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JP2012004693A - 運転支援装置 - Google Patents

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JP2012004693A JP2010135706A JP2010135706A JP2012004693A JP 2012004693 A JP2012004693 A JP 2012004693A JP 2010135706 A JP2010135706 A JP 2010135706A JP 2010135706 A JP2010135706 A JP 2010135706A JP 2012004693 A JP2012004693 A JP 2012004693A
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Nobuyuki Ichino
信幸 市野
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Abstract

【課題】車両から障害物までの距離感を把握しやすくすることのできる運転支援装置を提供する。
【解決手段】車載カメラ1a,1bによる撮像画像のうち距離マーカL1,L2が上書きされる位置に対応する画素列を抽出する抽出部5と、画素列に障害物が写っているか否かを判定し、障害物X1が写っている場合には、障害物X1の部分X1´を表す第3画像データを生成する生成部6と、生成部6が第3画像データを生成した場合には、撮像画像に上書きした距離マーカに対し、障害物X1の部分X1´をさらに上書きした合成画像を表す合成画像データを生成する合成部7と、生成された合成画像を表示する表示部3と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車載カメラにより撮像された車両周辺の撮像画像を車室内に設けられた表示画面に表示する運転支援装置に関する発明である。
従来、縦列駐車や車庫入れ等の運転を支援するための装置として、車載カメラにより路面を含む車両周辺を撮像し、この撮像画像に、車両からの距離を示す複数の距離線(距離マーカ)を車幅方向に延びるように重畳表示して、車室内の表示画面に表示する運転支援装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特開平11−334470号公報
しかしながら、車載カメラが路面を含むように車両周辺を撮像すると、障害物(立体物)は撮像画像の奥行き方向(車両から離れる方向)の路面と重なるように写るため、上述した特許文献1に提案されている運転支援装置によれば、例えば車両からの距離が0.4mの位置に障害物が存在する場合であっても、撮像画像中では車両からの距離が0.5mであることを示す距離マーカがこの障害物に重畳表示されることがある。
そして、このように車両から障害物までの距離よりも長い距離を示す距離マーカが、この障害物に重畳表示されることにより、運転者は、距離マーカが示す距離(0.5m)よりも奥行き方向の遠い位置に障害物が存在しているように誤認(錯覚)してしまう虞があった。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、車両から障害物までの距離感を把握しやすくすることのできる運転支援装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係る運転支援装置は、撮像画像のうち距離マーカが上書きされる位置に対応する画素列に障害物が写っているか否かを判定し、障害物が写っている場合には、この障害物の部分を表す画像を距離マーカに上書きして、距離マーカが消されたような合成画像を表示するものである。
すなわち、本発明に係る運転支援装置は、車両周辺を撮像する車載カメラと、前記車載カメラにより撮像された撮像画像を表す第1画像データを記憶する第1記憶部と、前記撮像画像に上書きされるように設定された、前記車両からの距離を示す距離マーカを表す第2画像データを記憶する第2記憶部と、前記撮像画像のうち前記距離マーカが上書きされる位置に対応する画素列を抽出する抽出部と、前記画素列に障害物が写っているか否かを判定し、前記障害物が写っていると判定した場合には前記画素列に写る障害物の部分を表す第3画像データを生成する生成部と、前記第1画像データおよび前記第2画像データに基づいて前記撮像画像に前記距離マーカを上書きし、前記生成部が前記第3画像データを生成した場合には前記第3画像データに基づいて前記距離マーカに前記障害物の部分をさらに上書きした合成画像を表す合成画像データを生成する合成部と、前記合成画像を表示する表示部と、を有することを特徴とする。
このように構成された本発明に係る運転支援装置によれば、抽出部が、撮像画像のうち距離マーカが上書きされる位置に対応する画素列を抽出し、生成部が、画素列に障害物が写っているか否かを判定し、障害物が写っていると判定した場合には、この画素列に写る障害物の部分を表す第3画像データを生成し、合成部が、撮像画像に距離マーカを上書きし、生成部が第3画像データを生成した場合には距離マーカに障害物の部分をさらに上書きした合成画像を表す合成画像データを生成するため、あたかも距離マーカが消されたような合成画像が表示され、距離マーカよりも手前に位置する障害物が距離マーカで隠されることがなくなるので車両から障害物までの距離感を把握しやすくすることができる。
本発明に係る運転支援装置によれば、車両から障害物までの距離感を把握しやすくすることができる。
本実施形態の運転支援装置の構成を示すブロック図である。 従来の運転支援装置の車載カメラ(リヤカメラ)による撮像状況を示した一例である。 (a)は、図2の車載カメラによる撮像画像を示す図であり、(b)は、(a)の撮像画像に対して従来の運転支援装置による画像処理が行われた後の合成画像を示す図である。 図1の運転支援装置の車載カメラによる撮像状況を示した一例である。 図1の運転支援装置による画像処理の流れを説明する図である。 図5の波形B,Cの拡大図である。 図1の合成部による合成処理を示す図である。
以下、本発明の運転支援装置を実現する実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の運転支援装置100の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態の運転支援装置100は、車載カメラ1a,1bと、車載カメラ1a,1bにより撮像された撮像画像に対して画像処理を行う画像処理手段2と、画像処理手段2により画像処理が行われた後の画像(合成画像)を表示するモニタ3(表示部)と、を有する。
車載カメラ1a,1bは、車載カメラ1aと車載カメラ1bから構成されるステレオカメラである。これら車載カメラ1a,1bは、いずれも光軸を同じ方向に向けて設けられ、路面を含む車両周辺を撮像する。
また、画像処理手段2には、図1に示すように、デコーダ4、抽出部5、生成部6、合成部7、エンコーダ8、第1メモリ9(第1記憶部)、第2メモリ10(第2記憶部)および第3メモリ11が設けられている。
デコーダ4は、車載カメラ1a,1bにより入力された撮像画像の画像データをデコードするものである。また、抽出部5は、車載カメラ1a,1bによるそれぞれの撮像画像について、距離マーカが上書きされる位置に対応する画素列の画像データを抽出するものである。
ここで、距離マーカとは、撮像画像に上書きされるように仮想的に設定された、車両からの距離Dを示す車幅方向に延びた複数の距離線をいう(図3(b),図7の距離マーカL1,L2参照)。
生成部6は、図1に示すように、抽出部5が抽出した画素列の画像データに基づいて、画素列に写る路面と路面以外との境界位置(エッジ位置)を検知する検知部12と、車載カメラ1a,1bによるステレオ視差に基づいて、車両から、抽出部5により抽出された画素列に写る被写体までの距離Dx(図5参照)を測定する距離測定部13が設けられている。
さらに、生成部6は、検知部12により検知されたエッジ位置、距離測定部13により測定された車両から被写体までの距離Dxに基づいて、画素列に障害物が写っているか否かを判定し、障害物が写っている場合には、抽出された画素列に写る障害物の部分を表す第3画像データ(図7参照)を生成するように構成されている。
また、第1メモリ9は、デコーダ4から車載カメラ1a,1bのいずれか一方による撮像画像の画像データが出力され(本実施例では、車載カメラ1aによる撮像画像の画像データが出力されることとする)、この出力された画像データ(第1画像データ)を記憶するものである。
そして、第2メモリ10は、撮像画像に上書きされるように仮想的に設定された複数の距離マーカ(本実施例では、車両からの0.5m離れた位置を示す距離マーカL1および車両から1.0m離れた位置を示す距離マーカL2)を表す第2画像データを記憶するものであり、さらに、第3メモリ11は、生成部6により生成された第3画像データを記憶するものである。
また、これら第1メモリ9、第2メモリ10および第3メモリ11には、合成部7が接続されている。この合成部7は、第1画像データおよび第2画像データに基づいて撮像画像に距離マーカを上書きし、生成部6が第3画像データを生成した場合には、この第3画像データに基づいて、距離マーカに障害物の部分をさらに上書きした合成画像を表す合成画像データを生成するものである。
さらに、合成部7により生成された合成画像データをエンコードするエンコーダ8が設けられている。このエンコーダ8は、車室内に設けられモニタ3に送信するものであり、モニタ3は合成画像を表示画面に表示するものである。
次に、運転支援装置100による画像処理について、[従来の運転支援装置による画像処理]、[抽出処理]、[エッジ位置検知処理]、[距離測定処理]、[第3画像データ生成処理]および[画像合成処理]に分けて説明する。
[従来の運転支援装置による画像処理]
図2は、従来の運転支援装置の車載カメラによる撮像状況を示した一例であり、図3(a)は、図2の車載カメラ(リヤカメラ)による撮像画像を示す図であり、図3(b)は、図3(a)の撮像画像に対して従来の運転支援装置による画像処理が行われた後の合成画像を示す図である。
例えば、図2に示すような状況において従来の運転支援装置の車載カメラ(リヤカメラ)が路面を含む車両周辺を撮像すると、図3(a)に示すような撮像画像が得られる。
ここで、図2,3に示す障害物X1,X2はいずれも立体物であって、障害物X1は車両から0.4m離れた位置に存在し、障害物X2は車両から0.9m離れた位置に存在する。
また、路面には、車幅よりもわずかに広い間隔を空けて一対の白線が描かれている。なお、図2および図3(a)に示す破線は、車両から0.5m,1.0m離れた位置を表すための仮想線である。
そして、図3(a)に示す撮像画像に対して従来の運転支援装置による画像処理が行われると、図3(b)に示すように、撮像画像に距離マーカL1(D=0.5m)及び距離マーカL2(D=1.0m)が重畳表示された合成画像がモニタに表示される。
しかし、この合成画像では、障害物X1が距離マーカL1で隠され、また、障害物X2が距離マーカL2で隠される。
このため、運転者は、車両から0.4m離れた位置に存在する障害物X1が距離マーカL1が示す距離D(=0.5m)よりも奥行き方向の遠い位置に障害物が存在しているように、また、車両から0.9m離れた位置に存在する障害物X2が距離マーカL2が示す距離D(=1.0m)よりも奥行き方向の遠い位置に障害物が存在しているように誤認(錯覚)してしまう虞がある。
これに対し、本実施形態の運転支援装置100では、以下のような画像処理を行うことにより、車両から障害物までの距離感を把握しやすくすることができる。
[抽出処理]
図4は、図1の運転支援装置100の車載カメラ1a,1bによる撮像状況を示した一例であり、図5は、図1の運転支援装置100による画像処理の流れを説明する図である。
図4に示すように、図2に示す状況と同様の状況において運転支援装置100の車載カメラ1a,1bが路面を含む車両周辺を撮像する場合について説明する。
まず、車載カメラ1a,1bは、撮像画像の画像データをデコーダ4に出力する。そして、デコーダ4はこれらの画像データをデコードして抽出部5に出力する。
そして、抽出部5には、距離マーカL1,L2が示す車両からの距離D(=0.5m,1.0m)が予め記憶されており、抽出部5は、この距離D(=0.5m,1.0m)に基づいて、車載カメラ1a,1bによるそれぞれの撮像画像について距離マーカL1,L2が上書きされる位置に対応する画素列の画像データ(本実施例では、輝度信号とする)を抽出する。
例えば、距離マーカL1が上書きされる位置に対応する画素列の輝度信号とは、図5の波形A1,A2のようなものである。
すなわち、車両から0.5m離れた位置を図5の破線(仮想線)で示すと、距離マーカL1が上書きされる位置に対応する画素列には、この仮想線に沿った路面が写ることとなる。
しかし、仮想線よりも手前に位置する障害物X1(車両からの距離Dx=0.4m)が存在することにより、障害物X1の一部が仮想線に沿った路面に重なるように、この画素列に写る。ここで、この画素列に写る障害物X1の一部を「障害物X1の部分X1´」という。
そして、路面は通常輝度が低く、障害物X1の部分X1´の方が路面と比較して輝度が高いため、図5の波形A1,A2に示すように、一部の輝度が高くなっている輝度信号が抽出される。
なお、この抽出部5による抽出処理は、処理の迅速化を図り、手前の距離マーカL1についてのみ抽出処理し、そのほかの奥行き方向に離れた距離マーカ(距離マーカL2など)については抽出処理を行わないように構成することも可能である。
[エッジ位置検知処理]
図6は、図5の波形B,Cの拡大図である。抽出部5は、抽出した画素列の輝度信号(例えば、図5の波形A1,A2)を生成部6の検知部12に出力する。そして、検知部12は、画素列に写る路面と路面以外とのエッジ位置の検知を行う。
具体的には、まず、検知部12は、画素列の輝度信号(図6の波形B1=図5に示す波形A1)を左方向にずらし(図6の波形B2)、その差分を求める(図6の波形B3)。
次に、検知部12は、画素列の輝度信号(図6の波形B1)を右方向にずらし(図6の波形B4)、その差分を求める(図6の波形B5)。
そして、検知部12は、これらの差分(波形B3と波形B5)を組み合わせて輝度の差を強調し(図6の波形B6)、この輝度の差が強調された位置をエッジ位置として検知する。
この検知部12によるエッジ位置の検知は、車載カメラ1a,1bによるそれぞれの撮像画像について行う。
