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JP2012058863A - ディスク装置、および、ディスク装置へのデータ複製方法、プログラム - Google Patents

ディスク装置、および、ディスク装置へのデータ複製方法、プログラム Download PDF

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JP2012058863A JP2010199439A JP2010199439A JP2012058863A JP 2012058863 A JP2012058863 A JP 2012058863A JP 2010199439 A JP2010199439 A JP 2010199439A JP 2010199439 A JP2010199439 A JP 2010199439A JP 2012058863 A JP2012058863 A JP 2012058863A
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Abstract

【課題】マスタボリュームとリモートマスタボリュームとの同期をとらずにリモートサイトに複数世代のスナップショットボリュームを作成することができるディスク装置、および、ディスク装置へのデータ複製方法、プログラムを提供する。
【解決手段】ディスク装置は第1のボリュームデータがコピーされる第2のボリュームと、第1のボリュームのスナップショットを保存する第3のボリュームと、第3のボリュームに差分データが存在するアドレスのデータを読み出す場合には第3のボリュームからデータを読み出し、第3のボリュームに差分データが存在しないアドレスのデータを読み出す場合には、第1のボリュームから第2のボリュームへのコピーが完了していない場合には第1のボリュームからデータを読み出し、完了している場合には第2のボリュームからデータを読み出すI/O処理手段とを備える。
【選択図】 図16

Description

本発明はディスク装置、および、ディスク装置へのデータ複製方法、プログラムに関する。
ディスクアレイ装置等の記憶装置において、リモートサイトにバックアップ対象ボリュームのデータバックアップをとる方法として、バックアップ対象ボリュームの完全複製を作成する方法が知られている。この方法は、バックアップ対象ボリュームと同容量のバックアップボリュームを必要とする。従って、ユーザがリモートサイトにバックアップボリュームを複数世代作成して管理したい場合には、多量のボリュームが必要となりバックアップコストが増大する。
このような完全複製のバックアップデメリットを回避するために、スナップショット方式を利用したデータバックアップ方法が知られている(例えば特許文献1、特許文献3、特許文献4)。この方法は、完全複製を作成する方法に比べて必要な記憶容量が少なくバックアップボリュームを作成することができる。
ここで示したスナップショット方式とは、スナップショット作成時点におけるバックアップ対象ボリューム(マスタボリューム)の状態を保持するための技術である。例えば図13に示されるようなデータを記憶したマスタボリュームのスナップショットが作成されたとすれば、このマスタボリュームと同じ記憶容量を有するスナップショットボリュームが生成される。そして例えば、マスタボリュームのデータ“BB”の記憶領域にデータ“EE”の書き込みが発生した時点で、更新前のデータ“BB”がスナップショットボリュームの同一アドレスに格納される(図14)。
つまり、スナップショット作成時にはスナップショットボリュームが定義されるだけで良いので、見かけ上バックアップ対象ボリュームが瞬時に複製される。
ホストがスナップショットボリュームのデータをリード(read)する場合、スナップショットボリュームにデータが存在するアドレスについてはスナップショットボリュームのデータを参照し、スナップショットボリュームにデータが存在しないアドレスについてはマスタボリュームのデータを参照する。これにより、ホストはスナップショット作成時点でのマスタボリュームのデータを取得することができる。
このスナップショット方式を利用してリモートサイトにスナップショットボリュームを複数世代作成する方法が存在する(例えば特許文献2)。この方法は、バックアップコストを抑えつつ複数世代のバックアップボリュームをリモートサイトに作成することができる。
しかし、スナップショット方式よるスナップショットボリュームアクセスは、スナップショットボリュームにデータが存在しない場合にはマスタボリュームを参照する。その為、特許文献2記載の方法はリモートサイトにマスタボリュームに対する複製ボリュームを必要とする(図15参照)。また、スナップショットボリュームアクセスは、スナップショットボリュームにデータが存在しない場合には複製ボリューム参照とするため、スナップショットボリュームを作成する際にはマスタボリュームと複製ボリュームとの同期をとる必要がある。
特開2004−192133 特開2005−292865 特開2008−004090 特開2010−092176
上述のように、上記の技術では、スナップショット作成時にマスタボリュームと複製ボリュームとの同期を取る必要がある。
そこで、本発明はこのような課題を解決すべく、マスタボリュームとリモートマスタボリュームとの同期をとらずにリモートサイトに複数世代のスナップショットボリュームを作成することができるディスク装置、および、ディスク装置へのデータ複製方法、プログラムを提供する。
かかる目的を達成するため、本発明の一形態は、ディスク装置であって、第1のボリュームデータがコピーされる第2のボリュームと、前記第1のボリュームのスナップショットを保存し、前記第1のボリュームにデータの書き込みがあった後の前記第1のボリュームのデータと前記第1のボリュームの元のデータとの差分のデータのコピーを保存する第3のボリュームと、ホストが前記第3のボリュームに前記差分のデータが存在するアドレスのデータを読み出す場合には前記第3のボリュームからデータを読み出し、前記第3のボリュームに前記差分のデータが存在しないアドレスのデータを読み出す場合には、前記第1のボリュームから前記第2のボリュームへのコピーが完了していない場合には前記第1のボリュームからデータを読み出し、完了している場合には前記第2のボリュームからデータを読み出すI/O処理手段と、を備える。
