウトサイズの増大を抑制し且つ消費電力を低減する。
【解決手段】撮像素子100を、画素アレイ部1と、第1電流源21と、第1グランド線GLと、第1スイッチ22と、第1容量素子24と、第2スイッチ23と、電流制御回路5とを備える構成とする。そして、電流制御回路5は、第1容量素子24の充電動作を行う第1期間では第1スイッチ22をオフ状態にし且つ第2スイッチ23をオン状態にし、画素信号を読み出す第2期間では第1スイッチ22をオン状態にし且つ第2スイッチ23をオフ状態にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像素子及び撮像装置に関し、より詳細にはカラム読み出し型の固体撮像素子及びそれを備える撮像装置に関する。
近年、例えばデジタルスチルカメラなどの光を電気信号に変換し、該変換された画像信号を出力する固体撮像素子において、画素数の増加や高フレームレート化に伴い、高速読み出しの技術が必須になっている。そのような高速読み出し可能な固体撮像素子の一つに、MOS(Metal Oxide Semiconductor)型イメージセンサがある(例えば、特許文献1及び2参照)。
MOS型イメージセンサは、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)集積回路と同様のプロセスで製造することができる。それゆえ、MOS型イメージセンサでは、画素毎に電荷を電気信号に変換し、該変換した電気信号を列毎に処理するためのアナログ回路や論理回路を同一チップに混在させることができる。このようにして作製されたMOS型イメージセンサでは、列毎に読み出される電気信号を並列処理することができ、読み出し速度を向上させることができる。
図11に、例えば特許文献1及び2等に記載されている従来のカラム読み出し型の固体撮像素子(イメージセンサ)の概略構成を示す。固体撮像素子500は、複数の画素10が行方向及び列方向にマトリクス状に配置されて構成される画素アレイ部1と、各画素10から電気信号を読み出す際の動作を制御する電流源回路部501とを備える。なお、電流源回路部501は、複数の電流源回路502から構成され、列(カラム)毎に一つの電流源回路502が設けられる。さらに、固体撮像素子500は、垂直駆動回路3と、カラム読み出し回路4と、電流源回路部501の動作を制御する電流制御回路5とを備える。
各電流源回路502は、通常、例えばMOSFET(MOS Field-Effect Transistor)503(以下、電流源503という)一段で構成される。なお、図11に示す例では、電流源503として、電流を引き込むNMOS(Negative channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタを用いた例を示す。なお、電流源回路502に流れる電流、すなわち、電流源503のドレイン電極からソース電極に流れる電流は、電流源503のゲート電極の電位とソース電極の電位との電位差Vgsにより規定(決定)される。なお、以下では、MOSトランジスタのゲート電極、ソース電極及びドレイン電極をそれぞれ単に、ゲート、ソース及びドレインという。
電流源503のゲート電位Vgateは、各電流源回路502に共通して設けられたゲート電位供給線SLを介して供給され、図11に示す例では、ゲート電位供給線SLの一方の端部に設けられた電流制御回路5から供給される。なお、ゲート電位供給線SLには電流を流さないので、各電流源503のゲート電位Vgateは一定となる。
電流源503のソース電位VSSは、各電流源回路502に共通して設けられたグランド線GLを介して供給される。図11に示す例では、グランド線GLの両端が接地されており、ソース電位VSSは、グランド線GLの両端部から供給される。なお、グランド線GLは、各列の電流源503のドレインからソースに引き込まれた電流I(カラム電流)を列の両サイドに流し込む配線となる。
上述のように、図11に示す従来の固体撮像素子500では、画素10内の増幅トランジスタ14と電流源回路502内の電流源503とからなるソースフォロア回路が、画素アレイ部1の列(垂直信号線VL)毎に配置される。そして、このソースフォロア回路により、各画素10で変換された画素信号(電気信号)をカラム読み出し回路4に転送する。この際、各列から画素信号を同時に読み出して並列処理することにより高速処理が可能になる。
特開2005−328135号公報 特開2005−311487号公報
上述のように、図11に示す固体撮像素子500では、各列の画素信号を同時に読み出して並列処理することにより高速処理が可能になる。しかしながら、このような読み出し処理では、次のような問題が生じる。以下、その問題を、図12(a)及び(b)を参照しながらより具体的に説明する。なお、図12(a)は、画素信号(電気信号)の読み出し時におけるグランド線GL上のカラム位置と各電流源503のゲート電位Vgate及びソース電位VSSとの関係を示す電位分布図である。また、図12(b)は、グランド線GL上のカラム位置と各電流源503から流出するカラム電流Iとの関係を示す電流分布図である。
なお、図11並びに12(a)及び(b)中のVgs(m)及びI(m)は、グランド線GLの延在方向(行方向)において中央に位置する電流源503のゲート・ソース間の電位差Vgs及び該電流源503から供給されるカラム電流Iである。また、Vgs(r)及びI(r)は、図11上で、グランド線GLの右端付近に位置する電流源503のゲート・ソース間の電位差Vgs及び該電流源503から供給されるカラム電流Iである。そして、Vgs(l)及びI(l)は、図11上で、グランド線GLの左端付近に位置する電流源503のゲート・ソース間の電位差Vgs及び該電流源503から供給されるカラム電流Iである。
図11に示す固体撮像素子500では、各電流源回路502から流出するカラム電流Iはグランド線GLの両サイドに流れ込む。この際、グランド線GL上ではその配線抵抗Rにより電圧降下(以下、IRドロップという)が生じ、グランド線GL上の位置(カラム位置)により各電流源503のソース電位VSSが変化する。
具体的には、電流源503のソース電位VSSは、図12(a)中の特性505に示すように、グランド線GL上の中央付近のソース電位VSSが最も高くなり、そこからグランド線GLの両サイドに向かって低下する。すなわち、グランド線GL上の中央付近に位置する電流源503に供給されるソース電位VSSは、グランド線GLの両端部のそれに対して浮いた状態となる。
一方、電流源503のゲートにはゲート電位供給線SLを介してゲート電位Vgateが供給されるが、ゲート電位供給線SLには電流は流れない。それゆえ、電流源503のゲート電位Vgateは、図12(a)中の特性506に示すように、グランド線GL上のカラム位置に関係なく一定である。
その結果、各電流源回路502内の電流源503のゲート・ソース間の電位差Vgsは、グランド線GL上の中央付近で最も低くなる。これにより、各電流源回路502内の電流源503のゲート・ソース間の電位差Vgsで規定される電流Iは、図12(b)中の特性507に示すように、グランド線GL上の中央付近で最も低くなり、そこからグランド線GLの両サイドに向かって上昇する。
上述したIRドロップの影響により、グランド線GL上の中央付近のカラム電流Iがグランド線GLの両サイドのそれより低くなると、グランド線GL上の中央付近での読み出し時の動作マージンが、グランド線GLの両サイドのそれより低下する。この場合、カラム読み出し回路4における読み出し精度が低下するという問題が生じる。
上述したIRドロップの問題を解消する手法として、グランド線GLを強化する手法が考えられる。グランド線GLの強化手法としては、例えば、グランド線GLを太くする、または、グランド線GLの途中の複数箇所を、引き出し線を介して接地する等の手法がある。しかしながら、この手法では、グランド線GLのレイアウトサイズを大きくしなければならないという問題が生じる。また、チップサイズに制約がある場合には、チップ内でグランド線GLの形成領域に限界があるので、グランド線GLを強化しても、IRドロップの影響を十分に抑制することができない場合もある。
また、IRドロップの問題を解消する別の手法として、グランド線GLのIRドロップを考慮して各電流源回路502に流す電流を増大し、グランド線GL上の中央付近における動作マージンを確保する手法も考えられる。しかしながら、このような電流源503にセトリングマージンを持たせる手法では、IRドロップの影響が小さく、十分な動作マージンが得られるグランド線GLの端部において、不要な電流を消費してしまうという問題が生じる。
さらに、近年の画素数の増加に伴い、カラム数が増加し、上述したIRドロップの抑圧が困難な状態になっているという現況もある。
