JP2011240445A - 敷ブロック移動用工具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】敷ブロック移動用工具10は、ワークを載置するテーブルと主軸とが三次元方向へ相対移動可能に構成された工作機械において、テーブルの上面からワークを離間させた状態で支持する敷ブロックを前記テーブルの上面に配置する敷ブロック移動用工具であって、主軸に設けられ、敷ブロックを保持するブロック保持部13と、ブロック保持部13のテーブルに対向する下面に設けられる流体噴出口131と、ブロック保持部13に設けられ、流体噴出口131と連通する流体流路14と、を具備した。
【選択図】図3
Description
このことを、図10を用いて説明する。図10(a)では、ワーク100は、テーブル28の上面に直接置かれている。そのため、ワーク100の底面A付近を工作機械のスピンドル30に装着された工具201の刃部200により加工しようとすると、テーブル28の上面が刃部200により損傷されるため、ワーク100の底面A付近を加工することができない。
ワークの下に設置される目的で使用されるこのようなブロックを、ここでは、「敷ブロック」と呼び、多くは金属、それも鉄製のものが利用されている。これは、様々な形状を得るために好都合であるからである。敷ブロックの形状としては、無垢の中実、中空、枠形、箱形、棒状、板状、レール形状、T溝形状を持つタイプ等、様々な形態がとられる。
本発明は、上記のような課題を解決するため、敷ブロックの移動と同時に、テーブルやワーク上を清掃可能な敷ブロック移動用工具を提供することを目的とする。
すなわち、上記のような構成により、本発明の敷ブロック移動用工具では、敷ブロックを所望の位置に移動させるだけでなく、敷ブロックを移動前のテーブルの洗浄、テーブルに載置された敷ブロック上の洗浄、敷ブロック上に載置されたワークの洗浄やクーラントの噴射などをも実施することができ、敷ブロックの安定載置、ワーク加工後の加工屑の処理を実施することができる。
すなわち、上記のような構成により、本発明の敷ブロック移動用工具では、敷ブロックを所望の位置に移動させるだけでなく、敷ブロック移動前のテーブルの清掃、テーブルに載置された敷ブロック上の清掃、敷ブロック上に載置されたワークの清掃を実施することができ、敷ブロックの安定載置、ワーク加工後の加工屑の処理を実施することができる。
以下、本発明に係る第一実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、第一実施形態で使用される敷ブロック移動用工具10を示す斜視図であって、工作機械で使用される自動工具交換用に使用される工具と同じ形状が採用され、工作機械の工具と同様な取り扱いが可能となっている。
延長片部13Bの長さ、つまり、取付片部13Aと差込片部13Cとの間隔は、敷ブロック60の枠部(上壁部60B)の厚みよりも大きい寸法に形成されている。したがって、取付片部13Aと差込片部13Cとの間に敷ブロック60の上壁部60Bを挿入し、差込片部13Cで敷ブロック60の上壁部60Bを吊り上げて、敷ブロック60の移動を行う。
図3に示すように、ブロック保持部13の差込片部13Cの底面には、複数の噴出口131(本発明の流体噴出口)が設けられ、敷ブロック移動用工具10の内部には、これらの噴出口131と連通する流体流路14が形成されている。
具体的には、主軸装着部11のチャック用トップ17には、主軸に設けられた図示しない流体導入手段と連通する第一連通路141が形成され、テーパシャンク16およびセパレータ部12内には、この第一連通路141に接続される第二連通路142が形成され、この第二連通路142内に、チャンバー143が設けられている。また、ブロック保持部13には、チャンバー143と噴出口131とを連通する第三連通路144が形成されている。そして、本発明の流体流路14は、第一連通路141、第二連通路142、チャンバー143、および第三連通路144により構成されている。
このような敷ブロック移動用工具10では、流体導入手段から流体流路14内に流体を導入することで、噴出口131から導入された流体が噴出される。ここで、導入する流体としては、例えばエアー、洗浄液、クーラントなどが例示できる。
この工作機械20は、門型工作機械であって、左コラム22、右コラム23、および、横桁24を含んで構成され、これらが機械的な剛性を高めるよう鋳物にて一体に構成されている。
横桁24には、主軸頭25がサーボモータ等によりX軸として図で左右方向へ移動可能に組み付けられている。主軸頭25には、ラム26により、主軸としてのスピンドル30がZ軸として図で上下方向へ移動可能に組み込まれている。スピンドル30は、連続回転、および、C軸(Z軸と平行な回転軸)として回転位置決めもできるよう、回転位置検出されるサーボモータを有して構成される。
左コラム22および右コラム23の間のベッド29の上面には、ワークを載置するテーブル28がY軸として図で前後方向(図4における紙面に直交する方向)へ移動可能に設けられている。従って、ワークを載置するテーブル28と主軸を構成するスピンドル30とは、図示省略の相対移動機構により、X、Y、Z軸方向の三次元方向へ移動可能に構成されている。
左コラム22側には、工具マガジン40や自動工具交換装置50が付設されている。工具マガジン40には、主軸であるスピンドル30に装着される敷ブロック移動用工具10や多数の加工用工具が収納されている。自動工具交換装置50は、工具マガジン40に収納された敷ブロック移動用工具10および加工用工具の中から指定されたいずれかの工具を主軸であるスピンドル30に装着するとともに、スピンドル30に装着されている工具を工具マガジン40に回収するよう動作される。つまり、工具マガジン40と主軸であるスピンドル30との間で工具交換を行う。
図5(a)は、テーブル28を上面から見た図、図5(b)は、テーブル28を正面から見た図である。テーブル28のブロック格納エリア28Aに、6つの敷ブロック60(
61〜66)が、一定間隔おきに設置されている。これらの敷ブロック61〜66の設置場所は、上面の中心位置の座標として、それぞれ座標(X11,Y11,Z11)〜(X16,Y16,Z16)で規定されている。
図5(c)は、ブロック格納エリア28Aに設置された6つの敷ブロック61〜66が、移動された後の配置位置を示している。ここでは、6つの敷ブロック61〜66が、テーブル28のワーク載置位置28Bにおいて、同一円周上に所定角度間隔で配置されている。このときの敷ブロック61〜66の設置場所は、上面の中心位置の座標として、それぞれ座標(X21,Y21,Z21)〜(X26,Y26,Z26)で規定されている。
以下、工作機械20による敷ブロック61〜66の配置方法について説明する。ここでは、一例として、手動またはMDI(マニュアル・データ・インプット)にて運転する方法、つまり、手動または半自動による配置方法を説明する。なお、敷ブロック61〜66の配置方法としては、以下に示す手動または半自動の制御に限られず、例えば数値制御装置にて使用されるNC加工プログラムを使用した自動プログラムにより、敷ブロック61〜66を配置してもよい。
ここでは、テーブル28の上面奥側(Y軸座標でテーブルマイナス方向移動側)に、6つの敷ブロック61〜66を設置しておく。
これには、工作機械20を使用し、工具交換と同様に、敷ブロック移動用工具10を選択する。即ち、工具交換指令を行い、敷ブロック移動用工具10をスピンドル30へ装着する。あるいは、工具交換指令ではなく、まったく手動で敷ブロック移動用工具10をスピンドル30に装着してもよい。
これには、工作機械20を運転し、敷ブロック移動用工具10をテーブル28の1つの頂点に移動させる。この時、敷ブロック移動用工具10のZ軸座標を、テーブル28の上面にワイパー15が当接する高さ位置に調整する。そして、工作機械20を運転して、敷ブロック移動用工具10を、ワイパー15の長手方向に対して交差する方向に移動させるとともに、主軸から流体流路14にエアーを導入し、噴出口131からエアーを噴出させる。
例えば、ワイパーがY軸方向に沿って配置されている場合、敷ブロック移動用工具10を+X方向に沿って移動させる。また、敷ブロック移動用工具10をテーブル28の他端まで移動させると、C軸周りで180度回転させるとともに、Y軸方向に、ワイパー15の長手寸法分だけ移動させる。そして、敷ブロック移動用工具10を−X軸方向に沿って移動させる。また、上記移動時において、常時、流体導入手段から流体流路14に、例えばエアーを導入し、噴出口131からエアーを噴出させる。以上の動作を繰り返し実施することで、テーブル28の全面に対して、噴出口131から噴出されるエアーおよびワイパー15により、塵や埃、付着物を除去することが可能となる。
なお、ここでは、テーブル28の上面の全体を清掃する動作を例示したが、例えば敷ブロック61〜66を配置する位置近傍のみを清掃する動作を行ってもよい。
また、エアーの代わりに洗浄液などを噴出口131から噴射させてテーブル28上を洗浄し、ワイパー15により洗浄液を掻き取る動作を実施することで第一清掃工程を実施してもよい。
具体的には、次のような動作を行う。
(4−1)工作機械20を手動運転して、敷ブロック61の設置されているブロック格納エリア28A付近へ敷ブロック移動用工具10を移動させる。ここでも手動あるいはMDIでもよい(敷ブロック61への接近)。例えば、最初に敷ブロック61を移動させるには、敷ブロック移動用工具10を図5(a)でP1a付近に移動させて位置決めする。
(4−2)ここで、敷ブロック移動用工具10のブロック保持部13の向きが敷ブロック61の枠部を吊り上げるような向きに回転されているか調べる。ブロック保持部13の向きが敷ブロック61の枠部を吊り上げるような向きにないときは、スピンドル30のC軸を回転させて吊上げる向きに方向転換する(敷ブロック移動用工具の方向確認)。
(4−3)さらに、敷ブロック61の吊上げが可能な高さになるように、即ち、Z軸方向の位置を調整したのち、X軸を移動させて、敷ブロック移動用工具10の差込片部13Cを敷ブロック61の空間61D内に差し込む。こののち、敷ブロック移動用工具10のブロック保持部13により敷ブロック61の枠体を吊上げるようにZ軸を移動させ、敷ブロック61を吊上げる(敷ブロック移動用工具の接近および吊上げ)。これは図5(a)でP1Uの位置で行う。
(4−4)敷ブロック移動用工具10をワーク載置位置28Bへ移動し、その位置においてC軸の回転により敷ブロック61の配置の向きを調整したのち、Z軸を下降させて敷ブロック61を配置する(敷ブロックの配置)。これは、移動後の図である図4(c)において、敷ブロック61としてはP1dの位置である。
(4−5)敷ブロック移動用工具10を移動した敷ブロック61から引き抜くよう、スピンドル30を移動させる。
これを、希望する最後の敷ブロック66まで繰り返すと、複数の敷ブロック61〜66がワーク載置位置28Bに所定の向きで配置される。
なお、ここでは、全ての敷ブロック61〜66を移動させた後、第二清掃工程を実施する例を示したが、各敷ブロック61〜66の移動が完了する度に、第二洗浄工程を実施してもよい。
なお、加工にあたっては、敷ブロック移動用工具10に代えて、ワークを加工する加工工具をスピンドル30に装着したのち、その加工工具によってワークを加工する。なお、ワークの加工前、加工工具を装着する前に、第一清掃工程や第二清掃工程と同様の手法により、ワークを洗浄するワーク清掃工程を実施してもよい。また、ワーク清掃工程では、噴出口131からクーラントを噴射させてもよく、この場合、クーラントにより、ワーク加工時の発熱を抑制し、加工効率を向上させることが可能となる。
これには、工作機械20を使用し、工具交換と同様に、敷ブロック移動用工具10を選択する。即ち、工具交換指令を行い、敷ブロック移動用工具10をスピンドル30へ装着する。あるいは、工具交換指令ではなく、まったく手動で敷ブロック移動用工具10をスピンドル30へ装着してもよい。
(7)次に、敷ブロック移動用工具10を相対移動させることで、ワーク上を洗浄する(第三清掃工程)。この操作は、第一清掃工程や第二清掃工程と同様にして行う。すなわち、工作機械20は、敷ブロック移動用工具10のZ座標を、ワイパー15がワークの上面に当接可能な高さ位置に調整する。そして、噴出口からエアーや洗浄液などを噴出させて、ワーク上の塵や埃、付着物の他、加工時に発生した加工屑などを除去する。また、ワークの加工時にクーラントなどの液体を用いた場合には、ワイパー15によりこれらの液体も除去することが可能となる。
(8)この後、相対移動により、敷ブロック移動用工具10のブロック保持部13によって、ワーク載置位置28Bに配置された敷ブロック61〜66を保持したのち、敷ブロック61〜66を元のブロック格納エリア28Aに回収する(ブロック回収工程)。これにより、敷ブロック61〜66の配置、ワークの加工、敷ブロック61〜66の回収の一連の作業が完了する。なお、一連の作業完了後に、第一〜第三清掃工程と同様の清掃処理によりテーブル28上を清掃してもよい。
上述したように、上記第一実施形態の敷ブロック移動用工具10は、敷ブロックを保持するブロック保持部13の差込片部13Cを備え、この差込片部13Cの下面には複数の噴出口131が設けられ、これらの噴出口131は、ブロック保持部13や主軸装着部11の内部に形成される流体流路14を介して主軸に連通されている。このため、主軸からエアーやクーラント、洗浄液などの流体を噴出口131から噴出させることができる。これにより、主軸を所望の位置に移動させて、噴出口131からエアーや洗浄液を噴出させることで、例えばテーブル28上や、敷ブロック60上、ワーク上を清掃することができる。また、ワークの加工前において、ワークにクーラントを噴射させることもでき、ワーク加工効率を向上させることもできる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
図6は、敷ブロック移動用工具の第1変形例を示す図である。
すなわち、敷ブロック移動用工具10において、ブロック保持部13の形状を、図6のようにしてもよい。
この敷ブロック移動用工具10Aは、L字形状のブロック保持部113Cを備える。具体的には、セパレータ部12の下面から主軸装着部11の軸方向へ延びる延長片部13Bと、この延長片部13Bの先端から延長片部13Bに対して略直角に設けられ敷ブロック60の空間60D内に差込可能な差込片部13Cとを有するL字形状に形成されている。
したがって、この敷ブロック移動用工具10Aによれば、差込片部13Cを敷ブロック60の空間60D内に差し込んだのち、敷ブロック60を吊り上げてワーク載置位置28Bに移動させることができるから、極めて単純でかつ安価な構成にできる。
また、例えば図7に示す第2変形例のように、噴出口131や流体流路14が形成されず、ワイパー15のみが設けられる構成などとしてもよく、この場合であっても、ワイパー15のみにより、清掃工程を実施することが可能である。
この敷ブロック移動用工具10Cは、ブロック保持部13の差込片部13Cに、セパレータ部12側に突出する、例えば円柱形状の係止突起132を備えている。
また、敷ブロック60は、上壁部60Bの略平面中心位置に、係止突起132が挿通可能な挿入孔601を備えている。
このような敷ブロック移動用工具10Cでは、差込片部13Cを敷ブロック60の空間60Dに差し込み、敷ブロック60の端面602を延長片部13Bに当接させた状態で敷ブロック移動用工具10Cを上方(+Z方向)に移動させると、係止突起132が挿入孔601に挿通される。したがって、敷ブロック60は、係止突起132および延長片部13Bの双方により位置決めされることとなり、確実に差込片部13C上に保持させることができる。
さらには、図9に示す例にように、差込片部13Cに、複数(例えば2つ)の係止突起132を設け、敷ブロック60の上壁部60Bにこれらの係止突起132に対応した挿入孔601を形成する構成としてもよい。この場合でも、ブロック保持部13に敷ブロック60を確実に保持させることができ、例えば、敷ブロック60の移動中に、ブロック保持部13から敷ブロック60が脱落するなどの不都合を回避することができる。
また、工作機械として門型工作機械を用いて、C軸の回転位置決め制御を用いて、敷ブロック移動用工具10の向きを、敷ブロック60(61〜66)の向きに対応するように制御したが、回転制御をテーブル側で行ってもよい。また、横型マシニングセンタのよう他のタイプの工作機械では、他の回転軸、例えばA軸、B軸で行ってもよく、また、その並行軸で行ってもよく、この実施例に限定されない。
上述した例では、ブロック格納エリア28Aをテーブル28の上面の部分としたが、これに限らず、敷ブロック移動用工具10が保持可能な領域であれば、テーブル28以外の場所でも差し支えなく、本願発明を実施できる。
Claims (7)
- ワークを載置するテーブルと主軸とが三次元方向へ相対移動可能に構成された工作機械において、前記テーブルの上面から前記ワークを離間させた状態で支持する敷ブロックを前記テーブルの上面に配置する敷ブロック移動用工具であって、
前記主軸に設けられ、前記敷ブロックを保持するブロック保持部と、
前記ブロック保持部の前記テーブルに対向する下面に設けられる流体噴出口と、
前記ブロック保持部内に設けられ、流体噴出口と連通する流体流路と、
を具備したことを特徴とする敷ブロック移動用工具。 - 請求項1に記載の敷ブロック移動用工具において、
前記流体流路は、前記主軸と前記ブロック保持部とを接続する接続部の内部を通り、前記主軸に設けられる流体導入手段に連通される
ことを特徴とする敷ブロック移動用工具。 - 請求項1または請求項2に記載の敷ブロック移動用工具において、
前記ブロック保持部には、前記テーブルに対向する下面に、前記テーブル側に向かって突出するワイパーが設けられた
ことを特徴とする敷ブロック移動用工具。 - ワークを載置するテーブルと主軸とが三次元方向へ相対移動可能に構成された工作機械において、前記テーブルの上面から前記ワークを離間させた状態で支持する敷ブロックを前記テーブルの上面に配置する敷ブロック移動用工具であって、
前記敷ブロックを保持するブロック保持部と、
前記ブロック保持部の前記テーブルに対向する下面に設けられ、前記テーブル側に向かって突出するワイパーと、
を備えたことを特徴とする敷ブロック移動用工具。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の敷ブロック移動用工具において、
前記敷ブロックは、前記テーブルに載置される底壁部と、この底壁部に対して平行にかつ離間して設けられた上壁部と、前記底壁部および前記上壁部の両端間を連結する側壁部とを有し、内部に空間を有する断面矩形枠状に形成され、
前記ブロック保持部は、前記テーブルの上面に直交す延長片部と、この延長片部の先端から延長片部に対して略直角に設けられ前記敷ブロックの空間内に差込可能な差込片部とを備えた
ことを特徴とする敷ブロック移動用工具。 - 請求項5に記載の敷ブロック移動用工具において、
前記ブロック保持部は、前記延長片部の前記差込片部が設けられる位置から、少なくとも前記上壁部の厚み寸法以上離間した位置で、前記差込片部と平行して設けられる取付片部を備えた
ことを特徴とする敷ブロック移動用工具。 - 請求項5または請求項6に記載の敷ブロック移動用工具において、
前記敷ブロックの前記上壁部、および前記ブロック保持部の前記差込片部のうちいずれか一方には、前記差込片部に前記上壁部を係止する係止突起が設けられ、他方には、前記係止突起を挿入可能な挿入孔が設けられる
ことを特徴とする敷ブロック移動用工具。
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