また、本発明によれば、第1のボリュームのスナップショットを保存し、前記第1のボリュームにデータの書き込みがあった後の前記第1のボリュームのデータと前記第1のボリュームの元のデータとの差分のデータのコピーを保存する第3のボリュームに、前記差分のデータが存在するアドレスのデータをホストが読み出す場合には、前記第3のボリュームからデータを読み出し、前記第3のボリュームに前記差分のデータが存在しないアドレスのデータをホストが読み出す場合には、前記第1のボリュームのデータのコピーが行なわれる第2のボリュームへの前記コピーが完了していない場合には前記第1のボリュームからデータを読み出し、前記第1のボリュームのデータの前記第2のボリュームへの前記コピーが完了している場合には前記第2のボリュームからデータを読み出すI/O処理ステップを、コンピュータに実行させるディスク装置へのデータ複製プログラムが提供される。
また、本発明によれば、第1のボリュームのスナップショットを保存し、前記第1のボリュームにデータの書き込みがあった後の前記第1のボリュームのデータと前記第1のボリュームの元のデータとの差分のデータのコピーを保存する第3のボリュームに、前記差分のデータが存在するアドレスのデータをホストが読み出す場合には、前記第3のボリュームからデータを読み出し、前記第3のボリュームに前記差分のデータが存在しないアドレスのデータをホストが読み出す場合には、前記第1のボリュームのデータのコピーが行なわれる第2のボリュームへの前記コピーが完了していない場合には前記第1のボリュームからデータを読み出し、前記第1のボリュームのデータの前記第2のボリュームへの前記コピーが完了している場合には前記第2のボリュームからデータを読み出すディスク装置へのデータ複製方法が提供される。
本発明はマスタボリュームとリモートマスタボリュームとの同期をとらずにリモートサイトに複数世代のスナップショットボリュームを作成することができるディスク装置、および、ディスク装置へのデータ複製方法、プログラムを提供する。
本発明の第1の実施の形態を説明するための図である。 ボリューム対応テーブル1161の例を示す図である。 差分管理テーブル1162の例を示す図である。 コピーテーブル1163の例を示す図である。 追い出しページテーブル1164の例を示す図である。 参照テーブル2172の例を示す図である。 リモートマスタ215を作成するときの動作を説明するための図である。 スナップショットボリューム216を作成するときの動作を説明するための図である。 マスタボリューム115へのライト処理の動作について説明するための図である。 追い出しページ検索処理について説明するための図である。 リモートコピー検索処理について説明するための図である。 スナップショットボリューム216へのリード動作について説明するための図である。 スナップショット方式を説明するための図である。 スナップショット方式を説明するための図である。 先行技術の例を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態について説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
なお、各実施形態のディスク装置等を構成する各部は、制御部、メモリ、メモリにロードされたプログラム、プログラムを格納するハードディスク等の記憶ユニット、ネットワーク接続用インターフェースなどからなり、ハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして特に断りのない限り、その実現方法、装置は限定されない。
また、制御部はCPU(Central Processing Unit)などからなり、オペレーティングシステムを動作させてディスク装置等の全体を制御するとともに、例えばドライブ装置などに装着された記録媒体からメモリにプログラムやデータを読み出し、これに従って各種の処理を実行する。
記録媒体は、例えば光ディスク、フレキシブルディスク、磁気光ディスク、外付けハードディスク、半導体メモリ等であって、コンピュータプログラムをコンピュータが読み取り可能に記録する。また、コンピュータプログラムは、通信網に接続されている図示しない外部コンピュータからダウンロードされても良い。ここで、特に断りの無い限り、通信網とは、インターネット、LAN(Local Area Network)、公衆回線網、無線通信網、または、これらの組み合わせ等によって構成されるネットワーク等であって良い。
また、各実施形態の説明において利用するブロック図は、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、これらの図においては、各実施形態の構成部は物理的に結合した一つの装置により実現されるよう記載されている場合もあるが、その実現手段はこれに限定されない。すなわち、二つ以上の物理的に分離した装置を有線または無線で接続し、これら複数の装置により、各実施形態の各構成部、装置、システムを実現してもよい。また、各構成部が物理的に分離した2つ以上装置として記載されている場合もあるが、その実現手段はこれに限定されない。すなわち、物理的に結合した一つの装置によりそれらが実現されるようにハードウェア、ソフトウェアを任意に組み合わせて各実施形態の各構成部、装置、システムを実現してもよい。また、ディスク装置は、一般のディスク装置以外にディスクアレイ装置であっても良い。
<実施形態1>
まず、本発明の第1の実施の形態の概要について説明する。
本発明の第1の実施の形態は、2つのディスクアレイ装置11、21間におけるデータコピー方法において、ローカルサイトのディスクアレイ装置11のボリューム対するスナップショットを、リモートサイトのディスクアレイ装置21に複数世代作成する技術に関する。具体的には、図1においてリモートサイトのディスクアレイ装置21にマスタボリューム115に対する差分データを保存するスナップショットボリューム216を設ける。リモートマスタボリューム215はスナップショットボリューム216作成時のマスタボリューム115のデータイメージになるように、リモートコピー検索部1132が非同期でリモートコピーを行う。ホスト22がスナップショットボリューム216をリードする際は、I/O処理部211が差分管理テーブル2171及び参照テーブル2172を参照して読み出し先のボリュームを判別し、スナップショットボリューム216またはリモートマスタボリューム215またはマスタボリューム115からデータを読み出す。リード先は、リモートマスタボリューム215へのリモートコピーが完了しているか否かによって異なる。具体的には、リード先は、リモートコピーが完了している場合には、リモートマスタボリューム215のデータを参照し、リモートコピーが完了していない場合にはマスタボリューム115のデータを参照する。これにより、マスタボリューム115とリモートマスタボリューム215との同期をとらずに、また、マスタボリューム115へのライト性能を低下させること無く、リモートサイトに複数世代のスナップショットボリューム216を作成することができる。
次に、本発明の第1の実施の形態の構成について説明する。
図1は、本実施の形態における構成図を示す図である。図1を参照すると、本発明のコピー処理を実施するディスクアレイ装置11、21は、ローカルサイトとリモートサイトに遠隔で配置され、それぞれホスト12、22と接続されている。ディスクアレイ装置11、21は通信回線等で相互に接続され、ホスト12、22を経由せずにリモートデータコピーを行なうことができるようにしても良い。
まず、ディスクアレイ装置11の構成について説明する。
ディスクアレイ装置11は、I/O処理ユニット111、スナップショット命令処理部112、バックグラウンド処理部113、リモート命令処理部114、マスタボリューム115、スナップショット管理情報116、ワークキャッシュページ117を備える。
I/O処理ユニット111はI/O処理部1111、追い出し要否判定部1112、リモートコピー要否判定部1113を備える。
I/O処理部1111は、ホスト12からライトデータ、ライト命令を受信してボリューム対応テーブル1161を参照し、ライト対象のマスタボリューム115がリモートサイトにスナップショットコピー中であるか否かを調べる。そして、I/O処理部1111は、ライト対象のマスタボリューム115がリモートサイトにスナップショットコピー中でない場合には、ライトデータをマスタボリューム115に書き込む。一方、ライト対象のマスタボリューム115がリモートサイトにスナップショットコピー中である場合には、I/O処理部1111は、ライトデータをワークキャッシュページ117にコピーする。I/O処理部1111は、ライト処理が完了したらホスト12へレスポンスを返却する。
追い出し要否判定部1112は、I/O処理部1111が受信したライトデータについて差分管理テーブル1162を参照してリモートサイトのスナップショットボリューム216に差分データが存在するか否かを調べる。差分データとは、マスタボリューム115のデータをリモートマスタボリューム215、スナップショットボリューム216にコピーした初期のコピー完了後に生じた差分のみのデータである。そして、追い出し要否判定部1112は、リモートサイトのスナップショットボリューム216に差分データが存在しない場合(差分管理テーブル1162のフラグが0、図3参照)には追い出しコピー必要と判定し、追い出しページテーブル1164を追い出しありに設定する(追い出しページテーブル1164のフラグを1に設定する)。一方、リモートサイトのスナップショットボリューム216に差分データが存在する場合(差分管理テーブル1162のフラグが1、図3参照)には、追い出し要否判定部1112は、追い出しコピー不要と判定して、ライトデータをマスタボリューム115に書き込む。
リモートコピー要否判定部1113は、追い出し要否判定部1112が追い出しコピー必要と判定した場合(差分管理テーブル1162のフラグが0、図3参照)に、コピーテーブル1163を調べる。リモートコピー要否判定部1113は、コピーテーブル1163がコピー不要の場合(コピーテーブル1163のフラグが0の場合)はリモートコピー不要と判定する。一方、コピーテーブル1163がコピー必要の場合(コピーテーブル1163のフラグが1の場合)は、リモートコピー要否判定部1113はリモートコピーが必要と判定し、リモート命令処理部114にリモートコピー命令を通知する。なお、ここでリモートコピーが必要な場合とは、新たにスナップショットボリューム216が作成された際に、マスタボリューム115とリモートマスタボリューム215のデータが一致していないアドレスに対してホスト12からライト命令があった場合である。その為、リモートコピー要否判定部1113はリモートコピー不要と判定する場合の方が多い。
スナップショット命令処理部112は、ホスト12からリモートスナップショット作成命令及びリモートマスタボリューム作成命令を受信する。スナップショット命令処理部112は、リモートスナップショット作成命令を受信した場合には、その命令をリモート命令処理部114に通知する。リモート命令処理部114は、該命令をディスクアレイ装置21に通知し、ディスクアレイ装置21からリモートサイトのスナップショットボリューム216の作成完了のレスポンスを受信する。リモート命令処理部114が該レスポンスを受信したら、スナップショット命令処理部112は、ボリューム対応テーブル1161に新規に作成したスナップショットボリューム216を追加する。スナップショット命令処理部112は、リモートマスタボリューム作成命令を受信した場合には、その命令をリモート命令処理部114に通知する。リモート命令処理部114は、該命令をディスクアレイ装置21に通知し、ディスクアレイ装置21からリモートマスタボリューム215の作成完了のレスポンスを受信する。リモート命令処理部114が該レスポンスを受信したら、スナップショット命令処理部112は、ボリューム対応テーブル1161に新規に作成したリモートマスタボリューム215を追加する。
バックグラウンド処理部113は、追い出しページ検索部1131、リモートコピー検索部1132を備える。
