JP2012079460A - 隠蔽レンズシートを用いた照明ユニット及びこれを備えた表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】照明ユニット3は、光源8と光学構造物を反射面14に配設した導光板9と隠蔽レンズシート10とを備えた。隠蔽レンズシート10は、基材17に断面略凸曲線形状の第一の線状レンズ18を配列させた。線状レンズ18の基材と接する点から配列方向に対する変位をx、屈折率をn、入射面に垂直な方向と入射光とのなす角をθとし、第一の線状レンズの上枠線をf(x)、上枠線f(x)の接線の傾きをφ(x)、第一の線状レンズの配列方向に対する配光分布をg(θ)としたとき、(1)式で表される角度ξを用い(2)式で表す傾き密度分布D(ξ)と配光分布g(θ)との間に負の相関を持たせた。
【選択図】図1
Description
しかし、最近では、照明装置用の光源として冷陰極管に替わってLED(Light Emitting Diode 発光ダイオード)が採用され始めたことにより、低消費電力化が図れ、薄型化の容易なエッジライト方式の照明装置が、20インチ以上の中型または大型の液晶表示装置に採用され始めている。
図14は、液晶表示装置180にBEF185を配設した一例を示す断面模式図である。この液晶表示装置180は、光源182の光出射側にBEF185を配設し、その射出面側に液晶表示パネル184を配設した構成を有している。図15はBEF185の斜視図である。BEF185は、基板186上に断面三角形状をなす柱状の単位プリズム187が一方向に周期的に配列された光学フィルムである。この単位プリズム187は光の波長に比較して大きいサイズ(ピッチ)とされている。
また、拡散フィルムを用いずにBEF185のようなレンズシートのみで輝度の差によるムラを改善する手段を構成すると、上述の光学構造物を隠蔽することができなかった。
そのため、集光機能を有しながらも光学構造物を隠蔽する光学シートの出現が望まれている。
本発明による照明ユニットは、光源と、この光源から射出される光を入射させて観察者側へ射出する第一の射出面と、この第一の射出面に対向し入射光の少なくとも一部を反射させて第一の射出面へ導く光学構造物が配設された反射面とを有する導光体と、導光体の射出面から射出する射出光を入射させる入射面と、入射面に対向し入射光を均一化して射出する第二の射出面とを有する隠蔽レンズシートと、を備えた照明ユニットであって、隠蔽レンズシートは、光透過性の基材と、この基材の第二の射出面側に少なくとも一方向に配列された断面略凸曲線状をなす複数の第一の線状レンズとを有し、第一の線状レンズの基材と接する点から第一の線状レンズの配列方向に対する変位をx、基材の入射面(または導光体の射出面)に垂直な方向と基材の入射面への入射光(または導光体からの射出光の方向)とのなす角をθ、第一の線状レンズの屈折率をnとし、第一の線状レンズの延在方向に垂直な面で切った断面の輪郭をなす上枠線をf(x)、上枠線f(x)の接線の傾き角をφ(x)、導光体からの射出光の第一の線状レンズの配列方向に対する配光分布をg(θ)としたとき、
本発明による照明ユニットによれば、光源から射出された光が導光体で反射させられて隠蔽レンズシートに入射して、光出射側に設けた複数の第一の線状レンズによって射出する光を観察者側へ立ち上げることができるため、導光体の反射面に光学構造物が設けられていてもその像を線状に拡散させて隠蔽することができる。
しかも、(1)式で表される角度ξ(傾き角φ(x)に含まれる)を用いて、(2)式で表される傾き密度分布D(ξ)と配光分布g(θ)との間に負の相関を持たせたことによって、観察者側から観察したときの光学構造物の像について線状に拡散させた隠蔽を均一に行うと共に、複数の線状レンズが配列されているために光を集光させて正面方向の輝度を向上できる。
これによって、配光分布g(θ)の増大に応じて傾き密度分布D(ξ)を概略で低減させることができる。
度θに関し、D(ξ)×g(θ)×cosθの最大値と最小値の差がその平均値以下であることが好ましい。
この比がD(ξ)×g(θ)×cosθの平均値より大きいと明るい領域と暗い領域を識別でき、平均値以下であると光学構造物の像が広がって隠蔽される。
