JP2012044769A - 回転機のロータ - Google Patents
回転機のロータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012044769A JP2012044769A JP2010183328A JP2010183328A JP2012044769A JP 2012044769 A JP2012044769 A JP 2012044769A JP 2010183328 A JP2010183328 A JP 2010183328A JP 2010183328 A JP2010183328 A JP 2010183328A JP 2012044769 A JP2012044769 A JP 2012044769A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- slots
- circumferential
- magnet
- radial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
【解決手段】ロータは、複数のケイ素鋼板を積層して形成され、周方向に複数のスロット25が設けられたロータコア20と、前記スロット25に挿入される永久磁石30と、を有する。隣り合う各スロット25の間には、ロータコアの外周面から凹設された小さい複数の溝部23が形成されている。スロット25の外周側角部25cが、磁石30の外周側角部30cよりも径方向及び周方向に膨らむことによって、これら2つの角部25c,30cの間に空隙Sが形成される。空隙Sとロータコア20の外周面20sとの間に延びる周方向リブ27aは、電磁鋼板の厚みの2〜3.5倍の径方向幅Aを有し、空隙Sと溝部23との間に延びる径方向リブ27bは、電磁鋼板の厚みの2〜3.5倍の周方向幅Bを有する。
【選択図】図2
Description
さらに、ロータ回転中の遠心力により、永久磁石130の外周側角部130cと、接着剤等で埋められたスロット125との接触部に応力が集中することによって、疲労強度が低下し、ロータとしての性能を低下させる、という問題があった。
請求項1に係る発明は、複数の電磁鋼板(例えば、後述する実施形態におけるケイ素鋼板21)を積層して形成され、かつ周方向に亘って複数のスロット(例えば、後述する実施形態におけるスロット25)が設けられたロータコア(例えば、後述する実施形態におけるロータコア20)と、
所定数の前記スロット毎に磁極の向きを変えながら、前記複数のスロットに挿入される複数の磁石(例えば、後述する実施形態における永久磁石30)と、
を有する回転機のロータ(例えば、後述する実施形態における回転機のロータ10)であって、
前記磁石の磁極の向きが異なる周方向に隣り合う前記各スロットの間には、前記ロータコアの外周面から凹設され、その最内径が前記磁石の最外径よりも小さい複数の溝部(例えば、後述する実施形態における溝部23)が形成されており、
前記溝部に対向する前記スロットの外周側角部(例えば、後述する実施形態におけるスロットの外周側角部25c)が、前記磁石の外周側角部(例えば、後述する実施形態における永久磁石の外周側角部30c)よりも径方向及び周方向に膨らむことによって、これら2つの角部の間に空隙(例えば、後述する実施形態における空隙S)が形成され、
前記空隙と前記ロータコアの外周面(例えば、後述する実施形態における外周面20s)との間に延びる周方向リブ(例えば、後述する実施形態における周方向リブ27a)は、前記電磁鋼板の厚みの2〜3.5倍の径方向幅(例えば、後述する実施形態における径方向幅A)を有し、
前記空隙と前記溝部との間に延びる径方向リブ(例えば、後述する実施形態における径方向リブ27b)は、前記電磁鋼板の厚みの2〜3.5倍の周方向幅(例えば、後述する実施形態における周方向幅B)を有することを特徴とする。
前記空隙の内径側端部(例えば、後述する実施形態における内径側端部Sa)は、前記磁石の周方向端面(例えば、後述する実施形態における周方向端面30t)に位置することを特徴とする。
前記磁石は、一対のスロット毎に磁極の向きを変えながら前記複数のスロットに挿入され、
前記一対のスロット間には、径方向に延びるセンターリブ(例えば、後述する実施形態におけるセンターリブ26)が形成されていることを特徴とする。
前記溝部は、その周方向中間部を通って径方向に延びる仮想線(例えば、後述する実施形態における仮想線a)に対して略対称に形成されていることを特徴とする。
また、周方向リブ及び径方向リブを形成し、これらのリブにおいて磁気飽和を起こりやすくすることにより、隣り合う異磁極間における磁束短絡を抑制することができる。
さらに、周方向リブの径方向幅及び径方向リブの周方向幅が、電磁鋼板の厚さの2〜3.5倍程度であるため、回転中の遠心力によって生じる応力集中の防止による疲労強度の向上、及び磁束短絡の抑制によるロータのトルク向上を両立することができる。
例えば、前述した実施形態において、1つの磁極を2つの永久磁石30で構成した場合について説明したが、1つの磁極を1つの永久磁石30で構成する場合にも適用可能である。この場合には、スロット25は、センターリブ26によって分割されず、溝部23毎に1つずつ設けられ、空隙Sは、スロット25の周方向両側の外径側角部25cに形成される。
20 ロータコア
20s 外周面
21 ケイ素鋼板(電磁鋼板)
23 溝部
25 スロット
25c 外周側角部
26 センターリブ
27a 周方向リブ
27b 径方向リブ
30 永久磁石(磁石)
30c 外周側角部
30t 周方向端面
A 径方向幅
B 周方向幅
S 空隙
Sa 内径側端部
Claims (4)
- 複数の電磁鋼板を積層して形成され、かつ周方向に亘って複数のスロットが設けられたロータコアと、
所定数の前記スロット毎に磁極の向きを変えながら、前記複数のスロットに挿入される複数の磁石と、
を有する回転機のロータであって、
前記磁石の磁極の向きが異なる周方向に隣り合う前記各スロットの間には、前記ロータコアの外周面から凹設され、その最内径が前記磁石の最外径よりも小さい複数の溝部が形成されており、
前記溝部に対向する前記スロットの外周側角部が、前記磁石の外周側角部よりも径方向及び周方向に膨らむことによって、これら2つの角部の間に空隙が形成され、
前記空隙と前記ロータコアの外周面との間に延びる周方向リブは、前記電磁鋼板の厚みの2〜3.5倍の径方向幅を有し、
前記空隙と前記溝部との間に延びる径方向リブは、前記電磁鋼板の厚みの2〜3.5倍の周方向幅を有することを特徴とする回転機のロータ。 - 前記空隙の内径側端部は、前記磁石の周方向端面に位置することを特徴とする請求項1に記載の回転機のロータ。
- 前記磁石は、一対のスロット毎に磁極の向きを変えながら前記複数のスロットに挿入され、
前記一対のスロット間には、径方向に延びるセンターリブが形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転機のロータ。 - 前記溝部は、その周方向中間部を通って径方向に延びる仮想線に対して略対称に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転機のロータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010183328A JP5293700B2 (ja) | 2010-08-18 | 2010-08-18 | 回転機のロータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010183328A JP5293700B2 (ja) | 2010-08-18 | 2010-08-18 | 回転機のロータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012044769A true JP2012044769A (ja) | 2012-03-01 |