また、図5、図6に示す波形Cを、図5に示す波形D1,D2のように平滑化処理し、差分が特に大きい部分についてのみエッジ位置として検知するように構成することも可能である。
[距離測定処理]
検知部12によりエッジ位置が検知された後、距離測定部13は、検知されたエッジ位置に基づいて、路面以外の被写体(障害物の候補)を特定し、この特定した被写体から車両までの距離Dxを測定する。
すなわち、例えば図5に示すように、特定された被写体に対する車載カメラ1a,1bの光軸となす視線角度θ1,θ2(または特定された画素に対する撮像素子における中心位置からの距離d1,d2)と、車載カメラ1a,1bの焦点距離f,fと、車載カメラ1a,1b間の距離Lと、に基づいて被写体から車両までの距離Dxを測定する。
(平面物と立体物との区別)
ここで、抽出された画素列には、障害物X1,X2のような立体物だけでなく、例えば路面に描かれた白線のように、道路標識(平面物)が写っている場合がある。
そして、このような平面物の画像についても、抽出された画素列の輝度信号において輝度が高くなるため、検知部12によりエッジ位置が検知され、距離測定部13による距離測定処理が行われる。
しかし、この平面物の画像について、立体物の画像と同様に第3画像データとして生成し、距離マーカL1,L2で隠されることのないように距離マーカL1,L2に平面物の画像を上書きすると、運転者により、平面物が距離マーカL1,L2よりも手前に位置する立体物であるように錯覚される虞がある。
このため、生成部6は、第3画像データの生成に際して、画素列に写る路面以外の被写体が立体物であるか平面物であるかを区別する。
具体的には、距離マーカL1が上書きされる位置に対応する画素列に、路面に描かれた白線が写っている場合、距離測定部13が測定した白線から車両までの距離Dxは、距離マーカL1が示す距離Dと等しくなる(Dx=D=0.5m)。
このため、生成部6は、距離測定部13が測定した距離Dと距離マーカL1が示す距離Dxとが等しい場合には、この被写体は路面に描かれた白線などの道路標識(平面物)であるとして平面物と立体物とを区別する。
上記のように、生成部6は、平面物と立体物との区別を行い、抽出された画素列に立体物(障害物)が写っているか否かを判定する。
なお、本実施例における障害物X1,X2は、距離測定部13により測定された距離Dx(=0.4m,0.9m)が、距離マーカL1が示す距離D(=0.5m,1.0m)よりも短いため立体物であると区別され、生成部6は、抽出された画素列にこれら障害物X1,X2が写っていると判定する。
[第3画像データ生成処理]
図7は、図1の合成部7による合成処理を示す図である。
図7に示すように、第1画像データが表す画像(すなわち、撮像画像)を第1レイヤ、第2画像データが表す画像(すなわち、距離マーカL1,L2の画像)を第2レイヤ、第3画像データが表す画像(すなわち、障害物X1の部分X1´の画像)を第3レイヤとする。
上記のように、生成部6は、平面物と立体物との区別を行い、立体物である障害物X1が画素列に写っていると判定した場合には、この障害物X1の部分X1´の画像を表す第3画像データを生成する。
第3画像データの生成に際し、生成部6は、検知されたエッジ位置に基づいて図5に示すような波形Eを求める。この波形Eは、障害物X1の部分X1´の画像を、図7に示す第3画像レイヤとして描画するためのタイミング(障害物X1の部分X1´が写る画素の、撮像画像における位置)を表している。
そして、生成部6は、波形Eに基づいて、障害物X1の部分X1´の画像を第3画像レイヤとして描画し、その他のタイミングでは撮像画像の描画を行わないことにより、第3画像レイヤ(すなわち、第3画像データ)を生成する。
また、生成部6は、生成した第3画像データを第3メモリ11に出力し、第3メモリ11は、この第3画像データを記憶する。
[画像合成処理]
図7に示すように、合成部7は、図7に示すように、第1画像データが表す第1画像レイヤおよび第2画像データが表す第2画像レイヤに基づいて撮像画像に距離マーカを上書きした合成画像を表す合成画像データを生成する。
また、生成部6が第3画像データを生成した場合には、この合成部7は、図7に示すように、この第3画像データが表す第3画像レイヤに基づいて距離マーカに障害物の部分をさらに上書きした合成画像を表す合成画像データを生成する。
これにより、距離マーカL1よりも手前に位置する障害物X1、距離マーカL2よりも手前に位置する障害物X2がそれぞれ距離マーカL1,L2で隠されることのない合成画像が、エンコーダ8を介してモニタ3により表示される。