この場合、光学構造物の像である擬似光源は、任意の光学構造物から第二近接光学構造物へ向かう方向に広がり、任意の光学構造物から最近接光学構造物15に向かう方向には広がらないが、これらの光学構造物間は近接しているため、大きな隙間にはならない。そのため、輝度ムラを抑制できる。一方、任意の光学構造物から、この光学構造物に二番目に近接する他の光学構造物である第二近接光学構造物へ向かう方向と、第一の線状レンズの配列方向とが略直交すると、擬似光源は、上述した任意の光学構造物から第二近接光学構造物に向かう方向には広がらないため、大きな隙間を作ってしまい、輝度ムラを視認できる。
この場合、第一及び第二の線状レンズ同士が基材を挟んで略直交配置されているため、前述した第一の線状レンズの配列方向に対する配光分布g(θ)も大きく変化することはなく、隠蔽効果を失うことはない。さらに、第二の線状レンズは、第一の線状レンズでは広げることのできない方向に、擬似光源を広げることができるため、隠蔽効果が一層高くなる。
これにより、光源から導光体に出射する光の一部が射出面とは反対側に漏洩しても、反射シートによって隠蔽レンズシートの方向に反射させて向かわせることができる。
本発明による表示装置によれば、照明ユニットによって疑似光源による明暗の輝度ムラを抑制して高輝度の表示画像を観察できる。
画素単位で光を透過/遮光して画像を表示するものであれば、照明ユニットにより輝度ムラの低減された光を利用することで、画像品位の高い画像を表示させることができる。
導光体の光出射側に複数の第一の線状レンズを配列した隠蔽レンズシートを配設したことで、導光体の光反射面に設けた光学構造物により線状レンズの配列方向に射出される光を立ち上げることができるため、光学構造物の像を線状に隠蔽することができる。
しかも、第一の線状レンズの基材と接する点からの配列方向に対する変位をx、基材の入射面に垂直な方向と基材への入射光の方向とのなす角をθ、第一の線状レンズの屈折率をnとし、第一の線状レンズの延在方向に垂直な面で切った断面の上枠線をf(x)、導光体からの射出光の第一の線状レンズの配列方向に対する配光分布をg(θ)としたとき、(1)式で表される角度ξを用いて、(2)式で表される傾き密度分布D(ξ)と配光分布g(θ)との間に、負の相関を持たせたことによって、観察者側から観察したときの光学構造物の像について線状に拡散させて隠蔽を均一にすることができる。
そのため、本発明による照明ユニット並びにこの照明ユニットを用いた表示装置によれば、導光体の光反射面に設けた光学構造物の像を隠蔽すると共に正面方向の輝度を向上させることができる。
しかも、この表示装置によれば、表示画面の輝度ムラを効果的に低減することができて、均一な光を射出することができる。
図1に示す表示装置1は、画像表示パネル2と、この画像表示パネル2の光入射側に臨ませて配置された照明ユニット3とを備えている。
最も観察者側Fに配設された画像表示パネル2は、2枚の偏光板(偏光フイルム)4,5と、その間に挟持された画像表示素子6とからなる。画像表示パネル2は例えば液晶表示パネルから構成され、その場合、画像表示素子6は2枚のガラス基板の間に液晶層が充填されて構成される。
画像表示素子6として選択される液晶表示素子は、画素単位で光を透過/遮光して画像を表示する代表的な素子であり、他の表示素子と比べて、画像品位を高くすることができる。
光源8としては例えば線状光源や点状光源が挙げられる。線状光源としては、CCFLやHCFL、EEFL等の蛍光管が挙げられる。点状光源としては、LEDが挙げられ、LEDとしては白色LEDやRGB−LED等が挙げられる。図1では、光源8が導光板9の1つの端面に配置された例を示しているが、これに限らず、対向する2つの端面に配置される場合、または4つの端面に配置される場合なども採用できる。このとき、導光板9の形状は、図1に示すような楔形状であってもよく、或いは図2に示すように平板形状であってもよい。
光学構造物15としては、例えば白色拡散反射ドットが印刷されて配設されている。また別の例として、マイクロレンズ形状やプリズム形状等の構造物が形成されていてもよい。一例として、図2に示す導光板9では、光学構造物15として、白色拡散反射ドットパターンが所定間隔で印刷された平板形状が示されており、光源8から入射する光の光路が例示されている。また、図7ではマイクロレンズ形状の光学構造物15が示されている。