JP5293700B2 JP5293700B2 (ja) | 2013-09-18 |
Family
ID=45900446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010183328A Active JP5293700B2 (ja) | 2010-08-18 | 2010-08-18 | 回転機のロータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5293700B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103580319A (zh) * | 2012-08-10 | 2014-02-12 | 爱信精机株式会社 | 转子轭和应用转子轭的发动机 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002281700A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-09-27 | Fuji Electric Co Ltd | 埋込み磁石型回転機の回転子 |
JP2006311730A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Toyota Motor Corp | ロータ |
JP2007049805A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Honda Motor Co Ltd | 永久磁石式回転子 |
-
2010
- 2010-08-18 JP JP2010183328A patent/JP5293700B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002281700A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-09-27 | Fuji Electric Co Ltd | 埋込み磁石型回転機の回転子 |
JP2006311730A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Toyota Motor Corp | ロータ |
JP2007049805A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Honda Motor Co Ltd | 永久磁石式回転子 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103580319A (zh) * | 2012-08-10 | 2014-02-12 | 爱信精机株式会社 | 转子轭和应用转子轭的发动机 |
JP2014036554A (ja) * | 2012-08-10 | 2014-02-24 | Aisin Seiki Co Ltd | ロータヨークおよび該ロータヨークを用いたモータ |
US9472985B2 (en) | 2012-08-10 | 2016-10-18 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Rotor yoke with circumferential recess portions and motor applying rotor yoke |
CN103580319B (zh) * | 2012-08-10 | 2017-06-20 | 爱信精机株式会社 | 转子轭和应用转子轭的发动机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5293700B2 (ja) | 2013-09-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6806352B2 (ja) | 回転電機、回転子鉄心の製造方法 | |
JP5480176B2 (ja) | 回転電機用回転子 | |
JP5353917B2 (ja) | 回転電機用回転子 | |
JP5752272B2 (ja) | 回転子およびモータ | |
JP5418467B2 (ja) | 回転電機 | |
JP5813254B2 (ja) | 永久磁石式回転電機 | |
JP5259927B2 (ja) | 永久磁石式回転電機 | |
JP6572914B2 (ja) | 回転電機ロータ | |
JP2011223836A (ja) | 永久磁石式回転電機 | |
JP2017070170A (ja) | 永久磁石式回転子および永久磁石式回転電機 | |
JP5347588B2 (ja) | 埋め込み磁石式モータ | |
US20150270750A1 (en) | Permanent magnet type rotating electric machine | |
JP2014093860A (ja) | 回転電機のロータ | |
EP2763285A2 (en) | Permanent magnet embedded type rotor for rotating electrical machine and rotating electrical machine having permanent magnet embedded type rotor | |
JP2015073417A (ja) | 磁石埋込式回転電機 | |
JP2010158085A (ja) | 永久磁石型モータの回転子 | |
JP5954279B2 (ja) | 回転電機 | |
JP2018061405A (ja) | 同期リラクタンス型回転電機 | |
JP2009106001A (ja) | 回転電機 | |
JP5293700B2 (ja) | 回転機のロータ | |
JP2014003785A (ja) | 永久磁石式回転電機 | |
JP2006304539A (ja) | アキシャルギャップ型回転電機のロータ構造 | |
JP5879848B2 (ja) | 埋込磁石形回転電機のロータ | |
JP2014128116A (ja) | 永久磁石埋設型回転電機 | |
JP2011193627A (ja) | 回転子鉄心および回転電機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130219 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130419 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130514 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130527 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5293700 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |