JP2011244670A - ステータコア - Google Patents
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Abstract
【課題】モータ効率の向上を実現可能なステータコアを提供する。
【解決手段】無方向性電磁鋼板を用いて形成されたヨーク部及びティース部からなるステータコアにおいて、前記ヨーク部及びティース部の少なくとも一方に、磁束の流れ方向と一致する磁化容易方向を有する方向性電磁鋼板を用いて形成されたコア要素片が埋め込まれているという構成を採用する。
【選択図】図1
【解決手段】無方向性電磁鋼板を用いて形成されたヨーク部及びティース部からなるステータコアにおいて、前記ヨーク部及びティース部の少なくとも一方に、磁束の流れ方向と一致する磁化容易方向を有する方向性電磁鋼板を用いて形成されたコア要素片が埋め込まれているという構成を採用する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ステータコアに関する。
一般的に、モータや発電機等に用いられるステータコアは、その構造によって一体型コアと分割型コアとに分類される。一体型コアとは、無方向性電磁鋼板を用いて一体的に形成されたヨーク部及びティース部からなるステータコアを指す(下記特許文献1参照)。また、分割型コアとは、別体的に形成されたヨーク部とティース部とが接合されてなるステータコアを指す(下記特許文献2参照)。
上記のように、一体型のステータコアは無方向性電磁鋼板を用いて形成されるため、鉄損が大きくなってモータ効率が低下するという問題があった。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、モータ効率の向上を実現可能なステータコアを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、ステータコアに係る第1の解決手段として、無方向性電磁鋼板を用いて形成されたヨーク部及びティース部からなるステータコアにおいて、前記ヨーク部及びティース部の少なくとも一方に、磁束の流れ方向と一致する磁化容易方向を有する方向性電磁鋼板を用いて形成されたコア要素片が埋め込まれていることを特徴とする。
また、本発明では、ステータコアに係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、無方向性電磁鋼板を用いて一体的に形成された前記ヨーク部及び前記ティース部からなることを特徴とする。
また、本発明では、ステータコアに係る第3の解決手段として、上記第1の解決手段において、無方向性電磁鋼板を用いて別体的に形成された前記ヨーク部と前記ティース部とが接合されてなることを特徴とする。
また、本発明では、ステータコアに係る第4の解決手段として、上記第3の解決手段において、前記ヨーク部は、複数のヨーク片が円環状に接合されてなることを特徴とする。
また、本発明では、ステータコアに係る第3の解決手段として、上記第1の解決手段において、無方向性電磁鋼板を用いて別体的に形成された前記ヨーク部と前記ティース部とが接合されてなることを特徴とする。
また、本発明では、ステータコアに係る第4の解決手段として、上記第3の解決手段において、前記ヨーク部は、複数のヨーク片が円環状に接合されてなることを特徴とする。
本発明に係るステータコアによれば、方向性電磁鋼板を用いて形成されたコア要素片の埋め込みによりヨーク部及びティース部の少なくとも一方の鉄損が減少するため、モータ効率の向上を実現することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態におけるステータコア1の構成概略図である。この図1に示すように、本実施形態におけるステータコア1は、一体型のステータコアであり、円環状のヨーク部2と、そのヨーク部2の径方向内側に突出するように形成された複数のティース部3と、ヨーク部2に埋め込まれた複数のコア要素片4と、ティース部3の各々に埋め込まれたコア要素片5とから構成されている。
図1は、本実施形態におけるステータコア1の構成概略図である。この図1に示すように、本実施形態におけるステータコア1は、一体型のステータコアであり、円環状のヨーク部2と、そのヨーク部2の径方向内側に突出するように形成された複数のティース部3と、ヨーク部2に埋め込まれた複数のコア要素片4と、ティース部3の各々に埋め込まれたコア要素片5とから構成されている。
ヨーク部2及びティース部3は、無方向性電磁鋼板を用いて一体的に打ち抜き形成された板状コア材を、軸方向(不図示のロータコアの回転軸方向)に沿って層状に積み重ねて得られたものである。なお、図1において、符号DMを付した矢印は、ヨーク部2及びティース部3に生じる磁束の流れ方向を示している。
コア要素片4及び5は、磁束の流れ方向DMと一致する磁化容易方向(コア要素片4であれば符号DY、コア要素片5であれば符合DT)を有する方向性電磁鋼板を用いて打ち抜き形成された板状コア材を、軸方向に沿って層状に積み重ねて得られたものである。コア要素片4はヨーク部2の周方向に沿って一定間隔で埋め込まれており、コア要素片5は各ティース部3の中央部に1個ずつ埋め込まれている。
このような構成のステータコア1によると、方向性電磁鋼板を用いて形成されたコア要素片4、5の埋め込みによりヨーク部2及びティース部3の鉄損が減少するため、モータ効率の向上を実現することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、以下のような変形例が挙げられる。
(1)上記実施形態では、ヨーク部2及びティース部3が一体的に形成された一体型のステータコア1を例示して説明したが、以下に述べるように分割型のステータコアについても本発明を適用することができる。
(1)上記実施形態では、ヨーク部2及びティース部3が一体的に形成された一体型のステータコア1を例示して説明したが、以下に述べるように分割型のステータコアについても本発明を適用することができる。
図2(a)は、無方向性電磁鋼板を用いて別体的に形成されたヨーク部2Aとティース部3Aとが接合されてなる分割型のステータコア10の構成概略図である。また、図2(b)は、図2(a)のヨーク部2Aをさらに複数のヨーク片2aに分割したステータコア20の構成概略図である。つまり、このステータコア20は、複数のヨーク片2aが円環状に接合されてなるヨーク部を有している。
これらのように、分割型のステータコア10、20であっても、ヨーク部2A(2a)に磁束の流れ方向DMと一致する磁化容易方向DYを有するコア要素片4を埋め込み、ティース部3Aに磁束の流れ方向DMと一致する磁化容易方向DTを有するコア要素片5を埋め込むことによって、モータ効率の向上を実現することが可能となる。
(2)上記実施形態では、ヨーク部2及びティース部3の両方にコア要素片4、5を埋め込んだ場合を例示したが、コア要素片は少なくともヨーク部2及びティース部3の一方に埋め込めば良い。また、ヨーク部2及びティース部3に埋め込むべきコア要素片の数は、要求されるステータコア1の強度やモータ効率などに応じて適宜設定すれば良い。
1、10、20…ステータコア、2、2A…ヨーク部、2a…ヨーク片、3、3A…ティース部、4、5…コア要素片
Claims (4)
- 無方向性電磁鋼板を用いて形成されたヨーク部及びティース部からなるステータコアにおいて、
前記ヨーク部及びティース部の少なくとも一方に、磁束の流れ方向と一致する磁化容易方向を有する方向性電磁鋼板を用いて形成されたコア要素片が埋め込まれていることを特徴とするステータコア。 - 無方向性電磁鋼板を用いて一体的に形成された前記ヨーク部及び前記ティース部からなることを特徴とする請求項1に記載のステータコア。
- 無方向性電磁鋼板を用いて別体的に形成された前記ヨーク部と前記ティース部とが接合されてなることを特徴とする請求項1に記載のステータコア。
- 前記ヨーク部は、複数のヨーク片が円環状に接合されてなることを特徴とする請求項3に記載のステータコア。
Priority Applications (1)
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JP2010117354A JP2011244670A (ja) | 2010-05-21 | 2010-05-21 | ステータコア |
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-
2010
- 2010-05-21 JP JP2010117354A patent/JP2011244670A/ja active Pending
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