一般的に導光板9は透明板であるため、このような光反射面14の光学構造物15は擬似光源15′として観察者側Fより視認される。そのため、エッジライト型の照明ユニット3においては、一般的に導光板9の上に、この光反射面14を隠蔽するため、強い拡散性を有する拡散フィルム等が使用される。しかしながら、このような拡散フィルムはほとんど集光性能を有していないので、本発明では採用しない。
ここで、導光板9の射出面13と隠蔽レンズシート10の基材17の入射面17aとは略平行であるとする。また、上枠線f(x)の接線19の基材17に対する傾き角度をφ(x)とする。すると、接線19の傾き角度φ(x)と上枠線f(x)は、下記の(4)式のような関係が成立する。
図6(a)、(b)は、疑似光源15′から出射する光線の進路と観察者側Fから観測した際の光強度の空間的依存性を示す。なお、図6中の破線は、隠蔽レンズシート10を配置しない場合の光強度の空間的依存性を示すものである。
これに対し、図6(b)に示すように、疑似光源15′の光射出側に特定の二方向の傾きしかもたないプリズム12aを配列したプリズムレンズシート12を設けた場合、観察者方向Fから観察した際の擬似光源15′に基づく光強度分布の空間的な広がりは、二つの急激なピークを有するように集光することになる。この場合、擬似光源15′は、二つにスプリットされた光強度として視認されるようになり輝度ムラ低減の効果は小さい。
この関係を満たす領域は、少なくとも表示装置1もしくは照明ユニット3の中央部を含み、望ましくは表示装置1もしくは照明ユニット3の有効範囲内全ての領域を含むことが良い。ここで、有効範囲とは、照明ユニット3として照明光を有効に外部まで照射できる機能を発揮する範囲をいい、例えば照明ユニット3の周囲に設けたフレーム等によって光路が遮断されたり照明光が隠されたりする領域を除いた照射領域をいう。また、中央部とは、有効範囲領域を9分割した際の中央の領域を表すものとする。
これ以降、特に明記しない限り、空間的範囲は、この中央部もしくは有効範囲領域とする。
より隠蔽効果を高めるために、傾き密度分布D(ξ)と配光分布g(θ)とが略反比例の関係にあると良い。ただし、下記(3)式で表される角度ψを用い、入射角θが0<θ<ψを満たす範囲内にあるとする。ここで、略反比例とは、厳密に数式上において逆数に正比例するということを表すのではなく、一方が大きくなれば他方は凡そ滑らかに小さくなる、ということを表している。この場合、例えば配光分布g(θ)の増大に対して傾き密度分布D(ξ)が必ずしも一本調子で低下することを要せず、概略で低下する傾向にあればよい。
なお、図1に示す導光板9はテーパ形状であるが、光学構造物15のピッチpに対するテーパ量は十分に小さいから、導光板9がテーパ形状であっても図7に示す平行平板形状の導光板9とほぼ同等な一様の厚みdとして、同等な計算結果を得られる。
つまり、入射角θが0<θ<ψを満たす範囲において、傾き密度分布D(ξ)と配光分布g(θ)が略反比例することで、擬似光源15′の線状の広がりが互いに重なって連なり、かつ、その範囲内において強い明暗になることなく高い隠蔽性を発揮することができる。
本発明者らは、D(ξ)×g(θ)×cosθの最大値と最小値の差分が平均値に対する割合を微細に変化させた様々な形状の第一の線状レンズ18を作製し、擬似光源15′の隠蔽され具合を検討した結果、この割合が平均値よりも大きい場合には明るい点と暗い点が視認でき、それよりも小さい値の場合には均一に広がっている、つまり、隠蔽されるということを確認した。
ここで、上記の式でcosθが乗算されているのは、導光板9から射出された光が隠蔽レンズシート18に入射した際、入射角θの光は、入射による広がりにより強度がcosθ倍されてしまうことを考慮してのことである。即ち、入射面17aに垂直な方向(θ=0°)の入射光強度を1とすると、図5に示すように、隠蔽レンズシート10の入射面17aへの入射角θを有する入射光の強度が、cosθになるからである。これは、入射光の照射面積が1/cosθであることによる。
図8(a)において、隠蔽レンズシート10における第一の線状レンズ18の略凸曲面のレンズ形状を上枠線18a(f1(x1))として示すと、横軸に変位x、縦軸にf(x)を示す。そして、この上枠線18aの1回微分による傾きは同図(b)に示すようになり、凸曲面の上枠線18aの両端で最も傾きが大きく頂部で最も傾きが小さい変化を呈する。
なお、図8に示すグラフは一つの例であり、本発明は図8に示すグラフの形状に限定されない。
しかも、第一の線状レンズ18の基材17と接する点から線状レンズ18の配列方向への変位をx、基材17の入射面(導光板9の射出面13)に垂直な方向と基材17への入射光(導光板9からの射出光)の方向とのなす角をθ、第一の線状レンズ18の屈折率をnとして、第一の線状レンズ18の延在方向に垂直な面で切った断面の上枠線18aをf(x)、導光板9の射出面13の配列方向に対する配光分布をg(θ)としたとき、(1)式で表される角度ξを用いて、(2)式で表される傾き密度分布D(ξ)と配光分布g(θ)との間に負の相関を持たせたことによって、観察者側Fから観察したときの光学構造物15の像について線状の隠蔽を均一にすることができる。
そのため、本実施形態による照明ユニット3及びこの照明ユニット3を用いた表示装置1によれば、導光板9の光反射面14の光学構造物15の像を隠蔽すると共に正面方向の輝度を向上させることができる。しかも、表示画面の輝度ムラを効果的に低減することができて、均一な光を射出することができる。
例えば、上述した説明では、簡単のために第一の線状レンズ18が一方のみに配列された形状について記述してきたが、本発明における隠蔽レンズシート10は、必ずしも一方向のみに配列もしくは延在した線状レンズ18群のみである必要はない。例えば、隠蔽レンズシート10の第一変形例として、基材17の射出面側に略直交する二方向に各線状レンズ18を配列したクロスレンズ形状を採用しても良い。この場合、二方向に配列された各第一の線状レンズ18,18の少なくとも一方に対しては、上述した本発明の実施形態による配光分布とレンズ形状の関係が成立していることを特徴とする。
図9において、光学構造物15が例えば正六方配置されており、この場合における第一の線状レンズ18の配列方向の違いによる、擬似光源15′の広がり方の違いが示されている。
そのため、反射面14における光学構造物15の配置に対して隠蔽レンズシート10は図9(b)に示す方向の配列の方が、輝度ムラを抑制することができる。
この場合、二組の線状レンズ18,20は略直交するため、前述した第一の線状レンズ18の配列方向に対する配光分布g(θ)も大きく変化することはない。そのため、上述した実施形態における隠蔽効果を失うことはない。
さらに、第二の線状レンズ20は、第一の線状レンズ18では広げることのできない方向に、擬似光源15′を広げることができるため、隠蔽効果も一層高くなる。
ただし、上述の隠蔽レンズシート10により輝度ムラの低減が図れるため、拡散要素を含んだ光学シートは、拡散特性の強い拡散シートを使用する必要はない。そのため、全光線透過率を大きくすることができ、この拡散要素を含んだ光学シートによる輝度の低減を抑えることが出来る。
以下、本発明の実施例について詳細に説明するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではないことはいうまでもない。
図12に示す各レンズ1,2,3,4,5,6をそれぞれ形成した第一の線状レンズ18を基材17の射出面側に配列させた6種類の隠蔽レンズシート10を製造した。これら6種類の隠蔽レンズシート10を上述した4種類の照明ユニット3にそれぞれ装着して試験を行った。
図13において、配光分布g(θ)の増大に応じて傾き密度分布D(ξ)が低下する特性を有するのは第一の線状レンズ18についてレンズ1,2であり、また、レンズ3についても概略で同一の傾向を呈しているといえる。
なお、D(ξ)×g(θ)×cosθの演算に関し、角度ψは光学構造物15のピッチが1.4、2.6、3.2、3.6のとき、それぞれ16°、30°、36°、41°である。これを上限として、角度θは上述した光学構造物15のピッチ1.4、2.6、3.2、3.6に応じて0<θ<16°、0<θ<30°、0<θ<36°、0<θ<41°として演算した。なお、D(ξ)は、レンズ1,2,3,4,5,6の形状と角度θによって決まる値である。
全配光分布g(θ)の範囲において、配光分布g(θ)の増大に応じて傾き密度分布D(ξ)が低下する略反比例の関係のあるレンズ1,2に関しては、実施例に示した条件では、輝度ムラは観測されなかった。また、略反比例に近い関係を呈するレンズ3についても同一の条件下で輝度ムラは観測されなかった。
これに対して、配光分布g(θ)のある値以下では、略反比例していないレンズ4,5に関しては、光学構造物15のピッチを大きく設定すると隠蔽性が足りず、輝度ムラが観測された。一方、傾き密度分布D(ξ)と配光分布g(θ)の間に略反比例の関係がないレンズ6に関しては、光学構造物15のピッチを細かくしても輝度ムラが観測された。
そして、ある角度以上において、配光分布g(θ)の増大に応じて傾き密度分布D(ξ)が低下する特性を有する第一の線状レンズ18のレンズ形状においては、光学構造物15の配列ピッチが小さい場合、輝度ムラを視認できない程度に低減できた。
2 画像表示パネル
3 照明ユニット
8 光源
9 導光板
13 射出面
14 反射面
15 光学構造物
15 疑似光源
10 隠蔽レンズシート
17 基材
17a 入射面
18 第一の線状レンズ
18a 上枠線
19 接線
20 第二の線状レンズ
Claims (8)
- 光源と、
前記光源から射出される光を入射させて観察者側へ射出する第一の射出面と、前記第一の射出面に対向し前記入射光の少なくとも一部を反射させて前記第一の射出面へ導く光学構造物が配置された反射面とを有する導光体と、
前記導光体の射出面から射出する射出光を入射させる入射面と、前記入射面に対向し入射光を均一化して射出する第二の射出面とを有する隠蔽レンズシートと、を備えた照明ユニットであって、
前記隠蔽レンズシートは、光透過性の基材と、前記基材の前記第二の射出面側に少なくとも一方向に配列された断面略凸曲線状をなす複数の第一の線状レンズとを有し、
前記第一の線状レンズの前記基材と接する点から前記第一の線状レンズの配列方向に対する変位をx、前記基材の前記入射面に垂直な方向と前記基材への入射光の方向とのなす角をθ、前記第一の線状レンズの屈折率をnとし、前記第一の線状レンズの延在方向に垂直な面で切った断面の輪郭をなす上枠線をf(x)、前記上枠線f(x)の接線の傾き角をφ(x)、前記導光体からの射出光の前記第一の線状レンズの配列方向に対する配光分布をg(θ)としたとき、
- 前記傾き密度分布D(ξ)と前記配光分布g(θ)と前記角度θに関し、
D(ξ)×g(θ)×cosθの最大値と最小値の差がその平均値以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載された照明ユニット。 - 任意の前記光学構造物から、当該光学構造物に二番目に近接する他の光学構造物である第二近接光学構造物へ向かう方向と、前記第一の線状レンズの配列方向とが略同一であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載された照明ユニット。
- 前記隠蔽レンズシートの前記入射面側に、前記第一の線状レンズの配列方向とは略直交する方向に配列された複数の第二の線状レンズを有していることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載された照明ユニット。
- 前記導光体の前記隠蔽レンズシートとは反対側に、前記導光体の反射面側から射出する光を反射して再度前記導光体へ導く反射シートをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載された照明ユニット。
- 請求項1乃至6の何れか1項に記載された照明ユニットと、
表示画像を規定する画像表示素子と、
を有することを特徴とする表示装置。 - 前記画像表示素子が、画素単位での透過/遮光により画像を表示することを特徴とする請求項7に記載された表示装置。
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