本発明は、上記状況を鑑みなされたものであり、本発明の目的は、上述したIRドロップの問題を解消するとともに、レイアウトサイズの増大を抑制し且つ消費電力を低減できる撮像素子及びそれを備える撮像装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の撮像素子は、画素アレイ部と、第1電流源と、第1グランド線と、第1スイッチと、第1容量素子と、第2スイッチと、電流制御回路とを備える構成とし、各部の構成及び機能を次のようにする。画素アレイ部は、行方向及び列方向にマトリクス状に配置された複数の画素と、該複数の画素から画素信号を読み出す複数の読み出し信号線とを有する。第1電流源は、MOSトランジスタからなり、読み出し信号線毎に設けられる。第1グランド線は、第1電流源で生成された電流が供給される。第1スイッチは、第1電流源のドレインと対応する読み出し信号線との間に設けられ、第1電流源を流れる電流をオンオフ制御する。第1容量素子は、第1電流源のゲート及びソース間に設けられ、第1電流源のゲート電位を所定の電位に昇圧及び/又は保持する。第2スイッチは、第1容量素子の充電動作をオンオフ制御する。電流制御回路は、第1容量素子の充電動作を行う第1期間では第1スイッチをオフ状態にし且つ第2スイッチをオン状態にし、画素信号を読み出す第2期間では第1スイッチをオン状態にし且つ第2スイッチをオフ状態にする。
また、本発明の撮像装置は、上記本発明の撮像素子の画素アレイ部と、被写体光を取り込んで画素アレイ部の撮像面上に結像する光学系と、電流源回路部とを備える構成とする。そして、電流源回路部は、上記本発明の撮像素子の第1電流源、第1グランド線、第1スイッチ、第1容量素子、第2スイッチ及び電流制御回路を有する構成とする。
本発明では、第1期間において第1電流源からグランド線に流れる電流を停止して第1電流源のゲート電位を所定電圧に昇圧及び/又は保持し、そして、第2期間において第1電流源からグランド線に電流を流す。それゆえ、第2期間では、従来と同様に、グランド線上にIRドロップが発生し、第1電流源のソース電位がグランド線上の位置に応じて変化する。しかしながら、本発明では、第2期間において、第1電流源のゲートがフローティング状態となるので、ゲート電位は、グランド線上の位置に応じてソース電位と同様に変化し、IRドロップの影響がキャンセルされる。この結果、画素信号の読み出し期間となる第2期間では、第1電流源のゲート・ソース間の電位差はグランド線上の位置に関係なく一定となり、第1電流源からグランド線に流れる電流もグランド線上の位置に関係なく一定となる。
上述のように、本発明では、画素信号の読み出し期間となる第2期間において、第1電流源からグランド線に流れるカラム電流は、グランド線上の位置に関係なく一定となる。それゆえ、本発明によれば、上述したIRドロップの問題を解消することができる。
また、本発明では、グランド線上でIRドロップが発生しても、そのIRドロップの影響をキャンセルすることができる。それゆえ、本発明によれば、グランド線のレイアウト設計時にIRドロップの影響を考慮しなくてもよいので、グランド線のレイアウト設計の自由度が増し、レイアウトサイズの小型化が可能になる。
さらに、本発明によれば、従来のようにIRドロップの影響を考慮して、電流源回路に不要なカラム電流を流す必要が無くなるので、消費電力を低減することができる。
本発明の第1の実施形態に係る固体撮像素子の概略構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像素子における読み出し動作のタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像素子におけるグランド線上のカラム位置と電流源のゲート電位及びソース電位との関係を示す電圧分布図、並びに、カラム位置とカラム電流との関係を示す電流分布図である。 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像素子の概略構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像素子における読み出し動作のタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像素子におけるグランド線上のカラム位置と電流源のゲート電位及びソース電位との関係を示す電圧分布図、並びに、カラム位置とカラム電流との関係を示す電流分布図である。 本発明の第3の実施形態に係る固体撮像素子の概略構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る固体撮像素子における読み出し動作のタイミングチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る固体撮像素子におけるグランド線上のカラム位置と電流源のゲート電位及びソース電位との関係を示す電圧分布図、並びに、カラム位置とカラム電流との関係を示す電流分布図である。 本発明の撮像素子を用いた撮像装置の概略ブロック構成図である。 従来の固体撮像素子の概略構成図である。 従来の固体撮像素子におけるグランド線上のカラム位置と電流源のゲート電位及びソース電位との関係を示す電圧分布図、並びに、カラム位置とカラム電流との関係を示す電流分布図である。
以下に、本発明の実施形態に係る撮像素子及びそれを備える撮像装置の構成例を、図面を参照しながら下記の順で説明するが、本発明はこれらの例に限定されない。
1.第1の実施形態(固体撮像素子の基本構成例)
2.第2の実施形態
3.第3の実施形態
4.各種変形例
5.第4の実施形態(撮像装置の構成例)
<1.第1の実施形態(固体撮像素子の基本構成例)>
[固体撮像装置の全体構成]
図1に、第1の実施形態に係るカラム読み出し型のイメージセンサ(固体撮像素子)の概略構成を示す。
固体撮像素子100(撮像素子)は、画素アレイ部1と、電流源回路部2と、垂直駆動回路3と、カラム読み出し回路4(読み出し回路)と、電流制御回路5とを備える。各部は、図示しない同一の半導体基板(チップ)上に形成される。
画素アレイ部1は、行方向(図1上では左右方向)及び列方向(図1上では上下方向)にマトリクス状に配置された複数の画素10を備える。なお、画素10(単位画素)の具体的な構成は後で詳述する。
また、画素アレイ部1には、マトリクス状に配置された複数の画素10に対して、行毎に、電源電位VDを供給する電源線PL及び駆動信号(図1中のVt,Vr,Vs)を供給する複数の画素駆動線(図1中のDL1〜DL3)が、行方向に沿って形成される。そして、各配線の一方の端部が対応する垂直駆動回路3の出力端に接続される。さらに、画素アレイ部1には、マトリクス状に配置された複数の画素10に対して、列毎に、垂直信号線VL(読み出し信号線)が、列方向に沿って形成され、その一方の端部が電流源回路部2を介してカラム読み出し回路4の対応する入力端に接続される。垂直駆動回路3によって選択走査された行の各画素10から出力される信号(アナログ電気信号)は、対応する各垂直信号線VLを通してカラム読み出し回路4に供給される。
電流源回路部2は、複数の電流源回路20からなり、垂直信号線VL毎に一つの電流源回路20が設けられる。電流源回路部2は、各画素10から電気信号を読み出す際の動作を定電流制御する。なお、電流源回路20の具体的な構成は後で詳述する。
また、図1に示す例では、マトリクス状に配置された複数の画素10に対して、列(カラム)毎に電流源回路20を設ける例を説明したが、本発明はこれに限定されない。複数の画素列で1本の垂直信号線VLの共有する場合には、共有している複数の画素列間隔で設けられた垂直信号線VL毎に、一つの電流源回路20が設けられる。
垂直駆動回路3は、例えばシフトレジスタ、アドレスデコーダ等により構成され、信号を読み出す画素10について行単位で順次選択走査を行う回路系を有する(不図示)。さらに、垂直駆動回路3は、読み出し走査が行われる行に対して、画素10の各種駆動信号(図1中のVt,Vr,Vs)を供給する回路系も有する(不図示)。
カラム読み出し回路4は、垂直駆動回路3によって選択走査された行の各画素10から出力されるアナログ電気信号を列毎に読み出し、そのアナログ信号をデジタル信号に変換するAD(Analog to Digital)変換回路系を有する(不図示)。また、カラム読み出し回路4は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成された選択回路系を有し(不図示)、各列のAD変換回路系を順次選択する。
電流制御回路5は、電流源回路部2の動作を制御する回路であり、読み出し動作時に電流源回路部2に各種駆動信号(図1中のs1,s2,Vgate)を供給する。
[画素の構成]
各画素10は、図1に示すように、光電変換素子11と、転送トランジスタ12と、リセットトランジスタ13と、増幅トランジスタ14と、選択トランジスタ15とを備える。なお、本実施形態では、各画素10を構成する4つのトランジスタを全てN型のMOSトランジスタで構成する例を示したが、本発明はこれに限定されず、各トランジスタの導電型(N型またはP型)及びそれらの組み合わせは適宜変更できる。
同一行に配列された複数の画素10には、リセットトランジスタ13のドレイン及び増幅トランジスタ14のドレインに電源電位VDを供給する電源線PLが共通して設けられる。また、同一行に配列された複数の画素10には、転送トランジスタ12のゲートに転送パルスVtを供給する転送線DL1が共通して設けられる。また、同一行に配列された複数の画素10には、リセットトランジスタ13のゲートにリセットパルスVrを供給するリセット線DL2が共通して設けられる。さらに、同一行に配列された複数の画素10には、選択トランジスタ15のゲートに選択パルスVsを供給する選択線DL3が共通して設けられる。
光電変換素子11は、例えばフォトダイオードPDで構成され、受光した光をその光量に応じた電荷量の光電荷(ここでは、光電子)に光電変換する。また、フォトダイオードPDのアノード電極が負側電源(例えば、グランド)に接続され、カソード電極は、転送トランジスタ12を介して増幅トランジスタ14のゲートと電気的に接続される。なお、以下では、フォトダイオードPDのカソード電極と増幅トランジスタ14のゲートとが電気的に繋がったノードをFD(フローティングディフュージョン)部という。
転送トランジスタ12は、フォトダイオードPDのカソード電極とFD部との間に設けられ、そのゲートは対応する転送線DL1に接続される。転送トランジスタ12は、ゲートに転送線DL1を介してハイレベルの転送パルスVtが印加された際にオン状態となり、フォトダイオードPDで光電変換された光電荷をFD部に転送する。
リセットトランジスタ13は、FD部と電源線PLとの間に設けられ、そのドレインが電源線PLに接続され、ソースがFD部に接続され、そして、ゲートが対応するリセット線DL2に接続される。リセットトランジスタ13は、ゲートにリセット線DL2を介してハイレベルのリセットパルスVrが印加された際にオン状態となる。この動作は、フォトダイオードPDからFD部への信号電荷の転送に先立って行われ、この動作により、FD部の電荷が電源線PLに廃棄され、該FD部がリセットされる。
増幅トランジスタ14は、電源線PLと選択トランジスタ15との間に設けられ、そのドレインが電源線PLに接続され、ソースが選択トランジスタ15に接続され、そして、ゲートが対応するFD部に接続される。増幅トランジスタ14は、リセットトランジスタ13によりリセットされた後のFD部の電位をリセット信号(リセットレベル)として出力する。さらに、増幅トランジスタ14は、転送トランジスタ12によりFD部に信号電荷が転送された後のFD部の電位を光蓄積信号(画素信号)として出力する。
選択トランジスタ15は、増幅トランジスタ14と垂直信号線VLとの間に設けられ、そのドレインが増幅トランジスタ14に接続され、ソースが垂直信号線VLに接続され、そして、ゲートが対応する選択線DL3に接続される。選択トランジスタ15は、ゲートに選択線DL3を介してハイレベルの選択パルスVsが印加された際にオン状態となり、これにより、画素10が選択状態となる。そして、選択トランジスタ15は、選択状態において、増幅トランジスタ14から出力される画素信号を垂直信号線VLに中継する。なお、選択トランジスタ15の配置位置は、図1に示す例に限定されない。選択トランジスタ15を、電源線PLと増幅トランジスタ14のドレインとの間に設けてもよい。
上記構成の画素10において、増幅トランジスタ14で増幅された画素信号(電圧信号)は、列毎に、垂直信号線VLと基準電位ノード(例えば、グランド)との間に設けられた電流源回路20により垂直信号線VLに読み出される。
なお、図1に示す例では、各画素10を4つのトランジスタで構成する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。画素10に蓄積された電荷を電気信号として列毎に設けられた垂直信号線VLに出力可能な構成であれば、任意の構成にすることができる。例えば、増幅トランジスタ14と選択トランジスタ15とを一つのトランジスタで兼用し、3つのトランジスタで各画素10を構成してもよい。
[電流源回路の構成]
各電流源回路20は、図1に示すように、電流源21(第1電流源)と、第1スイッチ22と、第2スイッチ23と、容量素子24(第1容量素子)とを有する。また、各電流源回路20には、電流源21にゲート電位Vgateを供給するゲート電位供給線SL、及び、ソース電位VSSを供給するグランド線GL(第1グランド線)が共通して設けられる。さらに、各電流源回路20には、第1スイッチ22に第1制御パルスs1を供給する第1制御線CL1、及び、第2スイッチ23に第2制御パルスs2を供給する第2制御線CL2が共通して設けられる。
電流源21は、N型のMOSトランジスタで構成される。電流源21のゲートは、第2スイッチ23のソース及び容量素子24の一方の電極に接続される。また、電流源21のドレインは第1スイッチ22のソースに接続され、電流源21のソースはグランド線GLに接続される。この電流源21からグランド線GLに流れるカラム電流I(飽和電流)は、電流源21のゲート電位Vgとソース電位VSSとの電位差Vgsにより規定される。
第1スイッチ22は、N型のMOSトランジスタで構成される。第1スイッチ22のドレインは対応する垂直信号線VLに接続され、第1スイッチ22のソースは電流源21のドレインに接続され、そして、第1スイッチ22のゲートは、第1制御線CL1に接続される。垂直信号線VLから電流源21のドレイン電極に供給される電流は、第1スイッチ22のオンオフ動作により制御される。なお、第1スイッチ22は、そのゲートにハイレベルの第1制御パルスs1が印加された際にオン状態となる。
第2スイッチ23は、N型のMOSトランジスタで構成される。第2スイッチ23のドレインはゲート電位供給線SLに接続され、第2スイッチ23のソースは電流源21のゲート及び容量素子24の一方の電極に接続され、そして、第2スイッチ23のゲートは、第2制御線CL2に接続される。第2スイッチ23は、そのゲートにハイレベルの第2制御パルスs2が印加された際にオン状態となる。
容量素子24は、第2スイッチ23のソースとグランド線GLとの間に設けられ、一方の電極が第2スイッチ23のソース及び電流源21のゲートに接続され、他方の電極がグランド線GLに接続される。容量素子24は、電流源21のゲート電位を昇圧及び/又は保持するために設けられたものであり、その充電動作は、第2スイッチ23のオンオフ動作により制御される。
上記構成の固体撮像素子100では、画素10内の増幅トランジスタ14と、電流源21とからなるソースフォロア回路が、画素アレイ部1の列(垂直信号線VL)毎に配置される。そして、このソースフォロア回路により、各画素10で変換された画素信号(電気信号)がカラム読み出し回路4に転送される。
なお、図1に示す例では、電流源21、第1スイッチ22及び第2スイッチ23を全てN型のMOSトランジスタで構成する例を示したが、本発明はこれに限定されず、各トランジスタの導電型(N型またはP型)及びそれらの組み合わせは適宜変更できる。
[固体撮像素子の読み出し動作]
次に、本実施形態の固体撮像素子100における読み出し動作を、図2及び3(a)〜(c)を参照しながら具体的に説明する。図2は、読み出し動作時に各電流源回路20に供給される第1制御パルスs1及び第2制御パルスs2のタイミングチャートである。ただし、図2には、1行(1回)分の読み出し期間のタイミングチャートを示し、図2中の「繰り返し周期」が1行分の読み出し期間に相当する。
また、図3(a)は、図2中の期間1におけるグランド線GL上のカラム位置と電流源21のゲート電位Vg及びソース電位VSSとの関係を示す電位分布図である。図3(b)は、図2中の期間2におけるグランド線GL上のカラム位置と電流源21のゲート電位Vg及びソース電位VSSとの関係を示す電位分布図である。なお、図3(a)及び(b)に示す特性図の横軸はグランド線GL上のカラム位置であり、縦軸は電位である。また、図3(c)は、図2中の期間2におけるグランド線GL上のカラム位置と電流源21からグランド線GLに供給されるカラム電流Iとの関係を示す電流分布図である。なお、図3(c)に示す特性図の横軸はグランド線GL上のカラム位置であり、縦軸は電流値である。
本実施形態では、図2に示すように、1行分の読み出し期間を2つの期間(期間1及び期間2)に分け、期間1(第1期間)で電流源21のゲート電位Vgを昇圧及び/又は保持(サンプルホールド)し、期間2(第2期間)で画素信号の読み出し動作を行う。なお、期間1の時間長さは、例えば読み出し動作の速度、1回の読み出しで容量素子24からリークする電荷量、1回の読み出し期間の仕様等の様々な要素を考慮して適宜設定される。また、読み出し開始時の初期状態では容量素子24が充電されていないので、読み出し開始時には期間1を長く設定することが好ましい。なお、容量素子24が一旦充電されると、その後は、電荷のリーク量はそれほど多くないので、初期状態以外では、期間1を短く設定してもよい。
まず、期間1において、電流制御回路5は、図2に示すように、第1制御線CL1にローレベルの第1制御パルスs1を供給する。これにより、第1スイッチ22はOFF状態になり、電流源回路20に流れる電流を停止する。また、電流制御回路5は、期間1において、第2制御線CL2にハイレベルの第2制御パルスs2を供給する。これにより、第2スイッチ23はON状態となるので、容量素子24が充電され、電流源21のゲート電位が電位Vgateに昇圧及び/又は保持される。
期間1では、各電流源回路20からグランド線GLにカラム電流Iが流れないので、各電流源21のソース電位VSSは、図3(a)中の特性101に示すように、グランド線GL上のカラム位置に関係なく一定となる。また、期間1では、各電流源21のゲート電位Vgは、図3(a)中の特性102に示すように、グランド線GL上のカラム位置に関係なく電位Vgateで一定となる。その結果、各電流源21のゲート・ソース間の電位差Vgsは、グランド線GL上のカラム位置に関係なく一定となる。
次いで、期間1終了後、期間2になると、電流制御回路5は、第1制御線CL1にハイレベルの第1制御パルスs1を供給する。これにより、第1スイッチ22はON状態となり、電流源回路20に電流が流れ込む。この際、各電流源回路20からグランド線GLには、各電流源21のゲート・ソース間の電位差Vgsで規定されるカラム電流が流れ込む。
また、期間2において、電流制御回路5は、第2制御線CL2にローレベルの第2制御パルスs2を供給する。これにより、第2スイッチ23がOFF状態となり、電流源21のゲートはフローティング状態になる。
期間2では、上述のように、グランド線GLにカラム電流Iが流れるので、IRドロップが発生する。この結果、期間2において、グランド線GL上のソース電位VSSの分布は、図3(b)中の特性103に示すように、カラム位置(横軸)に対して弓形状の分布となり、グランド線GL上の中央のカラム位置付近で電流源21のソース電位VSSが最も高くなる。すなわち、期間2では、中央のカラム位置付近における電流源21のソース電位VSSが、グランド線GLの両端のカラム位置におけるソース電位VSSに対して浮いた状態となる。
ただし、本実施形態では、期間2において、上述のように、電流源21のゲートはフローティング状態にあり、且つ、電流源21のソース・ゲート間が容量素子24を介してカップリングした状態になっている。このような状態では、電流源21のソース電位VSSが変化すると、電流源21のゲート電位Vgもソース電位VSSの変化分だけ変動する。より具体的には、IRドロップにより電流源21のソース電位VSSが上昇すると、その上昇分だけ電流源21のゲート電位Vgも上昇する。
すなわち、期間2において、IRドロップにより、電流源21のソース電位VSSが中央のカラム位置付近で昇圧されると、それに合わせて、電流源21のゲート電位Vgもそのカラム位置で昇圧される。この結果、期間2では、図3(b)の特性104(Vgate(S/H))に示すように、電流源21のゲート電位Vgの分布も弓形状になり、中央のカラム位置付近で電流源21のゲート電位Vgが最も高くなる。これにより、電流源21のゲート・ソース間の電位差Vgsは、グランド線GL上のカラム位置に関係なく一定となり、各電流源21からグランド線GLに流れ込むカラム電流Iも、図3(c)の特性105に示すように、カラム位置に関係なく一定になる。このように、読み出し期間となる期間2では、電流源21のゲートをフローティング状態にすることにより、IRドロップの影響がキャンセルされる。
上述のように、本実施形態の電流源回路20では、電流源21のゲート・ソース間の電位差Vgsを、電流源21のカラム位置、並びに、期間1及び期間2に関係なく、ほぼ一定に保つことができる。それゆえ、本実施形態の電流源回路20では、グランド線GLに流れ込むカラム電流Iをカラム位置に関係なく一定に維持することができる。
すなわち、本実施形態では、上述したグランド線GLのIRドロップに依存しない定電流源を提供することができ、所望のカラム電流をグランド線GLのカラム位置に関係なく高精度に安定して生成することができる。したがって、本実施形態の固体撮像素子100では、上述したグランド線GLのIRドロップによる動作マージンの低下を抑制することができ、カラム読み出し回路4の読む出し精度を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、グランド線GLに流れ込むカラム電流Iをカラム位置に関係なく一定に維持することができるので、従来のように、IRドロップの問題を解消するためにグランド線GLの両端付近の電流源回路20に不要な電流を流す必要がなくなる。それゆえ、本実施形態では、固体撮像素子100の消費電力を低減することができる。
また、本実施形態では、従来の構成に比べて、新たに電流源回路20に各種スイッチ及び容量素子を形成するためスペースを設ける必要がある。しかしながら、本実施形態では、IRドロップの影響を考慮する必要がないので、例えばグランド線GL等のレイアウト設計の自由度(レイアウト効率)が従来に比べて増大する。それゆえ、本実施形態では、従来のようにグランド線GLを強化する場合に比べて、固体撮像素子100のチップサイズを小型化することが可能になる。
なお、本実施形態のように、電流源21のゲート・ソース間に容量素子24を配置した場合には電流源21のゲート・ソース間のカップリングをより強めることができるので、IRドロップのキャンセル効果も高めることができる。
<2.第2の実施形態>
上記第1の実施形態では、期間1においてカラム電流Iを流さないので、低消費電力であるが、読み出し動作は間欠動作となる。この場合、期間1及び2の切替え時の電流変動量が大きくなると、ノイズが発生する可能性がある。また、カラム電流Iを流さない期間1において、垂直信号線VLの電位が画素10内の増幅トランジスタ14によりプルアップされる可能性がある。この場合、期間2において画素信号を読み出す際に、垂直信号線VLの電位が読み出したい電位に収束するまでに余計な時間がかかるので、画素信号の読み出し時間が長くなる可能性がある。本実施形態では、このような問題を解消するための一構成例を説明する。
[固体撮像装置の全体構成]
図4に、第2の実施形態に係る固体撮像素子の概略構成を示す。なお、図4に示す本実施形態の固体撮像素子200において、図1に示す第1の実施形態の固体撮像素子100と同じ構成には同じ符号を付して示す。
固体撮像素子200は、画素アレイ部1と、電流源回路部6と、垂直駆動回路3と、カラム読み出し回路4と、電流制御回路5とを備える。各部は、図示しない同一の半導体基板(チップ)上に形成される。本実施形態の固体撮像素子200では、電流源回路部6以外の構成は、第1の実施形態と同様であるので、ここでは、電流源回路部6の構成のみを説明する。
なお、電流源回路部6は、複数の電流源回路30からなり、各電流源回路30は、垂直信号線VL毎に設けられる。
[電流源回路の構成]
各電流源回路30は、図4に示すように、第1電流源31と、第1スイッチ32と、第2スイッチ33と、容量素子34(第1容量素子)と、第2電流源35と、第3スイッチ36とを備える。
各電流源回路30には、第1電流源31及び第2電流源35にゲート電位Vgateを供給するゲート電位供給線SLが共通して設けられる。また、各電流源回路30には、第1電流源31にソース電位VSSを供給する第1グランド線GL1、及び、第2電流源35にソース電位VSS_subを供給する第2グランド線GL2が共通して設けられる。なお、第1グランド線GL1及び第2グランド線GL2は並列に設けられ、その両端が接地される。
また、各電流源回路30には、第1スイッチ32に第1制御パルスs1を供給する第1制御線CL1、及び、第2スイッチ33に第2制御パルスs2を供給する第2制御線CL2が共通して設けられる。さらに、各電流源回路30には、第3スイッチ36に第3制御パルスs3を供給する第3制御線CL3が共通して設けられる。
なお、本実施形態では、各電流源回路30内の第1電流源31、第1スイッチ32、第2スイッチ33及び容量素子34の構成は、第1の実施形態(図1)の各電流源回路20内の電流源21、第1スイッチ22、第2スイッチ23及び容量素子24と同様である。また、本実施形態のゲート電位供給線SL、第1グランド線GL1、第1制御線CL1及び第2制御線CL2の構成もまた、上記第1の実施形態(図1)のゲート電位供給線SL、グランド線GL、第1制御線CL1及び第2制御線CL2と同様である。
すなわち、本実施形態の電流源回路30は、第1の実施形態で説明した電流源回路20に、さらに、第2電流源35及び第3スイッチ36からなる補助回路、第3制御線CL3、並びに、第2グランド線GL2を追加した構成となる。本実施形態では、後述するように、第2電流源35及び第3スイッチ36からなる補助回路を設けることにより、期間1中もカラム電流Iが流れるようにする。
第2電流源35は、N型のMOSトランジスタで構成される。第2電流源35のゲートはゲート電位供給線SLに接続され、第2電流源35のドレインは第3スイッチ36のソースに接続され、そして、第2電流源35のソースはグランド線GLに接続される。この第2電流源35から第2グランド線GL2に流れるカラム電流(飽和電流)は、第2電流源35のゲート・ソース間の電位差により規定される。
第3スイッチ36は、N型のMOSトランジスタで構成される。第3スイッチ36のドレインは垂直信号線VLに接続され、第3スイッチ36のソースは第2電流源35のドレインに接続され、そして、第3スイッチ36のゲートは第3制御線CL3に接続される。垂直信号線VLから第2電流源35に流れ込む電流は、第3スイッチ36のオンオフ動作により制御される。なお、第3スイッチ36は、そのゲートにハイレベルの第3制御パルスs3が印加された際にオン状態となる。
また、図4に示す例では、第1電流源31、第1スイッチ32、第2スイッチ33、第2電流源35及び第3スイッチ36を全てN型のMOSトランジスタで構成する例を示したが、本発明はこれに限定されない。各MOSトランジスタの導電型(N型またはP型)の組み合わせは適宜変更できる。
また、本実施形態では、期間1及び2の切替え時に発生する電流変動を小さくすればよいので、期間1に第2電流源35を介して流れるカラム電流と、期間2に第1電流源31を介して流れるカラム電流とが同じでなくてもよい。それゆえ、第2電流源35は第1電流源31と異なる構成(例えば異なるチャネルサイズ等)にしてもよいし、第2グランド線GL2と第1グランド線GL1とを異なる構成にしてもよい。
[固体撮像装置の読み出し動作]
次に、本実施形態の固体撮像素子200における読み出し動作を、図5及び6(a)〜(c)を参照しながら具体的に説明する。なお、図5は、読み出し動作時に各電流源回路30に供給される第1制御パルスs1、第2制御パルスs2及び第3制御パルスs3のタイミングチャートである。ただし、図5には、1行(1回)分の読み出し期間のタイミングチャートを示し、図5中の「繰り返し周期」が1行分の読み出し期間に相当する。
また、図6(a)は、図5中の期間1における各グランド線上のカラム位置と各電流源のゲート電位及びソース電位との関係を示す電位分布図である。図6(b)は、図5中の期間2における第1グランド線GL1上のカラム位置と第1電流源31のゲート電位Vg及びソース電位VSSとの関係を示す電位分布図である。なお、図6(a)及び(b)に示す特性図の横軸はグランド線上のカラム位置であり、縦軸は電位である。また、図6(c)は、図5中の期間2における第1グランド線GL1上のカラム位置と第1電流源31から第1グランド線GL1に供給されるカラム電流Iとの関係を示す電流分布図である。図6(c)に示す特性図の横軸は第1グランド線GL1上のカラム位置であり、縦軸は電流値である。
なお、本実施形態では、第1の実施形態と同様に、1行分の読み出し期間を期間1及び期間2に分け、期間1では、第1電流源31のゲート電位Vgを昇圧及び/又は保持し、期間2で画素信号の読み出し動作を行う。
まず、期間1において、電流制御回路5は、第1制御線CL1にローレベルの第1制御パルスs1を供給する。これにより、第1スイッチ32はOFF状態になり、第1電流源31に流れる電流を停止する。また、電流制御回路5は、期間1において、第2制御線CL2にハイレベルの第2制御パルスs2を供給する。これにより、第2スイッチ33はON状態となるので、容量素子34が充電され、第1電流源31のゲート電位Vgが電位Vgateに昇圧及び/又は保持される。
期間1では、各第1電流源31から第1グランド線GL1にカラム電流Iが流れないので、各第1電流源31のソース電位VSSは、図6(a)中の特性201に示すように、第1グランド線GL1のカラム位置に関係なく一定となる。また、期間1では、各第1電流源31のゲート電位Vgは、図6(a)中の特性202に示すように、第1グランド線GL1上のカラム位置に関係なく電位Vgateで一定となる。その結果、各第1電流源31のゲート・ソース間の電位差Vgsは、第1グランド線GL1のカラム位置に関係なく一定となる。
また、期間1において、電流制御回路5は、第3制御線CL3にハイレベルの第3制御パルスs3を供給する。これにより、第3スイッチ36はON状態となり、第2電流源35及び第3スイッチ36からなる補助回路に電流が流れ込む。この際、補助回路から第2グランド線GL2には、第2電流源35のゲート・ソース間の電位差で規定されるカラム電流が流れ込み、第2グランド線GL2上ではIRドロップが発生する。この結果、期間1において、第2電流源35のソース電位VSS_subの分布は、図6(a)中の特性203に示すように、弓形状の分布となり、第2グランド線GL2上の中央のカラム位置付近で第2電流源35のソース電位VSS_subが最も高くなる。すなわち、期間1では、第2グランド線GL2上の中央のカラム位置付近における第2電流源35のソース電位VSS_subは、第2グランド線GL2の両端のカラム位置におけるソース電位VSS_subに対して浮いた状態となる。
次いで、期間1終了後、期間2になると、電流制御回路5は、第1制御線CL1にハイレベルの第1制御パルスs1を供給する。これにより、第1スイッチ32はON状態となり、第1電流源31に電流が流れ込む。この際、第1電流源31から第1グランド線GL1には、第1電流源31のゲート・ソース間の電位差Vgsで規定されるカラム電流I(飽和電流)が流れ込む。
また、期間2において、電流制御回路5は、第2制御線CL2にローレベルの第2制御パルスs2を供給する。これにより、第2スイッチ33がOFF状態となり、第1電流源31のゲートはフローティング状態になる。
期間2では、上述のように、第1グランド線GL1にカラム電流Iが流れるので、IRドロップが発生する。この結果、期間2では、第1電流源31のソース電位VSSの分布は、図6(a)中の特性204に示すように、弓形状の分布となり、第1グランド線GL1上の中央のカラム位置付近で第1電流源31のソース電位VSSが最も高くなる。すなわち、期間2では、第1グランド線GL1上の中央のカラム位置付近における第1電流源31のソース電位VSSは、第1グランド線GL1の両端のカラム位置におけるソース電位VSSに対して浮いた状態となる。
ただし、本実施形態では、期間2において、第1電流源31のゲート電極はフローティング状態にあり、且つ、第1電流源31のソース・ゲート間は容量素子34を介してカップリングした状態になっている。この場合、上記第1の実施形態で説明した動作原理と同様にして、第1電流源31のゲート電位Vgもソース電位VSSの変化分だけ変動し、IRドロップの影響がキャンセルされる。
すなわち、期間2では、第1電流源31のゲート電位Vgの分布は、図6(b)の特性205(Vgate(S/H))に示すように、弓形状の分布となり、第1グランド線GL1上の中央のカラム位置付近で第1電流源31のゲート電位Vgが最も高くなる。この結果、期間2では、第1電流源31のゲート・ソース間の電位差Vgsはカラム位置に関係なく一定となる。それゆえ、本実施形態の電流源回路30では、期間2に第1グランド線GL1に流れ込むカラム電流Iを、図6(c)の特性206に示すように、第1グランド線GL1上のカラム位置に関係なく一定に維持することができる。
一方、期間2中、電流制御回路5は、第3制御線CL3にローレベルの第3制御パルスs3を供給する。これにより、第3スイッチ36がOFF状態となり、第2電流源35及び第3スイッチ36からなる補助回路に流れるカラム電流が停止される。本実施形態では、上述のようにして各電流源回路30の動作を制御する。
上述のように、本実施形態では、画素信号の読み出し時(期間2)には、第1電流源31から第1グランド線GL1にのみカラム電流Iが流れ、そのカラム電流Iは、第1グランド線GL1上のカラム位置に関係なく一定に維持することができる。それゆえ、本実施形態においても、IRドロップの影響をキャンセルすることができ、上記第1の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本実施形態の電流源回路30の構成では、上記第1の実施形態の電流源回路20に比べて、第2電流源35及び第3スイッチ36からなる補助回路、第2グランド線GL2並びに第3制御線CL3の形成スペース分だけレイアウトサイズが増大する。しかしながら、本実施形態において、第1の実施形態と同様に、IRドロップの影響を考慮する必要がないので、例えばグランド線GL等のレイアウト設計の自由度(レイアウト効率)が従来に比べて増大する。それゆえ、本実施形態においても、従来のようにグランド線GLを強化する場合に比べて、固体撮像素子200のチップサイズを小型化することが可能になる。
さらに、本実施形態では、期間1中にもカラム電流をグランド線に流すので、期間1及び2の切替え時に発生する電流変動をより小さくすることができる。それゆえ、本実施形態では、上述した期間1及び2の切り替え時に発生するノイズの問題や、垂直信号線VLの電位のプルアップの問題等を抑制することができる。
なお、本実施形態では、第2制御線CL2及び第3制御線CL3を別個に設ける例を説明したが、本発明はこれに限定されない。図5に示すように、本実施形態では、第2制御パルスs2と第3制御パルスs3とは同相であるので、第2制御線CL2及び第3制御線CL3を共通にしてもよい。
また、本実施形態では、期間1中に、第2グランド線GL2上にIRドロップが発生し、カラム電流の分布が一定でなくなる。この第2グランド線GL2上の電流変動を抑制するため、例えば、IRドロップの影響がキャンセルされるように、第2電流源35のチャネルサイズ(幅、長さ)を列毎に変化させてもよい。
より具体的には、例えば図4に示す例では、第2グランド線GL2上の両端から中央に向かって、徐々に各第2電流源35のチャネル幅Wを広げる、または、チャネル長Lを短くする。このように、各第2電流源35のチャネルサイズを変化させることにより、第2グランド線GL2上の中央付近でカラム電流が増大するので、IRドロップの影響をキャンセルすることができる。なお、このIRドロップのキャンセル手法は、第1グランド線GL1(本線)に対して行う上述した本発明のIRドロップのキャンセル手法に比べて、そのキャンセル精度は低い。しかしながら、第2グランド線GL2上でのIRドロップは読み出しを行わない期間1に発生するので、高精度にIRドロップをキャンセルする必要は無い。
<3.第3の実施形態>
上記第1及び第2の実施形態では、画素信号の読み出し期間(期間2)の前に、電流源のゲート電位Vgを所定電位にサンプルホールドする期間(期間1)、すなわち、読み出し動作を行わない期間を設ける例を説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されない。ここでは、読み出し動作を行わない期間を設けない構成例について説明する。
[固体撮像装置の全体構成]
図7に、第3の実施形態に係る固体撮像素子の概略構成を示す。なお、図7に示す本実施形態の固体撮像素子300において、上記第1の実施形態の固体撮像素子100(図1)と同じ構成には同じ符号を付して示す。
固体撮像素子300は、画素アレイ部1と、電流源回路部7と、垂直駆動回路3と、カラム読み出し回路4と、電流制御回路5とを備える。各部は、図示しない同一の半導体基板(チップ)上に形成される。本実施形態の固体撮像素子300では、電流源回路部7以外の構成は、第1の実施形態と同様であるので、ここでは、電流源回路部7の構成のみを説明する。
電流源回路部7は、第1電流源回路部8及び第2電流源回路部9で構成される。第1電流源回路部8は、複数の第1電流源回路40からなり、各第1電流源回路40は、垂直信号線VL毎に設けられる。また、第2電流源回路部9は、複数の第2電流源回路50からなり、各第2電流源回路50は、垂直信号線VL毎に設けられる。
[電流源回路の構成]
第1電流源回路部8内の各第1電流源回路40は、図7に示すように、第1電流源41と、第1スイッチ42と、第2スイッチ43と、第1容量素子44とを備える。また、各第1電流源回路40には、第1電流源41にゲート電位Vgateを供給する第1ゲート電位供給線SL1、及び、第1電流源41にソース電位VSS1を供給する第1グランド線GL1が共通して設けられる。なお、第1グランド線GL1の両端は接地される。また、各第1電流源回路40には、第1スイッチ42に第1制御パルスs1を供給する第1制御線CL1、及び、第2スイッチ43に第2制御パルスs2を供給する第2制御線CL2が共通して設けられる。
なお、本実施形態では、第1電流源回路40内の第1電流源41、第1スイッチ42、第2スイッチ43及び第1容量素子44の構成を、第1の実施形態の電流源回路20内の電流源21、第1スイッチ22、第2スイッチ23及び容量素子24と同様にする。また、本実施形態の第1ゲート電位供給線SL1、第1グランド線GL1、第1制御線CL1及び第2制御線CL2もまた、第1の実施形態のゲート電位供給線SL、グランド線GL、第1制御線CL1及び第2制御線CL2と同様の構成とする。
また、第2電流源回路部9内の各第2電流源回路50は、第2電流源51と、第3スイッチ52と、第4スイッチ53と、第2容量素子54とを備える。また、各第2電流源回路50には、第2電流源51にゲート電位Vgateを供給する第2ゲート電位供給線SL2、及び、第2電流源51にソース電位VSS2を供給する第2グランド線GL2が共通して設けられる。なお、第2グランド線GL2は第1グランド線GL1と並列に設けられ、第2グランド線GL2の両端は接地される。また、各第2電流源回路50には、第3スイッチ52に第3制御パルスs3を供給する第3制御線CL3、及び、第4スイッチ53に第4制御パルスs4を供給する第4制御線CL4が共通して設けられる。
さらに、本実施形態では、第1電流源回路40と第2電流源回路50とを同じ構成とする。すなわち、本実施形態では、同じ構成を有する第1電流源回路40及び第2電流源回路50を垂直信号線VLとグランド(接地点)との間に並列に設ける。
なお、図7に示す例では、各電流源回路の電流源及びスイッチを全てN型のMOSトランジスタで構成する例を示したが、本発明はこれに限定されない。各MOSトランジスタの導電型(N型またはP型)の組み合わせは適宜変更できる。
[固体撮像装置の読み出し動作]
次に、本実施形態の固体撮像素子300における読み出し動作を、図8及び9(a)〜(c)を参照しながら具体的に説明する。図8は、読み出し動作時に各第1電流源回路40に供給される第1制御パルスs1及び第2制御パルスs2、並びに、各第2電流源回路50に供給される第3制御パルスs3及び第4制御パルスs4のタイミングチャートである。なお、図8中の「繰り返し周期」が2行分の読み出し期間に相当し、図8中の「カラム読み出し回路動作繰り返し期間」が1行分の読み出し期間に相当する。
また、図9(a)は、図8中の期間1における各グランド線上のカラム位置と各電流源のゲート電位及びソース電位との関係を示す電位分布図である。図9(b)は、図8中の期間2における各グランド線上のカラム位置と各電流源のゲート電位及びソース電位との関係を示す電位分布図である。なお、図9(a)及び(b)に示す特性図の横軸はグランド線上のカラム位置であり、縦軸は電位である。また、図9(c)は、図8中の期間1及び期間2における各グランド線上のカラム位置と、各グランド線に供給されるカラム電流Iとの関係を示す電流分布図である。なお、図9(c)に示す特性図の横軸は第グランド線上のカラム位置であり、縦軸は電流値である。
なお、本実施形態では、後述するように、2行分の読み出し期間のうち、一方の1行分の読み出し期間(期間1)では、第2電流源回路50を介して第2グランド線GL2にカラム電流Iを流して画素信号の読み出し動作を行う。また、他方の1行分の読み出し期間(期間2)では、第1電流源回路40を介して第1グランド線GL1にカラム電流Iを流して画素信号の読み出し動作を行う。
まず、期間1において、電流制御回路5は、第1制御線CL1にローレベルの第1制御パルスs1を供給する。これにより、第1電流源回路40の第1スイッチ42はOFF状態になり、第1電流源41に流れる電流を停止する。また、電流制御回路5は、期間1において、第2制御線CL2にハイレベルの第2制御パルスs2を供給する。これにより、第1電流源回路40の第2スイッチ43はON状態となるので、第1容量素子44が充電され、第1電流源41のゲート電位Vgが電位Vgateに昇圧及び/又は保持される。
期間1では、各第1電流源41から第1グランド線GL1にカラム電流Iが流れないので、各第1電流源41のソース電位VSS1は、図9(a)中の特性301に示すように、第1グランド線GL1上のカラム位置に関係なく一定となる。また、期間1では、各第1電流源41のゲート電位Vgは、図9(a)中の特性302(Vgate1)に示すように、第1グランド線GL1上のカラム位置に関係なく電位Vgateで一定となる。その結果、期間1において、各第1電流源41のゲート・ソース間の電位差Vgsは、第1グランド線GL1上のカラム位置に関係なく一定となる。
また、期間1において、電流制御回路5は、第3制御線CL3にハイレベルの第3制御パルスs3を供給する。これにより、第2電流源回路50の第3スイッチ52はON状態となり、第2電流源51に電流が流れ込む。この際、第2電流源51から第2グランド線GL2には、第2電流源51のゲート・ソース間の電位差Vgsで規定されるカラム電流Iが流れ込み、第2グランド線GL2上ではIRドロップが発生する。この結果、期間1では、第2電流源51のソース電位VSS2の分布は、図9(a)中の特性303に示すように、弓形状の分布となり、第2グランド線GL2上の中央のカラム位置付近で第2電流源51のソース電位VSS2が最も高くなる。すなわち、期間1では、第2グランド線GL2上の中央のカラム位置付近における第2電流源51のソース電位VSS2は、第2グランド線GL2の両端のカラム位置におけるソース電位VSS2に対して浮いた状態となる。
さらに、期間1では、電流制御回路5は、第4制御線CL4にローレベルの第4制御パルスs4を供給する。これにより、第2電流源回路50の第4スイッチ53がOFF状態となり、第2電流源51のゲートはフローティング状態になる。この結果、第2電流源51のゲート電位Vgは、上記第1の実施形態で説明した動作原理と同様にして、ソース電位VSS2の変化分だけ変動し、IRドロップの影響がキャンセルされる。
具体的には、期間1において、第2電流源51のゲート電位Vgの分布は、図9(a)の特性304(Vgate2(S/H))に示すように、第2電流源51のソース電位VSS2の分布と同様に弓形状の分布となる。すなわち、第2電流源51のゲート電位Vgは、第2グランド線GL2上の中央のカラム位置付近で最も高くなり、第2電流源51のゲート・ソース間の電位差Vgsの分布がカラム位置に関係なく一定となる。それゆえ、本実施形態では、期間1において、第2グランド線GL2に流れ込むカラム電流Iを、図9(c)の特性309に示すように、第2グランド線GL2上のカラム位置に関係なく一定に維持することができる。
次いで、期間1終了後、期間2になると、電流制御回路5は、第1制御線CL1にハイレベルの第1制御パルスs1を供給する。これにより、第1電流源回路40の第1スイッチ42はON状態となり、第1電流源41に電流が流れ込む。この際、第1電流源41から第1グランド線GL1には、第1電流源41のゲート・ソース間の電位差Vgsで規定されるカラム電流Iが流れ込み、第1グランド線GL1上ではIRドロップが発生する。この結果、期間2では、第1電流源41のソース電位VSS1の分布は、図9(b)中の特性305に示すように、弓形状の分布となり、第1グランド線GL1上の中央のカラム位置付近で第1電流源41のソース電位VSS1が最も高くなる。すなわち、期間2では、第1グランド線GL1上の中央のカラム位置付近における第1電流源41のソース電位VSS1は、第1グランド線GL1の両端のカラム位置におけるソース電位VSS1に対して浮いた状態となる。
さらに、期間2では、電流制御回路5は、第2制御線CL2にローレベルの第2制御パルスs2を供給する。これにより、第1電流源回路40の第2スイッチ43がOFF状態となり、第1電流源41のゲートはフローティング状態になる。この結果、第1電流源41のゲート電位Vgは、上記第1の実施形態で説明した動作原理と同様にして、ソース電位VSS1の変化分だけ変動し、IRドロップの影響がキャンセルされる。
具体的には、期間2において、第1電流源41のゲート電位Vgの分布は、図9(b)の特性306(Vgate1(S/H))に示すように、第1電流源41のソース電位VSS1の分布と同様に弓形状の分布となる。すなわち、第1電流源41のゲート電位Vgは、第1グランド線GL1上の中央のカラム位置付近で最も高くなり、第1電流源41のゲート・ソース間の電位差Vgsの分布がカラム位置に関係なく一定となる。それゆえ、本実施形態では、期間2において、第1グランド線GL1に流れ込むカラム電流Iを、図9(c)の特性309に示すように、第1グランド線GL1上のカラム位置に関係なく一定に維持することができる。
また、期間2において、電流制御回路5は、第3制御線CL3にローレベルの第3制御パルスs3を供給する。これにより、第2電流源回路50の第3スイッチ52はOFF状態になり、第2電流源51に流れる電流を停止する。また、電流制御回路5は、期間2において、第4制御線CL4にハイレベルの第4制御パルスs4を供給する。これにより、第2電流源回路50の第4スイッチ53はON状態となるので、第2容量素子54が充電され、第2電流源51のゲート電位Vgが電位Vgateに昇圧及び/又は保持される。
さらに、期間2では、各第2電流源51から第2グランド線GL2にカラム電流Iが流れないので、各第2電流源51のソース電位VSS2は、図9(b)中の特性307に示すように、第2グランド線GL2上のカラム位置に関係なく一定となる。また、期間2では、各第2電流源51のゲート電位Vgは、図9(b)中の特性308(Vgate2)に示すように、第2グランド線GL2のカラム位置に関係なく電位Vgateで一定となる。その結果、期間2において、各第2電流源51のゲート・ソース間の電位差Vgsは、第2グランド線GL2上のカラム位置に関係なく一定となる。本実施形態では、上述のようにして各電流源回路の動作を制御する。
上述のように、本実施形態の電流源回路部7では、電流源回路のカラム位置、並びに、期間1及び期間2に関係なく、カラム電流Iをほぼ一定に維持することができる。それゆえ、本実施形態においても、IRドロップの影響をキャンセルすることができ、上記第1の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本実施形態の電流源回路部7の構成では、上記第1の実施形態の電流源回路部2に比べて、列毎に2つの電源供給回路を設けるので、固体撮像素子300のレイアウトサイズは増大する。しかしながら、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、IRドロップの影響を考慮する必要がないので、例えばグランド線等のレイアウト設計の自由度(レイアウト効率)が従来に比べて増大する。それゆえ、本実施形態では、従来のようにグランド線を強化する場合に比べて、固体撮像素子300のチップサイズを小型化することが可能になる。
また、本実施形態では、上記第2の実施形態と同様に、カラム電流を停止する期間を設けないので、上述した期間1及び2の切り替え時に発生するノイズの問題や、垂直信号線VLの電位のプルアップの問題等を抑制することができる。
さらに、上述のように、本実施形態では、期間1及び2で、第1電流源回路40と第2電流源回路50とが相補的に動作し、読み出し動作を常時行いながら、各電流源のゲート電位Vgのサンプルホールド期間も捻出することができる。
なお、本実施形態では、第1制御線CL1〜第4制御線CL4を別個に設ける例を説明したが、本発明はこれに限定されない。図8に示すように、本実施形態では、第1制御パルスs1と第4制御パルスs4とが同相であり、第2制御パルスs2と第3制御パルスs3とが同相である。それゆえ、第1制御線CL1及び第4制御線CL4を共通にし、且つ、第2制御線CL2及び第3制御線CL3を共通にしてもよい。
また、本実施形態では、第1電流源41にゲート電位Vgateを供給する第1ゲート電位供給線SL1と、第2電流源51にゲート電位Vgateを供給する第2ゲート電位供給線SL2とを別個に設ける例を示したが、本発明はこれに限定されない。両者を共通にし、ゲート電位供給線を1本で構成してもよい。
<4.各種変形例>
本発明の固体撮像装置における電流源回路部の構成は、上述した第1〜第3の実施形態で説明した例に限定されず、様々な変形例が考えられる。例えば、次のような各種変形例が考えられる。
(1)変形例1