追い出しページ検索部1131は、定期的にマスタボリューム115の追い出しページテーブル1164から追い出しあり(追い出しページテーブル1164のフラグが1)のページを探索し、追い出しありのページを見つけたらリモート命令処理部114に追い出しコピー命令を通知する。追い出しページ検索部1131は、リモート命令処理部114がディスクアレイ装置21から追い出しコピー完了のレスポンスを受信したら、差分管理テーブル1162に差分データあり(フラグを1)を設定し、更に、追い出しページテーブル1164の追い出しありを解除(フラグを0)する。
リモートコピー検索部1132は、定期的にマスタボリューム115のコピーテーブル1163からコピー必要のページを探索する。リモートコピー検索部1132は、コピーテーブル1163からコピー必要のページを見つけたらスナップショットコピー中のスナップショットボリューム216の差分管理テーブル1162を調べる。リモートコピー検索部1132は、差分管理テーブル1162に差分データが存在しない場合、つまり、スナップショットボリューム216に差分データが存在しない場合のみリモートコピーが必要と判定し、マスタボリューム115のデータをワークキャッシュページ117に読み出してリモート命令処理部114に通知する。リモートコピー検索部1132は、リモート命令処理部114がディスクアレイ装置21からリモートコピー完了のレスポンスを受信したら、コピーテーブル1163をコピー不要に設定する。
リモート命令処理部114は、上述したリモートスナップショット作成命令、リモートマスタボリューム作成命令、リモートコピー命令、追い出しコピー命令をリモートサイトのディスクアレイ装置21に送信してディスクアレイ装置21からレスポンスを受信する。又、リモート命令処理部114は、ディスクアレイ装置21からのマスタボリュームリード命令を受信し、マスタボリューム115のデータをワークキャッシュページ117に読み出しディスクアレイ装置21に送信する。
マスタボリューム115は、ホスト12からアクセスされるディスクで、物理ディスクを複数組み合わせて冗長化した論理ボリュームである。
スナップショット管理情報116は、ボリューム対応テーブル1161、差分管理テーブル1162、コピーテーブル1163、追い出しページテーブル1164を備える。
ボリューム対応テーブル1161は、リモートスナップショットコピー中のマスタボリューム115とリモートマスタボリューム215とスナップショットボリューム216の対応関係を管理するテーブルである。スナップショット管理情報116には、マスタボリューム115のボリューム番号(マスタボリューム番号MV0〜MVn)と対応するリモートマスタボリューム215とスナップショットボリューム216のボリューム番号(リモートマスタボリューム番号RMV0〜RMVn、最新世代スナップショットボリューム番号SV0〜SVn)が記載されている。図2にボリューム対応テーブル1161の例を示す。
差分管理テーブル1162は、スナップショットボリューム216に差分データが存在するかどうかをページ単位にフラグ(0、1)で管理する。差分管理テーブル1162は、フラグが立っている場合(1)は差分データありとし、フラグが立っていない場合(0)は差分データなしとする。図3に差分管理テーブル1162の例を示す。
コピーテーブル1163は、マスタボリューム115からリモートマスタボリューム215へのコピー必要の有無をページ単位にフラグ(0、1)で管理する。コピーテーブル1163は、フラグが立っている場合(1)はコピーが必要(コピー必要)とし、フラグが立っていない場合(0)はコピーが不要(コピー不要)とする。図4にコピーテーブル1163の例を示す。
追い出しページテーブル1164は、マスタボリューム115の更新前データをスナップショットボリューム216へ追い出しコピーする必要があるか否かをフラグ(0、1)で管理する。追い出しページテーブル1164は、フラグが立っている場合(1)は追い出しコピー必要(追い出しあり)とし、フラグが立っていない場合(0)は追い出しコピー不要(追い出しなし)とする。図5に追い出しページテーブル1164の例を示す。
ワークキャッシュページ117は、ライトデータを一時的に保存し、又、リモートサイトのディスクアレイ装置21に送信するマスタボリューム115のデータを一時的に読み出すメモリである。
次に、ディスクアレイ装置21の構成について説明する。
ディスクアレイ装置21は、I/O処理部211、追い出し処理部212、コピーデータ書き込み部213、リモート命令処理部214、リモートマスタボリューム215、スナップショットボリューム216、スナップショット管理情報217、スナップショット作成部218を備える。
I/O処理部211は、ホスト22からのリード命令を受信し、差分管理テーブル2171と参照テーブル2172とを調べてリードデータの読み出し先を決定し、読み出し先がスナップショットボリューム216又はリモートマスタボリューム215である場合にはボリュームのデータをキャッシュページ219に読み出す。また、I/O処理部211は、読み出し先がマスタボリューム115だった場合には、リード命令をリモート命令処理部214に通知してマスタボリューム115のデータをキャッシュページ219に読み出し、読み出したデータをホスト22へ返却する。
追い出し処理部212は、リモート命令処理部214がリモート命令処理部114から追い出しコピー命令を受信した場合に、命令で指定されたページについて、リモートマスタボリューム215のデータをスナップショットボリューム216に書き込み、差分管理テーブル2171を差分データありに設定する。
コピーデータ書き込み部213は、リモート命令処理部214がリモート命令処理部114からリモートコピー命令を受信した場合に、受信したマスタボリューム115のデータをリモートマスタボリューム215に書き込み、参照テーブル2172のフラグをリセットする(0にする)。
リモート命令処理部214は、ローカルサイトのディスクアレイ装置11からのリモート命令を受信し、命令に従った処理を起動し、レスポンスを返却する。リモート命令処理部214は、リモート命令処理部114からリモートコピー命令を受信した場合はコピーデータ書き込み部213を、追い出しコピー命令を受信した場合は追い出し処理部212を、リモートスナップショット作成命令を受信した場合はスナップショット作成部218をそれぞれ起動する。又、リモート命令処理部214は、I/O処理部211からマスタボリューム115の読み出しの要求を受けると、マスタボリュームリード命令をディスクアレイ装置11に送信し、ディスクアレイ装置11からマスタボリューム115のデータを受信しキャッシュページ219に書き込む。
リモートマスタボリューム215は、マスタボリューム115と同じサイズの論理ボリュームで、スナップショットボリューム216作成時のマスタボリューム115のデータイメージとなるようにマスタボリューム115のデータがコピーされる。
スナップショットボリューム216は、マスタボリューム115と同じサイズのボリュームで、ボリューム作成部218がスナップショット作成命令を受けて作成する。また、スナップショットボリューム216は、該作成されたスナップショットボリューム216以降のマスタボリューム115との差分データを保存する。
スナップショット管理情報217は、差分管理テーブル2171と参照テーブル2172を備える。
差分管理テーブル2171は、ディスクアレイ装置11の差分管理テーブル1162と同じものである。
参照テーブル2172は、スナップショットボリューム216に差分データが存在しないアドレスを参照する場合にリモートマスタボリューム215を参照するかマスタボリューム115を参照するかをページ単位にフラグ(0、1)で管理する。参照テーブル2172は、フラグが立っている場合(1)はマスタボリューム115参照とし、フラグが立っていない場合(0)はリモートマスタボリューム215参照とする。図6に参照テーブル2172の例を示す。
ボリューム作成部218は、リモート命令処理部214がリモート命令処理部114からリモートスナップショット作成命令を受信した場合に新規にスナップショットボリューム216を作成し、リモートスナップショット作成命令の中に含まれるマスタボリューム115のコピーテーブル1163を参照テーブル2172にコピーする。また、ボリューム作成部218は、リモート命令処理部114からリモートマスタボリューム作成命令を受信した場合にはリモートマスタボリューム215を作成する。
キャッシュページ219は、I/O処理部211がホスト22から受信したリード命令に対するリードデータを読み出すメモリであり、又、リモート命令処理部214がリモートコピー命令を受信した際に、マスタボリューム115のデータを一時的に保存するメモリである。
次に本実施の形態における動作ついて説明する。
本発明のスナップショットコピーを実現するためには、リモートマスタボリューム215とスナップショットボリューム216を作成する必要がある。
そこでまず、リモートサイトにリモートマスタボリューム215を作成する時の動作について図7を参照して説明する。
ディスクアレイ装置11のスナップショット命令処理部112がホスト12からリモートマスタボリューム作成命令を受信すると、リモート命令処理部114は、リモートマスタボリューム作成命令を作成し、リモートサイトのディスクアレイ装置21にそれを送信する(S00−S01)。
リモートサイトのリモート命令処理部214がリモートマスタボリューム作成命令を受信すると、ボリューム作成部218はディスクアレイ装置21にリモートマスタボリューム215を作成しディスクアレイ装置11にレスポンスを返却する(S10−S12)。
ローカルサイトのリモート命令処理部114がレスポンスを受信すると、スナップショット命令処理部112はボリューム対応テーブル1161に、作成したリモートマスタボリューム215を追加する(S02−S03)。
次にリモートサイトにスナップショットボリューム216を作成する時の動作について図8を参照して説明する。
ディスアレイ装置11のスナップショット命令処理部112がホスト12からリモートスナップショット作成命令を受信すると(S30)、リモート命令処理部114はリモートスナップショット作成命令を作成しリモートサイトのディスクアレイ装置21に送信する(S31)。リモートスナップショット作成命令には、スナップショット命令処理部112がリモートスナップショット作成命令を受信した時点でのマスタボリューム115のコピーテーブル1163が含まれる。
リモートサイトのリモート命令処理部214がリモート命令処理部114からリモートスナップショット作成命令を受信すると(S40)、ボリューム作成部218はディスクアレイ装置21に新たなスナップショットボリューム216を作成する(S41)。また、ボリューム作成部218は、受信したリモートスナップショット作成命令に含まれるコピーテーブル1163をスナップショットボリューム216の参照テーブル2172にコピーする(S42)。参照テーブル2172へのコピーが完了すると、リモート命令処理部214はローカルサイトのディスクアレイ装置11にレスポンスを返却する(S43)。
ローカルサイトのリモート命令処理部114がリモートスナップショット作成命令に対するレスポンスを受信すると(S32)、スナップショット命令処理部112はボリューム対応テーブル1161に新規に作成したスナップショットボリューム216を追加する(S33)。
次に、マスタボリューム115へのライト処理の動作について図9を参照して説明する。
ディスクアレイ装置11のI/O処理部1111は、ホスト12からのライト命令を受信すると(S50)、ボリューム対応テーブル1161を参照してライト対象のマスタボリューム115がリモートサイトにスナップショットコピー中であるか否かを判定する(S51)。ライト対象のマスタボリューム115がリモートサイトにスナップショットコピー中でない場合(S51、no)は、I/O処理部1111は、ライトデータをマスタボリューム115に書き込みホスト12へレスポンスを返却(S60、S61)する。一方、ライト対象のマスタボリューム115がリモートサイトにスナップショットコピー中の場合(S51、yes)には、I/O処理部1111は、ライトデータをワークキャッシュページ117にコピーする(S52)。そして、追い出し要否判定部1112は差分管理テーブル1162を参照しスナップショットコピー中のスナップショットボリューム216に差分データが存在するか否かを調べ、スナップショットボリューム216に差分データが存在する場合(差分管理テーブル1162のフラグが1の場合)には追い出しコピーは不要とし、差分データが存在しない場合(差分管理テーブル1162のフラグが0の場合)には追い出しコピーが必要と判断する(S53)。