このように構成された本実施形態に係る運転支援装置100によれば、抽出部5が、撮像画像のうち距離マーカL1,L2が上書きされる位置に対応する画素列を抽出し、生成部6が、画素列に障害物が映っているか否かを判定し、障害物が写っていると判定した場合には、この画素列に写る障害物X1の部分X1´を表す第3画像データを生成し、合成部7が、撮像画像に距離マーカを上書きし、生成部6が第3画像データを生成した場合には距離マーカに障害物の部分をさらに上書きした合成画像を表す合成画像データを生成するため、障害物X1が写っている画素についてはあたかも距離マーカL1が消されたような合成画像がモニタ3に表示され、距離マーカL1,L2よりも手前に位置する障害物X1,X2が距離マーカL1,L2で隠されることがなくなり、車両から障害物X1,X2までの距離感を把握しやすくすることができる。
さらに、生成部6は、抽出された画素列に写る被写体から車両までの距離Dxを測定する距離測定部13を有し、距離測定部13により測定された距離Dxが、距離マーカL1が示す距離Dよりも短い場合には、被写体が障害物であると判定するため、例えば路面に描かれた白線などの道路標識(平面物)については第3画像データとしては生成せず、道路標識が立体物であるように認識されることを防ぐことができる。
そして、生成部6は、抽出された画素列の画像データに基づいて、画素列に写る被写体のうち路面と路面以外との境界位置(エッジ位置)を検知する検知部12を有し、距離測定部13は、検知部12により検知されたエッジ位置に基づいて距離を測定すべき被写体を特定するため、距離測定の対象となる被写体を減らすことができ、演算処理を迅速に行うことができる。
また、検知部12は、画素列の輝度信号に基づいてエッジ位置を検知するため、少ない演算処理量で障害物X1の部分X1´の画像を第3画像レイヤとして描画するためのタイミング(波形E)を求めることができる。
また、合成部7は、第1画像レイヤ、第2画像レイヤ、第3画像レイヤを用いて合成画像(合成画像データ)を生成するするため、撮像画像を表す第1画像データに対して直接信号処理する場合に比べて処理量を少なくすることができる。
(変形例1)
上述した実施形態では、検知部12が画素列の輝度信号に基づいてエッジ位置を検知する場合について説明したが、本発明に係る運転支援装置はこのような形態に限定されるものではなく、例えば、検知部12は、画素列の色信号に基づいてエッジ位置を検知する構成としてもよい。
このように構成された運転支援装置によれば、路面との輝度の差が小さい障害物についてもエッジ位置を検知することができる。
(変形例2)
また、上述した実施形態では、合成部7が、第1画像レイヤ、第2画像レイヤ、第3画像レイヤを用いて合成画像(合成画像データ)を生成する場合について説明したが、本発明の運転支援装置は、距離マーカよりも手前に位置する障害物が距離マーカで隠されることがないような合成画像がモニタに表示されればよく、例えば、撮像画像に対して直接信号処理を行う構成を採用することも可能である。
1a,1b 車載カメラ
2 画像処理手段
3 モニタ(表示部)
5 抽出部
6 生成部
7 合成部
9 第1メモリ(第1記憶部)
10 第2メモリ(第2記憶部)
11 第3メモリ
100 運転支援装置

Claims (5)

  1. 車両周辺を撮像する車載カメラと、前記車載カメラにより撮像された撮像画像を表す第1画像データを記憶する第1記憶部と、前記撮像画像に上書きされるように設定された、前記車両からの距離を示す距離マーカを表す第2画像データを記憶する第2記憶部と、前記撮像画像のうち前記距離マーカが上書きされる位置に対応する画素列を抽出する抽出部と、前記画素列に障害物が写っているか否かを判定し、前記障害物が写っていると判定した場合には前記画素列に写る障害物の部分を表す第3画像データを生成する生成部と、前記第1画像データおよび前記第2画像データに基づいて前記撮像画像に前記距離マーカを上書きし、前記生成部が前記第3画像データを生成した場合には前記第3画像データに基づいて前記距離マーカに前記障害物の部分をさらに上書きした合成画像を表す合成画像データを生成する合成部と、前記合成画像を表示する表示部と、を有することを特徴とする運転支援装置。
  2. 前記生成部は、前記画素列に写る被写体から車両までの距離を測定する距離測定部を有し、前記距離測定部により測定された距離が、前記距離マーカが示す距離よりも短い場合には、前記被写体が前記障害物であると判定することを特徴とする請求項1に記載の運転支援装置。
  3. 前記生成部は、前記画素列の画像データに基づいて、前記画素列に写る被写体のうち路面と路面以外との境界位置を検知する検知部を有し、
    前記距離測定部は、前記検知部により検知された前記境界位置に基づいて前記距離を測定すべき被写体を特定することを特徴とする請求項2に記載の運転支援装置。
  4. 前記検知部は、前記画素列の輝度信号に基づいて、前記境界位置を検知することを特徴とする請求項3に記載の運転支援装置。
  5. 前記検知部は、前記画素列の色信号に基づいて、前記境界位置を検知することを特徴とする請求項3に記載の運転支援装置。
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