上記第1〜第3の実施形態の電流源回路部では、電流源のソース電位VSSを、グランド線GLの両端から供給する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。電流源のソース電位VSSを、グランド線GLの片方の端部から供給してもよい。ただし、この場合、電流制御回路5が配置された側のグランド線GLの端部からソース電位VSSを供給することが好ましい。
なお、この場合、グランド線GL上における電流源のソース電位VSSの電位分布は、図3(b)の特性103に示す弓形状ではなく、電位供給側の端部から反対側の端部に向かって直線的に電位が上昇する分布となる。このような場合にも、上述した本発明の電流源回路部を適用可能であり、同様の効果が得られる。さらに、この場合、グランド線GLの両端部を接地する必要が無くなるので、レイアウト効率がさらに向上する。
(2)変形例2
上記第1〜第3の実施形態の電流源回路部では、各電流源回路内の電流源のドレイン側に設けたカラム電流を遮断する機能を有するスイッチをON状態にする際に、そのゲートにフル電位を供給する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。電流源のドレイン側に設けられたスイッチのゲートに中間電位を供給し、該スイッチがカスコードとして振る舞うように構成してもよい。この場合、より精度の高いカラム電流(定電流)をグランド線に供給することができる。
(5)変形例3
上記第1〜第3の実施形態では、画素内の増幅トランジスタと電流源回路内との電流源とからなるソースフォロア回路に、本発明の電流源回路部を適用する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明の電流源回路部は、列毎または垂直信号線VL毎に電流源を備える任意の回路に適用可能である。例えば、カラム読み出し回路4内の列毎に設けられたカラムADC(Analog to Digital Converter)に含まれるコンパレータの電流源供給部にも、本発明の電流源回路部を適用することもでき、同様の効果が得られる。
<5.第4の実施形態(撮像装置の構成例)>
次に、上述した本発明の固体撮像素子を備える電子機器の構成について説明する。ここでは、例えば、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、携帯電話機等のモバイル機器に搭載されるカメラモジュールなどの撮像装置に本発明の固体撮像素子を適用した例を説明する。
図10に、本発明の固体撮像素子を備える撮像装置の概略ブロック構成を示す。撮像装置400は、光学系401と、撮像素子402と、信号処理回路403と、フレームメモリ404と、表示部405と、記録部406と、操作部407と、電源部408とを備える。信号処理回路403、フレームメモリ404、表示部405、記録部406、操作部407及び電源部408は、バスライン409を介して相互に接続される。
光学系401は、複数のレンズで構成され、被写体からの入射光(像光)を取り込んで撮像素子402の撮像面(不図示)上に結像する。
撮像素子402は、光学系401によって撮像面上に結像された入射光の光量を画素単位で電気信号に変換して画素信号として出力する。この撮像素子402は、例えば、上記実施形態及び変形例で説明した各種固体撮像素子により構成する。
信号処理回路403は、DSP(Digital Signal Processor)等で構成することができ、撮像素子402から出力された画素信号に対して種々の処理を施す。表示部405は、液晶表示装置や有機EL(electro luminescence)表示装置等のパネル型表示装置からなり、撮像された動画または静止画を表示する。また、記録部406は、撮像素子402で撮像された動画または静止画を、例えばHDD(Hard Disk Drive)、半導体メモリ、光ディスク等の記録媒体に記録する。
操作部407は、ユーザが撮像装置400に対して所定操作を行った際に、その操作に対応する指令信号を出力する。電源部408は、信号処理回路403、フレームメモリ404、表示部405、記録部406および操作部407に動作電源を供給する。
上述した撮像装置400は、上述した本発明の固体撮像素子を備えるので、上述した固体撮像素子のIRドロップの問題を解消することができるとともに、より小型で且つ低消費電力の撮像装置を提供することができる。
1…画素アレイ部、2…電流源回路部、3…垂直駆動回路、4…カラム読み出し回路、5…電流制御回路、11…光電変換素子(フォトダイオード)、12…転送トランジスタ、13…リセットトランジスタ、14…増幅トランジスタ、15…選択トランジスタ、20…電流源回路、21…電流源、22…第1スイッチ、23…第2スイッチ、24…容量素子

Claims (6)

  1. 行方向及び列方向にマトリクス状に配置された複数の画素と、該複数の画素から画素信号を読み出す複数の読み出し信号線とを有する画素アレイ部と、
    MOSトランジスタからなり、前記読み出し信号線毎に設けられた第1電流源と、
    前記第1電流源で生成された電流が供給される第1グランド線と、
    前記第1電流源のドレインと対応する前記読み出し信号線との間に設けられ、前記第1電流源を流れる電流をオンオフ制御する第1スイッチと、
    前記第1電流源のゲート及びソース間に設けられ、前記第1電流源のゲート電位を所定の電位に昇圧及び/又は保持する第1容量素子と、
    前記第1容量素子の充電動作をオンオフ制御する第2スイッチと、
    前記第1容量素子の充電動作を行う第1期間では前記第1スイッチをオフ状態にし且つ前記第2スイッチをオン状態にし、前記画素信号を読み出す第2期間では前記第1スイッチをオン状態にし且つ前記第2スイッチをオフ状態にする電流制御回路と
    を備える撮像素子。
  2. 前記第1電流源、第1スイッチ及び第2スイッチがそれぞれ、N型のMOSトランジスタで構成され、
    前記電流制御回路が、前記第1期間でローレベルとなり且つ前記第2期間でハイレベルとなる第1制御信号を前記第1スイッチのゲートに供給し、前記第1期間でハイレベルとなり且つ前記第2期間でローレベルとなる第2制御信号を前記第2スイッチのゲートに供給する
    請求項1に記載の撮像素子。
  3. さらに、前記複数の読み出し信号線を介して前記画素信号を読み出す読み出し回路を備える
    請求項2に記載の撮像素子。
  4. さらに、MOSトランジスタからなり、前記読み出し信号線毎に設けられた第2電流源と、
    前記第2電流源で生成された電流が供給される第2グランド線と、
    前記第2電流源のドレインと対応する前記読み出し信号線との間に設けられ、前記電流制御回路により、前記第1期間にはオン状態となり、前記第2期間にはオフ状態になるように制御される第3スイッチとを備える
    請求項1に記載の撮像素子。
  5. さらに、MOSトランジスタからなり、前記読み出し信号線毎に設けられた第2電流源と、
    前記第2電流源で生成された電流が供給される第2グランド線と、
    前記第2電流源のドレインと対応する前記読み出し信号線との間に設けられ、前記電流制御回路により、前記第1期間にはオン状態となり、前記第2期間にはオフ状態となるように制御される第3スイッチと、
    前記第2電流源のゲート及びソース間に設けられ、前記第2電流源のゲート電位を所定の電位に昇圧及び/又は保持する第2容量素子と、
    前記電流制御回路により、前記第1期間にはオフ状態となり、前記第2期間にはオン状態となるように制御され、前記第2容量素子の充電動作をオンオフ制御する第4スイッチとを備える
    請求項1に記載の撮像素子。
  6. 行方向及び列方向にマトリクス状に配置された複数の画素と、該複数の画素から画素信号を読み出す複数の読み出し信号線とを有する画素アレイ部と、
    被写体光を取り込んで前記画素アレイ部の撮像面上に結像する光学系と、
    MOSトランジスタからなり、前記読み出し信号線毎に設けられた第1電流源と、該第1電流源で生成された電流が供給される第1グランド線と、該第1電流源のドレインと対応する前記読み出し信号線との間に設けられ、該第1電流源を流れる電流をオンオフ制御する第1スイッチと、該第1電流源のゲート及びソース間に設けられ、該第1電流源のゲート電位を所定の電位に昇圧及び/又は保持する第1容量素子と、該第1容量素子の充電動作をオンオフ制御する第2スイッチと、該第1容量素子の充電動作を行う第1期間では該第1スイッチをオフ状態にし且つ該第2スイッチをオン状態にし、前記画素信号を読み出す第2期間では該第1スイッチをオン状態にし且つ該第2スイッチをオフ状態にする電流制御回路とを有する電流源回路部と
    を備える撮像装置。
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