追い出し要否判定部1112は、追い出しコピー不要と判断した場合には(S53、不要)、ワークキャッシュページ117のライトデータをマスタボリューム115に書き込む(S60)。マスタボリューム115への書き込みが完了したら、I/O処理部1111はホスト12へレスポンスを返却する(S61)。
一方、追い出し要否判定部1112が追い出しコピー必要と判断した場合には(S53、必要)、リモートコピー要否判定部1113がコピーテーブル1163を参照する。リモートコピー要否判定部1113は、コピーテーブル1163がコピー必要(フラグが1)の場合には、追い出しコピー前にマスタボリューム115からリモートマスタボリューム215へのリモートコピーが必要と判定し、コピーテーブル1163がコピー不要(フラグが0)の場合にはコピー不要と判定する(S54)。なお、上述のように、ここでリモートコピーが必要な場合とは、新たにスナップショットボリューム216が作成された際に、まだマスタボリューム115のデータとリモートマスタボリューム215のデータが一致していないアドレスに対してホスト12からライト命令が来た場合(1回目のみ)である為、リモートコピー要否判定部1113はリモートコピー不要と判定する場合のほうが多い。
リモートコピー要否判定部1113は、追い出し要否判定部1112がリモートコピーが必要と判定した場合には、マスタボリューム115のデータをワークキャッシュページ117に読み出す(S55)。マスタボリューム115のデータ読み出しが完了したら、リモート命令処理部114は、ワークキャッシュページ117に読み出したマスタボリューム115のデータをリモートサイトのリモートマスタボリューム215へコピーするためのリモートコピー命令を作成してリモートサイトのディスクアレイ装置21に送信する(S56)。
リモートサイトのディスクアレイ装置21のリモート命令処理部214は、リモートコピー命令を受信する(S70)と、受信したマスタボリューム115のデータをキャッシュページ219に書き込む(S71)。そして、コピーデータ書き込み部213は、キャッシュページ219のマスタボリューム115のデータをリモートマスタボリューム215にコピーする(S72)。次に、コピーデータ書き込み部213は、参照テーブル2172のフラグをリセット(0にする)して更新し、リモートマスタボリューム215参照とする(S73)。
参照テーブル2172の更新が完了すると、リモートサイトのリモート命令処理部214はローカルサイトのディスクアレイ装置11にレスポンスを返却する(S74)。
リモートコピー命令受信からレスポンス返却までの処理(図9のステップS70からS74までの処理)を、「リモートサイトのリモートコピー処理」と呼ぶ。ローカルサイトのリモート命令処理部114がリモートコピー命令に対するレスポンスを受信すると(S57)、追い出し要否判定部1112は追い出しページテーブル1164を追い出しあり(フラグを1)に設定する(S58)。追い出しありの設定が完了したらI/O処理部1111はホスト12へレスポンスを返却する(S61)。
リモートコピー要否判定部1113は、リモートコピー不要と判断した場合には、コピーテーブル1163をコピー必要(フラグを1)に設定する(S59)。コピーテーブル1163を設定したら、追い出し要否判定部1112は、追い出しページテーブル1164を追い出しあり(フラグを1)に設定する(S58)。追い出しありの設定が完了したらI/O処理部1111は、ホスト12へレスポンスを返却する(S61)。
次にバックグラウンド動作について図10、図11を参照して説明する。
まず、追い出しページ検索処理について図10を用いて説明する。追い出しページ検索部1131は定期的に追い出しページテーブル1164を検索して追い出しあり(フラグが1)のページを探索する(S80)。
追い出しページ検索部1131が追い出しありのページを見つけたら(S81、yes)、リモート命令処理部114は追い出しありページの追い出しコピー命令をリモートサイトのディスクアレイ装置21に送信する(S82)。
リモートサイトのディスクアレイ装置21のリモート命令処理部214が追い出しコピー命令を受信すると(S90)、追い出し処理部212はリモートマスタボリューム215の追い出しコピー命令で指示されたページのデータをスナップショットボリューム216へ書き込む(S91)。
スナップショットボリューム216への書き込みが完了すると、追い出し処理部212は追い出しコピーページの差分管理テーブル2171を差分データありに設定(フラグを1に設定)する(S92)。
差分管理テーブル2171の設定が完了すると、リモート命令処理部214はローカルサイトのディスクアレイ装置11にレスポンスを返却する(S93)。
ローカルサイトのリモート命令処理部114が追い出しコピー命令に対するレスポンスを受信すると(S83)、追い出しページ検索部1131は追い出しコピーページの差分管理テーブル1162を差分データありに設定(フラグを1に設定)し(S84)、追い出しページ検索部1131は追い出しページテーブル1164の追い出しありを解除する(フラグを0にする)(S85)。
次に、リモートコピー検索処理について図11を用いて説明する。
リモートコピー検索部1132は定期的にコピーテーブル1163のコピー必要(フラグが1)のページを探索する(SA0)。リモートコピー検索部1132はコピー必要のページを見つけると(SA1、yes)、差分管理テーブル1162をチェックする(SA2)。リモートコピー検索部1132は、差分管理テーブル1162が差分データありの場合にはすでにリモートマスタボリューム215からスナップショットボリューム216への追い出しコピーが完了しているので、マスタボリューム115からリモートマスタボリューム215へのリモートコピーは不要と判定する(SA3、yes)。一方、リモートコピー検索部1132は、差分管理テーブル1162が差分データなしの場合には、マスタボリューム115からリモートマスタボリューム215へのリモートコピーが必要と判定し、マスタボリューム115のデータをワークキャッシュページ117に読み出す(SA4)。
マスタボリューム115のデータ読み出しが完了すると、リモート命令処理部114はワークキャッシュページ117のマスタボリューム115のデータをリモートサイトのリモートマスタボリューム215へコピーするためのリモートコピー命令を作成し、リモートサイトのディスクアレイ装置に21送信する(SA5)。
リモートサイトのリモート命令処理部214はリモートコピー命令を受信すると前述の「リモートサイトのリモートコピー処理(図9、S70−S74)」を実施し、レスポンスを返却する。ローカルサイトのリモート命令送信部114がリモートコピー命令に対するレスポンスを受信すると、リモートコピー検索部1132はコピーテーブル1163のフラグをリセットして(0にして)コピー不要に設定する(SA7)。
次にスナップショットボリューム216へのリード動作について図12を参照して説明する。
ディスクアレイ装置21のI/O処理部211は、ホスト22からリード命令を受信すると(SB0)、リード範囲についてデータ読み出し先の判定を行う。まずI/O処理部211は、差分管理テーブル2171を参照して(SB1)、差分データありの場合には、読み出し先をスナップショットボリューム216と判定する(SB2、yes)。一方、差分データなしの場合には、I/O処理部211は参照テーブル2172を参照し(SB3)、フラグがオン(1)かオフ(0)かを判定する(SB4)。I/O処理部211は、参照テーブル2172のフラグがオフ(0)の場合には読み出し先をリモートマスタボリューム215とし、参照テーブル2172のフラグがオン(1)の場合には読み出し先をマスタボリューム115とする。I/O処理部211は、読み出し先を判定したら、判定した読み出し先のボリュームからキャッシュページ219にデータを読み出す(SB5-SB7)。ここで、読み出し先がローカルサイトのマスタボリューム115の場合には、リモート命令処理部214がマスタボリューム115へのリード命令を作成しローカルサイトのディスクアレイ装置11へ送信する(SB6)。ローカルサイトのリモート命令処理部114はマスタボリュームリード命令を受信すると(SC0)、マスタボリューム115のデータをワークキャッシュページ117に読み出し(SC1)、読み出したデータをリモートサイトのディスクアレイ装置21に送信する(SC2)。リモートサイトのリモート命令処理部214は受信したマスタボリューム115のデータをキャッシュページ219に書き込む(SB7)。リードデータの読み出しが完了するとI/O処理部211はキャッシュページ219のリードデータをホスト22へ送信する(SB9)。
次に、本発明の本実施の形態における効果を説明する。
本発明の本実施の形態における第1の効果は、リモートサイトにスナップショットボリューム216を作成する際に、ローカルサイトのマスタボリューム115のデータをリモートサイトにすべてコピーして同期を取る必要がないことである。その理由は、ホスト22がスナップショットボリューム216の差分データが存在しないアドレスを参照する際に、マスタボリューム115のデータがリモートサイトにコピーされていない場合は、マスタボリューム115のデータを参照するからである。
第2の効果は、リモートサイトにスナップショットコピー中であってもマスタボリューム115へのライト性能が低下しないことである。その理由は、マスタボリューム115からリモートサイトへのコピーをバックグラウンドで実施するとともに、マスタボリューム115へのライトに伴うスナップショットボリューム216への追い出し処理もバックグラウンドで実施するからである。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施の形態について図16を用いて説明する。
本実施の形態では、図16に示されるように、ディスク装置はI/O処理部211、リモートマスタボリューム215、スナップショットボリューム216を備える。この構成により、第1のボリュームデータがコピーされる第2のボリュームと、前記第1のボリュームのスナップショットを保存し、前記第1のボリュームにデータの書き込みがあった後の前記第1のボリュームのデータと前記第1のボリュームの元のデータとの差分のデータのコピーを保存する第3のボリュームと、ホストが前記第3のボリュームに前記差分のデータが存在するアドレスのデータを読み出す場合には前記第3のボリュームからデータを読み出し、前記第3のボリュームに前記差分のデータが存在しないアドレスのデータを読み出す場合には、前記第1のボリュームから前記第2のボリュームへのコピーが完了していない場合には前記第1のボリュームからデータを読み出し、完了している場合には前記第2のボリュームからデータを読み出すI/O処理手段と、を備えるディスク装置が提供される。
本実施の形態によれば、マスタボリューム115とリモートマスタボリューム215の同期をとらずにリモートサイトに複数世代のスナップショットボリュームを作成することができるディスク装置、および、ディスク装置へのデータ複製方法、プログラムが提供される。その理由は、ホスト22がスナップショットボリューム216の差分データが存在しないアドレスを参照する際に、マスタボリューム115のデータがリモートサイトにコピーされていない場合は、マスタボリューム115のデータを参照するからである。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
11 ディスクアレイ装置
111 I/O処理ユニット
1111 I/O処理部
1112 追い出し要否判定部
1113 リモートコピー要否判定部
112 スナップショット命令処理部
113 バックグラウンド処理部
1131 追い出しページ検索部
1132 リモートコピー検索部
114 リモート命令処理部
115 マスタボリューム
116 スナップショット管理情報
1161 ボリューム対応テーブル
1162 差分管理テーブル
1163 コピーテーブル
1164 追い出しページテーブル
117 ワークキャッシュページ
21 ディスクアレイ装置
211 I/O処理部
212 追い出し処理部
213 コピーデータ書き込み部
214 リモート命令処理部
215 リモートマスタボリューム
216 スナップショットボリューム
217 スナップショット管理情報
2171 差分管理テーブル
2172 参照テーブル
218 ボリューム作成部
219 キャッシュページ

Claims (10)

  1. 第1のボリュームデータがコピーされる第2のボリュームと、
    前記第1のボリュームのスナップショットを保存し、前記第1のボリュームにデータの書き込みがあった後の前記第1のボリュームのデータと前記第1のボリュームの元のデータとの差分のデータのコピーを保存する第3のボリュームと、
    ホストが前記第3のボリュームに前記差分のデータが存在するアドレスのデータを読み出す場合には前記第3のボリュームからデータを読み出し、前記第3のボリュームに前記差分のデータが存在しないアドレスのデータを読み出す場合には、前記第1のボリュームから前記第2のボリュームへのコピーが完了していない場合には前記第1のボリュームからデータを読み出し、完了している場合には前記第2のボリュームからデータを読み出すI/O処理手段と、
    を備えるディスク装置。
  2. 前記第1のボリュームのデータのコピーを前記第2のボリュームに作成するコピーデータ書き込み手段と、
    前記第3のボリュームに、前記第1のボリュームにデータの書き込みがあった後の第1のボリュームのデータと前記第1のボリュームの元のデータとの差分のデータのコピーを書き込む追い出し処理手段と、
    をさらに備える請求項1に記載のディスク装置。
  3. 前記第1のボリュームから前記第3のボリュームへ前記差分のデータをコピーするか否かの情報を格納する追い出しページテーブルから、コピーが必要な差分のデータを定期的に検索する追い出しページ検索手段をさらに備え、
    前記追い出し処理手段は、前記追い出しページ検索手段がコピーが必要な差分のデータを検索した場合に前記書き込みを行う請求項2に記載のディスク装置。
  4. 前記第1のボリュームのデータを前記第2のボリュームへコピーするか否かの情報を格納するコピーテーブルから、コピーが必要なデータを定期的に検索するリモートコピー検索手段をさらに備え、
    前記コピーデータ書き込み手段は、前記リモートコピー検索手段が、コピーが必要なデータを検索した場合で、かつ、前記第3のボリュームに前記差分のデータが存在しない場合に、前記第1のボリュームを前記第2のボリュームにコピーする請求項2または請求項3のいずれかに記載のディスク装置。
  5. 前記第1のボリュームが、ローカルに設置された第1のディスク装置に備えられ、
    前記第2のボリュームと前記第3のボリュームが、リモートに設置された第2のディスク装置に備えられ、
    前記第1のディスク装置と前記第2のディスク装置とを通信回線で接続して構成される請求項1から請求項4のいずれかに記載のディスク装置。
  6. 第1のボリュームのスナップショットを保存し、前記第1のボリュームにデータの書き込みがあった後の前記第1のボリュームのデータと前記第1のボリュームの元のデータとの差分のデータのコピーを保存する第3のボリュームに、前記差分のデータが存在するアドレスのデータをホストが読み出す場合には、前記第3のボリュームからデータを読み出し、
    前記第3のボリュームに前記差分のデータが存在しないアドレスのデータをホストが読み出す場合には、前記第1のボリュームのデータのコピーが行なわれる第2のボリュームへの前記コピーが完了していない場合には前記第1のボリュームからデータを読み出し、前記第1のボリュームのデータの前記第2のボリュームへの前記コピーが完了している場合には前記第2のボリュームからデータを読み出すI/O処理ステップを、
    コンピュータに実行させるディスク装置へのデータ複製プログラム。
  7. 前記第2のボリュームに前記第1のボリュームのデータの前記コピーを実行するコピーデータ書き込みステップと、
    前記第3のボリュームに、前記第1のボリュームにデータの書き込みがあった後の第1のボリュームのデータと前記第1のボリュームの元のデータとの差分のデータのコピーを書き込む追い出し処理ステップと、
    をコンピュータに実行させる請求項6に記載のディスク装置へのデータ複製プログラム。
  8. 前記第1のボリュームから前記第3のボリュームへ前記差分のデータをコピーするか否かの情報を格納する追い出しページテーブルから、コピーが必要な差分のデータを定期的に検索する追い出しページ検索ステップと、
    前記追い出しページ検索ステップにおいてコピーが必要な差分のデータを検索した場合に前記書き込みを行う前記追い出し処理ステップと、
    をコンピュータに実行させる請求項7に記載のディスク装置へのデータ複製プログラム。
  9. 前記第1のボリュームのデータを前記第2のボリュームへコピーするか否かの情報を格納するコピーテーブルから、コピーが必要なデータを定期的に検索するリモートコピー検索ステップと、
    前記リモートコピー検索ステップにおいてコピーが必要なデータを検索した場合で、かつ、前記第3のボリュームに前記差分のデータが存在しない場合に、前記第1のボリュームを前記第2のボリュームにコピーする前記コピーデータ書き込みステップと、
    をコンピュータに実行させる請求項7または請求項8のいずれかに記載のディスク装置へのデータ複製プログラム。
  10. 第1のボリュームのスナップショットを保存し、前記第1のボリュームにデータの書き込みがあった後の前記第1のボリュームのデータと前記第1のボリュームの元のデータとの差分のデータのコピーを保存する第3のボリュームに、前記差分のデータが存在するアドレスのデータをホストが読み出す場合には、前記第3のボリュームからデータを読み出し、
    前記第3のボリュームに前記差分のデータが存在しないアドレスのデータをホストが読み出す場合には、前記第1のボリュームのデータのコピーが行なわれる第2のボリュームへの前記コピーが完了していない場合には前記第1のボリュームからデータを読み出し、前記第1のボリュームのデータの前記第2のボリュームへの前記コピーが完了している場合には前記第2のボリュームからデータを読み出すディスク装置へのデータ複製方法。
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